説明

コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理装置

【課題】複製回数の制限されたコンテンツを他の格納媒体に移動し得るコンテンツ管理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】コンテンツを入力する入力部と、コンテンツの複製制御情報および移動制御情報を分析して他の格納媒体への移動を制御する制御部と、を備えてコンテンツの移動装置を構成して、使用者が一次格納媒体420から二次格納媒体500へのコンテンツの移動を要求すると、コンテンツの複製制御情報および移動制御情報を分析し、この分析結果によってコンテンツを二次格納媒体500に移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの複製防止技術に係るもので、詳しくは、複製回数の制限されたコンテンツを他の格納媒体に移動し得るコンテンツの管理装置及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータ技術及び通信技術の急速な発展に伴って、情報通信は、学術及び事業活動分野だけでなく、日常生活でも非常に重要となっている。特に、情報化時代を迎えて世界各国は争って超高速通信網を構築しており、今後、多量の情報が超高速通信網を通じて消費者に供給、伝達及び消費されることが予想される。当然、それらの情報の相当な部分が著作権法の保護対象になる。
【0003】
従来のアナログ方式を利用する録音機、録画機及びコピー機は、原本と複写したものとの間に質的な差があるだけでなく、費用、時間及びコピーの便利性の面で劣るため、実際には著作権にはあまり大きな影響を与えなかった。
【0004】
しかし、インターネットのような情報通信媒体で配布される著作物は、複写物も原本もほとんど同じで、特に、インターネットを通じてテキストだけでなく画像は勿論で、音声までも全世界に伝送できるために、著作権に大きい影響を与えることになる。
【0005】
また、放送分野においても、最近、デジタル圧縮技術が普遍化し、低廉な受信機が開発されてTV伝送方式がアナログからデジタルに転換されつつあるため、放送を通じたコンテンツの複製が著作権に大きな影響を与えている。
【0006】
このように、映像、レコードなどあらゆる著作物がデジタル化される情報化時代では、知的財産権の侵害が一層容易かつ多様な形態で行われ、知的財産権侵害の摘発や救済が困難であるという問題が発生している。
【0007】
従って、知的財産権の侵害を防止し、侵害した者を摘発する技術を開発し、著作権者を保護しないと、著作意欲が喪失されるとともに知的財産権の流通も阻害されるので、著作権関連業界では、著作物を保護するための技術的手段として複製防止技術の開発に全力を尽くしている状況である。
【0008】
現在、複製防止のための一般技術としては、コンテンツのヘッダー部分に複製制御コードを挿入することで複製回数を制限する方法が挙げられる。このような技術は、デジタル放送の大衆化に伴って放送コンテンツにも適用される予定で、一部では既に適用されている。
【0009】
このような従来のデジタル放送受信機の複製装置においては、図5に示したように、放送局から伝送されたコンテンツを受信するTV放送受信機100と、受信されたコンテンツを格納する録画装置200とにより構成されている。
【0010】
そして、TV放送受信機100は、コンテンツを受信する受信部110と、受信部110で受けたコンテンツを格納する一次格納媒体120とを備えており、一方、録画装置200は、一次格納媒体120から転送されたコンテンツを格納する二次格納媒体210を備えている。
【0011】
以下、このように構成された従来デジタル放送受信機の複製装置の動作を図6に基づいて説明する。
【0012】
先ず、TV放送受信機100の受信部110は、放送衛星やケーブルのような媒体を介して伝送されたコンテンツを受信して自身に内蔵された一次格納媒体120に格納する。この時点でコンテンツの複製可能回数は1回減少される。したがって、1回だけ複製可能なコンテンツは一次格納媒体に格納しただけで二次格納媒体への複製は不可能である。したがって、実質的に複製不能である。
【0013】
格納方式は、TV放送受信機100の構成によって相違するが、使用者の格納命令に従って格納するか、または、自動的に所定時間の間隔で古くなったコンテンツを削除し、新しいコンテンツを格納するようになっているものある。
【0014】
後に、使用者がコンテンツの複製を要求すると、TV放送受信機100は一次格納媒体120からコンテンツを読み出し、コンテンツのヘッダー部分に挿入された次のような複製制御コードを分析して複製可能回数を判断する。
【0015】
複製制御コードは、図7に示したように、データパケットのヘッダー部分の同期部(sy)として使用される4ビット中の2ビットからなるものである。その設定値(00、01、10、11)によって、無限に複製が可能なもの、有限(1<N<∞)複製が可能なもの、1回だけ複製可能なもの、全く複製不可能なものに区分されている。同期部(sy)の他の1ビットは、データパケットを含むデータストリームを暗号化する時、データストリームの暗号化コードを変更するために用いられ、残りの1ビットである最下位ビットは予備ビットであって、使用されない。
【0016】
複製制御コードを分析して複製可能回数が判断されると、TV放送受信機100は、判断された複製可能回数に従ってコンテンツの複製動作を行う。
【0017】
