説明

エレベータの電源装置

【課題】停電時において簡単な操作で非常用電源に充電することができるとともに、停電していない通常時においても乗客が特別な操作をしなくとも非常用電源に充電することが可能であるエレベータの電源装置を提供する。
【解決手段】エレベータの電源装置において、エレベータの乗りかご1内に設けられた照明手段2と、停電時に、前記照明手段2に電力を供給する非常用電源6と、前記乗りかご1のかご床1aに設けられ、前記かご床1aの振動によって発電する発電装置5と、を備え、前記発電装置5により発電された電力で前記非常用電源6を充電する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータの電源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に建物に設置されたエレベータはその運転やかご内照明に必要な電力を商用電源によって賄っている。建物に無停電電源装置が備えられていない場合、商用電源が停電してしまうと、エレベータへの電力供給が無くなり、エレベータの運転が停止し、かご内照明も消えてしまう。そこで、エレベータでは非常用電源を備えて、停電時における必要最小限の動作に必要な電力を確保している。
【0003】
このような非常用電源を備えた従来におけるエレベータの電源装置としては、調速機に電力変換装置(発電機)を組み込んだものが知られている(例えば、特許文献1参照)。エレベータには、乗りかごの過速度を検出する調速機が設けられており、乗りかごの昇降に連動して調速機シーブが回転するようになっている。この特許文献1に記載されたエレベータの電源装置は、調速機シーブの回転によって発電機のロータを回転させ、電力に変換するものである。すなわち、通常時に乗りかごが昇降することにより発電機において電力が発電される。この電力は非常用電源に充電されて蓄えられる。そして、停電時には、この非常用電源に蓄えられた電力を用いて、かご内照明等を動作させる。
【0004】
また、かご内に手回し式の発電機からなる人力発電装置を設けたものも従来において知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載されたものは、停電時において、かご内に設置された非常灯を非常灯用バッテリーで点灯させるものである。そして、この非常灯用バッテリーの電圧低下が検出されると、かご内に設けられた報知手段(案内文字表示灯)によって、かご内の乗客に人力発電装置による発電を促す。この案内に従って、かご内の乗客が人力発電装置の手回しレバーを回すことにより、発電されて非常灯用バッテリーに充電される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−113891号公報
【特許文献2】特開平10−324481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータの電源装置は、非常用電源への充電は乗りかごが昇降することによって行われるため、乗りかごの運転が停止している停電時には、非常用電源へ充電することができないという課題がある。従って、災害等による停電が長引いた場合、非常用電源に蓄えられていた電力が底をついてしまうおそれがある。
【0007】
また、特許文献2に示された従来におけるエレベータの電源装置は、非常用電源である非常灯用バッテリーへの充電は、かご内の乗客による人力発電装置に対する所定の操作が必要となる。従って、停電時にかご内の乗客に人力発電装置の在処や操作方法を知らせ、発電操作を促すための案内文字表示灯等の報知手段をかご内に設けなければならない。また、かご内の乗客が操作可能な位置に発電装置を設ける必要があり、かご内のスペース上の制約が大きくなってしまうという課題や意匠上の自由度が低下してしまう課題がある。さらに、停電時に非常用電源に充電するために乗客に煩雑な操作を強いることとなり利便性が低くなってしまうという課題もある。
【0008】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、停電時において簡単な操作で非常用電源に充電することができるとともに、停電していない通常時においても乗客が特別な操作をしなくとも非常用電源に充電することが可能であるエレベータの電源装置を得るものである。
【0009】
また、第2の目的は、非常用電源を充電に用いる発電機を設けるためのスペースをかご内に別途設ける必要がなく、かご内のスペース上及び意匠上の制約が少ないエレベータの電源装置を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係るエレベータの電源装置においては、エレベータの乗りかご内に設けられた照明手段と、停電時に、前記照明手段に電力を供給する非常用電源と、前記乗りかごのかご床に設けられ、前記かご床の振動によって発電する発電装置と、を備え、前記発電装置により発電された電力で前記非常用電源を充電する構成とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係るエレベータの電源装置においては、停電時において簡単な操作で非常用電源に充電することができるとともに、停電していない通常時においても乗客が特別な操作をしなくとも非常用電源に充電することが可能であるという効果を奏する。
