説明

グローブボックスのノブの取付構造

【課題】本発明の目的は、リッドの表面が傷付くのを防止するとともにグローブボックスのノブのガタの発生を防止し、ノブの外観性及び組付け性を向上させることが可能なグローブボックスのノブの取付構造を提供するものである。
【解決手段】自動車のインストルメントパネルに設けられた開口部にはグローブボックス1が開閉可能に支持され、グローブボックス1の車室側には凹部6が設けられ、凹部6内には車幅方向に位置する側壁部6aが設けられ、凹部6の側壁部6aには、車幅方向外側に延出するピン12を有するノブ4がピン12を介して回動可能に取付けられているグローブボックスのノブの取付構造において、ノブ4にはピン12の下方において車幅方向外側に延出する肩部13が設けられ、肩部13は凹部6の側壁部6aに当接している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のグローブボックスに関し、さらに詳しくは、グローブボックスのノブの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の車室内のインストルメントパネルには、助手席側において車室側へ向けて開閉するグローブボックスが設けられている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、グローブボックスの開口部は、開閉可能なリッドにより閉鎖されている。このリッドには、リッドを開閉するためのリッドロック装置が設けられており、リッドロック装置は、ロック体(ノブ)と板バネとから構成され、ロック体は、車幅方向外側に延出するガイドピンを有している。このロック体をリッドに取付ける場合、リッドの逆T字状の孔にガイドピンを挿入し、ロック体を板バネによって下から押さえるようにしている。
【0003】
図7は、従来の別の実施形態に係るグローブボックス20を示している。グローブボックス20は、ボックス本体21と該ボックス本体21の車室側の表面を覆うように配置されるリッド22とから構成されている。リッド22には車室側に開口する凹部23が設けられており、リッド22の凹部23には、グローブボックス20を開閉するためのノブ24が取付けられている。図8に示すように、リッド22の凹部23は、車幅方向に位置する側壁部23aを有し、一方、ノブ24は、車幅方向外側に延出するピン25を有している。ノブ24は、凹部23の側壁部23aに設けられた孔23bにピン25を挿通することにより取付けられている。
【0004】
図8に示すように、従来の実施形態では、ノブ24をリッド22に取付け易くするために、リッド22とノブ24との間には、ピン25の中心軸に沿う方向の間隙Dが設けられている。従来の実施形態では、取付けた後のノブ24が間隙Dによってガタが発生するのを防止するために、図9に示すように、凹部23の縁部には段差形状27が形成され、さらに、この段差形状27の車幅方向の一端部には突起状の当て形状27aが形成されている。そして、この当て形状27aによりノブ24の車幅方向の動きが規制され、間隙Dによりノブ4にガタが発生しないようになっている。
【特許文献1】実公平2−41257号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成の場合、ロック体を操作する際にリッドに形成された逆T字状の孔が見えることになるため、ロック体及びリッドの外観性が良くないという問題があった。
【0006】
また、図7乃至図9の構成の場合、リッド22の段差形状27に当て形状27aが設けられるとともに、ノブ24の車幅方向の端部と当て形状27aが接触するように構成されているため、この接触によりリッド22の表面が傷つけられ、グローブボックス20の外観性が低下する可能性がある。加えて、当て形状27aが突起状で形成されているので、グローブボックス20の開閉を繰り返す際において、当て形状27aがノブ24の車幅方向の端部によって削られることになり、その結果、ノブ24に車幅方向のガタが発生し、グローブボックス20の品質が低下するという問題があった。
【0007】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ノブの外観性及び組付け性を損なうことなく、リッドの表面が傷付くのを防止するとともにノブのガタの発生を防止することが可能なグローブボックスのノブの取付構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来技術の有する課題を解決するために、請求項1の本発明では、自動車のインストルメントパネルに設けられた開口部にはグローブボックスが開閉可能に支持され、前記グローブボックスの車室側には凹部が設けられ、該凹部内には車幅方向に位置する側壁部が設けられ、前記凹部の前記側壁部には、車幅方向外側に延出するピンを有するノブが前記ピンを介して回動可能に取付けられているグローブボックスのノブの取付構造において、前記ノブには前記ピンの下方において車幅方向外側に延出する肩部が設けられ、該肩部は前記凹部の前記側壁部に当接している。
【0009】
