説明

カメラ動揺表示方法及びその装置並びにイメージディスプレイ装置及びその方法

【課題】カメラの動揺を感知してカメラの動揺量を計算し、この計算されたカメラの動揺量に基づいてカメラの動揺を表示する装置を提供すること。
【解決手段】カメラの動揺を感知する動揺感知部210と、この感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する動揺計算部220と、動揺計算部220において計算されたカメラの動揺量を表示する動揺表示部230とを備えるカメラ動揺表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラの動揺により所定のイメージが暈けて撮影されることを防止する方法及びそのための装置に係り、さらに具体的には、カメラの動揺を感知して、感知されたカメラの動揺に基づいて計算された動揺量をユーザに表示することによって、ユーザが暈けたイメージを撮影することを防止できるカメラ動揺表示方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、カメラを利用して所定のイメージを撮影する場合に、カメラには、手またはボディーの震えや、手またはボディーの移動等による動揺が伝達され、伝達されたこの動揺により撮影されたイメージは、鮮明ではなく暈けて撮影されることがある。カメラの動揺の種類は、通常、2つの種類で表現することができる。
【0003】
第1の動揺の種類は、カメラのレンズ軸上で上下方向に動くことであり、第2の動揺の種類は、カメラのレンズ軸上で左右方向に動くことである。この上下方向の動揺をピッチングと言い、この左右方向の動揺をヨーイングと言う。ユーザが、カメラのシャッタボタンを押して所定のイメージを撮影する度に、カメラには、ピッチングまたはヨーイングの動揺が発生することがある。
【0004】
図1A及び図1Bは、所定の物体から、カメラのレンズ10を透過してフィルム20の表面に届いた光の光路を説明する図面である。図1Aは、カメラに動揺が生じていない正常状態を示している。物体Aからの光は、フィルム20の表面に焦点Bとして正確に合わせられる。また、図1Bは、カメラに動揺が生じた状態を示している。図1Bに示すように、カメラにピッチングの動揺が生じた場合、フィルム20の表面の焦点はB’に合わせられる。すなわち、カメラのシャッタが開放されている間、物体Aからの光は、焦点Bと焦点B’との間で移動する。
【0005】
このように、カメラの小さな動揺も、イメージを暈けて撮影させてしまう原因となる。このため、カメラの動揺を感知し、カメラの動揺を補償して所定のイメージを撮影する方法及びそのための装置や、カメラの動揺量が所定のしきい値以下となると、シャッタを開放して所定のイメージを撮影する方法及びそのための装置等が研究されている。
【0006】
しかし、従来のイメージの撮影方法及びその装置は、カメラの動揺量をユーザにフィードバックしないことにより、ユーザはカメラの動揺量を認識できないという不便さがあった。また、カメラの動揺量が、所定のしきい値以上であるとき、シャッタを強制的に動作不能にして暈けたイメージが撮影されることを防止する場合にも、ユーザにカメラの動揺量がフィードバックされず、イメージを撮影できないという不便さがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明が達成しようとする技術的課題は、カメラの動揺を感知してカメラの動揺量を計算し、この計算されたカメラの動揺量に基づいてカメラの動揺を表示する方法を提供することである。
また、本発明が達成しようとする他の技術的課題は、カメラの動揺を感知してカメラの動揺量を計算し、この計算されたカメラの動揺量に基づいてカメラの動揺を表示する装置を提供することである。
【0008】
また、本発明が達成しようとする他の技術的課題は、イメージを連続的に所定回数撮影して、各イメージに対する動揺量を比較し、この比較結果に基づいて撮影されたイメージをディスプレイする方法を提供することである。
さらに、本発明が達成しようとする他の技術的課題は、イメージを連続的に所定回数撮影して、各イメージに対する動揺量を比較し、この比較結果に基づいて撮影されたイメージをディスプレイする装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の技術的課題を達成するためのカメラ動揺表示方法は、a)カメラ動揺表示装置の動揺感知部が、カメラの動揺を感知するステップ、b)カメラ動揺表示装置の動揺計算部が、感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算するステップ、及びc)カメラ動揺表示装置の動揺表示部が、前記計算されたカメラの動揺量を表示するステップを含むことを特徴とする。
望ましくは、前記カメラ動揺表示方法は、d)カメラ動揺表示装置の撮影部が、前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合にのみシャッタを開放して、所定のイメージを撮影するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0010】
望ましくは、前記第1しきい値は、シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度の少なくとも1つに基づいて設定されることを特徴とする。
望ましくは、前記カメラ動揺表示方法は、e)カメラ動揺表示装置のディスプレイ部が、前記連続的に撮影されたイメージをディスプレイするステップをさらに含むことを特徴とし、前記ステップe)は、e1)前記カメラ動揺表示装置の比較部が、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較するステップ及びe2)前記ディスプレイ部が、前記比較結果によって、連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイするステップを含むことを特徴とする。
