コンセント
【課題】 埋込ボックスへの取り付けが可能なコンセントを提供する。
【解決手段】 施工面Wに埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスBに結合するボックス結合部53と、ハウジング1に結合するハウジング結合部51とを有する取付枠5を備える。取付枠5を介してハウジング1を埋込ボックスBに取り付けることができ、高価な専用のボックスを用いる必要がないから、施工コストが低減される。
【解決手段】 施工面Wに埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスBに結合するボックス結合部53と、ハウジング1に結合するハウジング結合部51とを有する取付枠5を備える。取付枠5を介してハウジング1を埋込ボックスBに取り付けることができ、高価な専用のボックスを用いる必要がないから、施工コストが低減される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンセントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、劇場やスタジオの照明に用いられる照明器具用に、大容量の電力に対応したいわゆるC型のコンセントが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種のコンセントは、埋め込み配設の際は、専用のボックスに取り付けられていた。
【特許文献1】特開平7−272785号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の専用のボックスは高価であり、施工コストの増大に繋がっていた。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、埋込配線用の埋込ボックスに取り付けることができるコンセントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けと、施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材とを備え、保持部材はハウジングと埋込ボックスとに結合したときに埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納し且つハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、埋込ボックスに取り付けることができる。
【0007】
請求項2の発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けとを備え、施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納してハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させる形で埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、埋込ボックスに取り付けることができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ハウジングの後端部に保持されハウジングの前面に対して傾いたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、複数個のコンセントがハウジングの前面に沿った方向に並んで互いに近接している場合にも、端子部への電線の接続を行いやすくなる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、ハウジングの後端部に保持されハウジングの後方へ向けられたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、複数個のコンセントがハウジングの前面に沿った方向に並んで互いに近接している場合にも、端子部への電線の接続を行いやすくなる。
【発明の効果】
【0013】
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材を備え、または、埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたので、埋込ボックスに取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施形態1)
本実施形態は、図2に示すように、C型のプラグの栓刃(図示せず)が挿入される栓刃挿入穴11が前面(図2(b)の右面)にコ字形状に開口したハウジング1を有する。
【0016】
ハウジング1は、前端部から上下左右に突出した鍔部12を有する。栓刃挿入穴11は、鍔部12の前方へ突出したボス部13の前面に開口している。
【0017】
また、ハウジング1には、前端部が栓刃挿入穴11内に露出して接地極の栓刃に接触導通する接地端子板2と、接地端子板2を挟んで左右(図2(b)の上下)に対向しそれぞれ対向面に固定接点31が設けられた2個の端子板3とが、それぞれ後端部をハウジング1の後端部に露出させる形で保持されている。
【0018】