請求項2の本発明では、前記グローブボックスはボックス本体と該ボックス本体の車室側の表面を覆うように配置されるリッドとから構成され、前記凹部は前記リッドに設けられ、前記凹部内には車両前方方向に位置する挿通口が設けられ、前記ノブは車両前方方向に延出する係止部を有し、前記ノブは、前記係止部が前記凹部の前記挿通口を介して前記ボックス本体に係止するように配置されるとともに前記凹部の前記側壁部に前記ピンを介して回動可能に取付けられ、前記ボックス本体には、前記ノブの回動範囲を規制するための規制部が設けられ、前記ノブは、前記係止部が前記ボックス本体の前記規制部に当たることによって前記肩部が前記凹部の前記側壁部に当接する範囲で回動するように構成されている。
【発明の効果】
【0010】
上述の如く、本発明に係るグローブボックスのノブの取付構造によれば、自動車のインストルメントパネルに設けられた開口部にはグローブボックスが開閉可能に支持され、前記グローブボックスの車室側には凹部が設けられ、該凹部内には車幅方向に位置する側壁部が設けられ、前記凹部の前記側壁部には、車幅方向外側に延出するピンを有するノブが前記ピンを介して回動可能に取付けられているグローブボックスのノブの取付構造において、前記ノブには前記ピンの下方において車幅方向外側に延出する肩部が設けられ、該肩部は前記凹部の前記側壁部に当接しているので、ノブに設けられた肩部が車幅方向の動きを規制することになり、ノブにおける車幅方向のガタの発生を防止することができる。
加えて、従来では、車幅方向のガタの発生を防止するために、リッドの意匠面の近くに当て形状が形成されていたので、この当て形状によりリッドの表面が傷付く可能性があった。これに対して、本発明では、ノブの車幅方向の端部がリッドと接触することもないので、リッドの表面が傷付くこともなくなり、グローブボックスの外観性が低下することがない。
また、従来では、当て形状が突起状で形成されていたので、グローブボックスの開閉を繰り返す際において、ノブとの接触によりリッドに設けられた当て形状の先端部が削れることになり、その結果、ノブに車幅方向のガタが発生し、グローブボックスの品質が低下する可能性があった。これに対して、本発明では、肩部が凹部の側壁部に当接してノブの車幅方向のガタを防止するようになっているので、従来のようにノブとの接触によりリッドに設けられた当て形状が削れて、ノブに車幅方向のガタが発生するという問題も生じることがない。
【0011】
また、本発明に係るグローブボックスのノブの取付構造によれば、前記グローブボックスはボックス本体と該ボックス本体の車室側の表面を覆うように配置されるリッドとから構成され、前記凹部は前記リッドに設けられ、前記凹部内には車両前方方向に位置する挿通口が設けられ、前記ノブは車両前方方向に延出する係止部を有し、前記ノブは、前記係止部が前記凹部の前記挿通口を介して前記ボックス本体に係止するように配置されるとともに前記凹部の前記側壁部に前記ピンを介して回動可能に取付けられ、前記ボックス本体には、前記ノブの回動範囲を規制するための規制部が設けられ、前記ノブは、前記係止部が前記ボックス本体の前記規制部に当たることによって前記肩部が前記凹部の前記側壁部に当接する範囲で回動するように構成されているので、ノブを操作する際に、常に肩部によってノブの車幅方向の動きが規制されることになり、ノブにおいて車幅方向のガタの発生を常に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るグローブボックスのノブの取付構造の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係るグローブボックスの分解斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係るグローブボックスのノブの斜視図である。また、図3は、図1の本発明の実施形態に係るグローブボックスを組み立てた状態におけるA−A線断面図である。そして、図4は、図1の本発明の実施形態に係るグローブボックスを組み立てた状態におけるB−B線断面図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るグローブボックス1は、車室内のインストルメントパネル(図示せず)の助手席側において回動可能に取付けられるものであり、ボックス本体2と、該ボックス本体2の車室側の表面を覆うように配置されるリッド3と、該リッド3に回動可能に取付けられるノブ4とを備えている。
【0015】
図1、図3及び図4に示すように、ボックス本体2には、車室側に開口する凹部5が設けられ、この凹部5は、車幅方向に位置する側壁部5aと、車両前方側に位置する底部5bとを有している。底部5bには車両上方に開口する開口部5cが設けられ(図6参照)、底部5bには開口部5cの下方に隣接する位置において車室側に突出するリブ2aが設けられている。また、インストルメントパネル(図示せず)には、開口部5cを通って凹部5内に延出するループ状のストライカ5d(図6参照)が設けられている。
【0016】
図1、図3及び図4に示すように、リッド3には、ボックス本体2の凹部5に対応する位置において車室側に開口する凹部6が設けられており、ボックス本体2の凹部5とリッド3の凹部6とは重なるように配置されている。凹部6は、車幅方向に位置する側壁部6aと、車両前方側に位置する底部6bとを有しており、凹部6の側壁部6aには貫通孔6cが設けられ、凹部6の底部6bには挿通口6dが設けられている。
【0017】
