説明

キャンペーンプロモーションプログラム、携帯端末、及び方法

【課題】商品の購入者に景品を当てるためのゲームに参加してもらうキャンペーンプロモーションに、この商品の購入者が気楽に参加できるようにする。
【解決手段】商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムであって、前記携帯端末に、購入商品に付いているコードを読み取る工程と、読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する工程と、ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る工程とを実行させることを特徴とするキャンペーンプロモーションプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャンペーンプロモーションの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末装置とゲーム装置とを有するゲームシステムであって、前記携帯端末装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像が行われた位置を特定する位置特定手段とを備え、前記ゲーム装置は、前記撮像手段によって撮像された画像データと前記位置特定手段によって得られた位置特定データとを用いて所定のゲーム演算を行うゲーム演算手段を備えるものが記載されている。
【0003】
また特許文献2には、通信ネットワークを通じてユーザーにゲームを提供するゲーム提供システムであって、前記ゲームを提供するサイトとしての機能を備えたゲームサイト運営装置と、店舗に設置される権利番号発行装置とを備え、前記権利番号発行装置は、一定金額以上の買い物をした客に対して権利番号を発行するものであり、前記ゲームサイト運営装置は、ユーザーの端末からアクセスがあった際に、前記権利番号の入力を条件に前記ゲームを前記ユーザーに提供するものが記載されている。
【0004】
また特許文献3には、ゲーム提供サイトの所在情報であるURL情報と、該サイトにおいてゲーム利用者の資格を判断するためのシリアル番号とをコード化して含めた二次元コードを記載し、商品又は包装に貼り付けるラベルであって、カメラ付携帯電話機で該二次元コードを撮影して該シリアル番号を該サイトに送り、該サイトがゲームを利用する資格有りと判断すると、該サイトから該携帯電話機にゲームデータが送られるものが記載されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1〜3の何れの技術も、商品の購入者に景品を当てるためのゲームに参加してもらうキャンペーンプロモーションに関するものではない。
【0006】
商品の購入者に景品を当てるためのゲームに参加してもらうキャンペーンプロモーションに関する技術として、従来、図1に示すような、スロットキャンペーンが発案されていた。すなわち、まず、カメラ付き携帯電話機を用いて、購入商品に付いている2次元バーコードをスキャンして(a)、サイト接続し(b)、さらに、IDとパスワード等を入力すると(c)、サイトに購入情報が蓄積される(d)。そして、3つ目の購入商品ごとに、スロットキャンペーンが始動し(e)、数字の7が3つ揃うと(f)、当たりとなり(g)、景品が発送される(h)。
【0007】
このスロットキャンペーンは、上述のように、1アイテムごとにスキャンして、サイトに接続し、さらに、IDとパスワード等を入力するので、キャンペーンプロモーションに参加する度に、通信費が掛かるという欠点がある。
【特許文献1】特開2003−79937号公報
【特許文献2】特開2003−58767号公報
【特許文献3】特開2005−70866号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は斯かる背景技術に鑑みてなされたもので、商品の購入者に景品を当てるためのゲームに参加してもらうキャンペーンプロモーションに、この商品の購入者が気楽に参加できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明において上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムであって、前記携帯端末に、
購入商品に付いているコードを読み取る工程と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する工程と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る工程とを実行させることを特徴とするキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0010】
また請求項2の発明では、コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる工程を実行させ、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0011】
また請求項3の発明では、前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0012】
また請求項4の発明では、コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する工程を実行させ、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0013】
また請求項5の発明では、読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する工程を実行させることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0014】
また請求項6の発明では、前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0015】
また請求項7の発明では、前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである。
【0016】
また請求項8の発明では、前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーションプログラムとしたものである

【0017】
また請求項9の発明では、商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムを、前記携帯端末が実行することにより、前記携帯端末が、
購入商品に付いているコードを読み取る手段と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する手段と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る手段とを備えたことを特徴とするキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0018】
また請求項10の発明では、コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる手段を備え、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0019】
