説明

ゲーム・エンターテインメントのモニタリングおよび制御

個人ベースで責任のあるゲーム活動を促進し強化する有効な方法が開示される。ゲーム端末の広域ネットワークが利用され、ゲーム端末は中央でモニタリングされることも制御されることも必要としない。適切なプレーヤが、年齢証明および識別を使用してゲーム・オーソリティに登録し、その結果、プレーヤがゲーム・マシンを使用可能にするために使用しなければならない一意のパーソナル・デバイスが発行される。ゲーム端末は、ゲーム・プレイをモニタリングし制御するのに適切なハードウェアおよびソフトウェアを含むフィットメントを備える。フィットメントは、一意のパーソナル・デバイス用の識別検証器および受信器を含む。フィットメントは、当業者によって製造された様々なゲーム・デバイスに適合するように適応可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム機器、より正確には、プレーヤのゲーム機器の使用のモニタリングおよび制御に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、参照により本明細書に組み込まれている、2005年3月28日に出願した、「MONITORING AND CONTROLLING OF GAMING EQUIPMENT」という名称の米国仮出願第60/665,662号の優先権を主張するものである。
【0003】
一般ゲームの広範囲に及ぶ成長は、あるプレーヤが財政的に責任のあるやり方で参加することができないため、あるコミュニティでは政治的および社会的反発を引き起こしてきた。あるプレーヤが自分自身のゲーム参加を規制することができないことは、増大する深刻な問題に対する有効な解決策を工夫するようにゲーム規制者に前例のない圧力をかけてきた。この問題は、ビデオくじ端末(「VLT」)の広範囲に及ぶ配置の場合、特に配置が特定のゲーム場所に制限されているのではなく、VLTが、一般のアクセスが非常に多い地方企業に配置されている場合、特に厳しい。さらに、政府が米国内のVLTおよびスロット行為からの収益の税率を取り決めるとき、無責任なゲーム・プレイから米国民を保護するために社会的に意識的な姿勢を取るように圧力が増大するであろう。
【特許文献1】米国仮出願第60/665,662号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、個人ベースで責任のあるゲーム活動を促進し強化する有効な手段を提供する。本発明の一実施形態は、VLTの広域ネットワークを利用し、VLTが中央でモニタリングまたは制御されることを必要としない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態では、資格のあるプレーヤがゲーム・オーソリティに登録する。年齢証明および識別を使用した登録をすると、その結果、VLTゲーム・マシンを使用可能にするためにプレーヤが使用しなければならない一意のパーソナル・デバイスが発行される。VLTは、ゲーム・プレイをモニタリングし制御するのに適切なハードウェアおよびソフトウェアを含むフィットメントを備える。フィットメントは、一意のパーソナル・デバイス用の識別検証器および受信器を含む。フィットメントは、International Gaming Technology(「IGT」)など、当業者によって製造される様々なVLTデバイスに適合するように適応可能である。
【0006】
一実施形態では、パーソナル・デバイスは、プレイが望まれる場合、VLTのフィットメントに挿入される、または取り付けられる。パーソナル・デバイスは、VLTに関連して、そのプレーヤの使用限度またはロス・リミットおよび許容時間内にそのリミットのどれだけに達したかを設定するのに十分な情報およびデータを含む。プレーヤがプレイすると決めた場合、パーソナル・デバイスがVLTに挿入される、または取り付けられる。たとえばパーソナル・デバイスに記憶されているデータ・スタンプおよびタイム・スタンプに基づいて、VLTがそのプレーヤの残りのロス・リミットを判定する。デバイス内に残高がある場合、プレーヤはプレイを続けることを許される。マシンのプレイごとに、ロス・リミットが勝ちと負けの差引計算に基づいて調整される。ロス・リミットに達した場合、VLTは、予め決められた時間間隔が経過するまで、そのプレーヤのパーソナル・デバイスでは動作しなくなる。
【0007】
本発明の一実施形態では、フィットメントが、VLTの機能を阻止することができるVLTのいくつかの使用不可にする機能にインターフェースされる。これは、通常VLTの動作を停止するいくつかのマシン障害のいずれか1つをシミュレートすることにより行われる。
