説明

キーストローク作働の動的タスク

【課題】 ユーザが所望のタスクに速やかにアクセスできるようにする簡単な方法を提供すること。
【解決手段】 1つの実施形態によると、方法は、ユーザからのテキスト入力を検出することと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断することとを含む。さらに、方法は、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択することを含む。また、方法は、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成することと、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力することとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア・システム管理に関し、より特定的には、本発明はコンテキスト・タスク管理に関する。
【背景技術】
【0002】
ソフトウェア・システム管理アプリケーション内での機能が増えるにつれて、サーバのような所定のリソース上で実行できるタスク(例えば、電源投入、電源遮断、遠隔コンソールの起動等)も増える。さらに、コンテキストを必要としない一般的なタスクも増える。この実行できるタスク数の増大により、コンテキスト・メニュー及びナビゲーション・ツリーが法外に大きくなる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの状況をより良好に管理するために、ユーザが、所望のタスクに速やかにアクセスできるようにする簡単な方法が非常に有用である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの実施形態によると、方法が、ユーザからのテキスト入力を検出することと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断することと、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択することと、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成することと、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力することとを含む。
【0005】
別の実施形態によると、コンピュータ・プログラムが、それにより具体化されたコンピュータ使用可能プログラム・コードを有するコンピュータ使用可能媒体を含み、コンピュータ使用可能プログラム・コードは、ユーザからのテキスト入力を検出するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードを含む。また、このコンピュータ使用可能プログラム・コードは、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断し、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択するようにも構成される。さらに、コンピュータ使用可能プログラム・コードは、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成し、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力するようにも構成される。
【0006】
本発明の別の実施形態によると、方法は、ユーザからのテキスト入力を検出することと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断することとを含む。さらに、この方法は、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択することを含み、エントリの選択は、カーソルが上にホバーしている(hovering)項目を判断し、その項目と所定の関連を有するエントリを選択することを含む。また、この方法は、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成すること、及び、タスク・リストを出力するためにカーソルによりページ上の項目の選択を行なう必要はないという条件で、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力することであって、タスク・リストはカーソル又はカーソルが上にホバーしている項目に対する所定の位置に表示される、こともさらに含む。
【0007】
本発明の他の態様及び実施形態は、図面と併せて読まれるときに、本発明の原理の例証として示す以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】1つの実施形態による、ネットワーク・アーキテクチャを示す。
【図2】1つの実施形態による、図1のサーバ及び/又はクライアントと関連付けることができる代表的なハードウェア環境を示す。
【図3】1つの実施形態による方法のフローチャートである。
【図4】別の実施形態による方法のフローチャートである。
【図5】1つの実施形態による、フロートしているタスク・リストを組み込むユーザ・インターフェースの簡単化された図である。
【図6】1つの実施形態による、フロートしているタスク・リストを組み込むユーザ・インターフェースの簡単化された図である。
【図7】1つの実施形態による、フロートしているタスク・リストを組み込むユーザ・インターフェースの簡単化された図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明は、本発明の一般的な原理を示すためになされるものであり、ここに請求される本発明の概念を制限することを意図するものではない。さらに、ここに説明される特定の特徴は、種々の可能な組み合わせ及び置換の各々における他の説明される特徴と組み合わせて用いることができる。
【0010】
