コンテンツ及びコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及びその装置、コンテンツの再生方法及びその装置
【課題】 コンテンツ及びコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及びその装置、コンテンツの再生方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信し、その受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、受信されたコンテンツのみを録画するか、または受信されたコンテンツ及び受信されたアプリケーションを共に録画する録画方法である。
【解決手段】 コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信し、その受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、受信されたコンテンツのみを録画するか、または受信されたコンテンツ及び受信されたアプリケーションを共に録画する録画方法である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの録画方法及び再生方法に係り、特に、コンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及び再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルTV及びIP(インターネット プロトコル)TVの普及と共に、ハードディスクのような保存媒体を内蔵してデジタル放送を録画/再生する録画装置(パーソナル ビデオ レコーダ:PVR)製品が発売されている。
【0003】
図1は、従来のアナログ放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。図1は、従来の録画装置100が受信された放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2を録画した結果を示す図である。録画結果1 102は、放送コンテンツ1を録画したものであって、放送コンテンツ1に含まれたオーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1が録画結果1 102に録画されている。録画結果2 104には、放送コンテンツ2に含まれたオーディオコンテンツ2及びビデオコンテンツ2が録画されている。図1で、従来の録画装置100が録画結果を再生しようとする場合には、録画結果1 102または録画結果2 104を選択して再生する。
【0004】
図2は、従来のデジタル放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。図2は、従来の録画装置200が受信された放送コンテンツ1、アプリケーション1、放送コンテンツ2及びアプリケーション2を録画した結果を示す図である。
【0005】
このように、デジタル放送の場合には、コンテンツのみが受信されるものではなく、そのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションが共に受信される。このとき、アプリケーションは、受信された放送コンテンツで利用されるユーザインターフェースを提供するためのプログラムでもあり、放送コンテンツに登場する登場人物についての情報でもあり、登場人物の持ち物のうち一つについてのショッピング情報でもある。
【0006】
図2で、従来の録画装置200は、OCAP(オープン ケーブル アプリケーション プラットフォーム)またはMHP(マルチメディア ホーム プラットフォーム)規格で構成されたデジタル放送を録画するとき、放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2、そのそれぞれに対応するアプリケーションを共に録画する。したがって、録画結果1 202には、放送コンテンツ1に含まれたオーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1が録画され、録画結果2 204には、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及びアプリケーション2が録画される。
【0007】
次いで、従来の録画装置200が録画された放送コンテンツを再生する場合には、録画結果に録画されているオーディオコンテンツ、ビデオコンテンツを共に録画されたアプリケーションを利用して再生する。例えば、録画装置200は、録画結果1
202のアプリケーション1がユーザインターフェースを提供するためのプログラムである場合には、そのようなユーザインターフェースを利用して録画結果1 202に含まれたオーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1を再生する。
【0008】
このように、アナログ放送とは異なり、デジタル放送は、放送コンテンツを再生するとき、そのコンテンツについてのアプリケーションを利用して再生するため、視聴者に双方向データサービスを提供しうる。
【0009】
一方、デジタル放送コンテンツのうち、同じアプリケーションを利用して再生される放送コンテンツがありうる。例えば、図2で放送コンテンツ2が利用するアプリケーションがアプリケーション2ではなく、アプリケーション1でありうる。このような場合にも、録画装置200は、放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2を録画するとき、放送コンテンツ1に対応してオーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を録画し、放送コンテンツ2に対応してオーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及びアプリケーション1を録画する。すなわち、アプリケーション1は、放送コンテンツ1を録画する時と放送コンテンツ2を録画する時とに重複して録画される。
【0010】
このように、従来の録画方法は、受信される放送コンテンツで利用されるアプリケーションが同じである場合にも、それぞれの放送コンテンツを録画するとき、いつもその同じアプリケーションまで共に重複して録画されるという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に録画して再生するためのコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及びその装置、コンテンツの再生方法及びその装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法は、前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップとを含む。
【0013】
望ましくは、前記受信するステップは、前記アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含む。
【0014】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、前記録画するステップは、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする。
【0015】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする。
【0016】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含む。
【0017】
望ましくは、前記アプリケーション情報は、テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする。
【0018】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析するステップをさらに含み、前記録画するステップは、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする。
【0019】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする。
【0020】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする。
【0021】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツの再生方法は、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップとを含む。
【0022】
望ましくは、前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、前記保存されたアプリケーションは、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば削除されることを特徴とする。
【0023】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画装置は、前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信する受信部と、前記受信部に受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する録画部とを備える。
【0024】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ再生装置は、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信する受信部と、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存する保存部と、前記受信部が前記保存部に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生する再生部とを備える。
望ましくは、前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば、前記保存されたアプリケーションを削除するアプリケーション管理部をさらに備える。
【0025】
また、本発明は、前記目的を達成するために、コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップをと、含むコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0026】
また、本発明は、前記目的を達成するために、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための情報と前記アプリケーションを説明する情報とを含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップと、を含むコンテンツ再生方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信し、その受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、受信されたコンテンツのみを録画するか、または受信されたコンテンツ及び受信されたアプリケーションを共に録画することによって、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に録画しうる。
【0028】
また、本発明は、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、そのアプリケーションの保存可否の決定のための情報とアプリケーションを説明する情報とを含むアプリケーション情報と共に受信し、その受信されたアプリケーション情報に基づいて、受信されたアプリケーションを選択的に保存した後、保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、その保存されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生することによって、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に再生しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下では、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態について説明する。
【0030】
図3は、本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画装置の一実施形態を示す図である。図3を参照するに、本発明による録画装置は、受信部310及び録画部320を備える。
【0031】
受信部310は、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信する。
【0032】
ここで、アプリケーションは、前述したように、コンテンツについての付加情報でもあり、コンテンツについての付加情報を提供するためのプログラムまたはコンテンツと関連した付加的なサービスを提供するためのプログラムでもある。
【0033】
このとき、受信部310の受信するコンテンツは、以前に受信されたコンテンツと関連したコンテンツでありうる。例えば、以前に受信されたコンテンツが16個のエピソードからなるドラマのうち、第一のエピソードに関するコンテンツであったが、現在受信部310を通じて受信されたコンテンツが第二のエピソードに関するコンテンツでありうる。また、以前に受信されたコンテンツが英国のサッカーリーグ競技のうち一つの競技に関するものでもあり、現在受信されたコンテンツが英国のサッカーリーグ競技のうち他の競技に関するものでもある。
【0034】
前記例で受信されたコンテンツは、相互間に関連性があるため、それぞれのコンテンツで利用するアプリケーションが同一でありうる。また、それぞれのコンテンツについてのアプリケーションが同一ではなくても、それぞれのアプリケーション間に共通する部分が存在しうる。
【0035】
