説明

ケラチン染色化合物、それらを含有するケラチン染色組成物、及びそれらの使用

2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物。染色に適した媒質と、2個のヘテロ原子を有する1つ以上の三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物とを含む、ケラチン繊維の酸化染色用の組成物。このような組成物を、酸化剤の存在下で、所望の色が顕色するのに十分な期間にわたって塗布することを含む、ケラチン繊維の酸化染色のための方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物、かかる化合物を含むケラチン繊維(好ましくは毛髪)の酸化染色用の組成物、及びそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、毛髪を着色するために採用される、最も広く使用されている方法は、1つ以上の酸化毛髪着色剤と1つ以上の酸化剤とを併せて用いる酸化プロセスによるものである。
【0003】
一般に、ペルオキシ酸化剤は、1つ以上の顕色剤又はカップラー、一般的には毛髪中に拡散可能な小分子と併せて使用される。この手順では、過酸化水素のような過酸化物質が顕色剤を活性化させ、その結果、該顕色剤がカップラーと反応して毛幹内でより大きいサイズの化合物を形成して、様々な色合い(shade)及び色(color)を与える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような酸化毛髪着色システム及び組成物では、多種多様な顕色剤及びカップラーが使用されてきた。しかし、安全に色の効果をもたらす、顕色剤及びカップラーの両方の機能を果たすことのできるさらなるケラチン染色化合物が、依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、本明細書で定義する式に従う、2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物に関する。本発明は、また、染色に適した媒質と、2個のヘテロ原子を有する1つ以上の三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物とを含む、ケラチン繊維の酸化染色用の組成物に関する。本発明は、さらに、このような組成物を、酸化剤の存在下で、所望の色が顕色するのに十分な期間にわたって塗布することを含む、ケラチン繊維の酸化染色のための方法に関する。本発明のケラチン染色化合物は、顕色剤及び/又はカップラーとして機能することができる。
【0006】
本発明の範囲内では、潜在的及び実際に互変異性(tautomeric)のある多数の化合物が関わってくることを理解すべきである。ゆえに、例えば、2−メルカプトピリジン(I)は、既知の条件下でピリジン−2−チオン互変異性体形態(II)で存在する。
【0007】
【化1】

本進展が特定の構造に言及するときには、妥当な追加の互変異性構造すべてが包含されることを理解すべきである。当該技術分野では、互変異性構造は、ただ1つの構造によって表されることが多く、本発明は、この一般的慣習に従う。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本明細書は、本発明を特に指摘し、明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は以下の説明からよりよく理解されると考えられる。
【0009】
本発明は、2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物に関する。本発明の化合物は、安全に色の効果をもたらす顕色剤及び/又はカップラーとして機能することができる。
【0010】
本明細書では、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の工程及び他の成分を追加できることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。本発明の化合物/組成物、及び方法/プロセスは、本明細書で記載する本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書で記載するいずれの追加又は任意の成分、構成要素、工程、又は制限事項も含むことができ、それらから成ることができ、それらから本質的に成ることができる。
【0011】
特に指定のない限り、すべてのパーセンテージ、部分、及び比率は、本発明の組成物の総重量に基づく。特に指定のない限り、このような重量は、すべて、列挙される成分に関する限り活性物質レベルに基づくものであり、したがって、市販材料に含まれることのある溶媒又は副生成物を包含しない。用語「重量パーセント」は、本明細書では「重量%」と表すことがある。
【0012】
特に指定される場合を除き、部分、パーセンテージ、及び割合を含めたすべての量は、「約」という言葉によって修飾されるものと理解すべきであり、量は、有効数字を示すことを意図したものではない。特に指定される場合を除き、冠詞「a」、「an」及び「the」は、「1つ以上」を意味する。
【0013】
本明細書で使用する時、用語「ケラチン」は、表皮組織に見られる、ツノ、毛髪、及び爪などの硬質構造に変質した硬タンパク質を指す。ゆえに、「ケラチン性繊維」は、毛髪、皮膚、及び爪、並びにツノ、ヒヅメ、及び羽毛のような動物の様々な体の部分に見られるものを指す。
【0014】
本明細書で使用する時、用語「毛髪」は、生体、例えばヒトの、又は非生体の、例えば、かつら、ヘアピース、又は非生体ケラチン性繊維のその他の集合体における、ケラチン性繊維を指す。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。特に、毛髪、羊毛、毛皮、及び他のケラチン性繊維は、本明細書に記載される化合物及び組成物によって着色されるのに適した基材である。
【0015】
本明細書で使用する時、用語「ケラチン染色化合物」は、ケラチン性組織に色を与えるために、顕色剤又はカップラー又はその両方の機能を果たすように組成物中で使用できる化合物を指す。
【0016】
本明細書で使用する時、用語「ケラチン染色組成物」は、本明細書に記載の化合物を含めた1つ以上のケラチン染色化合物を含有する組成物を指す。
【0017】
本明細書で使用する時、「美容的に許容可能」とは、その用語が説明する成分が、過度な毒性、不適応性、不安定性、刺激、アレルギー反応などを伴わずにヒト及び下等動物の皮膚又は毛髪と接触させて使用するのに適していることを意味する。
【0018】
I.ケラチン染色化合物
本発明の化合物は、以下の式に従う、2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物である。
【0019】
【化2】

