説明

ゲームシステム、ゲームサーバ、携帯端末、ゲーム管理方法およびプログラム

【課題】ディスプレイ共有型のゲームシステムにおいて、共有ディスプレイをゲーム領域として有効に活用することができるようにし、ゲームへの参加人数の制限を無くすこと。
【解決手段】ゲームサーバ10は、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、キャラクタに対する制御命令を入力してキャラクタを操作し、キャラクタが登場するゲーム領域とステータス情報とを出力する。共有ディスプレイ20は、ゲーム領域を入力して表示する。携帯端末40A、40B、40Cは、ゲームサーバ10と無線通信網30を介して接続され、プレイヤの入力に応じて制御命令を出力するとともにステータス情報を入力して自身に備えた表示部に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゲームシステムに関し、特に、ディスプレイ共有型のゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームシステムは年々進歩を続け、さまざまなジャンルやプレースタイルのゲームシステムが提供されている。
【0003】
これらのゲームシステムの中には、1人のプレイヤのみでなく、多数のプレイヤが同時に参加して行われる参加型のゲームもある。
【0004】
このような参加型のゲームの中には、プレイヤの間で、1台のディスプレイを共有して行われるディスプレイ共有型のゲームもある。
【0005】
ディスプレイ共有型のゲームシステムは、従来の対戦型の2人用ゲームを拡張したものであって、ゲームセンタや展示会場に設置された大型の共有ディスプレイを用いることによって、多数のプレイヤが同時に参加することができる点に特徴がある。
【0006】
図8は、従来のディスプレイ共有型のゲームシステムの共有ディスプレイの画面構成である。
【0007】
共有ディスプレイの画面構成は、図8を参照すると、一例として、両端部がステータス領域(ステータスエリア)21とされ、中央部がゲーム領域(ゲームエリア)22とされている。
【0008】
ステータス領域21は、プレイヤによって操作されるキャラクタのステータス情報を表示する領域である。
【0009】
ゲーム領域22は、プレイヤによって操作されるキャラクタが登場する領域である。
【0010】
プレイヤは、自身のキャラクタに対するステータス情報が共有ディスプレイにおいて、画面左端部のステータス領域21に含まれる場合には、共有ディスプレイの左側に立つ(または座る)ことによって、容易にステータス情報を確認することができる。
【0011】
また、ディスプレイ共有型のゲームシステムでは、参加可能なプレイヤの人数が制限されている場合が多い。さらに、プレイヤが存在しない場合であって、ステータス領域21内が空のときでも、ステータス領域21の領域が確保されていることが多い。
【0012】
図8を参照すると、両端に備えたステータス領域21は、さらに、ステータスブロックA1ないしA56に分割され、各ステータスブロックにキャラクタのステータスを表示することができる。図8に示した例においては、左右のステータスブロックそれぞれにおいて、最大28人のステータス情報を表示することができる。
【0013】
なお、特許文献1において、表示部の画像を拡大表示するために、画像を指定された分割数で均等に分割して複数の携帯情報端末に送信する技術が開示されている。
【0014】
また、特許文献2、3において、ゲーム装置のコントローラ側に画面を有する構成が開示されており、特に、特許文献2において、マージャンなどで、手持ちの牌や持ち点などの個人の秘密情報を、コントローラに表示するように構成されたゲーム装置が開示されている。
【0015】
さらに、特許文献4において、通信ネットワーク形式のRPG(Role Playing Game)において、個々のプレイヤが、自身の端末を通じて、様々なキャラクタを操作するとともに、それらのキャラクタに関する個人情報を参照可能とする方法が開示されている。
【0016】
【特許文献1】特開2000−287071号公報
【特許文献2】特開2000−157719号公報
【特許文献3】特開2001−096064号公報
【特許文献4】特開2002−253865号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
【0018】
一般に、ゲームシステムにおいて、プレイヤによって操作されるキャラクタがステータス情報を有する場合には、プレイヤがステータス情報を確認することができるようにする必要がある。
【0019】
1人用のゲームであれば、ステータス情報を参照する際に、ゲームを一時的に中断して、ステータス情報を示す画面に切り替えることもできる。しかし、ディスプレイ共有型ゲームでは、特定のプレイヤがステータス情報を確認する度にゲームを中断して、他のプレイヤを待たせるわけにはいかない。
【0020】
そこで、従来のディスプレイ共有型ゲームにおいては、図8のように、共有ディスプレイの一画面中をゲーム領域とステータス領域とに分割して表示する方法がとられている。
【0021】
しかし、従来のディスプレイ共有型ゲームにおいては、図8を参照すると、参加人数が増えるにつれて、ステータス領域が広がり、ゲーム領域が狭くなるという問題がある。
【0022】
また、ディスプレイ共有型ゲームは、多くのプレイヤが参加できる広い場所で行われることから、リモコン(ワイヤレス)型のコントローラが一般的に使用される。したがって、ディスプレイ共有型ゲームの提供者は、プレイヤの人数に応じて、リモコン型のコントローラを提供しなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0023】
なお、特許文献1に開示された発明は、単に画像を均等に分割して送付するにすぎないため、上記のいずれの問題も解決することができない。