ここに明確に特段の定めがない限り、明細書から暗示される意味、及び、当業者によって理解される意味、及び/又は辞書、協定等に定義される意味を含む最も広い可能な解釈が、全ての用語に与えられるべきである。
【0011】
明確に特段の定めがない限り、明細書及び添付の特許請求の範囲に用いられるような単数の形態「a」、「an」、及び「the」は、複数の形態を含むことにも留意しなければならない。(米国特許出願の日本語訳であるため、そのまま「a」、「an」、及び「the」の表現を記載しているにすぎず、日本語訳での明細書及び特許請求の範囲の解釈においても当然に留意しなければならない。)
【0012】
以下の説明は、タスク管理ソフトウェア及び方法の幾つかの好ましい実施形態を開示する。
【0013】
1つの一般的な実施形態において、方法が、ユーザからのテキスト入力を検出することと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断することと、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択することと、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成することと、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力することとを含む。
【0014】
別の一般的な実施形態において、コンピュータ・プログラムが、それにより具体化されたコンピュータ使用可能プログラム・コードを有するコンピュータ使用可能媒体を含み、このコンピュータ使用可能プログラム・コードは、ユーザからのテキスト入力を検出するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードとを含む。
【0015】
別の一般的な実施形態において、方法は、ユーザからのテキスト入力を検出することと、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断することと、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択することであって、エントリを選択することは、カーソルが上にホバーしている項目を判断し、該項目と所定の関連を有するエントリを選択することを含む、ことと、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成することと、タスク・リストを出力するためにカーソルによってページ上の項目の選択を行なう必要はないという条件で、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力することであって、タスク・リストはカーソル又はカーソルが上にホバーしている項目に対して所定の位置に表示される、こととを含む。
【0016】
当業者であれば分かるように、本発明は、システム、方法、又はコンピュータ・プログラムとして具体化することができる。従って、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又は本明細書で一般的に全て「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ぶことができるソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせた実施形態の形をとるものとすることができる。さらに、本発明は、媒体に組み入れられたコンピュータ使用可能プログラム・コードを有する表現の任意の有形媒体内に組み入れられたコンピュータ・プログラムの形をとるものとすることができる。
【0017】
1つ又は複数のコンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを利用することができる。コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、例えば、これらに限られるものではないが、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置、デバイス、或いは伝搬媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)として、以下のもの、すなわち、1つ又は複数の配線を有する電気的接続、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、光記憶装置、インターネット又はイントラネットをサポートするような伝送媒体、又は、磁気記憶装置が挙げられる。プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光学走査を介して電子的に取り込み、次いで、必要に応じて、コンパイルするか、解釈するか、又は適切な他の方法で処理し、次いでコンピュータ・メモリに格納することができるため、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、プログラムが印刷された紙又は別の適切な媒体とすることさえ可能であることに留意されたい。本文書との関連においては、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって、又はそれらと接続して使用するための、プログラムを含み、格納し、通信し、伝搬し、又は移送することが可能ないずれかの媒体とすることができる。コンピュータ使用可能媒体は、ベースバンド内に又は搬送波の部分として、それにより具体化されたコンピュータ使用可能プログラム・コードを有する伝搬データ信号を含むことができる。コンピュータ使用可能プログラム・コードは、これらに限られるものではないが、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RF等を含むいずれかの適切な媒体を用いて伝送することができる。
【0018】
