説明

コンクリート欠陥検査用探触子

【課題】液状接触媒質の洗浄除去作業や、固体状ゲルシートの貼り付け作業、或いはシート形成能を有するポリマー溶液の塗布作業を不要とし、超音波を構造物内部に効率よく透過させる。
【解決手段】超音波を伝播させて検査対象物の探傷面を検査するコンクリート欠陥検査用探触子100において、少なくとも圧電素子27と、探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されたパッド43と、前記圧電素子27及び前記パッド43を一体に保持する係止手段45とを設けた。前記パッド43が前記係止手段45に着脱可能なコンクリート欠陥検査用探触子100は、前記パッド43を円柱形状に形成し、前記圧電素子27に固定したパッドケース19に、前記パッド43の一端面を底面に密着させる凹部25を形成し、前記係止手段45を、前記パッド43の外周面に形成した周溝と、前記凹部25の内周面に形成され前記周溝に嵌る鍔状凸部48と、によって構成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物を壊さずに内部の性状を検査する超音波探傷検査に用いられるコンクリート欠陥検査用探触子に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリート構造物の内部の欠陥を非破壊的に検査するための代表的な方法として、超音波探傷検査が知られている。超音波探傷検査を実施する場合、超音波探触子にて発生させる超音波を対象構造物の内部に効率よく透過させることができるようにするため、構造物の表面に超音波探触子を密着させる必要がある。このため、対象構造物表面と超音波探触子の間に、超音波を伝播させるグリセリンやグリス等、粘性を有する液状の接触媒質を介在させることが行われていた。ところが、コンクリート構造物に、グリセリンやグリス等、粘性を有する液状の接触媒質を塗布した場合、コンクリート表面から接触媒質が浸透してしまうため、検査後に行う、接触媒質を構造物表面から除去するための洗浄作業に多大な労力を要するという問題がある。
【0003】
そこで、液状の接触媒質を用いることなく超音波探傷作業を実施するための手法として、例えば特許文献1に開示される超音波検査方法が提案されている。この超音波検査方法は、コンクリート構造物の表面に、固体状のゲルシートを貼り付け、貼り付けたゲルシート上から超音波探触子をコンクリート構造物表面に押し当てることで、超音波探触子との間にゲルシートを介在させた状態とし、液状の接触媒質を用いることなくコンクリート構造物表面からの超音波の安定的な透過を図るものである。
【0004】
また、特許文献2に開示される超音波探傷方法は、コンクリート表面に、シート形成能を有するポリマーの溶液を塗布した後、このポリマーをシート化し、その後、コンクリート表面に形成されたポリマーシートの表面に液状の接触媒質を塗布し、この接触媒質塗布面に超音波探触子を押し当てて対象構造物の超音波探傷を行い、超音波探傷作業後、構造物表面よりポリマーシートを剥離することにより、ポリマーシートの表面に付着している接触媒質も同時に除去して、超音波探傷作業後の接触媒質の洗浄作業を不要としている。
【特許文献1】特開2003−114221号公報
【特許文献2】特開2005−127946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1,特許文献2に開示されるいずれの方法も、固体状ゲルシートの貼り付けや、シート形成能を有するポリマー溶液の塗布が必要となり、手間が掛かって作業効率が悪く、検査時間を増大させる問題があった。また、シート形成能を有するポリマー溶液の塗布には費用が掛かる上、形成ポリマーシートは使い捨てであるため、検査費用を増大させた。これに対し、液状の接触媒質や固体状ゲルシートを使用しなければ密着性が低下し、例えば超音波が接触共振を起こして対象構造物の内部に効率よく透過しなくなり、また、接触媒質を直接塗布すれば浸透した接触媒質の除去作業が大変となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、液状接触媒質の洗浄除去作業や、固体状ゲルシートの貼り付け作業、或いはシート形成能を有するポリマー溶液の塗布作業を不要とし、超音波を構造物内部に効率よく透過できるコンクリート欠陥検査用探触子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 超音波を伝播させて検査対象物の探傷面を検査するコンクリート欠陥検査用探触子であって、
少なくとも圧電素子と、
前記探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されたパッドと、
前記圧電素子及び前記パッドを一体に保持する係止手段と、
を具備することを特徴とするコンクリート欠陥検査用探触子。
【0007】
このコンクリート欠陥検査用探触子によれば、高分子ゲルからなるパッドが、係止手段にて圧電素子と一体に保持され、パッドの端面が探傷面に押し当てられることで、この端面が探傷面の凹凸に倣って容易に変形し、接触面が空隙のない密着状態となる。これにより、接触共振を起こして超音波が減衰せず、超音波探触子にて発生する超音波が対象構造物の内部に効率よく透過する。
