説明

コンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラム

【課題】利用可能なコンテンツをユーザに提示する際に、複数の評価項目によりコンテンツ属性を反映できるとともに、視認性及び利便性に優れたUIを実現するための技術を提供する。
【解決手段】コンテンツ提示装置において、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを取得し、複数の評価項目に対応する複数の座標軸を設定する。次いで、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定し、設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定する。そして、座標軸を描画するとともに、コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成し、このコンテンツ提示画面を表示手段に表示させる。さらに、コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更し、変更後の座標軸の描画態様に基づいて座標平面を設定し、コンテンツを再配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが利用可能なコンテンツを提示するコンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラムに関し、特に、属性を反映してコンテンツを配置するユーザインターフェース(UI:User Interface)に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、楽曲コンテンツや映像コンテンツなど、様々なデジタルコンテンツがインターネット上で提供されており、ユーザはパーソナルコンピュータ等のクライアント端末によりこれらのコンテンツを入手できるようになっている。また、これらのコンテンツは膨大な数にのぼるため、ユーザは所望のコンテンツを効率よく入手するために、検索キーによる絞込み検索を行うのが一般的である。
例えば、楽曲コンテンツを提供する楽曲サービスにおいては、ユーザが所望するアーティスト名や楽曲名、ジャンル名などのキーワードを検索キーとして楽曲コンテンツを検索できるようになっている。
【0003】
検索されたコンテンツを画面に表示する手法としては、コンテンツの属性(例えば、楽曲コンテンツの場合はジャンルやテンポ、雰囲気など)を複数の評価項目により評価し、そのうち3つの評価項目を3軸とする3次元空間にコンテンツを配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、さらに4つめの評価項目について、コンテンツの回転速度で評価の高低を表現できるようになっている。
なお、コンテンツ提示画面において実際に表示されるのは、それぞれのコンテンツに対応する画像やテキストであるので、本来なら「コンテンツに対応する画像又はテキストを提示」と記載するところ、本明細書では単に「コンテンツを提示」と記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−11913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、3以上の評価項目によりコンテンツ属性が評価されている場合に、属性を反映してコンテンツを提示することができる。しかしながら、コンテンツの大きさにより3次元空間の奥行きを表現したり、コンテンツの回転速度により評価の高低を表現したりするため、それぞれの属性を的確に把握するのは困難である。
すなわち、コンテンツ属性を評価する評価項目が3以上になると、一度に平面上で表現できず、仮想的に3次元空間を生成して表示することとなるため、視認性が損なわれてしまう。特に、評価項目が4以上になると、3次元空間上ですら表現することができないために、特殊な表示制御を利用せざるを得なくなる。
このように、従来技術では、コンテンツ属性が複数の評価項目により評価されている場合に、それぞれの評価項目に対する評価を容易かつ的確に把握することは困難となっている。
【0006】
本発明は、利用可能なコンテンツをユーザに提示する際に、複数の評価項目によりコンテンツ属性を反映できるとともに、視認性及び利便性に優れたUIを実現するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースと、
ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを前記コンテンツデータベースから取得するコンテンツ取得手段と、
前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテンツを、このコンテンツの属性情報に従って表示手段に表示させるための表示制御を行う表示制御手段と、を備え、利用可能なコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示装置であって、
前記表示制御手段は、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定する座標軸設定手段と、