【0024】
また、特許文献2、3に開示された発明はコントローラ側に画面を有する構成であるものの、これらは共有ディスプレイに表示すべき画像ではなく、共有ディスプレイに表示すべきでない情報をコントローラに表示するものであるため、上記のいずれの問題も解決することができない。
【0025】
したがって、ディスプレイ共有型のゲームシステムにおいて、共有ディスプレイをゲーム領域として有効に活用することができるようにし、ゲームへの参加人数の制限を無くすことが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の第1の視点に係るゲームシステムは、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたゲームサーバと、前記ゲーム領域を入力して表示するように構成された共有ディスプレイと、前記ゲームサーバと無線通信網を介して接続され、プレイヤの入力に応じて前記制御命令を出力するとともに前記ステータス情報を入力して自身に備えた表示部に表示するように構成された携帯端末と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
本発明の第2の視点に係るゲームサーバは、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたことを特徴とする。
【0028】
本発明の第3の視点に係る携帯端末は、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたゲームサーバと無線通信網を介して接続され、プレイヤの入力に応じて前記制御命令を出力するとともに前記ステータス情報を入力して自身に備えた表示部に表示するように構成されたことを特徴とする。
【0029】
本発明の第4の視点に係るゲーム管理方法は、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームの管理方法であって、前記キャラクタに対する制御命令に基づいて前記キャラクタを操作する工程と、前記キャラクタが登場するゲーム領域を共有ディスプレイに表示する工程と、前記ステータス情報を前記プレイヤの携帯端末に表示する工程と、を含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の第5の視点に係る管理プログラムは、プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームの管理をコンピュータに実行させるための管理プログラムであって、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作する処理と、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0031】
本発明に係るゲームシステムは、共有ディスプレイに各プレイヤの操作するキャラクタのステータス情報を表示するエリアを確保する必要がないため、画面全体をゲーム領域として利用することができる。
【0032】
また、共有ディスプレイにおいてステータス領域を確保する必要がなくなるため、ゲームの参加人数に対する制限がなくなる。
【0033】
さらに、共有ディスプレイ型のゲームの提供者は、リモコン型のコントローラをプレイヤに提供する必要がなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本発明の実施の形態に係るゲームシステムについて、図面を参照して、詳細に説明する。
【0035】
本発明の実施形態に係るゲームシステムは、図1を参照すると、ゲームサーバ10、共有ディスプレイ20、無線通信網30、携帯端末40A、40B、40Cからなる。
【0036】
ゲームサーバ10は、一般的なゲーム機機能と近距離無線通信機能とを備える。
【0037】
共有ディスプレイ20は、ゲームサーバ10へ接続され、ゲームサーバ10から出力された映像データを表示する。
【0038】
無線通信網30は、数十mのエリアのBluetooth、UWB(Ultra Wide Band)もしくはZigBee、または、数百mのエリアの無線LAN(Wi−Fi)もしくはWiMAXであってもよい。
【0039】
携帯端末40A、40B、40Cは、電話会社の公衆網を使った通信機能に加え、近距離無線通信機能を備える。
【0040】
ゲームサーバ10と携帯端末40A、40B、40Cとは、無線通信網30を介して、データの送受信を行う。
【0041】
本実施形態では、携帯端末40A、40B、40Cに対して、参加型ゲームで使用するコントローラの機能を実装する。
【0042】
その手段として、例えば、BluetoothのHID(Human Interface Devices)のプロファイルを使用することができる。
【0043】
ゲームサーバ10側もHIDのプロファイルに対応させる。
【0044】
携帯端末40A、40B、40Cは、ゲームに参加する前にコントローラとして動作するようにHIDプロファイルを使ってゲームサーバ10へ接続要求を行う。
【0045】
次に、ゲームサーバ10の構成の概要について説明する。
【0046】
図2は、本発明の実施形態に係るゲームサーバ10の構成図である。
【0047】
ゲーム機部11は、ゲーム機本体部分である。
【0048】
ゲーム機部11の詳細な構成については、本発明とは直接関係しないため、省略する。
【0049】
無線部12は、無線LANやBluetoothのチップを搭載し、アンテナ13を介して近距離無線通信機能を実現する。
【0050】
ステータス情報DB14は、プレイヤによって操作されるキャラクタのステータス情報を保持する。ステータス情報DB14は、ゲーム機部11に含まれる構成としてもよい。
【0051】
次に、携帯端末40の構成の概要を説明する。
【0052】
