説明

オートテンショナ

【課題】無段階の張力調整と任意のバックラッシ量とを両立させる。
【解決手段】シリンダ室11a内に収納するナット部材12と、ナット部材12の雌ねじ21に適合する雄ねじ31付きのロッド13と、ロッド13をナット部材12から突出する方向に付勢する第1のばね14と、ナット部材12、ロッド13をシリンダ室11aから押し出す方向に付勢する第2のばね15とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エンジンのカムシャフト駆動用のチェーン等に適正な張力を付与するために使用するオートテンショナに関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンのカムシャフト駆動用のチェーン伝導装置に使用するために、バックラッシを有するラチェット式のオートテンショナが提案されている(特許文献1)。
【0003】
従来のラチェット式のオートテンショナは、一端開放のシリンダ室にラック付きのプランジャを摺動自在に収納し、シリンダ室内のばねを介してプランジャを突出方向に付勢するとともに、ラックに係合するラチェットをシリンダ室の外部に設けて構成されている。プランジャは、ラチェットの回動角度で決まる一定のバックラッシの範囲内では、ばねを介して前後に進退してチェーンの張力を一定に保持することができ、バックラッシ量を超えてプランジャが進出すると、ラックに対するラチェットの係合位置が変わり、新しい係合位置を基準にして所定のバックラッシの範囲内でプランジャが進退する。なお、ラックのピッチを小さくしてチェーンの張力をできるだけ無段階に調整し、同時に所定のバックラッシ量を実現するために、ラックの歯の前後の角度や歯丈を適切に設定することも提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−2386号公報
【特許文献2】特開2001−214957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる従来技術によるときは、ラックのピッチとバックラッシ量とを互いに独立に設定することができず、設計上の自由度が小さい上、ラチェットの爪をラックの歯に係合させてプランジャの後退を阻止するので、十分な耐久性を実現することが容易でないという問題があった。
【0006】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、ナット部材の雌ねじとロッドの雄ねじとをねじ係合させるとともに、雄ねじ、雌ねじのねじ面の片側を互いに噛み合う階段状に形成することによって、無段階の張力調整と任意のバックラッシ量とを両立させるとともに、必要十分な耐久性を容易に実現することができるオートテンショナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、内周に雌ねじを有し、一端開放のシリンダ室に摺動可能に収納するナット部材と、雌ねじに適合する雄ねじを有し、シリンダ室の開放端側からナット部材に組み合わせるロッドと、ロッドをナット部材から突出する方向に付勢する第1のばねと、ナット部材、ロッドをシリンダ室から押し出す方向に付勢する第2のばねとを備えてなり、雌ねじ、雄ねじは、ねじ面の摩擦角より大きなリード角に形成し、ロッドをナット部材に押し込む方向の荷重によって当接する側のねじ面を互いに噛み合う等ピッチの階段状に形成することをその要旨とする。
【0008】
なお、雌ねじ、雄ねじの階段状のねじ面は、軸方向の段差と、リード角をキャンセルする斜面とを組み合わせて形成することができる。
【0009】
また、雌ねじ、雄ねじは、多条ねじとし、雌ねじは、一周分のねじ山をねじ条数に応じて均等に分割して軸方向の同位置に配置してもよく、ナット部材は、雌ねじを形成する円筒状の本体部材の一端に底部材を接合してもよい。
【0010】
さらに、第2のばねは、定荷重ばね特性を有することができ、ロッドは、着脱可能な拘束部材によりナット部材内の定位置に拘束することができる。
【発明の効果】
【0011】
かかる発明の構成によるときは、ナット部材の雌ねじ、ロッドの雄ねじは、ねじ面の摩擦角より大きなリード角に形成されている。そこで、第1のばねは、ロッドをナット部材から突出する方向に付勢することにより、ナット部材に対してロッドを相対回転させながらシリンダ室から突出させ、ロッドを介してチェーンの張力を無段階に増加させてチェーンの緩みを是正することができる。一方、雌ねじ、雄ねじのねじ面のうち、ロッドをナット部材に押し込む方向の荷重によって当接する側は、互いに噛み合う階段状に形成されているため、チェーンの張力が増大しても、階段状の段差と、ねじ面の隙間とによって決まるバックラッシを超えてロッドが押し込まれることがなく、バックラッシは、階段状の段差により任意に設定することができる。ただし、バックラッシを超えてロッドが押し込まれるようなチェーンの過大な張力の場合には、第2のばねが圧縮され、ナット部材、ロッドが一体となって後退することにより対処することができる。
