説明

エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ

【課題】オイルレベルゲージ差込孔から抜け難い、エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグを提供する。
【解決手段】使用しないオイルレベルゲージ差込孔1を閉塞しておくエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ2であって、閉塞プラグの素材としてエンジニアリングプラスチックを用い、その外周面部にオイルレベルゲージ差込孔との圧入嵌合部3を設けた。圧入嵌合部を閉塞プラグの差込先端側に設け、圧入嵌合部の外周に周方向に沿う溝4、5と差込先端面6から溝まで切り込んだ複数のスリット4a、5aとを設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグに関し、詳しくは、オイルレベルゲージ差込孔から抜け難い、エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シリンダブロックに複数のオイルレベルゲージ差込用ボスを設けたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
この種のエンジンでは、複数設けたオイルレベルゲージ差込ボスのそれぞれにオイルレベルゲージ差込孔をあけ、メンテナンスの方向を考慮して、使用するオイルレベルゲージ差込孔を選択し、オイルレベルゲージを差し込み、使用しないオイルレベルゲージ差込孔は、閉塞プラグで閉塞しておく。
しかし、従来では、閉塞プラグの素材としてゴムを用い、この閉塞プラグをオイルレベルゲージ差込孔に圧入し、その弾性復元力でオイルレベルゲージ差込孔に保持させていたため、問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−172201号公報(図5参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
《問題》 閉塞プラグがオイルレベルゲージ差込孔から抜け易かった。
閉塞プラグの素材としてゴムを用い、この閉塞プラグをオイルレベルゲージ差込孔に圧入し、その弾性復元力でオイルレベルゲージ差込孔に保持させていたため、閉塞プラグをオイルレベルゲージ差込孔に強い面圧で密着させることが困難であるうえ、閉塞プラグを形成するゴムの劣化により、比較的早期に弾性復元力が低下して面圧が低下し、エンジンの内圧により、閉塞プラグがオイルレベルゲージ差込孔から抜け易かった。
【0005】
本発明の課題は、オイルレベルゲージ差込孔から抜け難い、エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1〜図5に例示するように、使用しないオイルレベルゲージ差込孔(1)を閉塞しておくエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグであって、
図1〜図5に例示するように、閉塞プラグ(2)の素材としてエンジニアリングプラスチックを用い、その外周面部にオイルレベルゲージ差込孔(1)との圧入嵌合部(3)を設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【発明の効果】
【0007】
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグがオイルレベルゲージ差込孔から抜け難い。
図1〜図5に例示するように、閉塞プラグ(2)の素材としてエンジニアリングプラスチックを用い、その外周面部にオイルレベルゲージ差込孔(1)との圧入嵌合部(3)を設けたので、閉塞プラグ(2)の素材としてゴムを用いた場合に比べ、閉塞プラグ(2)をオイルレベルゲージ差込孔(1)に強い面圧で密着させることが可能となるうえ、劣化による面圧の低下も抑制することが可能となり、エンジンの内圧を受けても、閉塞プラグ(2)がオイルレベルゲージ差込孔(1)から抜け難い。
【0008】
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの差込作業が容易になる。
図1〜図4に例示するように、圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設け、圧入嵌合部(3)の外周に周方向に沿う溝(4)(5)と差込先端面(6)から溝(4)(5)まで切り込んだ複数のスリット(4a)(5a)とを設けたので、閉塞プラグ(2)の差込作業時に、溝(4)(5)とスリット(4a)(5a)により、圧入嵌合部(3)が内側に撓み、閉塞プラグ(2)の差込作業が容易になる。
【0009】
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの差込作業が容易になる。