前記座標軸設定手段により設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定する座標平面設定手段と、
前記座標平面設定手段により設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定する配置位置設定手段と、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成する提示画面生成手段と、を有し、
前記座標軸設定手段は、前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更し、
前記座標平面設定手段は、前記変更後の描画態様に基づいて座標平面を設定し、
前記配置位置設定手段は、コンテンツの配置位置を再設定することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ提示装置において、前記座標軸の本数は3以上であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコンテンツ提示装置において、前記座標軸設定手段は、ユーザによる特定座標軸の回転操作に基づいて、この特定座標軸の描画位置を変更することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンテンツ提示装置において、前記表示制御手段は、複数の座標平面において同一のコンテンツが配置される場合に、これらが同一コンテンツであることを示す強調表示を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、コンテンツ提示装置のコンピュータが、利用可能なコンテンツをユーザに提示する方法であって、
コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースから、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを取得するステップと、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定するステップと、
前記設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定するステップと、
前記設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定するステップと、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成し、このコンテンツ提示画面を表示手段に表示させるステップと、
前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更するステップと、
前記変更後の座標軸の描画態様に基づいて座標平面を設定するステップと、
コンテンツの配置位置を再設定するステップと、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、利用可能なコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示装置のコンピュータに、
コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースから、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを取得するステップと、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定するステップと、
前記設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定するステップと、
前記設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定するステップと、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成し、このコンテンツ提示画面を表示手段に表示させるステップと、
前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更するステップと、
前記前記変更後の座標軸の描画態様に基づいて座標平面を設定するステップと、
コンテンツの配置位置を再設定するステップと、を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、利用可能なコンテンツをユーザに提示する際に、複数の評価項目に対して評価されたコンテンツ属性を二次元平面上に反映して表現することができるので、コンテンツ提示画面の視認性が向上する。さらに、ユーザが座標軸の設定(割当てる評価項目、評価項目の数、座標軸の描画位置)を自由に行うことができるので、評価項目が多数ある場合でも、ユーザが所望するコンテンツ属性を二次元平面上で容易に把握することが可能となり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るコンテンツ提示装置を適用したネットワーク構成の一例について示す概略図である。
【図2】ウェブサーバのハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