【0012】
ナット部材の雌ねじ、ロッドの雄ねじの片側の階段状のねじ面は、ナット部材、ロッドの共通の軸方向の段差と、雌ねじ、雄ねじのリード角をキャンセルする斜面とを組み合わせて形成する。ただし、リード角をキャンセルする斜面とは、ナット部材、ロッドの共通の軸に直角の平面に対してリード角と逆方向に0°以上に傾く平面をいう。
【0013】
雌ねじ、雄ねじを多条ねじとすれば、ナット部材が短くても、内部のロッドが傾いたり、それによってロッドの回転移動が妨げられたりするおそれがない。また、多条ねじの雌ねじの一周分のねじ山を条数に応じて周方向に均等に分割し、ナット部材の軸方向の同位置の周方向に配置すると、実質的に一周分のねじ山をナット部材の内周に形成すればよく、片側のねじ面を階段状に形成する雌ねじをナット部材の両端から一挙に押圧加工して作ることができる。ただし、ここでいう押圧加工とは、たとえば焼結、鍛造などの塑性加工をいう。
【0014】
ナット部材は、雌ねじ付きの円筒状の本体部材と底部材とを組み合わせることにより、本体部材の雌ねじを押圧加工によって作るとともに、底部材とロッドとの間に第1のばねを内装し、底部材とシリンダ室の閉鎖端との間に第2のばねを介装することができる。
【0015】
第2のばねは、定荷重ばね特性を有する非線形ばねとすることにより、チェーンの最大張力を抑制し、過大な張力を回避することができる。なお、このような非線形特性は、たとえば板厚tと最大たわみhとの比h/t=1.4〜1.6程度の皿ばねや、適切な形状、弾性のゴムなどの弾性体ばねなどにより実現可能である。
【0016】
ロッドを拘束する拘束部材を設ければ、ロッドをナット部材の定位置にねじ込んで第1のばねを圧縮しても、ロッドが不用意に突出して来ることを防止し、組立作業を円滑にすることができる。なお、拘束部材としては、たとえばロッドの一部に係合する着脱可能なピンや小ねじなどが好ましい。また、シリンダ室内のナット部材にロッドをねじ込んで組み合わせるには、ロッドの先端にスパナなどの工具を係合させる係合部分を形成するとともに、シリンダ室の閉鎖端に形成する貫通孔を介してまわり止め用の工具をナット部材に係合させ、またはナット部材のまわり止めをシリンダ室に設けることにより、ナット部材をまわり止めすることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】全体構成縦断面図
【図2】ロッドの構成説明図
【図3】ナット部材の要部構成説明図
【図4】雌ねじ、雄ねじの要部説明図
【図5】雌ねじ、雄ねじの係合状態説明図
【図6】図1相当の全体動作説明図
【図7】使用状態説明図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0019】
オートテンショナ10は、ケース11のシリンダ室11aに収納するナット部材12、ロッド13、第1のばね14、第2のばね15を備えてなる(図1)。
【0020】
ケース11には、一端開放のシリンダ室11aが形成されている。シリンダ室11aは、断面円形であり、シリンダ室11aの閉鎖端には、座ぐり11c付きの貫通孔11bが形成されている。なお、ケース11には、取付用のボルト孔11d、11dが形成されている。
【0021】
ナット部材12は、内周に雌ねじ21を有する円筒状の本体部材12aの一端の段部12cに対し、有底円筒状の底部材12bを一体に接合して構成されている。ナット部材12は、ケース11のシリンダ室11aに対し、本体部材12aを開放端側に向けて、シリンダ室11aの軸方向に摺動移動可能に収納されている。なお、底部材12bは、本体部材12aと同径であり、底部材12bの底面には、図1の紙面に垂直方向に長い長方形の角孔12dが開口されている。
【0022】
ロッド13は、シリンダ室11aの内径に適合する大径部13aの一端に、ナット部材12の雌ねじ21に適合する雄ねじ31付きの小径部13bを同軸状に突設して形成されている(図2(A))。ただし、図2(A)、(B)は、それぞれロッド13の縦断面図、図2(A)のX矢視図である。
【0023】
ロッド13の内部には、小径部13bの先端から大径部13aに向けて断面円形の中空部13cが形成されている。また、大径部13aの中間部外周には、環状溝13dが形成され、大径部13aの先端面には、径方向の帯状の突部13eが形成されている(図2(A)、(B))。ロッド13は、雄ねじ31を介し、シリンダ室11aの開放端側からナット部材12の雌ねじ21にねじ込まれ、ナット部材12と組み合わされている(図1)。
【0024】
