カラスよけ植木鉢
【課題】防鳥効果を有する植木鉢を提供する。
【解決手段】一般に広く使用されている長方形をした植木鉢４の四隅に、弾力性に富んだ竿２を垂直に設け、四本の竿の先には釣り糸として用いられるテングス１を張り渡とする。テングス１は強い力が働いても外れる事とのないように竿２にしっかりと固定し、更に竿２の中間より下の部分にも数本のテングス１を同じ様に張り渡して防鳥網の効果を創出する。また、倒れたり移動することがないように、竿立ての片側の２個に１８０度回転するクリップを設けて、竿立て同士を強く挟み、双方の植木鉢を結合し、互いに支え合うように連結する。
【解決手段】一般に広く使用されている長方形をした植木鉢４の四隅に、弾力性に富んだ竿２を垂直に設け、四本の竿の先には釣り糸として用いられるテングス１を張り渡とする。テングス１は強い力が働いても外れる事とのないように竿２にしっかりと固定し、更に竿２の中間より下の部分にも数本のテングス１を同じ様に張り渡して防鳥網の効果を創出する。また、倒れたり移動することがないように、竿立ての片側の２個に１８０度回転するクリップを設けて、竿立て同士を強く挟み、双方の植木鉢を結合し、互いに支え合うように連結する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は家庭から排出される生ゴミが集積場においてカラスに食い散らかされるのを防止する植木鉢に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
家庭から排出される生ゴミは定められた収集日にビニール袋に入れて出しますが、これをカラスに食い散らかされて後始末に大変な思いをする事があります、その様な被害を防ぐために様々な対策や考案が成されていますが、賢くて学習能力の高いカラスにことごとく打ち破られているのが現状です、その様な対策の中で、今でも一般的に行われているのが集積されたゴミ袋にネットを被せる方法です、しかし、その都度ネットを被せたり剥したりしなければなりませんし、又、ネットの掛け損じからゴミ袋がはみ出してカラスに破られ、せっかくのネットが用を果たさない事があります、又、使用後のネットの片付けも大変です、ゴミ集積場にネットがそのまま放置されている事は良く見られる光景です、仕方なくネットを電柱等に吊り下げて常設している所もありますが、いずれにせよその様は町中の景観を損ねて見苦しいものです。
【特許文献１】 実用登録第３０９７７９９号広報
【特許文献２】 実用登録第３０９８７１２号広報
【特許文献３】 実用登録第３１０４０８５号広報
【発明の開示】
【０００３】
カラスは餌となりうる生ゴミ袋を見つけると離れた高い所から、周囲の様子を用心深く観察します、次に少し離れた地面に舞い降りて歩いて近付きます、賢く警戒心の強いカラスは、ゴミ袋の中に食べ物が入っているかを確認するとゴミ袋を引きずり出して食い散らかします、ネットが被せられているときは裾空きを狙います、二羽のカラスの一方がネットの裾をくちばしで持ち上げ、別のカラスがゴミ袋を引きずり出す様な知恵も働かせます、時には複数でゴミ袋の上に乗り袋を食いちぎります、カラスの食い散らかしを防ぐためには、とにかくカラスをゴミ袋に接近できないようにする事が一番です、鳩やカラスが釣り糸に用いられるテングスを嫌うことは良く知られています、カラスを含め鳥類の足の指は細長く、爪も長く曲がっていますのでテングスに絡まりやすいのです、又、羽ばたいて広げる翼もテングスに絡まり易い事から，カラスはテングスを極端に嫌い警戒するのです、本発明の植木鉢はこの様なカラスの弱点を利用します、つまり、植木鉢にカラスが嫌うテングスを仕掛け、ゴミ袋の周囲を植木鉢でガードしようとするものです、植木鉢には土が入れられ花が植えられておりますので、カラスの力で簡単に移動することはできませんが、テングスに絡まったカラスが暴れて植木鉢が倒れたり、犬や猫等のいたずらで移動してカラスの食い散らかしをゆるすことは十分に考えられることです、この様な失態による被害は絶対に発生させてはならない事です。
