説明

コンテナミキサ、コンテナ及び粉粒体撹拌方法

【課題】 コンテナと駆動装置とを簡単に連結できるコンテナミキサを提供する。
【解決手段】 コンテナミキサ1は、コンテナ10と駆動装置30を有する。コンテナ10は、容器本体11に固定された容器側フランジ19と、撹拌羽根付き回転軸23とを有する。撹拌羽根付き回転軸23の一端には、カップリング部が設けられている。駆動装置30は、容器側フランジ19に接続される駆動側フランジ33が軸端に形成されたコンテナ回転軸31と、撹拌羽根付き回転軸23のカップリング部に接続されるカップリング部が軸端に形成された回転駆動軸37を有する。容器側フランジ19、撹拌羽根付き回転軸23、駆動側フランジ33、コンテナ回転軸31及び回転駆動軸37が、いずれも同一軸芯上に配置されている。このような構成により、コンテナ10とコンテナ回転駆動軸31と、並びに、撹拌羽根付き回転軸23と同軸の回転駆動軸37とを、一回の作業で連結できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉粒体等を収容して撹拌するコンテナミキサ等に関する。特には、粉粒体を均一に撹拌、混合でき、取り扱いが比較的容易なコンテナミキサ等に関する。
【背景技術】
【0002】
コンテナミキサは、一般に、コンテナと、このコンテナ自体を回転駆動する機構とから構成され、コンテナをコンテナ回転駆動機構から外すと、コンテナ単体で移動や保管ができるものである。さらに、コンテナに中身を撹拌する部材(撹拌羽根など)が備えられたものもある。コンテナ回転駆動機構は、コンテナが載置される架台を有し、同架台に、コンテナを回転駆動する機構が備えられているタイプのものが一般的である。
【0003】
中身を撹拌する部材(撹拌羽根)を備えたコンテナミキサとして、コンテナの蓋体に撹拌羽根付きの回転軸が取り付けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この例においては、蓋体が着脱自在であるため、撹拌羽根を簡単に洗浄できるとされている。
また、コンテナの側面に撹拌羽根を設けたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。このコンテナミキサにおいては、コンテナ自体の回転中に、常時撹拌羽根が中身に接するので、短時間で効率よく中身を粉砕できるとされている。
【0004】
上述のコンテナミキサにおいては、コンテナをコンテナ回転駆動機構の架台に載置してセットし、コンテナの中身撹拌部材(撹拌羽根)を、架台の撹拌部材回転駆動機構に連結する必要がある。つまり、コンテナをセットしてコンテナ回転機構と連結する手間と、中身撹拌部材を撹拌部材駆動機構に連結する手間とがかかることになる。
【0005】
【特許文献1】特開2003−144893
【特許文献2】特開2006−320824
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、コンテナと駆動装置とを簡単に連結できるコンテナミキサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のコンテナミキサは、 粉粒体を収容するコンテナと、 該コンテナの内部に設けられた撹拌羽根付き回転軸と、 該撹拌羽根付き回転軸の回転駆動手段と、 前記コンテナの回転軸と、 該コンテナ回転軸の回転駆動手段と、を備え、 前記撹拌羽根付き回転軸及びコンテナ回転軸が、同一軸芯上に配置されていることを特徴とする。
【0008】
コンテナ回転軸と撹拌羽根付き回転軸とを同一軸芯上に配置することにより、コンテナ回転軸と撹拌羽根付き回転軸を一緒にそれらの回転駆動手段に連結することができる。
【0009】
本発明のコンテナミキサの具体的態様は、 粉粒体を収容する容器本体、 該容器本体に固定された容器側フランジ、及び、 該容器本体の内部に設けられた、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸、を有するコンテナと、 前記容器側フランジに接続される駆動側フランジが軸端に形成されたコンテナ回転軸、 該コンテナ回転軸の回転駆動手段、 前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部に接続されるカップリング部が軸端に形成された回転駆動軸、及び、 該回転駆動軸の回転駆動手段、を有する駆動装置と、を備え、 前記容器側フランジ、撹拌羽根付き回転軸、駆動側フランジ、コンテナ回転軸及び回転駆動軸が、いずれも同一軸芯上に配置されていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、コンテナのフランジ(容器側フランジ)とコンテナ回転駆動軸側のフラン(駆動側フランジ)とを連結することにより、コンテナ回転駆動軸の回転運動をコンテナに伝える。