すなわち、図6に示したように、コンテンツの複製可能回数が無限に設定されていると(S201)、TV放送受信機100は、複製可能回数を変更せずにコンテンツを二次格納媒体210に複製する(S202、S203)。複製可能回数が所定回数に設定されていると(S204)、複製可能回数を1回減少させた後、二次格納媒体210に複製する(S205、S206)。
【0018】
このとき、複製可能回数が複製不可に設定されていると(S207)、TV放送受信機100は、使用者の複製要求にもかかわらずに、コンテンツを二次格納媒体210に複製しない(S207)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
然るに、このような従来デジタル放送受信機の複製装置においては、一次格納媒体の容量が制限され、限度があるので、コンテンツに設定された複製回数が複製不可に制限されているものが多いと、使用者がコンテンツを長期間にわたって保管、または、編集しようとする場合に、一次格納媒体から二次格納媒体に複製及び編集することが不可能になるという不都合な点があった。
【0020】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、コンテンツの格納個数を増加させなくても、コンテンツの格納位置を移動することで上記不都合を解消することができるコンテンツの管理装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0021】
かつ、本発明の他の目的は、複製回数が制限されているコンテンツを他の格納媒体に效果的に移動し得る、コンテンツの管理装置及びその方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0022】
このような目的を達成するため、本発明に係るコンテンツの移動装置は、コンテンツを入力する入力部を有するとともに、コンテンツの複製制御コードを分析して他の格納媒体への移動を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
【0023】
目的を達成する本発明に係るコンテンツの移動方法は、使用者が一次格納媒体から二次格納媒体へのコンテンツの移動を要求すると、コンテンツの複製制御コードを分析し、その分析結果によってコンテンツの複製制御コードを変更してコンテンツを二次格納媒体に格納することを特徴とする。
【0024】
また、目的を達成するための本発明に係るコンテンツの他の移動方法は、使用者が一次格納媒体から二次格納媒体へのコンテンツの移動を要求すると、コンテンツの移動決定ビットの設定値を読み出し、その設定値によりコンテンツの移動が可能であるか否かを判断し、判断結果、コンテンツが移動可能であると、一次格納媒体から二次格納媒体にコンテンツを移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、本発明に係るコンテンツ管理装置及びその方法においては、コンテンツの個数を増加させずに、コンテンツの格納位置を移動し得るという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明は本来複製不可能なコンテンツには適用できない。少なくとも1回複製可能なコンテンツに適用する。本発明に係るコンテンツの移動装置は、図1に示したように、放送局から送られてきたコンテンツの複製制御コードを分析し、その分析結果に従って複製制御コードを変換して出力するTV放送受信機400と、TV放送受信機400とインターフェース(未図示)を介して連結され、コンテンツの入力を受けて格納する二次格納媒体500とを備えている。
【0027】
本TV放送受信機400は、コンテンツを受信する受信部410と、受信部410を介して受信されたコンテンツを臨時に格納する一次格納媒体420と、一次格納媒体420に格納されたコンテンツの複製制御コードを分析する複製制御コード分析部430と、一次格納媒体420からコンテンツの抽出、削除及びコード変換のようなコンテンツの移動に必要な各構成部の動作を制御する制御部440と、制御部440の制御に従ってコンテンツの複製制御コードを変換する複製制御コード変換部450と、一次格納媒体420から抽出されて複製制御コードが変換されたコンテンツを二次格納媒体500に転送するデータ出力部460とを備えている。
【0028】
また、二次格納媒体500は、TV放送受信機400に内蔵してもよく、または、外部に設けてケーブルのような連結手段により連結するようにしてもよく、さらには、他の装置(例えば、録画機能を行うVCRなど)に含めてもよい。
【0029】
以下、このように構成された本発明に係るデジタル放送受信機の複製装置の動作を図2及び図3に基づいて説明する。
【0030】
先ず、TV放送受信機400の受信部410は、放送衛星やケーブルのような媒体から送られてきたコンテンツを受信して一次格納媒体420に格納する。この時、コンテンツの複製可能回数は1回減少する。
【0031】
次いで、使用者がコンテンツの移動を要求すると、制御部440は、TV放送受信機400と二次格納媒体500とが連結されているか否かを確認する(S501、S502)。
【0032】
その結果、双方が連結されていると、制御部440は、コンテンツのヘッダー部分に挿入された複製制御コードを分析して、二次格納媒体500を認証すべきかどうかを判断する(S503)。
【0033】
すなわち、複製制御コードの分析結果によって、無限に複製可能なコンテンツの場合は無限に複製ができるために認証の必要はないが、有限複製可能であるとき、もしくは、複製回数が制限されたコンテンツの場合は、制限された複製回数を守るために必ず認証が必要となる。
