説明

エアゾール容器の残留内容物排出装置

【課題】エアゾール製品の廃棄時に、エアゾール容器内の内容物の全量排出を確実に行うことを可能とし、爆発事故等を防止可能とする。
【解決手段】外周に被押圧鍔3を突出した押釦2をエアゾール容器1に配置する。このエアゾール容器1のオーバーキャップ7の天板13内面に係合壁14を突設し、この係合壁14の天板13側に小径係合部15を、押釦2側に大径係合部16を形成する。また、一端側の押圧部6を小径係合部15に着脱可能とし、他端側の大径部17を大径係合部16と係合可能とした押圧筒5を設ける。そして、大径部17を大径係合部16に係合した状態でオーバーキャップ7とエアゾール容器1とを係合した時、押圧部6で被押圧鍔3を押圧可能とし、残留内容物の全量排出を可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール製品を廃棄する際に、残留内容物を全量排出するためのエアゾール容器の残留内容物排出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開平10−86984号公報
【0003】
従来、エアゾール容器本体内に充填された内容物の使用後にエアゾール製品を廃棄する場合、エアゾール容器本体内に内容物を残留したまま廃棄すると、噴射ガスの膨張による爆発事故を引き起こす虞があった。この問題を解決するため、特許文献1に示すようなエアゾール容器本体内に残留する内容物を全量排出するための内容物排出装置が知られている。
【0004】
この内容物排出装置の従来例としては、特許文献1の図17及び図18に示す如く、オーバーキャップの天板の内面に環状の係合壁を設け、この係合壁に断面コ字型の押圧筒を着脱可能に配置したものが知られている。そして、通常使用時は押圧筒の開口部と押釦とを対応させて押圧筒を係合壁に装着し、残留内容物の全量排出時は、押圧筒の開口部側を係合壁に装着する。そしてこの装着状態でオーバーキャップとエアゾール容器とを係合固定することにより、押圧筒の有底部が押釦の上面を押し下げてステムを押圧し、残留内容物を排出するものである。
【0005】
また、異なる従来例では、上記特許文献1の図19及び図20に示す如く、オーバーキャップの天板の内面に内部を開口とした環状の係合壁を設けるとともに、この係合壁に、断面凸字型とした押圧筒の小径部側の有底部を着脱可能に配置したものが知られている。そして、通常使用時は押圧筒の小径部側を係合壁に装着し、大径部内に押釦を挿入する。また、残留内容物の全量排出時は、押圧筒の大径部側を係合壁に装着する。そして、この装着状態でオーバーキャップとエアゾール容器とを係合固定することにより、押圧筒の有底部が押釦の上面を押し下げ、残留内容物の全量排出を可能としたものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の図17及び図18に示す如き内容物排出装置では、オーバーキャップの天板に固定した押圧筒の有底部で押釦の上面を押圧するものであるため、使用する押釦の軸方向の高さが変化すると、押圧筒はこの変化に対応できないものとなる。そのため、軸方向の高さの異なる押釦毎に、軸方向の寸法を調整した押圧筒を備えなければならず、軸方向の寸法の異なる多種類の押圧筒を製造する必要性が生じるものであった。
【0007】
また、上記特許文献1の図19及び図20に示す如き内容物排出装置では、エアゾール容器の通常使用時は、押圧筒の有底部がオーバーキャップの天板に設けた開口から露出している。そのため、輸送時等に上記有底部に他の物がぶつかったり、誤って手指等で有底部を押したりし、押圧筒が係合壁から外れる虞があった。また、この外れによって押圧筒の有底部で押釦を押し下げてエアゾール内容物を噴射してしまう可能性があった。
【0008】
そこで本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、エアゾール内容物の使用が終了したエアゾール製品を廃棄する際に、エアゾール容器に残留する内容物の全量を確実に排出可能とし、このエアゾール内容物の全量排出により、エアゾール容器の廃棄時に起こり得る爆発事故を防止する。また、軸方向の寸法の異なる多種類の押釦に広く対応できるとともに、誤作動による不用意な噴射を生じる危険性を除去しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上述の如き課題を解決するため、外周に被押圧鍔を突出した押釦をステムと連通してエアゾール容器に配置し、このエアゾール容器にオーバーキャップの下端を取外し可能に係合し、このオーバーキャップの天板の内面に環状の係合壁を突設し、この係合壁に小径係合部を形成するとともに、この小径係合部の押釦側に、小径係合部よりも大径な大径係合部を形成し、この大径係合部から被押圧鍔までの長さよりも長い押圧筒を設け、この押圧筒の一端側の押圧部を小径係合部に着脱可能とするとともに、他端側に、大径係合部と係合可能で押圧部よりも大径な大径部を形成し、上記押圧部を小径係合部に係合するとともに大径部を押釦側に配置した状態で押釦を押圧筒内に非接触状態で挿入可能とし、残留内容物の全量排出時はオーバーキャップをエアゾール容器から取り外し、押圧筒を反転して大径部を大径係合部に係合し、この係合状態でオーバーキャップとエアゾール容器とを係合固定した時、押圧部が押釦の被押圧鍔を押圧可能とし、残留内容物の噴射排出状態を継続して、残留内容物の全量排出を可能とするものである。
