説明

エンジン排気ガスドレン水フィルタ

【課題】エンジン排気装置において、ドレン水経路の排気ガス侵入防止と共に油水分離機能も有するエンジン排気ガスドレン水フィルタを提供する。
【解決手段】エンジン排気ガス経路の複数箇所からドレン水を導くドレン水導入管21・22を想定水面D1より水中に差し込んで排気ガスを水封する水封室31と、方解石25を収納する中和室32と、排水室33と、を有するエンジン排気ガスドレン水フィルタ20において、前記水封室31において、エンジン排気ガス経路でエンジン10に近い位置からの前記ドレン水導入管21を前記想定水面D1より深く水中に差し込み、エンジン10から遠い位置からの前記ドレン水導入管21を前記想定水面D1より浅く差し込み、前記水封室31の想定水面D1からの溢水を前記中和室32に導くドレン水接続管23を備え、前記中和室32には前記ドレン水接続管23出口に対向する位置に油吸収シート24が配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン排気装置におけるエンジン排気ガスドレン水フィルタの構成技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンジン駆動式ヒートポンプ又はエンジン発電機等のエンジン駆動式作業機に設けられるエンジン排気装置は公知である。エンジン排気装置は、エンジンから排出される排気ガスをエンジン駆動式作業機外へ導く装置である。一般的に、エンジン排気装置は、排気消音器及びミストセパレータ等を排気管によって接続して構成されている。
【0003】
エンジン排気装置では、エンジンの停止とともに排気管内の温度低下によって排気ガス中の水分が液化してドレン水が発生する。ドレン水は、酸性のため、未処理のままエンジン駆動式作業機外へ拡散排出されてはならない。そのため、エンジン排気装置内において、ドレン水を捕捉し、中和してエンジン駆動式作業機外へ排水する必要がある。ここで、補足したドレン水を中和するエンジン排気ガスドレン水フィルタも公知となっている。
【0004】
エンジン排気ガスドレン水フィルタには、排気ガスが侵入する可能性がある。この排気ガスが侵入すると、ドレン水が十分に中和される以前に押し出されてしまう場合がある。そのため、エンジン排気ガスドレン水フィルタでは、排気ガスの侵入を防止する、或いは、侵入した排気ガスを排気管へ戻す必要がある。ここで、エンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、排気ガスを水封することで中和室への侵入を防止して排気管へ戻す構成も公知となっている。
【0005】
特許文献1は、エンジン排気装置において、排気ガス中の水分の結露によるドレン水をエンジン駆動式ヒートポンプ機外に排出するのにあたり、ドレン水の酸性成分を中和するエンジン排気ガスドレン水フィルタを設け、排気ガス熱交換器、排気消音器、及びミストセパレータの各箇所からドレン水をドレン水導入管によってドレン水フィルタに導き、ドレン水導入管から侵入する排気ガスを水封することで中和室への侵入を防止して排気管へ戻す構成を開示している。
【特許文献1】特開平7−259549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記構成は、エンジンに近い位置からのドレン水管を想定水面の近くで開放し、遠い位置からのドレン水管を想定水面から深い位置で開放して水封室へ侵入した排気ガスを排気管へ戻す構成であるため、排気ガスの中和室への侵入は防止できるものの、水封室への侵入は避けられず、ドレン水を中和前に押し出すおそれがある。
また、ドレン水には、排気ガス中の油分が含まれる。そのため、エンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、ドレン水中に含まれる油分を分離し回収する必要がある。
そこで、エンジン排気装置において、ドレン水ファイルタ自体への排気ガス侵入防止と共に油水分離機能も有するエンジン排気ガスドレン水フィルタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、エンジン排気ガス経路の複数箇所からドレン水を導くドレン水導入管を想定水面より水中に差し込んで排気ガスを水封する水封室と、前記水封室下流に設けられ、中和剤を収納する中和室と、前記中和室下流に設けられる排水室と、を有するエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、前記水封室において、エンジン排気ガス経路でエンジンに近い位置からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より深く水中に差し込み、エンジンから遠い位置からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より浅く差し込み、前記水封室の想定水面からの溢水を前記中和室に導くドレン水接続管を備え、前記中和室には前記ドレン水接続管出口に対向する位置に油分離材が配置されるものである。
【0009】