さらに、栓刃挿入穴11の内部には、それぞれ固定接点31に離間して対向する可動接点41を有し栓刃挿入穴11に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点41を固定接点31に接触導通させる2個の刃受け4が設けられている。
【0019】
詳しく説明すると、ハウジング1は、図3に示すように、接地端子板2と端子板3と刃受け4とがそれぞれ収納される凹部14が上面に設けられたボディ1aと、ボディ1aの上側に結合し凹部14を覆う蓋部15と鍔部12とボス部13とを有するカバー1bとからなる。ボディ1aとカバー1bとは、それぞれ例えば合成樹脂成形品からなる。カバー1bの蓋部15とボディ1aとにはそれぞれねじ挿通穴16a,16bが上下に貫設され、ねじ挿通穴16a,16bに挿通された取付ねじS1がナットNに螺合することによってボディ1aとカバー1bとは結合している。ボディ1aの凹部14の前面は開放されており、ボディ1aとカバー1bとが結合した状態では凹部14の内面が栓刃挿入穴11の内面となる。
【0020】
接地端子板2は、金属板からなり、端子ねじT1が螺合するねじ穴(図示せず)を有する端子部21と、端子部21から前方へ突設された連結部22と、連結部22から前方へ延設された接触部23とを有する。端子部21と接触部23とはそれぞれ連結部22から離れるほど下方へ向かうように傾斜している。また、接触部23は栓刃挿入穴11内に露出し、栓刃挿入穴11に挿入されたC型プラグの接地極の栓刃(図示せず)に接触導通する。ここで、接地端子板2の端子部21は、ハウジング1の後側に露出して端子ねじT1により接地極の電線(図示せず)が接続されるねじ端子となっている。
【0021】
各端子板3は、それぞれ金属板からなり、固定端子31が設けられた接触部32と、接触部32の後方へ突設された第1の端子部33と、第1の端子部33の上端部から他方の端子板3に近付く方向に突設された第2の端子部34とを有する。第1の端子部33と第2の端子部とには、それぞれ端子ねじT2が螺合するねじ穴(図示せず)を設けてあり、第1の端子部33と第2の端子部34とは、それぞれハウジング1の後側に露出して端子ねじT2により電線が接続されるねじ端子となっている。一方の端子板3には電圧極の電線が接続され、他方の端子板3には接地側極の電線が接続される。
【0022】
ここで、接地端子板2の端子部21に螺合する端子ねじT1や、各端子板3の第2の端子部34に螺合する端子ねじT2の軸の向きは、ハウジング1の前面に直交する向きでもハウジング1の前面に沿った向きでもなく、斜め後ろ向きとなっている。すなわち、これらの端子部21,34は、ハウジング1の前面に対して傾けてある。
【0023】
各刃受け4は、それぞれ金属板からなり、ボディ1aに保持される保持部42と、保持部42の前端から延設され保持部42とともにU字形状をなす曲部43と、曲部43の後方へ延設され栓刃挿入穴11の内側への突出寸法を後方へ向かって大きくする方向に傾斜し後端部に可動接点41が設けられた傾斜部44とを有する。保持部42は、ボディ4aの凹部14の底面から上方へ突設された保持突起14aと凹部14の内面との間に挟持されることによって保持されている。
【0024】
栓刃挿入穴11に栓刃が挿入されると、各刃受け4の傾斜部44がそれぞれ電圧極または接地側極の栓刃に接触導通するとともに傾斜部44が該栓刃に押圧されることにより曲部43と傾斜部44とがそれぞれ弾性変形し、やがて可動接点41が固定接点31に接触導通すると端子板3の端子部33,34と栓刃との間に電路が確立される。また、曲部43には、曲部43を変形しやすくするための貫通穴43aを貫設してある。
【0025】
次に、本実施形態の要旨である、ハウジング1を埋込ボックスに取り付けるための構成について説明する。
【0026】
本実施形態は、図1に示すように、ハウジング1に結合するとともに埋込ボックスBに取り付けられる、保持部材としての取付枠5を備える。
【0027】
具体的に説明すると、埋込ボックスBは、JIS C 8435に規定された四角コンクリートボックスであり、前面が開放された直方体形状に形成されていて、壁面のような施工面Wに設けられた埋込穴W1の内側に配設される。埋込ボックスBの内面の前端部には上下にそれぞれ2個のボスB1が開口面に沿って内側へ突設されており、各ボスB1には、それぞれねじ穴が前後に貫設されている。
【0028】
取付枠5は、例えば金属板に打ち抜き加工や曲げ加工を施して形成され、ハウジング1に結合するハウジング結合部51と、ハウジング結合部51の上下の端からそれぞれ前方へ突設された連結部52と、各連結部52の前端からそれぞれ上下方向であってハウジング結合部51に対向しない方向へ突設され埋込ボックスBに結合するボックス結合部53とを有する。連結部52の前後の寸法はハウジング1の鍔部12の前後の寸法と同程度としてあり、ハウジング結合部51にハウジング1を取り付けた状態では、鍔部12の前面とボックス結合部53の前面とが略面一となる。
【0029】
ハウジング結合部51には、ハウジング1において鍔部12の後側の部位が挿通される長方形状の挿通穴51aが貫設されている。また、挿通穴51aの左右には、それぞれねじ穴51bを貫設してある。ハウジング1の鍔部12の左右の端部にはそれぞれねじ挿通穴12aを前後に貫設してあり、ねじ挿通穴12aに挿通された取付ねじS2がねじ穴51bに螺合することによって、ハウジング1は取付枠5に結合する。
