説明

キースイッチ装置およびキーボード

【課題】暗い環境下でのキートップの視認性を高めることができるキースイッチ装置を提供すること。
【解決手段】透明部分216を含むキートップ210と、キートップ210の透明部分216を裏側から照明するための光源220と、キートップ210をホルダ202に対して昇降可能に支持するリンク機構230と、キートップ210をホルダ202に対して上昇方向に付勢する弾性体240と、キートップ210の昇降動作に連動して開閉する接点250と備えるキースイッチ装置200において、キートップ210と弾性体240との間に導光板272を備え、光源220は、導光板272の側方に設けられ、導光板272を介してキートップ210の透明部分216を照明する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キースイッチ装置に関し、特に情報入力装置であるキーボード用のキースイッチ装置に関する。また、本発明は、キースイッチ装置を複数備えるキーボードに関する。
【背景技術】
【0002】
キーボードは、コンピュータなどの電子機器に用いられる情報入力装置である。キーボードは、キースイッチ装置を複数配列して構成される。複数のキースイッチ装置は、それぞれ、独立に操作可能となっている。その操作信号は電子機器に出力され、電子機器は操作信号に応じて各種機能を実行する。
【0003】
一般的に、キースイッチ装置は、キートップと、キートップをホルダに対して昇降可能に支持するリンク機構と、キートップをホルダに対して上昇方向に付勢する弾性体と、キートップの昇降動作に連動して開閉する接点と備える。キートップを弾性体の付勢力に抗して押下すると、弾性体が縮みながら接点を押すので、接点が閉じる。一方、キートップの押下を解除すると、弾性体の復元力によってキートップが初期位置に戻る。これに伴い、弾性体が接点を押さなくなるので、接点が開く。
【0004】
ところで、リンク機構としては、所謂ギヤリンク式のもの(例えば、特許文献1参照)、所謂パンタグラフ式のもの(例えば、特許文献2参照)などがある。
【0005】
ギヤリンク式のリンク機構は、例えば2つのU字状のリンクを側面視逆V字状または側面視V字状に組み合わせて構成される。各リンクは、中央部に設けた軸部でホルダまたはキートップに摺動可能に連結され、両端部に設けた軸部でキートップまたはホルダに回動可能に連結されている。2つのリンクは、両端部に設けた歯部で互いに回動可能に噛み合っている。
【0006】
パンタグラフ式のリンク機構は、例えば2つのH字状のリンクを側面視X字状に組み合わせ、交点で互いに回動可能に連結して構成される。一のリンクは、上端部に設けた軸部でキートップに回動可能に連結され、下端部に設けた軸部でホルダに摺動可能に連結されている。他のリンクは、上端部に設けた軸部でキートップに摺動可能に連結され、下端部に設けた軸部でホルダに回転可能に連結されている。
【0007】
図8は、従来のキースイッチ装置におけるキートップの外観斜視図であって、(A)はキートップの表側の外観斜視図、(B)はキートップの裏側の外観斜視図である。図8に示すように、キートップ10は、押下操作可能な板状部12と、板状部12の裏面(下面)に突き出ている筒状部14とを備える。筒状部14の内側において、板状部12の裏面からは、リンクを連結する連結部16、弾性体に接触する接触部18が突き出ている。連結部16や接触部18は、板状部12などと一体に樹脂成形される。このキートップ10は、不透明な樹脂で形成される。
【0008】
一方で、近年では、暗い環境下でのキートップの視認性を確保するため、キートップに透明部分を設け、透明部分を裏側から照明して光らせる技術が開発されている(例えば、特許文献3参照)。透明部分は、押下操作可能な板状部に設けられ、文字、図形、記号、数字などの形状を有している。この透明部分を照明する光源は、弾性体などを介して、キートップの透明部分を照明する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平11−3628号公報
【特許文献2】実開平5−66832号公報
【特許文献3】特開2009−99386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来のキースイッチ装置では、キートップの透明部分と光源との間の光路中に弾性体が設けられているので、弾性体の光透過率によっては、暗い環境下でのキートップの視認性が十分ではない場合がある。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、暗い環境下でのキートップの視認性を高めることができるキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を解決するため、本発明は、
