説明

コマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラム

【課題】コマンドの送受信時間の短縮を図るとともに、コマンドの送受信中等における通信エラー等の発生による誤動作を防止可能なコマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の携帯端末のコマンド受信制御方法は、外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信し、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行い、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定された複数のコマンドの実行を順次制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯端末のコマンドの実行制御に関し、特に連結コマンドのコマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の携帯端末は、メモリの増大等により年々多機能化が進んできており、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の周辺機器と接続してデータを送受信するシーンが増加してきている。ここで対象となるデータとしては、例えば電話帳やメールデータや撮影画像があり、更に音楽データや動画画像等が加わってきている。このように携帯端末と外部機器との間の送受信においては、データの送受信の増加に加えて送信相手の確認やネゴシエーション等のためのコマンドの送受信も大幅に増加している。
【0003】
また、近年、LCD(Liquid Crystal Display)の大型化、カメラの高画質化、GPS(Global Positioning System)の追加等、携帯端末の高機能化や、消費者の品質意識の高まりが影響して、携帯端末の製造時に多数の項目の品質向上の検査を実施している。このような検査では、外部機器で操作する検査ツールからコマンドを携帯端末に送信し、携帯端末では受信したコマンドに応じた検査を行い、検査結果をコマンドとして検査ツールに通知し、検査ツールで検査結果を監視する方法がとられている。しかしこの場合も検査項目数の増大により携帯端末と外部機器の検査ツールの間でのコマンドの送受信が大幅に増加している。
【0004】
また、特許文献1には、ICカードが接続される端末装置が、サービス提供者装置から複数のコマンドからなるコマンドデータ群を受信し、受信したコマンドデータ群のコマンドデータを順次1つずつICカードに送信し、ICカードはコマンドデータを解析し、コマンドを実行した結果のレスポンスを端末装置に送信し、端末装置はレスポンスがあったとき、又は全てのコマンドの送信が終了したとき、サービス提供者装置に失敗通知又は終了通知を送信する旨、コマンドを一括して送信するとコマンドの送信が完結するまでの時間が長くならず、通信エラーの発生の可能性を低減できる旨、記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、処理部を備える伝送装置が、保守端末から情報A、B、Cの処理要求を一括して対応する一括処理コマンドを受信し、該一括処理コマンドを解釈し、この解釈に従って処理部に情報A、B、Cを順次設定し、情報A、B、C全ての設定結果を応答結果として一括コマンドを生成し、保守端末に送信する旨、一括処理コマンドにより伝送装置及び保守端末間の通信効率を向上できる旨、記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開2007−80083号公報(段落0036〜0039、0044、図4)
【特許文献2】特開2004−178125号公報(段落0015、0016、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述のように、携帯端末と外部機器とがデータを送受信する場合、ネゴシエーション等のための多数のコマンドの送受信が必要であり、また、携帯端末の製造時にも、品質の維持向上を図るため外部機器との間で検査用の多数のコマンドの送受信が必要である。このため携帯端末と外部機器とのコマンドの送受信等において通信エラーの発生等の問題が生じやすい。そこで、複数のコマンドを一括して送信してコマンドの送受信時間の短縮を図ることが考えられる。
【0008】
しかし、多数のコマンドを一括コマンドとして送信すれば、通信エラー等の発生の可能性が低減できるように考えられるが、一括コマンドは多数のコマンドを組み合わせた長いコマンド列として構成され、長いコマンド列の送受信中等における通信エラー等の発生の可能性は必ずしも低減できないから、通信エラー等への対応が重要である。
【0009】