【0034】
従って、制御部440は、複製制御コードが無限に複製可能に設定された場合は、一次格納媒体420に格納されたコンテンツを二次格納媒体500に移動させるための移動操作を直ちに行うが(S506、S507)、複製制御コードが有限複製可能、または、複製不可(1回のみ可能)である場合は、TV放送受信機400と二次格納媒体500との間で相互認証を行う(S504、S505)。この時、TV放送受信機400と二次格納媒体500は、それぞれ固有のキー値により相互に認証を行う。そのため、もし、何れか一方側が認証要求を拒絶して認証が成功しないと、コンテンツの移動が不可能になる(S508)。
【0035】
次いで、TV放送受信機400と二次格納媒体500との間の相互認証が成功裏に終わると(S505)、制御部440は、二次格納媒体500に記録可能な状態であるときだけ、一次格納媒体420に格納されたコンテンツを次のように二次格納媒体500に移動させる移動段階を行う(S506、S507)。
【0036】
以下、移動段階(S507)を図3に基づいて説明する。
先ず、複製制御コードに従ってコンテンツのヘッダー部分に挿入された複製制御コードを分析して複製可能回数を判断した後、その判断された複製可能回数に従って移動動作が行われる。
【0037】
例えば、複製制御コードが無限に複製可能(複製可能回数をNとすると、N=∞)であると、複製制御コードは複製制御コード変換部450により変更されない(S601、S602)。次いで、制御部440は、データ出力部460を介してコンテンツを二次格納媒体500に転送するとともに(S603)、一次格納媒体420に記録された原本を削除して、コンテンツの移動を完了する(S610)。本明細書においてコンテンツの移動とは一旦コンテンツを他の格納媒体に移した後、元のコンテンツをそれがあった格納媒体から削除することを意味する。したがって、実質的に複製ではなく、単なる一般的意味における移動にすぎない。
【0038】
一方、複製制御コードが有限複製可能(N=n)であると、一次格納媒体420に格納されたコンテンツの複製制御コードが、複製制御コード変換部450により1回増加される(S604、S605)。次いで、制御部440は、変換されたコンテンツをデータ出力部460を介して二次格納媒体500に格納し(S606)、一次格納媒体420に記録された原本を削除して、コンテンツの移動が完了する(S610)。
【0039】
また、複製制御コードが複製不可(N=0)であると、一次格納媒体420に格納されたコンテンツの複製制御コードは、複製制御コード変換部450により1回増加される(S607、S608)。複製制御コードが複製不可に設定されている場合、上記複製制御コードのコンテンツは、コンテンツが一次格納媒体に格納される前に1回複製可と複製不可とに分けられる。このとき、複製制御コードが本来複製不可の場合は、一次格納媒体420に格納されないので本発明に該当しないが、本来の複製可能回数が1回で、一次格納媒体420に格納されることで複製不可(N=0)に変更された場合は、制御部440が、変換されたコンテンツをデータ出力部460を介して二次格納媒体500に格納するとともに、一次格納媒体420に記録された原本を削除することでコンテンツの移動が終了される(S609、S610)。
【0040】
このような方法によりコンテンツが移動されるので、コンテンツの数(複製を含めての数)は相変らず、移動以前の数と同一である。
【0041】
本発明の他の実施形態では、コンテンツに予め移動決定ビットを設定しておき、その移動決定ビットに従ってコンテンツを移動させることもできる。
【0042】
すなわち、図4に示したように、データパケットのヘッダー部分の同期部(sy)として使用される4ビット中、最下位ビットをコンテンツの移動決定ビットとして設定して、コンテンツが移動可能である場合は移動決定ビットを「1」に設定し、不可能である場合は「0」に設定する。
【0043】
従って、コンテンツがTV放送受信機400の受信部410に受信されて一次格納媒体420に一時的に格納された後、使用者が二次格納媒体500への移動を要求すると、制御部440は、コンテンツの移動決定ビットを読み出した後、その決定ビットに従って、移動が可能なコンテンツであるか否かを予め区分することができる。
【0044】
すなわち、移動決定ビットが移動可能に設定されてないと、二次格納媒体500への移動が不可能であるので、図6に示したような従来の複製方法で格納されるが、反対に、移動決定ビットが移動可能に設定されていると、図2及び図3に示された過程と同様にコンテンツを二次格納媒体500に移動することができる。
【0045】
また、本発明の他の実施形態として、TV放送受信機400内に含まれた各ブロックを1つのプロセッサとして構成するか、移動方法をプロセッサ内にプログラミングすることで、コンテンツの移動を必要とするあらゆる分野に適用することができる。
【0046】
