説明

エレベータのドア装置及びエレベータのドア位置検出センサ判別方法

【課題】この発明は、据付時間を短縮できるとともに、誤結線による不具合発生の可能性を低減させることができるエレベータのドア装置及びエレベータのドア位置検出センサ判別方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】ドアカム装置10には、かごドア本体2の全閉状態及び全開状態を検出するための第1及び第2のドア位置検出センサが組み込まれている。ドア制御装置15は、ドアカム装置等と結線されるとともに電源が投入された際に、かごドア本体2を試しに開閉動作させ、第1及び第2のドア位置検出センサがどの位置状態を検出するかを、第1のドア位置検出センサ20及び第2のドア位置検出センサのON状態及びOFF状態が、その開閉動作中のどのタイミングでどのように切り替わったかに基づいて判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータのかごと乗場との間の出入口を開閉するエレベータのドア装置、及びそのドア装置に用いられたドア位置検出センサの情報を判別するエレベータのドア位置検出センサ判別方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータのドア装置では、ドア本体の位置を検出するためのドアカム装置がドア制御装置に接続されている。ドアカム装置には、ドア本体の開閉動作に伴って回転される複数のドアカムディスクと、各ドアカムディスクの回転状態を検出するための複数のカム検出センサとが組み込まれている。各ドアカムディスクの構造は、例えば全閉位置、全開位置、及び減速位置等の所定位置にドア本体が位置されたときに、所定のカム検出センサがON状態となるようになっている。ドア制御装置は、各カム検出センサからの情報に基づいてドア本体の位置を検出し、そのドア本体の位置と、エレベータ制御盤からの指令信号とに基づいて、ドアの開閉動作を制御している。
また、ドア装置には左開きのドア装置と右開きのドア装置とがある。一般に、ドアカム装置をドア装置に取り付ける場合、左開きでも右開きでもドアカム装置の構造を変えずに、ドアカム装置とドア制御装置と間の結線を変え出力信号を入れ替えることで対応している。
さらに、従来上述したようなエレベータ装置に対して、ドア本体、ドアモータ、及びドアカム装置等の機械系部品は既設のものを流用し、ドア制御装置等の制御系部品のみを新規のものに交換する部分改修工事が施されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−104652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来のエレベータのドア装置では、ドアカム装置とドア制御装置と間の結線を変える位置は、例えばドアカム装置の筐体内であったり、ドア制御装置の筐体内であったりして、作業者(現場)によって異なる。このため、ドア制御装置を新規のものに交換する際に、ある現場では現状の結線をそのまま利用できたり、別の現場では結線を変更する必要があったりして、結線変更判断の誤りや、作業忘れ等が発生しやすく、仮に間違った方法で結線してしまうと、例えばエレベータ装置が起動しない等の不具合が発生してしまう。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、据付時間を短縮できるとともに、誤結線による不具合発生の可能性を低減させることができるエレベータのドア装置及びエレベータのドア位置検出センサ判別方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータのドア装置は、かごと乗場との間の出入口を開閉するドア本体、ドア本体の開閉動作を制御するドア制御装置、及び一方がドア本体の全閉状態を検出し、他方がドア本体の全開状態を検出する第1及び第2のドア位置検出センサを有するドア位置検出器を備え、ドア制御装置は、ドア本体を開閉動作させるとともに、第1及び第2のドア位置検出センサがドア本体のどの位置状態を検出するのかを、その開閉動作時にドア位置検出器から入力された情報に基づいて判定する入力情報判別動作を行う。