図2に示すように、ノブ4は、板状体7から構成されており、板状体7の車両前方側の面7aには、車両前方方向に突出し且つ車幅方向に延在している上壁部8が設けられている。また、板状体7の車両前方側の面7aには、上壁部8の車幅方向の両端部から車両下方方向へ延在する支持壁9,10が設けられている。また、上壁部8には、車両前方方向に突出し且つ先端に上向きのフック形状部11aを有する係止部11が設けられ、支持壁9,10には、車幅方向外側に延出する円柱状のピン12が設けられている。そして、図3に示すように、ノブ4は、ピン12をリッド3の凹部6の貫通孔6cに挿通することによりリッド3に回動可能に取付けられている。また、係止部11は、リッド3の凹部6の挿通口6dに挿通されており、係止部11は、フック形状部11aをストライカ5dに引っ掛けることにより係止されている(図6参照)。
【0018】
本発明の実施形態では、図2に示すように、ノブ4の支持壁9には、支持壁9の下端部9aにおいて車幅方向外側に突出する肩部13が設けられている。肩部13は、ピン12の下方に位置し、且つ、ピン12と略平行になるように形成されている。図4に示すように、この肩部13の先端部は、リッド3の凹部6の側壁部6aに当接しており、ノブ4の車幅方向の動きを規制するようになっている。
また、本発明の実施形態では、ノブ4の係止部11をストライカ5dから解除してグローブボックス1を開ける際において、ノブ4の係止部11の下部が、ボックス本体2のリブ2aに当たるようになっている(図6参照)。このような構成により、ノブ4は、肩部13の先端部がリッド3の凹部6の側壁部6aに当接する範囲で回動するように構成されている。
【0019】
次に、本発明の実施形態に係るグローブボックス1の組立手順を説明する。
【0020】
図5は、本発明の実施形態に係るグローブボックス1において、ノブ4をリッド3に取付けた際のノブ4の回動範囲を示す断面図である。また、図6は、本発明の実施形態に係るグローブボックス1において、ノブ4を取付けたリッド3をボックス本体2に取付けた際のノブ4の回動範囲を示す断面図である。
【0021】
最初に、ノブ4のピン12をリッド3の側壁部6aの貫通孔6cに挿通して、ノブ4をリッド3に取付ける。この際、まず、ノブ4の肩部13がリッド3の凹部6の側壁部6aに当たらないように、ノブ4の板状体7の車室側の面7bを上方に向けた状態(図5における4−1の状態)で、支持壁9側のピン12をリッド3の側壁部6aの貫通孔6cに挿通する。その後、支持壁10側のピン12をリッド3の側壁部6aの貫通孔6cに挿通する。図5に示すように、ノブ4をリッド3に取付けた状態では、ノブ4は4−1から4−3の状態まで回動するようになっている。ノブ4が4−1の状態にある際は、ノブ4の肩部13が凹部6の出口付近の側壁部6aのない範囲に位置し、リッド3の側壁部6aに当たらないため、ピン12を幅方向にスライドさせて貫通孔6cに挿通でき、ノブ4の取付けが可能となる。ノブ4が4−2、4−3の状態にある際は、ノブ4の肩部13の先端部がリッド3の側壁部6aに当接している。
次に、ノブ4を取付けたリッド3をボックス本体2に取付ける。この際、ボックス本体2の凹部5とリッド3の凹部6とが重なるようにする。ここで、ノブ4はピン12に取付けたバネ(図3参照)の付勢力により4−3の状態よりも更に下端がボックス本体2側に回転した状態となっている。
以上により、本実施形態に係るグローブボックス1の組立が完了することになる。
さらに、この組立後のグローブボックス1をインストルメントパネルに取付け、グローブボックス1を閉じると、図6に示すように、ノブ4の係止部11のフック形状部11aがインストルメントパネル側に設けたストライカ5dを乗り越え、バネの付勢力によりストライカ5dに引っ掛かることになる(状態4−3)。
また、図6に示すように、リッド3をボックス本体2に取付けた状態では、ノブ4の係止部11のフック形状部11aをストライカ5dから解除してグローブボックス1を開ける際に、ノブ4の係止部11の下部がボックス本体2のリブ2aに当たることになる。これにより、ノブ4の回動範囲が規制されるため、リッド3をボックス本体2に取付けた後ではノブ4は4−2から4−3の範囲でしか回動しないことになる。また、ノブ4が4−3の状態にある際は、ノブ4の係止部11のフック系上部11aがストライカ5dに係止され、グローブボックス1が閉じた状態にある。一方、ノブ4が4−2の状態にある際は、ノブ4の係止部11がストライカ5dから解除されるため、グローブボックス1を開けることが可能となる。
【0022】
このように、本実施形態のグローブボックスのノブの取付構造によれば、自動車のインストルメントパネル(図示せず)に設けられた開口部にはグローブボックス1が開閉可能に支持され、グローブボックス1の車室に配置されるリッド3には凹部6が設けられ、凹部6内には車幅方向に位置する側壁部6aが設けられ、凹部6の側壁部6aには、車幅方向外側に延出するピン12を有するノブ4がピン12を介して回動可能に取付けられているグローブボックス1のノブ4の取付構造において、ノブ4にはピン12の下方において車幅方向外側に延出する肩部13が設けられ、肩部13の先端部はリッド3の凹部6の側壁部6aに当接しているので、ノブ4に設けられた肩部13が車幅方向の動きを規制することになり、ノブ4における車幅方向のガタの発生を防止することができる。