【0030】
また、ボックス結合部53の左右両端部には、それぞれ左右に長い長穴形状のねじ挿通穴53aを前後に貫設してあり、ねじ挿通穴53aに挿通された取付ねじS3が埋込ボックスBのボスB1のねじ穴に螺合することにより、ボックス結合部53は埋込ボックスBに結合する。ここにおいて、ハウジング1の後端部は埋込ボックスBに収納される。
【0031】
さらに、ボックス結合部53の左右両端部には、それぞれ脚部54が上下に突設されており、ボックス結合部53が埋込ボックスBに結合した状態では各脚部54はそれぞれ施工面Wの前面に当接する。
【0032】
また、取付枠5の前側には、長方形環状のプレート枠6を介して化粧プレート7が取り付けられる。ここで、取付枠5の各脚部54にはそれぞれねじ穴を前後に貫設してあり、プレート枠6の上下の端部にはそれぞれねじ挿通穴61を前後に貫設してある。そして、プレート枠6のねじ挿通穴61に挿通された取付ねじS4が取付枠5の脚部54のねじ穴に螺合することにより、プレート枠6は取付枠5に取り付けられる。さらに、化粧プレート7の後面に設けられた凹部(図示せず)にプレート枠6が嵌合することにより、化粧プレート7はプレート枠6に取り付けられる。化粧プレート7は、ハウジング1のボス部13が挿通される露出穴71を有し、図4に示すように前方から見てハウジング1のボス部13を露出させプレート枠6と取付枠5と埋込穴W1とを覆う。
【0033】
上記構成によれば、ハウジング1と埋込ボックスBとにそれぞれ結合する取付枠5を用いることにより、一般的な埋込型の配線器具の配設に用いられる既成の埋込ボックスBに取り付けることができ、専用の高価なボックスが不要となるから、施工コストを低減することができる。
【0034】
ところで、図5に示すように第2の端子部34に螺合する端子ねじT2の軸が上下方向に向けられていると、図6に示すようにハウジング1のボス部13が嵌合する嵌合穴(図示せず)を複数有するベースBPに複数のハウジング1を上下に並べて取り付けた場合に、第2の端子部34に電線を接続するためにドライバで端子ねじT2を回そうとしたときに上側(図5の右側)のハウジング1が邪魔になる。
【0035】
しかし、本実施形態においては、第2の端子部34をハウジング1の前面に対して傾けてあるので、図7に示すようにドライバDで端子ねじT2を回す際にも上側(図7の右側)のハウジング1が邪魔にならない。さらに、第1の端子部33と第2の端子部34との間の曲部の長さL(図2(c)及び図5(b)参照)が長くなっているから、端子板3の機械的強度が向上している。
【0036】
なお、図8に示すように第2の端子部34をハウジング1の後方に向けてもよい。この構成を採用した場合にも、図9に示すようにドライバDで端子ねじT2を回しやすい。
【0037】
また、図10に示すように第1の端子部33をハウジング1の前面に対して傾けてもよい。この構成を採用すれば、図11に示すように第1の端子部33を傾けない場合に比べ、図12に示すように第1の端子部33に電線を接続しやすくなる。
【0038】
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0039】
本実施形態は、取付枠5を設ける代わりに、図13に示すように、埋込ボックスBに結合するボックス結合部17をハウジング1において鍔部12の上下にそれぞれ突設している。ボックス結合部17の左右の端部には、それぞれ埋込ボックスBのボスB1のねじ穴に螺合する取付ねじS3が挿通されるねじ挿通穴17aが前後に貫設されている。ボックス結合部17は上記取付ねじS3によって埋込ボックスBにねじ止めされ、ここにおいてハウジング1の後端部は埋込ボックスBに収納される。
【0040】
また、ボックス結合部17の左右の端部には、それぞれボックス結合部17が埋込ボックスBに結合した状態で施工面Wの前面に当接する脚部18が上下に突設されている。さらに、各脚部18にはそれぞれプレート枠6のねじ挿通穴61に挿通された取付ねじS4が螺合するねじ穴を前後に貫設してある。
【0041】
上記構成によれば、実施形態1に比べ、ベースBPにハウジング1を上下に並べて取り付けることができなくなる反面、取付枠5が不要となり部品点数が減少するから製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の要部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は下面図、(e)は背面図、(f)はカバーを取り外した状態の平面図である。
【図3】同上の要部を示す分解斜視図である。
【図4】同上を施工面に配設した状態を示す斜視図である。