【0011】
前記の技術的課題を達成するためのカメラ動揺表示装置は、カメラの動揺を感知する動揺感知部と、前記感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する動揺計算部と、前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量を表示する動揺表示部と、を備えることを特徴とする。
望ましくは、前記カメラ動揺表示装置は、前記動揺表示部において表示されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合にのみシャッタを開放して、所定のイメージを撮影する撮影部をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
望ましくは、前記第1しきい値は、シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度のうち少なくとも1つに基づいて設定されることを特徴とする。
望ましくは、前記カメラ動揺表示装置は、前記計算されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合に、前記撮影部においてイメージを所定回数連続的に撮影するように制御する連続撮影制御部をさらに備え、前記表示部は、前記連続的に撮影されたイメージをディスプレイすることを特徴とする。
【0013】
望ましくは、前記カメラ動揺表示装置は、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する比較部をさらに備え、前記ディスプレイ部は、前記比較部の比較結果によって、連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイすることを特徴とする。
【0014】
前記の技術的課題を達成するためのカメラにおいて撮影したイメージをディスプレイするイメージディスプレイ方法は、a)イメージディスプレイ装置の連続撮影制御部が、前記イメージを連続的に撮影するステップ、b)イメージディスプレイ装置の動揺感知部が、連続的に前記イメージを撮影するときのカメラの動揺を感知し、イメージディスプレイ装置の動揺計算部が、前記感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算するステップ、c)イメージディスプレイ装置の比較部が、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較するステップ、及びd)イメージディスプレイ装置のディスプレイ部が、前記比較結果に基づいてイメージをディスプレイするステップを含むことを特徴とする。
【0015】
前記の技術的課題を達成するためのカメラにおいて撮影したイメージをディスプレイするイメージディスプレイ装置は、イメージを所定回数連続的に撮影するように制御する連続撮影制御部、連続的に前記イメージを撮影した時点のカメラの動揺を感知する動揺感知部、前記感知された動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する動揺計算部、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する比較部、及び前記比較部の比較結果に基づいてイメージをディスプレイするディスプレイ部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のカメラ動揺表示方法及びその装置によると、カメラの動揺量を表示することによって、ユーザにカメラの動揺量を認識させることができる。したがって、カメラの動揺量が所定の第1しきい値以下である場合にのみシャッタを開放して所定のイメージを撮影する場合、カメラの動揺量をユーザに提示することによって、提示されたカメラの動揺量を通じて、ユーザは、第1しきい値以下の撮影ポイントを予想することができる。
また、本発明のイメージディスプレイ装置及びその方法によると、連続撮影したイメージから、カメラの動揺量の小さな良好なイメージを、ユーザが意識することなく選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付した図面を参考しつつ、本発明に係るカメラ動揺表示方法及びその装置についてさらに詳細に説明する。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に係るカメラ動揺表示装置の機能ブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係るカメラ動揺表示装置は、動揺感知部210、動揺計算部220、動揺表示部230及び撮影部240を備えている。
【0019】
まず、動揺感知部210は、カメラの動揺を感知し、感知された動揺に対応する電気信号を発生させる。本発明の適用分野によって、動揺感知部210は、カメラの加速度、角速度、または角加速度などを測定するための加速度センサー、角速度センサー、角加速度センサー、衝撃量センサーなどを使用することができる。カメラの動揺を感知するために、他の種類のセンサーが使用することも可能であり、これは、本発明の範囲に属する。一方、本発明の適用分野によって、角速度センサー、加速度センサー、角加速度センサー及び衝撃量センサーのいずれかは、カメラのレンズを中心に、前後方向の第1軸、左右方向の第2軸または上下方向の第3軸のうち、少なくとも1軸の加速度、角速度、角加速度または衝撃量を感知する。
【0020】
次に、動揺計算部220は、動揺感知部210において感知されたカメラの動揺に基づいて、カメラの動揺量を計算する。
本発明の適用分野によって、動揺計算部220は、動揺感知部210において感知されたカメラの第1軸ないし第3軸のうち、少なくとも1軸以上の動揺を表す信号に対する所定時間の標準偏差、分散、平均、最大値、最小値及びノルムなどの統計値のうち、少なくとも1つを利用してカメラの動揺量を計算する。