請求項2においては、請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、前記エンジン排気ガス経路は、エンジン冷却水とエンジン排気ガスとを熱交換する排気ガス熱交換器、排気消音器、及びミストセパレータを少なくとも備え、前記水封室において、排気ガス熱交換器又は排気消音器からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より深く水中に差し込み、ミストセパレータからの前記ドレン水導入管を前記想定水面より浅く差し込むものである。
【0010】
請求項3においては、請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、前記排水室には上部にドレン水排水口が設けられ、前記中和室から前記排水室の下部にドレン水を導くものである。
【0011】
請求項4においては、請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、前記水封室と中和室とのドレン水接続管を高さ方向に曲がりを有する部材で構成して前記水封室と前記中和室双方の上面を接続する構成としたものである。
【0012】
請求項5においては、請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタを排気ガス経路に備えてなるエンジン駆動式作業機である。
【発明の効果】
【0013】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0014】
請求項1においては、排気ガス圧力の高い箇所からのドレン水導入管は、想定水面より深く水中に差し込むため、高水圧によりドレン水フィルタ自体への排気ガスの侵入を防止できる。同時に、想定水面から溢水するドレン水を油分離材にあてるため、ドレン水に含まれる油分をドレン水より分離して回収することができる。
【0015】
請求項2においては、請求項1と同様の効果を排気ガス経路に少なくともエンジン冷却水とエンジン排気ガスとを熱交換する排気ガス熱交換器、排気消音器、及びミストセパレータを備えるエンジンにおいて得ることができる。
【0016】
請求項3においては、水と油との比重の違いによる油水分離ができる。つまり、油分離材による油分離及び比重の違いによる油水分離により、確実にエンジン駆動式作業機外への油分流出を防止できる。
【0017】
請求項4においては、ドレン水接続管の立上げ高さ分だけ水封効果を追加できる。
【0018】
請求項5においては、請求項1から4いずれか一項の効果をエンジン駆動式作業機において得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係るエンジン駆動式ヒートポンプの全体的な構成を示した正面図、図2は同じくエンジン排気装置を示す斜視図、図3は同じくエンジン排気装置における排気ガス及びドレン水の流れを示す構成図である。図4は同じくエンジン排気ガスドレン水フィルタを示す一部を断面図とする側面図である。
【0020】
まず、図1を用いて、エンジン駆動式作業機としてのエンジン駆動式ヒートポンプ1について、簡単に説明する。
図1に示すように、エンジン駆動式ヒートポンプ1は、隔壁4によって上下に仕切られた上側の熱交換室2と、下側の機器室3と、を備えて構成されている。熱交換室2には、ミストセパレータ14が配置されている。機器室3には、エンジン10、排気ガス熱交換器11、排気消音器12、及びエンジン排気ガスドレン水フィルタ20が配置されている。なお、機器室3には、冷媒機器及びエンジン吸気装置が配置されているが、本実施例では説明を省略する。
【0021】
また、図2を用いて、エンジン排気装置5の構成について、詳細に説明する。なお、図2は、分かり易く説明するため、隔壁4を二点破線で示している。
図2に示すように、エンジン排気装置5は、エンジン排気ガス経路と、ドレン水経路と、を備えて構成されている。エンジン排気ガス経路は、消臭触媒装置15と、排気ガス熱交換器11と、排気消音器12と、ミストセパレータ14と、を排気管18によって接続して構成されている。排気ガス熱交換器11は、排気ガスとエンジン冷却水とを熱交換する熱交換器である。消臭触媒装置15は、未燃ガスを除去するものである。なお、消臭触媒装置15及び排気ガス熱交換器11は、エンジン10に取り付けられる構成とされている。排気消音器12は、排気騒音を低減する装置である。ミストセパレータ14は、排気ガス中の煤を捕集する装置である。
【0022】
ドレン水経路は、ミストセパレータ14とエンジン排気ガスドレン水フィルタ20とをドレン水導入管22によって接続して、並びに排気消音器12とエンジン排気ガスドレン水フィルタ20とをドレン水導入管21によって接続して、構成されている。なお、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20については、詳しくは後述する。また、ドレン水導入管22は、排気管18に支持されている。
【0023】
また、図3を用いて、エンジン排気装置5の作用について、詳細に説明する。なお、図3において、破線矢印は、排気ガスの流れを示し、実線矢印は、ドレン水の流れを示している。