透明部分を含むキートップと、該キートップの透明部分を裏側から照明するための光源と、該キートップをホルダに対して昇降可能に支持するリンク機構と、該キートップを前記ホルダに対して上昇方向に付勢する弾性体と、該キートップの昇降動作に連動して開閉する接点と備えるキースイッチ装置において、
前記キートップと前記弾性体との間に、導光板を備え、
前記光源は、前記導光板の側方に設けられ、前記導光板を介して前記キートップの透明部分を照明するキースイッチ装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、暗い環境下でのキートップの視認性を高めることができるキースイッチ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態によるキースイッチ装置を備えるキーボードの概略斜視図である。
【図2】キースイッチ装置200の分解斜視図である。
【図3】キースイッチ装置200の動作の説明図(1)である。
【図4】キースイッチ装置200の動作の説明図(2)である。
【図5】接点250を含むメンブレンシート260の分解斜視図である。
【図6】導光板272および光反射層274の外観斜視図である。
【図7】図6の変形例の外観斜視図である。
【図8】従来のキースイッチ装置におけるキートップの外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0016】
なお、本発明は、後述の実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、後述の実施形態に種々の変形および置換を加えることができる。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態によるキースイッチ装置を備えるキーボードの概略斜視図である。キーボード100は、コンピュータなどの電子機器に用いられる情報入力装置である。キーボード100は、キースイッチ装置200を複数配列して構成される。複数のキースイッチ装置200は、それぞれ独立に押下操作可能となっている。その操作信号は電子機器に出力され、電子機器は操作信号に応じて各種機能を実行する。
【0018】
図2は、キースイッチ装置200の分解斜視図である。キースイッチ装置200は、透明部分216を含むキートップ210と、キートップ210の透明部分216を裏側から照明するための光源220とを備える。ここで、「透明」とは、半透明を含む。
【0019】
また、キースイッチ装置200は、キートップ210をホルダ202に対して昇降可能に支持するリンク機構230と、キートップ210をホルダ202に対して上昇方向に付勢する弾性体240と、キートップ210の昇降動作に連動して開閉する接点250(図3〜図4参照)と備える。
【0020】
図3〜図4は、キースイッチ装置200の動作の説明図である。図3は、キートップ210が押下されていないときの側面断面図である。図4は、キートップ210が押下されたときの側面断面図である。
【0021】
キースイッチ装置200は、詳しくは後述するが、図3に示す状態で、キートップ210を弾性体240の付勢力に抗して押下すると、弾性体240が縮みながら接点250を押す。そのため、接点250が閉じて、図4に示す状態となる。
【0022】
一方、図4に示す状態で、キートップ210の押下を解除すると、弾性体240の復元力によってキートップ210が初期位置に戻る。これに伴い、弾性体240が接点250を押さなくなるので、接点250が開いて、図3に示す状態に戻る。
【0023】
(キートップ)
キートップ210は、図2に示すように、押下操作可能な板状部212と、板状部212の裏面に突き出ている筒状部214とを備える。板状部212は、透明部分216と、不透明部分218とを含んでいる。一方、筒状部214には透明部分がない。
【0024】
透明部分216は、文字、図形、記号、または数字など(以下、単に「文字など」という)の形状を有している。透明部分216の形状は、キートップ210毎に異なる形状であって良い。
【0025】
透明部分216は、無色であっても良いし、着色されていても良い。
【0026】
透明部分216の光透過率は、例えば光源220の出力などに応じて適宜設定される。
【0027】
不透明部分218は、透明部分216を取り囲むように形成される。これによって、透明部分216を強調表示することができる。