【0021】
また、本発明の適用分野によって、動揺計算部220は、動揺感知部210において感知されたカメラの第1軸ないし第3軸のうち、少なくとも1軸以上の動揺を表す信号を、少なくとも1回以上、微分または積分を実行し、微分または積分された信号に対する所定時間の標準偏差、分散、平均、最大値、最小値、ノルムなどの統計値のうち、少なくとも1つを利用してカメラの動揺量を計算する。
【0022】
次に、動揺表示部230は、動揺計算部220において計算されたカメラの動揺量を表示する。動揺表示部230は、カメラの動揺量を数字、図形、アイコン、色彩の変化、音の強弱または音の種類、振動の強弱及び光の点滅間隔、光度または光の色のうち、少なくとも1つを用いて表示する。
【0023】
例えば、動揺表示部230は、動揺計算部220において計算されたカメラの動揺量を数字またはバーのような図形で表示できる。また、動揺表示部230は、音発生手段(図示せず)を備えており、カメラの動揺量により音量を上げたり、音の発生周波数を変化させて発音することができる。一方、動揺表示部230は、光を放出する手段を備えており、カメラの動揺量により光度を上げたり、光の点滅間隔を高めたり、放出する光の色を変化させることができる。
さらに、本発明の適用分野によって、動揺表示部230は、動揺計算部220において計算されたカメラの動揺量が、所定の第1しきい値を超えるか否かによって、カメラが動いたか否かのみを表示することもできる。また、カメラの動揺量が、第1しきい値を超えて、写真撮影が不可能であるときには、赤色の手の形状のアイコンを表示し、カメラの動揺量が第1しきい値以下になると、青色の手の形状のアイコンを表示させる構成としてもよい。本発明の適用分野によって、動揺表示部230に、他の種類の表示方法が適用可能であるが、これは、本発明の範囲に属する。
【0024】
本実施形態において、動揺表示部230は、撮影者にカメラの動揺量を表示する。本発明の他の実施形態として、動揺表示部230は、被撮影者にカメラの動揺量を表示することもできる。本発明のさらに他の実施形態として、動揺表示部230は、撮影者と被撮影者との両者にカメラの動揺量を表示してもよい。例えば、カメラの動揺量は、撮影者には、数字または図形でディスプレイ部に表示され、被撮影者には、光度または光の点滅間隔などを通じて表示することができる。本発明の適用分野によって、さまざまな方式で撮影者及び被撮影者にカメラの動揺量を表示することができ、これは本発明の範囲に属する。
【0025】
次に、撮影部240は、動揺表示部230において表示されたカメラの動揺量が、第1しきい値以下である場合にのみ、シャッタを開放してイメージを撮影する制御を行う。この撮影部240は、動揺表示部230において表示されたカメラの動揺量が、第1しきい値以下である場合にのみ、所定時間シャッタを開放してイメージを撮影する。
【0026】
なお、本実施形態で、第1しきい値としては、デフォルト値を設定したり(以下、デフォルト値に設定される標準モードと呼ぶ。)、ユーザにより手動で設定(以下、手動で設定されるマニュアルモードと呼ぶ。)したりすることができる。本発明の他の実施形態で、第1しきい値は、シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度のうち、少なくとも1つにより自動設定(以下、自動で設定されるオートモードと呼ぶ。)することもできる。
【0027】
例えば、オートモードの場合、カメラのレンズとCCD(Charge Coupled Device)との距離である焦点距離が長いほど、カメラの動揺による影響が大きく、また、レンズを通じて見える視野である画角が小さいほど、カメラの動揺による影響が大きい。また、シャッタ速度が遅いほど、カメラの動揺による影響が大きい。また、同量のカメラの動揺があるとしても、明るい場所よりは暗い場所で動揺量によりイメージがさらに暈けて撮影される。第1しきい値は、シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度のうち、少なくとも1つを考慮して所定値に自動設定される。
【0028】
第1しきい値が自動で設定されるオートモードの場合、前記した暈け画素数のしきい値は、デフォルト値、またはユーザにより手動で設定することができる。また、暈け画素数のしきい値は、カメラの平均的な動揺を所定時間計算して設定され得る。例えば、ユーザの平均的な手ぶれ量を所定時間計算して、ユーザによって暈け画素数のしきい値が設定されてもよい。実物のイメージの境界は明らかであるが、写真を撮影してモニタ上で拡大したイメージの境界は、暈けてディスプレイされる。通常、5メガピクセルのカメラで撮影されたイメージで、暈けが5ピクセル以下で撮影されれば、ユーザは満足すると仮定する。どれほどのピクセルまで暈けて撮影されることをユーザが許すかという程度が、暈けた画素数のしきい値である。この暈け画素数のしきい値を小さく設定すれば、第1しきい値も小さくなるように自動設定され、暈け画素数のしきい値を大きく設定すれば、第1しきい値も大きく設定される。したがって、ユーザの手ぶれが激しい場合、ユーザは、暈け画素数のしきい値を大きく設定することによって写真を撮影できる。
【0029】
図3は、本発明の他の実施形態に係るカメラ動揺表示装置を示す機能ブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るカメラ動揺表示装置は、動揺感知部310、動揺計算部320、連続撮影制御部330、撮影部340及びディスプレイ部350を備えている。このうち、動揺感知部310及び動揺計算部320は、図2に示した動揺感知部210及び動揺計算部320と同じ動作を実行するため、以下では、これについての説明を省略する。
【0030】