また請求項11の発明では、前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0020】
また請求項12の発明では、コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する手段を備え、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0021】
また請求項13の発明では、読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0022】
また請求項14の発明では、前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0023】
また請求項15の発明では、前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0024】
また請求項16の発明では、前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項9〜15の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末としたものである。
【0025】
また請求項17の発明では、商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムを、前記携帯端末が実行することにより、前記携帯端末が行う方法であって、
購入商品に付いているコードを読み取る工程と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する工程と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る工程とを含むことを特徴とするキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0026】
また請求項18の発明では、コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる工程を含み、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0027】
また請求項19の発明では、前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0028】
また請求項20の発明では、コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する工程を含み、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0029】
また請求項21の発明では、読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する工程を含むことを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0030】
また請求項22の発明では、前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0031】
また請求項23の発明では、前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【0032】
また請求項24の発明では、前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項17〜23の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーション方法としたものである。
【発明の効果】
【0033】
本発明は、景品が当たった場合にだけサイトに接続するので、景品に当たるまでは、通
信費が一切掛からないという効果がある。
【0034】
従って、本発明は、商品の購入者に景品を当てるためのゲームに参加してもらうキャンペーンプロモーションに、この商品の購入者が気楽に参加できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下に、本発明の最良の一実施形態を説明する。
【0036】
1.構成
本実施形態では、図2に示すように、ハードウェア資源として、商品と、カメラ付き携帯電話機と、サイトとが係り、商品には2次元バーコードが付され、カメラ付き携帯電話機は、ネットワークを介して、サイトに接続される。
【0037】
2次元バーコードとは、多くの情報を小さなスペースに保持できるように、二次元方向に情報を記録可能にしたものであり、QRコード、マキシコード、シーピーコード、コードワン、アズテックコード等からなり、適宜選択されて使用される。
【0038】
商品に付された2次元バーコードには、この2次元バーコードに変換された情報として、キャンペーンの重複応募を避けるために、1点1点ユニークなシリアル番号が含まれる。また、商品が大量に販売される場合は、同じ番号を複数の商品に付けることもできる。通常のキャンペーンのように、12桁或は14桁のランダムな数字又は英数字のシリアル番号を使っても良い。
【0039】
カメラ付き携帯電話機は、携帯端末の1種であって、商品購入者が景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられる本発明の携帯電話機用アプリケーションソフトウェアがインストールされている。この携帯電話機用アプリケーションソフトウェアは、例えば、サイトから、ダウンロードしたものでも良い。
【0040】
ネットワークは、例えば、携帯電話機網であっても良いし、或は、インターネットであっても良い。
【0041】
サイトは、キャンペーンプロモーションの事務局によって運用される。
【0042】
2.処理
以下に、本発明の携帯電話機用アプリケーションソフトウェアによりキャンペーンプロモーションに参加するために実行される処理の流れの例を、図3のフローチャートに従い、図4のカメラ付き携帯電話機の画面遷移を参照しながら、説明する。
【0043】
S(STEP)1;2次元バーコード読取
商品の購入者が、カメラ付き携帯電話機を用いて、購入した個々の商品に付いている2次元バーコードをスキャンする度に、カメラ付き携帯電話機は、その2次元バーコードを読み取って画面に表示する(図4の(a)〜(c)参照)。
【0044】
S(STEP)2;2次元バーコード解析
カメラ付き携帯電話機は、読み取った各2次元バーコードを解析して、各2次元バーコードからシリアル番号を読み出し、各シリアル番号の正誤を判定する。
【0045】
尚、2次元バーコード内のシリアル番号の正誤判定は、帳簿方式と演算方式とが有り得る。帳簿方式は、予め正しいシリアル番号の帳簿データを用意し、プログラムで付け合わせをする方法である。演算方式は、シリアル番号をプログラムで特定の計算式にて演算し
、演算された結果によって正誤を判定する方法である。帳簿方式を採用した場合、大量の帳簿データを携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに持たせることになり、カメラ付き携帯電話機のメモリ容量を考慮すると、現実的でないので、演算方式の方が好ましい。
