説明

コネクタ

【課題】コネクタの嵌合力を低下させることなく、嵌合解除の作業性が良いコネクタを提供する。
【解決手段】メス端子10を収容するオスコネクタハウジング3と、オス端子30を収容し、コネクタ嵌合室25を有するメスコネクタハウジング21と、オスコネクタハウジング3に係止突部5を有し、メスコネクタハウジング21係止穴28を有し、コネクタ嵌合位置で係止突部5と係止穴28が係止されるコネクタロック手段6とを備えたコネクタ1であって、コネクタ嵌合室25は、オスコネクタハウジング3がコネクタ嵌合位置より深い位置まで挿入できるよう形成され、オスコネクタハウジング3をコネクタ嵌合位置から深い位置に挿入する過程で、係止突部5と係止穴28の双方に係止解除側に変移させるテーパ面5a,28aを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、双方のコネクタハウジング間をロックするハウジングロック手段を備えたコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来のコネクタとしては、特許文献1に開示されたものがある。このコネクタ100は、図13及び図14に示すように、オスコネクタハウジング101とメスコネクタハウジング120を備えている。オスコネクタハウジング101には、複数の端子収容室102が設けられている。各端子収容室102には、メス端子110が収容されている。オスコネクタハウジング101の撓みアーム部(図示せず)には、係止突部103が突設されている。
【0003】
メスコネクタハウジング120は、フード部121を有する。このフード部121には、コネクタ嵌合室122が形成されている。メスコネクタハウジング120には、ジョイント用のオス端子130が収容されている。オス端子130の複数のタブ部130aは、コネクタ嵌合室122内に配置されている。又、メスコネクタハウジング120のフード部121には、係止穴123が設けられている。
【0004】
次に、コネクタ100の嵌合動作を説明する。図13に示すように、オスコネクタハウジング101をメスコネクタハウジング120のコネクタ嵌合室122に挿入する。すると、オスコネクタハウジング101の係止突部103がコネクタ嵌合室122の開口周壁に突き当たり、この状態より更にオスコネクタハウジング101を挿入すると、オスコネクタハウジング101の撓みアーム部(図示せず)がコネクタ嵌合室122内に入り込む方向に撓み変形して係止突部103のコネクタ嵌合室122への挿入が許容される。図14に示すように、オスコネクタハウジング101をコネクタ嵌合室122のコネクタ嵌合位置まで挿入すると、各メス端子110とオス端子130のタブ部130aが適正な接触状態となり、且つ、係止突部103と係止穴123の一致が位置する。これにより、撓みアーム部(図示せず)が撓み復帰変形し、係止突部103が係止穴123に入り込む。これで、コネクタ100が嵌合状態となる。
【0005】
コネクタ100の嵌合解除は、オスコネクタハウジング101の撓みアーム部(図示せず)の上面とメスコネクタハウジング120のフード部121の内面との間に例えば解除用治具(図示せず)を無理矢理に挿入して撓みアーム部(図示せず)を撓み変形させ、係止穴123と係止突部103間を係止解除状態とする。この状態を保持してオスコネクタハウジング101とメスコネクタハウジング120間を離間させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−243502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記従来例では、上記したようにコネクタ100の嵌合解除に際して、隙間のないオスコネクタハウジング101とメスコネクタハウジング120の間に解除用治具(図示せず)を無理矢理に挿入しなければならない。従って、コネクタ100の嵌合解除の作業性が悪いという問題があった。
【0008】
ここで、係止突部103等に解除用治具(図示せず)を挿入するための切欠部を設けることが考えられるが、係止突部103の係止代が減少したり、係止力の強度が低下したりするため、コネクタ100の嵌合力が低下する。
【0009】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、コネクタの嵌合力を低下させることなく、嵌合解除の作業性が良いコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、第1端子を収容する第1コネクタハウジングと、第2端子を収容し、前記第1コネクタハウジングが嵌合されるコネクタ嵌合室を有する第2コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングのいずれか一方に係止部を、他方に前記係止部に撓み変形によって係止可能な被係止部を有し、コネクタ嵌合位置で前記係止部と前記被係止部が係止されるコネクタロック手段とを備えたコネクタであって、前記コネクタ嵌合室は、前記第1コネクタハウジングがコネクタ嵌合位置より深い位置まで挿入できるよう形成され、前記第1コネクタハウジングをコネクタ嵌合位置から深い位置に挿入する過程で、前記係止部と前記被係止部の少なくともいずれか一方を係止解除側に変移させるロック解除補助部を備えたことを特徴とする。
