説明

オゾン供給装置

【課題】
オゾンによって物陰に潜むゴキブリ、シロアリ、ダニのような害虫を駆除するだけでなく、室内に充満する悪臭を効果的に消臭できるようにする。
【解決手段】
オゾン供給装置は、吊り下げまたは据え置きによって任意の場所に設置できる一体型であり、多量のオゾンを発生する紫外線オゾンランプと、該オゾンランプを内部に収納している内筒体と、内筒体とほぼ同軸状に配列する外筒体と、筒体後部に設置する通風ファンとからなり、内筒体の後端面を支持部材で閉鎖するとともに、該支持部材に空気の流通が可能な小孔を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物陰に潜むゴキブリ、シロアリ、ダニのような害虫を駆除するだけでなく、室内に充満する悪臭を効果的に消臭できるオゾン供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オゾンは、独特の臭気を持つ微青色の気体で強い酸化力を有し、消毒、漂白、酸化などの目的に用いられている。ゴキブリを駆除する方法において、オゾン発生器を用いることは実開昭61−74375号から公知である。実開昭61−74375号では、オゾン発生器を台所の天井や厨房室内に取り付け、該オゾン発生器に小型スローファンを組み合わる。このオゾン発生器は、空気の吸入口および吹出口を有する容器内に設置し、オゾンを含む空気を小型スローファンによって強制的に室内に吹き出している。
【0003】
オゾンによって害虫を駆除する装置は、実開昭63−58575号、特開平2−303440号および特開平5−170610号などにも開示されている。実開昭63−58575号では、容器内において、空気の吸込み口とオゾン吹出し口との間の通路途中にファンとオゾンランプを設置し、該オゾンランプの点灯時間をタイマーで制御する。特開平5−170610号は、オゾン発生手段およびオゾン分解手段を備え、この駆除装置において、一方の開口部、無機系触媒層、オゾン発生器、酸担持吸収剤層、反転可能なファンおよび他方の開口部を順に配列している。この駆除装置は、簡便な操作で短時間に害虫を駆除することができ、オゾン処理後に大気中に残留するオゾンは無機系触媒層を用いることでいっそう短時間に酸素まで分解できる。
【特許文献1】実開昭61−74375号公報
【特許文献2】実開昭63−58575号公報
【特許文献3】特開平2−303440号公報
【特許文献4】特開平5−170610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の害虫駆除装置は、発生したオゾンをファンによって吹き出し、ファンの回転数を増減して送風量を変化させる。オゾンは、空気中に微量の0.02〜0.04ppm存在している。オゾンは、空気中に約0.05ppm存在するだけで独特の臭気が感じられ、毒作用が非常に強く、濃度が約0.3ppm程度になると呼吸器を侵し、微量でも長時間吸入すると有害である。このため、この害虫駆除装置のファンは通常かなりの送風量を有し、発生したオゾンが装置近辺に滞留しないように設定している。
【0005】
この害虫駆除装置のファン送風量が相当に高いと、オゾンを多量に発生させても空気への混入量が低下し、しかも高速に広く拡散されることでオゾンが低濃度になってしまう。低濃度のオゾンは、ゴキブリやダニ程度の駆逐には有効であっても、ネズミなどの有害動物を駆逐したり、ゴミ処理場、スナック、飲食店、倉庫内などにおける強い悪臭を消臭することはできない。
【0006】
一方、消臭作用を高めるために、ファン送風量を低くして高濃度のオゾンを吐出させるならば、高濃度で低速のオゾンは装置近辺に滞留してオゾンの臭気が感じられ、毒作用が高くなって危険である。低速のオゾンは、仮に悪臭と接触しても境界で分離してしまって悪臭と混じり合うことがなく、酸化によって消臭することが達成されない。
【0007】
本発明は、従来のオゾン発生装置に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、高い送風量により、室内に充満する悪臭を酸化によって確実に消臭できるオゾン供給装置を提供することを目的としている。本発明の他の目的は、害虫駆除などに際して、任意の場所に安全に設置できるオゾン供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るオゾン供給装置は、吊り下げまたは据え置きによって任意の場所に設置できる一体型である。本発明のオゾン供給装置は、多量のオゾンを発生する紫外線オゾンランプと、該オゾンランプを内部に収納している内筒体と、該内筒体とほぼ同軸状に配列する外筒体と、筒体後部に設置する通風ファンとからなり、内筒体の後端面を支持部材で閉鎖するとともに、該支持部材に空気の流通が可能な小孔を設ける。これによって、本発明のオゾン供給装置において、内筒体内部の空気流を、外筒体と内筒体との間の空気流に比べて遅くさせる。