第1のばね14は、ロッド13の中空部13cに適合するコイルばねである。第1のばね14は、中空部13cに内装するようにして、ナット部材12の底部材12bとロッド13との間に圧縮されて介装されている。第1のばね14は、ロッド13をナット部材12から突出する方向に付勢している。
【0025】
第2のばね15は、定荷重ばね特性を有する皿ばねである。第2のばね15は、大径のワッシャ16を介し、シリンダ室11aの閉鎖端と底部材12bの底面との間に介装されている。第2のばね15は、ナット部材12、ロッド13をシリンダ室11aから押し出す方向に付勢している。
【0026】
ケース11には、着脱可能なピン17が設けられている。ピン17は、ロッド13の環状溝13dに係合してロッド13をナット部材12内の定位置に拘束する拘束部材として作用する。ピン17は、ケース11に形成するピン穴11eに対し、ケース11の外部から着脱可能である。
【0027】
ナット部材12の雌ねじ21、ロッド13の雄ねじ31は、互いに噛合する2条ねじである。
【0028】
雌ねじ21は、一周分のねじ山を均等に2分割し、ナット部材12の本体部材12aの内周に対し、各部分が軸方向の同位置の周方向に対称的に配置されている(図3)。ただし、図3(A)〜(C)は、それぞれ正面図、図3(A)のY1 −Y1 線、Y2 −Y2 線矢視相当断面図である。雌ねじ21の片側のねじ面は、段差21a、21a…、斜面21b、21b…による等ピッチの階段状に形成されている。ただし、雌ねじ21の階段状のねじ面は、シリンダ室11aの開放端側、すなわち、ロッド13をナット部材12に押し込む方向の荷重によって雄ねじ31が当接する側のねじ面とする(図1、図3)。
【0029】
雄ねじ31は、雌ねじ21と同形の台形に形成されている(図4)。ただし、図4(A)、(B)は、それぞれ雌ねじ21、2条ねじの雄ねじ31、31のねじ山の拡大図である。雌ねじ21、雄ねじ31は、それぞれ共通の基準径aを有し、雄ねじ31の片側のねじ面は、段差31a、31a…、斜面31b、31b…により雌ねじ21の階段状のねじ面と噛み合う等ピッチの階段状に形成されている(図4(B)、図5)。雌ねじ21、雄ねじ31の段差21a、31a、斜面21b、31bは、それぞれ雌ねじ21、雄ねじ31の相対向する片側のねじ面に対し、凹み側に形成されている。ただし、図5(A)、(B)は、2条ねじの雄ねじ31、31と雌ねじ21との係合状態を示す要部拡大図である。
【0030】
雌ねじ21、雄ねじ31のリード角βは、雌ねじ21、雄ねじ31の滑らかなねじ面の摩擦角より大きく設定されている。また、雌ねじ21、雄ねじ31の段差21a、31aは、それぞれナット部材12、ロッド13の共通の軸Cと平行であり、斜面21b、31bは、それぞれ軸Cに直角の平面に対し、リード角βと逆方向に傾きθ≧0°の平面である。すなわち、雌ねじ21、雄ねじ31の階段状のねじ面は、それぞれ軸C方向の段差21a、21a…、31a、31a…と、リード角βをキャンセルする斜面21b、21b…、31b、31b…とを組み合わせて形成されている。さらに、各段差31a、21aの高さd、雄ねじ31、雌ねじ21の隙間δとして、雄ねじ31、31のピッチpは、雄ねじ31、雌ねじ21の間にバックラッシΔ=d+δを生じるように定められている。
【0031】
オートテンショナ10は、ケース11のシリンダ室11aにワッシャ16、第2のばね15、ナット部材12を組み込み、第1のばね14を圧縮しながらロッド13をナット部材12にねじ込んで一体に組み立てる(図6)。このとき、ナット部材12は、シリンダ室11aの閉鎖端の貫通孔11bを介して底部材12bの底面の角孔12dに工具を係合させてまわり止めし、ロッド13は、先端面の帯状の突部13eに工具を係合させて回転させ、雄ねじ31、雌ねじ21をねじ係合させる。ロッド13をナット部材12に十分にねじ込んだら、ケース11のピン穴11eを介してピン17をロッド13の環状溝13dに係合させ(図1)、ロッド13を定位置に拘束する。
【0032】
オートテンショナ10は、チェーン1を介してカムシャフト2、2を駆動するエンジンのカムシャフト駆動用のチェーン伝導装置に使用することができる(図7)。無端のチェーン1は、クランクシャフト3、カムシャフト2、2上のスプロケット3a、2a、2aに掛け渡されており、チェーン1の緊張側、緩み側には、それぞれ固定形、揺動形のチェーンガイド4、5が配設されている。揺動形のチェーンガイド5は、支持軸5aのまわりに揺動自在であり、オートテンショナ10のロッド13は、チェーンガイド5の背面の突部5bを押圧することにより、チェーン1に張力を付与することができる。なお、オートテンショナ10は、取付ボルト10a、10aを介して図示しないエンジンフレームに固定されている。オートテンショナ10は、ピン17によってロッド13を拘束した状態でエンジンフレームに組み付け、その後、ピン17を抜き取ってロッド13の拘束を解除する。
【0033】