【0028】
キートップ210は、例えば、図3および図4に示すように、透明な基体217の表側に遮光膜219を成膜して形成される。基体217は、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene polymer)などの合成樹脂で形成される。遮光膜219は、例えば、基体217に黒色塗料などを印刷して形成される。遮光膜219によって遮光される部分が不透明部分218となり、遮光膜219のない部分が透明部分216となる。遮光膜219のパターン形成方法としては、例えば、(1)遮光膜219の一部をレーザ加工により除去する方法、(2)マスキングテープを利用して、基体217の所定領域にのみ遮光膜219を成膜する方法などがある。
【0029】
キートップ210の形成方法は、特に制限はなく、上記の形成方法以外にも、例えば透明な樹脂と、不透明な樹脂との2色成形によって形成する方法がある。2色成形の順序に制限はなく、透明部分216を形成した後に不透明部分218を形成しても良いし、不透明部分218を形成した後に透明部分216を形成しても良い。
【0030】
なお、本実施形態のキートップ210では、透明部分216が文字などの形状を有しているとしたが、透明部分216の代わりに、不透明部分218が文字などの形状を有しても良く、この場合、透明部分は不透明部分を取り囲むように形成される。
【0031】
(光源)
光源220は、例えば図3および図4に示すように、キートップ210の透明部分216を裏側から照明して光らせるためのものである。これによって、暗い環境下でのキートップ210の視認性を確保することができる。
【0032】
光源220は、面光源であって良い。光源220としては、特に限定されないが、例えばLEDや有機ELなどが用いられる。
【0033】
光源220は、白色光を出射する光源であっても良いし、着色光を出射する光源であっても良い。
【0034】
なお、光源220は、不図示のFPC(フレキシブルプリント基板)に実装されて良く、CPUなどを含む制御装置による制御下で、オン状態とオフ状態とに切り換えられて良い。
【0035】
(リンク機構)
リンク機構230は、キートップ210をホルダ202に対して昇降可能に支持する機構である。例えば、リンク機構230は、図2および図3に示すように、導光装置270(導光板272を含む)を介して、キートップ210をホルダ202に対して昇降可能に支持している。ホルダ202は、ベース204に固定されている。
【0036】
リンク機構230は、一般的な構成であって良く、例えば図2に示すように、2つのU字状のリンク232、234を側面視V字状に組み合わせた所謂ギヤリンク式のものであって良い。各リンク232、234は、中央部に設けた軸部232a、234aで、連結部材280を介して、導光装置270に摺動可能に連結されている。また、各リンク232、234は、両端部に設けた軸部232b、234bで、ホルダ202に回動可能に連結されている。2つのリンク232、234は、両端部に設けた歯部232c、234cで、互いに回動可能に噛み合わされている。
【0037】
リンク機構230は、従来と同様に透明な材料で形成しても良いが、不透明な材料で形成することも可能である。リンク機構230は、例えば、POM(Polyoxymethylene)などの合成樹脂で形成される。
【0038】
なお、リンク機構230は、その構成に制限はなく、例えば、2つのU字状のリンクを側面視逆V字状に組み合わせた所謂ギヤリンク式のものであっても良いし、あるいは、2つのH字状のリンクを側面視X字状に組み合わせた所謂パンタグラフ式のものであっても良い。
【0039】
(弾性体)
弾性体240は、キートップ210をホルダ202に対して上昇方向に付勢する部材である。即ち、弾性体240は、キートップ210を押下位置から初期位置に向けて付勢する部材である。
【0040】
弾性体240は、キートップ210と接点250との間に設けられ、キートップ210の昇降動作を接点250に伝達する。弾性体240は、キートップ210の昇降動作に連動して伸縮可能なものであって良く、例えば図2に示すようにカップ状のラバースプリングであって良い。
【0041】
弾性体240は、従来と同様に透明な材料で形成しても良いが、不透明な材料で形成することも可能である。従って、弾性体240は、コイル状の金属バネであっても良い。
【0042】
(接点)
接点250は、図3および図4に示すように、キートップ210の昇降動作に連動して開閉するものである。接点250は、例えばベース204に固定される絶縁性のメンブレンシート260に含まれている。