次に、連続撮影制御部330は、動揺計算部320において計算されたカメラの動揺量が所定の第1しきい値以下である場合に、撮影部340においてイメージを所定回数、連続して撮影するように制御する。すなわち、連続撮影制御部330は、動揺計算部320で計算されるカメラの動揺量に基づいて、カメラの動揺量が第1しきい値以下である場合、所定回数、撮影部340を駆動してイメージを連続撮影し、連続撮影された時点で、動揺計算部320において計算されたカメラの動揺量をディスプレイ部350に提供するように制御する。
【0031】
また、ディスプレイ部350は、連続的に撮影されたイメージをディスプレイする。望ましくは、ディスプレイ部350は、連続的に撮影されたイメージと共に、動揺計算部320において計算された各イメージの動揺量を併せてディスプレイする。
【0032】
次に、図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るカメラの動揺表示装置の機能ブロック図である。図4に示すように、本発明に係るカメラ動揺表示装置は、動揺感知部410、動揺計算部420、連続撮影制御部430、撮影部440、比較部450、選択部460及びディスプレイ部470を備えている。動揺感知部410、動揺計算部420、連続撮影制御部430及び撮影部440は、図3に示した動揺感知部310、動揺計算部320、連続撮影制御部330及び撮影部340と同じ動作を実行するため、以下ではこれについての説明を省略する。
【0033】
次に、比較部450は、連続撮影制御部430の制御下に連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する。また、選択部460は、比較部450において比較された各イメージに対するカメラの動揺量に基づいて、カメラの動揺量が最も少ないイメージを選択する。そして、ディスプレイ部470は、選択部460において選択されたイメージのみをディスプレイする。
【0034】
本発明の適用分野によって、ディスプレイ部470は、比較部450において比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順に、連続的に撮影されたイメージをディスプレイすることもでき、これは本発明の範囲に属する。また、本発明の適用分野によって、ディスプレイ部470は、比較部450において比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順序によって、連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量をイメージと併せてディスプレイでき、これは本発明の範囲に属する。
【0035】
次に、図5は、連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量に基づいてイメージをディスプレイするイメージディスプレイ装置の機能ブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係るイメージディスプレイ装置は、連続撮影制御部510、撮影部520、動揺感知部530、動揺計算部540、比較部550、選択部560及びディスプレイ部570を備えている。
【0036】
この連続撮影制御部510は、所定のイメージを撮影するためのユーザ命令がユーザインターフェース(図示せず)を通じて入力されると、撮影部520においてイメージを所定回数連続的に撮影するように制御する。また、撮影部520は、連続撮影制御部510の制御下でシャッタを開放してイメージを撮影する。前記のユーザ命令は、ユーザ命令を入力するためのキーパネルを通じて入力、またはユーザの音声または動作を通じて入力することができる。本発明の適用分野によって、これとは異なる方式でユーザ命令を入力可能であり、これは本発明の範囲に属する。
【0037】
次に、動揺感知部530は、カメラの加速度、角速度、角加速度または衝撃量のような動揺を感知し、この感知されたカメラの動揺に対応する電気信号を発生する。動揺計算部540は、連続撮影制御部510により撮影部520がイメージを撮影した時点に、動揺感知部510において感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する。
また、比較部550は、動揺計算部520において計算された、各イメージに対するカメラの動揺量を比較する。また、選択部560は、比較部550の比較結果に基づいて、カメラの動揺量の最も少ないイメージを選択する。本発明の適用分野によって、選択部560は、比較部550の比較結果に基づいて、カメラの動揺量の最も少ない所定枚数のイメージを選択でき、これは本発明の範囲に属する。そして、ディスプレイ部570は、選択部560において選択されたイメージをディスプレイする。
【0038】
本発明の適用分野によって、ディスプレイ部570は、比較部550において比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順に、連続的に撮影されたイメージをディスプレイでき、これは本発明の範囲に属する。また、本発明の適用分野によって、ディスプレイ部570は、比較部550において比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順序によって、連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量をイメージと併せてディスプレイすることもでき、これも本発明の範囲に属する。
【0039】
次に、図6は、本発明の一実施形態に係るカメラ動揺表示方法の手順を示すフローチャートである。なお、図6に示したフローチャートは、図2に示したカメラ動揺表示装置における動作手順を示したものである。
【0040】
図6に示すように、まず、動揺感知部210は、カメラの動揺を感知し(ステップS610)、感知された動揺に対応する電気信号を発生する。本発明の適用分野によって、カメラの動揺とは、カメラの加速度、角速度、角加速度等を用いることができる。また、本発明の適用分野によって、カメラのレンズを中心に、前記した第1軸、第2軸または第3軸のうち少なくとも1軸以上の加速度、角速度、角加速度または衝撃量等が感知される。