【0008】
本発明は、添付の図面に関連して行われる例示的実施形態の以下の詳細な説明からより十分に理解されるであろう。
本発明の詳細な実施形態が本明細書で開示されるが、開示される実施形態は、様々な形態で実施されることができる本発明を単に例示するだけのものであることが理解されるべきである。したがって、本明細書で開示される特定の機能の詳細は、限定的であると解釈されるのではなく、単に特許請求の範囲のベースとしてのみ、かつ、事実上いかなる適切に詳述された実施形態においても本発明を様々に利用することを当業者に教示するための代表的なベースとしてのみ解釈されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ここで図1を参照すると、本発明の一実施形態によるゲーム・システム100が示されている。ビデオくじ端末(「VLT」)102は端末中央処理装置(「CPU」)104を含む。CPU104は、通貨バリデータ106、レシート・プリンタ108、コイン・メカニズム110およびアカウンティング・メータ112に有線接続されている。VLTコントローラ114は、マシンの動作を駆動するためにVLT102のCPUに結合されている。本発明の諸実施形態は、VLTの他に、マルチゲーム・アーケード端末またはビデオ・ポーカー端末など、従来のスロット・マシンおよび電子ペイ−パー−プレイ・ゲーム・デバイスを含むがそれらに限定されない他のゲーム・マシンに組み込まれてもよい。
【0010】
フィットメント116は、VLT102に取り付けられる。多くの市販のVLT102は、フィットメント116の容易な取り付けを可能にするために、内部に十分なスペースを含むかまたは外部でVLTハウジングにアクセス可能なスペースを含む。本実施形態のフィットメント116は、ディスプレイ118およびカード・リーダ120を含む。フィットメントはまた、誤使用に対する追加の保険としてバイオメトリック・リーダ122を含んでもよい。たとえば、実用的なバイオメトリック技術は、簡単な親指または指紋リーダを含む。このリーダは、デバイスがプレーヤに発行された場合、そのプレーヤだけがそのデバイスを使用してVLT102を動作させることができるように構成される。網膜または目のスキャン、あるいは顔認識を含むがそれらに限定されない無数の他のバイオメトリック・セキュリティ特徴が実施されてもよい。代替として、個人識別番号(「PIN」)がユーザの識別を認証するために使用されてもよい。
【0011】
VLT102と対話したいプレーヤは、パーソナル・カード・デバイスをカード・リーダ120に挿入する。次いで、ディスプレイ118がユーザを促して識別情報をバイオメトリック・リーダ122に提供させる。バイオメトリック・リーダ122に供給されたデータが、パーソナル・カード・デバイスに記憶されているバイオメトリック・データに一致する場合、ディスプレイ118がプレーヤに識別確認メッセージを確認する。指紋リーダ、目のスキャナ、顔/特徴認識デバイスなどを含むがそれらに限定されない様々な種類のバイオメトリック・リーダのどの1つが実施されてもよい。
【0012】
プレーヤの識別が確認された場合、CPU104が、プレーヤがVLT102で賭けても使用してもよい残高をプレーヤの口座が有するかどうか判定するためにパーソナル・カード・デバイスをポーリングする。以下で説明されるように、パーソナル・カード・デバイスは、所与の時間の間のリミット・ロス額およびその時間の間にロス・リミットのどれだけに達したかを詳述する情報を含む。ロス・リミットに達した場合、CPUはVLTにストップ・コマンドを出し、ゲームはプレイされることができなくなる。ロス・リミットにまだ達していない場合、CPUは、プレーヤがVLT102を離れることを選ぶか、またはロス・リミットに達するまで、プレーヤがゲームを進めることができるようにする。
【0013】
本発明の一実施形態は、スロット・アカウンティング・システム(「SAS」)またはスロット・データ・システム(「SDS」)などの確立されたプロトコルを使用してローカル・コントローラ114とCPU104との間で通信するデジタル・インターフェースを含む。代替として、他の実施形態は、フィットメント116デバイスがローカル・コントローラ114と直接通信することができるようにする別のプロトコルを利用してもよい。
【0014】