【図5】同上の比較例の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図6】同上の比較例のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図7】同上のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図8】同上の別の形態の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図9】同上の別の形態のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図10】同上の更に別の形態の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図11】同上のハウジングをベースに取り付けた状態を示す平面図である。
【図12】同上の更に別の形態のハウジングをベースに取り付けた状態を示す平面図である。
【図13】本発明の実施形態2を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ハウジング
3 端子板
4 刃受け
5 取付枠
17 ボックス結合部
31 固定端子
33 第1の端子部
34 第2の端子部
41 可動端子
51 ハウジング結合部
53 ボックス結合部
B 埋込ボックス
W 施工面
W1 埋込穴
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンセントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、劇場やスタジオの照明に用いられる照明器具用に、大容量の電力に対応したいわゆるC型のコンセントが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種のコンセントは、埋め込み配設の際は、専用のボックスに取り付けられていた。
【特許文献1】特開平7−272785号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の専用のボックスは高価であり、施工コストの増大に繋がっていた。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、埋込配線用の埋込ボックスに取り付けることができるコンセントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けと、施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材とを備え、保持部材はハウジングと埋込ボックスとに結合したときに埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納し且つハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、埋込ボックスに取り付けることができる。
【0007】
請求項2の発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けとを備え、施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納してハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させる形で埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、埋込ボックスに取り付けることができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ハウジングの後端部に保持されハウジングの前面に対して傾いたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、複数個のコンセントがハウジングの前面に沿った方向に並んで互いに近接している場合にも、端子部への電線の接続を行いやすくなる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、ハウジングの後端部に保持されハウジングの後方へ向けられたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、複数個のコンセントがハウジングの前面に沿った方向に並んで互いに近接している場合にも、端子部への電線の接続を行いやすくなる。
【発明の効果】
【0013】
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材を備え、または、埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたので、埋込ボックスに取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施形態1)
本実施形態は、図2に示すように、C型のプラグの栓刃(図示せず)が挿入される栓刃挿入穴11が前面(図2(b)の右面)にコ字形状に開口したハウジング1を有する。
【0016】
ハウジング1は、前端部から上下左右に突出した鍔部12を有する。栓刃挿入穴11は、鍔部12の前方へ突出したボス部13の前面に開口している。
【0017】
また、ハウジング1には、前端部が栓刃挿入穴11内に露出して接地極の栓刃に接触導通する接地端子板2と、接地端子板2を挟んで左右(図2(b)の上下)に対向しそれぞれ対向面に固定接点31が設けられた2個の端子板3とが、それぞれ後端部をハウジング1の後端部に露出させる形で保持されている。