【0010】
また、押圧筒は、押圧部の外周に外周突部を突設したものであってもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明は上述の如き構成としたものであるから、通常使用時は、押圧筒の押圧部を小径係合部に係合するとともに大径部を押釦側に配置し、この状態で押釦を大径係合部側から押圧筒内に非接触状態で挿入することにより、エアゾール内容物は非噴射状態となる。また、押圧筒はオーバーキャップの天板の内面に、天板から外部に露出することなく配置されているから、オーバーキャップの天板で保護され、誤って他の物が押圧筒に直接ぶつかったり、誤って手指等で押圧筒を天板側から押圧することもない。したがって、エアゾール内容物の誤噴射を確実に防止することができ、エアゾール装置の安全な通常使用を可能とする。
【0012】
そして、通常噴射が終了し、エアゾール容器を廃棄するためのエアゾール内容物の全量噴射時は、オーバーキャップをエアゾール容器から取り外すとともに押圧筒を小径係合部から取り外して反転する。そして、押圧部を押釦側に配置した状態で大径部を大径係合部に係合し、この状態でオーバーキャップをエアゾール容器に係合固定する。そうすると、押圧部から押圧筒内に押釦の上面を挿入しつつ押圧部が押釦の被押圧鍔を押し下げるとともに、この押下げ状態が維持され、残留エアゾール内容物の排出噴射状態が継続可能となる。したがって、この排出噴射状態の継続により確実な全量排出が可能となり、エアゾール製品の廃棄時に起こり得る爆発事故等を防止することができる。
【0013】
また、残留エアゾール内容物の全量排出時は押釦の被押圧鍔を押圧筒で押圧するものであるため、被押圧鍔の高さを一定とすれば、使用目的や設計によって押釦の軸方向の高さが異なる多種類の押釦に広く対応できるものとなる。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明の実施例1を図1及び図2を用いて説明すると、(1)はエアゾール容器で、上端にステム(図示せず)と連通した押釦(2)を配置している。また、この押釦(2)は、エアゾール容器(1)側の外周に被押圧鍔(3)を突出している。この被押圧鍔(3)は、図1及び図2に示す如く、上端面(4)を平面に形成し、後述の押圧筒(5)の押圧部(6)で押圧し易いものとしている。
【0015】
また、上記押釦(2)を被覆するとともに、エアゾール容器(1)と取外し可能に係合するオーバーキャップ(7)を設ける。このオーバーキャップ(7)は、図1及び図2に示す如く、エアゾール容器(1)のマウンティングカップ(8)の外周と係合可能な係合リブ(10)を下端に設けた内周壁(11)と、この内周壁(11)の外側に配置した外周壁(12)と、これらを連結する平坦な天板(13)とから構成している。また、この天板(13)の内面の中央部に環状の係合壁(14)を突設している。そして、上記係合壁(14)の内面の天板(13)側に小径係合部(15)を形成するとともに、この小径係合部(15)の押釦(2)側に、小径係合部(15)よりも大きい直径とした大径係合部(16)を形成している。なお、上記環状の係合壁(14)は、必ずしも一枚の壁で形成したものに限られず、複数の係合壁(14)の小片を環状に配置したものであっても良い。
【0016】
また、図1及び図2に示す如く、上記大径係合部(16)に係合可能な大径部(17)を一端側に形成した前述の押圧筒(5)を設け、この押圧筒(5)の他端側に、小径係合部(15)と着脱可能に係合する前述の押圧部(6)を形成する。この押圧部(6)の直径は、押釦(2)の上面(18)を内部に挿入可能とするとともに、この挿入状態で被押圧鍔(3)の上端面(4)に突き当て可能な直径で形成している。また、上記押圧筒(5)は、押圧部(6)を被押圧鍔(3)の上端面(4)に突き当て、大径部(17)を大径係合部(16)に係合した時に、押圧部(6)で被押圧鍔(3)を押圧可能となるよう軸方向の寸法を形成する。以上により、大径部(17)を大径係合部(16)に係合し、この係合状態で、押釦(2)の上面(18)を押圧部(6)から押圧筒(5)内に挿入しつつオーバーキャップ(7)とエアゾール容器(1)とを係合固定すると、押圧部(6)で被押圧鍔(3)を押圧可能となる。
【0017】