式中、Y及びZは、NA1、S、及びOから成る群から選択され;
式中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、同一又は異なるものであり、次から成る群から選択される:
(a)
(i)置換又は非置換、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系、
(ii)置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系、及び
(iii)置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系;から成る群から選択されるC結合型一価の置換基:
(ここで、該(i)、(ii)、及び(iii)の系は、約1〜約10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される約0〜約5個のヘテロ原子とを含んでおり;
ここで、C結合型一価の置換基の置換された系の置換基は、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ(直鎖、分枝鎖、又は環状C1〜C5)、ジアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、鎖分岐状、又は環状C1〜C5)、ジヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖状、又は環状C1〜C5)、アリールアミノ又は置換アリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)から成る群から選択され、
(b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12、及びSONA12から成る群から選択されるS−結合型価の置換基;
(c)OA1及びONA12から成る群から選択されるO結合型一価の置換基;
(d)NA12、(NA123+、NA1OA2、NA1SA2、NO2、N=NA1、N=NOA1、NA1CN、及びNA1NA23から成る群から選択されるN結合型一価の置換基;
(e)COOA1、CONA12、CONA1COA2、C(=NA1)NA12、CN、及びXから成る群から選択される一価の置換基;
(f)約1〜約12個の炭素原子と、約0〜約4個のヘテロ原子とを含む、モノ−、ポリ−、及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキルの一価の置換基;並びに
(g)水素;
(式中、A1、A2、及びA3は、一価であり、H;置換又は非置換、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系;置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系;及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、ペル−フルオロアルキルの系から成る群から独立して選択され、或いは、A1及びA2は、それらが結合する窒素原子と共に環を形成し;ここで、前記系は、約1〜約10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される約0〜約5個のヘテロ原子とを含んでおり;
Xは、F、Cl、Br、及びIから成る群から選択されるハロゲンである。)。
【0020】
好ましい一実施形態では、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、水素原子;塩素、臭素、又はフッ素のようなハロゲン原子;アミノ置換基、ヒドロキシル置換基;シアノ置換基;C1〜C4アルキル置換基;トリフルオロメチル置換基、アルキルアミノ置換基(例えば、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−メチルアミノ、又はN−エチルアミノ);ヒドロキシアルキルアミノ置換基(例えば、N−(ヒドロキシエチル)アミノ、N−ヒドロキシメチルアミノ、N−ヒドロキシプロピルアミノ、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ、又はN,N−ビス(ヒドロキシプロピル)アミノ);アセチルアミド置換基;カルボキシル置換基又はそのエステル;アルコキシ置換基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ベンジルオキシ、メトキシエトキシ、フェノキシエトキシ、2−シアノエトキシ、フェネチルオキシ、フェノキシエトキシ、p−クロロベンジルオキシ、又はメトキシエチルカルバモイルメトキシ);アルコキシアルキル置換基(例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシメチル、エトキシエチル、又はエトキシプロピル);カルバモイル置換基;アルキルカルバモイル置換基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、又はジエチルカルバモイル);ヒドロキシアルキルカルバモイル置換基(例えば、2−ヒドロキシエチルカルバモイル、ビス(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル、ヒドロキシメチルカルバモイル、ビス(ヒドロキシメチル)カルバモイル);アミド置換基;アルキルアミド置換基(例えば、アセトアミド、プロピオンアミド、又はブチルアミド(butyramido));アルキルカルボニル置換基(例えば、アセチル、ブチリル、又はプロピオニル)、アルコキシカルボニル置換基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、又はプロポキシカルボニル);アリールオキシ置換基(例えば、フェノキシ、4−メトキシフェノキシ、4−ニトロフェノキシ、4−シアノフェノキシ、4−メタンスルホンアミドフェノキシ、4−メタンスルホニルフェノキシ、3−メチルフェノキシ、又は1−ナフチルオキシ);アシルオキシ置換基(例えば、アセトキシ、プロパノイルオキシ、ベンゾイルオキシ(benzolyloxy)、2,4−ジクロロベンゾイルオキシ(dichlorobenzolyloxy)、エトキシアルキルオキシ、ピルビロイルオキシ(pyruviloyloxy)、シンナモイルオキシ、又はミリストイルオキシ);アルキルチオ置換基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、2−シアノエチルチオ、ベンジルチオ、フェネチルチオ、2−(ジエチルアミノ)エチルチオ、エトキシエチルチオ、又はフェノキシエチルチオ);アリールチオ置換基(例えば、フェニルチオ、4−カルボキシフェニルチオ、2−エトキシ−5−第三−ブチルフェニルチオ、2−カルボキシフェニルチオ、又は4−メタンスルホニルフェニルチオ);ヘテロアリールチオ置換基(例えば、5−フェニル−2,3,4,5−テトラゾリルオキシ、又は2−ベンゾチアゾリルオキシ);ヘテロアリールオキシ置換基(例えば、5−フェニル−2,3,4,5−テトラゾリルオキシ、又は2−ベンゾチアゾリルオキシ);少なくとも1個の窒素、酸素、又は硫黄原子を有する、任意で置換された3、4、5、6、又は7員複素環(例えば、ピリジル、キノリル、モルホリル、フリル、テトラヒドロフリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリル、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、インドリン、ヘキサヒドロアゼピン、アジリジン、及びアゼチジン);任意で置換されたアリール置換基(例えば、フェニル又はナフチル);スルホニル置換基;スルフィニル置換基;ホスホニル置換基;スルファモイル置換基;シロキシ置換基;アシルオキシ置換基;カルバモイルオキシ置換基;スルホンアミド置換基;イミド置換基;ウレイド置換基;スルファモイルアミノ置換基;アルコキシカルボニルアミノ置換基;アリールオキシカルボニルアミノ置換基;アリールオキシカルボニル置換基;及びベンゼンスルホンアミド置換基から成る群から選択される。
【0021】
本発明の化合物が顕色剤として使用される場合、R1、R2、R4、又はR5のうちの少なくとも1つがアミノ基であり、残りのR1、R2、R3、R4、R5、及びR6のうちの少なくとも1つが、アミノ、ヒドロキシル、少なくとも1個の窒素、酸素、又は硫黄原子を有する、任意で置換された3、4、5、6、又は7員複素環(例えば、ピリジル、キノリル、モルホリル、フリル、テトラヒドロフリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリル、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、インドリン、ヘキサヒドロアゼピン、アジリジン、及びアゼチジン)、アルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ジアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ジヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、アリールアミノ又は置換アリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)から成る群から選択される。
【0022】
本発明の化合物がカップラーとして使用される場合、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6のうちの少なくとも1つが、水素、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、アリールアミノ又は置換アリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)から成る群から選択される。
【0023】
本発明のカップラーは、また、水素、塩素、シアノ、アルコキシ、フェノキシ、メチルスルホニルオキシ(methylsulfonyoxy)、ピリドン、及びピリダゾンから成る群から選択される、ヌクレオファジック脱離基(nucleofugic leaving groups)を伴うことができる。
【0024】
好ましい実施形態では、本発明のカップラーは、組成物中で、次の部類:チオフェン、ピロール、フラン、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、又はイソオキサゾールから選択される適した5員環顕色剤と共に使用される。より好ましい実施形態では、本発明のカップラーは、組成物中で、ピラゾールである顕色剤と共に使用される。さらに好ましい実施形態では、本発明のカップラーは、組成物中で、次のピラゾール顕色剤:1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、及び1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェートと共に使用される。さらに好ましくは、本発明のカップラーは、組成物中で、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェート;及び2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールと共に使用される。理論に束縛されるものではないが、このような組み合わせは、顕色剤とカップラーとの従来の組み合わせに比べて、望まれる、より浅色の色(例えば、黄色)を達成可能である。
【0025】
本発明の化合物は、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン、1,5−ジチア−s−インダセン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン、1,7−ジチア−s−インダセン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、1,8−ジチア−as−インダセン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、及び3,6−ジチア−as−インダセンから成る群の非置換又は置換されたものから選択されてよい。
【0026】
好ましい顕色剤及びカップラーとしては、2個のヘテロ原子を有する、以下の三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物が挙げられる。
【0027】
ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン
(i)好ましい顕色剤
好ましいベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン顕色剤は、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2,6−ジアミン、N2−エチル−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、6−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イルアミン、及び6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オールから成る群から選択される。
【0028】
(ii)好ましいカップラー
好ましいベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフランカップラーは、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オール、6−クロロ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オール、6−クロロ−3−メトキシ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−4−オール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−4−イルアミン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2,6−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−4,8−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−4,8−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3,7−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3,7−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3−オール、及びベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3−アミンから成る群から選択される。
【0029】
5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン顕色剤は、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(2−アミノ−5−メチル−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−(6−アミノ−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、及び2−ピロリジン−1−イル−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミンから成る群から選択される。
【0030】
(ii)好ましいカップラー
好ましい5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセンカップラーは、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、5−メチル−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、5−メチル−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−オール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−4−オール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−4−イルアミン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−4,8−ジオール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−4,8−ジアミン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3−オール、及び5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3−アミンから成る群から選択される。
【0031】
1−オキサ−5−チア−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1−オキサ−5−チア−s−インダセン顕色剤は、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(2−アミノ−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−(6−アミノ−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、及び2−ピロリジン−1−イル−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イルアミンから成る群から選択される。
【0032】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1−オキサ−5−チア−s−インダセンカップラーは、1−オキサ−5−チア−s−インダセン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−オール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−4−オール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−4−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2,6−ジオール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−4,8−ジオール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−4,8−ジアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3,7−ジオール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3−オール、及び1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3−アミンから成る群から選択される。
【0033】
1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール顕色剤は、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−ラミノ(lamino))−エタノール、2−[(6−アミノ−1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−(6−アミノ−1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イルアミノ)−エタノール、及び6−ピロリジン−1−イル−1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0034】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドールカップラーは、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イルアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−オール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−4−オール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−4−アミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2,6−ジオール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−4,8−ジオール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−4,8−ジアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3,7−ジオール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3,7−ジアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3−オール、及び1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3−アミンから成る群から選択される。
【0035】
5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン顕色剤は、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、5−メチル−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(6−アミノ−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−(2−アミノ−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミノ)−エタノール、及び6−ピロリジン−1−イル−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0036】
(ii)好ましいカップラー
好ましい5H−1−チア−5−アザ−s−インダセンカップラーは、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−オール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−4−オール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−4−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−4,8−ジオール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−4,8−ジアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3−オール、及び5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3−アミンから成る群から選択される。
【0037】
1,5−ジチア−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,5−ジチア−s−インダセン顕色剤は、1,5−ジチア−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−1,5−ジチア−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、及び2−[(6−アミノ−1,5−ジチア−s−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノールから成る群から選択される。
【0038】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,5−ジチア−s−インダセンカップラーは、1,5−ジチア−s−インダセン−2−イルアミン、1,5−ジチア−s−インダセン−2−オール、1,5−ジチア−s−インダセン−4−オール、1,5−ジチア−s−インダセン−4−イルアミン、ジチア−s−インダセン−2,6−ジオール、ジチア−s−インダセン−4,8−ジオール、ジチア−s−インダセン−4,8−ジアミン、ジチア−s−インダセン−3,7−ジオール、ジチア−s−インダセン−3,7−ジアミン、ジチア−s−インダセン−3−オール、ジチア−s−インダセン−3−アミン、1,5−ジチア−s−インダセン、2,6−ジメチル−1,5−ジチア−s−インダセン、3,7−ジメチル−1,5−ジチア−s−インダセン、及び2−メチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフランから成る群から選択される。
【0039】
ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン
(i)好ましい顕色剤
好ましいベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン顕色剤は、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,3−ジアミン、3−アミノ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2−オール、6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,5−ジオール、及びベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,3,5,6−テトラアミンから成る群から選択される。
【0040】
(ii)好ましいカップラー
好ましいベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフランカップラーは、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、3−クロロ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,6−ジオール、6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2−オール、3−(2−ヒドロキシ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−4−オール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−4−アミン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−4,8−ジオール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−4,8−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3,7−ジオール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3,7−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3−オール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3−アミン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、2,6−ジメチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、3,7−ジメチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、及び2−メチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフランから成る群から選択される。
【0041】
7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン顕色剤は、7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−5,6−ジアミン、5−アミノ−7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−6−オール、3,6−ジアミノ−7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−2,5−ジオール、及び7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−2,3,5,6−テトラアミンから成る群から選択される。
【0042】
(ii)好ましいカップラー
好ましい7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセンカップラーは、7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、3−(6−ヒドロキシ−7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−5−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、6−アミノ−7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−2−オール、7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−4−オール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−4−アミン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−4,8−ジオール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−4,8−ジアミン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3−オール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3−アミン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、2,6−ジメチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、3,5−ジメチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、及び2−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセンから成る群から選択される。
【0043】
1−オキサ−7−チア−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1−オキサ−7−チア−s−インダセン顕色剤は、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−5,6−ジアミン、6−アミノ−1−オキサ−7−チア−s−インダセン−5−オール、5−アミノ−1−オキサ−7−チア−s−インダセン−6−オール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−2,3,5,6−テトラアミン、及び2,6−ジアミノ−1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3,5−ジオールから成る群から選択される。
【0044】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1−オキサ−7−チア−s−インダセンカップラーは、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−2−オール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−2,6−ジアミン、3−(6−ヒドロキシ−1−オキサ−7−チア−s−インダセン−5−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−4−オール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−4−アミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−4,8−ジオール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−4,8−ジアミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3,7−ジオール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3−オール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3−アミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン、2,6−ジメチル−1−オキサ−7−チア−s−インダセン、3,5−ジメチル−1−オキサ−7−チア−s−インダセン、及び2−メチル−1−オキサ−7−チア−s−インダセンから成る群から選択される。
【0045】
1,7−ジチア−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,7−ジチア−s−インダセン顕色剤は、1,7−ジチア−s−インダセン−2,3−ジアミン、2−アミノ−1,7−ジチア−s−インダセン−3−オール、3−アミノ−1,7−ジチア−s−インダセン−2−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−2,3,5,6−テトラアミン、及び2,6−ジアミノ−1,7−ジチア−s−インダセン−3,5−ジオールから成る群から選択される。
【0046】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,7−ジチア−s−インダセンカップラーは、1,7−ジチア−s−インダセン−2−イルアミン、1,7−ジチア−s−インダセン−2−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−2,6−ジアミン、3−(2−ヒドロキシ−1,7−ジチア−s−インダセン−3−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、1,7−ジチア−s−インダセン−4−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−4−アミン、1,7−ジチア−s−インダセン−4,8−ジオール、1,7−ジチア−s−インダセン−4,8−ジアミン、1,7−ジチア−s−インダセン−3,7−ジオール、1,7−ジチア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1,7−ジチア−s−インダセン−3−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−3−アミン、1,7−ジチア−s−インダセン、2,6−ジメチル−1,7−ジチア−s−インダセン、3,5−ジメチル−1,7−ジチア−s−インダセン、及び2−メチル−1,7−ジチア−s−インダセンから成る群から選択される。
【0047】
1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール顕色剤は、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2,3−ジアミン、1,7−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2,3−ジアミン、3−アミノ−1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2−オール、及び2−アミノ−1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3−オールから成る群から選択される。
【0048】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドールカップラーは、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2−イルアミン、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2−オール、1,7−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2,6−ジオール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−4−オール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−4−アミン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−4,8−ジオール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−4,8−ジアミン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3,7−ジオール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3,7−ジアミン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3−オール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3−アミン、2,6−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、3,5−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、及び2−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドールから成る群から選択される。
【0049】
7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン顕色剤は、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2,3−ジアミン、3−アミノ−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−オール、2−アミノ−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3−オール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2,3−ジアミン、5−アミノ−7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−6−オール、及び6−アミノ−7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−5−オールから成る群から選択される。
【0050】
(ii)好ましいカップラー
好ましい7H−1−チア−7−アザ−s−インダセンカップラーは、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−イルアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−オール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−6−オール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−4−オール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−4−アミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−4,8−ジオール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−4,8−ジアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3−オール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3−アミン、2,6−ジメチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、3,5−ジメチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、及び2−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセンから成る群から選択される。
【0051】
ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン
(i)好ましい顕色剤
好ましいベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン顕色剤は、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、及び7−アミノ−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−オールから成る群から選択される。
【0052】
(ii)好ましいカップラー
好ましいベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフランカップラーは、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−オール、3−(2−ヒドロキシ−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−3−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−4−オール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−4−アミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−4,5−ジオール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−3,6−ジアミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2,7−ジオール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−3−オール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−3−アミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、2,7−ジメチル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、3,6−ジメチル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、及び2−メチル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフランから成る群から選択される。
【0053】
8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン顕色剤は、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(2−アミノ−8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−アミノ−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2−オール、2−アミノ−8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−オール、8−メチル−N2−プロピル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、及び8−メチル−2−ピロリジン−1−イル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミンから成る群から選択される。
【0054】
(ii)好ましいカップラー
好ましい8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセンカップラーは、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2−オール、8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、6−クロロ−8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、2−(2−アミノ−8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルオキシ)−エタノール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−4−オール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−4−アミン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−4,5−ジオール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−3−オール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−3−アミン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、2,7−ジメチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、3,6−ジメチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、及び2−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0055】