また、撹拌羽根付き回転軸のカップリング部と回転駆動軸のカップリング部とを接続することにより、回転駆動軸の回転運動を回転軸に伝える。ここで、容器側フランジ、撹拌羽根付き回転軸、駆動側フランジ、コンテナ回転軸及び回転駆動軸が、いずれも同一軸芯上に配置されているので、容器側フランジと駆動側フランジとを同一軸芯上に合わせると、撹拌羽根付き回転軸と同回転軸の駆動軸とが同一軸芯上に合う。これにより、コンテナとコンテナ回転駆動軸と、並びに、撹拌羽根付き回転軸と同軸の回転駆動軸とを、一回の作業で連結できる。
【0011】
本発明においては、 前記コンテナが、前記駆動装置のコンテナ回転軸に片持ち式に支持されていることとできる。
【0012】
本発明によれば、コンテナ回転軸と撹拌羽根付き回転軸とそれらの駆動軸との連結・接続部が1ヶ所であるので、コンテナの入れ替え作業が簡単になる。
【0013】
本発明においては、 前記容器本体の容器側フランジの端面と、前記回転軸のフランジの端面とが接して固定されることにより、該フランジ間の摩擦により前記回転軸の回転運動が前記容器側フランジに伝達され、 前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部の一方が横方向に延びるキー溝であり、他方が横方向に延びるキー状の突部であり、該突部が、前記溝に係合することにより、前記撹拌羽根付き回転軸と回転駆動軸とが連結されることとできる。
【0014】
本発明のコンテナは、 粉粒体を収容する容器本体、 該容器本体に固定された容器側フランジと、 該容器本体の内部に設けられた、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸と、を有し、前記容器側フランジと前記撹拌羽根付き回転軸とが同一軸芯上に配置されていることを特徴とする。
【0015】
本発明の粉粒体撹拌方法は、 粉粒体を撹拌する方法であって、 粉粒体を、該粉粒体を収容する容器本体、該容器本体に固定された容器側フランジ、及び、該容器本体の内部に前記容器側フランジと同一軸芯上に配置されており、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸、を有するコンテナに収容し、 該コンテナを、前記容器側フランジに接続される駆動側フランジが軸端に形成されたコンテナ回転軸、該コンテナ回転軸の回転駆動手段、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部に接続されるカップリング部が軸端に形成された回転駆動軸、及び、該回転駆動軸の回転駆動手段、を有し、前記容器側フランジ、撹拌羽根付き回転軸、駆動側フランジ、コンテナ回転軸及び回転駆動軸が、いずれも同一軸芯上に配置されている駆動装置に連結し、前記コンテナ回転軸及び回転駆動軸の各々の回転駆動手段を駆動させ、前記コンテナ及び前記撹拌羽根付き回転軸とを回転させて、粉粒体を撹拌することを特徴とする。
【0016】
本発明においては、 前記コンテナと前記駆動装置とを以下の方法で連結することが好ましい:
i)前記コンテナの容器側フランジの端面と、前記コンテナ回転軸の駆動側フランジの端面とを対向させた状態で、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部と前記回転駆動軸のカップリング部とを位置合わせする、
ii)前記コンテナの容器側フランジの端面と、前記コンテナ回転軸のフランジの端面を合わせて固定し、これにより、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部と前記回転駆動軸のカップリング部とを連結する。
【発明の効果】
【0017】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コンテナ回転軸と撹拌羽根付き回転軸とを同一軸芯上に配置することにより、コンテナの回転駆動手段へのセットと、撹拌羽根付き回転軸の回転駆動手段への連結を一緒に行うことができ、作業性がよくなる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテナミキサの全体を示す正面図である。