【図3】コンテンツデータベースのデータ構成の一例について示す説明図である。
【図4】ユーザが楽曲サービスを利用するときのウェブサーバ及びクライアント端末における処理手順について示すフローチャートである。
【図5】コンテンツ提示画面の一例を示す説明図である。
【図6】ユーザによる軸回転操作後のコンテンツ提示画面の一例を示す説明図である。
【図7】ユーザによる軸回転操作後のコンテンツ提示画面の他の一例を示す説明図である。
【図8】特定コンテンツを基準とする相対的なコンテンツ提示画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るコンテンツ提示装置を適用したネットワーク構成の一例について示す概略図である。本実施形態では、ウェブサーバ1が本発明に係るコンテンツ提示装置を構成する。
図1に示すように、ウェブサーバ1には、パーソナルコンピュータ2aや携帯端末2b等のクライアント端末2が通信ネットワークNを介して接続され、互いにデータ通信可能となっている。通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等である。
【0016】
図1において、ウェブサーバ1はクライアント端末2に対して楽曲サービスを提供する。この楽曲サービスでは、例えば、ユーザが楽曲コンテンツを試聴したり、ダウンロードして購入したりすることが可能となっている。
クライアント端末2において、ユーザによりアーティスト名などの検索キーが指定され楽曲コンテンツの検索要求がなされると、ウェブサーバ1は指定された検索キーに適合する楽曲コンテンツを抽出し、検索結果としてクライアント端末2に提示する。
【0017】
図2は、ウェブサーバ1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
図2に示すように、ウェブサーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、コンテンツデータベース15等を備えている。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。
【0018】
制御部11は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)111、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)112及びROM(Read Only Memory)113で構成される。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
【0019】
記憶部12は、例えばハードディスク等で構成され、OS、各種アプリケーションプログラム(例えば、サーバ用プログラムやウェブアプリケーションプログラム)及び各種データ等が記憶されている。
【0020】
入出力部13は、ウェブサーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、通信ネットワークNを介してクライアント端末2とデータの送受信を行う。
【0021】
コンテンツデータベース15は、検索キーによる検索要求に応答して楽曲コンテンツを検索するときに参照されるもので、楽曲サービスにおいて提供可能なコンテンツごとに、コンテンツを識別するための基本情報及びコンテンツの特徴を表す属性情報が登録されている。
【0022】
図3は、コンテンツデータベース15のデータ構成の一例を示す説明図である。
図3に示すように、コンテンツデータベース15には、基本情報として、例えば、コンテンツID、楽曲のタイトル、アーティスト名、ジャケット画像が登録されている。基本情報として、楽曲を紹介する詳細情報が含まれるようにしてもよい。また、コンテンツデータベース15には、属性情報として、例えば、楽曲のジャンル、テンポ、明るさ、激しさなどの評価項目に対する評価値が登録されている。それぞれの評価値の大きさは、評価項目に対する傾向を反映している。
【0023】
すなわち、ジャンルに対する評価値は、ロック調の傾向が大きいほどプラスに大きい値となり、クラシック調の傾向が大きいほどマイナスに大きい値となる。同様に、テンポに対する評価値は、楽曲のテンポが速いほどプラスに大きい値となり、遅いほどマイナスに大きい値となる。明るさに対する評価値は、楽曲の雰囲気が明るいほどプラスに大きい値となり、暗いほどマイナスに大きい値となる。激しさに対する評価値は、楽曲の雰囲気が激しいほどプラスに大きい値となり、穏やかなほどマイナスに大きい値となる。
【0024】
例えば、図3に示すコンテンツID“001”の楽曲コンテンツは、タイトルが“aaa”、アーティストが“B”で、ロック調(ジャンル評価値+4)でテンポが速く(テンポ評価値+7)、暗く激しい雰囲気(明るさ評価値−7、激しさ評価値+5)のコンテンツとなる。
【0025】
コンテンツデータベース15を構成する基本情報及び属性情報は、例えば、サーバ管理者によって登録される。属性情報については、楽曲コンテンツを試聴又は購入したユーザに評価してもらい、その評価値を集計したものを利用できるようにしてもよい。なお、本実施形態では、楽曲コンテンツの実データ(実際に再生処理されるデータ)は、コンテンツデータベース15とは別の記憶手段に登録されているものとする。