本発明の目的は、前記課題を解決することが可能なコマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の携帯端末のコマンド受信制御方法は、外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信するステップと、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行うステップと、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定された複数のコマンドの実行を順次制御するステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の外部機器のコマンド送信制御方法は、携帯端末にインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを送信するステップと、前記携帯端末から前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果が設定された応答コマンドを受信するステップと、受信した応答コマンドを解析して前記携帯端末での前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果を監視するステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の携帯端末は、外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信し、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行い、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定された複数のコマンドの実行を順次制御する制御部を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第1の外部機器は、携帯端末にインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを送信し、前記携帯端末から前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果が設定された応答コマンドを受信し、受信した応答コマンドを解析して前記携帯端末での前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果を監視する機器制御部を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の第1の携帯端末の制御プログラムは、外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信するステップと、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行うステップと、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定されたコマンドの実行を順次制御するステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、携帯端末は受信したコマンドのフォーマットの正当性を確認することで、連結コマンドの通信エラー等が発生した場合にフォーマットの不正等として外部機器の検査ツール等に通知することが可能であり、コマンドの不正なフォーマットによる携帯端末の誤動作を防止することが可能である。
【0016】
また、携帯端末におけるコマンドの実行前にフォーマットの不正等を外部機器に通知できるから、外部機器は直ちに新たな連結コマンドの生成及び送信等、準備処理に取り掛かることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(発明の実施形態)
本発明のコマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラムの実施形態として、携帯電話機等の携帯端末への適用例について以下詳細に説明する。
【0018】
(構成の説明)
図1は本発明の第1の実施形態のコマンド送受信制御システムの構成を示す図であり、(a)は携帯端末の構成、(b)は外部機器の構成である。
【0019】
本実施形態の携帯端末100の構成は、図1(a)に示すようにアンテナ101と、無線部102と、LCD表示部(表示部)106と、操作部107と、外部インタフェース部108と、制御部103とで構成され、制御部103はCPU104と、メモリ105と、その他の制御回路とで構成される。
【0020】
アンテナ101は、基地局との間で無線信号を送受信することにより通信回線を確保する。無線部102はアンテナ101と制御部103の間の信号の周波数変換、変復調機能を有し、これにより他のコンピュータシステムや通信機器との間の音声通信やデータ通信等を可能とする。
【0021】
LCD表示部(表示部)106は、液晶表示パネル(Liquid Crystal Display)等で構成され、制御部103の制御により各種の情報を表示する。操作部107は、テンキー、機能キー、選択ボタン等から構成され、ユーザのキー操作に応じて制御部103に情報を入力する入力操作部である。外部インタフェース部108は、パソコン等の外部機器120と接続してデータ及びコマンドを送受信するためのインタフェースである。また、音声処理部111はマイク110、スピーカ112と制御部103の間でD/A、A/D変換機能を有し音声データの入出力の処理を制御する。
【0022】
制御部103は、コンピュータを構成するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)104と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ105等を有し、操作部107の操作入力を監視し、ユーザの入力操作を検出する機能、操作部107の操作に基づく各種の処理機能、電話機能として基地局との位置登録、発着信を含む通信制御等、通話機能、ネットワーク接続、インターネットやメールのブラウザ機能、各種のアプリケーション等の機能を実現する。