図3は、本発明の実施形態に係る携帯端末40の構成図である。
【0053】
携帯端末40は、アンテナ41A、無線部42A、RAM43、ROM44、制御部45、表示部46、キー入力部47、スピーカ48、マイク49を備える。
【0054】
無線部42Aは、アンテナ41Aを介して無線信号を送受信する。
【0055】
RAM43は、一時的なデータを保持し、ROM44は、携帯端末の各種の設定情報、携帯端末のソフトウェアを格納する。
【0056】
表示部46は、電話番号および各設定情報を表示し、一例として、LCDであってもよい。
【0057】
キー入力部47は、キー入力を受付ける。
【0058】
スピーカ48は音声を出力し、マイク49は音声を入力する。
【0059】
制御部(CPU)45は、マイクロコンピュータを内蔵し、これら各部を制御する。
【0060】
上記の構成は、従来の携帯端末の一般的な構成である。
【0061】
本実施形態に係る携帯端末40は、さらに、アンテナ41Bと無線部42Bとを備える。
【0062】
アンテナ41Bは、近距離無線通信用のアンテナである。
【0063】
無線部42Bは、無線LANやBlueoothのチップを搭載し、アンテナ41Bを介して無線信号を送受信する。
【0064】
携帯端末40は、ゲームのコントローラ機能のアプリケーションを実装し、リモコンとして機能し、近距離無線通信機能に基づいてゲームサーバ10と通信し、表示部46にキャラクタのステータス情報を表示する。
【0065】
図4は、本発明の実施形態に係るゲームシステムにおける共有ディスプレイ20の画面構成である。
【0066】
共有ディスプレイ20の画面には、従来のゲームシステムにおいて表示されていたステータス領域21(図8参照)は表示されず、画面全体がゲーム領域22として使用されている。
【0067】
従来のゲームシステムのステータス領域21(図8参照)において表示されていた、各プレイヤの操作するキャラクタのステータス情報は、各プレイヤがリモコンとして使用する携帯端末40の表示部(例えばLCD)46に表示する。
【0068】
従来のゲームシステムにおいて左右に分割して共有ディスプレイ20に表示されていたステータス領域21(図8参照)は、図5のように、単一のステータス領域21へ統一することができる。この統一されたステータス領域21は、ゲームシステムの提供者の側において確認用にのみ使用されるため、共有ディスプレイ20に表示されることはない。
【0069】
ステータス領域21に含まれる、キャラクタのステータス情報は、各プレイヤの携帯端末40A、40B、40Cへ無線通信網30を介して近距離無線通信によって送信される。
【0070】
したがって、共有ディスプレイ20において、従来例のようにステータス領域21を表示する必要はなく、画面全体を図4のようにゲーム領域22として使用することができる。
【0071】
なお、携帯端末40A、40B、40Cとゲームサーバ10との通信方法として、BluetoothのHIDを利用した場合について説明したが、他にも、UWBやWiFiを利用し、ATコマンドでキーステータス情報を送信する方法によって、本発明の実施形態に係るゲームシステムを実現することもできる。
【0072】
次に、図6および図7のフローチャートに基づいて、ゲームサーバ10と携帯端末40の動作について、詳細に説明する。
【0073】
以下では、参加型のゲームがすでに開始されている場合、すなわち、プレイヤの何人かがすでにゲームを行っているときに、新たに、この参加型ゲームのアプリケーションを携帯端末40に保持している人が、ゲームに参加する状況について説明する。
【0074】
図6は、本発明の実施形態に係るゲームシステムにおけるゲームサーバの動作のフローチャートである。
【0075】
ゲームサーバ10は、プレイヤがゲームに参加するための接続要求を監視する(ステップS11)。
【0076】
接続要求を受けた場合には、接続処理を行い(ステップS12)、参加の許可通知を携帯端末40へ送信する。
【0077】
次に、その参加希望者からのゲーム開始のためのエントリ要求を待ち受ける(ステップS13)。
【0078】
エントリ要求を受信した場合、現在進行しているゲームへ参加できるようにエントリ受付処理を行う(ステップS14)。
【0079】
次に、ゲーム参加処理を行って(ステップS15)、そのプレイヤ用のユーザーデータを作成する。
【0080】
準備が完了した段階で、共有ディスプレイ20に、そのプレイヤを示すキャラクタが表示される(ステップS16)。
【0081】
その後、そのキャラクタのステータス情報を近距離無線通信によって携帯端末40へ送信する(ステップS17)。
【0082】
次に、携帯端末40の動作について図面を参照して詳細に説明する。
【0083】
図7は、本発明の実施形態に係るゲームシステムにおける携帯端末の動作のフローチャートである。
【0084】
参加を希望するプレイヤは、ゲームに参加するため、携帯端末40にインストールされたゲームアプリケーションを起動する(ステップS21)。
【0085】
立ち上げ完了後、BluetoothのHIDプロファイルを用いて、接続要求を送信する(ステップS22)。ゲームサーバ10において接続が許可され、携帯端末40は、その旨を示すメッセージを受信する。
【0086】
次に、ゲームに参加するため、ゲーム開始要求をゲームサーバ10へ送信する(ステップS23)。
【0087】
ゲームサーバ10からそのプレイヤによって操作されるキャラクタのステータス情報を受信した後、表示部46のLCDへそのステータス情報を表示する(ステップS24)。
【0088】
これによって、携帯端末40は、リモコンとして使用可能となるとともに、共有ディスプレイ20に表示されたキャラクタを操作することができる状態となる。
【0089】
新たなプレイヤがゲームに参加した後は、そのプレイヤによって操作されるキャラクタのステータス情報が変化する度にゲームサーバ10から、携帯端末40へ更新データが送信されるようにすることが好ましい。