加えて、従来では、車幅方向のガタの発生を防止するために、リッドの意匠面の近くに突起状の当て形状が形成されていたので、この当て形状によりリッドの表面が傷付く可能性があった。これに対して、本実施形態では、ノブの車幅方向の端部がリッドと接触することもないので、リッド3の表面が傷付くこともなくなり、グローブボックス1の外観性が低下することがない。
また、従来では、当て形状が突起状で形成されていたので、グローブボックスの開閉を繰り返す際において、ノブとの接触によりリッドに設けられた当て形状の先端部が削れることになり、その結果、ノブに車幅方向のガタが発生し、グローブボックス1の品質が低下する可能性があった。これに対して、本実施形態では、肩部13の先端部が凹部6の側壁部6aに当接してノブ4の車幅方向のガタを防止するようになっているので、従来のようにノブとの接触によりリッドに設けられた当て形状が削れて、ノブ4に車幅方向のガタが発生するという問題も生じることがない。
【0023】
また、本実施形態のグローブボックスのノブの取付構造によれば、グローブボックス1はボックス本体2と該ボックス本体2の車室側の表面を覆うように配置されるリッド3とから構成され、リッド3の凹部6内には車両前方方向に位置する挿通口6dが設けられ、ノブ4は車両前方方向に延出する係止部11を有し、ノブ4は、係止部11が凹部6の挿通口6dを介してボックス本体2に係止するように配置されるとともに凹部6の側壁部6aにピン12を介して回動可能に取付けられ、ボックス本体2には、ノブ4の回動範囲を規制するためのリブ2aが設けられ、ノブ4は、係止部11がボックス本体2のリブ2aに当たることによって肩部13が凹部6の側壁部6aに当接する範囲で回動するように構成されているので、ノブ4の操作する際に常にノブ4の車幅方向の動きが規制されることになり、車幅方向のガタの発生を常に防止することができる。
【0024】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態に係るグローブボックスの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るグローブボックスのノブの斜視図である。
【図3】図1の本発明の実施形態に係るグローブボックスを組み立てた状態におけるA−A線断面図である。
【図4】図1の本発明の実施形態に係るグローブボックスを組み立てた状態におけるB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るグローブボックスにおいて、ノブをリッドに取付けた際のノブの回動範囲を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るグローブボックスにおいて、ノブをボックス本体に係止させた際のノブの回動範囲を示す断面図である。
【図7】従来の実施形態に係るグローブボックスを示している斜視図である。
【図8】図5におけるA−A線断面図である。
【図9】図5におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 グローブボックス
2 ボックス本体
2a リブ
3 リッド
4 ノブ
5 ボックス本体の凹部
5a 側壁部
5b 底部
5c 開口部
5d ストライカ
6 リッドの凹部
6a 側壁部
6b 底部
6c 貫通孔
6d 挿通口
7 板状体
7a,7b 板状体の面
8 上壁部
9,10 支持壁
11 係止部
11a フック形状部
12 ピン
13 肩部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のインストルメントパネルに設けられた開口部にはグローブボックスが開閉可能に支持され、前記グローブボックスの車室側には凹部が設けられ、該凹部内には車幅方向に位置する側壁部が設けられ、前記凹部の前記側壁部には、車幅方向外側に延出するピンを有するノブが前記ピンを介して回動可能に取付けられているグローブボックスのノブの取付構造において、
前記ノブには前記ピンの下方において車幅方向外側に延出する肩部が設けられ、該肩部は前記凹部の前記側壁部に当接していることを特徴とするグローブボックスのノブの取付構造。
【請求項2】
前記グローブボックスはボックス本体と該ボックス本体の車室側の表面を覆うように配置されるリッドとから構成され、前記凹部は前記リッドに設けられ、前記凹部内には車両前方方向に位置する挿通口が設けられ、前記ノブは車両前方方向に延出する係止部を有し、前記ノブは、前記係止部が前記凹部の前記挿通口を介して前記ボックス本体に係止するように配置されるとともに前記凹部の前記側壁部に前記ピンを介して回動可能に取付けられ、前記ボックス本体には、前記ノブの回動範囲を規制するための規制部が設けられ、前記ノブは、前記係止部が前記ボックス本体の前記規制部に当たることによって前記肩部が前記凹部の前記側壁部に当接する範囲で回動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のグローブボックスのノブの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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