【0023】
また、制御部103は外部インタフェース部108から受信したコマンドの解析、受信したコマンドの種類の判別、コマンドのフォーマットの正当性の確認、連結コマンドからの複数の子コマンドのそれぞれの抽出、抽出した各子コマンドの実行、分析、連結コマンドに対する連結応答(応答)コマンドの作成等の処理機能を有する。
【0024】
メモリ105には、電話帳やメール等の各種データ等を保存するとともに、前記機能及び後述するフローチャートの処理等を制御部103に実行させるために制御部103を制御する制御プログラムを格納する。
【0025】
より具体的には、携帯端末100の制御部103の通話機能に関する機能は次のとおりである。制御部103の制御により無線部102及びアンテナ101を介して図示しない基地局と通信を行い、無線部102はアンテナ101にて受信した信号から所望の信号周波数を選択し、周波数変換を行い、増幅し復調して、受信データを制御部103に出力する。また、制御部103は受信データを処理して音声信号として音声処理部111に出力し、音声処理部111は、音声信号をアナログ信号に変えてレシーバー112より音声を出力する。また、マイク110より入力された音声は、音声処理部111にて、デジタル信号に変換され、制御部103は、その信号を送信データとして処理し、無線部102にて、変調し規定の周波数の搬送波として増幅し、アンテナ101より送信する。
【0026】
また、携帯端末100の制御部103の各種のデータ送受信に関する機能は以下のとおりである。外部機器120との各種データの送受信においては、制御部103は外部機器から受信したコマンドの解析、相手機器の確認、コマンドフォーマットの正当性の確認、受信したコマンドに応じた携帯端末の機能に関し各種の実行、コマンドの実行数のカウントの制御を行い、携帯端末でのコマンドの実行結果をコマンドのパラメータに指定し、該コマンドを外部機器に送信する制御を行う。
【0027】
ここで、受信したコマンドのフォーマットの正当性の確認では、受信したコマンドの通信エラー等が発生した場合に、迅速に外部機器の検査ツール等に通知するとともに、不正なフォーマットのコマンドによる携帯端末100での誤動作を防止する。また、携帯端末100でのコマンドの実行前にフォーマットが不正等として外部機器120に通知することで、外部機器120での新たな連結(送信)コマンドの作成の準備を可能とする。
【0028】
外部機器120が送信したコマンドの受信においては、外部インタフェース部108は、コマンドデータを受信してコマンドを内部のバッファに保存し、制御部103にコマンドの受信を通知する。制御部103は、受信したコマンドをバッファからメモリ105にコピーし、受信したコマンドを解析し、コマンドのフォーマットの正当性の確認を行い、連結コマンドの個々の子コマンドに応じた処理を実行し、実行結果を保存した応答コマンドを作成し、外部インタフェース部108を介して外部機器120に送信する等の各種の制御を行う。
【0029】
携帯端末100からのコマンドの送信は、制御部103が送信するコマンドを外部インタフェース部108のバッファに設定して送信の制御を行うことにより、外部インタフェース部108が外部機器120にコマンドを送信し、コマンドの送信完了後、制御部103に送信の完了通知を行う。
【0030】
本実施形態のパソコン等の外部機器120の構成は、図1(b)に示すように表示部126と、操作部127と、外部インタフェース部128と、記憶部129と、機器制御部123とで構成され、機器制御部123はCPU124と、メモリ125と、その他の制御回路とで構成される。
【0031】
表示部126は、液晶表示パネル等で構成され、機器制御部123の制御により各種の情報を表示する。操作部127は、キーボード、機能キー、選択ボタン等から構成され、ユーザのキー操作に応じて機器制御部123に情報を入力する入力操作部である。外部インタフェース部128は、携帯端末100と接続してデータ及びコマンドを送受信するためのインタフェースである。記憶部129はハードディスク等の記憶装置である。各部の機能は以下のとおりである。
【0032】
機器制御部123は、コンピュータを構成するCPU124と、ROM、RAM等のメモリ125等を有し、操作部127の操作入力を監視し、ユーザの入力操作を検出、判断する機能、操作部127の操作に基づく各種の処理機能、ネットワーク接続等の各種のアプリケーション機能を実行する。
また、機器制御部123は、携帯端末100に対する連結コマンドの作成、外部インタフェース部128を介する連結コマンドの送信、受信した応答コマンドの解析、携帯端末100での連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及び連結コマンドが正当時のコマンドの実行結果の表示等による確認、監視、及び通信エラー等による連結コマンドの不正の監視、新たな連結コマンドの生成及び送信の各処理機能を有する。
【0033】
メモリ125又は記憶部129には、各種のデータ等を保存するとともに、前記機能及び後述するコマンドフォーマットでなる連結コマンドの生成、応答コマンドによる監視機能、携帯端末100の検査ツール等を実現するため、機器制御部123を制御する制御プログラムが格納される。
【0034】
図2は本実施形態の外部機器が送信する連結コマンド(携帯端末が受信する連結受信コマンド)のコマンドフォーマットを示す図である。