また、非常用電源を充電に用いる発電機を設けるためのスペースをかご内に別途設ける必要がなく、かご内のスペース上及び意匠上の制約を少なくすることができるという効果も併せ奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータの電源装置の通常時の状態を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るエレベータの電源装置の停電時の状態を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るエレベータの電源装置の動作を示すフロー図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係るエレベータの電源装置の構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
【0014】
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るものである。図1にエレベータの電源装置の通常時の状態を示す。この図1において、1は、エレベータの昇降路(図示せず)内に昇降自在に配設された乗りかごである。この乗りかご1は、内部に乗客や荷物等を積載し昇降路内を昇降してこれらを運搬する。
【0015】
乗りかご1内の天井には、乗りかご内を明るく照らすためのかご内照明2が設置されている。このかご内照明2を含む乗りかご1内に設置されているかご内電気機器が動作するための電力は、通常電源装置3から供給される。この通常電源装置3は例えば商用電源等が用いられる。通常電源装置3には、電力検出装置4が接続されている。この電力検出装置4は、商用電源の停電等により通常電源装置3からの電力供給が無くなったことを検出するものである。
【0016】
1aは、乗りかご1内の床部であるかご床である。このかご床1aの床下には、発電装置5が設置されている。この発電装置5は、かご床1aに発生する振動を利用して発電する。換言すれば、かご床1aに発生した振動のエネルギーを変換して、電気エネルギー(電力)として取り出すものである。このような発電装置5は例えば圧電素子を用いて構成することができる。
【0017】
乗りかご1(の例えばかご上)には、充電機能付非常用電源装置6が設けられている。発電装置5の出力は、この充電機能付非常用電源装置6に接続されている。かご床1a上を乗客が歩いたり物が移動したりすると、かご床1aに振動が発生する。そして、このかご床1aの振動により発電された電力は、発電装置5から充電機能付非常用電源装置6へと送られて、充電機能付非常用電源装置6に充電される。
【0018】
通常電源装置3からかご内照明2へと電力を供給する電力線には、切換スイッチ7が介装されている。この切換スイッチ7は、かご内照明2への電力供給を通常電源装置3及び充電機能付非常用電源装置6のどちらから行うのか選択し、これらの電源の間でかご内照明2への電力供給元の切り換えを行うものである。切換スイッチ7の電力供給元切換動作は、電源制御装置8によって制御されている。この電源制御装置8は、電力検出装置4による通常電源装置3からの電力供給有無検出結果に基づいて、切換スイッチ7の接続先を制御する。切換スイッチ7及び電源制御装置8は電源切換制御手段を構成する。
【0019】
具体的には、電力検出装置4により通常電源装置3からの電力供給が有ることが検出されている場合には、電源制御装置8は切換スイッチ7を通常電源装置3へと接続するように切り換える。従って、かご内照明2へは電力検出装置4から電力が供給される。一方、電力検出装置4により通常電源装置3からの電力供給が無くなったことが検出されている場合には、電源制御装置8は切換スイッチ7を充電機能付非常用電源装置6へと接続するように切り換える。従って、かご内照明2へは充電機能付非常用電源装置6から電力が供給されるようになる。
【0020】
図3のフロー図は、この実施の形態におけるエレベータの電源装置の動作を示すものである。
まず、エレベータの主電源がONされると(ステップS1)エレベータの運転が開始される。この際、停電していない場合には、ステップS2からステップS3へと進み通常電源装置3がONになる。そして、ステップS4において、電力検出装置4は通常電源装置3からの電力供給が有ることを検出する。ステップS4で通常電源装置3からの電力供給が有ることを検出した電力検出装置4は、続くステップS5において、この検出結果としてスイッチ切換指示を電源制御装置8へと出力する。ステップS5の後はステップS6へと進む。
【0021】
このステップS6においては、電源制御装置8は、電力検出装置4からのスイッチ切換指示に基づいて、かご内照明2を通常電源装置3へと接続するように、切換スイッチ7を切り換える。すると、かご内照明2は通常電源装置3から電力の供給を受け、点灯(ON)する(ステップS7)。こうして、通常電源装置3からかご内照明2への電力供給がなされた状態でエレベータの運転が行われる。
【0022】
そして、この通常の(停電していない)状態においては、ステップS8からステップS9へと進む。ステップS9においては、発電装置5がかご床1aの振動を検知したか否かが確認される。このステップで、発電装置5がかご床1aの振動を検知したことが確認された場合には、ステップS10へと進む。このステップS10では、発電装置5においてかご床1aの振動によって発電が起こる。そして、この発電装置5によって発電された電力が、充電機能付非常用電源装置6に充電される。
【0023】