このように、コンテンツ提示装置としてのウェブサーバ1は、コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベース15を備えている。
【0026】
ウェブサーバ1の制御部11は、サーバ用ソフトウェアを実行することにより、クライアント端末2対して楽曲サービスを提供する。また、楽曲サービスにおいて、クライアント端末2から検索要求がなされたときに、この検索要求に応答して楽曲コンテンツの検索を実行する。そして、検索キー(例えば、アーティスト名)に適合する楽曲コンテンツを抽出し、検索結果としてクライアント端末2に提示する。
本実施形態では、この検索結果の提示画面(コンテンツ提示画面)を構成するUIが特徴的となっている。
【0027】
図1に示すクライアント端末2のハードウェア構成は、ウェブサーバ1とほぼ同様なので図示を省略する。クライアント端末2は、制御部、記憶部、入力部、表示部、通信部等を備えている。
クライアント端末2の制御部の構成はウェブサーバ1の制御部11の構成と同様である。
記憶部は、例えばハードディスクで構成され、OS、各種アプリケーションプログラム(例えば、ウェブブラウザプログラム)、及び各種データ等を記憶する。
入力部は、例えば、キーボード及びマウスで構成され、ユーザが情報を入力する際に使用される。入力部により、例えば、ウェブサーバ1に対して検索要求を行うときの検索キーの入力が行われる。
表示部は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成され、制御部からの表示制御指令に基づいて所定の画面を表示する。表示部には、例えば、ウェブブラウザのGUI(Graphical User Interface)が表示される。
通信部は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、通信ネットワークNを介してウェブサーバ1とデータの送受信を行う。
【0028】
クライアント端末2の制御部は、ウェブブラウザプログラムを実行することにより、ウェブサーバ1がインターネットを介して提供する楽曲サービスの画面を表示部に出力する。また、楽曲サービスにおいて、ユーザが楽曲コンテンツの検索操作を行うと、この検索要求をウェブサーバ1に対して送信する。そして、ウェブサーバ1から送信された検索結果を取得し、コンテンツ提示画面を表示部に出力する。
【0029】
以下、図4〜7を参照して、ウェブサーバ1が提供する楽曲サービスにおいて、ユーザが利用(購入又は試聴)可能なコンテンツの提示を受ける場合について説明する。なお、ウェブサーバ1のコンテンツデータベース15には、図3に示す楽曲コンテンツが登録されているものとする。
図4は、ユーザが楽曲サービスを利用するときのウェブサーバ1及びクライアント端末2における処理手順の一例について示すフローチャートである。この処理は、ウェブサーバ1の制御部11及びクライアント端末2の制御部によって実行される。
図4には、例えば、クライアント端末2のウェブブラウザ上で、ユーザにより楽曲サービスへのアクセス操作(例えば、URLの入力)が行われ、ウェブサーバ1に対して楽曲サービスの利用要求が送信された後の処理手順について示している。
【0030】
図5〜7は、コンテンツ提示画面の表示例について示す説明図である。図5〜7において、座標軸上の●印は図3に示すID“001”の楽曲コンテンツに対する評価値に対応し、■印は図3に示すID“002”の楽曲コンテンツに対する評価値に対応している。また、図5〜7では、第n象限を“[n]”と表している。
【0031】
図4のステップS101において、ウェブサーバ1は、クライアント端末2からの利用要求に応答して、楽曲サービス画面のHTMLファイルを送信する。ウェブサーバ1から送信されるHTMLファイルには、クライアント端末2におけるユーザ操作に応じて、ウェブページを動的に生成するための制御プログラム(例えば、JAVA(登録商標)プログラム)が埋め込まれている。
ステップS201において、クライアント端末2は、楽曲サービス画面のHTMLファイルを解析して、ウェブブラウザ上に楽曲サービスのトップページを表示する。
ステップS202では、ユーザにより検索キー(例えば、アーティスト名など)が入力されたか否かを判定する。そして、ユーザにより検索キーが入力されたと判定すると、ステップS203に移行して、この検索キーによる検索要求をウェブサーバ1に対して送信する。
【0032】
ステップS102において、ウェブサーバ1は、クライアント端末2からの検索要求に含まれる検索キーを取得する。
ステップS103では、取得した検索キーに適合する楽曲コンテンツに関する情報(基本情報、属性情報)を、コンテンツデータベース15から抽出する。例えば、検索キーがアーティスト名“B”であれば、図3に示すコンテンツデータベース15から、ID“001”,“002”の楽曲コンテンツに関する情報が抽出されることとなる。
【0033】
ステップS104では、コンテンツ提示画面内のコンテンツ表示領域に表示する、複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定する。具体的には、座標軸の本数及び割当てる評価項目(言い換えるとそれぞれの評価項目に対応する座標軸の表示/非表示)、並びに描画位置を設定する。
