説明

コンセント

【課題】一般的な差込プラグに対応可能であり、また、長さ寸法が異なる複数種の差込プラグにも対応が可能な差込プラグの抜け止め機能を有するコンセントを提供すること。
【解決手段】本発明は、差込プラグ本体Bの一端側から突出した栓刃Peが差し込まれる差込口33と、この差込口33に栓刃Peが差し込まれた差込プラグ本体Bの他端側に対向し、栓刃Peが差込口33から抜けないように抜け止めをなすとともに、栓刃Peの挿抜方向に位置調整が可能なストッパ部材22とを備えるコンセントである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、差込プラグ本体の栓刃が差込口から抜けないように抜け止め機能を有するコンセントに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンセントとして例えば、防水コンセントは、屋外の壁面等に備え付けられ、コンセントの差込口に差込プラグの栓刃が差し込まれて、コンセント側から差込プラグ側に電力が供給される。
【0003】
この場合、コンセントの差込口から差込プラグの栓刃が抜けてしまうのを防止するため、差込プラグの栓刃を差込口に差し込んだ後、所定の角度回動することにより、抜け止め機構が機能して差込プラグの抜け止めがなされるようになっている。この抜け止め機構は、差込プラグの栓刃に形成された孔に、コンセントの差込口側における刃受に形成された突起が弾性係合して抜け止めがなされる構成となっている。
【0004】
ところが、このようなコンセントは、差込プラグの挿抜回数が少ないことを前提として構成されており、差込プラグの挿抜回数が多くなると、抜け止め機構における弾性係合の係合力が低下し、このため、抜け止め機能が低下するという問題が発生する。
【0005】
このような従来のコンセントに対し、差込プラグ及びコンセントを専用の形態として、差込プラグの本体部とコンセントの扉体とで抜け止め機構を構成するものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−257918号公報
【特許文献2】実用新案登録第3097566号公報
【特許文献3】特開2007−188794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のような構成では、差込プラグ及びコンセントが専用の形態であり、一般的な差込プラグを用いる場合、差込プラグの抜け止めが困難であり、共通性がなく、適用対応性が低いという課題が生じる。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、一般的に用いられる差込プラグの形態に対応可能であり、また、長さ寸法が異なる複数種の差込プラグにも対応が可能な差込プラグの抜け止め機能を有するコンセントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態によるコンセントは、差込プラグ本体の一端側から突出した栓刃が差し込まれる差込口と、この差込口に栓刃が差し込まれた差込プラグ本体の他端側に対向し、栓刃が差込口から抜けないように抜け止めをなすとともに、栓刃の挿抜方向に位置調整が可能なストッパ部材とを備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、長さ寸法が異なる複数種の差込プラグに対応が可能な差込プラグの抜け止め機能を有するコンセントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係るコンセントを示す斜視図である。
【図2】同コンセントにおいて抜け止め機構を取外して示す斜視図である。
【図3】同コンセントにおいて差込プラグが接続された状態でストッパ部材を取外して示す斜視図である。
【図4】同コンセントにおいてラッチ機構を一部断面で示す側面図である。
【図5】同コンセントにおいてストッパ部材の動作を模式的に示す側面図である。
【図6】同コンセントにおいて差込プラグが接続されている状態を模式的に示す側面図である。
【図7】同じく、コンセントにおいて差込プラグが接続されている状態を模式的に示す側面図である。
【図8】同コンセントにおいて抜け止め機構の動作を模式的に示す側面図である。
【図9】同じく、コンセントにおいて抜け止め機構の動作を模式的に示す側面図である。
【図10】同コンセントの使用状態を示す説明図である。
【図11】同じく、コンセントの使用状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係るコンセントついて図1乃至図11を参照して説明する。図1乃至図4は、コンセントの構成を示し、図5乃至図9は、主としてコンセントにおける抜け止め機構の動作を示し、図10及び図11は、コンセントの使用例を示している。なお、各図において同一部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1乃至図4に示すように、コンセントは、屋外の壁面等に取付けられる防水コンセントであり、コンセント本体1と抜け止め機構2とを備えている。