1−オキサ−8−チア−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1−オキサ−8−チア−as−インダセン顕色剤は、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(2−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2−オール、2−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−オール、N2−プロピル−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、及び2−ピロリジン−1−イル−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルアミンから成る群から選択される。
【0056】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1−オキサ−8−チア−as−インダセンカップラーは、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2−オール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルアミン、6−クロロ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルアミン、2−(2−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルオキシ)−エタノール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−4−オール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−4−アミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−4,5−ジオール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−3,6−ジアミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2,7−ジオール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−3−オール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−3−アミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン、2,7−ジメチル−1−オキサ−8−チア−as−インダセン、3,6−ジメチル−1−オキサ−8−チア−as−インダセン、及び2−メチル−1−オキサ−8−チア−as−インダセンから成る群から選択される。
【0057】
1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン顕色剤は、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−オール、7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−オール、N7−プロピル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、及び7−ピロリジン−1−イル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0058】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセンカップラーは、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−オール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、3−クロロ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、2−(7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルオキシ)−エタノール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−4−オール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−4−アミン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−4,5−ジオール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジオール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−3−オール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−3−アミン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、2,7−ジメチル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、3,6−ジメチル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、及び2−メチル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0059】
8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン顕色剤は、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−アミノ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−7−オール、7−アミノ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−オール、N7−プロピル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、及び7−ピロリジン−1−イル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0060】
(ii)好ましいカップラー
好ましい8H−1−チア−8−アザ−as−インダセンカップラーは、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−7−オール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、3−クロロ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、2−(7−アミノ−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルオキシ)−エタノール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−4−オール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−4−アミン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−4,5−ジオール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−3−オール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−3−アミン、2,7−ジメチル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、3,6−ジメチル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、及び2−メチル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0061】
1,8−ジチア−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい1,8−ジチア−as−インダセン顕色剤は、1,8−ジチア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−アミノ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−オール、N7−プロピル−1,8−ジチア−as−インダセン−2,7−ジアミン、及び7−ピロリジン−1−イル−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0062】
(ii)好ましいカップラー
好ましい1,8−ジチア−as−インダセンカップラーは、1,8−ジチア−as−インダセン−2−オール、1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、3−クロロ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、7−メトキシ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、1,8−ジチア−as−インダセン−4−オール、1,8−ジチア−as−インダセン−4−アミン、1,8−ジチア−as−インダセン−4,5−ジオール、1,8−ジチア−as−インダセン−3,6−ジアミン、1,8−ジチア−as−インダセン−2,7−ジオール、1,8−ジチア−as−インダセン−3−オール、1,8−ジチア−as−インダセン−3−アミン、1,8−ジチア−as−インダセン、2,7−ジメチル−1,8−ジチア−as−インダセン、3,6−ジメチル−1,8−ジチア−as−インダセン、及び2−メチル−1,8−ジチア−as−インダセンから成る群から選択される。
【0063】
ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン
(i)好ましい顕色剤
好ましいベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン顕色剤は、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、N7−エチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミン、7−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−オール、1−メチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、2,7−ジアミノ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1−カルボニトリル、及び8−クロロ−7−メチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0064】
(ii)好ましいカップラー
好ましいベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフランカップラーは、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミン、7−クロロ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−オール、3−(7−ヒドロキシ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−4−オール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−4−アミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1,8−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1,8−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1−オール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1−アミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン、2,7−ジメチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン、1,8−ジメチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン、及び2−メチル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフランから成る群から選択される。
【0065】
6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン顕色剤は、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、N7−エチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(2−アミノ−6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、2−アミノ−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−オール、2−(7−アミノ−6,8−ジメチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、及び8−クロロ−2−ピロリジン−1−イル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミンから成る群から選択される。
【0066】
(ii)好ましいカップラー
好ましい6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセンカップラーは、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−オール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、3−(7−ヒドロキシ−6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−4−オール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−4−アミン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジオール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジアミン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−1−オール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−1−アミン、2,7−ジメチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、1,8−ジメチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、及び2−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0067】
3−オキサ−6−チア−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい3−オキサ−6−チア−as−インダセン顕色剤は、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、N7−エチル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(2−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イルアミン、2−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−オール、2−(7−アミノ−8−メチル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、及び8−クロロ−2−ピロリジン−1−イル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イルアミンから成る群から選択される。
【0068】
(ii)好ましいカップラー
好ましい3−オキサ−6−チア−as−インダセンカップラーは、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−オール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イルアミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イルアミン、3−(7−ヒドロキシ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−4−オール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−4−アミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1,8−ジオール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1,8−ジアミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2,7−ジオール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1−オール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1−アミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン、2,7−ジメチル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン、1,8−ジメチル−3−オキサ−6−チア−as−インダセン、及び2−メチル−3−オキサ−6−チア−as−インダセンから成る群から選択される。
【0069】
3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン顕色剤は、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、N7−エチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、7−アミノ−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−オール、2−(7−アミノ−6,8−ジメチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−6−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、及び1−クロロ−3−メチル−7−ピロリジン−1−イル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0070】
(ii)好ましいカップラー
好ましい3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセンカップラーは、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、3−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−オール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、3−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、3−(7−ヒドロキシ−6−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−4−オール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−4−アミン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1,8−ジオール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1,8−ジアミン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジオール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1−オール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1−アミン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、2,7−ジメチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、1,8−ジメチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、及び2−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0071】
6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン顕色剤は、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、N7−エチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(2−アミノ−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミノ)−エタノール、2−[(2−アミノ−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、2−アミノ−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−オール、2−(7−アミノ−6,8−ジメチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、及び8−クロロ−6−メチル−2−ピロリジン−1−イル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミンから成る群から選択される。
【0072】
(ii)好ましいカップラー
好ましい6H−3−チア−6−アザ−as−インダセンカップラーは、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−オール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、3−(7−ヒドロキシ−6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−4−オール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−4−アミン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジオール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジアミン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1−オール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1−アミン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、2,7−ジメチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、1,8−ジメチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、及び2−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセンから成る群から選択される。
【0073】
3,6−ジチア−as−インダセン
(i)好ましい顕色剤
好ましい3,6−ジチア−as−インダセン顕色剤は、3,6−ジチア−as−インダセン−2,7−ジアミン、N7−エチル−3,6−ジチア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−オール、3−[(7−アミノ−8−メチル−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−プロパン−1,2−ジオール、1−(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミノ)−ブタン−2−オール、及び1−クロロ−7−ピロリジン−1−イル−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミンから成る群から選択される。
【0074】
(ii)好ましいカップラー
好ましい3,6−ジチア−as−インダセンカップラーは、3,6−ジチア−as−インダセン−2−オール、3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、7−クロロ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−オール、3−(7−ヒドロキシ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イル)−5,5−ジメチル−オキサゾリジン−2,4−ジオン、3,6−ジチア−as−インダセン−4−オール、3,6−ジチア−as−インダセン−4−アミン、3,6−ジチア−as−インダセン−1,8−ジオール、3,6−ジチア−as−インダセン−1,8−ジアミン、3,6−ジチア−as−インダセン−2,7−ジオール、3,6−ジチア−as−インダセン−1−オール、3,6−ジチア−as−インダセン−1−アミン、3,6−ジチア−as−インダセン、2,7−ジメチル−3,6−ジチア−as−インダセン、1,8−ジメチル−3,6−ジチア−as−インダセン、及び2−メチル−3,6−ジチア−as−インダセンから成る群から選択される。
【0075】
本発明の特に好ましい顕色剤は、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2,6−ジアミン、6−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イルアミン、6−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−ピロリジン−1−イル−5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−[(2−アミノ−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−ピロリジン−1−イル−1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イルアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2,6−ジアミン、6−ピロリジン−1−イル−1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−(6−アミノ−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、6−ピロリジン−1−イル−5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミン、1,5−ジチア−s−インダセン−2,6−ジアミン、2−[(6−アミノ−1,5−ジチア−s−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,3−ジアミン、3−アミノ−ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2−オール、7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−5,6−ジアミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−5,6−ジアミン、6−アミノ−1−オキサ−7−チア−s−インダセン−5−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−2,3−ジアミン、2−アミノ−1,7−ジチア−s−インダセン−3−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−2,3−ジアミン、2−アミノ−1,7−ジチア−s−インダセン−3−オール、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2,3−ジアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2,3−ジアミン、3−アミノ−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−オール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、7−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、7−アミノ−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−オール、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、8−メチル−2−ピロリジン−1−イル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−アミノ−1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−オール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、7−アミノ−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−オール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、7−ピロリジン−1−イル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、7−アミノ−1,8−ジチア−as−インダセン−2−オール、7−ピロリジン−1−イル−1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジアミン、7−ピロリジン−1−イル−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミン、7−アミノ−ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−オール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−[(2−アミノ−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−アミノ−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−オール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−[(2−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−アミノ−3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−オール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−[(7−アミノ−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−ピロリジン−1−イル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、7−アミノ−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−オール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−[(2−アミノ−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−アミノ−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−オール、2−[(7−アミノ−6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、3,6−ジチア−as−インダセン−2,7−ジアミン、2−(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミノ)−エタノール、2−[(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−オール、3−[(7−アミノ−8−メチル−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−プロパン−1,2−ジオール、1−(7−アミノ−3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミノ)−ブタン−2−オールから成る群から選択される。
【0076】
本発明の特に好ましいカップラーは、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−2,6−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3,7−ジオール、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン−3,7−ジアミン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2−イルアミン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−6−オール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−2,6−ジオール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3,7−ジオール、1−オキサ−5−チア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−イルアミン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2−オール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−2,6−ジオール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3,7−ジオール、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール−3,7−ジアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2−オール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、1,5−ジチア−s−インダセン−2−イルアミン、1,5−ジチア−s−インダセン−2−オール、ジチア−s−インダセン−2,6−ジオール、ジチア−s−インダセン−3,7−ジオール、ジチア−s−インダセン−3,7−ジアミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−2,6−ジオール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3,7−ジオール、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン−3,7−ジアミン、6−ジメチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、3,7−ジメチルベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、6−アミノ−7−メチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−2−オール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジアミン、2,6−ジメチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、3,5−ジメチル−7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−2−オール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3,7−ジオール、1−オキサ−7−チア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン、2,6−ジメチル−1−オキサ−7−チア−s−インダセン、1,7−ジチア−s−インダセン−2−イルアミン、1,7−ジチア−s−インダセン−2−オール、1,7−ジチア−s−インダセン−3,7−ジオール、1,7−ジチア−s−インダセン−3,7−ジアミン、1,7−ジチア−s−インダセン、2,6−ジメチル−1,7−ジチア−s−インダセン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2−イルアミン、1−メチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2−オール、1,7−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−2,6−ジオール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3,7−ジオール、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール−3,7−ジアミン、2,6−ジメチル−1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−イルアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2−オール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−2,6−ジオール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−6−オール、7−メチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−6−イルアミン、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン−3,7−ジオール、2,6−ジメチル−7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2−オール、8−メチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2−オール、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−7−イルアミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−3,6−ジアミン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−1−オキサ−8−チア−as−インダセン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−オール、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−7−オール、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−3,6−ジアミン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、1,8−ジチア−as−インダセン−2−オール、1,8−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、1,8−ジチア−as−インダセン−3,6−ジアミン、1,8−ジチア−as−インダセン−2,7−ジオール、2,7−ジメチル−1,8−ジチア−as−インダセン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−オール、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2−イルアミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−1,8−ジアミン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン−2,7−ジオール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−オール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、6−メチル−6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジオール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−オール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2−イルアミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−7−イルアミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1,8−ジオール、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−1,8−ジアミン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン−2,7−ジオール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、3−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−オール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、3−メチル−3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2−イルアミン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1,8−ジオール、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−1,8−ジアミン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジオール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−オール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2−イルアミン、6−メチル−6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−7−イルアミン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジオール、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−1,8−ジアミン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン−2,7−ジオール、3,6−ジチア−as−インダセン−2−オール、3,6−ジチア−as−インダセン−2−イルアミン、3,6−ジチア−as−インダセン−1,8−ジオール、3,6−ジチア−as−インダセン−1,8−ジアミン、及び3,6−ジチア−as−インダセン−2,7−ジオールから成る群から選択される。
【0077】
合成例
以下は、本発明の非限定的な合成例である。
【0078】
実施例A:以下の合成方法から得られる、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール
【0079】
【化3】