【0018】
さらに、栓刃挿入穴11の内部には、それぞれ固定接点31に離間して対向する可動接点41を有し栓刃挿入穴11に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点41を固定接点31に接触導通させる2個の刃受け4が設けられている。
【0019】
詳しく説明すると、ハウジング1は、図3に示すように、接地端子板2と端子板3と刃受け4とがそれぞれ収納される凹部14が上面に設けられたボディ1aと、ボディ1aの上側に結合し凹部14を覆う蓋部15と鍔部12とボス部13とを有するカバー1bとからなる。ボディ1aとカバー1bとは、それぞれ例えば合成樹脂成形品からなる。カバー1bの蓋部15とボディ1aとにはそれぞれねじ挿通穴16a,16bが上下に貫設され、ねじ挿通穴16a,16bに挿通された取付ねじS1がナットNに螺合することによってボディ1aとカバー1bとは結合している。ボディ1aの凹部14の前面は開放されており、ボディ1aとカバー1bとが結合した状態では凹部14の内面が栓刃挿入穴11の内面となる。
【0020】
接地端子板2は、金属板からなり、端子ねじT1が螺合するねじ穴(図示せず)を有する端子部21と、端子部21から前方へ突設された連結部22と、連結部22から前方へ延設された接触部23とを有する。端子部21と接触部23とはそれぞれ連結部22から離れるほど下方へ向かうように傾斜している。また、接触部23は栓刃挿入穴11内に露出し、栓刃挿入穴11に挿入されたC型プラグの接地極の栓刃(図示せず)に接触導通する。ここで、接地端子板2の端子部21は、ハウジング1の後側に露出して端子ねじT1により接地極の電線(図示せず)が接続されるねじ端子となっている。
【0021】
各端子板3は、それぞれ金属板からなり、固定端子31が設けられた接触部32と、接触部32の後方へ突設された第1の端子部33と、第1の端子部33の上端部から他方の端子板3に近付く方向に突設された第2の端子部34とを有する。第1の端子部33と第2の端子部とには、それぞれ端子ねじT2が螺合するねじ穴(図示せず)を設けてあり、第1の端子部33と第2の端子部34とは、それぞれハウジング1の後側に露出して端子ねじT2により電線が接続されるねじ端子となっている。一方の端子板3には電圧極の電線が接続され、他方の端子板3には接地側極の電線が接続される。
【0022】
ここで、接地端子板2の端子部21に螺合する端子ねじT1や、各端子板3の第2の端子部34に螺合する端子ねじT2の軸の向きは、ハウジング1の前面に直交する向きでもハウジング1の前面に沿った向きでもなく、斜め後ろ向きとなっている。すなわち、これらの端子部21,34は、ハウジング1の前面に対して傾けてある。
【0023】
各刃受け4は、それぞれ金属板からなり、ボディ1aに保持される保持部42と、保持部42の前端から延設され保持部42とともにU字形状をなす曲部43と、曲部43の後方へ延設され栓刃挿入穴11の内側への突出寸法を後方へ向かって大きくする方向に傾斜し後端部に可動接点41が設けられた傾斜部44とを有する。保持部42は、ボディ4aの凹部14の底面から上方へ突設された保持突起14aと凹部14の内面との間に挟持されることによって保持されている。
【0024】
栓刃挿入穴11に栓刃が挿入されると、各刃受け4の傾斜部44がそれぞれ電圧極または接地側極の栓刃に接触導通するとともに傾斜部44が該栓刃に押圧されることにより曲部43と傾斜部44とがそれぞれ弾性変形し、やがて可動接点41が固定接点31に接触導通すると端子板3の端子部33,34と栓刃との間に電路が確立される。また、曲部43には、曲部43を変形しやすくするための貫通穴43aを貫設してある。
【0025】
次に、本実施形態の要旨である、ハウジング1を埋込ボックスに取り付けるための構成について説明する。
【0026】
本実施形態は、図1に示すように、ハウジング1に結合するとともに埋込ボックスBに取り付けられる、保持部材としての取付枠5を備える。
【0027】
具体的に説明すると、埋込ボックスBは、JIS C 8435に規定された四角コンクリートボックスであり、前面が開放された直方体形状に形成されていて、壁面のような施工面Wに設けられた埋込穴W1の内側に配設される。埋込ボックスBの内面の前端部には上下にそれぞれ2個のボスB1が開口面に沿って内側へ突設されており、各ボスB1には、それぞれねじ穴が前後に貫設されている。
【0028】
取付枠5は、例えば金属板に打ち抜き加工や曲げ加工を施して形成され、ハウジング1に結合するハウジング結合部51と、ハウジング結合部51の上下の端からそれぞれ前方へ突設された連結部52と、各連結部52の前端からそれぞれ上下方向であってハウジング結合部51に対向しない方向へ突設され埋込ボックスBに結合するボックス結合部53とを有する。連結部52の前後の寸法はハウジング1の鍔部12の前後の寸法と同程度としてあり、ハウジング結合部51にハウジング1を取り付けた状態では、鍔部12の前面とボックス結合部53の前面とが略面一となる。
【0029】