本実施形態では、ロス・リミットに達した場合、VLT102の動作を停止するためにいくつかの阻止機能が実施されることができる。たとえば、ハウジングのサービス・ドアが開いているかまたはアンロックされている場合、典型的なVLT102は動作しない。本発明の一実施形態によれば、ロス・リミットに達した場合、CPU104がオープン・ドア障害を知らせる疑似信号123、124をマシン・コントローラ114に送信し、VLT102が動作しなくなる。他の可能な阻止機能は、通貨バリデータ106における障害、コイン出力ドアが開いていること、コイン出力バンクが空であること、またはコイン収集バンク110がいっぱいであることを含むが、それらに限定されない。これらのイベントのいずれか1つの発生は、VLTの動作を停止することになる。CPU104は、障害が生じて障害が回復されるまで動作が再開しないことをマシンに知らせる。マシンの機能を阻止するこの方法は、フィットメント116のより邪魔にならない取り付けおよびVLT102の再ツーリングを可能にする。
【0015】
本発明の一実施形態では、偽造通貨使用を防止する方法がシステムに組み込まれる。偽造通貨使用は、パーソナル・カード・デバイスとVLTとの間で強力な暗号化システムを実施することによりかなり防止されることができ、この暗号化システムは各デバイスに一意の鍵を使用する。地域外のゲストには、短期間の利用のための優待カード方式が利用されてもよい。そのような方策は、観光客および短期間のゲストが登録デバイスを取得するわずらわしさを防ぐ。その場合、ゲスト・カードの発行は、コンプライアンスを保証し、悪用および詐欺を最小限に抑える。
【0016】
次に、図2を参照すると、パーソナル・デバイス200の実施形態が示されている。本発明の一実施形態では、パーソナル・デバイスは、個人識別情報および個人ゲーム情報を含むパーソナル・カード・デバイスである。メモリ・チップ230が本発明のパーソナル・カード・デバイス200に埋め込まれている。デバイス内のメモリは、不揮発性であり、長時間マシンから取り外されていてもデータを保持する。パーソナル・カード・デバイス200はまた、一意の口座番号231を含むこともできる。パーソナル・カード・デバイス200は、VLTにも、ゲーム・オーソリティ以外の誰にも、プレーヤの実際の識別を識別しない。このデバイスは記憶された財政的価値を有しない。このデバイスは失くされても、他のいかなる個人によっても使用されることができない。自分のパーソナル・カード・デバイス200を失くしたプレーヤは、ゲーム・オーソリティに戻って別のデバイスを購入する必要がある。非常に長い時間の間使用されなかったパーソナル・カード・デバイス200は、再アクティベートされるためにオーソリティによって再登録される必要がある場合もある。
【0017】
パーソナル・カード・デバイス200それ自体は、いくつのフォーマットで製造されてもよい。例には、スマート・カード、無線周波数信号送信ワンドまたはフォッブ、バー・コード付きカード、およびユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)・メモリ・スティックまたは周辺デバイスがあるが、それらに限定されない。デバイスのコストがその取り付けの妨害にならないようにコストを低くしておくために、既存の技術が利用されてもよい。
【0018】
次に、図3を参照すると、本発明の一実施形態によるゲーム登録構造の組織図300が示されている。前述のように、VLTまたは他のゲーム・マシンによってゲームに参加したいプレーヤは、ゲーム・オーソリティまたは他の規制機関に登録することができる。ゲーム・オーソリティは、いくつかの地域登録局352と通信している集中型データベース350に登録データを組織する。地域登録局352で、プレーヤが運転免許証やパスポートなどの有効な写真識別を提示し、プレーヤがすでにパーソナル・デバイスを発行されていないことを確認するためにプレーヤの名前が集中型データベースと照合される。地域登録局352の職員がIDスキャナ−キャプチャ・デバイス354を使用して有効な写真識別の情報を読み取る。すべての情報が検証され、プレーヤがゲーム・デバイスをすでに発行されていない場合、職員はカード発行機356からパーソナル・デバイスを発行することができる。カード発行機からのパーソナル・デバイスは、ゲーム・ロス・リミット情報のみならず、一実施形態におけるバイオメトリック識別子を含む識別情報を含む。ゲーム・オーソリティは、プレーヤのいくつかの特徴に応じてケース−バイ−ケース・ベースでロス・リミットを設定する柔軟さを有する。これらの特徴は、年収、信用格付、債務不履行、他の規制機関への登録、犯罪歴などを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0019】