【0080】
インドリン1を、次の3工程の手順によって処理して、N−アセチル−5−アミノインドリン2へと転換する。(1)無水酢酸及びp−トルエンスルホン酸によるアセチル化、(2)硫酸中の硝酸によるニトロ化、及び(3)水素及びPd−Cによる水素添加。2を炭酸ナトリウムの存在下でブロモアセトアルデヒドジエチルアセタールと反応させ、続いて無水トリフルオロ酢酸及びトリエチルアミンで処理して、化合物3を発生させる。3を無水トリフルオロ酢酸とトリフルオロ酢酸との混合物中で環化させて、化合物4を生成する。4をDDQでデヒドロレーション(dehydroration)して、化合物5を生じる。5をメタノール中の水酸化カリウムで脱保護して、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドールを得る(四面体レター(Tetrahedron Lett.)、1991、32(38)、5035)。
【0081】
実施例B:以下の合成方法から得られる、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7−ジアミン
【0082】
【化4】

2,3−ジニトロ−p−キシレン1をDMF中のN,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールで縮合させて、トランス,トランス−ビス−エナミン(trans, trans-bis-enamine)2を生成する。2を水素及びPd/Cで還元的環化させて、ベンゾジピロール5を得る。化合物3及び4は、還元時の中間体である。ベンゾジピロール5をNBSで臭素化して、ジブロモ化合物6を生じる。6をニトロ化して化合物7を生成し、この化合物7に接触水素化(catalytic hydrogenation)を実施して1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン−2,7ジアミンを生成する(化学会雑誌、化学通信(J. Chem. Soc. Chem. Commun.)、1987、1176)。
【0083】
実施例C:以下の合成方法から得られる、1,5−ジチア−s−インダセン−4−オール
【0084】
【化5】