また、押圧部(6)の外周には外周突部(20)を突設し、この外周突部(20)によって小径係合部(15)に係合可能としている。これにより、小径係合部(15)に押圧部(6)を係合した状態では、輸送時等の衝撃等を受けた場合でも小径係合部(15)から押圧筒(5)を外れにくくしている。また、被押圧鍔(3)は、押釦(2)をエアゾール容器(1)のステムに接続した状態で、押釦(2)の上面(18)の軸方向高さに関係なく常に軸方向の高さを一定に形成することが好ましいものである。
【0018】
上述の如く構成したものに於いて、通常使用時は、押圧筒(5)の押圧部(6)を小径係合部(15)に係合し、大径部(17)と押釦(2)の上面(18)とを臨ませた状態で、オーバーキャップ(7)とエアゾール容器(1)とを係合リブ(10)を介して係合固定する。そうすると、図2に示す如く、押釦(2)の上面(18)は大径部(17)から押圧筒(5)内に挿入されるとともに、この押釦(2)の上面(18)が押圧筒(5)及びオーバーキャップ(7)と非接触状態となる。したがって、押釦(2)は押し下げられず、エアゾール内容物(21)は非噴射状態となる。また、押圧筒(5)はオーバーキャップ(7)の天板(13)の内面に、天板(13)から外部に露出することなく配置されているから、オーバーキャップ(7)の天板(13)で保護され、誤って他の物が押圧筒(5)に直接ぶつかったり、誤って手指等で押圧筒(5)を天板(13)側から押圧することもない。したがって、エアゾール内容物(21)の誤噴射を確実に防止することができるものとなる。
【0019】
次に、エアゾール容器(1)の使用が終了し、エアゾール容器(1)の廃棄のための全量排出を行う場合は、オーバーキャップ(7)をエアゾール容器(1)から取り外す。そして、押圧筒(5)を小径係合部(15)から取り外すとともに反転し、押圧部(6)を押釦(2)側に配置した状態で大径部(17)を大径係合部(16)に係合する。そして、この係合状態で、オーバーキャップ(7)を係合リブ(10)を介してエアゾール容器(1)に係合固定する。そうすると、図1に示す如く、押圧部(6)から押圧筒(5)内に押釦(2)の上面(18)が挿入されるとともに、押圧部(6)が被押圧鍔(3)の上端面(4)に突き当たり、押釦(2)を押し下げる。これにより、ステムが押圧され、エアゾール容器(1)内に残留するエアゾール内容物(21)が排出噴射状態となる。この噴射されたエアゾール内容物(21)は、押圧筒(5)の内側に当たるため、外部に直接飛散することはなく、安全に全量排出を行うことが可能となる。
【0020】
また、係合リブ(10)を介してオーバーキャップ(7)とエアゾール容器(1)とを係合固定しているため、押釦(2)の押下げ状態が維持可能となり、エアゾール容器(1)内に残留するエアゾール内容物(21)の確実な全量排出が可能となる。このように、確実な全量排出を可能とすることにより、エアゾール製品の廃棄時に起こり得るエアゾール容器(1)の爆発事故等を防止することが可能となる。また、一旦全量排出状態とすると、使用者はこの全量排出が終了するまでエアゾール容器(1)に触れる必要はないため、エアゾール内容物(21)で手が汚れることなく安全に、エアゾール容器(1)内に残留するエアゾール内容物(21)の全量排出をすることができるものとなる。
【0021】
また、上記全量排出は、押圧筒(5)の押圧部(6)で押釦(2)の被押圧鍔(3)を押圧するものであるため、複数種の押釦(2)に於いて押釦(2)の軸方向の高さが変わっても、被押圧鍔(3)の上端面(4)の軸方向の高さを一定のものとすれば、同一寸法の押圧筒(5)を共通して使用できる。したがって、被押圧鍔(3)が規格化されていれば押釦(2)の種類に合わせて押圧筒(5)を作り変える必要はなく、コストの削減が可能となる。
【実施例2】
【0022】
また、上記実施例1では、図1に示す如く、オーバーキャップ(7)の内周壁(11)の下端に係合リブ(10)を設けているが、実施例2では、図3に示す如く、オーバーキャップ(7)に内周壁(11)を設けず、外周壁(12)の下端に係合リブ(10)を設け、この係合リブ(10)をエアゾール容器(1)の巻締部(22)に係合するものであってもよい。この場合は、内周壁(11)を形成しないことにより、図1及び図2と比較して押圧筒(5)の周囲に空間が大きくなるため、オーバーキャップ(7)内に手指を入れやすくなり、押圧筒(5)の着脱が容易となる。また、内周壁(11)を形成しないためオーバーキャップ(7)が形成容易となるとともに、製造コストも低く抑えられるものとなる。
【実施例3】
【0023】
また、上記実施例1及び2ではオーバーキャップ(7)の天板(13)を平坦なものとしていたが、天板(13)の形状はこれに限定されるものではなく、実施例3として、図4に示す如く、天板(13)を略半球状としたものであっても良い。そして、この天板(13)の内面に上記実施例1及び2と同様に係合壁(14)を突出するとともに、この係合壁(14)の下部と天板(13)の内面とで大径係合部(16)を形成したものである。