たとえば、ロス・リミット・パラメータは、任意のプレーヤが任意の24時間の間にネット50ドル、または任意の1週間の間にネット200ドル負けることができるように設定されることができる。このリミットは、プレーヤが500ドル勝った場合、1日に550ドルまで負けることを許され、結果としてプレーヤにとって差引50ドルの負けになるような勝ちの差引額である。プレーヤが、ゲーム・オーソリティによって設定され、パーソナル・デバイスに記憶されたロス・リミットに達した後は、前述のように、VLTまたは他のゲーム・デバイスは使用不可にされる。
【0020】
本発明の一実施形態は、ゲーム場所358が登録ネットワークから完全に独立していることができるようにする。ゲーム場所358〜362は、その構内にゲーム・デバイス302を含むが、集中型データベース350または地域登録局352との通信は許可されていない。あるゲーム場所362では、ゲーム・デバイスは、ゲーム・デバイス302の動作を駆動するローカル・コントローラ314にローカルに連結されている。あるゲーム場所362はまた、ネットワークを介してゲーム・モニタおよび中央システム364にも連結されている。これらの環境では、プレーヤの使用はゲーム・オーソリティおよび政府に匿名のままである。プレーヤのプレイ癖、統計、または他のゲーム情報は、登録ネットワークに戻されない。これはゲーム・アクティビティを匿名にしておきたいプレーヤ間のプライバシのレベルを保証する。さらに、代替デバイスの制限、増加する負けごとの代替料、または代替デバイスが提供されるまでの待ち時間などの詐欺防止手順が設定されることができる。
【0021】
図4A〜4Bを参照すると、くじ端末がゲーム端末として利用される本発明による2つの実施形態400、401が示されている。図4Aはプレーヤが職員または小売商からくじチケットを購入しなければならないマニュアル・インターフェース400を示す。プレーヤが登録センタ452を訪れ、ゲーム・オーソリティがプレーヤにパーソナル・デバイス・カードを発行した後で、彼または彼女はくじに参加することができる。プレーヤは職員にゲーム・オーソリティによって彼または彼女に発行されたパーソナル・デバイス・カードを手渡す。検証機器を含むフィットメントが職員のカウンタの後ろまたは上に配置されている。職員がデバイス・カードをカード・リーダ420に挿入し、プレーヤに指紋などのバイオメトリック識別子をバイオメトリック・リーダ422に入力するように頼む。くじに参加するプレーヤの能力を承認すると、職員がプレーヤにくじチケットを発行する。チケットは、チケットの購入をトラッキングするデータ・センタ450に結合されている標準的くじ端末402から印刷される。
【0022】
代替として、図4Bに示されているように、職員のいない自動化された解決策401が実施されてもよい。この実施形態では、フィットメント416は、ネットワーク470を介してくじ端末と直接通信する。プレーヤがパーソナル・デバイスをカード・リーダ420に挿入し、ディスプレイ418がプレーヤに指紋などのバイオメトリック識別子をバイオメトリック・リーダ422に入力するように頼む。くじに参加するプレーヤの能力を承認すると、くじ端末402がプレーヤにくじチケットを発行する。くじ端末402はチケットの購入をトラッキングするデータ・センタ450に結合されている。
【0023】
前述の諸実施形態は、くじのためのいくつかの実施形態の実施を詳しく示しているが、たとえば、キノ、ペイ−パー−プレイ・ゲーム、ビデオ・ポーカー、スロット・マシンなど、任意の規制されたゲーム端末が本発明の範囲から逸脱することなく実施されることができることを当業者は理解すべきである。
【0024】
図5を参照すると、ゲームをモニタリングし、制御する方法500が示されている。プレーヤが適切なゲーム・オーソリティから自分のパーソナル・デバイスを取得した後は、プレーヤはプレイ用にVLTが利用可能な場所を訪れる。プレーヤが自分のパーソナル・デバイスをVLTに挿入する505。一実施形態では、バイオメトリック識別子だけでなくパーソナル・デバイスに記憶されているデータを使用してプレーヤの識別が検証される510。プレーヤの識別が検証されなかった場合、プレーヤは続けることができず、VLTは動作せず、プレーヤは退出しなければならない535。プレーヤの識別が検証された場合、VLTがパーソナル・デバイスに記憶されているロス・リミット・データを読み込む515。次いで、VLTが、プレーヤのロス・リミットに達したかどうか決定する520。ロス−リミットに達した場合、VLTの動作が阻止され525、プレーヤはプレイすることを許されなくなる(退出535)。まだリミットに達していない場合、VLTはプレイを許す530。VLTはプレーヤの成績を絶えずモニタリングし、それらをロス−リミットと比較する。ロス−リミットに達した後は、VLTの動作が停止し525、プレーヤはそれ以上のプレイを許されなくなる(退出535)。