図2は、図1のコンテナミキサの平面図である。
図3は、図1のコンテナミキサのコンテナと駆動装置との連結部を拡大して示す平面図である。
図4は、図1のコンテナミキサの回転軸端部を拡大して示す平面図である。
図5は、図1のコンテナミキサの側面図である。
【0019】
コンテナミキサ1は、図1、図2に示すように、中身を撹拌する撹拌羽根付き回転軸23を内部に備えたコンテナ10と、同コンテナ10を回転駆動する駆動装置30とを有する。駆動装置30には、撹拌羽根付き回転軸23を回転駆動する機構も備えられている。
【0020】
まず、コンテナ10を説明する。
コンテナ10は、粉粒体を収容する容器本体11、容器本体11に固定された容器側フランジ19、及び、撹拌羽根付き回転軸23などを有する。容器本体11は平らな直方体状の胴部11aと、四角錐状の排出部11bとを有する。胴部11aの上面中央には、投入口11cが設けられている。同投入口11cは蓋12で開閉される。排出部11bの先端には、排出口11dが設けられている。同排出口11dはバタフライバルブ13で開閉可能となっている。
【0021】
図1に示すように、胴部11aの四隅には、支持脚14が設けられており、コンテナ10を単体で設置することができる。また、支持脚14間には、フォークリフトの爪が係合する係合部15が設けられている(これらは図1にのみ図示)。一例として、容器本体11の寸法は、縦が618mm、横が618mm、高さが879mm、容積は200リットルである。
【0022】
胴部11aの一側面には、側方に張り出した側座17が設けられており、同側座17の端面に容器側フランジ19が固定されている。図3に示すように、容器側フランジ19の端面は平面であり、周縁には外方向に張り出す縁部19aが形成されている。容器側フランジ19の中心には、側座17及び胴部11aの胴板を貫通する中空の軸21が固定されている。この中空軸21のコンテナ内部側の端部は、胴部11a内にやや突き出ている。図2に示すように、平面視において、この中空軸21の中心軸は、胴部11aに対して10〜15°傾いて、容器本体11の中心を通っている。
【0023】
中空軸21内には、中実の撹拌羽根付き回転軸23が中空軸21と同一軸芯上に配置されている。撹拌羽根付き回転軸23は、図3に示すように、コンテナ本体壁内の端部で、中空軸21内に対して、2個の軸受26により回転可能に支持されている。一方の軸受26−1は、容器側フランジ19に隣接して配置され、もう一方の軸受26−2は、胴部側端部に配置されている。この軸受26−2の外側には、カラー27が固定されている。カラー27と撹拌羽根付き回転軸23との間にはシール28が介されている。これらのカラー27やシール28により、中空軸21と撹拌羽根付き回転軸23との間のスキマが密閉される。
【0024】
撹拌羽根付き回転軸23の他方の端部は、図2に分かりやすく示すように、容器本体11内の中心を延びて、反対側の胴板付近まで達している。同回転軸23の容器本体11内に延びた部分には、撹拌羽根24が取り付けられている。撹拌羽根24は、回転軸23から180°の間隔で径方向に延びるバー状の部材である。この例では、5個の撹拌羽根24が、軸23の周方向に交互に90°ずれて、等間隔で取り付けられている。
【0025】
図3に示すように、回転軸23のコンテナ外側の端部は、容器側フランジ19からやや突き出ており、同軸の端面中央部には、径方向に延びるキー溝23aが形成されている。このキー溝23aは、回転軸23の後述する回転駆動軸37とのカップリング部となる。
【0026】
次に、駆動装置30を説明する。
駆動装置30は、図1、図2に示すように、コンテナ回転軸31と、同コンテナ回転軸31の駆動手段と、撹拌羽根付き回転軸23を回転駆動する軸37と、同回転駆動軸37の回転駆動手段と、を有する。
【0027】
コンテナ回転軸31は、比較的大径の中空の軸であり、径は、コンテナ10の中空軸21の径と等しい。同軸31の、一方の端部には、コンテナ10の容器側フランジ19に接続される駆動側フランジ33が固定されている。図3に示すように、駆動側フランジ33の端面は平面であり、周縁には外方向に張り出す縁部33aが形成されている。同フランジ33の径は容器側フランジ19の径と等しい。
コンテナ回転軸31のもう一方の端部付近には、スプロケット35が固定されている(図4も参照)。
【0028】