ハウジング結合部51には、ハウジング1において鍔部12の後側の部位が挿通される長方形状の挿通穴51aが貫設されている。また、挿通穴51aの左右には、それぞれねじ穴51bを貫設してある。ハウジング1の鍔部12の左右の端部にはそれぞれねじ挿通穴12aを前後に貫設してあり、ねじ挿通穴12aに挿通された取付ねじS2がねじ穴51bに螺合することによって、ハウジング1は取付枠5に結合する。
【0030】
また、ボックス結合部53の左右両端部には、それぞれ左右に長い長穴形状のねじ挿通穴53aを前後に貫設してあり、ねじ挿通穴53aに挿通された取付ねじS3が埋込ボックスBのボスB1のねじ穴に螺合することにより、ボックス結合部53は埋込ボックスBに結合する。ここにおいて、ハウジング1の後端部は埋込ボックスBに収納される。
【0031】
さらに、ボックス結合部53の左右両端部には、それぞれ脚部54が上下に突設されており、ボックス結合部53が埋込ボックスBに結合した状態では各脚部54はそれぞれ施工面Wの前面に当接する。
【0032】
また、取付枠5の前側には、長方形環状のプレート枠6を介して化粧プレート7が取り付けられる。ここで、取付枠5の各脚部54にはそれぞれねじ穴を前後に貫設してあり、プレート枠6の上下の端部にはそれぞれねじ挿通穴61を前後に貫設してある。そして、プレート枠6のねじ挿通穴61に挿通された取付ねじS4が取付枠5の脚部54のねじ穴に螺合することにより、プレート枠6は取付枠5に取り付けられる。さらに、化粧プレート7の後面に設けられた凹部(図示せず)にプレート枠6が嵌合することにより、化粧プレート7はプレート枠6に取り付けられる。化粧プレート7は、ハウジング1のボス部13が挿通される露出穴71を有し、図4に示すように前方から見てハウジング1のボス部13を露出させプレート枠6と取付枠5と埋込穴W1とを覆う。
【0033】
上記構成によれば、ハウジング1と埋込ボックスBとにそれぞれ結合する取付枠5を用いることにより、一般的な埋込型の配線器具の配設に用いられる既成の埋込ボックスBに取り付けることができ、専用の高価なボックスが不要となるから、施工コストを低減することができる。
【0034】
ところで、図5に示すように第2の端子部34に螺合する端子ねじT2の軸が上下方向に向けられていると、図6に示すようにハウジング1のボス部13が嵌合する嵌合穴(図示せず)を複数有するベースBPに複数のハウジング1を上下に並べて取り付けた場合に、第2の端子部34に電線を接続するためにドライバで端子ねじT2を回そうとしたときに上側(図5の右側)のハウジング1が邪魔になる。
【0035】
しかし、本実施形態においては、第2の端子部34をハウジング1の前面に対して傾けてあるので、図7に示すようにドライバDで端子ねじT2を回す際にも上側(図7の右側)のハウジング1が邪魔にならない。さらに、第1の端子部33と第2の端子部34との間の曲部の長さL(図2(c)及び図5(b)参照)が長くなっているから、端子板3の機械的強度が向上している。
【0036】
なお、図8に示すように第2の端子部34をハウジング1の後方に向けてもよい。この構成を採用した場合にも、図9に示すようにドライバDで端子ねじT2を回しやすい。
【0037】
また、図10に示すように第1の端子部33をハウジング1の前面に対して傾けてもよい。この構成を採用すれば、図11に示すように第1の端子部33を傾けない場合に比べ、図12に示すように第1の端子部33に電線を接続しやすくなる。
【0038】
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0039】
本実施形態は、取付枠5を設ける代わりに、図13に示すように、埋込ボックスBに結合するボックス結合部17をハウジング1において鍔部12の上下にそれぞれ突設している。ボックス結合部17の左右の端部には、それぞれ埋込ボックスBのボスB1のねじ穴に螺合する取付ねじS3が挿通されるねじ挿通穴17aが前後に貫設されている。ボックス結合部17は上記取付ねじS3によって埋込ボックスBにねじ止めされ、ここにおいてハウジング1の後端部は埋込ボックスBに収納される。
【0040】
また、ボックス結合部17の左右の端部には、それぞれボックス結合部17が埋込ボックスBに結合した状態で施工面Wの前面に当接する脚部18が上下に突設されている。さらに、各脚部18にはそれぞれプレート枠6のねじ挿通穴61に挿通された取付ねじS4が螺合するねじ穴を前後に貫設してある。
【0041】
上記構成によれば、実施形態1に比べ、ベースBPにハウジング1を上下に並べて取り付けることができなくなる反面、取付枠5が不要となり部品点数が減少するから製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の要部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は下面図、(e)は背面図、(f)はカバーを取り外した状態の平面図である。
【図3】同上の要部を示す分解斜視図である。
【図4】同上を施工面に配設した状態を示す斜視図である。