【発明が解決しようとする課題】
発明が解決しようとする課題を整理すると次の４項目にまとめることができる。
【０００４】
▲１▼ゴミ袋を集積するその都度ネットの裾をまくり上げたり、ネットを被せたりする煩わしさを解消したい、
【０００５】
▲２▼従来のゴミ袋にネットを被せる方法ではネットを掛け損じる事が多く、ネットの裾からゴミ袋がカラスに引き出されて食い散かされる事がありましたのでそのような失態をなくしたい。
【０００６】
▲３▼ゴミが回収された後の放置されているネットや、電柱等に吊り下げられている常設ネットは、町中の美観を損ねていますので、ネットの代りに観賞用の花を植えた植木鉢で、カラスの食い散らかしを防止して美しい町の景観を保持したい。
【０００７】
▲４▼テングスを仕掛けた植木鉢が倒れたり移動することが無いようにしたい
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明のカラスよけ植木鉢（４）は上記の課題を解決する為に，図２で示すように一般に広く使用されている長方形をした植木鉢の四隅に、弾力性に富んだ竿（２）を垂直に設けました、竿（２）の長さは植木鉢（４）の上部より１ｍ前後で、四本の竿の先には釣り糸として用いられるテングス（１）を張り渡します、テングス（１）は強い力が働いても外れる事とのないように竿（２）にしっかりと固定します、更に竿（２）の中間より下の部分にも数本のテングス（１）を同じ様に張り渡し、防鳥網としての効果を合わせ持たせます、植木鉢（４）は収集日に図３で示すように、ゴミ袋（７）の周囲を囲うように並べ置きます、しかし、植木鉢（４）に大きな力が加わり移動したり倒れたりしますと、生ゴミはカラスの餌食になってしまいます、その様な失態を防ぐため、図１で示すように植木鉢（４）の四隅に設けた竿立て（５）の片側の２個に、１８０度回転するクリップ（３）を設けました、クリップ（３）は並べら置かれる別の植木鉢（４）の竿立て（５）に、強く挟み付けることにより双方の植木鉢（４）を連結する事ができます、クリップ（３）により連結した植木鉢（４）は互いに支え合いますので倒れたり、犬や猫等のいたずらで移動することはありません、
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
【０００９】
▲１▼ゴミ袋を持参する利用者は植木鉢（４）に囲まれた、ゴミ集積スペースにゴミ袋を置くだけですから、その都度ごとにネットを剥がしたりネットを覆う等の煩わしさから解放されます。
【００１０】
▲２▼植木鉢（４）に咲き誇る花は美しい町の景観に寄与しますので、ゴミが回収された後でもその都度植木鉢（４）を片付ける必要はありません、
【００１１】
▲３▼植木鉢（４）はテングス（１）を嫌うカラスの弱点を巧みに利用しているために、生ゴミ袋にカラスが近ずくのをガードし、食い散らかされる被害を防ぐ事ができる。
【００１２】
▲４▼ゴミ袋（７）を回収する業務に携わる者は、クリップ（３）を外し植木鉢（４）を少し移動するだけで回収作業を容易にすすめることが出来る。
【００１３】
▲５▼家庭ゴミの分別を義務づける市町村が増える中で、プラスチック等の軽いゴミ袋が風に飛ばされ路上に転げ出す事がありますが、植木鉢（４）に張り渡したテングス（１）は風で転げ出すゴミ袋をガードすることが出来ます。
【００１４】
▲６▼互いの植木鉢（４）がクリップ（３）により連結されて互いに支え合うので、並べられている植木鉢と植木鉢の隙間からカラスがもぐ込んだり、植木鉢が倒れる事によりカラスに食い散らかされる被害を防ぐことが出来ます。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例１】
【００１５】