本発明の操作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び、「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。プログラム・コードは、ユーザのコンピュータ上で完全に実行するか、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行するか、独立型のソフトウェア・パッケージとして実行するか、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行し遠隔コンピュータ上で部分的に実行するか、又は、遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で完全に実行することができる。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)又は広域エリア・ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通してユーザのコンピュータに接続するか、或いは、(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いてインターネットを通して)外部のコンピュータに接続することができる。
【0019】
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)及びコンピュータ・プログラムのフローチャート説明図及び/又はブロック図を参照して、ここに説明される。フローチャート説明図及び/又はブロック図の各ブロック、並びに、フローチャート説明図及び/又はブロック図中のブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実装できることが理解されるであろう。これらのコンピュータ・プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに供給してマシンを生成し、その結果、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサにより実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロック又はブロック群において指定される機能/動作を実装するための手段を生成するようすることができる。
【0020】
コンピュータ可読媒体に格納された命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロック又はブロック群において指定される機能/動作を実装する命令手段を含む製品を生成するように、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に特定の方法で機能するように命令することが可能なこれらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ可読メモリに格納することもできる。
【0021】
コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行する命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロック又はブロック群において指定される機能/動作を実装するためのステップを提供するように、コンピュータ・プログラム命令をコンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置にロードし、一連の操作ステップをコンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行させて、コンピュータに実装されるプロセスを生成することもできる。
【0022】
図中のフローチャート及びブロック図は、本発明の種々の実施形態による、システム、方法及びコンピュータ・プログラムの可能な実装のアーキテクチャ、機能及び動作を示す。これに関して、フローチャート又はブロック図中の各ブロックは、モジュール、セグメント、又はコードの部分を表すことができ、これは、指定された論理機能を実施するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。また、幾つかの代替的な実施において、ブロック内に示された機能は、図中に示された順番とは異なる順番で行なうことができることに留意すべきである。例えば、連続して示される2つのブロックを、実際には、実質的に同時に実行することができ、或いは場合により、関与する機能に応じてブロックを逆の順番で実行することができる。また、ブロック図及び/又はフローチャート説明図中の各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャート説明図中のブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用のハードウェア・ベースのシステム、或いは専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって、実施することができることにも留意されたい。
【0023】
1つの実施形態による図5−図7を参照すると、ユーザに、フロートしている(浮いている、floating)タスク・リストへのアクセスを提供する方法を説明することができる。図5を参照すると、システム管理アプリケーション500から、ユーザは、マウス・カーソル502のようなポインタを、リソース504のような特定のオブジェクトの上に配置することができる。ユーザが所望のタスクを表す文字の文字列を入力し始める前のある期間、マウス・カーソルをホバーすることができ、或いは、ユーザは即座に入力を始めることができる。ここで図6を参照すると、一旦ユーザが入力し始めると、入力される文字は、フロートしている・タスク・リスト506のウィンドウ508内に現われ得る。1つ又は複数の文字が入力された後、タスク・リスト506は、入力された文字の部分及び/又は全てに合致する利用可能なタスクを示すことができる。フロートしているタスク・リスト506は、即座に、又はシステム構成により可能な限り迅速に、現われ得る(タスク・リスト・ボックスの左上コーナー部をマウス・カーソルの場所又はその近くの場所に配置することができる)。