上述したコンテンツの移動方法においては、放送局から送出されたコンテンツをTV放送受信機400が受信して格納媒体に格納している場合、コピープロジェクションにより使用者が他の格納媒体にコンテンツを移動する方法について説明したが、TVは格納媒体を自身に内蔵するPVR(Personal Video Recoder)に代替することが可能で、PC(Personal Computer)、DVD(Digital Video Disc)、DVHS(Digital Video Home System)などのような外部機器を格納媒体として利用することもできる。この場合、外部機器とはインタフェース(例えば、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)、USB(Universal Serial Bus)など)により連結されている環境で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係るコンテンツの移動装置を示したブロック図である。
【図2】図1において、コンテンツの移動方法を示したフローチャートである。
【図3】図2において、コンテンツの移動段階を詳しく示したフローチャートである。
【図4】本発明に係るデータパケットのヘッダーを示した構成図である。
【図5】従来デジタル放送受信機の複製装置を示したブロック図である。
【図6】図5において、コンテンツの複製過程を示したフローチャートである。
【図7】従来データパケットのヘッダーを示した構成図である。
【符号の説明】
【0048】
400:TV放送受信機 410:受信部
420:一次格納媒体 430:複製制御コード分析部
440:制御部 450:複製制御コード変換部
460:データ出力部 500:二次格納媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)コンテンツの保護に関係する制御情報が、コンテンツの複製が許可されているか否かを示す複製制御情報と、この複製制御情報から区別されたコンテンツの移動が許可されているか否かを示す移動制御情報との何れであるかを判断する段階、
(b)前記制御情報が前記複製制御情報であり、かつ、この複製制御情報が前記コンテンツの複製を許可していることを示す場合、前記コンテンツを複製可能とする、一方、前記制御情報が前記移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの複製の移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツを移動可能とするよう前記(a)段階の結果により前記コンテンツの保護を制御する段階
から構成されることを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項2】
前記(b)段階は、
前記制御情報が前記複製制御情報であり、かつ、この複製制御情報が前記コンテンツの複製が許可しないないことを示す場合、前記コンテンツを複製不可とし、前記制御情報が前記移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していないことを示す場合、前記コンテンツを移動不可とするよう前記コンテンツの保護を制御する
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項3】
(c)前記制御情報が移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツの移動が実行された後、格納媒体に格納された前記コンテンツを削除する段階
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項4】
(c)前記制御情報が移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツの移動が実行された後、格納媒体に格納された前記コンテンツを使用不可とする操作を実行する段階
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項5】
前記コンテンツは、少なくとも1つのデータフォーマットにより構成され、
前記移動制御情報は、前記データフォーマットのヘッダー部分に含まれる
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項6】
前記(b)段階は、
(b1)前記移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツを移動する他の装置との認証を実行する段階、
(b2)前記(b1)段階の結果、前記コンテンツを移動するか否かを決定し、前記認証が成功したときにのみ前記コンテンツの移動を可能とする段階
から構成されることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項7】
前記認証は、固有のキー値を用いることにより実行される
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ管理方法。
【請求項8】
前記(b)段階は、
(b1)前記コンテンツの移動が許可されている場合、前記コンテンツを前記他の装置に格納可能か否かを判断する段階、
(b2)前記(b1)段階の結果、前記他の装置に前記コンテンツを移動するか否かを決定する段階
から構成されることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項9】
前記(b)段階は、
(b1)前記他の装置が接続されているか否かを確認する段階、
(b2)前記(b1)段階の結果、前記他の装置に前記コンテンツを移動するか否かを決定する段階
から構成されることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項10】
前記(b2)段階は、
(b2−1)前記(b1)段階の結果、前記他の装置が接続されている場合、前記他の装置との認証を実行する段階、
