説明

ケーブル終端接続部

【課題】小型のブッシングに対する大サイズのケーブル端末の装着を可能にする。
【解決手段】本発明は、先端部中心に内部導体6を有し下端部にケーブル端末3の受容口25を有するブッシング2と、ブッシング2の受容口25にケーブル端末3が装着され、内部導体6の下端部に設けられた導体挿入孔64に通電部7aを有するケーブル導体接続端部7がプラグイン接続されるケーブル終端接続部において、通電部7aは、ブッシング2の頂部21aよりも上方位置に存在するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ケーブル終端接続部に係わり、特に、内部導体の下端部に設けられた導体挿入孔に通電部を有するケーブル導体接続端部がプラグイン接続されるケーブル終端接続部に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のケーブル終端接続部としては、図2に示すように、機器ケース100の開口部110に小型化されたエポキシブッシング200を気密に装着し、当該エポキシブッシング200の受容口210にケーブル端末300を装着してなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、エポキシブッシング200は、先端部に弾丸状の頭部220を有し、頭部220の中心部には下端部に導体挿入孔410を有する内部導体400が埋設されている。そして、当該導体挿入孔410には通電部510と引留部520とを有するケーブル導体接続端部500がプラグイン接続されている。
【0004】
ところで、このような構成のケーブル終端接続部において、大サイズのケーブル端末部300、例えば導体サイズが600mm以上の高電圧CVケーブルの端末部を装着する方法としては、(イ)図3に示すように、内部導体400の導体挿入孔410を大きくする方法、(ロ)図4に示すように、内部導体400を太くする方法、(ハ)図5に示すように、内部導体400およびエポキシブッシング200の両者をともに太くすることで通電容量および絶縁厚を確保する方法が考えられるが、それぞれ次のような難点があった。
【0005】
すなわち、(イ)の内部導体400の導体挿入孔410を大きくする方法においては、通電部510に対応する内部導体400の肉厚t1が薄くなり、プラグイン接続部において通電容量が不足するおそれがある。このため、このままの状態でケーブル導体接続端部500に所定の電流を流すと、肉厚t1が薄い部分で発熱し、ひいてはエポキシブッシング200の絶縁特性が低下するおそれがある。また、(ロ)の内部導体400を太くする方法においては、エポキシブッシング200の絶縁厚t2が薄くなるため、界面の電界が不均一になり、ひいてはエポキシブッシング200が絶縁破壊するおそれがある。さらに、(ハ)の内部導体400およびエポキシブッシング200の両者をともに太くする方法においては、ケーブル終端接続部が大型化し、ひいては、電気機器が大型化する。
【0006】
【特許文献1】特開2005−192283号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述の難点を解決するためになされたもので、ブッシングに装着されるケーブル端末の導体サイズが例えば600mm以上の大サイズケーブルであっても、プラグイン接続部において発熱するおそれがなく、ひいてはブッシングの絶縁特性を低下させるおそれのないケーブル終端接続部を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様であるケーブル終端接続部は、先端部中心に内部導体を有し下端部にケーブル端末の受容口を有するブッシングと、ブッシングの受容口にケーブル端末が装着され、内部導体の下端部に設けられた導体挿入孔に通電部を有するケーブル導体接続端部がプラグイン接続されるケーブル終端接続部において、通電部は、ブッシングの頂部よりも上方位置に存在するものである。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様であるケーブル終端接続部において、内部導体は、ブッシングの頂部から突出される大径部と、ブッシングの頭部と対応する位置にブッシングと同心状に埋設される小径部とを備えているものである。