この位置情報は、フロートしているタスク・リスト506が、マウス・カーソル502が上にホバーしているオブジェクト、リンク等に適用されることをユーザが理解する助けとなり得る。また、タスク・リスト506内に含まれるタスク510は、マウス・カーソル502が上にホバーしているリソース504にも適用することができる。マウス・カーソル502が特定のリソースの上にホバーしていない場合、タスク・リスト506内の利用可能なタスクは、コンテキストを必要としないものとすることができる。利用可能なタスクを表示するこの方法は、階層型ナビゲーション・ツリーを用いる現在の方法に優る、改善された利用可能なタスクへのアクセスしやすさを提供する(例えば、ユーザは、単にマウスをリソースの上で保持するか又はホバーし、入力を始めることができる)。
【0024】
幾つかの実施形態によると、タスク・リスト506は、多数のより簡単なコントロールから構成することができる。タスク・リスト506は、ユーザがキーボードで何について入力したかをユーザにフィードバックするために、標準的なテキスト入力ボックス508を含むことができる。テキスト・ボックス508の下方には、ユーザが入力したテキストによってフィルタリングされた、利用可能なタスク510のリストがある。タスク510のリストは、テキスト・ボックス508内のテキストに最も合致するものを反映させるように、所定の時間等の後、キーストローク毎ベースで更新することができる。ここで図7を参照すると、マウス・カーソル502を用いてタスクのテキスト表示をクリックすることによって(メニュー項目を選択するのと同様に)、又は、標準的なキーボード方法を用いて所望の項目上に焦点512を定め、それを実行する(例えば、タブ・キーを用いて所望の項目上に選択を定め、エンター・キーを押して実行する)ことによって、タスク・リスト506のタスクを実行することができる。
【0025】
例えば、いずれのマウス・ボタンもクリックすることなく、ユーザは、キーボードで「pow」を入力し始めることができ、タスク・リスト506は、恐らく、カーソル502の位置の近くに現われ得る。第1のキーストロークは、タスク・リストの表示をトリガする役割と、ユーザがフィルタリングを開始したいと望む第1番目の文字を示す役割の両方を果たすことができる。ユーザが入力する文字は、上部のテキスト・ボックス508内に反映され、上にホバーされたリソース504に関連した一部又は全てのタスク510が、タスク・リスト506の下部に現われ得る。このタスク・リスト506は、ユーザが入力した文字に基づいて検索することができる。正確な文字列の合致、タスク名+メタデータの合致、語全体の合致等といった、多数の検索基準を用いることができる。次に、マウス、キーボード・ナビゲーション及び選択、音声作働コマンド等を用いて、ユーザにより、フィルタリングされたタスク・リストを選択/実行することができる。
【0026】
幾つかの実施形態において、タスク・リストは、単に利用可能なタスクを表示する以上の情報を含むことができる。例えば、付加的な情報として、現在のユーザ、全てのユーザ、及び/又は選択されたユーザが、タスク・リスト内に列挙された操作又はタスクを実行した回数を示す頻度カウント;動作を実行し、タスク・リストからタスクを選択する前にタスク・リスト内の操作、機能、タスク等についてのさらなる情報を得る能力;ユーザが、他のユーザが後でアクセスできるタスク・リストにカスタム・テキスト及び/又はグラフィックスを付加する能力等を挙げることができる。
【0027】
この方法及びこうした方法を用いるシステムは、標準的なコンテキスト・メニュー・パラダイム内に含まれる全ての利用可能な動作の静的メニューとは対照的に、これが、項目の動的なフィルタリング済みリストであるという点で、標準的なコンテキスト・メニュー・パラダイムとは異なる。現在のシステム管理アプリケーションにはかなり機能が満載されているので、これは非常に有利である。各リソースは、関心あるタスクの効率的な視覚的走査を妨げる、これと関連した多くの動作を有することがある。既存のコンテキスト・メニュー上のメニュー項目はサブメニューも有しており、幾つかの実施形態によると、本発明はサブメニューを含まない。好ましい実施形態によると、ユーザに示されるフィルタリング済みリストは、フラット型のものであり階層型のものとすることはできない。ユーザに示されるフィルタリング済みリストはまた、オブジェクトが選択されるか、或いはユーザ・インターフェース内のどこかにフォーカスを有する場合、それがホバーだけを必要とすることから、タスク・リストを提示するために選択解除をする必要がないという点で、標準的なコンテキスト・メニュー・パラダイムとは異なる。
【0028】
上記の例は、単一のリソースについての動作を説明する。多数の実施形態によると、多数の項目が選択され、ユーザが文字の入力を始めた場合、タスク・メニューは依然として現われ、選択された項目上で可能なタスクについてフィルタリングされる。
【0029】
図1は、1つの実施形態による、ネットワーク・アーキテクチャ100を示す。図1に示されるように、第1の遠隔ネットワーク104及び第2の遠隔ネットワーク106を含む複数の遠隔ネットワーク102が提供される。ゲートウェイ101が、遠隔ネットワーク102と近接ネットワーク108との間を結合することができる。現在のネットワーク・アーキテクチャ100との関連において、ネットワーク104、106はそれぞれ、これらに限られるものではないが、LAN、インターネット、PSTN、内線電話ネットワーク等のようなWANを含む、任意の形態をとることができる。
【0030】
使用中、ゲートウェイ101は、遠隔ネットワーク102から近接ネットワーク108までの入口点(entrance point)として働く。従って、ゲートウェイ101は、ゲートウェイ101に到着するデータの所定のパケットを指向させることができるルータ、及び、所定のパケットについてのゲートウェイ101に出入りする実際の経路を提供するスイッチとして機能することができる。
【0031】