【0090】
これによって、携帯端末40の表示部46の画面が随時更新されることになり、プレイヤはそれを確認することができるからである。
【0091】
本発明に係るディスプレイ共有型ゲームシステムは、キャラクタのステータス情報をリモコンとして使用する携帯端末40の表示部46に表示することによって、共有ディスプレイ20の画面全体をゲーム領域22として利用することができる。
【0092】
さらに、他の実施の形態として、次のような形態も考えられる。
【0093】
プレイヤが、ゲームに参加している間は、携帯端末40の表示部46には、プレイヤによって操作されるキャラクタのステータス情報が表示されている。
【0094】
しかし、ステータス情報は、常に表示しておく必要はなく、例えば、ゲームとゲームの間のタイミングやゲーム終了後においては、ステータス情報を表示する必要がない。
【0095】
ステータス情報を表示する必要がない場合には、ゲームシステムの提供者の協賛会社の広告を携帯端末40の表示部46に表示してもよい。
【0096】
協賛会社はあらかじめ表示したい広告をゲームシステム提供者へデータとして渡しておく。
【0097】
ゲームシステム提供者は、ゲームサーバ10に、その広告データを保存しておき、ステータス情報を表示しなくてもよいタイミングにおいて、かかる広告データを携帯端末40へ送信することで、携帯端末40の表示部46に広告を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の実施形態に係るゲームシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおけるゲームサーバの構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおける携帯端末の構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおける共有ディスプレイの画面構成である。
【図5】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおけるステータス領域の画面である。
【図6】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおけるゲームサーバの動作のフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係るゲームシステムにおける携帯端末の動作のフローチャートである。
【図8】従来のゲームシステムにおける共有ディスプレイの画面構成である。
【符号の説明】
【0099】
10 ゲームサーバ
11 ゲーム機部
12、42A、42B 無線部
13、41A、41B アンテナ
14 ステータス情報DB
20 共有ディスプレイ
21 ステータス領域
22 ゲーム領域
30 無線通信網
40、40A、40B、40C 携帯端末
43 RAM
44 ROM
45 制御部
46 表示部
47 キー入力部
48 スピーカ
49 マイク
A1、…、A56 ステータスブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたゲームサーバと、
前記ゲーム領域を入力して表示するように構成された共有ディスプレイと、
前記ゲームサーバと無線通信網を介して接続され、プレイヤの入力に応じて前記制御命令を出力するとともに前記ステータス情報を入力して自身に備えた表示部に表示するように構成された携帯端末と、を備えたことを特徴とするゲームシステム。
【請求項2】
プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたことを特徴とするゲームサーバ。
【請求項3】
プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームを提供し、前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作し、かつ、前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力するように構成されたゲームサーバと無線通信網を介して接続され、プレイヤの入力に応じて前記制御命令を出力するとともに前記ステータス情報を入力して自身に備えた表示部に表示するように構成されたことを特徴とする携帯端末。
【請求項4】
プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームの管理方法であって、
前記キャラクタに対する制御命令に基づいて前記キャラクタを操作する工程と、
前記キャラクタが登場するゲーム領域を共有ディスプレイに表示する工程と、
前記ステータス情報を前記プレイヤの携帯端末に表示する工程と、を含むことを特徴とするゲーム管理方法。
【請求項5】
プレイヤが操作するキャラクタの夫々にステータス情報が付与されるとともに複数のプレイヤが同時に参加することができるゲームの管理をコンピュータに実行させるための管理プログラムであって、
前記キャラクタに対する制御命令を入力して前記キャラクタを操作する処理と、
前記キャラクタが登場するゲーム領域と前記ステータス情報とを出力する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするゲーム管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−163(P2009−163A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−161473(P2007−161473)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】