【0013】
コンセント本体1は、外筐3と、この外筐3内に配設されたコンセントボディ4と、防水パッキン5とから構成されている。外筐3は、AAS樹脂等から形成され、ベース部31及びこのベース部31の略中央部から前面側へ山形状に突出した収容部32を備えている。この収容部32には、コンセントボディ4が収容されている。収容部32の一側は、ベース部31から起立するような平坦面が形成されており、この平坦面には、後述する差込プラグPの栓刃Peが差し込まれる差込口33が形成されている。
【0014】
この差込口33は、差込プラグPにおける電源端子用の栓刃Peが差し込まれる図示上上下方向に平行状に形成された2つの電源接続用差込口33aと、アース端子用の栓刃Peが差し込まれるアース接続用差込口33bとを備えている。また、電源接続用差込口33a及びアース接続用差込口33bの内部側には、それぞれ栓刃Peが挿入されて電気的に接続される図示しない刃受けが設けられている。
【0015】
このような差込口33は、前記平坦面に複数個、すなわち、並設するように一対設けられており、いわゆる平行プラグ形の差込プラグPの栓刃Peが挿入されて差し込むことができるようになっている。
【0016】
コンセントボディ4は、前記のように外筐3の収容部32内に配設されており、差込プラグPの栓刃Peを受ける刃受けや電源線及びアース線が接続される接続端子を備えている。
【0017】
外筐3におけるベース部31の背面側には、防水パッキン5が配設されている。防水パッキン5は、軟質のポリ塩化ビニル材料から枠状に形成されており、ベース部31の縁部に沿って配設されている。また、防水パッキン5の内周側には、コンセント本体1を壁面等に取付けるための絶縁性のサポート部材が配設されるようになっている。
したがって、防水コンセントが壁面等に取付けられた状態においては、防水パッキン5が壁面等に密着するようになり、防水性が維持されるようになる。
【0018】
なお、外筐3における収容部32の頂面には、各差込口33に対応して抜け止め機構2の構成要素である係合子24aが弾性を付与されて、あるいは自身の弾性により少なくとも一部が外筐3から出没可能に設けられている。この係合子24aは、図示上、前方側から後方側へ向かって湾曲した傾斜面をなすガイド面24a1と、このガイド面24a1から下方に垂下するように形成された係合面24a2とから構成されている。
【0019】
次に、抜け止め機構2は、差込口33に差し込まれた差込プラグPの抜け止めをなす機能を有するものであり、ストッパ部材22と、台座23と、ラッチ機構24と、リンク部材25とを備えている。
【0020】
図1及び図4に示すように、ストッパ部材22は、略L字状に形成されていて、スライド面22aとストッパ面22bとを有している。スライド面22aの裏面側には、複数の係合子22cが突出して形成されている。係合子22cは、前記外筐3に形成された係合子24aと同様な形態をなしており、この係合子24aと噛み合うように、係合子24aとは逆向きにガイド面22c1及び係合面22c2が形成されている。
すなわち、これら係合子24a、係合子22cによってラッチ機構24が構成されるようになっている。
【0021】
ストッパ面22bは、差込口33と対向するように配置されている。ストッパ面22bは、略中央部に差込プラグPのコードCが挿通するコード逃げ用の切欠き22dが形成されてフック状をなしている。
このように構成されたストッパ部材22は、各差込口33に対応して一対設けられている。
【0022】
図3に代表して示すように、台座23は、略長方形状をなし、外筐3における収容部32の頂面に配置されるようになっている。この台座23には、前記係合子24aに対応して凹部23aが形成されており、また、この凹部23aには、四角形状の開口部23bが形成されている。したがって、この開口部23bから係合子24aが突出するようになっている。
【0023】
図4に示すように、ラッチ機構24は、外筐3に形成された係合子24aとストッパ部材22に形成された係合子22cとによって構成されている。この係合子24aの係合面24a2と係合子22cの係合面22c2とが係合し噛み合うようになっている。
【0024】
したがって、図示上、ストッパ部材22は、右方向へスライドして移動可能であり、左方向へのスライド移動は阻止される。右方向へのスライド移動の場合は、係合子24aのガイド面24a1が押圧されて係合子24aの少なくとも一部が外筐3の内部に没することとなる。よって、ガイド面24a1上を係合子22cのガイド面22c1が案内されて移動可能となる。一方、左方向へのスライド移動は、前記のように係合子24aの係合面24a2と係合子22cの係合面22c2とが係合し阻止される。
【0025】
リンク部材25は、台座23をコンセント本体1に回動可能に連結する機能を有している。リンク部材25は、線状材からなり、一端側がコンセント本体1に回動可能に取付けられ、他端側が台座23の側壁に固定されている。また、このリンク部材25は、台座23の両側壁に設けられていて台座23を後方に回動可能に連結している。