外部機器120の検査ツールから携帯端末100に送信される連結コマンド(コマンド全体、「親コマンド」ともいう。)は、いくつかのコマンド(「子コマンド」ともいう。)を連結してパラメータに指定できるコマンドであり、複数のコマンドを一括して送信することが可能である。図2では簡単にするために子コマンド数を3とした例を示している。子コマンド数は任意の数を設定可能として拡張性を高めている。
【0035】
連結コマンドのコマンドフォーマット200は、親コマンドは、携帯端末として指定される送信先201、外部機器として指定される送信元202、コマンド長203、識別コード204、パラメータ205から構成され、パラメータ205内には、子コマンドの数が指定される子コマンド数210、複数の子コマンド220、230、240から構成される。更に、個々の子コマンド220、230、240は、それぞれ携帯端末のCPU等、デバイス等として指定される送信先221、231、241、外部機器の同デバイス等として送信元222、232、242、コマンド長223、233、243、連結した子コマンドの識別、コマンド番号等の識別コード224、234、244、パラメータ225、235、245から構成される。
【0036】
以上のように本実施形態の連結コマンドのフォーマットでは、親コマンド200のパラメータ205に、複数の子コマンドを連結して指定し、指定するコマンド数はパラメータ205のコマンド数210に指定する。
【0037】
携帯端末100の制御部103は、コマンドを受信すると連結コマンドか否かを識別コード204により判断可能である。連結コマンドであることを識別すると、パラメータ205の子コマンド数210により子コマンドの個数を認識できる。次に最初の子コマンド220の先頭と子コマンドの長さを示すコマンド長223のパラメータを用いて、子コマンド220を抜き出し、同様に以降の子コマンド230、240も子コマンドの先頭と子コマンド長233、243のパラメータを用いて、子コマンド230、240を抜き出し、子コマンドに対する制御を指定順に実施する。子コマンドの設定順については使用者により任意に設定可能として汎用性を高めている。
【0038】
制御部103は連結コマンドを受信すると、連結コマンドのフォーマットの正当性を確認し、フォーマットが正当なときは、次に連結コマンドのパラメータから抜き出した子コマンドの制御を指定順に順次実行し、フォーマットの不正が検出された段階、及びフォーマットが正当であり個々のコマンドを順次実行し、期待した実行結果が得られずに終了した異常終了の段階で、それぞれ直ちに終了結果305及びコマンド番号306に不正、異常終了等の情報を指定した応答コマンドを作成して検査ツールに送信する。
【0039】
図3は本実施形態の携帯端末が送信する応答コマンド(携帯端末が送信する連結送信コマンド)のコマンドフォーマットを示す図である。応答コマンドのコマンドフォーマット300は、図3(a)に示すように外部機器のデバイス等として指定される送信先301、携帯端末のデバイス等として指定される送信元302、コマンド長303、識別コード304、終了結果305、コマンド番号306により構成される。ここで、終了結果305はコマンドの実行結果が正常終了(OK)か異常終了(NG)かを設定するパラメータであり、コマンド番号306は異常終了の原因となったコマンドの番号又はコマンドのフォーマットが不正(NG)の場合に、例えば“0”を設定するパラメータである。
【0040】
図3(b)に例を示すように、終了結果305及びコマンド番号306がそれぞれ“1”(NG)及び“0”の場合はコマンドの実行前の正当性の確認による異常終了(フォーマットエラー)、終了結果305及びコマンド番号306がそれぞれ“1”(NG)及び“2”の場合はコマンド番号2のコマンドの実行結果が異常終了、終了結果305及びコマンド番号306がそれぞれ“0”(OK)及び“−”(データなし)の場合は全てのコマンドの実行結果が正常終了である。
以上により外部機器120の検査ツールは、前記応答コマンドを受信して、終了結果305及びコマンド番号306の内容を解析し、携帯端末100でのコマンドのフォーマットの正当性と連結コマンドの実行結果を確認し監視することが可能である。
【0041】
(動作の説明)
本発明のコマンド受信制御方法、コマンド送信制御方法、携帯端末、外部機器及び制御プログラムの第1の実施形態の動作を説明する。携帯端末100が外部インタフェース部で接続された外部機器120から連結コマンドを受信し、連結された子コマンドを解析し、フォーマットの正当性確認を行い、子コマンドに応じた制御を行い、応答コマンドを送信するまでの動作を説明する。
【0042】
図4は本発明の第1の実施形態の動作のフローチャートを示す図である。
【0043】
携帯端末100の外部インタフェース部108が外部機器120上で動作する検査ツールから図2に示す親コマンドをバッファに受信すると(S401)、制御部103は前記バッファの親コマンドをメモリ105にコピーする(S402)。
【0044】
制御部103は、親コマンドの送信先101を確認して、送信先が携帯端末100になっている時に後続の制御を行う(S403)。
【0045】
まず、受信コマンドの識別コード104の内容を確認し、子コマンドがパラメータに指定された連結コマンドであるか否かを確認し(S404)、連結コマンドでない場合は通常のコマンド処理を行い(S406)、連結コマンドである場合には以下の処理を行う。
【0046】