チオフェン−3−カルバルデヒド1を、ブチルリチウムの存在下で2,3−ジブロモチオフェン2と反応させて、(3−ブロモチオフェン−2−イル)(チオフェン−3−イル)メタノール3を生成する。3をLiAlH4によって還元して、3−ブロモ−2−((チオフェン−3−イル)メチル)チオフェン4を生成する。化合物4をブチルリチウム及び二酸化炭素で処理して、2−((チオフェン−3−イル)メチル)チオフェン−3−カルボン酸5を生成する。化合物5をPCl5及びSnCl4で環化させて、所望の1,5−ジチア−s−インダセン−4−オールIXを生成する(有機化学雑誌(J. Org. Chem.)、1971、26、4004)。
【0085】
II.ケラチン染色組成物構成成分
本発明の、ケラチン繊維の酸化染色用の組成物は、以上の毛髪染色化合物の項に記載した毛髪染色化合物と、染色に適した媒質とを含む。本発明の組成物は、これらに限定するものではないが:顕色剤染料化合物;カップラー染料化合物;直接染料;酸化剤;増粘剤;キレート剤;pH調整剤及び緩衝剤;カーボネートイオン供給源及びラジカルスカベンジャーシステム;陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性、又は双極性(zwitterionic)界面活性剤、又はそれらの混合物;陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性、又は双イオン性(zwitterionic)ポリマー、又はそれらの混合物;芳香剤;緩衝剤;分散剤;過酸化物安定化剤;天然成分、例えば、タンパク質及びタンパク質誘導体、ならびに植物性材料(例えば、アロエ、カモミール、及びヘンナ抽出物);シリコーン(揮発性又は非揮発性、変性又は非変性)、フィルム形成剤、セラミド、防腐剤;並びに不透明化剤(opacifiers)を含め、酸化染料組成物において知られている、慣習的に使用されている、ないしは別の形で有効な追加構成成分をさらに含んでよい。
【0086】
以上で言及したが詳細には後述しない、いくつかの適した補助剤は、国際化粧品成分辞典及びハンドブック(International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook)(第8版;トイレ化粧品・香料工業協会(The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association))に列記されている。特に、第2巻、第3項(化学分類(Chemical Classes))及び第4項(機能(Functions))は、特定の目的又は複数の目的を達成するための具体的な補助剤を識別する際に有用である。
【0087】
A.染色に適した媒質
染色に適した媒質は、水、又は水と典型的には水に十分可溶ではない化合物を溶解するための少なくとも1つの有機溶媒との混合物から選択されてよい。本明細書で使用するのに適した有機溶媒としては、これらに限定するものではないが、C1〜C4低級アルカノール(例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール)、芳香族アルコール(例えば、ベンジルアルコール及びフェノキシエタノール);ポリオール及びポリオールエーテル(例えば、カルビトール、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、モノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、グリセロール、エトキシグリコール)、並びにプロピレンカーボネートが挙げられる。存在する場合、有機溶媒は典型的には、組成物の1重量%〜30重量%の範囲の量で存在する。好ましい溶媒は、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセロール、1,2−プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシジグリコール、及びこれらの混合物である。染色に適した追加の媒質には、後述する酸化剤を含めてよい。
【0088】
B.補助顕色剤
本明細書に記載の組成物で使用するのに適した顕色剤としては、これらに限定するものではないが、p−フェニレンジアミン誘導体、例えば、ベンゼン−1,4−ジアミン(一般にp−フェニレンジアミンとして知られる)、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−クロロ−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−フェニル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(2−エトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール(一般にN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミンとして知られる)、(2,5−ジアミノ−フェニル)−メタノール、1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、N−(4−アミノフェニル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2,6−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−イソプロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−[(4−アミノフェニル)アミノ]−プロパン−2−オール、2−プロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1,3−ビス[(4−アミノフェニル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロパン−2−オール、N4,N4,2−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−メトキシ−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール、2,3−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、2,6−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−ピリジン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、1,1’−ビフェニル−2,5−ジアミン、2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エタノール、N−[2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エチル]−アセトアミド、N,N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジプロピルベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノフェニル)(エチル)アミノ]エタノール、2−[(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、N−(2−メトキシエチル)−ベンゼン−1,4−ジアミン、3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロパン−1−オール、3−[(4−アミノフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、N−{4−[(4−アミノフェニル)アミノ]ブチル}ベンゼン−1,4−ジアミン、及び2−[2−(2−{2−[(2,5−ジアミノフェニル)−オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]ベンゼン−1,4−ジアミン;1,3−ビス(N(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノ−フェニル)アミノ)−2−プロパノール;2,2’−[1,2−エタンジイル−ビス−(オキシ−2,1−エタンジイルオキシ)]−ビス−ベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン(phenylinediamine);p−アミノフェノール誘導体、例えば:4−アミノ−フェノール(一般にp−アミノフェノールとして知られる)、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−フェノール、4−アミノ−2−メチル−フェノール、4−アミノ−1−ヒドロキシ−2−(2’−ヒドロキシエチルアミノメチル)ベンゼン、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール、5−アミノ−2−ヒドロキシ−安息香酸、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール、4−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)フェノール、4−アミノ−3−フルオロ−フェノール、4−アミノ−2−(アミノメチル)−フェノール、4−アミノ−2−フルオロ−フェノール;1−ヒドロキシ−2,4−ジアミノベンゼン;1−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)−2,4−ジアミノベンゼン;2,4−ジアミノ−5−メチルフェネトール;o−フェニレンジアミン誘導体、例えば、3,4−ジアミノ安息香酸及びそれらの塩;o−アミノフェノール誘導体、例えば、2−アミノ−フェノール(一般にo−アミノフェノールとして知られる)、2,4−ジアミノフェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、及び2−アミノ−4−メチル−フェノール;並びに複素環誘導体、例えば、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン(一般に2,4,5,6−テトラアミノピリジンとして知られる)、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、N2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン、2−[(3−アミノ−6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]エタノール、6−メトキシ−N2−メチル−ピリジン−2,3−ジアミン、2,5,6−トリアミノピリミジン−4(1H)−オン、ピリジン−2,5−ジアミン、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、ピラゾロ[1,5−a]−ピリミジン−3,7−ジアミン、5,6,7−トリメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド、7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド、2,5,6,7−テトラメチル(teramethyl)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド、5,7−ジ−第三−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド、5,7−ジ−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド、2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミンヒドロクロリド;4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン;1−(2’ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン;並びに1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェートが挙げられる。
【0089】
さらなる顕色剤は、N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(2−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−ヒドロキシ−安息香酸(2,5−ジアミノ−ベンジリデン)−ヒドラジド;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−ピリジン−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−チアゾール−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−ヒドロキシ−安息香酸(2,5−ジアミノ−ベンジリデン)−ヒドラジド;3’−フルオロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;2−プロペニル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2’−クロロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;4’−メトキシ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;ビフェニル−2,4,4’−トリアミンヒドロクロリド;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノールヒドロクロリド;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミドヒドロクロリド;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノールヒドロクロリド;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オールヒドロクロリド;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オールヒドロクロリド;ビフェニル−2,4,4’−トリアミン;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミドヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;及び5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノールから成る群から選択される。
【0090】
好ましい顕色剤としては、これらに限定するものではないが、p−フェニレンジアミン誘導体、例えば、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;ベンゼン−1,4−ジアミン;1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール;2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール;N−(2−メトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール;1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン;1,3−ビス(N(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノ−フェニル)アミノ)−2−プロパノール;2,2’−[1,2−エタンジイル−ビス−(オキシ−2,1−エタンジイルオキシ)]−ビス−ベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン(phenylinediamine);及びそれらの混合物;p−アミノフェノール誘導体、例えば、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール;1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;1−ヒドロキシ−2,4−ジアミノベンゼン;1−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)−2,4−ジアミノベンゼン;4−アミノ−2−アミノメチルフェノール;2,4−ジアミノ−5−メチルフェネトール;4−アミノ−1−ヒドロキシ−2−(2’−ヒドロキシエチルアミノメチル)ベンゼン;1−メトキシ−2−アミノ−4−(2’ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;5−アミノサリチル酸及びそれらの塩;並びにそれらの混合物;o−フェニレンジアミン誘導体、例えば、3,4−ジアミノ安息香酸及びそれらの塩;o−アミノフェノール誘導体、例えば、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;2−アミノ−4−メチル−フェノール;及びそれらの混合物;並びに複素環誘導体、例えば、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン;1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;N2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン;4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン;1−(2’ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン;及び1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェート;並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0091】
より好ましい顕色剤としては、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;ベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン;4−アミノ−フェノール;4−メチルアミノ−フェノール;4−アミノ−3−メチル−フェノール;1−ヒドロキシ−2,4−ジアミノベンゼン;2−アミノ−フェノール;2−アミノ−5−メチル−フェノール;2−アミノ−6−メチル−フェノール;1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェート;2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;及びそれらの混合物が挙げられる。
【0092】
C.補助カップラー
本明細書に記載の組成物で使用するのに適したカップラーとしては、これらに限定するものではないが、フェノール、レゾルシノール、及びナフトール誘導体、例えば、ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、7−アミノ−4−ヒドロキシ−ナフタレン−2−スルホン酸、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1,5−ジオール、2−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール、4−ヒドロキシ−ナフタレン−1−スルホン酸、ベンゼン−1,2,3−トリオール、ナフタレン−2,3−ジオール、5−ジクロロ−2−メチルベンゼン−1,3−ジオール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,3−ジヒドロキシ−[1,4]ナフトキノン;及び1−アセトキシ−2−メチルナフタレン;m−フェニレンジアミン、例えば、2,4−ジアミノフェノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−[(3−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−メチル(mehyl)−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[[2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エチル]−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、4−(2−アミノ−エトキシ)−ベンゼン−1,3−ジアミン、(2,4−ジアミノ−フェノキシ)酢酸、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、4−エトキシ−6−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−5−メチル−フェノキシ)−エタノール、4,6−ジメトキシ−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェニルアミノ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール、N−[3−(ジメチルアミノ)フェニル]尿素、4−メトキシ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、4−フルオロ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,6−ジメトキシフェニル}−アミノ)エタノール、3−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール、2−[2−アミノ−4−(メチルアミノ)−フェノキシ]エタノール、2−[(5−アミノ−2−エトキシ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−[(3−アミノフェニル)アミノ]エタノール、2,4−ジアミノ−5−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)トルエン;N,N−ジメチル−3−ウレイドアニリン;N−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,3−ジアミン、4−{[(2,4−ジアミノ−フェニル)オキシ]メトキシ}−ベンゼン−1,3−ジアミン、1−メチル−2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;及び2,4−ジメトキシベンゼン−1,3−ジアミン;m−アミノフェノール、例えば、3−アミノ−フェノール、2−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニルアミノ)−アセトアミド、2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−アセトアミド、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、5−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェノール、5−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノール、2−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−フェノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチル−フェノール、3−シクロペンチルアミノ−フェノール、5−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、3−(ジメチルアミノ)フェノール、3−(ジエチルアミノ)フェノール、5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−エトキシ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−[(2−メトキシエチル)アミノ]フェノール、3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]フェノール、5−アミノ−2−エチル−フェノール、5−アミノ−2−メトキシフェノール、5−[(3−ヒドロキシ−プロピル)アミノ]−2−メチルフェノール、3−[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルフェノール;1−メチル−2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノ−ベンゼン;1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン;1−ヒドロキシ−2−メチル−5−アミノ−6−クロロベンゼン;並びに複素環誘導体、例えば、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、6−メトキシキノリン−8−アミン、4−メチルピリジン−2,6−ジオール、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−オール、1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルアミノ)エタノール、3,4−ジメチルピリジン−2,6−ジオール、5−クロロピリジン−2,3−ジオール、2,6−ジメトキシピリジン−3,5−ジアミン、1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン、2−{[3,5−ジアミノ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ピリジン−2−イル]オキシ}−エタノール、1H−インドール−4−オール、5−アミノ−2,6−ジメトキシピリジン−3−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、6−ブロモ−1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、2−アミノピリジン−3−オール、ピリジン−2,6−ジアミン、3−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]プロパン−1,2−ジオール、5−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]ペンタン−1,3−ジオール、1H−インドール−2,3−ジオン、インドリン−5,6−ジオール、3,5−ジメトキシピリジン−2,6−ジアミン、6−メトキシピリジン−2,3−ジアミン;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−アミン;4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、1H−5−メチルピラゾール−5−オン、1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール、2,6−ジメチル[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール、6−メチルピラゾロ−[1,5−a]ベンゾイミダゾール、2,6−ジヒドロキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、5−メチルピラゾロ[5,1−e]−1,2,3−トリアゾール、5−メチル−6−クロロピラゾロ[5,1−e]−1,2,3,−トリアゾール、5−フェニルピラゾロ[5,1−e]−1,2,3−トリアゾール及びその付加塩、1H−2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾールトシラート、7,8−ジシアノ−4−メチルイミダゾロ−[3,2−a]イミダゾール、2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オン、2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オン、及び2−メチル−5−メトキシメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オン;6−ヒドロキシベンゾモルホリン;並びに3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン;1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン−2,4−ジヒドロ−5,2−フェニル−3H−ピラゾール−3−オンが挙げられる。
【0093】
さらなるカップラーは、N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(2−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−ヒドロキシ−安息香酸(2,5−ジアミノ−ベンジリデン)−ヒドラジド;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−ピリジン−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−チアゾール−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−ヒドロキシ−安息香酸(2,5−ジアミノ−ベンジリデン)−ヒドラジド;3’−フルオロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;2−プロペニル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2’−クロロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;4’−メトキシ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;ビフェニル−2,4,4’−トリアミンヒドロクロリド;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノールヒドロクロリド;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミドヒドロクロリド;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノールヒドロクロリド;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリドヒドロクロリド;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オールヒドロクロリド;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オールヒドロクロリド;ビフェニル−2,4,4’−トリアミン;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミドヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;及び5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノールから成る群から選択される。
【0094】
好ましいカップラーとしては、これらに限定するものではないが、フェノール、レゾルシノール、及びナフトール誘導体、例えば、ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、及び2−イソプロピル−5−メチルフェノール;1,2,4−トリヒドロキシベンゼン;1−アセトキシ−2−メチルナフタレン;及びそれらの混合物;m−フェニレンジアミン誘導体、例えば、ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、及び3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;2,4−ジアミノ−5−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)トルエン;N,N−ジメチル−3−ウレイドアニリン;2,4−ジアミノ−5−フルオロトルエンサルフェート水和物(fluorotoluenesulfatehydrate);1−メチル−2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;及びそれらの混合物;m−アミノフェノール誘導体、例えば、3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、及び3−アミノ−2−メチル−フェノール;1−メチル−2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン;1−ヒドロキシ−3−アミノ−2,4−ジクロロベンゼン;1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン;1−ヒドロキシ−2−メチル−5−アミノ−6−クロロベンゼン;5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール;及びそれらの混合物;並びに複素環誘導体、例えば、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン、1H−インドール−4−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、1H−インドール−2,3−ジオン、ピリジン−2,6−ジアミン、2−アミノピリジン−3−オール、4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、1H−5−メチルピラゾール−5−オン、1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール、2,6−ジメチル[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール、6−メチルピラゾロ−[1,5−a]ベンゾイミダゾール;2,6−ジヒドロキシピリジン;2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン;6−ヒドロキシベンゾモルホリン;2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン;3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン;3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン;1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン−2,4−ジヒドロ−5,2−フェニル−3H−ピラゾール−3−オン;及びそれらの混合物が挙げられる。
【0095】
より好ましいカップラーとしては、ベンゼン−1,3−ジオール;4−クロロベンゼン−1,3−ジオール;2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;ベンゼン−1,3−ジアミン;3−アミノ−フェノール;5−アミノ−2−メチル−フェノール;1−メチル−2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン;4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン;2−アミノピリジン−3−オール;1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン;1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン−2,4−ジヒドロ−5,2−フェニル−3H−ピラゾール−3−オン;及びそれらの混合物が挙げられる。
【0096】
さらなる好ましい顕色剤及びカップラーとしては、5−メトキシメチル−2−アミノフェノール、5−エチル−2−アミノフェノール、5−フェニル−2−アミノフェノール、及び5−シアノエチル−2−アミノフェノールが挙げられる。
【0097】
他の好ましい顕色剤及びカップラーとしては、次のものが挙げられる。
【0098】
以下の化合物に関連する、1個、2個、又は3個のヘテロ原子をもつ5員複素芳香族ケラチン染色化合物
【0099】
【化6】