【0026】
また、図1に示すように、ストッパ部材22と台座23とは、板ばね部材26によって、相互に密着するように挟持され弾性保持するようにしてもよい。しかし、このような構成に限定されるものではない。具体的には、ストッパ部材22のスライド面22aと台座23との両側壁側に略コ字状に折曲形成された板ばね部材26が装着されている。
次に、図5乃至図9を参照して本実施形態におけるコンセントの動作について説明する。
【0027】
まず、図5に示すように、ストッパ部材22は、後方側(図示上、右方向、破線で示す状態から実線で示す状態)にスライドして移動調整可能となっている。ストッパ部材22を後方に移動操作することにより、ストッパ面22bが差込口33に近づき、ストッパ面22bと差込口33との距離が短くなって移動調整される。
【0028】
この場合、図4を併せて参照して示すように、ストッパ部材22の係合子22cのガイド面22c1が係合子24aのガイド面24a1上に案内され、これを乗り越えてストッパ部材22がスライド移動するようになる。
【0029】
一方、この状態からストッパ部材22は、係合子24aの係合面24a2と係合子22cの係合面22c2とが係合しているため、前方側(図示上、左方向)へスライドして移動することはできない。すなわち、ストッパ部材22は、所定の位置にラッチ機構24によってロックされた状態となる。
【0030】
図6は、コンセント本体1の差込口33に差込プラグPが接続された状態を示している。差込プラグPは、一般的な平行プラグ形のものであり、略円筒状をなす差込プラグ本体Bと、この本体Bの一端側から平行に突出された電源端子用の栓刃Pe及びアース端子用の栓刃Peと、本体Bの他端側から導出されたコードCとを備えている。
【0031】
このような差込プラグPの栓刃Peは、差込口33に差し込まれ、電源側と電気的に接続されている。また、ストッパ部材22がロックされ、差込プラグPの抜け止めがなされている。
【0032】
この状態においては、ストッパ部材22のストッパ面22bが差込プラグ本体Bの他端側に対向している。したがって、例えば、コードCに引張り方向の力が作用して、差込プラグPの栓刃Peに差込口33から抜ける方向の力が働いたとしても、差込プラグPは、ストッパ部材22によって移動が阻止されているので、差込プラグPが差込口33から抜けるのを抑制することが可能となる。
【0033】
また、差込プラグPのコードCは、ストッパ面22bに形成された切欠き22dを挿通している。このため、コードCは、切欠き22dの前面側(図示上、上側)の縁部によって、図示矢印で示すような前面側への動きが規制される。
【0034】
したがって、仮に、コードCに前面側方向への引張り力が作用しても差込プラグPが差込口33から抜けるのをより確実に抑制することができる。この場合、切欠き22dは、コードCの前面側への動きを規制する規制手段として機能する。
【0035】
もっとも、ストッパ面22bが、差込プラグ本体Bの他端側に対接している場合には、コードCに前面側方向の引張り力が作用しても差込プラグPの抜けを確実に防止できるので、例えば、切欠きdは、ストッパ面22bの下端から上端にわたって形成されていてもよい。
【0036】
図7は、図6と同様に、コンセント本体1の差込口33に差込プラグPが接続された状態を示している。この差込プラグPは、図6において示されたものより、差込プラグ本体Bの長さ寸法が短いタイプを示している。
【0037】
したがって、ストッパ部材22がスライドして移動調整され、ストッパ面22bが差込プラグ本体Bの他端側に対向している。このため、このタイプの差込プラグPにおいても差込プラグPが差込口33から抜けるのを抑制することが可能となる。
【0038】
以上の図6及び図7に示すように、ストッパ部材22は、差込プラグPの栓刃Peの挿抜方向に位置調整が可能であり、差込プラグPが差込口33から抜けるのを抑制することができる。
さらに、図8及び図9を参照してストッパ部材22のセット動作について説明する。
【0039】
図8に示すように、ストッパ部材22をリンク部材25の一端側を支点として図示上、時計方向に回動する。なお、この回動及び/又は後述する反時計方向の回動には、ある程度の力を加えないと回動しないような弾性、磁石等からなる機構を付加しておくことが好ましい。この状態においては、ラッチ機構24は解除され、つまり、係合子24aと係合子22cとの係合が解除されるようになる。
【0040】
したがって、図9に示すように、ストッパ部材22は、板ばね部材26によって、台座23に保持されながら、図示矢印方向にスライド移動が可能となり、すなわち、差込プラグPの栓刃Peの挿抜方向に位置調整が可能となる。この場合、主として、ストッパ部材22は、ストッパ面22bが差込口33から離反する方向に移動調整される。
【0041】