本発明のカラスよけ植木鉢（４）の使用法は、図３に示すように花（６）を植て地域のゴミ集積場に観賞をかね合わせて並べ置きます、ゴミの回収日にゴミ袋を持参した人は、植木鉢（４）がきちんと並べられているかを確認してゴミ袋を置いてゆきます、ネットを使用していた時のように捲りあげたり被せたりする必要はありません、この様にして次々とゴミ袋が集積されます、ゴミ袋の数が多い場合は植木鉢（４）の数を増すことによりどの様なゴミの量にも対応する事ができます、カラスは用心深い鳥ですから一気に空からゴミ袋を攻撃することはなく、近くの路面に舞い降りて周囲を気にしながら歩いてゴミ集積場に近ずきます、ゴミ袋の中に食べ物がある事を確認すると口ばしでゴミ袋を食いちぎろうとします、しかし植木鉢（４）には横幅がありますので、口ばしはゴミ袋に届きません、首を伸して無理をしてゴミ袋（７）に近ずくために、テングス（１）とテングス（１）の間に首を差し込みますと、頭部や首回りの羽が逆毛となってテングス（１）が絡むので痛い思いをする事になります、したがって植木鉢の下からの攻撃をあきらめて、次に植木鉢の上にピョンと乗ろうとしますがこれもテングス（１）に阻まれます、カラスはテングスが張られている事は知るはずもなく、透明なテングス（１）が急に体に絡み付く事にかなりの驚きと恐怖を覚えます、次にカラスは一気にゴミ袋（７）の上に飛び乗ろうとジャンプを試みます、ここでも竿（２）の先に設けられているテングス（１）が足の先の爪や、羽ばたく翼の先に絡むのでその目的を達する事は出来ません、一気に上空から垂直に舞い降りる事を試みても、竿（２）の先に設けられているテングス（１）に阻まれカラスはあきらめざるをえないのです、したがってゴミ袋がカラスに破られ生ゴミが食い散らかされる失態は完璧に防ぐ事ができるのです
【実施例２】
【００１６】
やがて集積場に堆積されているゴミ袋は回収業者により運び出されますが、この時に回収作業をする人は植木鉢（４）のクリップ（３）を外して少し移動することで、何の支障もなく回収作業を進める事ができます、ゴミ袋が回収された後に残された植木鉢はそのまま放置されても町の景観を損ねることはなく、不衛生になりがちであった地域のゴミ集積場が、逆に、花があることにより町の景観を美しく保ち人々を和ませるのです。
【産業上の利用可能性】
【００１７】
近年家庭内ゴミの分別が義務付けされるようになって、ペットボトルやプラスチック類が集積場に出されますが風が強い日に、重量の軽いこれらのゴミ袋が車道に転げ出し、車に潰されて散らばり目を覆いたくなる嫌な思いをすることがありました、本発明のカラスよけ植木鉢（４）は、植木鉢に張り渡されているテングス（１）が防風網の役割を果たし，ゴミ袋が風により転げ出すのをガードしますので、カラスによる生ゴミの食い散らかしの被害を防ぐだけでなく、この様な風の被害をも併せて防ぐ事ができます、カラスに食い散らかされた生ゴミや放置されたネット等が障害となり地域のゴミ集積場は、どうしても不衛生になり町の美観を損ねていましたが、観賞用の花がうえられた植木鉢（４）は美しい町づくりに貢献すると共に地域のゴミ集積場が抱える数々の諸問題を解消する事が出来るのです。
【図面の簡単な説明】
【図１】 植木鉢（４）の斜視図
【図２】 植木鉢（４）の斜視図
【図３】 植木鉢（４）を連結した状態を示す平面図
【符号の説明】
１ テングス
２ 竿
３ クリップ
４ 植木鉢
５ 竿立て
６ 花
７ ゴミ袋
【技術分野】
【０００１】
本発明は家庭から排出される生ゴミが集積場においてカラスに食い散らかされるのを防止する植木鉢に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