【0011】
前記係止部は、係止突部であり、前記被係止部は、撓みアーム部に設けられた係止穴であるものを含む。
【0012】
前記ロック解除補助部は、前記係止突部と前記係止穴の少なくともいずれか一方に設けられたテーパ面であることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、嵌合したコネクタにあって、第1コネクタハウジングをコネクタ嵌合室の嵌合位置より更に深い位置に挿入すると、ロック解除補助部によって係止部と被係止部の少なくともいずれか一方が係止解除側に強制変移され、この変移によってできる双方のコネクタハウジング間の隙間に出来るため、解除用治具を双方のコネクタハウジング間に容易に挿入できる。そして、ロック解除補助部は、第1コネクタハウジングとメスコネクタハウジング間の嵌合方向の変移によって係止部と被係止部の少なくとも一方を係止解除側に強制変移させる構造であれば良いため、係止部と被係止部の係止代や係止力の強度を低下させないで設けることができる。以上より、コネクタの嵌合力を低下させることなく、コネクタの嵌合解除の作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態を示し、オスコネクタ部の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、(a)はオスコネクタ部の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、メス端子の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、メスコネクタ部の斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、(a)はメスコネクタ部の正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、オス端子の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、解除用治具の斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、嵌合したコネクタの斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、(a)は嵌合したコネクタの正面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示し、(a)は嵌合位置から更に奥に挿入した状態のコネクタの正面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図11】本発明の一実施形態を示し、オスコネクタハウジングとメスコネクタハウジングの撓みアーム部間に解除用治具を挿入した状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態を示し、(a)はオスコネクタハウジングとメスコネクタハウジングの撓みアーム部間に解除用治具を挿入した状態を示す正面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。
【図13】従来例を示し、嵌合途中のコネクタの断面図である。
【図14】従来例を示し、嵌合したコネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図12は本発明の一実施形態を示す。コネクタ1は、オスコネクタ部2とメスコネクタ部20とから構成されている。
【0017】
図1〜図3に示すように、オスコネクタ部2は、第1コネクタハウジングであるオスコネクタハウジング3を備えている。このオスコネクタハウジング3内には、複数の端子収容室4が設けられている。各端子収容室4の前方側には、相手端子挿入口4aが設けられている。各端子収容室4の後方側には、電線引出口4bが設けられている。各端子収容室4には、第1端子であるメス端子10が収容されている。メス端子10は、電線引出口4bから端子収容室4に挿入される。メス端子10は、端子収容室4の所定位置で固定されている。メス端子10は、端子接触部11と電線圧着部12を有する。端子接触部11は、外形が箱形状であり、内部に弾性接触端子11aを有する。電線圧着部12には、電線Wの端部が圧着によって接続されている。
【0018】
オスコネクタハウジング3の上面には、係止部である係止突部5が突設されている。係止突部5は、オスコネクタ嵌合方向Mの先端側が解除補助部であるテーパ面5aに、オスコネクタ嵌合方向Mの後端側が垂直面5bにそれぞれ形成されている。テーパ面5aは、コネクタ1の嵌合開始からコネクタ嵌合位置までの嵌合過程で、係止突部5のスムーズな移動を行うためのガイド面として機能する。テーパ面5aは、コネクタ嵌合位置から更に奥位置への移動過程でロック解除補助部として機能する。この機能については、下記に詳述する。垂直面5bは、コネクタ嵌合位置では係止面として機能する。
【0019】
図4〜図6に示すように、メスコネクタ部20は、第2コネクタハウジングであるメスコネクタハウジング21を備えている。メスコネクタハウジング21は、ハウジング本体部22と、このハウジング本体部22の前方側に一体に設けられたフード部23とを備えている。