【0025】
本実施形態は、ゲーム機器をモニタリングし、制御する実施形態を示すが、そのような発明は、本発明の範囲から逸脱することなく、政府がかなりの関心を持つ品物およびサービス、たとえばタバコ、アルコール飲料などの購入に関連して使用されることができることを当業者は理解すべきである。
【0026】
さらに、前述の諸実施形態は、登録局および中央データベースから独立しているゲーム場所を示すが、すべてのVLTまたは他のゲーム・デバイスが中央データベースにネットワーク接続される集中型システムが、本発明の範囲から逸脱することなく、実施されることができることを当業者は理解すべきである。そのような実施形態は、中央意思決定方針を実施し、パーソナル・デバイスに記憶されるべき情報をそれほど必要としない。そのような実施形態におけるゲーム情報は中央で記憶され、デバイス・カードまたはローカルVLTコントローラには記憶されない。
【0027】
前述の諸実施形態は、1日につき50ドルまたは1週間につき200ドルの負けの限度額について詳述しているが、いかなる定量化可能な金額または時間でも、本発明の範囲から逸脱することなく、いかなる組み合わせででも、実施されることができることを当業者は理解すべきである。
【0028】
本発明は、例示的実施形態に関して説明されてきたが、本発明の主旨と範囲から逸脱することなく、様々な他の変更、省略、および/または追加が行われることができ、実質的同等物が本発明の要素に置き換えられることができることが当業者によって理解されるであろう。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本発明の教示に適応させるように多くの変更が行われてもよい。したがって、本発明は、本発明を実施するために開示された特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲に入るすべての実施形態を含むものとする。さらに、明記されていない限り、第1、第2などの語のいかなる使用も、順序または重要さを示すのではなく、第1、第2などの語は、要素を互いに区別するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態によるゲーム・システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による、パーソナル・デバイス・カードの図である。
【図3】本発明の一実施形態による、登録およびゲーム構造の組織図である。
【図4A】本発明の一実施形態による、くじシステムを利用したゲーム・システムの図である。
【図4B】本発明の一実施形態による、くじシステムを利用したゲーム・システムの図である。
【図5】本発明の一実施形態による、ゲームをモニタリングおよび制御する方法の流れ図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機器をモニタリングし制御する方法であって、
一意のパーソナル・デバイスを提供する工程と、
ゲーム端末で前記一意のパーソナル・デバイスを使用してプレーヤの識別を検証する工程と、
前記一意のパーソナル・デバイスから受信された情報に応じて前記ゲーム端末を動作させるかまたは前記ゲーム端末を動作させない工程と
を含む方法。
【請求項2】
前記プレーヤに対して、所与の時間内にプレイされるべき最大金額を許可するロス−リミットを設定する工程であって、前記一意のパーソナル・デバイスから受信された前記情報が前記ロス−リミットを含む工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プレーヤの識別を検証する工程が前記プレーヤからのバイオメトリック・データを検証する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記バイオメトリック・データが指紋である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記バイオメトリック・データが目のスキャンである、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記バイオメトリック・データが顔認識である、