ロッド13は、拘束を解除されると、第1のばね14によって押されているため、ナット部材12に対して相対回転しながらシリンダ室11aの開放端側に前進し(図5(A)の矢印K1 方向)、シリンダ室11aから突出してチェーンガイド5を押し、チェーン1に所定の張力を付与することができる。ナット部材12の雌ねじ21、ロッド13の雄ねじ31は、摩擦角より大きなリード角βに形成されているからである。チェーン1が緩んで張力が不足すると、ロッド13は、同様にしてさらに回転しながら前進し、チェーン1の張力を無段階に是正する。また、チェーン1の張力が過大になると、ロッド13は、バックラッシΔの範囲内では、第1のばね14を圧縮することにより後退して過大な張力を解消し(図5(B)の矢印K2 方向)、さらに過大な張力が存在するときは、第2のばね15に抗してナット部材12とともに後退し(同方向)、チェーン1の張力を適正に保持することができる。
【0034】
以上の説明において、雌ねじ21、雄ねじ31は、2条ねじ以外の多条ねじとしてもよい。このときの雌ねじ21は、1周分のねじ山をねじ条数に応じて均等に分割し、ナット部材12の軸方向の同位置の周方向に分散して配置する。
【0035】
また、ナット部材12は、シリンダ室11aに対し、適当なまわり止めを施すことにより、周方向に相対回転不能、軸方向に相対移動可能に収納してもよい。このとき、シリンダ室11aの閉鎖端の貫通孔11b、ナット部材12の底面の角孔12dを設ける必要がない。なお、ナット部材12の底部材12bは、第1、第2のばね14、15の一端を受けるスプリングシートとして使用できればよく、その形状を任意に変形することができる。
【0036】
さらに、ロッド13を拘束するピン17は、小ねじなどの他の拘束部材に代えてもよい。また、第2のばね15は、所定の非線形特性が実現できれば、皿ばね以外の弾性体ばねとすることも可能である。
【0037】
なお、シリンダ室11aに油を導入してシリンダ室11a内を圧力室とし、ロッド13が後退する際の油圧ダンパ効果を実現することもできる。また、図7において、チェーン1は、歯付きベルトであってもよく、ケース11のシリンダ室11aは、ケース11を省略して図示しないエンジンフレームなどに直接形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0038】
この発明は、エンジンのカムシャフト駆動用の伝導装置以外のチェーンやベルトなどの張力調整の用途にも、広く好適に適用することができる。
【符号の説明】
【0039】
β…リード角
C…軸
11a…シリンダ室
12…ナット部材
12a…本体部材
12b…底部材
13…ロッド
14…第1のばね
15…第2のばね
21…雌ねじ
31…雄ねじ
21a、31a…段差
21b、31b…斜面

特許出願人 株式会社 江沼チヱン製作所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内周に雌ねじを有し、一端開放のシリンダ室に摺動可能に収納するナット部材と、前記雌ねじに適合する雄ねじを有し、前記シリンダ室の開放端側から前記ナット部材に組み合わせるロッドと、該ロッドを前記ナット部材から突出する方向に付勢する第1のばねと、前記ナット部材、ロッドを前記シリンダ室から押し出す方向に付勢する第2のばねとを備えてなり、前記雌ねじ、雄ねじは、ねじ面の摩擦角より大きなリード角に形成し、前記ロッドを前記ナット部材に押し込む方向の荷重によって当接する側のねじ面を互いに噛み合う等ピッチの階段状に形成することを特徴とするオートテンショナ。
【請求項2】
前記雌ねじ、雄ねじの階段状のねじ面は、軸方向の段差と、リード角をキャンセルする斜面とを組み合わせて形成することを特徴とする請求項1記載のオートテンショナ。
【請求項3】
前記雌ねじ、雄ねじは、多条ねじとし、前記雌ねじは、一周分のねじ山をねじ条数に応じて均等に分割して軸方向の同位置に配置することを特徴とする請求項1または請求項2記載のオートテンショナ。
【請求項4】
前記ナット部材は、前記雌ねじを形成する円筒状の本体部材の一端に底部材を接合することを特徴とする請求項3記載のオートテンショナ。
【請求項5】
前記第2のばねは、定荷重ばね特性を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載のオートテンショナ。
【請求項6】
前記ロッドは、着脱可能な拘束部材により前記ナット部材内の定位置に拘束することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載のオートテンショナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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