ステップS10の後はステップS11へと進む。また、この一方で、ステップS9において発電装置5がかご床1aの振動を検知していないことが確認された場合にも、発電は起きないためステップS10を飛ばしてステップS11へと進む。ステップS11においては、エレベータの主電源がOFFされたか否かが確認される。このステップで、エレベータの主電源がOFFされたことが確認された場合には、エレベータの運転は停止され、かご内照明2も消灯(OFF)される(ステップS12)。一方、エレベータの主電源がOFFされていないことが確認された場合には、ステップS8へと戻ってエレベータの運転は継続される。
【0024】
一方、ステップS1でエレベータの主電源をONした際に、停電している場合にはステップS2からステップS13へと進み通常電源装置3はOFFになる。また、ステップS7で通常電源装置3からの電力供給を受けてかご内照明2が点灯している状態において停電になると、ステップS8からステップS13へと進み通常電源装置3はOFFになる。そして、ステップS13からステップS14へと進む。このステップS14においては、電力検出装置4は通常電源装置3からの電力供給が無くなったことを検出する。ステップS14で通常電源装置3からの電力供給が無くなったことを検出した電力検出装置4は、続くステップS15において、この検出結果としてスイッチ切換指示を電源制御装置8へと出力する。
【0025】
ステップS15の後はステップS16へと進む。このステップS16においては、電源制御装置8は、電力検出装置4からのスイッチ切換指示に基づいて、かご内照明2を充電機能付非常用電源装置6へと接続するように、切換スイッチ7を切り換える。この状態において、停電が継続している場合には、ステップS17からステップS18へと進む。そして、このステップS18において、充電機能付非常用電源装置6にかご内照明2を点灯させるのに必要な電力が充電されている状態であるか否かが確認される。このステップS18において、充電機能付非常用電源装置6に電力が充電されていないことが確認された場合には、ステップS19へと進む。
【0026】
ステップS19においては、発電装置5がかご床1aの振動を検知したか否かが確認される。このステップで、発電装置5がかご床1aの振動を検知したことが確認された場合には、ステップS20へと進む。このステップS20では、発電装置5においてかご床1aの振動によって発電が起こる。そして、この発電装置5によって発電された電力が、充電機能付非常用電源装置6に充電される。ステップS20の後はステップS21へと進み、かご内照明2は充電機能付非常用電源装置6から電力の供給を受け、点灯(ON)する。また、ステップS18において、充電機能付非常用電源装置6に電力が充電されていることが確認された場合にも、このステップS21へと進み、充電機能付非常用電源装置6からの電力供給によってかご内照明2が点灯する。
【0027】
一方、ステップS19において、発電装置5がかご床1aの振動を検知していないことが確認された場合には、ステップS22へと進みかご内照明2はOFFとなる。このステップS22及びステップS21の後は、ステップS23へと進む。ステップS23においては、エレベータの主電源がOFFされたか否かが確認される。このステップで、エレベータの主電源がOFFされたことが確認された場合には、エレベータの運転は停止され、かご内照明2も消灯(OFF)される(ステップS12)。一方、エレベータの主電源がOFFされていないことが確認された場合には、ステップS17へと戻ってエレベータの運転は継続される。
【0028】
従って、停電時において、充電機能付非常用電源装置6にかご内照明2を点灯させるのに必要な電力が充電されていない状態となりかご内照明2が消灯しても、エレベータの主電源がOFFとならない限り、かご床1aの振動により発電装置5が発電して充電機能付非常用電源装置6に充電されるため、かご内照明2を点灯させることが可能である。そして、この際、かご床1aを踏む等して振動させるという簡単な動作で充電機能付非常用電源装置6に充電することができる。
【0029】
なお、停電から復旧した場合には、ステップS17からステップS3へと移行して通常電源装置3がONとなり、電力検出装置4により通常電源装置3からの電力供給が有ることが検出され(ステップS4)、電源制御装置8によりかご内照明2を通常電源装置3へと接続するように切換スイッチ7が切り換えられる(ステップS5、ステップS6)。そして、その後は、前述したステップS7以降の動作が行われる。
【0030】
以上のように構成されたエレベータの電源装置は、停電時においてかご床上を歩く等してかご床を振動させるという簡単な操作で非常用電源に充電することができる。また、停電していない通常時においては、乗客が乗りかご内に乗り込む動作により特別な操作をしなくとも非常用電源に充電することが可能である。そして、発電装置はかご床下に設けられるため、非常用電源を充電に用いる発電機を設けるためのスペースをかご内に別途設ける必要がなく、かご内のスペース上及び意匠上の制約が少ない。
【0031】
また加えて、通常(非停電)時にかご内を照らすかご内照明を、停電時に非常用電源装置で点灯させるようにしたため、別途非常用の照明を設ける必要がない。
【0032】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るものであり、エレベータの電源装置の構成を示している。ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、停電時に点灯させる非常用照明を、通常時に点灯するかご内照明とは別に設けるようにしたものである。