図3に示すように、排気ガスは、排気マニホールド(図示略)から排気され、排気ガス熱交換器11、排気消音器12、排気管18、及びミストセパレータ14を経由してエンジン駆動式ヒートポンプ1機外へ排出される。一方、ドレン水は、排気消音器12及びミストセパレータ14によって排気ガス中から分離され、それぞれドレン水導入管21・22、及びエンジン排気ガスドレン水フィルタ20を経由して、排水管(図示略)よりエンジン駆動式ヒートポンプ1外へ排出される。なお、排気消音器12及びミストセパレータ14において、排気ガス中よりドレン水を分離する構成については、説明を省略する。
【0024】
ここで、図3及び図4を用いて、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20の構成について、詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20は、水封室31と、中和室32と、排水室33と、を備えて構成されている。ドレン水は、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20において、水封室31、中和室32、及び排水室33の順に通過して、エンジン駆動式ヒートポンプ1外へ排出される。
水封室31には、ドレン水導入管21・22が差し込まれている。また、水封室31は、上面において、ドレン水接続管23によって、中和室32と接続されている。ここで、水封室31の想定水面D1は、水封室31の上面である。なお、想定水面D1について、詳しくは後述する。また、特記すべき事項として、エンジン10に近い位置に接続されるドレン水導入管21は、水封室31において上面からH1の深さ分差し込まれ、エンジン10に遠い位置に接続されるドレン水導入管22は、水封室31において上面からH2の深さ分差し込まれている。さらに、H1は、H2よりも十分に深いものとする。
【0025】
中和室32は、上面において、ドレン水接続管23によって、水封室31の上面と接続されている。ドレン水接続管23は、逆U字状に形成される管によって構成されている。
また、中和室32には、ドレン水接続管23の出口と対向する位置に油分離材として油吸収シート24が配置され、中和室32におけるドレン水の水面すなわち後述する想定水面D2上に位置する。油吸収シート24は、ポリエチレン等を含有するシートである。
さらに、中和室32には、中和剤としての方解石25が収納されている。方解石25は、炭酸カルシウムを含み、酸性のドレン水を中和する物質である。中和剤は、特に方解石25に限定されるものではない。中和室32と排水室33とは、仕切り板28下端の開口部26において、連通している。ここで、中和室32の想定水面D2は、排水室33の想定水面D3と同一の高さである。なお、想定水面D2・D3について、詳しくは後述する。
【0026】
排水室33では、上部にドレン水排水口27が設けられている。ドレン水排水口27は、排水ホース(図示略)によって、エンジン駆動式ヒートポンプ1外と連通されている。
【0027】
エンジン排気ガスフィルタ20にドレン水が十分に滞留すれば、ドレン水排水口27より排水される。このとき、水封室31、中和室32、及び排水室33のそれぞれにおける上限水面を想定水面という。
図4に示すように、排水室33の想定水面D3は、ドレン水排水口27の下端面と同一高さとなる。また、中和室32の想定水面D2は、中和室32と排水室33とが開口部26によって連通しているため、排水室33の想定水面D3と同一高さとなる。
また、水封室31は、ドレン水導入管21・22及びドレン水接続管23以外は略密閉されている室である。つまりドレン水導入管21・22より導入されるドレン水は、ドレン水接続管23のみが出口である。そのため、水封室31の想定水面D1は、水封室31の上面となる。
さらに、ドレン水接続管23の想定水面D4は、中和室32にドレン水が流れ出す位置である水平部23aの下端である。ここで、上述したように水封室31は、略密閉されている室である。そのため、ドレン水導入管21・22の想定水面は、ドレン水接続管23の想定水面D4と同一である。
【0028】
ここで、図3及び図4を用いて、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20の作用について、詳細に説明する。
ドレン水は、ドレン水導入管21・22によって水封室31に導かれ、水封室31の上面である想定水面D1より溢水すれば、ドレン水接続管23によって中和室32に導かれる。ここで、エンジン排気ガス経路では、エンジン10から近ければ排気ガス圧力が高い。そのため、ミストセパレータ14と排気消音器12とでは、排気消音器12の排気ガス圧力が高い。つまり、ドレン水導入管21は、(H1+H3)の深さ分の水圧によって、排気ガスを水封することになる。そのため、ドレン水導入管21の排気ガスは、(H1+H3)の深さ分の水圧より大きい圧力でなければ水封室31に侵入できない。一方、ドレン水導入管22は、(H2+H3)の深さ分の水圧によって水封されていることになる。そのため、ドレン水導入管22の排気ガスは、(H2+H3)の深さ分の水圧より大きい圧力でなければ水封室31に侵入できない。すなわち、ドレン水導入管21・22の開口を高圧の排気ガス程、より高圧の水圧で水封することで、エンジン排気ガスドレン水フィルタ20自体への排気ガスの侵入防止を図っているのである。