【発明の効果】
【0007】
この発明のエレベータのドア装置によれば、ドア制御装置は、ドア本体を開閉動作させるとともに、第1及び第2のドア位置検出センサがドア本体のどの位置状態を検出するのかを、その開閉動作時にドア位置検出器から入力された情報に基づいて判別する入力情報判別動作を行うので、ドア制御装置と第1及び第2のドア位置検出センサと間の結線方法を選択する必要をなくすことができ、据付時間を短縮できるとともに、誤結線による不具合発生の可能性を低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による右開きのエレベータのかごドア装置を示す構成図であり、かごドア装置を乗場側から見た状態を示している。図2は、図1のエレベータのかごドア装置が左開きである場合を示す構成図である。図1及び図2に示すように、右開き(右勝手)及び左開き(左勝手)のかごドア装置の構造は線対称の関係であり、それらの構成は基本的には同じである。ここではまず、右開きのかごドア装置である図1を用いて、かごドア装置の構成について説明する。
【0009】
図1において、かご出入口1は一対のかごドア本体2によって開閉される。各かごドア本体2の上端部には、ドアハンガ3が固定されている。ドアハンガ3には、一対のハンガローラ4が取り付けられている。かご出入口1の上側には、ドアレール5とドア駆動装置6とが配置されている。各かごドア本体2は、ドアハンガ3及びハンガローラ4を介してドアレール5に吊り下げられている。また、各かごドア本体2は、ドア駆動装置6の駆動力によって、ドアレール5に案内されて開閉動作されるようになっている。なお、図中の矢印は戸開方向を示している。
【0010】
ドア駆動装置6は、直流ドアモータ7、直流ドアモータ7の回転速度を減速する減速機8、及び減速用抵抗(図示せず)を有している。減速機8には、駆動ディスク9と、ドア位置検出器であるドアカム装置10とが取り付けられている。駆動ディスク9は、リンク11によってかごドア本体2に連結されている。リンク11は、駆動ディスク9での回転トルクを水平方向の力に変換するためのものである。ドア駆動装置6の駆動力は、駆動ディスク9及びリンク11を介してかごドア本体2に伝動される。
【0011】
ドアカム装置10は、例えば全開位置、全閉位置、及び減速位置等の各所定位置に、かごドア本体2が位置されていることを検出するためのものである。なお、ドアカム装置10については後に詳しく説明する。
【0012】
ドア駆動装置6には、ドア制御装置15が接続されている。ドア制御装置15には、エレベータ装置全体の動作制御を行うエレベータ制御盤16が接続されている。ドア制御装置15は、エレベータ制御盤16からの指令信号と、ドアカム装置10からの位置状態信号とに基づいてドア駆動装置6の動作を制御する。
【0013】
次に、図3は、図1のかごドア本体2が全閉されているときのドアカム装置10の一部を示す正面図である。図4は、図1のかごドア本体2が全開されているときのドアカム装置10の一部を示す正面図である。ドアカム装置10は、第1のドア位置検出センサ20と第2のドア位置検出センサ(図示せず)とを有している。第2のドア位置検出センサの構成は、第1のドア位置検出センサ20の構成と基本的に同じである。まず、それら構成の共通部分を第1のドア位置検出センサ20で説明する。
【0014】
第1のドア位置検出センサ20は、第1のスイッチ21及び第1のカム22を含んでいる。第1のスイッチ21は、固定接触子25と、固定接触子25を減速機8の筐体に固定する固定接触子取付板26と、可動接触子27と、可動接触子27の一端を減速機8の筐体に固定する可動接触子取付板28とを含んでいる。第1のカム22は、駆動ディスク9の軸に連結されている。また、第1のカム22は、かごドア本体2の開閉動作に伴って図中の矢印の範囲で回動される。第1のカム22の外周部の一部には突起22aが設けられている。突起22aは、第1のカム22の回転に応じて可動接触子27を変位させる。
【0015】
第2のドア位置検出センサは、第1のスイッチ21及び第1のカム22と同様の第2のスイッチ(図示せず)及び第2のカム(図示せず)を含んでいる。但し、第2のカムの突起の位置は、第1のカム22の突起22aの位置と異なっている。