【0008】
(2) (1)のコンクリート欠陥検査用探触子であって、
前記パッドが、前記係止手段に着脱可能であることを特徴とするコンクリート欠陥検査用探触子。
【0009】
このコンクリート欠陥検査用探触子によれば、パッドが、摩耗或いは硬化等、劣化した場合であっても、係止手段の係止を解除し、劣化したパッドを脱着することで、簡単に新しいパッドと交換でき、対象構造物に対する超音波の効率のよい透過を維持し続けることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子によれば、探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されたパッドと、圧電素子及びパッドを一体に保持する係止手段とを備えたので、検査対象物表面と探触子の間に、グリセリンやグリス等、粘性を有する液状の接触媒質を介在させることなく、コンクリート構造物にパッドを直接押し当てて、超音波を減衰させることなく構造物内部に透過できる。これにより、液状接触媒質の洗浄除去作業や、固体状ゲルシートの貼り付け作業、或いはシート形成能を有するポリマー溶液の塗布作業を不要とし、超音波を構造物内部に効率よく透過できる。その結果、超音波探傷検査の省力化、効率化、コスト低減を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図、図2は図1のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。
コンクリート欠陥検査用探触子(以下、単に「探触子」とも言う)100は、本体ケース11の超音波の受発振面13に透孔15が形成され、透孔15には内側からフランジ17を当接した筒状のパッドケース19が固定される。パッドケース19の軸線方向中央部には筒体を閉塞する隔壁21が設けられ、その結果、パッドケース19の外部は隔壁21を底面23とした凹部25が形成される。
【0012】
隔壁21の内部面(底面23と反対面)には圧電素子27が密着固定され、圧電素子27は圧力や振動のような機械エネルギと電圧のような電気エネルギの相互変換を行う。圧電素子27は、高電圧を印加することにより超音波振動を発生し、パッドケース19、後述のパッド43を通して検査対象構造物に超音波振動を伝える。圧電素子27としては、例えばチタン酸バリウムや、チタンジルコン酸鉛(PZT)等の機械的に丈夫な磁器物質の他、高感度の要求にはロシェル塩等の圧電材料を使用することができる。
【0013】
圧電素子27の隔壁21とは反対側の面には錘29が固定され、錘29は複数のネジ31,31にて本体ケース11に固定される押さえ蓋33に支持される。錘29及び押さえ蓋33は、圧電素子27にて発生する振動を、パッドケース19を介しパッド側へ伝達させるための、いわば反力壁として作用する。
【0014】
本体ケース11の後端には押さえ蓋33と平行なカバー35がネジ37,37によって固定され、カバー35は外部に表出する電極ターミナル39a,39bを支持する。圧電素子27には圧電素子配線41a,41bが接続され、圧電素子配線41a,41bは押さえ蓋33を貫通して電極ターミナル39a,39bに接続される。外部の電極ターミナル39a,39bに、図示せぬ圧電素子駆動ユニット(超音波発振器等)から高周波、高電圧の電気信号を印加することで、圧電素子配線41a,41bを通して、圧電素子27が駆動できるようになっている。
【0015】
このようにして、パッドケース19、圧電素子27、錘29、押さえ蓋33、圧電素子配線41a,41bを収容してカバー35で塞がれた本体ケース11は、手に持って、コンクリート構造物等に受発振面13側が容易に接触できる形状となっている。
【0016】
本体ケース11の受発振面13に開口するパッドケース19の凹部25にはパッド43が保持され、パッド43は図2に示す他端面(先端面)43bが受発振面13よりも突出して配置される。パッド43は探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されている。ゲルは、高分子物質がその相互作用によって全体として網状構造をつくり、溶媒又は分散媒である液体を相当量含んだまま固化したものである。パッド43としては、温度の上下により溶液とゲルの状態を可逆的に変化させる可逆ゲルに対し、そのようにならない非熱可逆性ゲルを用いることが好ましい。非熱可逆性ゲルとしては、例えば水ガラスの希薄溶液に塩酸を中和量加えて得るシリカゲル、単量体が網目状に重合した高分子からなり充填剤としてシリカゲルを、加硫剤として過酸化ベンゾイルなどを加えたシリコンゴム等が挙げられる。なお、高分子(高分子化合物)とは、分子量が約1万以上の高分子量化合物を言い、天然に存在する天然高分子、人工的につくられる合成高分子のいずれであってもよい。
【0017】