図1〜図4に例示するように、溝(4)(5)を複数本設け、複数のスリット(4a)(5a)のうち、一部の複数のスリット(4a)(4a)は差込先端寄りの溝(4)までの切り込みに止め、この一部の複数のスリット(4a)(4a)の間に位置する残りのスリット(5a)(5a)は先端寄りの溝(4)を横断して、基端寄りの溝(5)まで切り込んだので、圧入嵌合部(3)のうち、差込先端寄りの部分はスリット(4a)(5a)による周方向の分割数が多く、撓み易く、基端寄りの部分はスリット(5a)による周方向の分割数が少ないため、撓み難い。このため、差し込み始めは抵抗が小さく、閉塞プラグ(2)を容易に真っ直ぐに差し込むことができ、抵抗の大きい差し込み途中は、既に姿勢が真っ直ぐに定まった閉塞プラグ(2)をオイルレベルゲージ差込孔(1)の案内で真っ直ぐに差込むことができ、閉塞プラグ(2)の差込作業が容易になる。
【0010】
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの差込作業が容易になる。
図1〜図4に例示するように、圧入嵌合部(3)の差込先端面(6)にテーパ形状の差込ガイド面(7)を設けたので、閉塞プラグ(2)の差込始めに差込ガイド面(7)の案内で閉塞プラグ(2)がオイルレベルゲージ差込孔(1)にスムーズに差し込まれ、閉塞プラグ(2)の差込作業が容易になる。
【0011】
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイルレベルゲージ差込孔からのオイル漏れを抑制することができる。
図1〜図4に例示するように、オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の基端側に設けたので、オイルレベルゲージ差込孔(1)からのオイル漏れを抑制することができる。
【0012】
(請求項6に係る発明)
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグ(2)をオイルレベルゲージ差込孔から簡単に抜き取ることができる。
図1〜図5に例示するように、閉塞プラグ(2)の基端部にフランジ(9)を設け、オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)と対向するフランジ端面(9a)をテーパ形状とし、オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)とフランジ端面(9a)との間に工具進入隙間(10)が形成されるようにしたので、工具進入隙間(10)に差し込んだ工具でフランジ(9)を持ち上げ、閉塞プラグ(2)をオイルレベルゲージ差込孔から簡単に抜き取ることができる。
【0013】
(請求項7に係る発明)
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの軽量化を図ることができる。
図1〜図5に例示するように、閉塞プラグ(2)の差込先端部から基端部に向けて先端開口中空部(11)を凹設したので、閉塞プラグ(2)の軽量化を図ることができる。
《効果》
《効果》閉塞プラグの抜けを抑制することができる。
図1〜図5に例示するように、先端開口中空部(11)の奥端面(11a)を閉塞プラグ(2)の基端側に向かって縮径する形状としたので、先端開口中空部(11)の奥端面(11a)で受けるエンジンの内圧の向きが閉塞プラグ(2)の軸長方向から逸れ、閉塞プラグ(2)の抜けを抑制することができる。
【0014】
(請求項8に係る発明)
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの軽量化を図ることができる。
図4に例示するように、閉塞プラグ(2)の基端部から先端部に向けて基端開口中空部(12)を凹設したので、閉塞プラグ(2)の軽量化を図ることができる。
【0015】
(請求項9に係る発明)
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 閉塞プラグの強度や耐久性をより高めることができる。
閉塞プラグ(2)の素材にエンジニアリングプラスチックを用いることに代えて、金属を用いるので、閉塞プラグ(2)の強度や耐久性をより高めることができる。
【0016】
(請求項10に係る発明)
請求項10に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》オイルレベルゲージ差込孔からのオイル漏れを抑制することができる。
図5に例示するように、圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の基端側に設け、オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設けたので、オイルレベルゲージ差込孔(1)からのオイル漏れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグを説明する図で、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図、図1(C)は底面図、図1(D)は図1(B)のD−D線断面図(嵌合状態)である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグを説明する図で、図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)のものを中心軸を回転中心として45°回転させた側面図、図2(C)は底面図、図2(D)は図2(B)のD−D線断面図(嵌合状態)である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグの縦断面図(嵌合状態)である。
