説明

コンテンツ記憶管理装置、コンテンツ入出力装置、コンテンツ記憶管理方法、及びコンテンツ入出力方法

【課題】ネットワークに接続され外部の他の機器からもアクセス可能な外部記憶装置にコンテンツを記憶させるような場合に、所望の分類の録画リストを高速に表示できるコンテンツ記憶管理装置を提供する。
【解決手段】入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とが、ネットワーク15に接続されたHDD13に記憶される。各コンテンツについての所定のメタ情報の中から所定の分類情報が抽出されて、HDD13のコンテンツ情報ファイル13cに記憶される。指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、指定された分類情報に基づいてコンテンツ情報ファイル13cから指定された分類情報に合致するコンテンツを抽出し、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ記憶管理装置、コンテンツ入出力装置、コンテンツ記憶管理方法、及びコンテンツ入出力方法に関し、特に、記憶されたコンテンツのリスト表示を行うコンテンツ記憶管理装置、コンテンツ入出力装置、コンテンツ記憶管理方法、及びコンテンツ入出力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、受信した放送番組等のコンテンツを、内蔵するハードディスク装置等の記憶装置に、記憶することが可能なテレビ受像機、ハードディスクレコーダ等が普及している。視聴者であるユーザは、コンテンツをテレビ受像機、ハードディスクレコーダ等に記憶して、時間をおいて視聴することができる。
【0003】
最近は、画像データあるいは映像データを記憶装置に記憶するときに、その内容等に応じてフォルダ別に記憶して、データ検索の容易性、高速性等を考慮した技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
また、コンテンツ情報の管理において、一元管理あるいは検索容易性を実現するために、データベース管理システム(DBMS)を利用したり、高速なインデックスファイルを利用したり、仮想的なツリー表示を利用する技術についての提案もされている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、最近、テレビ受像機の中には、ネットワークを介して外部記憶装置に接続可能なものもある。そのようなネットワーク接続可能なテレビ受像機は、受信した放送番組等のコンテンツをその外部記憶装置に記憶、すなわち録画させることができる。ユーザは、録画した番組を試聴したいときに、ネットワークを介して外部記憶装置から読み出してテレビ受像機で受信して視聴することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007-156680号公報
【特許文献2】特開2006-178569号公報
【特許文献3】特開平09-214935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、外部記憶装置に記憶されるコンテンツの数が多くなると、記憶されたコンテンツの中から所望のコンテンツを検索するときには、全てのコンテンツの情報を検索しなければならず、録画リストを表示するための時間が長くなるという問題があった。例えば、ユーザが、記憶されているコンテンツの中から「ドラマ」のコンテンツだけをリスト形式で表示させて、そのリストの中から視聴したいコンテンツを選択して視聴したい場合、ユーザの指示により「ドラマ」という属性を有するコンテンツを、全てのコンテンツのメタ情報の内容を検索することによって、「ドラマ」のコンテンツを抽出しなければならなかった。よって、コンテンツ数が多くなると、ユーザが視聴したいコンテンツを選択するための録画リストを表示するだけの処理に長時間を要してしまうという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、ネットワークに接続され外部の他の機器からもアクセス可能な外部記憶装置にコンテンツを記憶させるような場合に、所望の分類の録画リストを高速に表示できるコンテンツ記憶管理装置、コンテンツ入出力装置、コンテンツ記憶管理方法、及びコンテンツ入出力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶するコンテンツ情報記憶部と、前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶するコンテンツ分類情報記憶部と、を有するコンテンツ記憶管理装置を提供することができる。
【0009】
本発明の一態様によれば、入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶し、前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶するコンテンツ記憶管理方法を提供することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ネットワークに接続され外部の他の機器からもアクセス可能な外部記憶装置にコンテンツを記憶させるような場合に、所望の分類の録画リストを高速に表示できるコンテンツ記憶管理装置、コンテンツ入出力装置、コンテンツ記憶管理方法、及びコンテンツ入出力方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態に係わるコンテンツ記憶管理システムの構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるコンテンツ管理画面の1つの例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる、録画リストの表示例を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる、そのコンテンツ情報ファイルの