【0016】
次に、図5は、図4の第1のスイッチ21と第2のスイッチとがONされるタイミングを示す説明図である。第1のカム22に設けられた突起22aは、かごドア本体2が全閉されているときに固定接触子25と可動接触子27とを離間させ、かごドア本体2が全閉されていないときに接触させるように配置されている。ドア制御装置15は、固定接触子25と可動接触子27とが離間されているとき、即ち第1のスイッチ21がONされているときに全閉状態信号を検出する。
【0017】
これに対して、第2のカムに設けられた突起は、かごドア本体2が全開されているときに第2のスイッチの接触子を離間させ、かごドア本体2が全開されていないときに第2のスイッチの接触子を接触させるようになっている。ドア制御装置15は、第2のスイッチの接触子が離間されているとき、即ち第2のスイッチがONされているときに全開状態信号を検出する。
【0018】
次に、図6は、図2のドアカム装置10内に設けられた第1のスイッチ21と第2のスイッチとがONされるタイミングを示す説明図である。左開きのかごドア装置に取り付けられたドアカム装置10の第1のスイッチ21と第2のスイッチとは、かごドア装置が右開きである場合とは異なるタイミングでON及びOFFされる。具体的には、第1のスイッチ21はかごドア本体2が全開されているときのみにONされ、第2のスイッチはかごドア本体2が全閉されているときのみにONされる。つまり、かごドア装置が左開きである場合には、かごドア装置が右開きである場合とは異なり、第1のドア位置検出センサ20が全開状態を検出するためのものになり、第2のドア位置検出センサが全閉状態を検出するためのものになる。このため、ドア制御装置15は、第1のドア位置検出センサ20のON状態がかごドア本体2の全開状態及び全閉状態のどちらを示し、第2のドア位置検出センサのON状態がかごドア本体2の全開状態及び全閉状態のどちらを示すのかを、正しく認識する必要がある。
【0019】
ドア制御装置15は、ドアカム装置10等と結線された後に電源が投入されると、かごドア本体2を試しに開閉動作させる(入力信号判別運転)。また、ドア制御装置15は、第1のドア位置検出センサ20及び第2のドア位置検出センサがかごドア本体2のどの位置状態を検出したのかを、入力信号判別運転中にドアカム装置10から入力された情報に基づいて判定する(入力情報判別動作)。
【0020】
ここで、通常運転時には、ドア制御装置15は、全閉状態信号及び全開状態信号を検出すると、直流ドアモータ7のトルクを弱めたり、直流ドアモータ7の動作を停止させたりする。これに対して、入力信号判別運転時には、ドア制御装置15は、かごドア本体2の開閉動作制御に全閉状態信号及び全開状態信号を用いず、強制的にかごドア本体2を開閉動作させる。このため、かごドア本体2が実際に全閉状態及び全開状態であっても、直流ドアモータ7のトルクが弱められないので、直流ドアモータ7の焼損に注意する必要がある。ドア制御装置15は、第1のスイッチ21及び第2のスイッチのいずか一方のON状態の時間が、入力信号判別運転時に所定時間に達した場合、かごドア本体2の全開状態(全閉状態)を検出し、かごドア本体2の開閉動作を反転させる。また、ドア制御装置15は、入力情報判別動作を行った後に、入力情報判別動作での判別結果を記憶し、その判別結果に基づいて通常運転を行う。
【0021】
次に、動作について説明する。図7は、図1及び図2のドア制御装置15が行う入力情報判別動作を示すフローチャートである。図において、エレベータ装置の電源が投入されると、入力信号判別運転が行われる(ステップS1)。即ち、かごドア本体2が一度だけ強制的に戸開されるとともに戸閉される。
【0022】
その次に、入力信号判別運転時にドアカム装置10から入力された信号の判別動作が行われる。この判別動作では、まず、第1のドア位置検出センサ20がかごドア本体2の全閉状態を検出し、第2のドア位置検出センサがかごドア本体2の全開状態を検出したかどうかが判定される。
【0023】