式中、Zは、S及びOから成る群から選択され;
式中、Yは、NA1、S、及びOから成る群から選択される。
【0100】
以下の化合物に関連する、2個又は3個のヘテロ原子をもつ二環式縮合5−5複素芳香族ケラチン染色化合物
【0101】
【化7】

式中、Y及びZは独立して、NA1、S、及びOから成る群から選択される。
【0102】
以下の式に従う環接合窒素を有する二環式5−5複素芳香族化合物
【0103】
【化8】

式中、Yは、S及びOから成る群から選択される。
【0104】
以下の式に従う、2個のヘテロ原子を有する三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物
【0105】
【化9】

式中、Y及びZは、NA1、S、及びOから成る群から選択される。
【0106】
以下の式に従う、1個の環接合窒素と1個又は2個の余分なヘテロ原子とをもつ、二環式5−6複素芳香族ケラチン染色化合物
【0107】
【化10】

【0108】
【化11】

【0109】
【化12】

【0110】
以下の式に従う、1個のヘテロ原子を有する三環式縮合6−5−6複素芳香族ケラチン染色化合物
【0111】
【化13】

式中、Yは独立して、NA1、S、及びOから成る群から選択される。
【0112】
以下の式に従う、N−ヒドロキシ又はN−アミノ基をもつ5員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物、及びそれらの誘導体
【0113】
【化14】

式中、B1、B2、B3、及びB4は、CH及びNから成る群から選択され;
その際、BがNであるときには、対応するR1、R2、R3、及びR4は、存在しない。
【0114】
以下の式に従う、5員環が1〜3個の窒素原子とN−ヒドロキシ又はN−アミノ基とを有する、アザ複素芳香族ケラチン染色化合物の二環式5−6系、及びそれらの誘導体
【0115】
【化15】

式中、B1及びB2は独立して、CH又はNから選択され;
その際、BがNであるときには、対応するR1及びR2は、存在しない。
【0116】
以下の式に従う、N−ヒドロキシ又はN−アミノ基をもつ二環式縮合5−5員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物、及びそれらの誘導体。
【0117】
【化16】

【0118】
以下の式に従う、環接合窒素とN−ヒドロキシ又はN−アミノ基とを有する二環式縮合5−5員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物、及びそれらの誘導体
【0119】
【化17】

【0120】
【化18】

【0121】
以下の式に従う、環接合窒素とN−ヒドロキシ又はN−アミノ基とを有する二環式縮合5−5員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物、及びそれらの誘導体
【0122】
【化19】

式中、B1、B2、B3、B4、及びB5は、CH及びNから成る群から選択され;
その際、BがNであるときには、対応するR1、R2、R3、R4、及びR5は、存在しない。
【0123】
以下の式に従う、1個又は2個の窒素原子をもつ6員環のN−オキシド
【0124】
【化20】

【0125】
以下の式に従う、1個又は2個のN−オキシドをもつ二環式6−6(0:1、0:2、1:1、1:2)アザ複素芳香族ケラチン染色化合物
【0126】
【化21】

【0127】
【化22】

【0128】
【化23】

【0129】
以下の式に従う、環接合N(1:0、1:1、2:0、2:1)をもつ二環式5−5複素芳香族化合物
【0130】
【化24】

【0131】
【化25】

式中、Yは、CH2、NR7、O、又はSから成る群から選択される。
【0132】
以下の式に従う、二環式5−5(1:2)複素芳香族N−オキシドケラチン染色化合物、及びそれらの誘導体
【0133】
【化26】

式中、Y及びZは、NR5、O、及びSから成る群から選択される。
【0134】
以下の式に従う、5員複素芳香族化合物のモノN−オキシド誘導体、及びそれらの誘導体
【0135】
【化27】

式中、Yは、O、NR5、又はSである。
【0136】
以下の式に従う、二環式5−6(2:0、3:0、2:1、3:1)複素芳香族化合物のモノ−又はジ−N−オキシド誘導体、及びそれらの誘導体
【0137】
【化28】

【0138】
【化29】

式中、Yは、NR8、O、又はSから成る群から選択される。
【0139】
以下の式に従う、環接合N(0:1、1:0、及び1:1)をもつ二環式5−6複素芳香族化合物のN−オキシド誘導体、並びにそれらの誘導体
【0140】
【化30】