【0024】
また、本発明のエアゾール容器(1)の残留内容物排出装置は、頭髪用品、化粧品、消臭・制汗剤、その他の人体用品、殺虫剤、コーティング材、クリーナー、その他の家庭用品、工業用品、自動車用品、食品等のエアゾール製品に用いることができる。そして、頭髪用品として、ヘアースプレー、ヘアートリートメント、ヘアースタイリングフォーム、ヘアーシャンプー・リンス、酸性染毛剤、酸化型2剤タイプ永久染毛剤、カラースプレー・脱色剤、パーマ剤、育毛剤、ヘアートニック、寝癖直しスプレー、髪用フレグランス等に用いることができる。
【0025】
また、化粧品として、シェービングフォーム、アフターシェーブローション、香水・オーデコロン、洗顔料、日焼け止め、ファンデーション、脱毛・脱色剤、浴用剤等に用いることができる。
【0026】
また、消臭・制汗剤としては、消臭剤、制汗剤、ボディシャンプー等に用いることができる。また、その他の人体用品としては、筋肉消炎剤、皮膚疾患予防剤、皮膚疾患治療剤、水虫薬、害虫忌避剤、清拭剤、口腔清涼剤、口腔歯磨き剤、傷薬、やけど治療剤等に用いることができる。
【0027】
また、殺虫剤としては、空間殺虫剤、ゴキブリ殺虫剤、園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、不快害虫剤等に用いることができる。また、コーティング剤としては、家庭用塗料、自動車用塗料、アンダーコーティング等に用いることができる。
【0028】
また、クリーナーとしては、ガラスクリーナー、硬質表面洗浄剤、浴用クリーナー、床・家具艶出しクリーナー、靴・皮革クリーナー、ワックス艶出し剤等に用いることができる。また、その他の家庭用品としては、室内消臭剤、トイレ用消臭剤、防水剤、洗濯糊、除草剤、衣類用防虫剤、防炎剤、除菌剤等に用いることができる。
【0029】
また、工業用としては、潤滑防錆剤、接着剤、金属探傷剤、離型剤、コーキング剤等に用いることができる。また、自動車用としては、防曇剤、解氷剤、エンジンクリーナー等に用いることができる。その他、動物用品、趣味娯楽用品、食品、例えば、コーヒー、ジュース、クリーム、チーズ等に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施例1に於けるエアゾール内容物の全量排出状態を示す断面図。
【図2】実施例1のエアゾール内容物の非噴射状態を示す断面図。
【図3】本発明の実施例2に於けるエアゾール内容物の全量排出状態を示す断面図。
【図4】本発明の実施例3に於けるエアゾール内容物の全量排出状態を示す断面図。
【符号の説明】
【0031】
1 エアゾール容器
2 押釦
3 被押圧鍔
5 押圧筒
6 押圧部
7 オーバーキャップ
13 天板
14 係合壁
15 小径係合部
16 大径係合部
17 大径部
20 外周突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周に被押圧鍔を突出した押釦をステムと連通してエアゾール容器に配置し、このエアゾール容器にオーバーキャップの下端を取外し可能に係合し、このオーバーキャップの天板の内面に環状の係合壁を突設し、この係合壁に小径係合部を形成するとともに、この小径係合部の押釦側に、小径係合部よりも大径な大径係合部を形成し、この大径係合部から被押圧鍔までの長さよりも長い押圧筒を設け、この押圧筒の一端側の押圧部を小径係合部に着脱可能とするとともに、他端側に、大径係合部と係合可能で押圧部よりも大径な大径部を形成し、上記押圧部を小径係合部に係合するとともに大径部を押釦側に配置した状態で押釦を押圧筒内に非接触状態で挿入可能とし、残留内容物の全量排出時はオーバーキャップをエアゾール容器から取り外し、押圧筒を反転して大径部を大径係合部に係合し、この係合状態でオーバーキャップとエアゾール容器とを係合固定した時、押圧部が押釦の被押圧鍔を押圧可能とし、残留内容物の噴射排出状態を継続して、残留内容物の全量排出を可能とすることを特徴とするエアゾール容器の残留内容物排出装置。
【請求項2】
押圧筒は、押圧部の外周に外周突部を突設したことを特徴とする請求項1のエアゾール容器の残留内容物排出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−186226(P2007−186226A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−5012(P2006−5012)
【出願日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(000222129)東洋エアゾール工業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】