【0009】
本発明のオゾン供給装置では、オゾン供給装置内筒体の後端面を閉鎖する支持部材にオゾンランプを取り付けると好ましい。好ましくは、外筒体の前端面に空気流通が可能な多孔板を取り付け、該多孔板の後方において邪魔板を近接設置することにより、オゾンランプの光が装置外部に漏出することがない。また、内筒体は外筒体よりも短く、その前周端が外筒体前端の多孔板まで達しないことにより、内筒体内部の空気流が、オゾン供給装置を出る前に外筒体と内筒体との間の空気流と混合される。
【0010】
オゾン供給装置1(図1)において、外筒体5の内部に配列する内筒体3は、通常、外筒体5よりも短く、実質的に同軸状であっても多少同軸位置から外れていてもよい。内筒体3の同軸配置は、その上端に溶接した受け板部40,42(図3)と、外筒体5の内周壁に溶接した1対の支持片24,26とをボルト止めして達成しても、外筒体5内に嵌め込んだドーナツ形などの適当なフレーム(図示しない)で設定してもよい。
【0011】
本発明の実施例では、内筒体3内に2本の紫外線オゾンランプ2を収納しており、このオゾンランプは1本または3本以上であってもよい。2本のオゾンランプ2を内筒体3内に収納すると、比較的低速の通風速度で高濃度のオゾンを得ることができる。オゾンランプ2と接触する空気は、内筒体3を閉鎖する支持部材46に設けた小孔を経て内筒体3内へ流入するので比較的低速であり、この小孔が2連円形孔56(図4)の環状間隙であっても、他の形状の貫通孔でもよい。この小孔である環状間隙の大きさを調節すると、内筒体3内の通風速度を適宜に制御できる。この環状間隙の代わりに、遠隔操作可能な開閉部材などによって内筒体3内へ通風速度を調整することも可能である。
【0012】
外筒体5の前端には、多孔板14を溶接するとともに、該多孔板とほぼ同寸の円形の邪魔板20を近接設置する。円形の邪魔板20は、装置1内の通風速度を適度に抑制するとともに、装置1の稼働時にオゾンランプ2の光が装置外部に漏出することを防ぎ、装置外部から見えなくするので安全である。装置1内の通風速度は、シロッコファン8のような通風ファンの回転速度を増減することで制御できる。
【0013】
図示しないけれども、オゾン供給装置1には、通風ファンおよびオゾンランプ2の入力スイッチおよびプラグ付きの電源コードを後筒体7に取り付け、タイマを内蔵させて夜間の一定時間室内で稼動するようにしてもよい。密閉した室内では、通風ファンは常時稼動させてオゾンを拡散させるけれども、オゾンランプ2の点灯時間をタイマーで制御すると好ましい。また、外筒体5において、オゾン発生機構とともにオゾン分解機構を搭載することも可能である。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るオゾン供給装置は、オゾンランプを設置した内筒体と外筒体とを有し、内筒体内部を流通する空気が、外筒体と内筒体との間を流通する空気に比べて遅いので、比較的高濃度のオゾンを高速吐出することができる。本発明のオゾン供給装置は、消臭作用を高めるために高濃度のオゾンを必要とする場合において、ファン送風量を低くしなくてもよく、比較的速い送風速度のままで操作することが可能である。このため、従来のように、高濃度の吐出オゾンが装置近辺に滞留して独特の臭気を感じることがなくて安全であり、しかもオゾンが必要以上に希釈されることがなく、室内に充満する悪臭を酸化によって確実に消臭できる。
【0015】
本発明に係るオゾン供給装置は、室内や床下に簡単に設置でき、ゴキブリやダニ程度の駆逐には有効であり、しかも比較的高い濃度のオゾンでネズミなどの有害動物を駆逐したり、ゴミ処理場、スナック、飲食店、倉庫内などにおける強い悪臭の消臭に使用できる。本発明のオゾン供給装置では、所定の送風速度のオゾンが悪臭源と接触することにより、オゾンと強い悪臭とが境界で分離することがなく、オゾンが悪臭と効果的に混じり合い、酸化による消臭を確実に達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。図1には、本発明に係るオゾン供給装置1を示し、該装置はほぼ筒形の一体型である。オゾン供給装置1は、内部に紫外線オゾンランプ2を収納した内筒体3と、該内筒体とほぼ同軸状に配列する外筒体5とを備える。外筒体5には、同径の後筒体7を接続し、該後筒体の後方に通風ファン例えばシロッコファン8を設置している。
【0017】