初期のコンテンツ提示画面(検索要求に応答して提供される最初の画面)では、座標軸の本数、割当てる評価項目及び描画位置は予め設定されている。例えば、楽曲コンテンツの属性情報であるジャンル、テンポ、明るさ、激しさの4つの評価項目に対応して4本の座標軸AX1〜AX4が設定されるとともに、この4本の座標軸AX1〜AX4により表示領域が8等分されるように設定されている(図5参照)。
なお、コンテンツ提示画面において、ユーザが座標軸を回転する操作や割当て項目を変更する操作を行った場合は、このユーザ操作に基づいて座標軸が変更されるようになっている。
【0034】
ステップS105では、設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定する。すなわち、隣り合う2本の座標軸により規定される領域を、それらの座標軸(評価項目)に対する評価値による座標を表示するための座標平面として設定する。
図5に示すように、4本の座標軸が設定された場合には、8象限の座標平面が設定されることとなる。第1象限はロック調でテンポが速い楽曲コンテンツを配置するための領域となる。また、第2象限は速くて明るい楽曲コンテンツ、第3象限は明るくて激しい楽曲コンテンツ、第4象限は激しくてクラシック調の楽曲コンテンツを配置するための領域となる。また、第5象限はクラシック調で遅い楽曲コンテンツ、第6象限は遅くて暗い楽曲コンテンツ、第7象限は暗くて穏やかな楽曲コンテンツ、第8象限は穏やかでロック調の楽曲コンテンツを配置するための領域となる。
【0035】
ステップS106では、4つの評価項目に対する評価値の組合せからなる座標のうち、設定された座標平面に含まれる座標に対応する位置を、コンテンツのジャケット画像の配置位置として設定する。
図3に示すID“001”の楽曲コンテンツの場合、ジャンルとテンポによる座標は(+4,+7)、ジャンルと明るさによる座標は(+4,−7)、ジャンルと激しさによる座標は(+4,+5)、テンポと明るさによる座標は(+7,−7)、テンポと激しさによる座標は(+7,+5)、明るさと激しさによる座標は(−7,+5)となる。このうち、図5に示すように座標軸が設定されていれば、ジャンルとテンポによる座標(+4,+7)だけが設定された第1象限の座標平面に含まれ、その他の座標については図5に示す座標平面に含まれないこととなる。したがって、この座標(+4,+7)に対応する位置が、ID“001”のジャケット画像P1の配置位置として設定される。
同様に、ID“002”の楽曲コンテンツの場合、第8象限の座標平面に含まれるジャンルと激しさの組合せからなる座標(2,−3)に対応する位置が、ID“002”のジャケット画像P2の配置位置として設定される。
【0036】
ステップS107では、設定された座標軸が描画されるとともに、設定された位置にコンテンツが配置されたコンテンツ提示画面のデータ(HTMLファイル)を生成し、クライアント端末2に対して送信する。
ステップS204において、クライアント端末2は、コンテンツ提示画面のHTMLファイルを解析して、ウェブブラウザ上に検索結果を表示する(図5参照)。このコンテンツ提示画面により、ユーザは検索キーに適合する楽曲コンテンツを知得することができる。
このように、本実施形態では、利用可能なコンテンツをユーザに提示する際に、複数の評価項目に対して評価されたコンテンツ属性を二次元平面上に反映して表現することができるので、コンテンツ提示画面の視認性が向上する。
【0037】
クライアント端末2の表示部に表示されたコンテンツ提示画面では、例えば、ユーザがマウスにより何れかの座標軸を選択し、これを回転するようにドラッグする操作により座標軸を回転可能となっている。また例えば、ユーザがマウスにより何れかの座標軸の項目名を選択したときに、設定可能な評価項目がプルダウン表示され、その中から座標軸に割当てる評価項目を選択できるようになっている。さらに、その他のユーザ操作により座標軸の設定を変更できるように構成してもよい。
また、コンテンツ提示画面において、コンテンツがダブルクリックされると、このコンテンツが再生されたり、拡大されて詳細情報が表示されたりするようにしてもよい。
【0038】
ステップS205では、コンテンツ提示画面において、ユーザにより座標軸の変更操作(例えば、座標軸の回転操作、割当て項目の変更操作など)が行われたか否かを判定する。そして、ユーザにより座標軸の変更操作が行われたと判定すると、ステップS206に移行して、このユーザ操作を示す操作情報をウェブサーバ1に対して送信する。
つまり、コンテンツ提示画面を構成するHTMLファイルには、クライアント端末2におけるユーザ操作に基づいて座標軸の変更を反映するために、ユーザ操作を示す操作情報をウェブサーバ1に対して送信する制御プログラムが埋め込まれている。
【0039】
ステップS108では、ユーザ操作を示す操作情報を取得する。そして、ステップS104以降の処理により、このユーザ操作に基づいて生成したコンテンツ提示画面をクライアント端末2に提示する。
【0040】
例えば、図5に示すコンテンツ提示画面において、楽曲コンテンツの激しさに対応する座標軸AX4を時計回りに回転して、ジャンルに対応する座標軸AX1とテンポに対応する座標軸AX2の中間に移動する操作がユーザにより行われると、図6に示すコンテンツ提示画面が提示される。