【0029】
ドレン水は、ドレン水接続管23によって中和室32に導かれ、開口部26より排水室33に導かれる。ここで、油は水よりも比重が小さい。そのため、ドレン水に含まれる油分は、中和室32において、想定水面D2にて浮上する。このとき、ドレン水に含まれる油分は、想定水面D2において、油吸収シート24に吸収される。さらに、ドレン水に含まれる油分は、中和室32の下端に位置する開口部26より排水室33に導かれることはない。なお、油吸収シート24は、エンジン駆動式ヒートポンプ1の定期点検時に必要に応じて交換される。また、ドレン水は、中和室32において、方解石25によって中和される。
【0030】
中和され油分離されたドレン水は、開口部26より排水室33に導かれ、ドレン水排水口27に接続される排水ホース(図示略)よりエンジン駆動式ヒートポンプ1外へ排出される。
【0031】
このようにして、ドレン水経路における排気ガス侵入防止、並びにドレン水経路の油分離性能の向上を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施例に係るエンジン駆動式ヒートポンプの全体的な構成を示した正面図。
【図2】同じくエンジン排気装置を示す斜視図。
【図3】同じくエンジン排気装置における排気ガス及びドレン水の流れを示す構成図。
【図4】同じくエンジン排気ガスドレン水フィルタを示す一部を断面図とする側面図。
【符号の説明】
【0033】
1 エンジン駆動式ヒートポンプ
5 エンジン排気装置
10 エンジン
12 排気消音器
14 ミストセパレータ
18 排気管
20 エンジン排気ガスドレン水フィルタ
21 ドレン水導入管
22 ドレン水導入管
23 ドレン水接続管
24 油吸収シート
25 方解石
27 ドレン水排水口
31 水封室
32 中和室
33 排水室
D1 想定水面(水封室)
D2 想定水面(中和室)
D3 想定水面(排水室)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン排気ガス経路の複数箇所からドレン水を導くドレン水導入管を想定水面より水中に差し込んで排気ガスを水封する水封室と、
前記水封室下流に設けられ、中和剤を収納する中和室と、
前記中和室下流に設けられる排水室と、
を有するエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、
前記水封室において、エンジン排気ガス経路でエンジンに近い位置からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より深く水中に差し込み、エンジンから遠い位置からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より浅く差し込み、
前記水封室の想定水面からの溢水を前記中和室に導くドレン水接続管を備え、
前記中和室には前記ドレン水接続管出口に対向する位置に油分離材が配置されることを特徴とするエンジン排気ガスドレン水フィルタ。
【請求項2】
請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、
前記エンジン排気ガス経路は、エンジン冷却水とエンジン排気ガスとを熱交換する排気ガス熱交換器、排気消音器、及びミストセパレータを少なくとも備え、
前記水封室において、排気ガス熱交換器又は排気消音器からの前記ドレン水導入管を前記想定水面より深く水中に差し込み、ミストセパレータからの前記ドレン水導入管を前記想定水面より浅く差し込むことを特徴とするエンジン排気ガスドレン水フィルタ。
【請求項3】
請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、
前記排水室には上部にドレン水排水口が設けられ、
前記中和室から前記排水室の下部にドレン水を導くことを特徴とするエンジン排気ガスドレン水フィルタ。
【請求項4】
請求項1記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタにおいて、
前記水封室と中和室とのドレン水接続管を高さ方向に曲がりを有する部材で構成して前記水封室と前記中和室双方の上面を接続する構成としたことを特徴とするエンジン排気ガスドレン水フィルタ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジン排気ガスドレン水フィルタを排気ガス経路に備えてなるエンジン駆動式作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−228570(P2009−228570A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−75759(P2008−75759)
【出願日】平成20年3月24日(2008.3.24)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】