一方、受信部310は、受信されたアプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報をさらに受信しうる。例えば、アプリケーション情報には、アプリケーションのバージョン及びアプリケーションの満了期間に関する情報が含まれる。
【0036】
また、アプリケーション情報には、アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報がさらに含まれる。このとき、録画制御情報には、アプリケーションと共に受信されたコンテンツを識別するための識別子及び名称が含まれ、受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合、例えば、複数のエピソードで構成されたドラマについてのコンテンツのうち一つである場合には、そのアプリケーションが複数のエピソードのうち何れかのエピソードに利用されるかについての情報も含まれ、受信されたアプリケーションが満了される期間についての情報も含まれる。
【0037】
アプリケーション情報及びそれに含まれた録画制御情報については、図4ないし図6を参照して詳細に説明する。
【0038】
録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、その受信されたコンテンツのみを録画するか、またはそのコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0039】
例えば、受信部310を通じて現在受信されたアプリケーション全体が以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、録画部320は、コンテンツと共に受信されたアプリケーションは録画せず、コンテンツのみを録画する。ここで、以前に受信されたアプリケーションとは、以前に受信部310を通じてコンテンツと共に受信された後、録画部320を通じてコンテンツと共に録画されて本発明による録画装置に保存されているアプリケーションを称す。
【0040】
望ましくは、本発明による録画装置は、録画結果及び録画されたアプリケーションのうち少なくとも一つを保存するための保存部(図示せず)をさらに備えうる。
【0041】
一方、受信部310を通じて現在受信されたアプリケーションの全体が以前に受信されたアプリケーションと共通されず、その受信されたアプリケーションのうち一部が以前に受信されたアプリケーションと共通する場合がありうる。この場合には、本発明による録画部320は、現在受信されたアプリケーションのうち、以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と現在受信されたコンテンツとを共に録画する。
【0042】
このとき、録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーション情報内の録画制御情報に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツとそれについてのアプリケーションとを共に録画しうる。
【0043】
しかしながら、アプリケーション情報内に録画制御情報が含まれていないこともある。このような場合には、録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析し、その分析に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツとそれについてのアプリケーションとを共に録画しうる。
【0044】
すなわち、本発明による録画部320は、アプリケーション情報が受信されないか、またはアプリケーション情報が受信されたものの、そのアプリケーション情報に録画制御情報が含まれていない場合にも、受信されたコンテンツ及びアプリケーションを分析して、その分析によって受信されたアプリケーションを録画するか否かを決定しうる。
【0045】
録画部320の具体的な動作については、図7ないし図9を参照して後述する。
【0046】
図4は、本発明によるアプリケーション情報についての一実施形態を示す図である。図4は、受信部310を通じてコンテンツとそのコンテンツについてのアプリケーションとを受信するとき、共に受信されたアプリケーション情報の一実施形態を示す図である。
【0047】
図4で、“Version”は、アプリケーションのバージョンを表す。録画部320は、“Version”情報を通じて現在受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通した部分が存在するか否かを判断しうる。例えば、図4で以前に受信されたアプリケーションの“Version”が1.0である場合、現在のアプリケーションの“Version”が1.1であるので、このようにバージョンが0.1ほど変更されつつ発生した小さい差を除いては、残りの部分が以前に受信されたアプリケーションとの間で共通した部分ということが分かる。
【0048】
“Series ID”は、アプリケーションに対応するコンテンツの識別子であり、ここで、“Series”という本実施形態におけるコンテンツが複数のエピソードで構成されたシリーズ物のうち一つのコンテンツということを表す。また、“Series ID”は、このようなシリーズ物を特定できる識別子である。例えば、図4のようなアプリケーション情報を有するコンテンツの“Series Name”は、“LOST”であり、“LOST”というシリーズ物の“Series ID”は、“0x1000”となる。もし、“Series Name”が“World Soccer”であれば、“World Soccer”である場合には、シリーズ物の“Series ID”は、“0x2000”に決定されることもある。
【0049】
“Series Version or Season Number”は、このようなシリーズ物のバージョンまたはシーズン番号を表す。例えば、“LOST”というシリーズ物が1年に一回ずつ作られるとすれば、第一に作られたシリーズバージョン/シーズン番号は、1となり、第二に作られたシリーズバージョン/シーズン番号は、2となりうる。このようなシリーズバージョン/シーズン番号を通じて“Series ID”及び“Series Name”が同じコンテンツをさらに細分化して区分しうる。
【0050】
“Current Episode”は、現在受信されたアプリケーションと共に受信されたコンテンツが何番目のエピソードについてのコンテンツであるかを特定するためのものである。図4の例では、“Current Episode”が“Episode 2”であるので、アプリケーションと共に受信されたコンテンツは、第2のエピソードについてのコンテンツであるということが分かる。
【0051】
“Episode Set”は、受信されたアプリケーションが複数のエピソードのうちいずれかのエピソードについてのコンテンツに利用されるかを特定するための情報である。図4の例では、“Episode Set”が“ALL”に設定されているので、受信されたアプリケーションが全てのエピソードについてのコンテンツに利用されるということが分かる。もし、“Episode Set”が“1〜6”に設定された場合であれば、第一から第六までのエピソードについてのコンテンツに受信されたアプリケーションがコンテンツの再生に利用されるということが分かる。
【0052】
“Expire Date”は、受信されたアプリケーションが満了される期間を表す。本発明では、以前に受信部310を通じて受信されたアプリケーションを、後述する録画部320を通じて録画し、その録画しておいたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、その録画しておいたアプリケーションを利用して受信されたコンテンツを再生する。このとき、録画しておいたアプリケーションを保存し続けるのではなく、満了期間が経過すれば削除するが、“Expire Date”は、このような満了期間を表す。図4では、2007年12月31日が経過すれば、録画されたアプリケーションを削除する。
【0053】
“Server Expire Date”は、アプリケーションを放送局から受信せず、ウェブサーバまたはインターネットサーバから受信する場合に、そのようなアプリケーションをサーバから受信しなければ、いつサーバからそのアプリケーションが削除されるかについての期間を表した情報である。例えば、図4で“Server Expire Date”が2007年10月31日であるので、この期間までにサーバからアプリケーションを受信しなければ、そのアプリケーションは、サーバから削除される。したがって、アプリケーションが“Server Expire Date”以後にも使われる予定である場合には、そのアプリケーションを“Server Expire Date”以前に予め受信して保存しておく必要性がある。
【0054】
図4の例での“Version”、“Series ID”、“Series Name”、“Series Version or Season Number”、“Current Episode”、“Episode Set”、“Expire Date”及び“Server Expire Date”は、録画制御情報に含まれ、アプリケーション情報は、このような録画制御情報以外にも、アプリケーションについての情報をさらに含みうる。
【0055】
一方、録画制御情報は、図4のような方式で構成されることもあるが、現在受信されたアプリケーションで他のアプリケーションとの間で共通する部分及び共通しない部分に対応するデータがアプリケーションで存在する位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報で構成されることもある。
【0056】
このように共通する部分を表示できるのは、アプリケーションが異なっても完全に新たに構成されず、一般的には、所定の共通部分で少しずつ異なる部分を追加する方式で構成されるためである。
【0057】
例えば、アプリケーションAが16個のエピソードで構成されたドラマのうち、第3のエピソードついてのコンテンツの登場人物情報に関するものであるとすれば、第4のエピソードについてのコンテンツのアプリケーションであるアプリケーションBは、アプリケーションAの登場人物情報で第4のエピソードに新たに登場する人物についての情報が追加される形態で構成される。このとき、アプリケーション4でアプリケーションAの第3のエピソードについてのコンテンツの登場人物情報に関する部分が共通部分となり、第4のエピソードに新たに登場する人物についての情報が共通にされない部分となる。
【0058】
図5は、本発明による録画制御情報の一実施形態を示す図である。図5には、アプリケーションを受信するとき、共に受信されたアプリケーション情報に含まれた録画制御情報の一実施形態が示されている。図5を参照するに、以前に受信されたアプリケーションと共通する部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が上端の“sharedpart”領域に表示されており、共通しない部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が下端の“nonsharedpart”領域に表示されている。
【0059】
このように、アプリケーションでのデータの位置を表示する理由は、アプリケーションは、複数のディレクトリにわたって存在する多様なデータを利用して構成されるが、そのデータのうち、共通する部分と共通しない部分とを区分して表示することにより、録画部320が受信部310を通じて受信されたアプリケーションを構成するデータのうち、どんなデータのみを録画するかを決定させるためである。
【0060】
図5で、“dirname”は、ディレクトリ名であり、“filename”は、ファイル名である。これに基づいて、図5の録画制御情報を分析すれば、共通した部分に対応するデータのアプリケーションでの位置は、“com\ocap”というディレクトリである。また、そのディレクトリに存在する共通するデータは、“App.class”となる。このとき、ファイル名のそばに“size”が表示されているが、これは、そのデータの大きさを表すものであって、以後にアプリケーションでのデータが録画されて保存部に保存されれば、保存部に保存しようとするデータが正しく保存されたか否かをチェックするための情報である。
【0061】
図5の下端を見れば、共通しない部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が“resource\text”及び“image”で表示されている。また、それぞれのディレクトリに存在する共通しないデータは、それぞれ“data1.txt”及び“image1.png”となる。
【0062】
この場合にも、それぞれのファイル名のそばに“size”がそれぞれ“100”と“65535”で表示されている。
【0063】
受信部310が図5のような録画制御情報を受信すれば、録画部320は、これに基づいて、受信されたアプリケーションで他のアプリケーションと共通しないデータである“data1.txt”及び“image1.png”ファイルのみを録画する。
【0064】
図6は、本発明による録画制御情報の第2実施形態を示す図である。図6を参照するに、図5とは異なり、他のアプリケーションと共通するか、または共通しない部分に対応するデータのアプリケーションの位置のみが表示されており、そのデータが何かについては表示されていない。この場合は、その位置にある全てのファイルが共通するか、または共通しないデータの場合でもあり、そのディレクトリ内に存在するファイルが一つでもある。すなわち、ファイル名を表示せずとも、共通するか、または共通しない部分に対応するデータを特定しうる場合には、図6のように対応するデータのファイル名の表示を省略することもある。
【0065】
図7ないし図11は、本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【0066】
図7は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションがアプリケーション1と共通する場合の録画部320の動作の一実施形態を説明するために示す図である。図7を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。また、録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツNを含んでいる。すなわち、図7で、録画結果1を除いては、録画結果2ないし録画結果Nは、そのコンテンツに対応するアプリケーションが共に録画されていない。