【0043】
図5は、接点250を含むメンブレンシート260の分解斜視図である。図5に示すように、メンブレンシート260は、撓み変形可能な上部シート262、下部シート264、および、上部シート262と下部シート264との間に設けられるスペーサ266などによって構成されている。スペーサ266には、複数のキートップ210に対応して複数の貫通孔268が設けられている。貫通孔268内では、上部シート262側の可動接点252と、下部シート264側の固定接点254とが対向している。可動接点252と、固定接点254とが、接点250を構成する。
【0044】
このメンブレンシート260では、図3に示す初期状態で、キートップ210が押下されると、弾性体240が縮みながら上部シート262を押して、上部シート262が貫通孔268内で撓み変形する。その結果、図4に示すように、可動接点252が固定接点254に接触して、接点250が閉じる。
【0045】
一方、図4に示す押下状態で、キートップ210の押下が解除されると、弾性体240が復元し、上部シート262の撓み変形が解除される。その結果、図3に示すように、可動接点252が固定接点254から離間して、接点250が開く。
【0046】
メンブレンシート260は、従来と同様に透明な材料で形成しても良いが、不透明な材料で形成することも可能である。メンブレンシート260は、例えばPET(Polyethylene Terephthalate)などの合成樹脂で形成される。
【0047】
また、可動接点252および固定接点254は、従来と同様に透明な材料で形成しても良いが、不透明な材料で形成することも可能である。可動接点252および固定接点254は、例えば導電性ポリマーなどで形成される。
【0048】
(キースイッチ装置の詳細)
キースイッチ装置200は、図3〜図4に示すように、キートップ210と弾性部材240との間に導光板272を備え、光源220は、導光板272の側方に設けられ、導光板272を介してキートップ210の透明部分216を照明する。
【0049】
導光板272は、例えばアクリル板などで構成され、キートップ210の下部開口部215を塞ぐように構成されている。導光板272は、キートップ210と一体化され、キートップ210と共に昇降する。導光板272は、キートップ210に接触していても良いし、キートップ210から離間していても良い。
【0050】
一方、光源220は、導光板272と一体化され、導光板272と共に昇降する。光源220は、導光板272に接触していても良いし、導光板272から離間していても良い。
【0051】
光源220からの光は、導光板272の側面から入射して、導光板272の内部全体に広がる。その過程で、一部の光が、導光板272からキートップ210に向けて出射する。
【0052】
光源220の周囲には、光の利用効率を高めるため、光源220を側面視で半円形に囲むように反射板290が設けられている。反射板290は、導光板272に対して固定され、導光板272と共に昇降する。
【0053】
このように、本実施形態によれば、キートップ210と弾性体240との間に導光板272を配置し、導光板272の側方に光源220を設けるので、光源220とキートップ210との間の光路中から弾性体240を外すことができる。従って、キートップ210の透明部分216の明るさを高めることができ、暗い環境下でのキートップ210の視認性を高めることができる。
【0054】
また、本実施形態によれば、キートップ210と光源220との間の光路中から、導光板272よりも下方にある部材(例えば、リンク機構230、弾性体240、接点250、メンブレンシート260など)が外れるので、これらの部材に使用可能な材料の選択範囲が広がる。そのため、キースイッチ装置200の製造コストを削減することができる。
【0055】
さらに、本実施形態によれば、キートップ210と弾性体240との間に導光板272を配置するので、キートップ210と弾性体240とが直接接触しない。そのため、図8に示す従来例の接触部18を、キートップ210から除くことができ、キートップ210の透明部分216の明るさをより高めることができる。
【0056】
さらにまた、本実施形態によれば、リンク機構230が、導光板272などを介して、キートップ210をホルダ202に対して昇降可能に支持するので、リンク機構230がキートップ210に直接連結されない。そのため、図8に示す従来例の連結部16を、キートップ210から除くことができ、キートップ210の透明部分216の明るさをさらに高めることができる。