具体的には、まず、かごドア本体2の戸開動作中時に、第1のスイッチ21がON状態からOFF状態に変わった後に、第2のスイッチがOFF状態からON状態に変わったかどうかが判定される(ステップS2)。このとき、第1のスイッチ21がON状態からOFF状態に変わった後に、第2のスイッチがOFF状態からON状態に変わったと判定されると、次に、かごドア本体2の戸閉動作中に、第2のスイッチがON状態からOFF状態に変わった後に、第1のスイッチ21がOFF状態からON状態に変わったかどうかが判定される(ステップS3)。この判定時に、第2のスイッチがON状態からOFF状態に変わった後に、第1のスイッチ21がOFF状態からON状態に変わったと判定されると、第1のドア位置検出センサ20がかごドア本体2の全閉状態を検出し、第2のドア位置検出センサがかごドア本体2の全開状態を検出したと判定されるとともに(ステップS4)、その判定結果がメモリに記憶され、その後に通常運転に移行されるとともに(ステップS5)、この入力情報判別動作が終了される。
【0024】
これに対して、上述した条件が満たされなかった場合、即ちかごドア本体2の戸開動作中時に、第1のスイッチ21がON状態からOFF状態に変わった後に、第2のスイッチがOFF状態からON状態に変わらなかった場合、及びかごドア本体2の戸閉動作中に、第2のスイッチがON状態からOFF状態に変わった後に、第1のスイッチ21がOFF状態からON状態に変わらなかった場合には、次に、第1のドア位置検出センサ20がかごドア本体2の全開状態を検出し、第2のドア位置検出センサがかごドア本体2の全閉状態を検出したかどうかが判定される。
【0025】
具体的には、まず、かごドア本体2の戸開動作中時に、第2のスイッチがON状態からOFF状態に変わった後に、第1のスイッチ21がOFF状態からON状態に変わったかどうかが判定される(ステップS6)。このとき、第2のスイッチがON状態からOFF状態に変わった後に、第1のスイッチ21がOFF状態からON状態に変わったと判定されると、次に、かごドア本体2の戸閉動作中に、第1のスイッチ21がON状態からOFF状態に変わった後に、第2のスイッチがOFF状態からON状態に変わったかどうかが判定される(ステップS7)。この判定時に、第1のスイッチ21がON状態からOFF状態に変わった後に、第2のスイッチがOFF状態からON状態に変わったと判定されると、第1のドア位置検出センサ20がかごドア本体2の全開状態を検出し、第2のドア位置検出センサがかごドア本体2の全閉状態を検出したと判定されるとともに(ステップS8)、その判定結果がメモリに記憶され、その後に通常運転に移行されるとともに、この入力情報判別動作が終了される。
【0026】
一方で、上述した2つの判定動作での各条件が満たされなかった場合には、第1のスイッチ21及び第2のスイッチがON及びOFFされるタイミングが正規パターンでないと判定され、異常状態が表示されるとともに、エレベータ制御盤16に対して異常発生信号が発せられる(ステップS9)。なお、異常発生の原因としては、例えば第1のスイッチ21又は第2のスイッチの動作不良、接触不良、配線ミス等が考えられる。作業者は、それらの異常原因を解消した後に、エレベータ装置の電源を再投入する。
【0027】
このようなエレベータのドア装置では、ドア制御装置15は、かごドア本体2を開閉動作させるとともに、第1のドア位置検出センサ20及び第2のドア位置検出センサがどの位置状態を検出するのかを、第1のドア位置検出センサ20及び第2のドア位置検出センサのON状態及びOFF状態が、かごドア本体2の開閉動作中のどのタイミングでどのように切り替わったかに基づいて判定する入力情報判別動作を行うので、ドアカム装置10と、第1のドア位置検出センサ20及び第2のドア位置検出センサとの結線方法を選択する必要をなくすことができ、据付時間を短縮できるとともに、誤結線による不具合発生の可能性を低減させることができる。
【0028】
また、既設のエレベータのドア装置には、ドアカム装置10が用いられているものが多い。また、ドアカム装置10が用いられているエレベータのドア装置に、既設の制御系部品をドア制御装置15に交換する部分改修工事を施す場合に、ドア制御装置15とドアカム装置10との間の結線変更判断が特に難しいという問題がある。つまりこの発明は、ドアカム装置10が用いられているエレベータのドア装置に、既設の制御系部品をドア制御装置15に交換する改修工事を施す場合に特に有効である。