【0067】
このように、本発明における録画部320は、以前に受信されたコンテンツ1を録画する時にアプリケーション1を録画したならば、以後に受信されたコンテンツのコンテンツ2ないしコンテンツNを録画する時に、その共通するアプリケーションであるアプリケーション1は録画せず、それぞれの受信されたコンテンツのオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツのみを録画する。
【0068】
図8は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションがアプリケーション1と共通する場合の録画部320の動作の第2実施形態を説明するために示す図である。図8を参照するに、図7とは異なり、録画結果1にアプリケーション1が共に録画されておらず、アプリケーション1が別途に録画されている。このように、別途に録画されたアプリケーションであるアプリケーション1は、録画結果1ないし録画結果Nが再生される時に利用される。
【0069】
図9は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の一実施形態を説明するために示す図である。図9を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。ここで、アプリケーション1は、共通1と非共通1とで構成されるが、共通1は、アプリケーション1のうち他のアプリケーションと共通する部分を表し、非共通1は、アプリケーション1のうち他のアプリケーションと共通しない部分を表す。
【0070】
録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及び非共通2を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツN及び非共通Nを含んでいる。すなわち、録画部320は、録画結果2ないし録画結果Nに対応するアプリケーションが共通1を共通部分として有しているため、それぞれのアプリケーションで共通共通1を除外した部分である非共通2ないし非共通Nのみをさらに録画する。
【0071】
図10は、受信部310を通じて経時的に順次に受信されたコンテンツであるコンテンツ1ないしコンテンツNに対応するアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の第2実施形態を説明するために示す図である。図10を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。ここで、アプリケーション1は、共通1及び非共通1で構成され、録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及び非共通2を含んでいる。すなわち、録画結果2には、アプリケーション1と共通する部分である共通1を除外した非共通2及びコンテンツのみが録画されている。
【0072】
一方、録画結果3は、オーディオコンテンツ3、ビデオコンテンツ3及びアプリケーション3を含んでいる。このとき、録画結果3にアプリケーション3が録画された理由は、コンテンツ3のアプリケーションであるアプリケーション3に録画結果1に録画されたアプリケーション1と共通する部分が存在しないためである。
【0073】
ここで、アプリケーション3は、共通3と非共通3とで構成され、録画結果4は、オーディオコンテンツ4、ビデオコンテンツ4及び非共通4を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツN及び非共通Nを含んでいる。すなわち、録画結果4ないし録画結果Nには、アプリケーション3と共通する部分である共通3を除外した非共通4ないし非共通Nが録画されている。
【0074】
図10で、それぞれのアプリケーションが含んでいる共通部分が共通1であるか、または共通3であるかについては、録画制御情報に表示されていることもあり、録画部320が以前に受信されたアプリケーションと現在受信されたアプリケーションとを分析し出すこともある。
【0075】
図11は、受信部310を通じて経時的に順次に受信されたコンテンツであるコンテンツ1ないしコンテンツNに対応するアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の第3実施形態を説明するために示す図である。図11を参照するに、図10とは異なり、録画結果1及び録画結果3にアプリケーション1及びアプリケーション3が録画されておらず、非共通1及び非共通3が録画されており、アプリケーション1の共通部分である共通1とアプリケーション3の共通部分である共通3とが別途に録画されている。
【0076】
このように、具現例によっては、録画部320がアプリケーションのうち共通する部分のみをコンテンツとは別途に録画しうる。
【0077】
図12は、本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0078】
ステップ1210では、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信する。このとき、アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信しうる。
【0079】
ステップ1220では、受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析する。
【0080】
もし、ステップ1210でアプリケーション情報が共に受信され、そのアプリケーション情報にアプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報である録画制御情報が含まれている場合には、ステップ1020は省略される。
【0081】
ステップ1230では、その分析に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0082】
前述したように、ステップ1210でアプリケーション情報が共に受信され、そのアプリケーション情報に録画制御情報が含まれている場合には、録画部320は、その録画制御情報に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0083】
図13は、本発明による録画方法によって録画されたコンテンツを再生する方法の一実施形態を示す図である。図13を参照するに、録画結果1 1310aないし録画結果3 1330aに含まれたオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツは、共に含まれた非共通部分とアプリケーション1の共通部分とを利用して再生される。
【0084】
例えば、録画結果1 1310aの場合には、オーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1を非共通1及びアプリケーション1の共通部分を利用して再生する。
【0085】
録画結果1 1310aの再生結果1310bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード1”と表示された下端の字幕は、非共通1に該当する内容が再生された画面であり、AVは、オーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1に該当する内容が再生された画面である。すなわち、録画結果1の再生結果1310bで“logo.pngが表示されたロゴ絵”及び“エピソード1”と表示された字幕を除いては、アプリケーション1の共通部分を利用してコンテンツが再生される。
【0086】
録画結果1 1310aの再生結果1310bと同様に、録画結果2 1320aの再生結果1320bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード2”と表示された字幕は、録画結果2 1320aの非共通2に対応し、録画結果3 1330aの再生結果1330bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード3”と表示された字幕は、録画結果3 1330aの非共通3に対応する。
【0087】
これまでは、コンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法について説明した。以下では、前記方法を応用してコンテンツを再生する方法を説明する。
【0088】
図14は、本発明によるコンテンツの再生装置の一実施形態を示す図である。図14を参照するに、本発明によるコンテンツの再生装置は、受信部1410、保存部1420及び再生部1430を備える。
【0089】
受信部1410は、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、アプリケーションの保存可否の決定のための情報及びアプリケーションを説明する情報を含むアプリケーション情報と共に受信する。
【0090】
このとき、アプリケーションの保存可否の決定のための情報は、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションがこれから利用され続けるか否かについての情報、もし、そのアプリケーションがこれから継続的に利用される予定ならば、どれほどの期間利用されるかについての情報を含みうる。
【0091】
例えば、チャンネル1番を有する放送局で毎週月曜日、火曜日ごとにドラマAを放映するが、そのドラマが6ヶ月間放映される予定でありうる。このとき、放送局は、そのドラマについてのコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションをユーザのTVに伝送しつつ、そのアプリケーションを6ヶ月間利用する予定であるという情報が記録されたアプリケーション情報を共に伝送しうる。このような方法は、周期的に放映されるショープログラム、スポーツプログラムについてのコンテンツにも利用される。
【0092】
また、アプリケーション情報は、もし、ユーザのTVに受信されたアプリケーションと同じアプリケーションが既に保存されている場合には、そのアプリケーションを利用してコンテンツを再生することを指示する情報を含み、アプリケーションの満了期間についての情報を含みうる。
【0093】
すなわち、このように、アプリケーション情報に満了期間についての情報が含まれている場合には、ユーザのTVに保存されているアプリケーションは、その満了期間が経過すれば削除される。但し、以後にその満了期間を延長する情報が含まれたアプリケーション情報を受信すれば、満了期間は延びうる。
【0094】
望ましくは、本発明によるコンテンツ再生装置は、アプリケーション情報に基づいて、所定の満了期間が経過したアプリケーションを削除するアプリケーション管理部(図示せず)をさらに備える。
【0095】
保存部1420は、アプリケーション情報に基づいて、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションを選択的に保存する。
【0096】
すなわち、保存部1420は、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションがこれから継続的に利用される予定であるという情報がアプリケーション情報に含まれている場合には、その受信されたアプリケーションを保存する。
【0097】
但し、保存部1420に既にその受信されたアプリケーションと同じアプリケーションが保存されていることもある。この場合には、保存部1420は、アプリケーション情報に受信されたアプリケーションがこれから継続的に利用される予定であるという情報が含まれていても、その受信されたアプリケーションを保存しない。
【0098】
一方、保存部1420に保存されたアプリケーションよりバージョンの高いアプリケーションが受信部1410を通じて受信されるが、アプリケーション管理部は、このような場合に、保存部1420に保存されたアプリケーションをさらにバージョンの高いアプリケーションにアップデートしうる。このように、本発明では、それぞれのアプリケーションに対してバージョンを付与することによって、効果的にアプリケーションに対するアップデートを行える。
【0099】
このとき、保存部1420は、ハードディスク、ROM(リード オンリ メモリ)、フラッシュメモリのような全ての保存媒体を含む。
【0100】
再生部1430は、受信部1410が保存部1420に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、保存部1420に保存されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生する。
【0101】
図15及び図16は、本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【0102】
図15は、受信部1410がチャンネル1及びチャンネル2の多様なコンテンツ及びそれに対応するアプリケーションを受信し、再生部1430がその受信されたコンテンツをそれぞれに対応するアプリケーションを利用して再生する過程を示す図である。図15で、受信部1410の受信したコンテンツが保存部1420に保存されたアプリケーションであるアプリケーション1 APP1を利用するコンテンツであるか否かによって、再生部1430は、コンテンツを再生する時に受信部1410を通じて受信されたアプリケーションを利用するか、または保存部1420に保存されたアプリケーションを利用する。
【0103】
一方、受信部1410は、コンテンツ及びそれに対応するアプリケーションと共にアプリケーション情報を受信しうる。このとき、アプリケーション情報は、受信されたアプリケーションを保存部1420に保存するとき、一時的に保存するか、または長期間保存するかを決定するための情報を含みうる。また、アプリケーション情報は、アプリケーションの満了期間についての情報もさらに含みうる。このような満了期間についての情報によって、保存部1420に保存されたアプリケーションは、所定の期間が経過すれば削除される。
【0104】
図15を参照して、まず保存部1420に一時的に保存されるように設定されたアプリケーションを利用して、コンテンツを再生する方法について説明する。図15で、ユーザがTVのチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴し、暫くチャンネル2でドキュメンタリーを視聴した後、再びチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴しうる。
【0105】
このような場合に、はじめにチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴するとき、それに対応するアプリケーションであるアプリケーション1 APP1を保存部1420に一時的に保存した場合には、再びドラマAのエピソード2を視聴しようとするとき、TVは、アプリケーション1 APP1を再び受信する必要なしに保存部1420に一時的に保存されたアプリケーション1を利用してドラマAのエピソード2に対してコンテンツを再生しうる。
【0106】
したがって、このよう場合には、アプリケーション情報は、一チャンネルの放送コンテンツを所定の時間以上視聴すれば、例えば、一チャンネルの放送コンテンツを10分以上視聴する場合には、その放送コンテンツに対応するアプリケーションを保存部1420に一時的に保存するように指示する情報を含みうる。
【0107】
以下では、図16を参照して保存部1420に長期間保存されるように設定されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生する方法について説明する。図16を参照するに、保存部1420にコンテンツとアプリケーション1 APP1とが共に保存されている。例えば、保存部1420に保存されたコンテンツは、以前にチャンネル1で放映されるドラマAのエピソード1についてコンテンツが録画されたものでありうる。
【0108】
図16で、受信部1410がアプリケーション1 APP1を利用するコンテンツであるチャンネル1のドラマAのエピソード2及びエピソード3についてコンテンツを受信すれば、再生部1430は、その受信されたコンテンツを再生する時に保存部1220に保存されたアプリケーション1 APP1を利用して再生する。
【0109】
この場合には、受信部1410も外部からコンテンツと共に伝送されたアプリケーションがアプリケーション1 APP1ということを認知すれば、コンテンツのみを受信し、それに対応するアプリケーションであるアプリケーション1 APP1は、受信しない。
【0110】
また、受信部1410がチャンネル2のドキュメンタリーについてのコンテンツとアプリケーション2とを受信するか、またはチャンネル1のニュースについてのコンテンツとアプリケーション3とを受信する場合には、再生部1430がチャンネル2のドキュメンタリーについてのコンテンツは、アプリケーション2を利用して再生し、チャンネル1のニュースについてのコンテンツは、アプリケーション3を利用して再生する。すなわち、この場合には、受信部1410がコンテンツとそれに対応するアプリケーションであるアプリケーション2及びアプリケーション3とを何れも受信する。
【0111】
一方、受信部1410を通じて受信されるアプリケーションが保存部1420に保存されたアプリケーション1 APP1と共通する部分を有する場合が存在しうる。この場合には、受信部1410は、外部から伝送されたアプリケーションのうち、保存部1420に保存されたアプリケーション1 APP1と共通しない部分のみを受信する。また、再生部1430は、コンテンツを再生するとき、保存部1430に保存されたアプリケーション1 APP1及び受信部1410を通じて受信されたアプリケーションのうち、アプリケーション1 APP1と共通しない部分を利用してコンテンツを再生する。
【0112】
図17は、本発明によるコンテンツ再生方法の一実施形態を説明するための図である。
【0113】
ステップ1710では、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、アプリケーションの保存可否の決定のための情報及びアプリケーションを説明する情報を含むアプリケーション情報と共に受信する。
【0114】
ステップ1720では、アプリケーション情報に基づいて、受信されたアプリケーションを選択的に保存する。
【0115】
ステップ1730では、保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、保存されたアプリケーションを利用して受信されたコンテンツを再生する。
【0116】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピュータで具現される。
【0117】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック保存媒体(例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような保存媒体を含む。
【0118】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されるということが分かるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0119】
本発明は、コンテンツ録画及び再生関連の技術分野に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】従来のアナログ放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。
【図2】従来のデジタル放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。
【図3】本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画装置の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明によるアプリケーション情報についての一実施形態を示す図である。
【図5】本発明による録画制御情報の一実施形態を示す図である。
【図6】本発明による録画制御情報の第2実施形態を示す図である。
【図7】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図8】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図9】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図10】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図11】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図12】本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図13】本発明による録画方法によって録画されたコンテンツ再生方法の一実施形態を示す図である。
【図14】本発明によるコンテンツの再生装置の一実施形態を示す図である。
【図15】本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【図16】本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【図17】本発明によるコンテンツ再生方法の一実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
【0121】
310,1410 受信部
320 録画部
1420 保存部
1430 再生部
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの録画方法及び再生方法に係り、特に、コンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及び再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルTV及びIP(インターネット プロトコル)TVの普及と共に、ハードディスクのような保存媒体を内蔵してデジタル放送を録画/再生する録画装置(パーソナル ビデオ レコーダ:PVR)製品が発売されている。
【0003】
図1は、従来のアナログ放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。図1は、従来の録画装置100が受信された放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2を録画した結果を示す図である。録画結果1 102は、放送コンテンツ1を録画したものであって、放送コンテンツ1に含まれたオーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1が録画結果1 102に録画されている。録画結果2 104には、放送コンテンツ2に含まれたオーディオコンテンツ2及びビデオコンテンツ2が録画されている。図1で、従来の録画装置100が録画結果を再生しようとする場合には、録画結果1 102または録画結果2 104を選択して再生する。
【0004】
図2は、従来のデジタル放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。図2は、従来の録画装置200が受信された放送コンテンツ1、アプリケーション1、放送コンテンツ2及びアプリケーション2を録画した結果を示す図である。
【0005】
このように、デジタル放送の場合には、コンテンツのみが受信されるものではなく、そのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションが共に受信される。このとき、アプリケーションは、受信された放送コンテンツで利用されるユーザインターフェースを提供するためのプログラムでもあり、放送コンテンツに登場する登場人物についての情報でもあり、登場人物の持ち物のうち一つについてのショッピング情報でもある。
【0006】
図2で、従来の録画装置200は、OCAP(オープン ケーブル アプリケーション プラットフォーム)またはMHP(マルチメディア ホーム プラットフォーム)規格で構成されたデジタル放送を録画するとき、放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2、そのそれぞれに対応するアプリケーションを共に録画する。したがって、録画結果1 202には、放送コンテンツ1に含まれたオーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1が録画され、録画結果2 204には、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及びアプリケーション2が録画される。
【0007】
次いで、従来の録画装置200が録画された放送コンテンツを再生する場合には、録画結果に録画されているオーディオコンテンツ、ビデオコンテンツを共に録画されたアプリケーションを利用して再生する。例えば、録画装置200は、録画結果1
202のアプリケーション1がユーザインターフェースを提供するためのプログラムである場合には、そのようなユーザインターフェースを利用して録画結果1 202に含まれたオーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1を再生する。
【0008】
このように、アナログ放送とは異なり、デジタル放送は、放送コンテンツを再生するとき、そのコンテンツについてのアプリケーションを利用して再生するため、視聴者に双方向データサービスを提供しうる。
【0009】
一方、デジタル放送コンテンツのうち、同じアプリケーションを利用して再生される放送コンテンツがありうる。例えば、図2で放送コンテンツ2が利用するアプリケーションがアプリケーション2ではなく、アプリケーション1でありうる。このような場合にも、録画装置200は、放送コンテンツ1及び放送コンテンツ2を録画するとき、放送コンテンツ1に対応してオーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を録画し、放送コンテンツ2に対応してオーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及びアプリケーション1を録画する。すなわち、アプリケーション1は、放送コンテンツ1を録画する時と放送コンテンツ2を録画する時とに重複して録画される。
【0010】
このように、従来の録画方法は、受信される放送コンテンツで利用されるアプリケーションが同じである場合にも、それぞれの放送コンテンツを録画するとき、いつもその同じアプリケーションまで共に重複して録画されるという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に録画して再生するためのコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法及びその装置、コンテンツの再生方法及びその装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法は、前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップとを含む。
【0013】
望ましくは、前記受信するステップは、前記アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含む。
【0014】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、前記録画するステップは、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする。
【0015】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする。
【0016】
望ましくは、前記録画制御情報は、前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含む。
【0017】
望ましくは、前記アプリケーション情報は、テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする。
【0018】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析するステップをさらに含み、前記録画するステップは、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする。