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる、受信した番組データから、コンテンツ情報ファイルが作成される過程を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わる、コンテンツ情報ファイルから指定されたコンテンツデータとメタファイルを抽出する処理を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態に係わる、コンテンツ情報ファイルのデータの追加及び削除を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係わる、録画リストの表示処理の流れの例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず図1に基づき、本実施の形態に係わるシステムの構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わるコンテンツ記憶管理システムの構成を示す構成図である。
【0013】
図1に示すコンテンツ記憶管理システム1は、テレビ受像機により受信した番組コンテンツを外部記憶装置に記憶するテレビ番組記憶管理システムの例である。コンテンツ記憶管理システム1は、テレビ受像機11と、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)12と、外部記憶装置としてのハードディスク装置(以下、HDDという)13を含んで構成される。テレビ受像機11、PC12及びHDD13は、ハブ14を利用して、互いにネットワーク15に接続されている。
【0014】
テレビ受像機11は、アンテナ16から受信した放送番組のコンテンツ(以下、単に番組という)を、視聴するユーザの指示に従ってHDD13に録画すなわち記憶することができ、かつ、ユーザは、テレビ受像機11からHDD13にアクセスして、録画された番組のデータを読み出して、その番組を表示装置の画面上に表示させて視聴することができる。そのために、テレビ受像機11は、中央処理装置(以下、CPUという)11aと、ROM,RAM等のメモリ11bを有し、後述するような処理を実行可能となっている。その処理のためのプログラムは、メモリ11bに予め記憶されている。ユーザは、リモコン11cを用いてテレビ受像機11に対して、各種操作指示のためのコマンドを送信することができる。
【0015】
また、テレビ受像機11は、アンテナ16により受信したコンテンツを、チューナ回路により受信して入力するコンテンツ入力部としての入力部11dと、ネットワーク15とのインターフェース部(I/F)11eも有している。従って、入力部11dには、コンテンツである番組のコンテンツデータと、その番組情報等の属性情報が入力される。
【0016】
ネットワーク15を介してアクセス可能なHDD13には、放送番組のコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶部13aと、放送番組のメタ情報を含むメタファイル記憶部13bと、コンテンツ情報ファイル13cとを有している。各記憶部は、HDD13の記憶領域の一部である。コンテンツ記憶部13a、メタファイル記憶部13b及びコンテンツ情報ファイル13cは、後述するように、指定された階層に対応して設けられる。
【0017】
また、ユーザは、PC12を用いて、ネットワーク15を介してHDD13にアクセスして録画された番組のデータを読み出して番組を視聴することができるだけでなく、ユーザは、HDD13内の番組のデータの削除、フォルダ間の移動等の操作を行うこともできる。
【0018】
コンテンツ記憶管理システム1は、例えば、家庭内でテレビ受像機11が家族のメンバにより視聴され、かつ各人が所望の番組をHDD13に録画できるようにして利用される。
【0019】
図2は、テレビ受像機11におけるコンテンツ管理画面の1つの例を示す図である。図2のコンテンツ管理画面21は、ユーザがリモコン11cに対して所定の操作をすることによって、テレビ受像機11の表示手段の画面上に表示される。コンテンツ管理画面21は、ツリー形式で、ユーザ毎にフォルダが設定可能であり、各フォルダ内にさらに階層的に1以上のフォルダを設定することができる、いわゆるツリー形式の表示がされたディレクトリツリーを表示する画面である。CPU11aが、図2に示すような所定のディレクトリツリーを表示するコンテンツ管理画面21を生成するコンテンツ管理画面生成部を構成する。
【0020】
図2では、ルートディレクトリの下に、家族のメンバ毎のフォルダが設定されている。ユーザは、図2のコンテンツ管理画面21を利用して、番組を録画するフォルダを指定することによってその番組をHDD13に録画し、さらに、フォルダを指定することによってユーザの視聴したい番組を検索することができる。図2では、ツリー構造の中に、「パパ」のフォルダ22と、「ママ」のフォルダ23があることが示されている。
また、コンテンツ管理画面21の右側には、選択されたフォルダに含まれる番組が、ファイル単位で表示される。
【0021】
例えば、ユーザである「パパ」と「ママ」は、番組の録画予約を行うときに、ディレクトリツリー中の自己のフォルダを指定して、録画予約を行う。また、ユーザである「パパ」と「ママ」は、視聴したい番組を検索するときにも、ディレクトリツリー中の自己のフォルダを指定して、後述するような録画リストを表示することによって、視聴したい番組の検索と選択を行うことができる。言い換えると、図2のコンテンツ管理画面21を利用することによって、ユーザである「パパ」と「ママ」は、その自己のフォルダの下で番組データを管理することが容易となる。
【0022】
また、図2に示すコンテンツ管理画面21は、テレビ受像機11及びPC12の画面上に表示され、ユーザは、コンテンツ管理画面21上において、フォルダの選択、ファイルの削除、ファイルの移動等の操作をすることができる。
【0023】