コンテナ回転軸31内には、撹拌羽根付き回転軸23の回転駆動軸37が同一軸芯上に配置されている。回転駆動軸37は中実の軸であり、図3、図4に示すように、両端付近で、コンテナ回転軸31内に、軸受38により回転可能に支持されている。図3に示すように、同軸37の、駆動側フランジ33側の端面には、径方向に延びるキー状の突起37aが形成されている。同突起37aは、コンテナ回転軸31の端面からやや突き出ている。この突起37aが、回転駆動軸37の撹拌羽根付き回転軸23とのカップリング部となる。
同軸37のもう一方の端部は、図4にも示すように、コンテナ回転軸31から突き出ており、同部にスプロケット39が固定されている。
【0029】
コンテナ回転軸31は、図1、図2に示すように、中央部の2ヵ所で、プランマブロック41により、架台2に設けられた台座3に固定されている。このような構造により、コンテナ10はコンテナ回転軸31に片持ち式に支持されることになる。このようにコンテナ10を片持ち式に支持することにより、詳しくは後述するように、コンテナ10と駆動装置39との軸連結・接続部が1ヶ所となるので、コンテナの入れ替え作業が簡単になる。
【0030】
また、架台2上には、コンテナ回転軸31を回転駆動する減速機付きモータ43と、撹拌羽根付き回転軸23の回転駆動軸37を回転駆動する減速機付きモータ45が備えられている。これらのモータ43、45のモータ軸は、各々、コンテナ回転軸31のスプロケット35、回転駆動軸37のスプロケット39と、チェーン47、49により連結されている。一例として、コンテナ回転軸31の回転速度は、1〜50rpmであり、撹拌羽根付き回転軸23の回転速度は10〜1500rpmである。
【0031】
次に、コンテナ10を駆動装置30にセットする方法を説明する。
まず、コンテナ10の容器側フランジ19を、駆動装置30の駆動側フランジ33に合わせる。そして、合わせられたフランジ19、33の縁部19a、33aをクランプバンド51などで固定する。これにより、フランジ19、33の端面同士が摩擦接触し、コンテナ回転軸31の回転運動が、コンテナ10の容器側フランジ19に伝達され、コンテナ10が回転する。一方、このようにフランジ同士を面で合わせると、コンテナ10の中空軸21と、駆動装置30のコンテナ回転軸31が同一軸芯上に並ぶとともに、撹拌羽根付き回転軸23と、駆動装置30の回転駆動軸37とが同一軸芯上に並ぶ。そこで、撹拌羽根付き回転軸23のキー溝23aと、回転駆動軸37のキー状突起37aとを位置合わせすると、フランジ同士を面で合わせた際に、キー溝23aにキー状突起37aが係合する。これにより、回転駆動軸37の回転運動が、撹拌羽根付き回転軸23に伝達され、同回転軸23が回転する。
【0032】
このように、撹拌羽根付き回転軸23のキー溝23aと回転駆動軸37のキー状突起37aとを位置決めして、コンテナ10の容器側フランジ19の端面と駆動装置30の駆動側フランジ33の端面を合わせて固定するという一連の作業により、コンテナ10と撹拌羽根付き回転軸23の各々に、駆動装置30の回転駆動機構を連結することができる。
【0033】
また、コンテナ10を駆動装置30から取り外すと、前述のようにコンテナ10は支持脚14(図1参照)により単独で置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテナミキサの全体を示す正面図である。
【図2】図1のコンテナミキサの平面図である。
【図3】図1のコンテナミキサのコンテナと駆動装置との連結部を拡大して示す平面図である。
【図4】図1のコンテナミキサの回転軸端部を拡大して示す平面図である。
【図5】図1のコンテナミキサの側面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 コンテナミキサ 2 架台
3 台座
10 コンテナ 11 容器本体
12 蓋 13 バタフライバルブ
14 支持脚 15 係合部
17 側座 19 容器側フランジ
21 中空軸
23 撹拌羽根付き回転軸 23a キー溝
24 撹拌羽根 26 軸受
27 カラー 28 シール
30 駆動装置 31 コンテナ回転軸
33 駆動側フランジ 35 スプロケット
37 回転駆動軸 37 キー状突起
38 軸受 39 スプロケット
41 プランマブロック 43 減速機付きモータ
45 減速機付きモータ 47 チェーン
49 チェーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉粒体を収容するコンテナと、
該コンテナの内部に設けられた撹拌羽根付き回転軸と、
該撹拌羽根付き回転軸の回転駆動手段と、
前記コンテナの回転軸と、