【0041】
次に、動揺計算部220は、この感知されたカメラの動揺に基づいて、カメラの動揺量を計算する(ステップS620)。
ここで、本発明の適用分野によって、感知されたカメラの第1軸ないし第3軸のうち少なくとも1軸以上の動揺を表す信号に対する所定時間の標準偏差、分散、平均、最大値、最小値及びノルムなどの統計値のうち、少なくとも1つを利用してカメラの動揺量を計算する。また、本発明の適用分野によって、感知されたカメラの第1軸ないし第3軸のうち少なくとも1軸以上の動揺を表す信号を、少なくとも1回、微分または積分を行い、この微分または積分された信号に対する所定時間の標準偏差、分散、平均、最大値、最小値及びノルムなどの統計値のうち、少なくとも1つを利用してカメラの動揺量を計算することもできる。
【0042】
次に、動揺表示部230は、ステップS620で計算されたカメラの動揺量を表示する(ステップS630)。ここで、図7は、計算されたカメラの動揺量を表示する表示方法の一実施形態を示している。図7の(a)は、計算されたカメラの動揺量をバーで表示する一実施形態を示している。このバーにおいてC部分は、鮮明な画質のイメージを撮影するために要求される第1しきい値の動揺量を表し、D部分は、カメラの動揺量を示している。次に、図7の(b)は、カメラの動揺量をバーと併せて数字で表示する一実施形態を示している。図7の(a)及び(b)に示したように、本発明の適用分野によって、計算されたカメラの動揺量のみを表示したり、計算されたカメラの動揺量と併せて第1しきい値を表示したりすることもできる。また、図7の(c)は、符号Eで示すカメラの動揺量を円グラフで表示した実施形態を示している。
本発明の適用分野によって、カメラの動揺量は、異なる方法で表示可能であり、これは本発明の範囲に属する。
【0043】
次に、撮影部240は、表示されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合にシャッタを開放して所定のイメージを撮影する(ステップ640)。すなわち、表示されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合にのみ、所定時間シャッタを開放して所定のイメージを撮影する。ここでは、第1しきい値は、シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量及び暈け画素数のしきい値のうち少なくとも1つにより自動設定される。
【0044】
次に、図8は、本発明の他の実施形態に係るカメラの動揺を表示するカメラ動揺表示方法の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示したフローチャートは、図4に示したメラ動揺表示における動作手順を示したものである。
【0045】
図8に示すように、まず、動揺感知部41は、カメラの動揺を感知し(ステップ810)、動揺計算部420は、この感知したカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する(ステップ820)。この計算されたカメラの動揺量は、ディスプレイ部470がディスプレイして(ステップ830)、このディスプレイされたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合、連続撮影制御部430は、撮影部440を駆動させて、イメージが所定回数連続的に撮影される(ステップ840)。
【0046】
次に、比較部450は、この連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較して(ステップ850)、この比較結果に基づいて、選択部460が、カメラの動揺量の最も少ないイメージが選択する(ステップ860)。そして、ディスプレイ部470は、選択されたイメージがディスプレイする(ステップ870)。本発明の適用分野によって、比較結果に基づいて各イメージに対するカメラの動揺量の順に、連続的に撮影された複数枚数のイメージをディスプレイでき、これは本発明の範囲に属する。また、本発明の適用分野によって、比較結果に基づいて各イメージに対するカメラの動揺量の順序によって、連続的に撮影された複数枚数のイメージに対するカメラの動揺量をそのイメージと併せてディスプレイでき、これは本発明の範囲に属する。
【0047】
図9は、連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量に基づいてイメージをディスプレイするイメージディスプレイ方法の手順を示すフローチャートである。なお、図9に示したフローチャートは、図5に示したイメージディスプレイ装置における動作手順を示したものである。
【0048】
まず、所定のイメージを撮影するためのユーザ命令が入力されれば、連続撮影制御部510は、撮影部520を駆動させて、イメージを所定回数連続的に撮影する(ステップ910)。動揺感知部530は、イメージが連続的に撮影された時点での、カメラの加速度、角速度、角加速度、衝撃量のような動揺を感知し、この感知されたカメラの動揺に基づいて、動揺計算部540は、連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量を計算する(ステップ920)。
【0049】
次に、比較部550は、計算された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する(ステップ930)。この比較結果に基づいて、選択部560は、カメラの動揺量の最も少ないイメージを選択する(ステップ940)。本発明の適用分野によって、比較結果に基づいて、カメラの動揺量の最も少ない所定枚数のイメージを選択することもでき、これは本発明の範囲に属する。そして、ディスプレイ部570は、選択されたイメージをディスプレイする(ステップ950)。