【0010】
本発明の第3の態様は、第2の態様であるケーブル終端接続部おいて、通電部は、内部導体の大径部と対応する位置に配置されているものである。
【0011】
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様であるケーブル終端接続部おいて、ケーブル導体接続端部には、通電部よりも下方側に引留部が設けられているものである。
【0012】
本発明の第5の態様は、第4の態様であるケーブル終端接続部おいて、引留部は、第1の引留手段と、第2の引留手段とを備えており、これらの第1、第2の引留手段は、導体挿入孔の長手方向に沿って離間して配置されているものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明のケーブル終端接続部によれば、通電部が、ブッシングの頂部よりも上方位置に存在することから、通電部に対応する位置での内部導体の外径を太くすることでプラグイン接続部において所望の通電容量を確保することができ、ひいてはブッシングの絶縁特性を低下させるおそれのないケーブル終端接続部を提供することができ、また、ブッシングの頂部から突出する内部導体を大径化することで、ブッシング(エポキシ樹脂等の絶縁体)と機器ケース内のガス絶縁と内部導体とが接する三重接合点(トリプルジャンクション)に電界が回り込まなくなることから、当該トリプルジャンクションにおいて部分放電が発生するおそれがなくなる。さらに、ケーブル導体接続端部として、第1、第2の引留手段を有する引留部を用いた場合においては、大サイズケーブルであってもケーブル導体を確実に把持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明のケーブル終端接続部を適用した好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、ブッシング、内部導体、通電部、引留部およびケーブル導体接続端部の「先端部」とは、それぞれ図中上方向をいい、また、ブッシング、内部導体、通電部、引留部およびケーブル導体接続端部の「後端部」は、先端部と反対側の端部をいい、図中では下方向に相当する。
【0015】
図1は、本発明のケーブル終端接続部を適用した66〜77kV級CVケーブル(単心2000mm)のガス中終端接続部の縦断面図を示している。
【0016】
同図において、本発明におけるガス中終端接続部は、開閉器や変圧器等の電力用機器(不図示)を気密に収容する機器ケ−ス1と、先端部が機器ケ−ス1内に位置し、後端部が機器ケ−ス1の開口部11の周縁部に開口部11を閉塞するように気密に取り付けられるブッシング2と、ブッシング2内に装着されるケーブル端末3と、ケーブル端末3に嵌挿されるストレスコーン4をブッシング2の先端部側に向けて軸方向に押圧する環状の押圧装置5とを備えている。
【0017】
ブッシング2は、先端部に設けられた弾丸状の頭部21と、頭部21の後端部側に電界緩和部22を介して連設された円筒部23と、電界緩和部22と円筒部23間の外周に径方向に突出するように設けられたフランジ部24とを備えており、頭部21内には円筒部23の先端部から頭部21の頂部21aに向かって順次縮径するテーパ状の受容口25が円筒部23と同心状にかつ円筒部23と連通するように設けられている。
【0018】
ここで、ブッシング2はエポキシ樹脂等の絶縁体から成り、後述する内部導体6と共に一体にモールドされている。また、ブッシング2の円筒部23の外径は機器ケース1の開口部11の口径と略同等若しくまたはこれより若干小径とされ、フランジ部24の外径は機器ケース1の開口部11の口径より大径とされている。なお、電界緩和部22の外表面には図中点線で示すように導電塗料が塗布されている。
【0019】
内部導体6は、ブッシング2の頭部21の頂部21aから突出される側面視横長楕円状の大径部61と、大径部61の後端部側に首部62を介して連接されブッシング2の頭部21の先端部にブッシング2と同心状に埋設される小径部63とを備えており、小径部63内には小径部63の下端部から大径部61に跨って円形の導体挿入孔64が設けられている。なお、内部導体6は、銅若しくは銅合金、又はアルミニウム若しくはアルミニウム合金等の通電に適した金属製の棒体で形成されている。