【0019】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする。
【0020】
望ましくは、前記録画するステップは、前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする。
【0021】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツの再生方法は、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップとを含む。
【0022】
望ましくは、前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、前記保存されたアプリケーションは、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば削除されることを特徴とする。
【0023】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画装置は、前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信する受信部と、前記受信部に受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する録画部とを備える。
【0024】
また、前記目的を達成するための本発明によるコンテンツ再生装置は、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信する受信部と、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存する保存部と、前記受信部が前記保存部に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生する再生部とを備える。
望ましくは、前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば、前記保存されたアプリケーションを削除するアプリケーション管理部をさらに備える。
【0025】
また、本発明は、前記目的を達成するために、コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップをと、含むコンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0026】
また、本発明は、前記目的を達成するために、前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための情報と前記アプリケーションを説明する情報とを含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップと、を含むコンテンツ再生方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信し、その受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、受信されたコンテンツのみを録画するか、または受信されたコンテンツ及び受信されたアプリケーションを共に録画することによって、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に録画しうる。
【0028】
また、本発明は、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、そのアプリケーションの保存可否の決定のための情報とアプリケーションを説明する情報とを含むアプリケーション情報と共に受信し、その受信されたアプリケーション情報に基づいて、受信されたアプリケーションを選択的に保存した後、保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、その保存されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生することによって、デジタル放送コンテンツ及びその放送コンテンツについてのアプリケーションをさらに効率的に再生しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下では、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態について説明する。
【0030】
図3は、本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画装置の一実施形態を示す図である。図3を参照するに、本発明による録画装置は、受信部310及び録画部320を備える。
【0031】
受信部310は、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信する。
【0032】
ここで、アプリケーションは、前述したように、コンテンツについての付加情報でもあり、コンテンツについての付加情報を提供するためのプログラムまたはコンテンツと関連した付加的なサービスを提供するためのプログラムでもある。
【0033】
このとき、受信部310の受信するコンテンツは、以前に受信されたコンテンツと関連したコンテンツでありうる。例えば、以前に受信されたコンテンツが16個のエピソードからなるドラマのうち、第一のエピソードに関するコンテンツであったが、現在受信部310を通じて受信されたコンテンツが第二のエピソードに関するコンテンツでありうる。また、以前に受信されたコンテンツが英国のサッカーリーグ競技のうち一つの競技に関するものでもあり、現在受信されたコンテンツが英国のサッカーリーグ競技のうち他の競技に関するものでもある。
【0034】
前記例で受信されたコンテンツは、相互間に関連性があるため、それぞれのコンテンツで利用するアプリケーションが同一でありうる。また、それぞれのコンテンツについてのアプリケーションが同一ではなくても、それぞれのアプリケーション間に共通する部分が存在しうる。
【0035】
一方、受信部310は、受信されたアプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報をさらに受信しうる。例えば、アプリケーション情報には、アプリケーションのバージョン及びアプリケーションの満了期間に関する情報が含まれる。
【0036】
また、アプリケーション情報には、アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報がさらに含まれる。このとき、録画制御情報には、アプリケーションと共に受信されたコンテンツを識別するための識別子及び名称が含まれ、受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合、例えば、複数のエピソードで構成されたドラマについてのコンテンツのうち一つである場合には、そのアプリケーションが複数のエピソードのうち何れかのエピソードに利用されるかについての情報も含まれ、受信されたアプリケーションが満了される期間についての情報も含まれる。
【0037】
アプリケーション情報及びそれに含まれた録画制御情報については、図4ないし図6を参照して詳細に説明する。
【0038】
録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、その受信されたコンテンツのみを録画するか、またはそのコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0039】
例えば、受信部310を通じて現在受信されたアプリケーション全体が以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、録画部320は、コンテンツと共に受信されたアプリケーションは録画せず、コンテンツのみを録画する。ここで、以前に受信されたアプリケーションとは、以前に受信部310を通じてコンテンツと共に受信された後、録画部320を通じてコンテンツと共に録画されて本発明による録画装置に保存されているアプリケーションを称す。
【0040】
望ましくは、本発明による録画装置は、録画結果及び録画されたアプリケーションのうち少なくとも一つを保存するための保存部(図示せず)をさらに備えうる。
【0041】
一方、受信部310を通じて現在受信されたアプリケーションの全体が以前に受信されたアプリケーションと共通されず、その受信されたアプリケーションのうち一部が以前に受信されたアプリケーションと共通する場合がありうる。この場合には、本発明による録画部320は、現在受信されたアプリケーションのうち、以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と現在受信されたコンテンツとを共に録画する。
【0042】
このとき、録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーション情報内の録画制御情報に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツとそれについてのアプリケーションとを共に録画しうる。
【0043】
しかしながら、アプリケーション情報内に録画制御情報が含まれていないこともある。このような場合には、録画部320は、受信部310を通じて受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析し、その分析に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツとそれについてのアプリケーションとを共に録画しうる。
【0044】
すなわち、本発明による録画部320は、アプリケーション情報が受信されないか、またはアプリケーション情報が受信されたものの、そのアプリケーション情報に録画制御情報が含まれていない場合にも、受信されたコンテンツ及びアプリケーションを分析して、その分析によって受信されたアプリケーションを録画するか否かを決定しうる。
【0045】
録画部320の具体的な動作については、図7ないし図9を参照して後述する。
【0046】
図4は、本発明によるアプリケーション情報についての一実施形態を示す図である。図4は、受信部310を通じてコンテンツとそのコンテンツについてのアプリケーションとを受信するとき、共に受信されたアプリケーション情報の一実施形態を示す図である。
【0047】
図4で、“Version”は、アプリケーションのバージョンを表す。録画部320は、“Version”情報を通じて現在受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通した部分が存在するか否かを判断しうる。例えば、図4で以前に受信されたアプリケーションの“Version”が1.0である場合、現在のアプリケーションの“Version”が1.1であるので、このようにバージョンが0.1ほど変更されつつ発生した小さい差を除いては、残りの部分が以前に受信されたアプリケーションとの間で共通した部分ということが分かる。
【0048】
“Series ID”は、アプリケーションに対応するコンテンツの識別子であり、ここで、“Series”という本実施形態におけるコンテンツが複数のエピソードで構成されたシリーズ物のうち一つのコンテンツということを表す。また、“Series ID”は、このようなシリーズ物を特定できる識別子である。例えば、図4のようなアプリケーション情報を有するコンテンツの“Series Name”は、“LOST”であり、“LOST”というシリーズ物の“Series ID”は、“0x1000”となる。もし、“Series Name”が“World Soccer”であれば、“World Soccer”である場合には、シリーズ物の“Series ID”は、“0x2000”に決定されることもある。
【0049】
“Series Version or Season Number”は、このようなシリーズ物のバージョンまたはシーズン番号を表す。例えば、“LOST”というシリーズ物が1年に一回ずつ作られるとすれば、第一に作られたシリーズバージョン/シーズン番号は、1となり、第二に作られたシリーズバージョン/シーズン番号は、2となりうる。このようなシリーズバージョン/シーズン番号を通じて“Series ID”及び“Series Name”が同じコンテンツをさらに細分化して区分しうる。
【0050】
“Current Episode”は、現在受信されたアプリケーションと共に受信されたコンテンツが何番目のエピソードについてのコンテンツであるかを特定するためのものである。図4の例では、“Current Episode”が“Episode 2”であるので、アプリケーションと共に受信されたコンテンツは、第2のエピソードについてのコンテンツであるということが分かる。
【0051】
“Episode Set”は、受信されたアプリケーションが複数のエピソードのうちいずれかのエピソードについてのコンテンツに利用されるかを特定するための情報である。図4の例では、“Episode Set”が“ALL”に設定されているので、受信されたアプリケーションが全てのエピソードについてのコンテンツに利用されるということが分かる。もし、“Episode Set”が“1〜6”に設定された場合であれば、第一から第六までのエピソードについてのコンテンツに受信されたアプリケーションがコンテンツの再生に利用されるということが分かる。
【0052】
“Expire Date”は、受信されたアプリケーションが満了される期間を表す。本発明では、以前に受信部310を通じて受信されたアプリケーションを、後述する録画部320を通じて録画し、その録画しておいたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、その録画しておいたアプリケーションを利用して受信されたコンテンツを再生する。このとき、録画しておいたアプリケーションを保存し続けるのではなく、満了期間が経過すれば削除するが、“Expire Date”は、このような満了期間を表す。図4では、2007年12月31日が経過すれば、録画されたアプリケーションを削除する。
【0053】