家庭から排出される生ゴミは定められた収集日にビニール袋に入れて出しますが、これをカラスに食い散らかされて後始末に大変な思いをする事があります、その様な被害を防ぐために様々な対策や考案が成されていますが、賢くて学習能力の高いカラスにことごとく打ち破られているのが現状です、その様な対策の中で、今でも一般的に行われているのが集積されたゴミ袋にネットを被せる方法です、しかし、その都度ネットを被せたり剥したりしなければなりませんし、又、ネットの掛け損じからゴミ袋がはみ出してカラスに破られ、せっかくのネットが用を果たさない事があります、又、使用後のネットの片付けも大変です、ゴミ集積場にネットがそのまま放置されている事は良く見られる光景です、仕方なくネットを電柱等に吊り下げて常設している所もありますが、いずれにせよその様は町中の景観を損ねて見苦しいものです。
【特許文献１】 実用登録第３０９７７９９号広報
【特許文献２】 実用登録第３０９８７１２号広報
【特許文献３】 実用登録第３１０４０８５号広報
【発明の開示】
【０００３】
カラスは餌となりうる生ゴミ袋を見つけると離れた高い所から、周囲の様子を用心深く観察します、次に少し離れた地面に舞い降りて歩いて近付きます、賢く警戒心の強いカラスは、ゴミ袋の中に食べ物が入っているかを確認するとゴミ袋を引きずり出して食い散らかします、ネットが被せられているときは裾空きを狙います、二羽のカラスの一方がネットの裾をくちばしで持ち上げ、別のカラスがゴミ袋を引きずり出す様な知恵も働かせます、時には複数でゴミ袋の上に乗り袋を食いちぎります、カラスの食い散らかしを防ぐためには、とにかくカラスをゴミ袋に接近できないようにする事が一番です、鳩やカラスが釣り糸に用いられるテングスを嫌うことは良く知られています、カラスを含め鳥類の足の指は細長く、爪も長く曲がっていますのでテングスに絡まりやすいのです、又、羽ばたいて広げる翼もテングスに絡まり易い事から，カラスはテングスを極端に嫌い警戒するのです、本発明の植木鉢はこの様なカラスの弱点を利用します、つまり、植木鉢にカラスが嫌うテングスを仕掛け、ゴミ袋の周囲を植木鉢でガードしようとするものです、植木鉢には土が入れられ花が植えられておりますので、カラスの力で簡単に移動することはできませんが、テングスに絡まったカラスが暴れて植木鉢が倒れたり、犬や猫等のいたずらで移動してカラスの食い散らかしをゆるすことは十分に考えられることです、この様な失態による被害は絶対に発生させてはならない事です。
【発明が解決しようとする課題】
発明が解決しようとする課題を整理すると次の４項目にまとめることができる。
【０００４】
▲１▼ゴミ袋を集積するその都度ネットの裾をまくり上げたり、ネットを被せたりする煩わしさを解消したい、
【０００５】
▲２▼従来のゴミ袋にネットを被せる方法ではネットを掛け損じる事が多く、ネットの裾からゴミ袋がカラスに引き出されて食い散かされる事がありましたのでそのような失態をなくしたい。
【０００６】
▲３▼ゴミが回収された後の放置されているネットや、電柱等に吊り下げられている常設ネットは、町中の美観を損ねていますので、ネットの代りに観賞用の花を植えた植木鉢で、カラスの食い散らかしを防止して美しい町の景観を保持したい。
【０００７】
▲４▼テングスを仕掛けた植木鉢が倒れたり移動することが無いようにしたい
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明のカラスよけ植木鉢（４）は上記の課題を解決する為に，図２で示すように一般に広く使用されている長方形をした植木鉢の四隅に、弾力性に富んだ竿（２）を垂直に設けました、竿（２）の長さは植木鉢（４）の上部より１ｍ前後で、四本の竿の先には釣り糸として用いられるテングス（１）を張り渡します、テングス（１）は強い力が働いても外れる事とのないように竿（２）にしっかりと固定します、更に竿（２）の中間より下の部分にも数本のテングス（１）を同じ様に張り渡し、防鳥網としての効果を合わせ持たせます、植木鉢（４）は収集日に図３で示すように、ゴミ袋（７）の周囲を囲うように並べ置きます、しかし、植木鉢（４）に大きな力が加わり移動したり倒れたりしますと、生ゴミはカラスの餌食になってしまいます、その様な失態を防ぐため、図１で示すように植木鉢（４）の四隅に設けた竿立て（５）の片側の２個に、１８０度回転するクリップ（３）を設けました、クリップ（３）は並べら置かれる別の植木鉢（４）の竿立て（５）に、強く挟み付けることにより双方の植木鉢（４）を連結する事ができます、クリップ（３）により連結した植木鉢（４）は互いに支え合いますので倒れたり、犬や猫等のいたずらで移動することはありません、