ゲルとしてはより具体的に、 D-ガラクトース、3,6-アンヒドロガラクトースを成分とする多糖の寒天、主にコラーゲンを主成分とするタンパク質のゼラチン、大豆タンパク質の豆腐、マンナン(D-マンノースを成分とする多糖)のコンニャク、水ガラス(ケイ酸ナトリウム)のゲルを脱水乾燥させたシリカゲル、ガソリンと界面活性剤から構成されるナパーム等が挙げられる。
【0018】
パッド43と、パッドケース19の凹部25は、係止手段45によって一体に保持される。パッド43は、係止手段45を介して凹部25に保持されることで着脱可能となる。すなわち、本実施の形態では、パッド43が、円柱形状に形成される。凹部25の底面23は、パッド43の一端面43aを密着させる。係止手段45は、パッド43の外周面に形成された周溝47と、凹部25の内周面に形成され周溝47に嵌る鍔状凸部48とからなる。
【0019】
このような係止手段45とすることで、平行な両端面を有する円柱形状のパッド43が軸線方向で押し付けられ、接触境界面での超音波の反射損失が生じにくく、良好な伝播性が確保される。また、凹部25における鍔状凸部48と底面23までの距離を、パッド43における周溝47から一端面43aまでの距離より小さく設計することで、パッド43と底面23の密着力が自在に設定可能となる。また、鍔状凸部48の半径方向内側への突出長を適宜に設計することでパッド43の保持強度が自在に設定可能となる。これにより、簡単な構造で、パッド43の密着性を最適にしながら、パッド43の良好な着脱を可能としている。
【0020】
このように係止手段45を介してパッド43が着脱自在であることにより、パッド43が、摩耗或いは硬化等、劣化した場合であっても、係止手段45の係止を解除し、劣化したパッド43を脱着することで、簡単に新しいパッド43と交換でき、対象構造物に対する超音波の効率のよい透過を維持し続けることができる。
【0021】
次に、係止手段45の第1、第2変形例を説明する。
図3は第1変形例に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図、図4は図3のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。なお、図1,図2に示した部材・部位と同一の部材・部位には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この第1変形例に係る探触子100Aは、パッド43Aが、円柱形状に形成されている。圧電素子27に固定されたパッドケース19Aには、パッド43Aの一端面43aを底面23に密着させる凹部25Aが形成される。このパッド43Aには図4に示すように、上記の周溝47が形成されていない。また、凹部25Aには鍔状凸部48が形成されていない。係止手段45Aは、パッド43Aの一端面43aと底面23を接着する両面粘着テープ49からなる。両面粘着テープ49の粘着力は、パッド43Aとコンクリート表面の粘着力よりも、大きく設定されている。
【0022】
この係止手段45Aを用いた探触子100Aによれば、平行な両端面を有する円柱形状のパッド43Aが軸線方向で押し付けられ、接触境界面での超音波の反射損失が生じにくく、しかも、円柱形状の外周面に周溝等の欠損部を設ける必要がなく、軸線方向の断面形状が同一となるので、より良好な伝播性を確保できる。また、両面粘着テープ49は、底面23との粘着力を、パッド43Aとの粘着力より大きく設定することで、パッド43Aのみを剥がして交換する繰り返し使用が可能となる。
【0023】
図5は第2変形例に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図、図6は図5のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。なお、先の第1変形例と同様、図1,図2に示した部材・部位と同一の部材・部位には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この第2変形例に係る探触子100Bは、パッド43Bと、パッドケース19Bの凹部25Bが、係止手段45Bによって一体に保持される。パッド43Bは、図6に示すように、円柱形状に形成されているパッド43Bの一端面43aよりボス状に突出した3つの係止部46を一体に備える。これらの係止部46は、一端面43a側において同一円周上を等間隔に離間配置されている。パッドケース19Bの隔壁21には、パッド43Bの係止部46と対向する位置に3つの透孔28が形成されている。すなわち、この第2変形例では、係止部46の先端に形成された膨出部46aを弾性変形させて透孔28に圧入して、隔壁21を通過させることにより、弾性復帰した膨出部46aが隔壁21の内部面(底面と反対側)に当接することで、パッド43Bがパッドケース19Bの凹部25Bに保持される。
【0024】
このような係止手段45Bとすることで、簡単な構造で、パッド43Bの密着性を確保しながら、パッド43Bの良好な着脱を可能としている。
なお、上記係止部46及び透孔28の設置数及び配置位置は、上記構成に限らず、適宜に設定されるものである。
【0025】