該コンテナ回転軸の回転駆動手段と、
を備え、
前記撹拌羽根付き回転軸及びコンテナ回転軸が、同一軸芯上に配置されていることを特徴とするコンテナミキサ。
【請求項2】
粉粒体を収容する容器本体、
該容器本体に固定された容器側フランジ、及び、
該容器本体の内部に設けられた、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸、
を有するコンテナと、
前記容器側フランジに接続される駆動側フランジが軸端に形成されたコンテナ回転軸、
該コンテナ回転軸の回転駆動手段、
前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部に接続されるカップリング部が軸端に形成された回転駆動軸、及び、
該回転駆動軸の回転駆動手段、
を有する駆動装置と、
を備え、
前記容器側フランジ、撹拌羽根付き回転軸、駆動側フランジ、コンテナ回転軸及び回転駆動軸が、いずれも同一軸芯上に配置されていることを特徴とするコンテナミキサ。
【請求項3】
前記コンテナが、前記駆動装置のコンテナ回転軸に片持ち式に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンテナミキサ。
【請求項4】
前記容器本体の容器側フランジの端面と、前記回転軸のフランジの端面とが接して固定されることにより、該フランジ間の摩擦により前記回転軸の回転運動が前記容器側フランジに伝達され、
前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部の一方が横方向に延びるキー溝であり、他方が横方向に延びるキー状の突部であり、該突部が、前記溝に係合することにより、前記撹拌羽根付き回転軸と回転駆動軸とが連結される請求項2又は3記載のコンテナミキサ。
【請求項5】
粉粒体を収容する容器本体、
該容器本体に固定された容器側フランジと、
該容器本体の内部に設けられた、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸と、
を有し、前記容器側フランジと前記撹拌羽根付き回転軸とが同一軸芯上に配置されていることを特徴とするコンテナ。
【請求項6】
粉粒体を撹拌する方法であって、
粉粒体を、該粉粒体を収容する容器本体、該容器本体に固定された容器側フランジ、及び、該容器本体の内部に前記容器側フランジと同一軸芯上に配置されており、一端が該容器本体外に突き出たカップリング部となっている撹拌羽根付き回転軸、を有するコンテナに収容し、
該コンテナを、前記容器側フランジに接続される駆動側フランジが軸端に形成されたコンテナ回転軸、該コンテナ回転軸の回転駆動手段、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部に接続されるカップリング部が軸端に形成された回転駆動軸、及び、該回転駆動軸の回転駆動手段、を有し、前記容器側フランジ、撹拌羽根付き回転軸、駆動側フランジ、コンテナ回転軸及び回転駆動軸が、いずれも同一軸芯上に配置されている駆動装置に連結し、前記コンテナ回転軸及び回転駆動軸の各々の回転駆動手段を駆動させ、前記コンテナ及び前記撹拌羽根付き回転軸とを回転させて、粉粒体を撹拌することを特徴とする粉粒体撹拌方法。
【請求項7】
前記コンテナと前記駆動装置とを以下の方法で連結することを特徴とする請求項6記載の粉粒体撹拌方法:
i)前記コンテナの容器側フランジの端面と、前記コンテナ回転軸の駆動側フランジの端面とを対向させた状態で、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部と前記回転駆動軸のカップリング部とを位置合わせする、
ii)前記コンテナの容器側フランジの端面と、前記コンテナ回転軸のフランジの端面を合わせて固定し、これにより、前記撹拌羽根付き回転軸のカップリング部と前記回転駆動軸のカップリング部とを連結する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−284455(P2008−284455A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−131748(P2007−131748)
【出願日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【出願人】(596013394)パシフィックサイエンス株式会社 (8)
【出願人】(506242898)
【Fターム(参考)】