(b2−2)前記認証が成功したとき前記コンテンツを移動する段階
から構成されることを特徴とする請求項9記載のコンテンツ管理方法。
【請求項11】
前記(b2−2)段階は、
(b2−2−1)前記認証が成功した場合、前記コンテンツが他の装置に格納可能か否かを判断する段階、
(b2−2−2)前記(b2−2−1)段階の結果、前記他の装置へ前記コンテンツを移動するか否かを決定する段階
とから構成されることを特徴とする請求項10記載のコンテンツ管理方法。
【請求項12】
前記他の装置は、IEEE1394またはUSBを介して連結される
ことを特徴とする請求項9記載のコンテンツ管理方法。
【請求項13】
前記コンテンツは、前記移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記他の装置へコンテンツを移動する一次格納媒体から読み出され、
前記他の装置を含む前記一次格納媒体は、デジタルTV放送受信機、記録装置、PC、ディスク装置、および、DVHSのうちの何れかである
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項14】
前記他の装置は、デジタルTV放送受信機または録画装置である
ことを特徴とする請求項13記載のコンテンツ管理方法。
【請求項15】
(c)前記制御情報が前記複製制御情報であり、かつ、この複製制御情報が前記コンテンツの複製を許可していることを示す場合、前記複製制御情報を更新し、前記コンテンツの複製が実行されることを反映する段階
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理方法。
【請求項16】
(a)コンテンツの保護に関係する制御情報が、コンテンツの複製が許可されているか否かを示す複製制御情報と、この複製制御情報とは異なりコンテンツの移動が許可されているか否かを示す移動制御情報との何れであるかを判断する段階、
(b)前記制御情報が前記複製制御情報であり、かつ、この複製制御情報が前記コンテンツの複製を許可していることを示す場合、前記コンテンツを複製可能とする、一方、前記制御情報が前記移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの複製の移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツを移動可能とするよう前記(a)段階の結果により前記コンテンツの保護を制御する段階
とを備え、
前記コンテンツの複製が許可されている場合、前記複製制御情報が更新されて、その状態を反映する、一方、前記制御情報が前記移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツの移動が実行された後、前記格納媒体に格納された前記コンテンツを使用不可とする操作が実行される
ことを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項17】
コンテンツを格納する格納部と、
前記格納部に格納された前記コンテンツの保護に関係する制御情報は、コンテンツの複製が許可されているか否かを示す複製制御情報と、この複製制御情報から区別されたコンテンツの移動が許可されているか否かを示す移動制御情報との何れであるかを判断し、前記制御情報が複製制御情報であり、かつ、この複製制御情報が前記コンテンツの複製を許可していることを示す場合、前記コンテンツを他の装置に複製可能とする、一方、前記制御情報が前記移動制御情報であり、かつ、この移動制御情報が前記コンテンツの移動を許可していることを示す場合、前記コンテンツを前記他の装置へ移動可能とするよう前記判断の結果により前記コンテンツの保護を制御する制御部と
から構成されることを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項18】
前記他の装置と接続するためのインターフェース部
をさらに備えることを特徴とする請求項17記載のコンテンツ管理装置。
【請求項19】
前記インターフェース部は、IEEE1394またはUSBを介して接続される
ことを特徴とする請求項18記載のコンテンツ管理装置。
【請求項20】
外部媒体から前記コンテンツを受信するための受信部
をさらに備えることを特徴とする請求項18記載のコンテンツ管理装置。
【請求項21】
前記外部媒体は、放送局、放送衛星、および、ケーブルのうちの何れかである
ことを特徴とする請求項20記載のコンテンツ管理装置。
【請求項22】
前記コンテンツ管理装置は、デジタルTV放送受信機、録画装置、PC、ディスク装置、および、DVHSのうちの何れかである
ことを特徴とする請求項17記載のコンテンツ管理装置。
【請求項23】
前記他の装置は、デジタルTV受信機または録画装置である
ことを特徴とする請求項17記載のコンテンツ管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−73018(P2006−73018A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−259628(P2005−259628)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【分割の表示】特願2001−399878(P2001−399878)の分割
【原出願日】平成13年12月28日(2001.12.28)
【出願人】(590001669)エルジー電子株式会社 (296)
【Fターム(参考)】