以上のように構成される探触子100、探触子100A、探触子100Bでは、超音波を伝播させて検査対象物の探傷面を検査するに際し、高分子ゲルからなるパッド43、パッド43A、パッド43Bが、係止手段45、係止手段45A、係止手段45Bにて圧電素子27と一体に保持され、パッド43、パッド43A、パッド43Bの端面が探傷面に押し当てられることで、この端面が探傷面の凹凸に倣って容易に変形し、接触面が空隙のない密着状態となる。これにより、接触共振を起こして超音波が減衰せず、超音波探触子にて発生する超音波が対象構造物の内部に効率よく透過する。
【0026】
したがって、上記構成のコンクリート欠陥検査用探触子100によれば、探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されたパッド43と、圧電素子27及びパッド43を一体に保持する係止手段45とを備えたので、検査対象物表面と探触子100の間に、グリセリンやグリス等、粘性を有する液状の接触媒質を介在させることなく、コンクリート構造物にパッド43を直接押し当てて、超音波を減衰させることなく構造物内部に透過できる。これにより、液状接触媒質の洗浄除去作業や、固体状ゲルシートの貼り付け作業、或いはシート形成能を有するポリマー溶液の塗布作業を不要とし、超音波を構造物内部に効率よく透過できる。その結果、超音波探傷検査の省力化、効率化、コスト低減を実現できる。
【実施例】
【0027】
次に、図1に示した探触子100と同一構成の探触子を製作し、その効果を確認した実施例を説明する。
図7は本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子を用いた試験装置構成を表すブロック図、図8は接触媒質と透過効率の相関図である。
検査対象物であるコンクリート構造物51の探傷面(端面)51aに探触子100を当て、反対側の端面51bに探触子100と同一構成の受振子53を当て、探触子100に超音波発振器55にて一定電圧を入力して超音波弾性波(50kHz)を発生させた。受振子53を介し透過した超音波弾性波を受振し、その信号を増幅器57にて増幅してオシロスコープ59へ表示させた。
【0028】
この際、探触子100と受振子53のコンクリート構造物51に対する接触状態を、上記高分子ゲル(シリコンゴム)パッド43を介在させた状態、グリスを介在させた状態、接触媒質無しの状態の3通りに変えて超音波弾性波の透過率を受振電圧により計測した。その結果、図8に示すように、接触媒質無しの状態に比較し、高分子ゲルパッド43は、グリスを介在させた状態と同等の弾性波透過効率を得られることが知見された。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図である。
【図2】図1のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。
【図3】第1変形例に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図である。
【図4】図3のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。
【図5】第2変形例に係るコンクリート欠陥検査用探触子の断面図である。
【図6】図5のパッドを(a)、凹部を(b)に示した要部拡大図である。
【図7】本発明に係るコンクリート欠陥検査用探触子を用いた試験装置構成を表すブロック図である。
【図8】接触媒質と透過効率の相関図である。
【符号の説明】
【0030】
19 パッドケース
23 底面
25 凹部
27 圧電素子
28 透孔
31 コンクリート構造物(検査対象物)
43 パッド
43a パッドの一端面
45 係止手段
46 係止部
47 周溝
48 鍔状凸部
49 両面粘着テープ
51a 端面(探傷面)
100 コンクリート欠陥検査用探触子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
超音波を伝播させて検査対象物の探傷面を検査するコンクリート欠陥検査用探触子であって、
少なくとも圧電素子と、
前記探傷面に対し密着状態に接触する高分子ゲルで形成されたパッドと、
前記圧電素子及び前記パッドを一体に保持する係止手段と、
を具備することを特徴とするコンクリート欠陥検査用探触子。
【請求項2】
請求項1記載のコンクリート欠陥検査用探触子であって、
前記パッドが、前記係止手段に着脱可能であることを特徴とするコンクリート欠陥検査用探触子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−78356(P2010−78356A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−244332(P2008−244332)
【出願日】平成20年9月24日(2008.9.24)
【出願人】(000000516)曙ブレーキ工業株式会社 (621)
【出願人】(000222668)東洋建設株式会社 (131)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【Fターム(参考)】