外筒体5は、例えば、直径145mmおよび長さ268mmの円筒形であり、両端部をフランジ状に成形する。前方のフランジ部10にはドーナツ形の円形板12(図2)を密にボルト止めし、該円形板の裏側にパンチングメタルである多孔板14を溶接する。多孔板14には、図2において貫通孔15の一部を図示している。多孔板14の大部分は、円形板12の中心孔16によって外部へ露出している。多孔板14の後方において、複数個の筒状セパレータ18を介して円形の邪魔板20を近接設置することにより、多孔板14と邪魔板20とは所定の間隙を有する。邪魔板20の直径は、円形板12の中心孔16のそれよりも多少大きい。
【0018】
外筒体5において、その外周上端にL字棒21を溶接し、該L字棒は装置1の軸方向の重心に位置する。L字棒21は、装置1の持ち手用金具または吊り下げ用金具として使用する。また、台形状に屈曲させたU字棒22を外筒体5の外周下方の前方に溶接し、該U字棒22に対応して後筒体7の外周下端にもU字棒(図示しない)を溶接すると好ましい。U字棒22は、装置1を横置きした際の支持部材として使用し、該U字棒によって装置1が床上で回転するのを防ぐ。さらに、外筒体5の内周壁に1対の矩形状平面の支持片24,26を溶接し、両支持片にそれぞれねじ孔(図示しない)を設ける。支持片24,26の間隔は、内筒体3の長さにほぼ等しく、内筒体3の前後を固定することで該内筒体を確実に水平支持する。
【0019】
後筒体7は、前方フランジ部28において、外筒体5の後方フランジ部30にボルト止めすることによって同心状に接続する。後筒体7は、例えば、外筒体5と同一の直径で長さが200mmであり、外筒体5と同様に両端部をフランジ状に成形している。後筒体7は、その後方部に設置した隔離板32にシロッコファン8を搭載し、該ファンによって内筒体3および外筒体5の方へ送風する。図示しないけれども、後筒体7には、シロッコファン8用のモータおよびトランスなどを収納し、後方フランジ部33に円形多孔板などをボルト止めする。シロッコファン8は、1段の遠心式通風ファンであり、一般に短い前向き羽根を60〜90枚持ち、効率55〜65%で15〜200mmAqの低風圧に適し、音響が少なくて送風量が変化しても風圧の変化が比較的少ない。
【0020】
内筒体3は、例えば、直径60mmおよび長さ206mmの円筒形であり、後端部をフランジ部34(図3)を形成して矩形状に成形する。矩形フランジ部34の四隅には、それぞれ貫通孔36を設ける。内筒体3は、外筒体5と同軸状に配列するために、外壁の上端に軸方向に沿って帯板38を溶接し、該帯板の前後端部を直角に屈曲して受け板部40,42(図3)を形成し、両取付部にそれぞれ貫通孔44(図3)を設ける。
【0021】
細長いU字形の紫外線オゾンランプ2は、T字形平面の支持部材46(図4)を介して内筒体3に2本平行に収納する。支持部材46は、内筒体3の矩形フランジ部34と対応する大きさの直交部48と、該直交部の幅方向中央に垂直に溶接する平行部50とからなる。直交部48には、矩形フランジ部34の各貫通孔36と対応する貫通孔51をそれぞれ形成するとともに、両オゾンランプ2の端子部54(図1)を嵌入する2連円形孔56を隣接状に形成する。2連円形孔56は、平行部50に関してほぼ線対称であり、ランプ端子部54の外径よりもわずかに大きい内径を有することにより、2連円形孔56の環状間隙が空気流通用の小孔に相当し、この環状間隙を経て内筒体3内へ通風可能である。一方、平行部50は、内筒体3の内径および長さにほぼ等しい高さと長さを有する細長い矩形板であり、その後方に締付け金具52用の貫通孔58,58を設ける。平行部50には、前方下方に貫通孔60を設けてもよく、該貫通孔にオゾンランプ2の前方受け金具(図示しない)などを取り付ける。
【0022】
オゾン供給装置1を組み立てるには、オゾンランプ2,2を支持部材46の平行部50の両側に配置し、ランプ端子部54を直交部48の2連円形孔56に嵌入する。中央部が凹んだ締付け金具52(図1)でランプ2,2の後端部を挟み、両金具の透孔および貫通孔58にボルト62を挿入してナットで定着する。次に、オゾンランプ2,2を支持部材46とともに内筒体3内に収納し、支持部材46の各貫通孔51を内筒体3の各貫通孔36と合致させてボルト止めしてから、内筒体3を外筒体5内へ入れ、該内筒体を若干回して受け板部40,42を支持片24,26と合致させ、両者をタッピンビス64,66で固定する。オゾンランプ2の端子部54,54を電気回路のソケット(図示しない)に差し込んでから、後筒体7を外筒体5にボルト接続する。通常、オゾンランプ2の入力スイッチは、シロッコファン8のそれと別個に取り付ける。
【0023】