【0046】
S(STEP)3;スロットキャンペーン始動
カメラ付き携帯電話機は、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている数(図4の例では、3つ)の購入商品から、2次元バーコードを読み取り、かつ、2次元バーコードから読み出した各シリアル番号が正しい場合に、スロットキャンペーンを始動し、その始動を画面に表示する(図4の(d)参照)。
【0047】
尚、2次元バーコードを読み取る購入商品の数を、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定することは、予め、キャンペーンプロモーションの事務局が行う。
【0048】
S(STEP)4;コードを生成して並べる
カメラ付き携帯電話機は、読み取った各2次元バーコードについて、2次元バーコードから読み出したシリアル番号に、この2次元バーコードの読取順を掛けたものを乱数の種として、ランダムにコードを発生し、発生したコードを、2次元バーコードの読取順に並べて画面に表示する(図4の(a)〜(c)それぞれから(e)に向かう矢印参照)。
【0049】
尚、一般に、コンピュータプログラムでは、乱数の種と呼ばれる初期値が与えられると、この初期値を元にランダムな数を発生させる。
【0050】
本実施例では、図4(e)に示すようにコードとして数字の「7」が表示される。また、数字以外に「絵柄」「模様」等をコードとして表示すうることができる。
【0051】
上記のように2次元バーコードから読み出したシリアルをコードとして、画面にシリアル番号から読み出した「数字」等を表示することもできる。
【0052】
S(STEP)5;当たり
カメラ付き携帯電話機は、画面に表示したコードの並びが当たり(図4の例では、(e)に示すように3つの7の並び)であるか否かを判断し、
当たりである場合、、STEP6に進み、
外れである場合、STEP12に進む。
【0053】
尚、どのようなコードの並びが当たりであるかは、予め、キャンペーンプロモーションの事務局によって、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている。
【0054】
S(STEP)6;当たりを表示
カメラ付き携帯電話機は、当たりであることを画面に表示する(図4の(f)参照)。
【0055】
S(STEP)7;サイト接続
カメラ付き携帯電話機は、サイトへの接続先を表すURLを画面に表示して(図4の(g)参照)、サイトに接続する。
【0056】
S(STEP)8;個人情報入力
カメラ付き携帯電話機は、氏名・住所等、景品発送のための個人情報を入力する入力フォームを画面に表示して(図4の(h)参照)、商品の購入者に、この入力を促す。
【0057】
S(STEP)9;各情報をサイトに送信
個人情報が入力されると、カメラ付き携帯電話機は、この個人情報と、スロットキャンペーンに当たったことを示す情報と、当たりに該当するシリアル番号と、このカメラ付き携帯電話機のメモリに蓄積されている外れに該当するシリアル番号とを、サイトに送信する。
【0058】
S(STEP)10;各情報をデータベースに格納
サイトは、カメラ付き携帯電話機から、個人情報と、スロットキャンペーンに当たったことを示す情報と、当たりに該当するシリアル番号と、外れに該当するシリアル番号とを受信して、この外れに該当するシリアル番号を無効化する情報と、このカメラ付き携帯電話機の情報(ユーザーエージェント)と、受信した日時と共に、データベースに格納する。
【0059】
S(STEP)11;景品発送
事務局は、サイトのデータベースに格納されている情報を参照して、スロットキャンペーンに当たった人に、景品を発送する(図4の(i)参照)。この際、サイトが、当たりに該当するシリアル番号の正誤を判定しても良い。
【0060】
S(STEP)12;外れを表示
カメラ付き携帯電話機は、外れたことを画面に表示すると共に、外れに該当するシリアル番号を、このカメラ付き携帯電話機のメモリに蓄積する。
【0061】
3.補足
上記処理例では、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている、2次元バーコードを読み取る購入商品の数を、商品購入者は変更できないことを前提としているが、商品購入者が、複数の数の中から、選択できる設定であっても良い。
【0062】
また、読み取られる2次元バーコードと携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに記憶されている固定番号を組み合わせて、上述するように当否を判定するようにしてもよい。例えば、3つのコードで当否を決定する場合、1〜2のコードは既に携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに記録(登録)されており、携帯電話機で残りの2〜1の2次元バーコードを読み取る。つまり、携帯電話機に記録された情報と携帯電話機で読み取った情報を組み合わせて当否を判断しても良い。
【0063】
また上記処理例では、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている、2次元バーコードを読み取る購入商品の数は、時間によって変わらないことを前提としているが、時間帯ごとに変化する設定であっても良い。
【0064】
また上記処理例では、1つの購入商品から、2次元バーコードを1回だけ読み取れることを前提としているが、例えば、100円の商品は1回、200円の商品は2回、…というように、購入価格に応じた回数だけ読み取れるようにしても良い。この場合は、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアで2次元バーコードを読み込んだ後に得られるシリアル番号を、1回用、2回用、…と分けることになる。その方法としては、携帯電話機用アプリケーションソフトウェア側でシリアル番号を特定の計算式で演算し、算出された結果によって、1回用、2回用、…を特定する方法がある。
【0065】
上記処理例では、ランダムに発生したコードの並びが、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている当たりのコードの並びに一致しているときに、当たりとしたが、2次元バーコードから読み出したシリアル番号を、2次元バーコードの読取順に並べたものが、携帯電話機用アプリケーションソフトウェアに設定されている当たりの番号の並びに一致しているときに、当たりとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】スロットキャンペーンの従来例で、カメラ付き携帯電話機の画面遷移を示す図。
【図2】本実施形態に係るハードウェア資源を示す図。
【図3】本発明の携帯電話機用アプリケーションソフトウェアによりキャンペーンプロモーションに参加するために実行される処理の流れの例を示すフローチャート。
【図4】本発明の携帯電話機用アプリケーションソフトウェアによりキャンペーンプロモーションに参加するために実行される処理で、カメラ付き携帯電話機の画面遷移を説明する図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムであって、前記携帯端末に、