“Server Expire Date”は、アプリケーションを放送局から受信せず、ウェブサーバまたはインターネットサーバから受信する場合に、そのようなアプリケーションをサーバから受信しなければ、いつサーバからそのアプリケーションが削除されるかについての期間を表した情報である。例えば、図4で“Server Expire Date”が2007年10月31日であるので、この期間までにサーバからアプリケーションを受信しなければ、そのアプリケーションは、サーバから削除される。したがって、アプリケーションが“Server Expire Date”以後にも使われる予定である場合には、そのアプリケーションを“Server Expire Date”以前に予め受信して保存しておく必要性がある。
【0054】
図4の例での“Version”、“Series ID”、“Series Name”、“Series Version or Season Number”、“Current Episode”、“Episode Set”、“Expire Date”及び“Server Expire Date”は、録画制御情報に含まれ、アプリケーション情報は、このような録画制御情報以外にも、アプリケーションについての情報をさらに含みうる。
【0055】
一方、録画制御情報は、図4のような方式で構成されることもあるが、現在受信されたアプリケーションで他のアプリケーションとの間で共通する部分及び共通しない部分に対応するデータがアプリケーションで存在する位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報で構成されることもある。
【0056】
このように共通する部分を表示できるのは、アプリケーションが異なっても完全に新たに構成されず、一般的には、所定の共通部分で少しずつ異なる部分を追加する方式で構成されるためである。
【0057】
例えば、アプリケーションAが16個のエピソードで構成されたドラマのうち、第3のエピソードついてのコンテンツの登場人物情報に関するものであるとすれば、第4のエピソードについてのコンテンツのアプリケーションであるアプリケーションBは、アプリケーションAの登場人物情報で第4のエピソードに新たに登場する人物についての情報が追加される形態で構成される。このとき、アプリケーション4でアプリケーションAの第3のエピソードについてのコンテンツの登場人物情報に関する部分が共通部分となり、第4のエピソードに新たに登場する人物についての情報が共通にされない部分となる。
【0058】
図5は、本発明による録画制御情報の一実施形態を示す図である。図5には、アプリケーションを受信するとき、共に受信されたアプリケーション情報に含まれた録画制御情報の一実施形態が示されている。図5を参照するに、以前に受信されたアプリケーションと共通する部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が上端の“sharedpart”領域に表示されており、共通しない部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が下端の“nonsharedpart”領域に表示されている。
【0059】
このように、アプリケーションでのデータの位置を表示する理由は、アプリケーションは、複数のディレクトリにわたって存在する多様なデータを利用して構成されるが、そのデータのうち、共通する部分と共通しない部分とを区分して表示することにより、録画部320が受信部310を通じて受信されたアプリケーションを構成するデータのうち、どんなデータのみを録画するかを決定させるためである。
【0060】
図5で、“dirname”は、ディレクトリ名であり、“filename”は、ファイル名である。これに基づいて、図5の録画制御情報を分析すれば、共通した部分に対応するデータのアプリケーションでの位置は、“com\ocap”というディレクトリである。また、そのディレクトリに存在する共通するデータは、“App.class”となる。このとき、ファイル名のそばに“size”が表示されているが、これは、そのデータの大きさを表すものであって、以後にアプリケーションでのデータが録画されて保存部に保存されれば、保存部に保存しようとするデータが正しく保存されたか否かをチェックするための情報である。
【0061】
図5の下端を見れば、共通しない部分に対応するデータのアプリケーションでの位置が“resource\text”及び“image”で表示されている。また、それぞれのディレクトリに存在する共通しないデータは、それぞれ“data1.txt”及び“image1.png”となる。
【0062】
この場合にも、それぞれのファイル名のそばに“size”がそれぞれ“100”と“65535”で表示されている。
【0063】
受信部310が図5のような録画制御情報を受信すれば、録画部320は、これに基づいて、受信されたアプリケーションで他のアプリケーションと共通しないデータである“data1.txt”及び“image1.png”ファイルのみを録画する。
【0064】
図6は、本発明による録画制御情報の第2実施形態を示す図である。図6を参照するに、図5とは異なり、他のアプリケーションと共通するか、または共通しない部分に対応するデータのアプリケーションの位置のみが表示されており、そのデータが何かについては表示されていない。この場合は、その位置にある全てのファイルが共通するか、または共通しないデータの場合でもあり、そのディレクトリ内に存在するファイルが一つでもある。すなわち、ファイル名を表示せずとも、共通するか、または共通しない部分に対応するデータを特定しうる場合には、図6のように対応するデータのファイル名の表示を省略することもある。
【0065】
図7ないし図11は、本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【0066】
図7は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションがアプリケーション1と共通する場合の録画部320の動作の一実施形態を説明するために示す図である。図7を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。また、録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツNを含んでいる。すなわち、図7で、録画結果1を除いては、録画結果2ないし録画結果Nは、そのコンテンツに対応するアプリケーションが共に録画されていない。
【0067】
このように、本発明における録画部320は、以前に受信されたコンテンツ1を録画する時にアプリケーション1を録画したならば、以後に受信されたコンテンツのコンテンツ2ないしコンテンツNを録画する時に、その共通するアプリケーションであるアプリケーション1は録画せず、それぞれの受信されたコンテンツのオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツのみを録画する。
【0068】
図8は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションがアプリケーション1と共通する場合の録画部320の動作の第2実施形態を説明するために示す図である。図8を参照するに、図7とは異なり、録画結果1にアプリケーション1が共に録画されておらず、アプリケーション1が別途に録画されている。このように、別途に録画されたアプリケーションであるアプリケーション1は、録画結果1ないし録画結果Nが再生される時に利用される。
【0069】
図9は、受信部310を通じて経時的に順次にコンテンツ1ないしコンテンツN及びそれに対応するアプリケーションが受信されるとき、その受信されたアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の一実施形態を説明するために示す図である。図9を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。ここで、アプリケーション1は、共通1と非共通1とで構成されるが、共通1は、アプリケーション1のうち他のアプリケーションと共通する部分を表し、非共通1は、アプリケーション1のうち他のアプリケーションと共通しない部分を表す。
【0070】
録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及び非共通2を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツN及び非共通Nを含んでいる。すなわち、録画部320は、録画結果2ないし録画結果Nに対応するアプリケーションが共通1を共通部分として有しているため、それぞれのアプリケーションで共通共通1を除外した部分である非共通2ないし非共通Nのみをさらに録画する。
【0071】
図10は、受信部310を通じて経時的に順次に受信されたコンテンツであるコンテンツ1ないしコンテンツNに対応するアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の第2実施形態を説明するために示す図である。図10を参照するに、録画結果1は、オーディオコンテンツ1、ビデオコンテンツ1及びアプリケーション1を含んでいる。ここで、アプリケーション1は、共通1及び非共通1で構成され、録画結果2は、オーディオコンテンツ2、ビデオコンテンツ2及び非共通2を含んでいる。すなわち、録画結果2には、アプリケーション1と共通する部分である共通1を除外した非共通2及びコンテンツのみが録画されている。
【0072】
一方、録画結果3は、オーディオコンテンツ3、ビデオコンテンツ3及びアプリケーション3を含んでいる。このとき、録画結果3にアプリケーション3が録画された理由は、コンテンツ3のアプリケーションであるアプリケーション3に録画結果1に録画されたアプリケーション1と共通する部分が存在しないためである。
【0073】
ここで、アプリケーション3は、共通3と非共通3とで構成され、録画結果4は、オーディオコンテンツ4、ビデオコンテンツ4及び非共通4を含んでおり、録画結果Nは、オーディオコンテンツN、ビデオコンテンツN及び非共通Nを含んでいる。すなわち、録画結果4ないし録画結果Nには、アプリケーション3と共通する部分である共通3を除外した非共通4ないし非共通Nが録画されている。
【0074】
図10で、それぞれのアプリケーションが含んでいる共通部分が共通1であるか、または共通3であるかについては、録画制御情報に表示されていることもあり、録画部320が以前に受信されたアプリケーションと現在受信されたアプリケーションとを分析し出すこともある。
【0075】
図11は、受信部310を通じて経時的に順次に受信されたコンテンツであるコンテンツ1ないしコンテンツNに対応するアプリケーションが共通する部分を有している場合の録画部320の動作の第3実施形態を説明するために示す図である。図11を参照するに、図10とは異なり、録画結果1及び録画結果3にアプリケーション1及びアプリケーション3が録画されておらず、非共通1及び非共通3が録画されており、アプリケーション1の共通部分である共通1とアプリケーション3の共通部分である共通3とが別途に録画されている。
【0076】
このように、具現例によっては、録画部320がアプリケーションのうち共通する部分のみをコンテンツとは別途に録画しうる。
【0077】
図12は、本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0078】
ステップ1210では、コンテンツ及びそのコンテンツに対応するアプリケーションを受信する。このとき、アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信しうる。
【0079】
ステップ1220では、受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析する。
【0080】
もし、ステップ1210でアプリケーション情報が共に受信され、そのアプリケーション情報にアプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報である録画制御情報が含まれている場合には、ステップ1020は省略される。
【0081】
ステップ1230では、その分析に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0082】
前述したように、ステップ1210でアプリケーション情報が共に受信され、そのアプリケーション情報に録画制御情報が含まれている場合には、録画部320は、その録画制御情報に基づいて、コンテンツのみを録画するか、またはコンテンツ及びそのコンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する。
【0083】
図13は、本発明による録画方法によって録画されたコンテンツを再生する方法の一実施形態を示す図である。図13を参照するに、録画結果1 1310aないし録画結果3 1330aに含まれたオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツは、共に含まれた非共通部分とアプリケーション1の共通部分とを利用して再生される。
【0084】
例えば、録画結果1 1310aの場合には、オーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1を非共通1及びアプリケーション1の共通部分を利用して再生する。
【0085】
録画結果1 1310aの再生結果1310bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード1”と表示された下端の字幕は、非共通1に該当する内容が再生された画面であり、AVは、オーディオコンテンツ1及びビデオコンテンツ1に該当する内容が再生された画面である。すなわち、録画結果1の再生結果1310bで“logo.pngが表示されたロゴ絵”及び“エピソード1”と表示された字幕を除いては、アプリケーション1の共通部分を利用してコンテンツが再生される。
【0086】
録画結果1 1310aの再生結果1310bと同様に、録画結果2 1320aの再生結果1320bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード2”と表示された字幕は、録画結果2 1320aの非共通2に対応し、録画結果3 1330aの再生結果1330bで、“logo.png”と表示された“ロゴ絵”及び“エピソード3”と表示された字幕は、録画結果3 1330aの非共通3に対応する。
【0087】
これまでは、コンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法について説明した。以下では、前記方法を応用してコンテンツを再生する方法を説明する。