【0057】
(その他の構成)
キースイッチ装置200は、導光板272に、光反射層274、反射シート276、および拡散シート278などを加えて構成される導光装置270を備えている。導光板272、光反射層274、反射シート276、および拡散シート278は、一体に構成されている。この導光装置270は、キートップ210と一体化され、キートップ210と共に昇降する。
【0058】
(光反射層)
光反射層274は、図6に示すように、導光板272の裏面273にパターン形成される。光反射層274は、導光板272の内部を全反射しながら通過する光の入射角を変化させて、導光板272からキートップ210に向けて光を出射させる。
【0059】
光反射層274は、例えば、導光板272の裏面273に反射インクを印刷して形成される。反射インクは、例えばチタン(TiO)や硫酸バリウム(BaSO)などの反射材を含んでおり、反射材の他に、有機バインダーを含んでも良い。
【0060】
光反射層274は、図6に示すように、ドット状に形成されて良い。光反射層274は、キートップ210の透明部分216を集中的に照明するように、透明部分216に近い部位に密に形成されても良い。また、光反射層274は、キートップ210の板状部212を全体的に均等に照明するように、光源220から離れるほど密に形成されても良い。
【0061】
なお、光反射層274のパターンに制限はなく、例えば、図7に示すように、光反射層274Aは、渦巻き状に形成されても良い。
【0062】
(反射シート)
反射シート276は、導光板272の裏面273(裏面273に光反射層274が設けられる場合、光反射層274上)に設けられ、導光板272からの光をキートップ210に向けて反射する。これによって、光の利用効率を高めることができる。
【0063】
反射シート276としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やポリカーボネートなどの樹脂フィルムの内部に、複数の気泡を分散配置したシートなどが用いられる。
【0064】
(拡散シート)
拡散シート278は、導光板272の表面(上面)に設けられ、導光板272からの光を拡散して透過する。これによって、導光板272からの光の正面輝度を高めることができる。
【0065】
拡散シート278は、輝度ムラを抑える役割もある。この効果は、導光板272の裏面273に光反射層274が設けられている場合に顕著である。
【符号の説明】
【0066】
100 キーボード
200 キースイッチ装置
202 ホルダ
204 ベース
210 キートップ
212 板状部
214 筒状部
215 下部開口部
216 透明部分
218 不透明部分
220 光源
230 リンク機構
232、234 リンク
240 弾性体
250 接点
252 可動接点
254 固定接点
260 メンブレンシート
270 導光装置
272 導光板
273 裏面
274 光反射層
276 反射シート
278 拡散シート
280 連結部材
290 反射板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明部分を含むキートップと、該キートップの透明部分を裏側から照明するための光源と、該キートップをホルダに対して昇降可能に支持するリンク機構と、該キートップを前記ホルダに対して上昇方向に付勢する弾性体と、該キートップの昇降動作に連動して開閉する接点と備えるキースイッチ装置において、
前記キートップと前記弾性体との間に、導光板を備え、
前記光源は、前記導光板の側方に設けられ、前記導光板を介して前記キートップの透明部分を照明するキースイッチ装置。
【請求項2】
前記リンク機構は、前記導光板を介して、前記キートップを前記ホルダに対して昇降可能に支持する請求項1に記載のキースイッチ装置。
【請求項3】
前記導光板の裏面には、光反射層がパターン形成される請求項1または2に記載のキースイッチ装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数配列して構成されるキーボード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−43705(P2012−43705A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−185361(P2010−185361)
【出願日】平成22年8月20日(2010.8.20)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【Fターム(参考)】