近接ネットワーク108に結合され、かつ、ゲートウェイ101を介して遠隔ネットワーク102からアクセス可能である少なくとも1つのデータ・サーバ114が、さらに含まれる。データ・サーバ114は、いずれのタイプのコンピュータ装置/グループウエアも含み得ることに留意すべきである。複数のユーザ・デバイス116が、各々のデータ・サーバ114に結合される。こうしたユーザ・デバイス116は、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、手持ち式コンピュータ、プリンタ、又はいずれかの他のタイプの論理を含むことができる。1つの実施形態において、ユーザ・デバイス111は、ネットワークのいずれかに直接結合することもできることに留意すべきである。
【0032】
ファクシミリ装置120又は一連のファクシミリ装置120を、ネットワーク104、106、108の1つ又は複数に結合することができる。データベース及び/又は付加的なコンポーネントを、ネットワーク104、106、108に結合されたいずれかのタイプのネットワーク要素と共に利用すること、又はこれに統合することが可能であることに留意すべきである。この説明との関連において、ネットワーク要素は、任意のネットワーク・コンポーネントを参照することができる。
【0033】
図2は、1つの実施形態による、図1のユーザ・デバイス116と関連付けられた代表的なハードウェア環境を示す。このような図は、マイクロプロセッサのような中央処理ユニット810及びシステム・バス812を介して相互接続された多数の他のユニットを有するワークステーションの典型的なハードウェア構成を示す。
【0034】
図2に示されるワークステーションは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)214と、読み取り専用メモリ(ROM)216と、ディスク・ストレージ・ユニット220などの周辺機器をバス212に接続するためのI/Oアダプタ218と、キーボード224、マウス226、スピーカー228、マイクロフォン232、及び/又は、タッチスクリーン及びデジタル・カメラ(図示せず)などの他のユーザ・インターフェース・デバイスをバス212に接続するためのユーザ・インターフェース・アダプタ222と、ワークステーションを通信ネットワーク235(例えば、データ処理ネットワーク)に接続するための通信アダプタ234と、バス212をディスプレイ装置238に接続するためのディスプレイ・アダプタ236とを含む。
【0035】
ワークステーションには、Microsoft Windows(Microsoft Corporationの(登録)商標)オペレーティング・システム(OS)、MAC OS、又はUNIX(The Open Groupの商標)オペレーティング・システムなどのオペレーティング・システムが上に常駐していてもよい。上述したもの以外のプラットホーム及びオペレーティング・システム上に、好ましい実施形態を実装してもよいことが理解されるであろう。好ましい実施形態は、オブジェクト指向プログラミング方法と共に、Java言語、XML言語、C言語、及び/又はC++言語、或いは他のプログラミング言語を用いて書くことができる。複雑なアプリケーションを開発するのにますます用いられるようになったオブジェクト指向プログラミング(OOP)を用いることができる。
【0036】
図3は、1つの実施形態による方法300のフローチャートである。方法300は、コンピュータ・システム、サーバ、サーバ群などと共に用いることができる。勿論、方法300は、いずれの所望の環境でも用いることができ、決してここで提案される例によって制限されるものではない。
【0037】
操作302において、ユーザからのテキスト入力を検出する。テキスト入力は、キーボード、マウス選択、可聴コマンド等を介して入力することができる。テキスト入力は、アルファベット、数字、及び/又は記号文字、句読点、スペース等をさらに含むことができる。
【0038】
操作304において、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断する。ユーザ入力装置は、キーボード、マウス、トラックボール、マイクロフォン等を含むことができる。電子ページは、ウェブページ、ワード・プロセッサ文書、コンピュータ・デスクトップ等を含むことができる。
【0039】
操作306において、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択する。例えば、カーソルが、サーバを表すアイコンの上にホバーしており、テキスト入力が「Johnson」という用語を含む場合、サーバ上に格納され、用語「Johnson」を含むエントリを選択することができる。
【0040】
幾つかの実施形態において、エントリの選択は、テキスト入力と同じ文字シーケンスを有するエントリを選択することを含むことができる。例えば、ユーザは、「red)」を入力することができ、「redness」、「ordered」、「tiredness」等などのエントリが戻され得る。
【0041】
さらなる実施形態においては、タスク・リストは、受信したテキスト入力の各文字で更新することができる。例えば、ユーザ入力「key」の場合、タスク・リストは、「Florida Keys」及び「keyhole」を含むことができるが、次に、ユーザが「s」を入力して「keys」となり、タスク・リストは、「Florida Keys」だけを含むことができる。この概念は、より複雑な関連付け及びタスク・リストに広げることができ、簡単な語の配置に制限されるものではない。
【0042】
操作308において、選択されたエントリを有するタスク・リストを生成する。幾つかの実施形態においては、テキスト入力とのタスク関連性を判断するためのアルゴリズムに従って、最も関連したタスクだけがタスク・リスト内に現われ得る。例えば、5つの最も関連したエントリだけ、10個の最も関連したエントリだけ、20個の最も関連したエントリだけ等。さらに、ユーザ・プリファレンス(user preference)を用いて、マウス・カーソルの位置とテキスト入力の組み合わせに基づいて最もよく選択されるタスクといった、最も関連したエントリを判断することができる。