【0088】
図14は、本発明によるコンテンツの再生装置の一実施形態を示す図である。図14を参照するに、本発明によるコンテンツの再生装置は、受信部1410、保存部1420及び再生部1430を備える。
【0089】
受信部1410は、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、アプリケーションの保存可否の決定のための情報及びアプリケーションを説明する情報を含むアプリケーション情報と共に受信する。
【0090】
このとき、アプリケーションの保存可否の決定のための情報は、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションがこれから利用され続けるか否かについての情報、もし、そのアプリケーションがこれから継続的に利用される予定ならば、どれほどの期間利用されるかについての情報を含みうる。
【0091】
例えば、チャンネル1番を有する放送局で毎週月曜日、火曜日ごとにドラマAを放映するが、そのドラマが6ヶ月間放映される予定でありうる。このとき、放送局は、そのドラマについてのコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションをユーザのTVに伝送しつつ、そのアプリケーションを6ヶ月間利用する予定であるという情報が記録されたアプリケーション情報を共に伝送しうる。このような方法は、周期的に放映されるショープログラム、スポーツプログラムについてのコンテンツにも利用される。
【0092】
また、アプリケーション情報は、もし、ユーザのTVに受信されたアプリケーションと同じアプリケーションが既に保存されている場合には、そのアプリケーションを利用してコンテンツを再生することを指示する情報を含み、アプリケーションの満了期間についての情報を含みうる。
【0093】
すなわち、このように、アプリケーション情報に満了期間についての情報が含まれている場合には、ユーザのTVに保存されているアプリケーションは、その満了期間が経過すれば削除される。但し、以後にその満了期間を延長する情報が含まれたアプリケーション情報を受信すれば、満了期間は延びうる。
【0094】
望ましくは、本発明によるコンテンツ再生装置は、アプリケーション情報に基づいて、所定の満了期間が経過したアプリケーションを削除するアプリケーション管理部(図示せず)をさらに備える。
【0095】
保存部1420は、アプリケーション情報に基づいて、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションを選択的に保存する。
【0096】
すなわち、保存部1420は、受信部1410を通じて受信されたアプリケーションがこれから継続的に利用される予定であるという情報がアプリケーション情報に含まれている場合には、その受信されたアプリケーションを保存する。
【0097】
但し、保存部1420に既にその受信されたアプリケーションと同じアプリケーションが保存されていることもある。この場合には、保存部1420は、アプリケーション情報に受信されたアプリケーションがこれから継続的に利用される予定であるという情報が含まれていても、その受信されたアプリケーションを保存しない。
【0098】
一方、保存部1420に保存されたアプリケーションよりバージョンの高いアプリケーションが受信部1410を通じて受信されるが、アプリケーション管理部は、このような場合に、保存部1420に保存されたアプリケーションをさらにバージョンの高いアプリケーションにアップデートしうる。このように、本発明では、それぞれのアプリケーションに対してバージョンを付与することによって、効果的にアプリケーションに対するアップデートを行える。
【0099】
このとき、保存部1420は、ハードディスク、ROM(リード オンリ メモリ)、フラッシュメモリのような全ての保存媒体を含む。
【0100】
再生部1430は、受信部1410が保存部1420に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、保存部1420に保存されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生する。
【0101】
図15及び図16は、本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【0102】
図15は、受信部1410がチャンネル1及びチャンネル2の多様なコンテンツ及びそれに対応するアプリケーションを受信し、再生部1430がその受信されたコンテンツをそれぞれに対応するアプリケーションを利用して再生する過程を示す図である。図15で、受信部1410の受信したコンテンツが保存部1420に保存されたアプリケーションであるアプリケーション1 APP1を利用するコンテンツであるか否かによって、再生部1430は、コンテンツを再生する時に受信部1410を通じて受信されたアプリケーションを利用するか、または保存部1420に保存されたアプリケーションを利用する。
【0103】
一方、受信部1410は、コンテンツ及びそれに対応するアプリケーションと共にアプリケーション情報を受信しうる。このとき、アプリケーション情報は、受信されたアプリケーションを保存部1420に保存するとき、一時的に保存するか、または長期間保存するかを決定するための情報を含みうる。また、アプリケーション情報は、アプリケーションの満了期間についての情報もさらに含みうる。このような満了期間についての情報によって、保存部1420に保存されたアプリケーションは、所定の期間が経過すれば削除される。
【0104】
図15を参照して、まず保存部1420に一時的に保存されるように設定されたアプリケーションを利用して、コンテンツを再生する方法について説明する。図15で、ユーザがTVのチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴し、暫くチャンネル2でドキュメンタリーを視聴した後、再びチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴しうる。
【0105】
このような場合に、はじめにチャンネル1でドラマAのエピソード2を視聴するとき、それに対応するアプリケーションであるアプリケーション1 APP1を保存部1420に一時的に保存した場合には、再びドラマAのエピソード2を視聴しようとするとき、TVは、アプリケーション1 APP1を再び受信する必要なしに保存部1420に一時的に保存されたアプリケーション1を利用してドラマAのエピソード2に対してコンテンツを再生しうる。
【0106】
したがって、このよう場合には、アプリケーション情報は、一チャンネルの放送コンテンツを所定の時間以上視聴すれば、例えば、一チャンネルの放送コンテンツを10分以上視聴する場合には、その放送コンテンツに対応するアプリケーションを保存部1420に一時的に保存するように指示する情報を含みうる。
【0107】
以下では、図16を参照して保存部1420に長期間保存されるように設定されたアプリケーションを利用してコンテンツを再生する方法について説明する。図16を参照するに、保存部1420にコンテンツとアプリケーション1 APP1とが共に保存されている。例えば、保存部1420に保存されたコンテンツは、以前にチャンネル1で放映されるドラマAのエピソード1についてコンテンツが録画されたものでありうる。
【0108】
図16で、受信部1410がアプリケーション1 APP1を利用するコンテンツであるチャンネル1のドラマAのエピソード2及びエピソード3についてコンテンツを受信すれば、再生部1430は、その受信されたコンテンツを再生する時に保存部1220に保存されたアプリケーション1 APP1を利用して再生する。
【0109】
この場合には、受信部1410も外部からコンテンツと共に伝送されたアプリケーションがアプリケーション1 APP1ということを認知すれば、コンテンツのみを受信し、それに対応するアプリケーションであるアプリケーション1 APP1は、受信しない。
【0110】
また、受信部1410がチャンネル2のドキュメンタリーについてのコンテンツとアプリケーション2とを受信するか、またはチャンネル1のニュースについてのコンテンツとアプリケーション3とを受信する場合には、再生部1430がチャンネル2のドキュメンタリーについてのコンテンツは、アプリケーション2を利用して再生し、チャンネル1のニュースについてのコンテンツは、アプリケーション3を利用して再生する。すなわち、この場合には、受信部1410がコンテンツとそれに対応するアプリケーションであるアプリケーション2及びアプリケーション3とを何れも受信する。
【0111】
一方、受信部1410を通じて受信されるアプリケーションが保存部1420に保存されたアプリケーション1 APP1と共通する部分を有する場合が存在しうる。この場合には、受信部1410は、外部から伝送されたアプリケーションのうち、保存部1420に保存されたアプリケーション1 APP1と共通しない部分のみを受信する。また、再生部1430は、コンテンツを再生するとき、保存部1430に保存されたアプリケーション1 APP1及び受信部1410を通じて受信されたアプリケーションのうち、アプリケーション1 APP1と共通しない部分を利用してコンテンツを再生する。
【0112】
図17は、本発明によるコンテンツ再生方法の一実施形態を説明するための図である。
【0113】
ステップ1710では、コンテンツ及びそのコンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、アプリケーションの保存可否の決定のための情報及びアプリケーションを説明する情報を含むアプリケーション情報と共に受信する。
【0114】
ステップ1720では、アプリケーション情報に基づいて、受信されたアプリケーションを選択的に保存する。
【0115】
ステップ1730では、保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、保存されたアプリケーションを利用して受信されたコンテンツを再生する。
【0116】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピュータで具現される。
【0117】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック保存媒体(例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような保存媒体を含む。
【0118】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されるということが分かるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0119】
本発明は、コンテンツ録画及び再生関連の技術分野に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】従来のアナログ放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。
【図2】従来のデジタル放送についての録画装置の録画方法の一実施形態を示す図である。
【図3】本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画装置の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明によるアプリケーション情報についての一実施形態を示す図である。
【図5】本発明による録画制御情報の一実施形態を示す図である。
【図6】本発明による録画制御情報の第2実施形態を示す図である。
【図7】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図8】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図9】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図10】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図11】本発明による録画部の動作の一実施形態を説明するために示す図である。
【図12】本発明によるコンテンツ及びそのコンテンツについてのアプリケーションの録画方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図13】本発明による録画方法によって録画されたコンテンツ再生方法の一実施形態を示す図である。
【図14】本発明によるコンテンツの再生装置の一実施形態を示す図である。
【図15】本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【図16】本発明によるコンテンツ再生装置の動作を説明するための一実施形態を示す図である。
【図17】本発明によるコンテンツ再生方法の一実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
【0121】
310,1410 受信部
320 録画部
1420 保存部
1430 再生部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、
前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、または前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップと、を含むことを特徴とする録画方法。
【請求項2】
前記受信するステップは、
前記アプリケーションを説明する情報のアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項3】
前記録画制御情報は、
前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、
前記録画するステップは、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項4】
前記録画制御情報は、
前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置を、ツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする請求項3に記載の録画方法。