連結コマンドのパラメータにある子コマンド数110を確認する。残コマンドのコマンド数が設定されるコマンドカウンタのカウント値nに前記コマンド数を挿入する(S405)。
【0047】
次に制御部103は、連結された子コマンドを抜き出して正当性の確認を行う。正当性の確認としては、パラメータ105に設定された子コマンドの送信先121、131、141、例えば、携帯端末100のCPUか否か、複数のCPUを備える場合に何れのCPUか等を確認する。また、コマンド長123、133、143がフォーマット規定の正しい数値か否か、識別コード124、134、144と後続のパラメータの長さの加算値と同一か否か、識別コード124、134、144は適正か否か等、すべてのコマンドに対して確認する(S407)。
【0048】
正当性確認の結果がNG(不正)の場合には、送信コマンドのコマンド番号306に、各子コマンドの制御は実施していないことを示す“0”を設定して、異常終了の応答コマンドを生成する(S415)。正当性確認の結果がOK(正当)であった場合には、連結された子コマンドの処理を1つずつ順次実施する(S408)。
【0049】
子コマンドの実行毎に子コマンドの処理の終了状態を確認して(S409)、正常終了である場合には、コマンドカウンタのカウント値nから1をマイナス(n=n−1)し(S410)、正常終了であればn=0になるまで子コマンド処理を継続する(S411)。
【0050】
ステップS409において、異常終了の場合には、異常終了したコマンドの番号を応答コマンドのコマンド番号306に指定して(S413)、異常終了の応答コマンドを生成して(S414)、外部インタフェース部108を用いて、外部機器120に応答コマンドを送信する(S416)。
【0051】
ステップS409において、正常終了である場合、すべて子コマンド処理が終了したか否かを、コマンドカウンタのカウンタ値が0(n=0)であるか否かで確認し、すべて子コマンド処理が終了している場合は次の処理へ移行し、終了していない場合は残りの子コマンド処理を継続する(S411)。
【0052】
すべての子コマンドが正常終了であった場合には、終了結果305に正常終了のコード(例えば“0”)を設定した正常終了の応答コマンドを生成して(S412)、外部インタフェース部108を用いて、外部機器120に応答コマンドを送信する(S416)。
【0053】
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態の連結コマンドでは、携帯端末100側は異常終了があった時には直ちにコマンド処理を停止して応答コマンドを送信してしまうため、このような連結コマンドでは異常終了の場合の繰り返し確認ができないという問題がある。
【0054】
図5は本発明の第2の実施形態の連結コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。第2の実施形態の連結コマンドのフォーマットの親コマンド501〜505、子コマンド510〜540は、図2に示す第1の実施形態の連結コマンドのフォーマットの親コマンド101〜105、子コマンド110〜140と同様であり、子コマンド520〜540の内容として、図2と同様の送信先521〜541、送信元522〜542、コマンド長523〜543、識別コード524〜544、パラメータ525〜545に加えて、新たに繰り返し数526〜546を追加して構成する。
【0055】
第2の実施形態においては、異常終了の場合に同一コマンド(当該子コマンド)を繰り替えし実行することを指定できるパラメータを繰り返し数526、536、546として追加することで、当該子コマンドの実行時に異常終了しても、該子コマンドのパラメータ526、536、546に設定された回数、コマンドを繰り返し実行して、この繰り返し数の回数内で正常終了すれば、次の同一コマンドの実行に移行し、全ての異常終了の場合に異常終了として確認を可能とする。
【0056】
図6は本発明の第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。第2の実施形態では子コマンドが異常終了時に当該子コマンドを所定回数、繰り返し実行して異常終了を確認する。図4に示すフローチャートとの相違点(S617、S618)を中心に図3、5を参照して説明する。
【0057】
制御部103は、連結コマンドのパラメータに指定されていた子コマンドに応じた処理を終了した後(S608)、コマンド処理結果が異常終了であった場合、コマンドパラメータにある繰り返し回数526、536、546を確認して、“1”以上に指定されているならば、異常終了であっても指定回数、コマンド処理を繰り返す(S617、S618)。パラメータに指定された回数、コマンド処理を繰り返し実施しても、異常終了である場合には(S618)、異常終了したコマンドの番号を応答コマンドのコマンド番号306に指定して(S613)、異常終了の応答コマンドを生成して(S614)、外部インタフェース部108を用いて、外部機器120に応答コマンドを送信する(S616)。なお、その他の処理は図4に示す対応する処理と同様であるから説明を省略する。
(第3の実施形態)
本発明の第2の実施形態の連結コマンドでは、携帯端末100がパラメータに設定された子コマンドを順次実施するため、携帯端末100がコマンドの処理上、コマンドとコマンド及びコマンドと他の処理間に待ち時間が必要な場合に対応できないという問題がある。
【0058】