図6では、第1象限はロック調で激しい楽曲コンテンツ、第2象限は激しくて速い楽曲コンテンツ、第3象限は速くて明るい楽曲コンテンツ(図5の第2象限と同じ)、第4象限は明るくてクラシック調の楽曲コンテンツ、第5象限はクラシック調で穏やかな楽曲コンテンツ、第6象限は穏やかで遅い楽曲コンテンツ、第7象限は遅くて暗い楽曲コンテンツ(図5の第6象限と同じ)、第8象限は暗くてロック調の楽曲コンテンツを配置するための領域となる。
【0041】
図3に示すID“001”の楽曲コンテンツの場合、図6に示すように座標軸が設定されていれば、ジャンルと激しさによる座標(+4,+5)が第1象限に含まれ、テンポと激しさによる座標(+5,+7)が第2象限に含まれ、ジャンルと明るさによる座標(+4,−7)が第8象限に含まれる。したがって、これらの座標に対応する位置が、ID“001”のジャケット画像P1の配置位置として設定される。
同様に、第6象限の座標平面に含まれるテンポと激しさの組合せからなる座標(−5,−3)に対応する位置が、ID“002”のジャケット画像P2の配置位置として設定される。
【0042】
このように、ユーザ操作により座標軸の描画位置が変更されると、表示されるコンテンツの数や配置位置が変化する。したがって、提示されている楽曲コンテンツの属性を多面的に把握することができる。
すなわち、図5に示すコンテンツ提示画面では、ID“001”の楽曲コンテンツ激しさや明るさについて知得できないが、図6に示すコンテンツ提示画面では、激しく暗い楽曲であることが知得できるようになる。
【0043】
図6に示すコンテンツ提示画面において、さらに、楽曲コンテンツの激しさに対応する座標軸AX4を時計回りに回転して、ジャンルに対応する座標軸AX1と明るさに対応する座標軸AX3の中間に移動する操作がユーザにより行われると、図7に示すコンテンツ提示画面が提示される。
図7に示すコンテンツ提示画面は、図5に示すコンテンツ提示画面において、激しさに対応する座標軸AX4をほぼ180°回転したものとなっているので、第1、第2、第5、第6象限については図5と同様の楽曲コンテンツを配置するための領域となる。
第3象限は明るくて穏やかな楽曲コンテンツ、第4象限は穏やかでクラシック調の楽曲コンテンツ、第7象限は暗くて激しい楽曲コンテンツ、第8象限は激しくてロック調の楽曲コンテンツを配置するための領域となる。
【0044】
図3に示すID“001”の楽曲コンテンツの場合、図7に示すように座標軸が設定されていれば、ジャンルとテンポによる座標(+4,+7)が第1象限に含まれ、明るさと激しさによる座標(−7,+5)が第2象限に含まれ、激しさとジャンルによる座標(+5,+4)が第8象限に含まれる。したがって、これらの座標に対応する位置が、ID“001”のジャケット画像P1の配置位置として設定される。
同様に、第3象限の座標平面に含まれる明るさと激しさの組合せからなる座標(+3,−3)に対応する位置が、ID“002”のジャケット画像P2の配置位置として設定される。
【0045】
このように、座標軸の描画位置が変更されると、表示されるコンテンツの数や配置位置が変化する。したがって、提示されている楽曲コンテンツの属性を多面的に把握することができる。
すなわち、図5に示すコンテンツ提示画面では、ID“001”の楽曲コンテンツ激しさや明るさについて知得できないが、図7に示すコンテンツ提示画面では、激しく暗い楽曲であることが知得できるようになる。
【0046】
また、図6,7に示すように、複数の座標平面において同一のコンテンツが配置される場合には、これらが同一コンテンツであることを示す強調表示を行うようになっている。例えば、ユーザによりあるコンテンツが選択されたときに、そのコンテンツと同一のコンテンツがあれば、そのジャケット画像の枠を太線表示や点滅表示するなどして強調表示する。
これにより、同一のコンテンツが複数の座標平面に表示されることでコンテンツ属性が把握しづらくなるのを回避できる。
【0047】
上述したように、コンテンツ提示装置としてのウェブサーバ1は、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツをコンテンツデータベース(15)から取得するコンテンツ取得手段(制御部11,図4のステップS102)と、取得されたコンテンツを、このコンテンツの属性情報に従って表示手段に表示させるための表示制御を行う表示制御手段(制御部11,図4のステップS104〜S107)と、を備えている。
表示制御手段は、複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定する座標軸設定手段(制御部11,図4のステップS104)と、設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように(本実施形態では中心点を原点としている)描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定する座標平面設定手段(制御部11,図4のステップS105)と、設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定する配置位置設定手段(制御部11,図4のステップS106)と、座標軸を描画するとともに、コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成する提示画面生成手段(制御部11,図4のステップS107)と、を有している。