【0020】
ここで、首部62はブッシング2の頂部21aと対応する位置に存在し、当該首部62の外径は小径部63の外径よりも小径とされ、また、大径部61の外径は小径部63の外径よりも大径とされている。
【0021】
導体挿入孔64は、大径部61と対応する位置に設けられ後述するケーブル導体接続端部7の通電部7aを挿入し得る円形の導体挿入孔(以下「第1の導体挿入孔」という)64aと、首部62および小径部63と対応する位置に設けられケーブル導体接続端部7の引留部7bを挿入し得る円形の導体挿入孔(以下「第2の導体挿入孔」という)64bとを備えており、これらの第1、第2の導体挿入孔64a、64bは受容口25と同心状にかつ受容口25と連通するように設けられている。
【0022】
ここで、第2の導体挿入孔64bの口径は第1の導体挿入孔64aの口径よりも若干大径とされ、第2の導体挿入孔64bの内周壁には2個の環状のボール収納溝641、642が長手方向に離間して設けられている。
【0023】
ケーブル端末3は、CVケーブルの端末を段剥処理して露出させたケーブル絶縁体31およびケーブル導体32を備えており、ケーブル絶縁体31の外周には外部半導電層33に跨って紡錘形状のストレスコーン4が装着されている。ここで、ストレスコーン4は、エチレンプロピレンゴム(EPゴム)等のゴム状弾性を有する絶縁部41と半導電部42とから成り、絶縁部41の外周には受容口25の内周壁と対応する先細り状のテーパ部が設けられている。
【0024】
ケーブル導体32の先端部には有底円筒状の内側プラグ71が圧縮接続され、内側プラグ71の外周には有底円筒状の外側プラグ72が内側プラグ71を包囲するように冠着されている。内側プラグ71および外側プラグ72の先端部外周にはそれぞれ後述するテープ状の導体接続子を装着するための環状の凹溝が設けられており、外側プラグ72の後端部側には環状のボール収納溝641、642と対応する位置に穿設孔が離間して設けられ、当該穿設孔には外側プラグ72を第2の導体挿入孔64bの内壁にロックするための金属製のボールb1、b2がそれぞれ径方向に出没自在に装着されている。また、内側プラグ71の後端部側の外周と外側プラグ72の後端部側の外周間には円筒状の押圧金具74が軸方向に可動的に配置され、当該押圧金具74の先端部と外側プラグ72の中間部内周に設けられた段差壁間にはコイル状のスプリングcが配設されている。
【0025】
このような構成のケーブル導体接続端部7においては、内側プラグ71が内側プラグ71の先端部側の外周に配設された第1の導体接続子によって外側プラグ72に電気的に接続され、外側プラグ72が外側プラグ72の先端部側の外周に配設された第2の導体接続子によって内部導体6の大径部61に電気的に接続されることになる。ここで、内側プラグ71および外側プラグ72並びに第1、第2の導体接続子が本発明における通電部7aを構成している。また、後述するように、第1のボール収納溝641に対する第1のボールb1の移動によるケーブル導体接続端部7と内部導体6とのロック機構が本発明における第1の引留手段を構成し、同様に、第2のボール収納溝642に対する第2のボールb2の移動によるケーブル導体接続端部7と内部導体6とのロック機構が本発明における第2の引留手段を構成している。なお、第1、第2の導体で接続子はそれぞれ内側プラグおよび外側プラグに設けられた環状の凹溝に円周方向に沿って装着されることで径方向に伸縮する導電性のテープ(マルチラムバンド)で構成されている。
【0026】
押圧装置5は、ストレスコーン4の半導電部42のテーパ状の外周面に当接されるラッパ状の開口部を有する環状の押し金具本体51と、当該押し金具本体51の外周に配設される環状の外側押し金具52とを備えており、押し金具本体51の下端部側には円周方向に沿ってスプリング挿入孔53が等配され、当該スプリング挿入孔53にはそれぞれコイル状のスプリング54が装着されている。また、外側押し金具52は円筒部材52aと円筒部材52aの後端部側に径方向内方に突設された環状の押し部材52bとを備えている。このような構成の押し金具本体51、外側押し金具52およびスプリング54は予め一体に組み立てられている。
【0027】