購入商品に付いているコードを読み取る工程と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する工程と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る工程とを実行させることを特徴とするキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項2】
コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる工程を実行させ、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項3】
前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項4】
コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する工程を実行させ、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項5】
読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する工程を実行させることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項6】
前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項7】
前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項1に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項8】
前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーションプログラム。
【請求項9】
商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムを、前記携帯端末が実行することにより、前記携帯端末が、
購入商品に付いているコードを読み取る手段と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する手段と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る手段とを備えたことを特徴とするキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項10】
コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる手段を備え、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項11】
前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項12】
コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する手段を備え、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項13】
読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項14】
前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項15】
前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項9に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項16】
前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項9〜15の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーション携帯端末。
【請求項17】
商品購入者が携帯端末にて景品を当てるためのゲームに参加するのに用いられるプログラムを、前記携帯端末が実行することにより、前記携帯端末が行う方法であって、
購入商品に付いているコードを読み取る工程と、
読み取ったコードに基づいて、景品を当てるためのゲームを提供する工程と、
ゲームの結果、景品が当たった場合に、サイトに接続して、景品発送のための情報をサイトに送る工程とを含むことを特徴とするキャンペーンプロモーション方法。
【請求項18】
コードを読み取る購入商品の数を、商品購入者に設定させる工程を含み、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項19】
前記プログラムに固定番号が設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、固定番号と、読み取ったコードとに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項20】
コードを読み取る購入商品の数の設定を、時間帯ごとに変更する工程を含み、
前記景品を当てるためのゲームが、設定された数の読み取ったコードに基づくものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項21】
読み取ったコードから購入商品の価格を判定し、この読み取ったコードを、この価格に応じた回数だけの読み取りを許可する工程を含むことを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項22】
前記プログラムに当たりの番号の並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号を、これを読み出したコードの読取順に並べたものが、当たりの番号の並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項23】
前記プログラムに当たりのコードの並びが設定されており、
前記景品を当てるためのゲームが、読み取ったコードから購入商品のシリアル番号を読み出し、シリアル番号と、これを読み出したコードの読取順とに基づいて、ランダムなコード発生し、ランダムなコードを、この読取順に並べたものが、当たりのコードの並びに一致する場合、当たりとするものであることを特徴とする請求項17に記載のキャンペーンプロモーション方法。
【請求項24】
前記コードが2次元バーコードであることを特徴とする請求項17〜23の何れか1項に記載のキャンペーンプロモーション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−94982(P2007−94982A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−286733(P2005−286733)
【出願日】平成17年9月30日(2005.9.30)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】