図7は本発明の第3の実施形態の連結コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。本実施の形態の連結コマンドのフォーマットの親コマンド701〜705、子コマンド710〜740は、図5に示す第2の実施形態の連結コマンドのフォーマットの親コマンド501〜505、子コマンド510〜540と同様であり、子コマンド720〜740の内容として、図5の子コマンドと同様の送信先721〜741、送信元722〜742、コマンド長723〜743、識別コード724〜744、パラメータ725〜745、繰り返し数726〜746に加えて、新たに次の処理の待ち時間のWEIT値727〜747を追加して構成する。
【0059】
図8は本発明の第3の実施形態の動作を示すフローチャートである。第3の実施形態においては、パラメータにWAIT値(待ち時間)の設定(WEIT設定)を追加し、子コマンドにWAIT設定がある場合には設定された待ち時間後に次のコマンドの処理を開始する。
【0060】
図6に示すフローチャートとの相違点(S819)を中心に図7を参照して説明する。
制御部103は、連結コマンドのパラメータに指定されていた子コマンドに応じた処理を終了した後(S808)、コマンド処理結果を判別して、正常終了の場合には、WAIT値のパラメータ727、737、747に応じた時間、処理を停止状態にし(S819)、WAIT時間の経過後に次の処理(S811〜S810)に移行する。WEIT設定により子コマンドの処理と他の処理(子コマンド)との間のタイミング上の調整が実現可能であり、誤動作を防止できる。なお、その他の処理は図4、6に示す対応する処理と同様であるから説明を省略する。
【0061】
(他の実施形態)
第3の実施形態のWAIT設定があるフォーマットの連結コマンドを使用する処理は、第1の実施形態において待ち時間処理を必要とする場合に適用することが可能である。つまり、第1の実施形態の連結コマンドの子コマンドにWEIT値のパラメータを追加し、図4に示す処理フローチャートのステップS410とステップS411の間に待ち時間処理のステップを設けることによりコマンド間に待ち時間を設けるように構成できる。
【0062】
以上、各実施形態で示したように、携帯端末が外部機器で動作する検査ツール等からコマンドを受信して処理するコマンドの送受信制御に関し、外部機器が送信するコマンドのフォーマットとしてパラメータに複数の子コマンドを指定した連結コマンドとし、携帯端末は該連結コマンドを一括受信処理でき、受信したコマンドのフォーマットの正当性を確認し、該連結コマンドのパラメータに指定された子コマンドを抜き出し、フォーマットの正常性確認及び複数の子コマンドの実行を指定順に行い、子コマンドの実行結果の正常終了又は異常終了、異常終了したコマンドのそれぞれを識別できるパラメータをコマンドのフォーマットに設定した応答コマンドを外部機器に送信し、外部機器では応答コマンドを解析してコマンドの実行状況等を認識、監視することを可能とする。
【0063】
以上の実施形態によれば、携帯端末は受信したコマンドのフォーマットの正当性を確認することで、連結コマンドに通信エラー等が生じた場合に外部機器の検査ツール等に通知可能であり、不正なフォーマットのコマンドによる携帯端末での誤動作を防止することが可能である。また、携帯端末での連結コマンドの実行前にフォーマット異常を外部機器に対して通知できるから、外部機器は直ちに新たな連結コマンドの生成及び送信の準備処理に取り掛かることが可能である。更に子コマンドのフォーマットに繰り返し数、WAIT値の設定を行うことにより、異常終了の厳格な確認及び誤動作の防止が実現可能である。
【0064】
また、外部機器のツールと携帯端末の送受信コマンド回数を削減し、データ送受信のネゴシエーションに要するコマンドの送受信時間を削減して受信データが増加してもユーザの利便性を損なわなくするとともに、通信エラー等による誤動作を防止し、検査項目数を削減することなく品質を維持しつつ、検査時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の第1の実施形態のコマンド送受信制御システムの構成を示す図であり、(a)は携帯端末の構成、(b)は外部機器の構成である。
【図2】本実施形態の外部機器が送信する連結コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。
【図3】本実施形態の携帯端末が送信する応答コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の連結コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態の連結コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0066】
100 情報端末
120 外部機器(パソコン等)
102 無線部
103 制御部
104、124 CPU(中央処理装置)
105、125 メモリ
106、126 表示部
107、127 操作部
108、128 外部インタフェース部
120 外部機器
123 機器制御部
129 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信するステップと、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行うステップと、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定された複数のコマンドの実行を順次制御するステップと、を含むことを特徴とする携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項2】