【請求項5】
前記録画制御情報は、
前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項6】
前記アプリケーション情報は、
テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項7】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析するステップをさらに含み、
前記録画するステップは、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項8】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項9】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項10】
コンテンツの再生方法において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存如何の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、
前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、
前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップと、を含むことを特徴とする再生方法。
【請求項11】
前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、
前記保存されたアプリケーションは、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば削除されることを特徴とする請求項10に記載の再生方法。
【請求項12】
コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画装置において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信する受信部と、
前記受信部に受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する録画部と、を備えることを特徴とする録画装置。
【請求項13】
前記受信部は、
前記アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項14】
前記録画制御情報は、
前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、
前記録画部は、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項15】
前記録画制御情報は、
前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする請求項14に記載の録画装置。
【請求項16】
前記録画制御情報は、
前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項17】
前記アプリケーション情報は、
テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項18】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析して、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項19】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項20】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項21】
前記録画結果及び前記録画されたアプリケーションのうち少なくとも一つを保存するための保存部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項22】
コンテンツの再生装置において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信する受信部と、
前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存する保存部と、
前記受信部が前記保存部に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生する再生部と、を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項23】
前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、
前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば、前記保存されたアプリケーションを削除するアプリケーション管理部をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の再生装置。
【請求項24】
請求項1に記載の方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】
コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画方法において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信するステップと、
前記受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、または前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画するステップと、を含むことを特徴とする録画方法。
【請求項2】
前記受信するステップは、
前記アプリケーションを説明する情報のアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項3】
前記録画制御情報は、
前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、
前記録画するステップは、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項4】
前記録画制御情報は、
前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置を、ツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする請求項3に記載の録画方法。
【請求項5】
前記録画制御情報は、
前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項6】
前記アプリケーション情報は、
テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする請求項2に記載の録画方法。
【請求項7】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析するステップをさらに含み、
前記録画するステップは、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項8】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項9】
前記録画するステップは、
前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする請求項1に記載の録画方法。
【請求項10】
コンテンツの再生方法において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存如何の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信するステップと、
前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存するステップと、
前記保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツが受信されれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生するステップと、を含むことを特徴とする再生方法。
【請求項11】
前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、
前記保存されたアプリケーションは、前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば削除されることを特徴とする請求項10に記載の再生方法。
【請求項12】
コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションの録画装置において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツに対応するアプリケーションを受信する受信部と、
前記受信部に受信されたアプリケーションと以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かによって、前記コンテンツのみを録画するか、前記コンテンツ及び前記コンテンツと共に受信されたアプリケーションを何れも録画する録画部と、を備えることを特徴とする録画装置。
【請求項13】
前記受信部は、
前記アプリケーションを説明する情報であるアプリケーション情報を共に受信し、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーションの録画を制御するための録画制御情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項14】
前記録画制御情報は、
前記アプリケーションで他のアプリケーションと共通する部分と共通しない部分とを定義した情報を含み、
前記録画部は、前記録画制御情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項15】
前記録画制御情報は、
前記共通する部分及び前記共通しない部分に対応するデータの前記アプリケーションでの位置をツリー構造またはディレクトリ構造を利用して表示した情報であることを特徴とする請求項14に記載の録画装置。
【請求項16】
前記録画制御情報は、
前記受信されたコンテンツの識別子及び名称、前記受信されたコンテンツが相互間に関連関係を有する複数のコンテンツのうち一つである場合には、前記複数のコンテンツのうち、前記アプリケーションが適用されるコンテンツを特定するための情報、前記アプリケーションのバージョン及び満了期間のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項17】
前記アプリケーション情報は、
テキスト、マークアップ言語及び二進フォーマットのうち少なくとも一つのフォーマットで構成されることを特徴とする請求項13に記載の録画装置。
【請求項18】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーションと前記以前に受信されたアプリケーションとの間に共通部分が存在するか否かを分析して、前記分析に基づいて、前記受信されたアプリケーションに共通部分が存在するか否かによって前記録画を行うことを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項19】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーション全体が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツのみを録画することを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項20】
前記録画部は、
前記受信されたアプリケーションの一部が前記以前に受信されたアプリケーションと共通する場合には、前記受信されたコンテンツを前記受信されたアプリケーションのうち、前記以前に受信されたアプリケーションと共通しない部分と共に録画することを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項21】
前記録画結果及び前記録画されたアプリケーションのうち少なくとも一つを保存するための保存部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の録画装置。
【請求項22】
コンテンツの再生装置において、
前記コンテンツ及び前記コンテンツについての付加情報を提供するためのアプリケーションを、前記アプリケーションの保存可否の決定のための第1情報及び前記アプリケーションを説明する第2情報を含むアプリケーション情報と共に受信する受信部と、
前記アプリケーション情報に基づいて、前記受信されたアプリケーションを選択的に保存する保存部と、
前記受信部が前記保存部に保存されたアプリケーションと同じアプリケーションを利用するコンテンツを受信すれば、前記保存されたアプリケーションを利用して前記コンテンツを再生する再生部と、を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項23】
前記アプリケーション情報は、前記保存されたアプリケーションの満了期間を表す第3情報をさらに含み、
前記第3情報に基づいて、所定の期間が経過すれば、前記保存されたアプリケーションを削除するアプリケーション管理部をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の再生装置。
【請求項24】
請求項1に記載の方法を実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2009−100451(P2009−100451A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−204636(P2008−204636)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】
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