なお、図中、符号23aは円筒部23の後端部側に円筒部23と同心状に埋設された円筒状の遮蔽金具、34はケーブル遮蔽層、35はケーブルシース、Aは遮蔽金具の後端部側の外周に螺着された環状のアダプタ、Hは外側押し金具52の下面側に取り付けられた環状の保護金具、R1、R2、R3はOリングをそれぞれ示している。
【0028】
次に、このように構成された本発明におけるガス中終端接続部の組立方法について説明する。
【0029】
先ず、ブッシング2の頭部21を機器ケース1内に位置させると共に、円筒部23を機器ケース1の開口部11を貫通させて機器ケース1の外壁より所定長突出させて配置し、さらに、ブッシング2のフランジ部24を機器ケース1の内壁に当接し第1のボルトB1により気密に取り付ける。
【0030】
次に、ケーブル端末3をブッシング2内に挿入して、内部導体6の導体挿入孔64に通電部7aと引留部7bとを有するケーブル導体接続端部7をプラグイン接続するとともに、予めケーブル端末3側に嵌挿しておいた押し金具本体51をストレスコーン4の半導電部42に当接し、さらに、円筒部材52aに設けられたボルト貫通孔に第2のボルトB2を挿通しその先端部をアダプタAの螺孔に螺着する。そして、第2のボルトB2を回動すれば、第2のボルトの螺進により、押し部材52bがブッシング2側に向けて進入し、ひいては各スプリング54が押圧され各スプリング54に軸方向のバネ力が付与される。これにより、ストレスコーン4の絶縁部41のテーパ状の外周部が受容口25の内壁面に押し付けられ、ひいては、受容口25の内壁面と絶縁部41の外周面間における界面の絶縁性能が確保される。
【0031】
しかして、ストレスコーン4が受容口25の内壁面に押し付けられると、ストレスコーン4の先端部に配設した環状のストッパ73を介して押圧金具74が上方に押し上げられ、これとともに押圧金具74の外周側に長手方向に離間して設けた突出部材75、76の傾斜面に支持されていたボールb1、b2が、それぞれ傾斜面によって突出部材75の頂上部に押し上げられ、その一部がそれぞれボール収納溝641、642内に突出すると共にボールb1、b2の径方向内部への移動が突出部材75によって阻止される。これにより、内部導体6と外側プラグ72がロックされ、また、この外側プラグ72の閉鎖部77が内側プラグ71の閉鎖部と外側プラグ72の閉鎖部77上に配置したCリングなどの止め金具78間に挟圧・固定され、更に、この内側プラグ71がケーブル導体32に固定されていることから、CVケーブルの抜け落ちが防止されることになる。
【0032】
次に、予めケーブル端末3側に嵌挿しておいたアルミニウム合金金物などから成るケーブル保護金具Hを所定位置に戻し、ケーブル保護金具Hの端面に形成されたフランジHaを外側押し金具52の押し部材52bの端面に当設し、両者を第3のボルトB3により締結する。
【0033】
なお、図中、符号SはCVケーブルとケーブル保護金具H間に跨って巻回された防水テープの巻回層、Eは接地線をそれぞれ示している。
【0034】
以上のように、本発明のケーブル終端接続部によれば、通電部7aが、ブッシング2の頂部21aよりも上方位置に存在することから、通電部7aに対応する位置での内部導体6の外径を太くすることで、すなわち大径部61の外径を太くすることで、プラグイン接続部において所望の通電容量を確保することができ、ひいてはブッシング2の絶縁特性を低下させるおそれのないケーブル終端接続部を提供することができる。また、ブッシング2の頂部21aから突出する内部導体2を大径化することで、すなわち、大径部61を側面視横長楕円状に形成することで、ブッシング(エポキシ絶縁樹脂)2と機器ケース1内のガス絶縁と内部導体6とが接する三重接合点(トリプルジャンクション)Pに電界が回り込まなくなることから、当該トリプルジャンクションPにおいて部分放電が発生するおそれがなくなる。さらに、ケーブル導体接続端部7として、第1、第2の引留手段を有する引留部7bを用いた場合においては、ブッシング2に装着されるケーブル端末が大サイズの場合であってもケーブル導体を確実に把持することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
【0036】
第1に、前述の実施例においては、ガス中終端接続部に適用した場合について述べているが、油中終端接続部に適用してもよい。
【0037】