【0020】
ハウジング本体部22内には、複数の端子収容室24が設けられている。各端子収容室24の前方側には、端子突出口24aが設けられている。各端子収容室24の後方側には、電線引出口24bが設けられている。各端子収容室24には、第2端子であるオス端子30が収容されている。オス端子30は、電線引出口24bから端子収容室24に挿入される。オス端子30は、端子収容室24の所定位置で固定されている。オス端子30は、端子接触部31と電線圧着部32を有する。端子接触部31は、タブ形状であり、箱体31aより前方に突出している。端子接触部31は、端子突出口24aよりフード部23内に突出されている。電線圧着部32には、電線Wの端部が圧着によって接続されている。
【0021】
フード部23の内部には、前方面側が開口されたコネクタ嵌合室25が形成されている。コネクタ嵌合室25には、前方の開口よりオスコネクタハウジング3が嵌合される。コネクタ嵌合室25は、オスコネクタハウジング3がコネクタ嵌合位置(図8及び図9の位置)より深い位置(図10の位置)まで挿入できるよう形成されている。つまり、コネクタ嵌合位置は、オスコネクタハウジング3のコネクタ嵌合室25への最大挿入位置より手前位置とされている。従って、コネクタ嵌合位置では、オスコネクタハウジング3の挿入先端面とネクタ嵌合室25の奥面との間には、隙間D(図9(b)に示す)が形成される。
【0022】
フード部23の上面部には、フード部23の開口端に達する一対のスリット26によって撓みアーム部27が一体に設けられている。撓みアーム部27は、一対のスリット26によってフード部23に対して撓み変形可能である。撓みアーム部27には、被係止部である係止穴28が形成されている。コネクタ1の嵌合位置では、係止穴28に前記係止突部5が係止されることによって双方のコネクタハウジング3,21間がロックされる。つまり、係止穴28と係止突部5によってコネクタロック手段6が構成されている。
【0023】
係止穴28は、オスコネクタ嵌合方向Mの先端側の下方側がロック解除補助部であるテーパ面28aに形成されている。係止穴28は、オスコネクタ嵌合方向Mの後端側が垂直面28bに形成されている。テーパ面28aは、コネクタ嵌合位置から更に奥位置への移動過程でロック解除補助部として機能する。この機能については、下記に詳述する。垂直面28bは、コネクタ嵌合位置では係止面として機能する。
【0024】
嵌合したコネクタ1の解除作業には、解除用治具40が使用される。解除用治具40は、図7に示すように、把持部41と、この把持部41より前方に突出するロッド部42とを備えている。ロッド部42は、平板状である。ロッド部42の先端部は、平板状の一端で最も突出し、平板状の他端に向かうに従って徐々に退出するテーパ面42aに形成されている。
【0025】
次に、コネクタ1の嵌合動作を説明する。オスコネクタハウジング3をメスコネクタハウジング21のコネクタ嵌合室25に挿入する。すると、オスコネクタハウジング3の係止突部5がメスコネクタハウジング21の撓みアーム部27の前端面に突き当たる。この状態より更にオスコネクタハウジング3を挿入すると、係止突部5のテーパ面5aによって撓みアーム部27の前端側が上方に徐々に撓み変形し、上方に撓み変形した撓みアーム部27の下方を係止突部5が移動して、オスコネクタハウジング3がコネクタ嵌合室25に徐々に挿入される。
【0026】
オスコネクタハウジング3がコネクタ嵌合室25のコネクタ嵌合位置まで挿入されると、各メス端子10と各オス端子30が適正な接触状態となり、且つ、係止突部5と係止穴28の位置が一致する。これにより、撓みアーム部27が撓み復帰変形して係止突部5が係止穴28に係止される。これで、図8及び図9に示すように、コネクタ1が嵌合状態となり、完了する。コネクタ1の嵌合状態にあって、オスコネクタハウジング3側の係止突部5の垂直面5bとメスコネクタハウジング21側の係止穴28の垂直面28bが対向配置される。この係止力がコネクタ1の嵌合力となり、コネクタ1間がロックされる。
【0027】
次に、コネクタ1の嵌合解除の作業を説明する。先ず、図8及び図9のコネクタ1の嵌合状態にあって、オスコネクタハウジング3をコネクタ嵌合方向Mに押圧する。すると、オスコネクタハウジング3は、図10に示すように、コネクタ嵌合室25のコネクタ嵌合位置より更に奥位置に移動する。この移動過程で、係止突部5のテーパ面5aが係止穴28の周面のテーパ面28a上を摺動し、撓みアーム部27が上方に押圧される。この押圧力によって撓みアーム部27が撓み変形、つまり、係止穴28が係止解除側に変移し、撓みアーム部27の前端側がオスコネクタハウジング3の上面より浮き上がる。これにより、撓みアーム部27の前端側とオスコネクタハウジング3の上面の間に隙間d(図10に示す)ができる。
【0028】
次に、図11及び図12に示すように、撓みアーム部27の前端とオスコネクタハウジング3の上面の隙間dに解除用治具40のロッド部42の先端側を差し込む。そして、差し込んだ解除用治具40にコネクタ嵌合室25の奥方向に強制挿入すると、ロッド部42のテーパ面42aが撓みアーム部27の前端側を更に上方に押圧する。この押圧力で撓みアーム部27が更に上方に撓み変形され、係止穴28が係止解除位置まで変移する。係止穴28を係止解除位置とした状態を維持しつつ、オスコネクタハウジング3を解除用治具40と共にオスコネクタ離間方向N(図12(b)に示す)に引き抜き、双方のコネクタハウジング3,21間を離間させれば完了する。