【0033】
すなわち、乗りかご1内の天井には、かご内照明2とは別に、非常用照明9が設置されている。これらのかご内照明2及び非常用照明9は照明手段を構成する。切換スイッチ7は、通常電源装置3からかご内照明2への電力供給をON/OFFするとともに、充電機能付非常用電源装置6から非常用照明9への電力供給をON/OFFする。電源制御装置8は、電力検出装置4による通常電源装置3からの電力供給有無検出結果に基づいて、切換スイッチ7のON/OFFを制御する。
【0034】
具体的には、電力検出装置4により通常電源装置3からの電力供給が有ることが検出されている場合には、電源制御装置8は切換スイッチ7をかご内照明2と通常電源装置3とを接続するように切り換える。また、同時に、電源制御装置8は切換スイッチ7を非常用照明9と充電機能付非常用電源装置6との接続が切断されるように切り換える。従って、かご内照明2へ電力検出装置4から電力が供給される一方、非常用照明9へは電力が供給されない。
【0035】
これに対し、電力検出装置4により通常電源装置3からの電力供給が無くなったことが検出されている場合には、電源制御装置8は切換スイッチ7をかご内照明2と通常電源装置3との接続を切断するように切り換える。また、同時に、電源制御装置8は切換スイッチ7を非常用照明9と充電機能付非常用電源装置6とを接続するように切り換える。従って、かご内照明2への電力供給が遮断され、非常用照明9へは充電機能付非常用電源装置6から電力が供給される。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
【0036】
この実施の形態におけるエレベータの電源装置の動作は、実施の形態1(図3)と同様である。ただし、ステップS6においては、電源制御装置8は、かご内照明2を通常電源装置3へと接続するとともに、非常用照明9と充電機能付非常用電源装置6との接続を切断するように、切換スイッチ7を切り換える。また、逆に、ステップS16においては、電源制御装置8は、非常用照明9を充電機能付非常用電源装置6へと接続するとともに、かご内照明2と通常電源装置3との接続を切断するように、切換スイッチ7を切り換える。そして、ステップS21及びステップS22において、ON/OFFの対象となるのはかご内照明2でなく非常用照明9である。
【0037】
なお、ここでは、停電して通常電源装置3からの電力供給が無くなった時に、かご内照明2と通常電源装置3との接続を切断するようにしたが、停電するとしないとに関わらず、かご内照明2と通常電源装置3とは接続したままとしてもよい。
【0038】
このため、実施の形態1と同様、停電時においてかご床上を歩く等してかご床を振動させるという簡単な操作で非常用電源に充電することができる。また、停電していない通常時においては、乗客が乗りかご内に乗り込む動作により特別な操作をしなくとも非常用電源に充電することが可能である。そして、発電装置はかご床下に設けられるため、非常用電源を充電に用いる発電機を設けるためのスペースをかご内に別途設ける必要がなく、かご内のスペース上及び意匠上の制約が少ない。
【0039】
また加えて、通常(非停電)時にかご内をかご内照明とは別に非常用照明を設けたため、通常電源と非常用電源それぞれの特性・性能や、通常時及び停電時における照明の用途の違いに合わせて用いる照明を選定することが可能であり、設計の自由度を向上させることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 乗りかご
1a かご床
2 かご内照明
3 通常電源装置
4 電力検出装置
5 発電装置
6 充電機能付非常用電源装置
7 切換スイッチ
8 電源制御装置
9 非常用照明

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータの乗りかご内に設けられた照明手段と、
停電時に、前記照明手段に電力を供給する非常用電源と、
前記乗りかごのかご床に設けられ、前記かご床の振動によって発電する発電装置と、を備え、
前記発電装置により発電された電力で前記非常用電源を充電することを特徴とするエレベータの電源装置。
【請求項2】
非停電時に前記照明手段に電力を供給する通常電源からの電力供給の有無を検出する電力検出手段と、
前記電力検出手段の検出結果に基づいて、前記照明手段への電力供給元を前記通常電源と前記非常用電源との間で切り換える電源切換制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの電源装置。
【請求項3】
前記照明手段は、かご内照明及び非常用照明を有し、
前記電源切換制御手段は、非停電時に前記通常電源により前記かご内照明を点灯させ、停電時に前記非常用電源により前記非常用照明を点灯させるよう切換制御することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−35996(P2012−35996A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179963(P2010−179963)
【出願日】平成22年8月11日(2010.8.11)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】