【0043】
操作310において、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力する。例えば、グラフィカル表示装置は、モニタ、LCDスクリーン、プラズマ・ディスプレイ、背面映写スクリーン等を含むことができる。また、タスク・リストは、グラフィカル表示装置上のマウス・カーソルの位置の近くに現われることがあり、アルファベット順に、日付に従ってなど、タスク・リストの上部に最も関連すると思われるエントリを含むことができる。また、タスク・リストは、好都合なサイズのタスク・リスト内に列挙するには多すぎる場合、エントリをスクロールするために、好ましくはタスク・リストの右側にスクロール・バーを含むことができる。
【0044】
幾つかの手法においては、エントリを選択することは、グラフィカル表示装置においてカーソルが上にホバーしている、オブジェクト、リンク、語、写真等の項目を決定し、項目と所定の関連を有するエントリを選択することを含むことができる。例えば、マウス・カーソルがサーバの上にホバーしている場合、そのサーバ上に格納された文書及びファイルを選択することができる。別の例においては、マウス・カーソルが「Mary Smith」を含む写真の上にホバーしている場合、同じく「Mary Smith」を含んでいる各々の写真を選択することができる。いずれかの他のタイプの関連付けを用いて、位置、日付、サイズ、類似パターン等のような関連項目を選択することもできる。
【0045】
更に別の手法において、カーソルが項目の上に配置されていない場合、デフォルト・エントリを選択することができる。例えば、マウス・カーソルがいずれの項目の上にもホバーしていない場合、戻されるエントリは、本質的に一般的であり、いずれの特定のタイプの項目又はオブジェクトにも適用されないタスクから構成され得る。例えば、全体的な表示設定(display preference)は、1つのそうしたタスクとすることができる。別の例においては、ユーザが選択できる所定のデフォルト・リストが戻され得る。
【0046】
幾つかの実施形態においては、タスク・リストのコーナー部がカーソルの時点で現われる、タスク・リストがディスプレイの上部、下部、又は側部付近に現われる、或いはタスク・リストがユーザ選択位置から現われるといったように、タスク・リストを、カーソル又はカーソルが上にホバーしている項目に対する所定の位置に表示することができる。
【0047】
幾つかのさらなる実施形態においては、方法300は、テキスト入力を示すタスク・リストに隣接したテキスト・ボックスをさらに含むことができる。このことにより、ユーザがテキスト入力を操作することが可能になり、それにより、タスク・リスト内のエントリが変更される。このことにより、ユーザが付加的なテキスト用語を入力することも可能になり、それにより、エントリを関連付け、選択することができるテキスト入力のリストが生成される。
【0048】
方法300の幾つかの実施形態において、タスク・リストを出力するために、カーソルによりページ上の項目の選択を行なう必要はない。例えば、ユーザは、タスク・リストをユーザに出力するために、電子ページ又はグラフィカル表示上の何も選択する必要はない。
【0049】
幾つかのさらなる実施形態においては、テキスト入力が検出されたとき、タスク・リストを、カーソルが上にホバーしている項目に視覚的に結合させることができる。例えば、マウス・カーソルが、サーバを表すテキストのラインの上にホバーしている場合、タスク・リストは、サーバを表すテキストのラインの上に形成されるハイパーテキスト・リンクを通して選択可能である。別の例において、タスク・リストは、カーソルが上にホバーしている、サーバを表すアイコンに隣接して現われ得る。
【0050】
さらなる実施形態においては、方法300は、当技術分野において周知の何らかの方法で、典型的にはユーザ入力の結果として、カーソルによる項目の選択を判断し、カーソルの位置が第2の項目の上にあると判断したときに項目を選択解除せず、ユーザからのテキスト入力を検出することをさらに含むことができ、エントリは、第2の項目の上のカーソルの位置に基づいて選択することができる。
【0051】
幾つかの手法において、タスク・リストは、サブメニューを含まない。
【0052】
幾つかのさらなる手法において、方法300は、タスク・リストのエントリの1つの選択を検出し、選択されたエントリと関連した動作を行なうことをさらに含むことができる。
【0053】
幾つかの実施形態において、タスク・リストのエントリの少なくとも1つについての統計値を出力することができる。例えば、統計値は、エントリとテキスト入力及びカーソルの位置の関連性に関連することがあり、過去の選択等に基づいたユーザによる選択の可能性に関連することもある。
【0054】
さらなる実施形態において、方法300は、タスク・リスト内のエントリの1つについての付加的な情報要求を受信することをさらに含むことができる。例えば、ユーザは、エントリの位置、エントリの関連性、エントリのサイズ、機能、目的、簡単な説明等といった項目の実行に関する付加的な情報を要求するリンクを選択することができる。
【0055】
さらなる実施形態において、選択のためのエントリの少なくとも1つは、エンドユーザにより付加することができる。
【0056】
図4は、1つの実施形態による方法400のフローチャートである。方法400は、コンピュータ・システム、サーバ、サーバ群などと共に用いることができる。勿論、方法400は、いずれの所望の環境でも用いることができ、決してここで提案される例によって制限されるものではない。
【0057】
操作402において、ユーザからのテキスト入力を検出する。テキスト入力は、キーボード、マウス選択、可聴コマンド等を介して入力することができる。テキスト入力は、アルファベット、数字、及び/又は記号文字、句読点、スペース等をさらに含むことができる。
【0058】