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
【０００９】
▲１▼ゴミ袋を持参する利用者は植木鉢（４）に囲まれた、ゴミ集積スペースにゴミ袋を置くだけですから、その都度ごとにネットを剥がしたりネットを覆う等の煩わしさから解放されます。
【００１０】
▲２▼植木鉢（４）に咲き誇る花は美しい町の景観に寄与しますので、ゴミが回収された後でもその都度植木鉢（４）を片付ける必要はありません、
【００１１】
▲３▼植木鉢（４）はテングス（１）を嫌うカラスの弱点を巧みに利用しているために、生ゴミ袋にカラスが近ずくのをガードし、食い散らかされる被害を防ぐ事ができる。
【００１２】
▲４▼ゴミ袋（７）を回収する業務に携わる者は、クリップ（３）を外し植木鉢（４）を少し移動するだけで回収作業を容易にすすめることが出来る。
【００１３】
▲５▼家庭ゴミの分別を義務づける市町村が増える中で、プラスチック等の軽いゴミ袋が風に飛ばされ路上に転げ出す事がありますが、植木鉢（４）に張り渡したテングス（１）は風で転げ出すゴミ袋をガードすることが出来ます。
【００１４】
▲６▼互いの植木鉢（４）がクリップ（３）により連結されて互いに支え合うので、並べられている植木鉢と植木鉢の隙間からカラスがもぐ込んだり、植木鉢が倒れる事によりカラスに食い散らかされる被害を防ぐことが出来ます。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例１】
【００１５】
本発明のカラスよけ植木鉢（４）の使用法は、図３に示すように花（６）を植て地域のゴミ集積場に観賞をかね合わせて並べ置きます、ゴミの回収日にゴミ袋を持参した人は、植木鉢（４）がきちんと並べられているかを確認してゴミ袋を置いてゆきます、ネットを使用していた時のように捲りあげたり被せたりする必要はありません、この様にして次々とゴミ袋が集積されます、ゴミ袋の数が多い場合は植木鉢（４）の数を増すことによりどの様なゴミの量にも対応する事ができます、カラスは用心深い鳥ですから一気に空からゴミ袋を攻撃することはなく、近くの路面に舞い降りて周囲を気にしながら歩いてゴミ集積場に近ずきます、ゴミ袋の中に食べ物がある事を確認すると口ばしでゴミ袋を食いちぎろうとします、しかし植木鉢（４）には横幅がありますので、口ばしはゴミ袋に届きません、首を伸して無理をしてゴミ袋（７）に近ずくために、テングス（１）とテングス（１）の間に首を差し込みますと、頭部や首回りの羽が逆毛となってテングス（１）が絡むので痛い思いをする事になります、したがって植木鉢の下からの攻撃をあきらめて、次に植木鉢の上にピョンと乗ろうとしますがこれもテングス（１）に阻まれます、カラスはテングスが張られている事は知るはずもなく、透明なテングス（１）が急に体に絡み付く事にかなりの驚きと恐怖を覚えます、次にカラスは一気にゴミ袋（７）の上に飛び乗ろうとジャンプを試みます、ここでも竿（２）の先に設けられているテングス（１）が足の先の爪や、羽ばたく翼の先に絡むのでその目的を達する事は出来ません、一気に上空から垂直に舞い降りる事を試みても、竿（２）の先に設けられているテングス（１）に阻まれカラスはあきらめざるをえないのです、したがってゴミ袋がカラスに破られ生ゴミが食い散らかされる失態は完璧に防ぐ事ができるのです