そして、座標軸設定手段はコンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更し、座標平面設定手段は変更後の描画態様に基づいて座標平面を設定し、配置位置設定手段はコンテンツの配置位置を再設定するように構成されている。
【0048】
本実施形態のウェブサーバ1によれば、利用可能なコンテンツをユーザに提示する際に、複数の評価項目に対して評価されたコンテンツ属性を二次元平面上に反映して表現することができるので、コンテンツ提示画面の視認性が向上する。さらに、ユーザが座標軸の設定(割当てる評価項目、評価項目の数、座標軸の描画位置)を自由に行うことができるので、評価項目が多数ある場合でも、ユーザが所望するコンテンツ属性を二次元平面上で容易に把握することが可能となり、利便性が向上する。
【0049】
特に、座標軸(評価項目)が3本以上ある場合でも、コンテンツの視認性及びUIとしての利便性は損なわれないので、極めて有用である。
【0050】
また、ユーザによる特定座標軸の回転操作に基づいて、この特定座標軸の描画位置を変更するので、二次元平面上で複数の評価項目の組合せによる全通りの象限を簡単に表現することができる。一般に、2つの評価項目に対応する2本の座標軸で規定される二次元平面を利用してコンテンツ属性を表現しようとすると、(評価項目の数)2から求まる座標平面が必要となる。例えば、評価項目が4種類ある場合、42=6の座標平面が必要となる。
これに対して、本実施形態では、1つの二次元平面上で(座標軸の本数)×2の象限(評価項目が4種類ある場合には4×2=8象限)を表現するとともに、特定座標軸の回転操作により表示する座標平面を変更することができるので、複数の評価項目の組合せによる全通りの象限を簡単に表現することができる。
【0051】
また、ユーザによる特定座標軸の回転操作により、同一の座標平面に提示すべきコンテンツが多数ある場合でも、当該座標平面の表示領域を容易に拡張することができる。提示すべきコンテンツ数に応じて座標平面を拡張/縮小してコンテンツを再配置して、表示領域を有効利用することで、特定の座標平面(象限)でコンテンツが重なり合い視覚的に煩雑となる問題を改善でき、視認性を向上できる。
【0052】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、インターネット上で提供される楽曲サービスにおいて楽曲コンテンツを提示する場合について説明したが、映像コンテンツや画像コンテンツなど様々なコンテンツを提供する場合にも本発明を適用できる。また例えば、オンラインショッピングにおいて、ユーザが所望する商品を提示する場合にも本発明を適用することができる。
また、インターネットを介して提供されるコンテンツをクライアント端末2に提示する場合に限らず、クライアント端末2の記憶部(例えば、ハードディスク)に保存されているコンテンツをディスプレイ上に提示するときのUIにも本発明を適用できる。
【0053】
また、座標軸の設定処理(図4のステップS104)において、ユーザによる特定コンテンツの選択操作に基づいて、この特定コンテンツについて各評価項目に対する評価値を原点として座標軸を設定するようにしてもよい。例えば、ユーザが既に属性を把握しているコンテンツを特定コンテンツとすれば、これを基準として、提示されたコンテンツの属性を相対的に判断することが可能となる。
例えば、図5において、楽曲コンテンツ“002”が特定コンテンツとして選択されると、楽曲コンテンツ“001”の相対的な評価値は、ジャンル評価値+2(変更前+4)、テンポ評価値+12(変更前+7)、明るさ評価値−10(変更前−7)、激しさ評価値+8(変更前+5)となる。したがって、コンテンツ提示画面は図8に示す表示態様に変更される。図8より、楽曲コンテンツ“001”は楽曲コンテンツ“002”に比較して、極めてテンポの速い楽曲であることをユーザは知得できる。
【0054】
さらに、コンテンツ提示画面において、座標平面上に配置されたコンテンツをユーザの利用履歴(視聴履歴)に基づいて連結して表示するようにしてもよい。これにより、コンテンツ提示画面の利便性がさらに向上する。
【0055】
上記実施形態では、複数の座標平面(象限)において同一のコンテンツが配置される場合には、これらが同一コンテンツであることを示す強調表示を行うようにしているが、代表となるコンテンツを1つの象限においてのみ配置しておき、ユーザにより選択されたコンテンツだけを複数の象限に表示させるようにしてもよい。
これにより、同一のコンテンツが複数の象限に表示されることで表示態様が煩雑になり、かえってコンテンツ属性が把握しづらくなるのを回避できる。
【0056】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0057】
1 ウェブサーバ(コンテンツ提示装置)
2 クライアント端末
N 通信ネットワーク
11 制御部(コンテンツ取得手段、表示制御手段)
12 記憶部
13 入出力部
14 通信部
15 コンテンツデータベース
16 バスライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースと、
ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを前記コンテンツデータベースから取得するコンテンツ取得手段と、