操作404において、電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断する。ユーザ入力装置は、キーボード、マウス、トラックボール、マイクロフォン等を含むことができる。電子ページは、ウェブページ、ワード・プロセッサ文書、コンピュータ・デスクトップ等を含むことができる。
【0059】
操作406において、テキスト入力及びカーソルの位置に基づいてエントリを選択し、エントリの選択は、カーソルが上にホバーしている項目を判断することと、項目と所定の関連を有するエントリを選択することとを含む。例えば、カーソルが、サーバを表すアイコンの上にホバーしており、テキスト入力が「Johnson」という用語を含む場合、サーバ上に格納され、用語「Johnson」を含むエントリを選択することができる。
【0060】
操作408において、選択されたエントリを有するタスク・リストが生成される。幾つかの実施形態においては、テキスト入力とのタスクの関連性を判断するためのアルゴリズムに従って、最も関連したタスクだけがタスク・リスト内に現われ得る。例えば、5つの最も関連したエントリだけ、10個の最も関連したエントリだけ、20個の最も関連したエントリだけ等。さらに、ユーザ・プリファレンスを用いて、マウス・カーソルの位置とテキスト入力の組み合わせに基づいて最もよく選択されるタスクといった、最も関連したエントリを判断することができる。
【0061】
操作410において、タスク・リストを出力するためにカーソルによりページ上の項目の選択を行なう必要はないという条件で、タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力され、タスク・リストはカーソル又はカーソルが上にホバーしている項目に対する所定の位置に表示される。例えば、グラフィカル表示装置は、モニタ、LCDスクリーン、プラズマ・ディスプレイ、背面映写スクリーン等を含むことができる。また、タスク・リストは、グラフィカル表示装置上のマウス・カーソルの位置の近くに現われることができ、アルファベット順に、日付に従ってなど、タスク・リストの上部に最も関連すると思われるエントリを含むことができる。また、タスク・リストは、好都合なサイズのタスク・リスト内に列挙するには多すぎる場合、エントリをスクロールするために、好ましくはタスク・リストの右側にスクロール・バーを含むことができる。
【0062】
幾つかの実施形態において、方法400は、テキスト入力を示すタスク・リストに隣接したテキスト・ボックスを出力することをさらに含むことができる。このことにより、ユーザがテキスト入力を操作するのが可能になり、それにより、タスク・リスト内のエントリが変更される。このことにより、ユーザが付加的なテキスト用語を入力することも可能になり、それにより、エントリを関連付け、選択することができるテキスト入力のリストが生成される。
【0063】
さらなる実施形態においては、タスク・リストは、受信したテキスト入力の各文字で更新することができる。例えば、ユーザ入力「key」の場合、タスク・リストは、「Florida Keys」及び「keyhole」を含むことができるが、次に、ユーザは「s」を入力して「keys」となり、タスク・リストは、「Florida Keys」だけを含むことができる。この概念は、より複雑な関連付け及びタスク・リストに広げることができ、簡単な語の配置に制限されるものではない。
【0064】
さらなる実施形態においては、方法400は、当技術分野において周知の何らかの方法で、典型的にはユーザ入力の結果として、カーソルによる項目の選択を判断し、カーソルの位置が第2の項目の上にあると判断したときに項目を選択解除せず、ユーザからのテキスト入力を検出することをさらに含むことができ、エントリは、第2の項目の上のカーソルの位置に基づいて選択することができる。
【0065】
上記の方法の種々の特徴は、いずれかの方法で組み合わせることができ、上記に提示された説明から複数の組み合わせが生成されることが明らかであろう。
【0066】
本発明の実施形態は、要求に応じて(オン・デマンドで)サービスを提供するために、顧客の代わりに実施されるサービスの形態で提供できることがさらに理解されるであろう。
【0067】
種々の実施形態が上記に説明されたが、これらは、制限としてではなく、ほんの一例として提示されたものにすぎないことを理解すべきである。従って、本発明の広さ及び範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれかに限定されるものではなく、下記の特許請求の範囲及びそれらの均等物のみに従って定められるべきである。
【符号の説明】
【0068】
100:ネットワーク・アーキテクチャ
101:ゲートウェイ
104、106、108:ネットワーク
111、116:エンドユーザ・デバイス
114:データ・サーバ
120:ファクシミリ装置
212:バス
218:I/Oアダプタ
222:ユーザ・インターフェース・アダプタ
234:通信アダプタ
236:ディスプレイ・アダプタ
502:マウス・カーソル
504:リソース
506:タスク・リスト
508:テキスト・ボックス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからのテキスト入力を検出するステップと、
電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断するステップと、
前記テキスト入力及び前記カーソルの位置に基づいてエントリを選択するステップと、
前記選択されたエントリを有するタスク・リストを生成するステップと、