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記プレーヤの識別を検証する前記工程が個人識別番号を検証する工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記一意のパーソナル・デバイスがスマートカードである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記一意のパーソナル・デバイスが、磁気ストライプをもつカード、ポータブル・メモリ・スティック、または無線周波数デバイスのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
識別データを含む一意のパーソナル・デバイスと、
ゲーム端末および前記一意のパーソナル・デバイスにインターフェースするように構成されたデバイス・リーダと、
前記デバイス・リーダからのデータおよび前記一意のパーソナル・デバイスに記憶されているデータを読み取り、前記デバイス・リーダおよび一意のパーソナル・デバイスから受信されたデータによって前記ゲーム端末の使用を承認する、前記デバイス・リーダに動作可能に接続されたプロセッサと
を含むゲーム・モニタおよび制御デバイス。
【請求項11】
前記一意のパーソナル・デバイスから受信された前記データが、所与の時間内にプレイされるべき最大金額を許可するロス−リミットを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記プレーヤからのバイオメトリック・データを検証するバイオメトリック・リーダをさらに含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項13】
前記バイオメトリック・データが、指紋、目のスキャン、または顔認識のうちの1つである、請求項12に記載のデバイス。
【請求項14】
データを識別する前記工程が個人識別番号を含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項15】
前記ゲーム端末が、ビデオゲーム端末、スロット・マシン、ビデオ・ポーカー、くじ端末、キノ端末、またはペイ−パー−プレイ・ゲームのうちの1つである、請求項10に記載のデバイス。
【請求項16】
前記一意のパーソナル・デバイスが、磁気ストライプをもつカード、スマートカード、ポータブル・メモリ・スティック、または無線周波数デバイスのうちの1つである、請求項10に記載のデバイス。
【請求項17】
規制された品物およびサービスの使用をモニタリングし制御する方法であって、
一意のパーソナル・デバイスを提供する工程と、
品物およびサービスの端末で前記一意のパーソナル・デバイスを使用して購入者の識別を検証する工程と、
前記一意のパーソナル・デバイスから受信された情報に応じて前記品物およびサービスの端末を動作させるかまたは前記品物およびサービスの端末を動作させない工程と
を含む方法。
【請求項18】
所与の時間内に前記品物およびサービスに使われるべき最高金額を許可する前記購入者に対するリミットを設定する工程であって、前記一意のパーソナル・デバイスから受信された前記情報が前記リミットを含む工程をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記品物およびサービスの端末が、ゲーム端末、ビデオ・ポーカー端末、くじ端末、キノ端末、ペイ−パー−プレイ端末、タバコ販売機、アルコール飲料販売機のうちの1つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記購入者の識別を検証する前記工程が、個人識別番号、指紋スキャン、目のスキャン、顔認識スキャンのうちの1つを含む、請求項17に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2008−534153(P2008−534153A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−504349(P2008−504349)
【出願日】平成18年3月28日(2006.3.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/011620
【国際公開番号】WO2006/105282
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(507323961)ライト−ソリューションズ, インク. (3)
【Fターム(参考)】