本発明の適用分野によって、比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順に、連続的に撮影された複数枚数のイメージをディスプレイでき、これは本発明の範囲に属する。また、本発明の適用分野によって、比較された各イメージに対するカメラの動揺量の順序によって、連続的に撮影された複数枚数のイメージに対するカメラの動揺量を、そのイメージと併せてディスプレイすることもでき、これは本発明の範囲に属する。
【0050】
なお、前記した本発明の実施形態の方法は、コンピュータで実行可能なプログラムとして具現可能であり、前記した本発明の実施形態の装置は、このプログラムが記録され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して、このプログラムを実行する汎用のディジタルコンピュータで具現することができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ROM(Read Only Memory)、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光学記録媒体(例えば、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)等)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記録媒体を含む。
【0051】
以上、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しつつ説明したが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが理解できる。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲に記載された技術的思想により決定される。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、カメラに関連した技術分野に好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1A】所定の物からカメラのレンズを通過してフィルムの表面に届いた光を示す図面である。
【図1B】所定の物からカメラのレンズを通過してフィルムの表面に届いた光を示す図面である。
【図2】本発明の一実施形態に相応するカメラ動揺表示装置を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の他の実施形態に相応するカメラ動揺表示装置を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に相応するカメラ動揺表示装置を示す機能ブロック図である。
【図5】連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量に基づいてイメージをディスプレイするイメージディスプレイ装置の機能ブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態に相応するカメラ動揺表示方法を示すフローチャートである。
【図7】計算されたカメラの動揺量を表示する3つの形態を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態に相応するカメラ動揺表示方法を示すフローチャートである。
【図9】連続的に撮影されたイメージに対するカメラの動揺量に基づいてイメージをディスプレイする方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
210,310,410,530 動揺感知部
220,320,420,540 動揺計算部
230 動揺表示部
240,340,440,520 撮影部
330,430,510 連続撮影制御部
350,470,570 ディスプレイ部
450,550 比較部
460,560 選択部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラの動揺を感知する動揺感知部と、
前記感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する動揺計算部と、
前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量を表示する動揺表示部と、
を備えることを特徴とするカメラ動揺表示装置。
【請求項2】
前記動揺表示部において表示されたカメラの動揺量が、第1しきい値以下である場合にシャッタを開放して、所定のイメージを撮影する撮影部をさらに備えること、
を特徴とする請求項1に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項3】
前記第1しきい値は、
デフォルト値に設定されるモード、ユーザにより手動で設定されるモード及び自動で設定されるモードのいずれか1つのモードにより設定されること、
を特徴とする請求項2に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項4】
前記自動で設定されるモードまたは前記デフォルト値に設定されるモードでの前記第1しきい値は、
シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度のうち少なくとも1つに基づいて設定されること、
を特徴とする請求項3に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項5】
前記暈け画素数のしきい値は、
デフォルト値に設定されるモード、ユーザにより手動で設定されるモード及び自動で設定されるモードのいずれか1つのモードにより設定されること、
を特徴とする請求項4に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項6】
前記動揺表示部は、
前記カメラの動揺量を撮影者または被撮影者に向けて表示すること、