第2に、ブッシング2に装着されるケーブルの導体サイズは2000mmのものに限定されず、2000mmを越えるもの、または2000mm未満のものでもよい。なお、600mm未満の小サイズケーブルを使用した場合においてもブッシング(エポキシ樹脂等の絶縁体)2中で発熱を生じさせないという効果を奏する。
【0038】
第3に、ブッシング2内に装着されるケーブルは66〜77kVの定格電圧に限定されず、66kV未満の定格電圧若しくは77kVを越える定格電圧のものに適用してもよい。
【0039】
第4に、ケーブル導体接続端部7における通電部7aの構造は、テープ状の導体接続子(マルチラムバンド)のタイプに限定されず、コイルスプリング・コンタクトのタイプ、チューリップコンタクトのタイプ、又は楔締め付けタイプ等でもよい。
【0040】
第5に、ケーブル導体接続端部7における引留部7bは第1、第2の引留手段を配置したものに限定されず、何れか一つの引留手段を配置したものでもよい。 第6に、前述の実施例においては、引留部7bがブッシング2内に位置しているが、ブッシング2の頂部21aよりも上部に位置させてもよい。
【0041】
第7に、引留手段としてのロック機構におけるボールb1、b2の形状は、真球状のものに限定されず、例えば直方体の形状でもよい。
【0042】
第8に、前述の実施例においては、通電部7aおよび引留部7bを有するケーブル導体接続端部7について述べているが、本発明の第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様においては引留部7bを設けなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明のケーブル終端接続部の一例を示す縦断面図。
【図2】従来のケーブル終端接続部の一部断面図。
【図3】従来のケーブル終端接続部の一部断面図。
【図4】従来のケーブル終端接続部の一部断面図。
【図5】従来のケーブル終端接続部の一部断面図。
【符号の説明】
【0044】
1・・・機器ケース
11・・・開口部
2・・・ブッシング
22・・・受容口
4・・・ケーブル端末
6・・・内部導体
64・・・導体挿入孔
7・・・ケーブル導体接続端部
7a・・・通電部
7b・・・引留部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部中心に内部導体を有し下端部にケーブル端末の受容口を有するブッシングと、前記ブッシングの受容口にケーブル端末が装着され、前記内部導体の下端部に設けられた導体挿入孔に通電部を有するケーブル導体接続端部がプラグイン接続されるケーブル終端接続部において、
前記通電部は、前記ブッシングの頂部よりも上方位置に存在することを特徴とするケーブル終端接続部。
【請求項2】
前記内部導体は、前記ブッシングの頂部から突出される大径部と、前記ブッシングの頭部と対応する位置に前記ブッシングと同心状に埋設される小径部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のケーブル終端接続部。
【請求項3】
前記通電部は、前記内部導体の大径部と対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項2記載のケーブル終端接続部。
【請求項4】
前記ケーブル導体接続端部には、前記通電部よりも下方側に引留部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のケーブル終端接続部。
【請求項5】
前記引留部は、第1の引留手段と、第2の引留手段とを備えており、これらの第1、第2の引留手段は、前記導体挿入孔の長手方向に沿って離間して配置されていることを特徴とする請求項4記載のケーブル終端接続部。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−220124(P2008−220124A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−57250(P2007−57250)
【出願日】平成19年3月7日(2007.3.7)
【出願人】(306013120)昭和電線ケーブルシステム株式会社 (218)
【Fターム(参考)】