【図4】本発明の第3実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグの縦断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグの縦断面図(嵌合状態)である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜図5は本発明の第1〜第5実施形態に係るエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグを説明する図であり、この実施形態では、ディーゼルエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグについて説明する。
【0019】
図1に示す第1実施形態について説明する。
この閉塞プラグ(2)は、ディーゼルエンジンの使用しないオイルレベルゲージ差込孔(1)を閉塞しておくものである。
閉塞プラグ(2)の素材としてエンジニアリングプラスチックを用い、その外周面部にオイルレベルゲージ差込孔(1)との圧入嵌合部(3)を設けている。
閉塞プラグ(2)の具体的素材は、グラスファイバーで強化したポリアミド樹脂(6,6−ナイロン)である。
【0020】
図1に示すように、圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設け、圧入嵌合部(3)の外周に周方向に沿う溝(4)(5)と差込先端面(6)から溝(4)(5)まで切り込んだ複数のスリット(4a)(5a)とを設けている。
スリット(4a)(5a)は合計4本ある。
【0021】
図1に示すように、溝(4)(5)を複数本設け、複数のスリット(4a)(5a)のうち、一部の複数のスリット(4a)(4a)は差込先端寄りの溝(4)までの切り込みに止め、この一部の複数のスリット(4a)(4a)の間に位置する残りのスリット(5a)(5a)は先端寄りの溝(4)を横断して、基端寄りの溝(5)まで切り込んでいる。
短いスリット(4a)(4a)は2本、長いスリット(5a)(5a)は2本設け、周方向に短いスリット(4a)と長いスリット(5a)が交互に配置されている。
【0022】
図1に示すように、圧入嵌合部(3)の差込先端面(6)にテーパ形状の差込ガイド面(7)を設けている。
差込ガイド面(7)は、差込先端方向に向かって縮径する円錐台形状である。
【0023】
図1に示すように、オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の基端側に設けている。
オイルシール部(8)は、閉塞プラグ(2)の外周面部に円環状のリング溝(20)を凹設し、このリング溝(20)に円環状のパッキン(21)を嵌合させて構成している。
パッキン(21)にはOリングを用いている。パッキン(21)には、Oリング、断面X形リング、断面Y形リングのようなスクイーズパッキンや、リップパッキンを用いることができる。
スクイーズパッキンとは、全体が弾性変形し、その弾性復元力でその外周部分と内周部分とをオイルレベルゲージ差込孔(1)の内周面とリング溝(20)の内底面とに圧接させてシールを行うものをいう。
リップパッキンとは、取付部にリップ部を設け、取付部をリング溝(20)に圧入固定し、リップ部をオイルレベルゲージ差込孔(1)の内周面に圧接させ、リップ部の弾性復元力でシールを行うものをいう。
オイルシール部をオイルレベルゲージ差込孔(1)の内周部に設けたリング溝とパッキンで構成してもよい。
【0024】
図1に示すように、閉塞プラグ(2)の基端部にフランジ(9)を設け、オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)と対向するフランジ端面(9a)をテーパ形状とし、オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)とフランジ端面(9a)との間に工具進入隙間(10)が形成されるようにした。
この工具進入隙間(10)にはドライバ等の工具を差し込み、フランジ(9)を持ち上げて、閉塞プラグ(2)をオイルレベルゲージ差込孔(1)から抜き取る。
【0025】
図1に示すように、閉塞プラグ(2)の差込先端部から基端部に向けて先端開口中空部(11)を凹設し、先端開口中空部(11)の奥端面(11a)を閉塞プラグ(2)の基端側に向かって縮径する形状とした。
奥端面(11a)の形状は、円錐形状である。
奥端面(11a)の形状は、半球形状や他の形状にしてもよい。
【0026】
図2に示す第2実施形態は、短いスリット(4a)(4a)を4本、長いスリット(5a)(5a)を4本設けている点のみが図1に示す第1実施形態と異なる。
図3に示す第3実施形態は、先端開口中空部(11)の奥端面(11a)の形状を半球形状にしている点のみが図1に示す第1実施形態と異なる。
図4に示す第4実施形態は、閉塞プラグ(2)の基端部から先端部に向けて基端開口中空部(12)を凹設している点と、先端開口中空部(11)の形状のみが図1に示す第1実施形態と異なる。
図2〜図4に示す第2実施形態〜第4実施形態の他の構造は、図1に示す第1実施形態と同じであり、図2〜図4中、図1と同一の要素には、図1と同一の符号を付しておく。