を特徴とする請求項2に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項7】
前記動揺表示部は、
前記計算されたカメラの動揺量及び/または第1しきい値を表示すること、
を特徴とする請求項6に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項8】
前記計算されたカメラの動揺量及び/または第1しきい値は、
数字、図形、アイコン、色彩の変化、音量または音の種類、振動の強度及び光の点滅周期、光度または光の色のうち少なくとも1つを用いて表示されること、
を特徴とする請求項7に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項9】
前記動揺表示部は、
前記計算されたカメラの動揺量が第1しきい値を超えるか否かによって、カメラが動いたか否かを表示すること、
を特徴とする請求項6に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項10】
前記動揺表示部は、ディスプレイ部であること、
を特徴とする請求項7または請求項9に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項11】
前記計算されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合に、前記撮影部においてイメージを所定回数連続的に撮影するように制御する連続撮影制御部をさらに備え、
前記ディスプレイ部は、前記連続的に撮影されたイメージをディスプレイすること、
を特徴とする請求項10に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項12】
前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する比較部をさらに備えること、
を特徴とする請求項11に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項13】
前記ディスプレイ部は、
前記比較部の比較結果によって、連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイすること、
を特徴とする請求項12に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項14】
前記ディスプレイ部は、
前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量を撮影されたイメージと併せてディスプレイすること、
を特徴とする請求項13に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項15】
前記比較部の比較結果によって、カメラの動揺量の最も少ないイメージを選択する選択部をさらに備え、
前記ディスプレイ部は、前記選択部において選択されたイメージをディスプレイすること、
を特徴とする請求項12に記載のカメラ動揺表示装置。
【請求項16】
カメラを通じて撮影したイメージをディスプレイするイメージディスプレイ装置であって、
イメージを所定回数連続的に撮影するように制御する連続撮影制御部と、
連続的に前記イメージを撮影した時点のカメラの動揺を感知する動揺感知部と、
前記感知された動揺に基づいてカメラの動揺量を計算する動揺計算部と、
前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいてイメージをディスプレイするディスプレイ部と、
を備えることを特徴とするイメージディスプレイ装置。
【請求項17】
前記ディスプレイ部は、
前記比較部の比較結果によって、連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイすること、
を特徴とする請求項16に記載のイメージディスプレイ装置。
【請求項18】
前記ディスプレイ部は、
前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量を撮影されたイメージと併せてディスプレイすること、
を特徴とする請求項17に記載のイメージディスプレイ装置。
【請求項19】
前記比較部の比較結果に基づいて計算されたカメラの動揺量の最も少ないイメージを選択する選択部をさらに備え、
前記ディスプレイ部は、前記選択部において選択されたイメージをディスプレイすること、
を特徴とする請求項16に記載のイメージディスプレイ装置。
【請求項20】
カメラの動揺を表示するカメラ動揺表示装置におけるカメラ動揺表示方法であって、
a)前記カメラ動揺表示装置の動揺感知部が、カメラの動揺を感知するステップと、
b)前記カメラ動揺表示装置の動揺計算部が、感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算するステップと、
c)前記カメラ動揺表示装置の動揺表示部が、前記計算されたカメラの動揺量を表示するステップと、
を含むことを特徴とするカメラ動揺表示方法。
【請求項21】
d)前記カメラ動揺表示装置の撮影部が、前記動揺計算部において計算されたカメラの動揺量が第1しきい値以下である場合にのみシャッタを開放してイメージを撮影するステップをさらに含むこと、
を特徴とする請求項20に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項22】
前記第1しきい値は、
デフォルト値に設定されるモード、ユーザにより手動で設定されるモード及び自動で設定されるモードのいずれか1つのモードにより設定されること、
を特徴とする請求項21に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項23】
前記自動で設定されるモードまたは前記デフォルト値に設定されるモードでの前記第1しきい値は、
シャッタ速度、焦点距離、画角、動揺周波数、動揺量、暈け画素数のしきい値及び絞り開放度のうち少なくとも1つに基づいて設定されること、