【0141】
【化31】

【0142】
【化32】

【0143】
【化33】

【0144】
ここで、前述したすべてのR基は、同一又は異なるものであり、次から成る群から選択される。
【0145】
(a)
(i)置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系、
(ii)置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系、及び
(iii)置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系;から成る群から選択されるC結合型一価の置換基:
(ここで、該(i)、(ii)、及び(iii)の系は、約1〜約10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される約0〜約5個のヘテロ原子とを含み;
C結合型一価の置換基の置換された系の置換基は、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ジアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、ジヒドロキシアルキルアミノ(直鎖、分岐鎖、又は環状C1〜C5)、アリールアミノ又は置換アリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ(置換基は、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、C1〜C5アルキルアミノである)から成る群から選択される。)。
(b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12、及びSONA12から成る群から選択されるS結合型一価の置換基;
(c)OA1及びONA12から成る群から選択されるO結合型一価の置換基;
(d)NA12、(NA123+、NA1OA2、NA1SA2、NO2、N=NA1、N=NOA1、NA1CN、及びNA1NA23から成る群から選択されるN結合型一価の置換基;
(e)COOA1、CONA12、CONA1COA2、C(=NA1)NA12、CN、及びXから成る群から選択される一価の置換基;
(f)約1〜約12個の炭素原子と、約0〜約4個のヘテロ原子とを含む、モノ−、ポリ−、及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキルの一価の置換基;並びに
(g)水素;
(式中、A1、A2、及びA3は、一価であり、H;置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系;置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系;及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系から成る群から独立して選択され、或いは、A1及びA2は、それらが結合する窒素原子と共に環を形成し;ここで、前記系は、約1〜約10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される約0〜約5個のヘテロ原子とを含んでおり;
Xは、F、Cl、Br、及びIから成る群から選択されるハロゲンである。)。
【0146】
D.直接染料
本発明の組成物は、また、適合性のある直接染料を、追加着色性を特に彩度(intensity)に関してもたらすのに十分な量で含んでもよい。典型的には、このような量は、組成物の0.05重量%〜4重量%の範囲になる。適した直接染料としては、これらに限定するものではないが、アシッドイエロー1、アシッドオレンジ3、ディスパースレッド17、ベーシックブラウン17、アシッドブラック52、アシッドブラック1、ディスパースバイオレット4、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、HCレッド13号、1,4−ビス−(2’−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、HCイエロー5号、HCレッド7号、HCブルー2号、HCイエロー4号、HCイエロー2号、HCオレンジ1号、HCレッド1号、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、HCレッド3号、4−アミノ−3−ニトロフェノール、2−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロアニソール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、6−ニトロ−o−トルイジン、3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノール、2−ニトロ−5−グリセリメチルアナリン(glycerymethylanaline)、HCイエロー11号、HCバイオレット1号、HCオレンジ2号、HCオレンジ3号、HCイエロー9号、4−ニトロフェニルアミノエチル尿素、HCレッド10号、HCレッド11号、2−ヒドロキシエチルピクラミン酸、HCブルー12号、HCイエロー6号、ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン、HCイエロー12号、HCブルー10号、HCイエロー7号、HCイエロー10号、HCブルー9号、N−エチル−3−ニトロPABA、4−アミノ−2−ニトロフェニル−アミン−2’−カルボン酸、2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロフェノール、6−ニトロ−2,5−ピリジンジアミン、HCバイオレット2号、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、HCイエロー13号、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ニトロキノキサリン(nitrochinoxalin)、HCレッド14号、HCイエロー15号、HCイエロー14号、3−アミノ−6−メチルアミノ−2−ニトロピリジン、2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)アゾ)ピリジン、ベーシックレッド118号、ベーシックオレンジ69号、N−(2−ニトロ−4−アミノフェニル)−アリルアミン、4−[(4−アミノ−3−メチルフェニル)(4−イミノ−3−メチル−2,5−シクロヘキサジエン−1−イリデン)メチル]−2−メチル−ベンゼンアミン−ヒドロクロリド、1H−イミダゾリウム,2−[[4−(ジメチル−アミノ)フェニル]アゾ]−1,3−ジメチルクロリド、ピリジニウム,1−メチル−4−[(メチルフェニル−ヒドラゾノ)メチル]−,メチルサルフェート、1H−イミダゾリウム,2−[(4−アミノフェニル)アゾ]−1,3−ジメチル,クロリド、ベーシックレッド22、ベーシックレッド76、ベーシックブラウン16、ベーシックイエロー57、7−(2’,4’−ジメチル−5’−スルホフェニルアゾ)−5−スルホ−8−ヒドロキシナフタレン、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、1−(3’−ニトロ−5’−スルホ−6’−オキソフェニルアゾ)−オキソ−ナフタレンクロム錯体、アシッドイエロー23、アシッドブルー9、ベーシックバイオレット14、ベーシックブルー7、ベーシックブルー26、キノフタラノン(quinophthlanone)又は2−キノリルインダンジオン(2-quinolylindandione)のモノ−及びジスルホン酸(主に後者)の混合物のナトリウム塩、ベーシックレッド2、ベーシックブルー99、ディスパースレッド15、アシッドバイオレット43、ディスパースバイオレット1、アシッドブルー62、顔料ブルー15、アシッドブラック132、ベーシックイエロー29、ディスパースブラック9、1−(N−メチルモルホリニウム−プロピルアミノ)−4−ヒドロキシ−アントラキノンメチルサルフェート、HCブルー8号、HCレッド8号、HCグリーン1号、HCレッド9号、2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン、アシッドブルー199、アシッドブルー25、アシッドレッド4、ヘンナレッド、インジゴ、コチニール、HCブルー14、ディスパースブルー23、ディスパースブルー3、バイオレット2、ディスパースブルー377、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましい直接染料としては、これらに限定するものではないが、ディスパースブラック9、HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー15、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、HCレッド3、ディスパースバイオレット1、HCブルー2、ディスパースブルー3、ディスパースブルー377、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0147】
E.酸化剤
本発明の組成物は、毛髪中のメラニン色素を漂白し、且つ/又は酸化染料前駆体(存在するときには顕色剤及び/又はカップラーを含める)から染料発色団の形成を引き起こすのに十分な量で存在する酸化剤を含んでよい。典型的には、このような量は、顕色剤組成物の1重量%〜20重量%、好ましくは3重量%〜15重量%、より好ましくは6重量%〜12重量%の範囲である。水性媒質中で過酸化水素を生成可能な無機の過酸素物質が好ましく、それには、これらに限定するものではないが、過酸化水素;無機アルカリ金属過酸化物(例えば、過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム);有機過酸化物(例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン);無機過水和塩(perhydrate salt)漂白化合物(例えば、過ホウ酸、過炭酸、過リン酸、過ケイ酸、及び過硫酸の、アルカリ金属塩、好ましくはそれらのナトリウム塩)(一水和物、四水和物などとして組み込まれてよい);アルカリ金属ブロメート;酵素;並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましいのは、過酸化水素である。
【0148】
F.増粘剤
本発明の組成物は、毛髪から過度にしたたり落ちて汚れ散らかす原因となることなく毛髪に容易に塗布できるような粘度を組成物にもたらすのに十分な量で、増粘剤を含んでよい。典型的には、このような量は組成物の少なくとも0.1重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、より好ましくは少なくとも1重量%である。
【0149】
本明細書で使用するには耐塩性の増粘剤が好ましく、それには、これらに限定するものではないが、キサンタン、グアー、ヒドロキシプロピルグアー、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース(アクアコート(AQUACOTE)(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルセルロース(ナトロゾル(NATROSOL)(商標))、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(クルーセル(KLUCEL)(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース(ナトロゾル(NATROSOL)(商標)プラス(Plus)330として入手可能)、N−ビニルピロリドン(ポビドン(POVIDONE)(商標)として入手可能)、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー(ストラクチャー(STRUCTURE)(商標)3001として入手可能)、ヒドロキシプロピルデンプンホスフェート(ストラクチャー(STRUCTURE)(商標)ZEAとして入手可能)、ポリエトキシル化ウレタン又はポリカルバミルポリグリコールエステル(例えば、PEG−150/デシル/SMDIコポリマー(アクリン(ACULYN)(商標)44として入手可能)、PEG−150/ステアリル/SMDIコポリマー、アクリン(ACULYN)(商標)46として入手可能)、トリヒドロキシステアリン(チキシン(THIXCIN)(商標)として入手可能)、アクリレートコポリマー(例えば、アクリン(ACULYN)(商標)33として入手可能)又は疎水変性アクリレートコポリマー(例えば、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー(アクリン(ACULYN)(商標)22として入手可能)、少なくとも1つの脂肪鎖と、少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタンから選択される少なくとも1つの親水性ユニットとを含む非イオン性両染性ポリマー、及びセテス−10ホスフェートとジ−セチルホスフェートとセテアリルアルコールとのブレンド(クロダホス(CRODAFOS)(商標)CESとして入手可能)が挙げられる。
【0150】
G.キレート剤
本発明の組成物は、配合構成成分、特に酸化剤、より詳細には過酸化物と相互作用するのに利用可能な金属の量を減少させるのに十分な量で、キレート剤を含んでよい。典型的には、このような量は組成物の少なくとも0.25重量%から、好ましくは少なくとも0.5重量%からの範囲である。本明細書で使用するのに適したキレート剤としては、これらに限定するものではないが、ジアミン−N,N’−ジポリ酸(dipolyacid)、モノアミンモノアミド−N,N’−ジポリ酸(dipolyacid)、及びN,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸キレート剤(好ましくはEDDS(エチレンジアミンジコハク酸))、カルボン酸(好ましくは、アミノカルボン酸)、ホスホン酸(好ましくは、アミノホスホン酸)及びポリリン酸(特に、直鎖のポリリン酸)、それらの塩及び誘導体が挙げられる。
【0151】
H.pH調整剤及び緩衝剤
本発明の組成物は、組成物のpHを3〜13、好ましくは8〜12、より好ましくは9〜11の範囲内になるように調節するために十分に有効な量で、pH調整剤及び/又は緩衝剤をさらに含んでもよい。本明細書での使用に適したpH調整剤及び/又は緩衝剤としては、これらに限定するものではないが、アンモニア、アルカノールアミド、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、並びに2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール及びグアニジウム塩、アルカリ金属及び水酸化アンモニウム及び炭酸アンモニウム、好ましくは、水酸化ナトリウム及び炭酸アンモニウム、並びに無機物及び無機酸などの弱酸、例えば、リン酸、酢酸、アスコルビン酸、クエン酸又は酒石酸、塩酸、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0152】
I.カーボネートイオン供給源及びラジカルスカベンジャーの系
本発明の組成物は、カーボネートイオン、カルバメートイオン、及び/又は炭酸水素(hydrocarbonate)イオンの供給源と、ラジカルスカベンジャーとを含む系を、着色プロセスの間毛髪へのダメージを低減させるのに十分な量で含んでよい。典型的には、このような量は、組成物の0.1重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%、より好ましくは1重量%〜7重量%のカーボネートイオン、及び組成物の0.1重量%〜10重量%、好ましくは1重量%〜7重量%のラジカルスカベンジャーの範囲である。好ましくは、ラジカルスカベンジャーは、ラジカルスカベンジャーとカーボネートイオンとの比が1:1〜1:4となるような量で存在する。ラジカルスカベンジャーは、アルカリ化剤と同一種ではないように選択されるのが好ましい。
【0153】
適したそれらのイオンの供給源としては、これらに限定するものではないが、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びそれらの混合物が挙げられる。好ましいカーボネートイオンの供給源は、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムである。炭酸アンモニウム及び炭酸水素アンモニウムもまた好ましい。
【0154】
ラジカルスカベンジャーは、炭酸ラジカルと反応してその炭酸ラジカルを一連の速い反応によってより反応性の低い種へと変換させることのできる種である。好ましくは、ラジカルスカベンジャーがN原子を含む場合、窒素のプロトン化を防ぐために、pKa>7である。好ましいラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸及びそれらの混合物の部類から選択されてよく、これらに限定するものではないが、モノエタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、セリン、トリプトファン、並びに上記のもののカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の好ましいラジカルスカベンジャー化合物としては、ベンジルアミン、グルタミン酸、イミダゾール、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノン、カテコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0155】
III.製造方法
本発明の化合物は、従来の方法を用いて得られてよい。化合物を製造する方法の一般的な説明は、以上に提供されており、特定の実施例を以下に提供する。本発明の組成物もまた、従来の方法を用いて得られてよい。ケラチン染色組成物は、溶液として形成されてよく、好ましくは水溶液又は水性アルコール溶液として形成される。毛髪染料製品組成物は、好ましくは高粘度の液体、クリーム、ゲル又はエマルションとして形成されてよく、それらの組成物は染料化合物及び他の染料成分と特定の調製に適した従来の化粧品添加成分との混合物である。
【0156】
IV.使用方法
本発明のケラチン染色組成物は、酸化染料前駆体と反応して毛髪染料製品組成物を顕色させる適した酸化剤と、該ケラチン染色組成物とを混合することによって、使用されてよい。酸化剤は、通常、水性組成物中で提供され、通常それが最終ケラチン染色製品システムの別個の構成成分として提供され、別個の容器内に存在する。ケラチン染色組成物を混合する際、補助剤は、それが毛髪に塗布されるときに所望の製品特性、例えば、pH、粘度、レオロジーなどを達成するように、毛髪染料組成物中で提供される。
【0157】
ケラチン染色組成物は、毛髪に塗布されるとき、その組成に応じて、弱酸性、中性、又はアルカリ性であることができ、通常、pHが6〜11、好ましくは7〜10、より好ましくは8〜10になる。顕色剤組成物のpHは、典型的には酸性であり、一般にそのpHは、2.5〜6.5、好ましくは3〜5である。毛髪組成物のpHは、前述のようにpH調整剤を使用して調節されてよい。
【0158】
ケラチン染色組成物を使用するには、使用直前に前述の組成物を混合し、毛髪の量に応じて、十分な量、一般には60〜200グラムの混合物を毛髪に塗布する。このように調製したら、毛髪染料組成物を染色すべき毛髪に塗布し、毛髪が染色されるのに効果的な時間にわたって毛髪との接触を維持する。通常、毛髪染料組成物を、2〜60分間、好ましくは15〜45分間、より好ましくは30分間、15〜50℃の範囲の温度で毛髪に作用させる。その後、毛髪を水ですすいで毛髪染料組成物を除去し、乾燥させる。必要ならば、毛髪をシャンプーで洗浄し、例えば、水、又はクエン酸又は酒石酸溶液のような弱酸性溶液ですすぎ、乾燥させる。また、所望により、別個のコンディショニング製品を提供してもよい。
【0159】
ケラチン染色組成物の諸構成成分は、相まって、毛髪を染色する系を形成する。この系は、ケラチン染色組成物構成成分、又は他の毛髪トリートメント製品、及び使用説明書の別個の容器を単一パッケージ内に含むキットとして提供されてよい。
【実施例】
【0160】
以下は、本発明の組成物の非限定例である。これらの実施例は、単に説明の目的で与えられるものであって、本発明を制限するものと解釈するべきではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多くの変形形態が可能であることが、当業者には認識されよう。実施例では、特に指定のない限り、すべての濃度は、重量パーセントで示されている。
【0161】
以下の組成物を、毛髪の染色に使用することができる。染色組成物は、同重量の20体積過酸化水素溶液と混合される(6重量%)。得られる混合物を毛髪に塗布し、30分間毛髪と接触させておく。次いで、この染色された毛髪をシャンプーし、水ですすぎ、乾燥させる。
【0162】
染色用の共通ベース(CB:common base)
【0163】
【表1】