前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテンツを、このコンテンツの属性情報に従って表示手段に表示させるための表示制御を行う表示制御手段と、を備え、利用可能なコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示装置であって、
前記表示制御手段は、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定する座標軸設定手段と、
前記座標軸設定手段により設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定する座標平面設定手段と、
前記座標平面設定手段により設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定する配置位置設定手段と、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成する提示画面生成手段と、を有し、
前記座標軸設定手段は、前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更し、
前記座標平面設定手段は、前記変更後の描画態様に基づいて座標平面を設定し、
前記配置位置設定手段は、コンテンツの配置位置を再設定することを特徴とするコンテンツ提示装置。
【請求項2】
前記座標軸の本数は3以上であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提示装置。
【請求項3】
前記座標軸設定手段は、ユーザによる特定座標軸の回転操作に基づいて、この特定座標軸の描画位置を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ提示装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、複数の座標平面において同一のコンテンツが配置される場合に、これらが同一コンテンツであることを示す強調表示を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコンテンツ提示装置。
【請求項5】
コンテンツ提示装置のコンピュータが、利用可能なコンテンツをユーザに提示する方法であって、
コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースから、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを取得するステップと、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定するステップと、
前記設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定するステップと、
前記設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定するステップと、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成し、このコンテンツ提示画面を表示手段に表示させるステップと、
前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更するステップと、
前記変更後の座標軸の描画態様に基づいて座標平面を設定するステップと、
コンテンツの配置位置を再設定するステップと、
を有することを特徴とするコンテンツ提示方法。
【請求項6】
利用可能なコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示装置のコンピュータに、
コンテンツごとに、複数の評価項目に対する評価値でコンテンツの属性を表した属性情報が登録されているコンテンツデータベースから、ユーザ操作に基づいて提示するコンテンツを取得するステップと、
前記複数の評価項目に対応した評価用の座標軸を設定するステップと、
前記設定された複数の座標軸をコンテンツの表示領域にそれぞれの座標軸の中心点が一点で交差するように描画することによって、隣り合う座標軸により規定される複数の座標平面を設定するステップと、
前記設定された各々の座標平面におけるコンテンツの配置位置を、個々のコンテンツの属性情報に従って設定するステップと、
前記座標軸を描画するとともに、前記コンテンツを配置してコンテンツ提示画面を生成し、このコンテンツ提示画面を表示手段に表示させるステップと、
前記コンテンツ提示画面におけるユーザ操作に基づいて座標軸の描画態様を変更するステップと、
前記変更後の座標軸の描画態様に基づいて座標平面を設定するステップと、
コンテンツの配置位置を再設定するステップと、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−250527(P2010−250527A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−98805(P2009−98805)
【出願日】平成21年4月15日(2009.4.15)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】