次いで、図5及び図6を併せて参照して示すように、差込口33に差込プラグPを接続し、ストッパ部材22を反時計方向に回動して元の状態に復帰させる。この復帰状態において、必要に応じストッパ部材22を後方側にスライドして移動して、ストッパ面22bを差込プラグ本体Bの他端側に対向させるように操作する)。このようにストッパ部材22のセット動作が完了する。
【0042】
また、差込プラグPを差込口33から抜いて取外す場合には、上述と同様に、ストッパ部材22をリンク部材25の一端側を支点として時計方向に回動することにより行うことができる。
次に、図10及び図11を参照して上記本実施形態におけるコンセントの使用例について説明する。
【0043】
図10は、電気機器Emから導出された差込プラグPがコンセントに接続されている状態を示している。また、差込プラグPは抜け止め機構2によって抜け止めがなされている。
【0044】
このような状態において、電源側からコンセント、差込プラグPを介して電気機器Emに電力が供給される。この場合、電気機器Emは、充電式であっても非充電式であってもよく、本実施形態のコンセントは、充電式、非充電式を問わず、双方に適用可能である。
【0045】
図11は、電気自動車Evの充電用のコンセントとして用いられている場合を示している。また、前記と同様に、差込プラグPは抜け止め機構2によって抜け止めがなされている。
【0046】
この場合、例えば、差込プラグPのコードCの中間部には、充電コントローラCcが接続されている場合がある。このため、充電コントローラCcの重量が差込プラグPの離脱方向(抜ける方向)に作用するが、抜け止め機構2が効果的に機能し、差込プラグPの抜け止めをなすことが可能となる。
【0047】
以上のように本実施形態によれば、長さ寸法が異なる複数種の差込プラグPに対応が可能な差込プラグPの抜け止め機能を有するコンセントを提供することができる。
また、差込プラグPから導出されるコードCの前面側への動きが規制されるので、差込プラグPが差込口33から抜けるのをより確実に抑制することができる。
【0048】
さらに、差込口33は、複数個設けられており、この複数個の差込口33に対応して、それぞれストッパ部材22が配設されているので、各差込口33に長さ寸法が異なる複数種の差込プラグPを同時に差し込んで使用することが可能となる。
【0049】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、抜け止め機構2は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。差込プラグの挿抜時には、差込口を解放でき、差込プラグの差込時には、ストッパ部材が差込プラグ本体の他端側に対向し、差込プラグが差込口から抜けるのを抑制することが可能となる構成であればよい。このような抜け止め機構の具体的構成は、当業者であれば、任意に設計可能である。
また、差込口を複数個設ける場合、各差込口の形態を異なる形態とし、栓刃の形態が異なる複数種の差込プラグに対応できるようにしてもよい。
【0050】
さらにまた、抜け止め機構が外部に露出しないように、差込プラグの差込口側を開口したカバーを設けるようにしてもよい。この場合、抜け止め機構の操作は、カバーの開口側から行われる。
【符号の説明】
【0051】
1・・・コンセント本体、2・・・抜け止め機構、
3・・・外筐、4・・・コンセントボディ、
5・・・防水パッキン、22・・・ストッパ部材、
22d・・・規制手段(切欠き)、23・・・台座、
24・・・ラッチ機構、25・・・リンク部材、
26・・・板ばね部材、33・・・差込口、
P・・・差込プラグ、B・・・差込プラグ本体、
Pe・・・栓刃、C・・・コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
差込プラグ本体の一端側から突出した栓刃が差し込まれる差込口と;
この差込口に栓刃が差し込まれた差込プラグ本体の他端側に対向し、栓刃が差込口から抜けないように抜け止めをなすとともに、栓刃の挿抜方向に位置調整が可能なストッパ部材と;
を具備することを特徴とするコンセント。
【請求項2】
前記ストッパ部材には、プラグ本体の他端側から導出されたコードの前面側への動きを規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンセント。
【請求項3】
前記差込口は、複数個設けられており、この複数個の差込口に対応して、それぞれストッパ部材が配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンセント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−238419(P2012−238419A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105222(P2011−105222)
【出願日】平成23年5月10日(2011.5.10)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】