を特徴とする請求項22に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項24】
前記暈け画素数のしきい値は、
デフォルト値に設定されるモード、ユーザにより手動で設定されるモード及び自動で設定されるモードのいずれか1つのモードにより設定されること、
を特徴とする請求項23に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項25】
前記c)ステップは、
前記カメラの動揺量を撮影者または被撮影者に向けて表示すること、
を特徴とする請求項22に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項26】
前記c)ステップは、
前記計算されたカメラの動揺量及び/または第1しきい値を表示すること、
を特徴とする請求項25に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項27】
前記計算されたカメラの動揺量及び/または第1しきい値は、
数字、アイコン、図形、色彩の変化、音量または音の種類、振動の強度及び光の点滅周期、光度または光の色のうち少なくとも1つにより表示されること、
を特徴とする請求項26に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項28】
前記c)ステップは、
前記計算された動揺量が第1しきい値を超えるか否かによって、カメラが動いたか否かを表示すること、
を特徴とする請求項25に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項29】
前記d)ステップは、
前記計算された動揺量が第1しきい値以下である場合に、イメージを所定回数連続的に撮影すること、
を特徴とする請求項25に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項30】
e)前記カメラ動揺表示装置のディスプレイ部が、前記連続的に撮影されたイメージをディスプレイするステップをさらに含むこと、
を特徴とする請求項29に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項31】
前記e)ステップは、
e1)前記カメラ動揺表示装置の比較部が、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較するステップと、
e2)前記ディスプレイ部が、前記比較結果によって、連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイするステップと、
を含むことを特徴とする請求項30に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項32】
前記e2)ステップは、
前記計算されたカメラの動揺量を撮影されたイメージと併せてディスプレイすること、
を特徴とする請求項31に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項33】
前記e)ステップは、
前記カメラ動揺表示装置の比較部が、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較するステップと、
前記カメラ動揺表示装置の選択部が、前記比較結果に基づいて、カメラの動揺量の最も少ないイメージを選択するステップと、
前記ディスプレイ部が、前記選択されたイメージをディスプレイするステップと、
を含むことを特徴とする請求項30に記載のカメラ動揺表示方法。
【請求項34】
請求項20ないし請求項33のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項35】
カメラを通じて撮影したイメージをディスプレイするイメージディスプレイ装置におけるイメージディスプレイ方法であって、
a)前記イメージディスプレイ装置の連続撮影制御部が、前記イメージを連続的に撮影するステップと、
b)前記イメージディスプレイ装置の動揺感知部が、前記イメージを連続的に撮影した時点のカメラの動揺を感知し、前記イメージディスプレイ装置の動揺計算部が、前記感知されたカメラの動揺に基づいてカメラの動揺量を計算するステップと、
c)前記イメージディスプレイ装置の比較部が、前記連続的に撮影された各イメージに対するカメラの動揺量を比較するステップと、
d)前記イメージディスプレイ装置のディスプレイ部が、前記比較結果に基づいてイメージをディスプレイするステップと、
を含むことを特徴とするイメージディスプレイ方法。
【請求項36】
前記d)ステップは、
前記比較結果によって連続的に撮影されたイメージをカメラの動揺量の順にディスプレイすること、
を特徴とする請求項35に記載のイメージディスプレイ方法。
【請求項37】
前記d)ステップは、
前記計算されたカメラの動揺量を撮影されたイメージと併せてディスプレイすること、
を特徴とする請求項35に記載のイメージディスプレイ方法。
【請求項38】
前記イメージディスプレイ装置の選択部が、前記比較結果に基づいて、カメラの動揺量の最も少ないイメージを選択するステップをさらに含み、
前記d)ステップは、前記選択部が選択したイメージをディスプレイすること、
を特徴とする請求項35に記載のイメージディスプレイ方法。
【請求項39】
請求項35ないし請求項38のいずれか1項に記載のイメージディスプレイ方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−215571(P2006−215571A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−28327(P2006−28327)
【出願日】平成18年2月6日(2006.2.6)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】