【0164】
【表2】

【0165】
【表3】

【0166】
【表4】

【0167】
【表5】

【0168】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【0169】
「背景技術」「課題を解決するための手段」、及び「発明を実施するための最良の形態」で引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関して先行技術であるという容認として解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケラチン染色組成物であって、
(A)染色に適した媒質;及び
(B)以下の式に従う、2個のヘテロ原子を有する1つ以上の三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物;を含んでおり、
【化1】

式中、Y及びZは独立して、NA1、S、及びOから成る群から選択され;
式中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、同一又は異なり、
(a)(i)置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系、
(ii)置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系、及び
(iii)置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系、から成る群から選択されるC結合一価の置換基
(ここで、該(i)、(ii)、及び(iii)の系は、1〜10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される0〜5個のヘテロ原子とを含む);
(b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12、及びSONA12から成る群から選択されるS結合一価の置換基;
(c)OA1及びONA12から成る群から選択されるO結合一価の置換基;
(d)NA12、(NA123+、NA1OA2、NA1SA2、NO2、N=NA1、N=NOA1、NA1CN、NA1NA23から成る群から選択されるN結合一価の置換基;
(e)COOA1、CONA12、CONA1COA2、C(=NA1)NA12、CN、及びXから成る群から選択される一価の置換基;
(f)1〜12個の炭素原子と0〜4個のヘテロ原子とを含む、モノ−、ポリ−、及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキルの一価の置換基;並びに
(g)水素;
から成る群から選択される
(式中、A1、A2、及びA3は、一価であり、独立して、H;置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、複素脂肪族、又はヘテロオレフィンの系;置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環の系;及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、ペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択され、或いは、A1及びA2は、それらが結合した窒素原子と共に環を形成し;ここで、該系は、1〜10個の炭素原子と、O、S、N、P、及びSiから成る群から選択される0〜5個のヘテロ原子とを含み;および
Xは、F、Cl、Br、及びIから成る群から選択されるハロゲンである。)。
【請求項2】
前記R1、R2、R3、R4、R5、及びR6が独立して、水素原子;ハロゲン原子;アミノ置換基;ヒドロキシル置換基;シアノ置換基;C1〜C4アルキル置換基;トリフルオロメチル置換基;アルキルアミノ置換基;ヒドロキシアルキルアミノ置換基;アセチルアミド置換基;カルボキシル置換基又はそのエステル;アルコキシ置換基;アルコキシアルキル置換基;カルバモイル置換基;アルキルカルバモイル置換基;ヒドロキシアルキルカルバモイル置換基;アミド置換基;アルキルアミド置換基;アルキルカルボニル置換基;アルコキシカルボニル置換基;アリールオキシ置換基;アシルオキシ置換基;アルキルチオ置換基;アリールチオ置換基;ヘテロアリールチオ置換基;ヘテロアリールオキシ置換基;チオシアノ置換基;少なくとも1個の窒素、酸素、又は硫黄原子を有する、3−、4−、5−、6−、又は7−員複素環;任意で置換されたアリール置換基;スルホニル置換基;スルフィニル置換基;ホスホニル置換基;スルファモイル置換基;シロキシ置換基;アシルオキシ置換基;カルバモイルオキシ置換基;スルホンアミド置換基;イミド置換基;ウレイド置換基;スルファモイルアミノ置換基;アルコキシカルボニルアミノ置換基;アリールオキシカルボニルアミノ置換基;アリールオキシカルボニル置換基;及びベンゼンスルホンアミド置換基から成る群から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
2個のヘテロ原子を有する前記三環式5−6−5複素芳香族ケラチン染色化合物が、ベンゾ[1,2−b;4,5−b’]ジフラン、5H−1−オキサ−5−アザ−s−インダセン、1−オキサ−5−チア−s−インダセン、1,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−f]インドール、5H−1−チア−5−アザ−s−インダセン、1,5−ジチア−s−インダセン、ベンゾ[1,2−b;5,4−b’]ジフラン、7H−1−オキサ−7−アザ−s−インダセン、1−オキサ−7−チア−s−インダセン、1,7−ジチア−s−インダセン、1,7−ジヒドロ−ピロロ[3,2−f]インドール、7H−1−チア−7−アザ−s−インダセン、ベンゾ[2,1−b;3,4−b’]ジフラン、8H−1−オキサ−8−アザ−as−インダセン、1−オキサ−8−チア−as−インダセン、1,8−ジヒドロ−1,8−ジアザ−as−インダセン、8H−1−チア−8−アザ−as−インダセン、1,8−ジチア−as−インダセン、ベンゾ[1,2−b;4,3−b’]ジフラン、6H−3−オキサ−6−アザ−as−インダセン、3−オキサ−6−チア−as−インダセン、3,6−ジヒドロ−3,6−ジアザ−as−インダセン、6H−3−チア−6−アザ−as−インダセン、及び3,6−ジチア−as−インダセンから成る群の非置換又は置換されたものから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
チオフェン、ピロール、フラン、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、及びイソオキサゾールから成る群から選択される少なくとも1個の5員環顕色剤、好ましくはピラゾールをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項5】
前記5員環顕色剤は、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、及び1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェートから成る群から選択される、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
補助顕色剤、補助カップラー、直接染料、酸化剤、増粘剤、キレート剤、pH調整剤、緩衝剤、及びカーボネートイオン供給源から選択される少なくとも1個の追加の構成成分、並びにラジカルスカベンジャーの系をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
(a)請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物を塗布すること;及び
(b)毛髪をすすぐこと;
の工程を含む毛髪を染色する方法。
【請求項8】
(a)請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物;
(b)酸化剤;及び
(c)補助カップラー及び/又は補助顕色剤;
を含むキット。

【公表番号】特表2007−526338(P2007−526338A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502083(P2007−502083)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/007345
【国際公開番号】WO2005/087187
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】