前記連結コマンドは、パラメータにコマンド毎に実行回数の指定が可能であり、実行回数が指定されたコマンドの実行においては、前記複数のコマンドの実行を順次制御するステップは、前記回数内で正常終了するまで当該コマンドを繰り返して実行することを特徴とする請求項1記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項3】
前記連結コマンドは、パラメータにコマンド毎に処理の待ち時間の指定が可能であり、待ち時間が指定されたコマンドの実行においては、前記複数のコマンドの実行を順次制御するステップは、コマンドの実行が正常終了したとき、指定された待ち時間処理を停止した後、次のコマンドを実行することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項4】
連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果をパラメータに設定した応答コマンドを前記外部機器に送信するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし3の何れかの請求項記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項5】
前記連結コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード及び複数のコマンドを連結して指定するパラメータを含み、前記複数のコマンドを連結して指定するパラメータは、連結する複数のコマンドのコマンド数、連結した複数のコマンドからなり、複数のコマンドは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、コマンドを識別する識別コード及びコマンドに応じたパラメータを含むことを特徴とする請求項1ないし4の何れかの請求項記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項6】
前記応答コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード、正常終了又は異常終了を指定する終了結果、フォーマットの正当性の情報又は異常終了したコマンドの番号を指定するコマンド番号を含むことを特徴とする請求項4又は5記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項7】
前記正当性の確認は、連結したコマンド単位で実施することを特徴とする請求項1ないし6の何れかの請求項記載の携帯端末のコマンド受信制御方法。
【請求項8】
携帯端末にインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを送信するステップと、前記携帯端末から前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果が設定された応答コマンドを受信するステップと、受信した応答コマンドを解析して前記携帯端末での前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果を監視するステップと、を含むことを特徴とする外部機器のコマンド送信制御方法。
【請求項9】
前記連結コマンドには、パラメータにコマンド毎に実行回数又はコマンド毎に処理の待ち時間の指定が可能であることを特徴とする請求項8記載の携帯端末のコマンド送信制御方法。
【請求項10】
前記連結コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード及び複数のコマンドを連結して指定するパラメータを含み、前記複数のコマンドを連結して指定するパラメータは、連結する複数のコマンドのコマンド数、連結した複数のコマンドからなり、複数のコマンドは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、コマンドを識別する識別コード及びコマンドに応じたパラメータを含むことを特徴とする請求項8又は9記載の携帯端末のコマンド送信制御方法。
【請求項11】
前記応答コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード、正常終了又は異常終了を指定する終了結果、フォーマットの不正の情報又は異常終了したコマンドの番号を指定するコマンド番号を含むことを特徴とする請求項8ないし10の何れかの請求項記載の携帯端末のコマンド送信制御方法。
【請求項12】
外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信し、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行い、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定された複数のコマンドの実行を順次制御する制御部を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項13】
前記連結コマンドは、パラメータにコマンド毎に実行回数の指定が可能であり、前記制御部は、実行回数が指定されたコマンドの実行においては、前記複数のコマンドの実行を順次制御するステップは、前記回数内で正常終了するまで当該コマンドを繰り返して実行することを特徴とする請求項12記載の携帯端末。
【請求項14】