オゾン供給装置1は、そのまま手で持ち運ぶことができ、L字棒21を介してチェーンなどによって適当な場所に吊り下げても、床上に載置してU字棒22で静止させても、外筒体5を上向きにして縦置きすることも可能である。オゾン供給装置1は、適当な場所に配置した後に、後筒体7から延びる電源コードのプラグ(図示しない)を家庭用電源のジャックに差し込めばよい。スイッチを入れるとシロッコファン8が回転し、後筒体7から外筒体5へ送風する。この送風の大部分は外筒体5と内筒体3との間を流通する。また、この送風の一部分は、内筒体3を閉鎖する支持部材46の2連円形孔56の環状間隙を経て内筒体3内へ流入し、オゾンランプ2,2で発生するオゾンとともに内筒体3を出て、外筒体5の前方部において、該外筒体と内筒体3との間を流通する空気と混合され、この混合空気は邪魔板20を経て多孔板14から装置外部へ流出する。
【0024】
オゾン供給装置1において、外筒体5と内筒体3との間を流通する空気は、抵抗が小さいので比較的高速である。一方、内筒体3内部を流通する空気は、支持部材46における抵抗が大きいので比較的低速になり、低速の空気が多量のオゾンを発生するオゾンランプ2,2と接触すると、比較的高濃度のオゾンを送り出すことができる。低速である高濃度のオゾンは、外筒体5内において比較的高速の空気と混合されるため、比較的高濃度のオゾンを高速に吐出することができる。
【0025】
オゾン供給装置1は、室内の上方に配置し且つ比較的高濃度のオゾンを高速吐出することにより、そのオゾンが室内にある悪臭源と接触し、室内に充満する悪臭および壁面や絨毯に付着した臭いを酸化によって確実に消臭する。オゾン供給装置1は、夜間などに使用して、ゴミ処理場、スナック、飲食店、倉庫内などにおける強い悪臭を確実に消臭できる。オゾン供給装置1は、室内や床下に配置すると、ゴキブリやダニなどの害虫を駆逐でき、しかも比較的高い濃度でネズミなどの有害動物も駆逐できる。
【0026】
オゾン供給装置1を密閉した室内で使用継続する場合、オゾンの濃度が室内で約0.06ppmに達するとオゾンの臭気が感じられるようになるため、オゾンランプ2,2を消灯してオゾンの発生を停止し、シロッコファン8の回転は続けてオゾンの拡散のみを継続する。一方、オゾンが拡散と酸化によって濃度が約0.03ppmまで低下すれば、オゾンランプ2,2を点灯してオゾンの発生を再開する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係るオゾン供給装置を示す縦断面図である。
【図2】オゾン供給装置の正面図である。
【図3】オゾンランプの取付金具を示す(1)側面図および(2)正面図である。
【図4】本発明で用いる内筒体を示す(1)側面図および(2)正面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 オゾン供給装置
2 紫外線オゾンランプ
3 内筒体
5 外筒体
7 後筒体
8 シロッコファン
12 円形板
14 多孔板
20 邪魔板
46 支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吊り下げまたは据え置きによって任意の場所に設置できる一体型のオゾン供給装置であって、多量のオゾンを発生する紫外線オゾンランプと、該オゾンランプを内部に収納している内筒体と、内筒体とほぼ同軸状に配列する外筒体と、筒体後部に設置する通風ファンとからなり、内筒体の後端面を支持部材で閉鎖するとともに、該支持部材に空気の流通が可能な小孔を設けることにより、内筒体内部の空気流を、外筒体と内筒体との間の空気流に比べて遅くさせるオゾン供給装置。
【請求項2】
内筒体の後端面を閉鎖する支持部材にオゾンランプを取り付ける請求項1記載のオゾン供給装置。
【請求項3】
外筒体の前端面に空気流通が可能な多孔板を取り付け、該多孔板の後方において邪魔板を近接設置することにより、オゾンランプの光が装置外部に漏出しない請求項1記載のオゾン供給装置。
【請求項4】
内筒体は外筒体よりも短く、その前周端が外筒体前端の多孔板まで達しないことにより、内筒体内部の空気流が、オゾン供給装置を出る前に外筒体と内筒体との間の空気流と混合される請求項1記載のオゾン供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−55006(P2006−55006A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−237221(P2004−237221)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(390021566)株式会社サンエツ (7)
【Fターム(参考)】