前記タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記エントリを選択するステップは、前記カーソルが上にホバーしている項目を判断し、前記項目と所定の関連を有するエントリを選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記カーソルが項目の上に配置されていない場合、デフォルト・エントリが選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記タスク・リストは、前記カーソル又は前記カーソルが上にホバーしている項目に対する所定の位置に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記テキスト入力を示す、前記タスク・リストに隣接したテキスト・ボックスをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記エントリを選択するステップは、前記テキスト入力と同じ文字シーケンスを有するエントリを選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記タスク・リストは、受信した前記テキスト入力の各文字で更新される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記タスク・リストを出力するために前記カーソルによる前記ページ上の項目の選択を行なう必要はないという条件を伴う、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記タスク・リストは、前記テキスト入力が検出されたとき、前記カーソルが上にホバーしている項目に視覚的に結合される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記カーソルによる項目の選択を判断し、前記カーソルの前記位置が第2の項目の上にあると判断したときに前記項目の選択解除をせず、前記ユーザからのテキスト入力を検出するステップをさらに含み、前記エントリは、前記第2の項目の上の前記カーソルの前記位置に基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記タスク・リストはサブメニューを含まないという条件を伴う、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記タスク・リストの前記エントリの1つの選択を検出し、前記選択されたエントリと関連した動作を実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記タスク・リストの前記エントリの少なくとも1つについての統計値が出力される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記タスク・リスト内の前記エントリの1つについての付加的な情報要求を受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
選択のための前記エントリの少なくとも1つは、エンドユーザによって付加されたものである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
コンピュータ使用可能プログラム・コードを含むコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ使用可能プログラム・コードは、
ユーザからのテキスト入力を検出するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、
電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、
前記テキスト入力及び前記カーソルの位置に基づいてエントリを選択するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、
前記選択されたエントリを有するタスク・リストを生成するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、
前記タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力するように構成されたコンピュータ使用可能プログラム・コードと、
を含む、コンピュータ・プログラム。
【請求項17】
ユーザからのテキスト入力を検出するステップと、
電子ページ上のユーザ入力装置と関連したカーソルの位置を判断するステップと、
前記テキスト入力及び前記カーソルの位置に基づいてエントリを選択するステップであって、前記エントリを選択するステップは、前記カーソルが上にホバーしている項目を判断し、前記項目と所定の関連を有するエントリを選択するステップを含む、ステップと、
前記選択されたエントリを有するタスク・リストを生成するステップと、
前記タスク・リストを出力するために前記カーソルによる前記ページ上の項目の選択を行なう必要はないという条件で、前記タスク・リストをグラフィカル表示装置に出力するステップであって、前記タスク・リストは前記カーソル又は前記カーソルが上にホバーしている項目に対する所定の位置に表示される、ステップと、
を含む方法。
【請求項18】
前記テキスト入力を示す、前記タスク・リストに隣接したテキスト・ボックスを出力するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記タスク・リストは、受信した前記テキスト入力の各文字で更新される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記カーソルによる項目の選択を判断し、前記カーソルの前記位置が第2の項目の上にあると判断したときに前記項目を選択解除せず、前記ユーザからのテキスト入力を検出すステップをさらに含み、前記エントリは、前記第2の項目の上の前記カーソルの前記位置に基づいて選択される、請求項17に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−170548(P2010−170548A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−9736(P2010−9736)
【出願日】平成22年1月20日(2010.1.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.イーサネット
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】