【0029】
以上説明したように、コネクタ1の嵌合状態にあって、オスコネクタハウジング3をコネクタ嵌合室25の嵌合位置より更に深い位置に挿入すると、2つのテーパ面5a,28aによって係止突部5が係止解除側に強制変移され、この変移によってオスコネクタハウジング3とメスコネクタハウジング21間に隙間dができるため、解除用治具40をオスコネクタハウジング3とメスコネクタハウジング21間に容易に挿入できる。そして、ロック解除補助部は、オスコネクタハウジング3とメスコネクタハウジング21のコネクタ嵌合方向Mへの移動で係止穴28を係止解除側に強制変移させる構造であるため、前記実施形態の2つのテーパ面5a,28aのように、係止突部5と係止穴28の係止代や係止力の強度を低下させないで設けることができる。以上より、コネクタ1の嵌合力を低下させることなく、コネクタ1の嵌合解除の作業性が向上する。
【0030】
ロック解除補助部は、係止突部5と係止穴28の双方に設けられたテーパ面5a,28aより構成されている。従って、双方のテーパ面5a,28aの干渉による押圧力が係止穴28に直接作用し、係止穴28を設けた箇所、この実施形態では撓みアーム部27を確実に、且つ、スムーズに係止解除側に撓み変形させることができる。これにより、オスコネクタハウジング3とメスコネクタハウジング21の間に隙間dを確実に発生させることができる。ロック解除補助部は、係止突部5のテーパ面5aのみから構成しても良い。
【0031】
係止突部5のテーパ面5aは、コネクタ嵌合過程でのガイド面を利用しているため、構成の単純化になる。
【0032】
前記実施形態では、コネクタロック手段6は、その係止突部5がオスコネクタハウジング3に設けられ、係止穴28がメスコネクタハウジング21に設けられているが、逆に、係止突部5をメスコネクタハウジング21に、係止穴28をオスコネクタハウジング3に設けても良い。
【0033】
前記実施形態では、撓みアーム部27は、係止穴28側に設けて係止穴28が係止解除側に変移するよう構成されているが、係止突部5側に設けて係止突部5が係止解除側に変移するよう構成しても良い。又、係止突部5側と係止穴28側の双方に撓みアーム部27を設けて、係止突部5側と係止穴28側の双方が係止解除側に変移するよう構成しても良い。
【0034】
前記実施形態では、コネクタロック手段6は、その係止部が係止突部5にて、被係止部が係止穴28にてそれぞれ形成されているが、係止部と被係止部の構造はこれに限定されるものではない。コネクタロック手段6の係止部と被係止部は、コネクタ嵌合位置でオスコネクタハウジング3とメスコネクタハウジング21間を離間方向に移動しないようにロックできる構造であれば良い。
【符号の説明】
【0035】
1 コネクタ
3 オスコネクタハウジング(第1コネクタハウジング)
5 係止部(係止突部)
5a,28a テーパ面(ロック解除補助部)
6 コネクタロック手段
10 メス端子(第1端子)
21 メスコネクタハウジング(第2コネクタハウジング)
25 コネクタ嵌合室
27 撓みアーム部
28 係止穴(被係止部)
30 オス端子(第2端子)
40 解除用治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端子を収容する第1コネクタハウジングと、
第2端子を収容し、前記第1コネクタハウジングが嵌合されるコネクタ嵌合室を有する第2コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングのいずれか一方に係止部を、他方に前記係止部に撓み変形によって係止する被係止部を有し、コネクタ嵌合位置で前記係止部と前記被係止部が係止されるコネクタロック手段とを備えたコネクタであって、
前記コネクタ嵌合室は、前記第1コネクタハウジングがコネクタ嵌合位置より深い位置まで挿入できるよう形成され、
前記第1コネクタハウジングをコネクタ嵌合位置から深い位置に挿入する過程で、前記係止部と前記被係止部の少なくともいずれか一方を係止解除側に変移させるロック解除補助部を備えたことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
請求項1記載のコネクタであって、
前記係止部は、係止突部であり、前記被係止部は、撓みアーム部に設けられた係止穴であることを特徴とするコネクタ。
【請求項3】
請求項2記載のコネクタであって、
前記ロック解除補助部は、前記係止突部と前記係止穴の少なくともいずれか一方に設けられたテーパ面であることを特徴とするコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−69545(P2013−69545A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207224(P2011−207224)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】