【0029】
なお、実施の形態1、特に図7では、ドア制御装置15は、電源が投入される度に入力信号判別運転を行うようになっているが、電源が遮断されても記憶内容が保持されるメモリをドア制御装置内に組み込み、電源投入後に毎回入力信号判別運転が実施されないようにしてもよい。
【0030】
また、実施の形態1では、第1のドア位置検出センサ20は、第1のスイッチ21及び第1のカム22を含むものと説明したが、ドア位置検出センサは例えば複数の近接センサ等でもよい。つまりこの発明は、ドアカム装置10以外のドア位置検出器が用いられるエレベータのドア装置に対しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明の実施の形態1による右開きのエレベータのかごドア装置を示す構成図である。
【図2】図1のエレベータのかごドア装置が左開きである場合を示す構成図である。
【図3】図1のかごドア本体が全閉されているときのドアカム装置の一部を示す正面図である。
【図4】図1のかごドア本体が全開されているときのドアカム装置の一部を示す正面図である。
【図5】図4の第1のスイッチと第2のスイッチとがONされるタイミングを示す説明図である。
【図6】図2のドアカム装置内に設けられた第1のスイッチと第2のスイッチとがONされるタイミングを示す説明図である。
【図7】図1及び図2のドア制御装置が行う入力情報判別動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
1 かご出入口、2 かごドア本体、10 ドアカム装置(ドア位置検出器)、15 ドア制御装置、20 ドア位置検出センサ、21 スイッチ、22 カム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
かごと乗場との間の出入口を開閉するドア本体、
上記ドア本体の開閉動作を制御するドア制御装置、及び
一方が上記ドア本体の全閉状態を検出し、他方が上記ドア本体の全開状態を検出する第1及び第2のドア位置検出センサを有するドア位置検出器
を備え、
上記ドア制御装置は、上記ドア本体を開閉動作させるとともに、上記第1及び第2のドア位置検出センサが上記ドア本体のどの位置状態を検出するのかを、その開閉動作時に上記ドア位置検出器から入力された情報に基づいて判定する入力情報判別動作を行うことを特徴とするエレベータのドア装置。
【請求項2】
上記ドア制御装置は、上記第1及び第2のドア位置検出センサが上記ドア本体のどの位置状態を検出するのかを、上記第1及び第2のドア位置検出センサのON状態及びOFF状態が、上記ドア本体の開閉動作中のどのタイミングでどのように切り替わったかに基づいて判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータのドア装置。
【請求項3】
上記第1及び第2のドア位置検出センサは、上記ドア本体の開閉に伴って回転されるカムと、上記カムの回転に応じてオン及びオフされるスイッチとをそれぞれ含んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのドア装置。
【請求項4】
ドア本体を開閉動作させるステップ、及び
上記第1及び第2のドア位置検出センサが上記ドア本体のどの位置状態を検出するのかを、上記第1及び第2のドア位置検出センサのON状態及びOFF状態が、上記ドア本体の開閉動作中のどのタイミングでどのように切り替わったかに基づいて判定するステップ
を含むことを特徴とするエレベータのドア位置検出センサ判別方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2007−126225(P2007−126225A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−318510(P2005−318510)
【出願日】平成17年11月1日(2005.11.1)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】