前記連結コマンドは、パラメータにコマンド毎に処理の待ち時間の指定が可能であり、前記制御部は、待ち時間が指定されたコマンドの実行においては、前記複数のコマンドの実行を順次制御するステップは、コマンドの実行が正常終了したとき、指定された待ち時間処理を停止した後、次のコマンドを実行することを特徴とする請求項12又は13記載の携帯端末。
【請求項15】
前記制御部は、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果をパラメータに設定した応答コマンドを前記外部機器に送信することを特徴とする請求項12ないし14の何れかの請求項記載の携帯端末。
【請求項16】
前記連結コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード及び複数のコマンドを連結して指定するパラメータを含み、前記複数のコマンドを連結して指定するパラメータは、連結する複数のコマンドのコマンド数、連結した複数のコマンドからなり、複数のコマンドは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、コマンドを識別する識別コード及びコマンドに応じたパラメータを含むことを特徴とする請求項12ないし15の何れかの請求項記載の携帯端末。
【請求項17】
前記応答コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード、正常終了又は異常終了を指定する終了結果、フォーマットの正当性の情報又は異常終了したコマンドの番号を指定するコマンド番号を含むことを特徴とする請求項15又は16記載の携帯端末。
【請求項18】
前記制御部は、前記正当性の確認を連結したコマンド単位で実施することを特徴とする請求項12ないし17の何れかの請求項記載の携帯端末。
【請求項19】
携帯端末にインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを送信し、前記携帯端末から前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果が設定された応答コマンドを受信し、受信した応答コマンドを解析して前記携帯端末での前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果を監視する機器制御部を備えることを特徴とする外部機器。
【請求項20】
前記連結コマンドには、パラメータにコマンド毎に実行回数又はコマンド毎に処理の待ち時間の指定が可能であることを特徴とする請求項19記載の外部機器。
【請求項21】
前記連結コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード及び複数のコマンドを連結して指定するパラメータを含み、前記複数のコマンドを連結して指定するパラメータは、連結する複数のコマンドのコマンド数、連結した複数のコマンドからなり、複数のコマンドは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、コマンドを識別する識別コード及びコマンドに応じたパラメータを含むことを特徴とする請求項19又は20記載の外部機器。
【請求項22】
前記応答コマンドのフォーマットは、送信先、送信元、後続のパラメータの長さを示すコマンド長、連結コマンドを識別する識別コード、正常終了又は異常終了を指定する終了結果、フォーマットの正当性の情報又は異常終了したコマンドの番号を指定するコマンド番号を含むことを特徴とする請求項19ないし21の何れかの請求項記載の外部機器。
【請求項23】
外部機器からインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを受信するステップと、連結コマンドのフォーマットの正当性の確認を行うステップと、フォーマットの正当性の確認結果が正当の場合に、パラメータに設定されたコマンドの実行を順次制御するステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末の制御プログラム。
【請求項24】
前記コマンドの実行時に異常終了したとき、異常終了の情報と異常終了したコマンドの番号を応答コマンドのパラメータに設定して、前記外部機器に送信するステップを含むことを特徴とする請求項23記載の携帯端末の制御プログラム。
【請求項25】
携帯端末にインタフェースを介してパラメータに複数のコマンドを設定した形式の連結コマンドを送信するステップと、前記携帯端末から前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認結果及びコマンドの実行結果が設定された応答コマンドを受信するステップと、前記応答コマンドを解析して前記連結コマンドのフォーマットの正当性の確認及びコマンドの実行結果を確認するステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とする外部機器の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−267449(P2009−267449A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−110691(P2008−110691)
【出願日】平成20年4月21日(2008.4.21)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】