【0027】
図5に示す第5実施形態は、圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の基端側に設け、オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設けた点、圧入嵌合部(3)にスリットを設けない点、先端開口中空部(11)の形状のみが図1に示す第1実施形態と異なる。
図5に示す第5実施形態の他の構造は、図1に示す第1実施形態と同じであり、図5中、図1と同一の要素には、図1と同一の符号を付しておく。
【0028】
上記第1〜第5実施形態では、閉塞プラグ(2)の素材にエンジニアリングプラスチックを用いているが、これに代えて金属を用いてもよい。
このような金属としては、アルミ、亜鉛、銅、アルミ合金、亜鉛合金、銅合金を用いることができる。
成形方法としては、ダイカスト成形を用いることができる。
【符号の説明】
【0029】
(1) オイルレベルゲージ差込孔
(1a) 開口周縁部
(2) 閉塞プラグ
(3) 圧入嵌合部
(4) 差込先端寄りの溝
(4a) スリット
(5) 基端寄りの溝
(5a) スリット
(6) 差込先端面
(7) 差込ガイド面
(8) オイルシール部
(9) フランジ
(9a) フランジ端面
(10) 工具進入隙間
(11) 先端開口中空部
(11a) 奥端面
(12) 基端開口中空部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用しないオイルレベルゲージ差込孔(1)を閉塞しておくエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグであって、
閉塞プラグ(2)の素材としてエンジニアリングプラスチックを用い、その外周面部にオイルレベルゲージ差込孔(1)との圧入嵌合部(3)を設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項2】
請求項1に記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設け、圧入嵌合部(3)の外周に周方向に沿う溝(4)(5)と差込先端面(6)から溝(4)(5)まで切り込んだ複数のスリット(4a)(5a)とを設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項3】
請求項2に記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
溝(4)(5)を複数本設け、複数のスリット(4a)(5a)のうち、一部の複数のスリット(4a)(4a)は差込先端寄りの溝(4)までの切り込みに止め、この一部の複数のスリット(4a)(4a)の間に位置する残りのスリット(5a)(5a)は先端寄りの溝(4)を横断して、基端寄りの溝(5)まで切り込んだ、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
圧入嵌合部(3)の差込先端面(6)にテーパ形状の差込ガイド面(7)を設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の基端側に設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
閉塞プラグ(2)の基端部にフランジ(9)を設け、
オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)と対向するフランジ端面(9a)をテーパ形状とし、
オイルレベルゲージ差込孔(1)の開口周縁部(1a)とフランジ端面(9a)との間に工具進入隙間(10)が形成されるようにした、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
閉塞プラグ(2)の差込先端部から基端部に向けて先端開口中空部(11)を凹設し、
先端開口中空部(11)の奥端面(11a)を閉塞プラグ(2)の基端側に向かって縮径する形状とした、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
閉塞プラグ(2)の基端部から先端部に向けて基端開口中空部(12)を凹設した、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれかに記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
閉塞プラグ(2)の素材にエンジニアリングプラスチックを用いることに代えて、金属を用いる、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。
【請求項10】
請求項1に記載したエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグにおいて、
圧入嵌合部(3)を閉塞プラグ(2)の基端側に設け、
オイルシール部(8)を閉塞プラグ(2)の差込先端側に設けた、ことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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