【図5】同上の比較例の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図6】同上の比較例のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図7】同上のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図8】同上の別の形態の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図9】同上の別の形態のハウジングをベースに並べて取り付けた状態を示す左側面図である。
【図10】同上の更に別の形態の要部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
【図11】同上のハウジングをベースに取り付けた状態を示す平面図である。
【図12】同上の更に別の形態のハウジングをベースに取り付けた状態を示す平面図である。
【図13】本発明の実施形態2を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ハウジング
3 端子板
4 刃受け
5 取付枠
17 ボックス結合部
31 固定端子
33 第1の端子部
34 第2の端子部
41 可動端子
51 ハウジング結合部
53 ボックス結合部
B 埋込ボックス
W 施工面
W1 埋込穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けと、
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材とを備え、
保持部材はハウジングと埋込ボックスとに結合したときに埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納し且つハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させることを特徴とするコンセント。
【請求項2】
プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けとを備え、
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納してハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させる形で埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたことを特徴とするコンセント。
【請求項3】
ハウジングの後端部に保持されハウジングの前面に対して傾いたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
【請求項4】
ハウジングの後端部に保持されハウジングの後方へ向けられたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
【請求項1】
プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けと、
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックスに結合するボックス結合部とハウジングに結合するハウジング結合部とを有する保持部材とを備え、
保持部材はハウジングと埋込ボックスとに結合したときに埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納し且つハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させることを特徴とするコンセント。
【請求項2】
プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入穴が前面に開口したハウジングと、ハウジングから露出する形でハウジングに保持され電線が接続される端子部と、導電材料からなりハウジングに収納され端子部に電気的に接続された固定接点が設けられた端子板と、弾性を有する導電材料からなりハウジングに収納され固定接点に離間して対向する可動接点を有し栓刃挿入穴に挿入された栓刃に接触導通するとともに栓刃に押圧されて弾性変形し可動接点と固定接点とを接触導通させる刃受けとを備え、
施工面に埋め込まれる埋込配線用の埋込ボックス内にハウジングの少なくとも一部を収納してハウジングの栓刃挿入穴を埋込ボックスの外側へ露出させる形で埋込ボックスに結合するボックス結合部をハウジングに設けたことを特徴とするコンセント。
【請求項3】
ハウジングの後端部に保持されハウジングの前面に対して傾いたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
【請求項4】
ハウジングの後端部に保持されハウジングの後方へ向けられたねじ端子からなる端子部を少なくとも1個備えることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−179308(P2006−179308A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−371477(P2004−371477)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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