【実施例２】
【００１６】
やがて集積場に堆積されているゴミ袋は回収業者により運び出されますが、この時に回収作業をする人は植木鉢（４）のクリップ（３）を外して少し移動することで、何の支障もなく回収作業を進める事ができます、ゴミ袋が回収された後に残された植木鉢はそのまま放置されても町の景観を損ねることはなく、不衛生になりがちであった地域のゴミ集積場が、逆に、花があることにより町の景観を美しく保ち人々を和ませるのです。
【産業上の利用可能性】
【００１７】
近年家庭内ゴミの分別が義務付けされるようになって、ペットボトルやプラスチック類が集積場に出されますが風が強い日に、重量の軽いこれらのゴミ袋が車道に転げ出し、車に潰されて散らばり目を覆いたくなる嫌な思いをすることがありました、本発明のカラスよけ植木鉢（４）は、植木鉢に張り渡されているテングス（１）が防風網の役割を果たし，ゴミ袋が風により転げ出すのをガードしますので、カラスによる生ゴミの食い散らかしの被害を防ぐだけでなく、この様な風の被害をも併せて防ぐ事ができます、カラスに食い散らかされた生ゴミや放置されたネット等が障害となり地域のゴミ集積場は、どうしても不衛生になり町の美観を損ねていましたが、観賞用の花がうえられた植木鉢（４）は美しい町づくりに貢献すると共に地域のゴミ集積場が抱える数々の諸問題を解消する事が出来るのです。
【図面の簡単な説明】
【図１】 植木鉢（４）の斜視図
【図２】 植木鉢（４）の斜視図
【図３】 植木鉢（４）を連結した状態を示す平面図
【符号の説明】
１ テングス
２ 竿
３ クリップ
４ 植木鉢
５ 竿立て
６ 花
７ ゴミ袋
【特許請求の範囲】
【請求項１】
長方形の植木鉢（４）の四隅に、弾力性のある竿（２）を垂直に設けて、竿の先と竿の下方の部分に数本のテングスを並行に張り巡らせて、防鳥効果を持たせた事を特徴とするカラスよけ植木鉢。
【請求項２】
植木鉢（４）がカラスの力で倒れたり，犬や猫のいたずらにより移動したりする事がありますので、それぞれの植木鉢（４）を連結して互いに支え合わせる事により、その様な失態を防ぎます、連結を可能にするため、竿（２）を差し込んで固定する竿立て（５）に、１８０度回転するクリップ（３）を設けた事を特徴とする請求項１記載のカラスよけ植木鉢。
【請求項１】
長方形の植木鉢（４）の四隅に、弾力性のある竿（２）を垂直に設けて、竿の先と竿の下方の部分に数本のテングスを並行に張り巡らせて、防鳥効果を持たせた事を特徴とするカラスよけ植木鉢。
【請求項２】
植木鉢（４）がカラスの力で倒れたり，犬や猫のいたずらにより移動したりする事がありますので、それぞれの植木鉢（４）を連結して互いに支え合わせる事により、その様な失態を防ぎます、連結を可能にするため、竿（２）を差し込んで固定する竿立て（５）に、１８０度回転するクリップ（３）を設けた事を特徴とする請求項１記載のカラスよけ植木鉢。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−５４０３０（Ｐ２００７−５４０３０Ａ）
【公開日】平成１９年３月８日（２００７．３．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２７０９６０（Ｐ２００５−２７０９６０）
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【出願人】（５９２２２７３７９）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年３月８日（２００７．３．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【出願人】（５９２２２７３７９）
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]