図3は、録画リストの表示例を説明するための図である。録画リストは、HDD13に記憶された複数の番組を、テレビ受像機11の表示手段の画面上にリスト形式で表示する。ユーザは、リモコン等の所定の入力装置を用いて、テレビ受像機11に対して所定のコマンドを指示することによって図3のような各種の録画リストをテレビ受像機11の画面上に表示させることができる。ここでは、録画リストは、全ての番組を、所定の順番に、例えば録画日時の古いもの順に、リスト形式で表示する通常表示の録画リストと、ユーザが予め設定したあるいは指定した分類により分類されて所定の順番にリスト形式で表示する分類別録画リスト、の2種類がある。ここでは、分類別録画リストには、曜日別、ジャンル別、及び連続ドラマ別の3つの種類がある。
【0024】
ユーザが、自己のフォルダ内の全ての番組、すなわち全てのコンテンツをリスト表示させたいときには、リモコン11cを操作して、画面31をテレビ受像機11の画面上に表示させることができる。例えば、ユーザが図2の「パパ」のフォルダ22を指定し、通常表示の録画リストの表示を指示した場合、「パパ」のフォルダ22内の全ての番組がリスト表示される。
【0025】
また、ユーザが、自己のフォルダ内の全ての番組の中から、録画した曜日別に、録画された番組をリスト表示させたいときには、リモコン11cを操作して、画面32をテレビ受像機11の画面上に表示させることができる。画面32は、曜日別録画リスト表示画面である。例えば、図2の「パパ」の場合、「パパ」のフォルダ内の全ての番組が、指定された曜日毎にリスト表示される。画面32には、分類情報である曜日という分類項目の下位の分類項目である各曜日が、タブあるいはボタン(以下、タブという)形式で、タブ表示部32aに表示されている。7つのタブが、項目表示部であるタブ表示部32aに、月曜日から日曜日に対応して表示される。画面32では、表示させたい曜日のタブにカーソルを移動させて選択することによって、その選択されたタブの曜日に録画された番組が、画面32の中央部にリスト表示される。すなわち、選択されたタブすなわち曜日に対応する番組が、リスト表示部32bに表示される。
【0026】
また、ユーザが、自己のフォルダ内の全ての番組の中から、ジャンル別に、録画された番組をリスト表示させたいときには、リモコン11cを操作して、画面33をテレビ受像機11の画面上に表示させることができる。画面33は、ジャンル別録画リスト表示画面である。例えば、図2の「パパ」の場合、「パパ」のフォルダ22内の全ての番組が、ジャンル毎にリスト表示される。画面33には、分類情報であるジャンルという分類項目の下位の分類項目であるスポーツ、ドラマ等の項目名が、タブ形式で、タブ表示部33aに表示されている。スポーツ、ドラマ、ニュース、その他の4つのタブが、項目表示部であるタブ表示部33aに、ジャンル名に対応して表示される。画面33では、表示させたいジャンルのタブにカーソルを移動させて選択することによって、その選択されたタブのジャンルの番組が、画面33の中央部にリスト表示される。すなわち、選択されたタブすなわちジャンルに対応する番組が、リスト表示部33bに表示される。
【0027】
さらに、ユーザが、自己のフォルダ内の全ての番組の中から、連続ドラマ別に、録画された番組をリスト表示させたいときには、リモコン11cを操作して、画面34をテレビ受像機11の画面上に表示させることができる。画面34は、連続ドラマ別録画リスト表示画面である。例えば、図2の「パパ」の場合、「パパ」のフォルダ内の全ての番組の中から、連続ドラマ毎にリスト表示される。画面34には、分類情報である連続ドラマという分類項目の下位の分類項目である各ドラマ名が、タブ形式で、タブ表示部34aに表示されている。4つのタブが、項目表示部であるタブ表示部34aに、連続ドラマ名に対応して表示される。画面34では、表示させたい連続ドラマのタブにカーソルを移動させて選択することによって、その選択されたタブの連続ドラマの番組が、画面34の中央部にリスト表示される。すなわち、選択されたタブすなわち連続ドラマに対応する番組が、リスト表示部34bに表示される。
【0028】
以上のように、曜日別の「日曜日」、ジャンル別の「スポーツ」等の、指定された分類情報に合致する番組をリスト表示するときに、指定された分類情報に合致するコンテンツが抽出され、その抽出されたコンテンツがリスト表示される。
【0029】
ところで、リスト表示部31b、32b、33b,34bに録画リストを表示するには、コンテンツのメタ情報も併せて取得しなければならない。テレビ受像機11は、番組の映像データ、すなわちコンテンツデータに加えて、SI(Service Information)情報も併せて受信している。よって、テレビ受像機11は、そのSI情報から、各番組について必要なメタ情報を抽出することができる。
【0030】
従来は、録画した全ての番組のメタ情報を含む全てのメタファイルを検索することによって、画面31だけでなく、画面32、33あるいは34のような曜日別、ジャンル別あるいは連続ドラマ別の録画リストを、テレビ受像機11の画面上に、表示させていたが、記憶された番組数が増えてくると、CPU11bにおける各画面の表示処理に時間が多くかかってしまう。例えば、ある曜日に録画された番組をリスト表示するために、曜日のデータをキーに、全てのメタファイルを検索対象として検索するので、録画リストを表示するまでに時間が掛かってしまう。
【0031】
そこで、本実施の形態では、録画リストを高速表示するためにコンテンツ情報ファイル13cが、HDD13内に設けられている。
図4は、そのコンテンツ情報ファイルの例を示す図である。コンテンツ情報ファイル13cは、ファイル名の項目欄41と、曜日の項目欄42と、ジャンルの項目欄43と、連続ドラマの識別子、すなわちIDの項目欄44とを含む表形式のテーブルである。各ファイル名に対応して、曜日、ジャンル及び連続ドラマIDの分類情報が記憶される。ここでは、ユーザが、分類情報として、曜日、ジャンル及び連続ドラマを設定している場合である。
【0032】
そして、このコンテンツ情報ファイル13cは、ディレクトリツリー内のフォルダ毎に設定することができる。
従って、「パパ」あるいは「ママ」のユーザ毎に対応して、図3のような録画リストを表示するときには、そのユーザのフォルダについて設定されたコンテンツ情報ファイルが参照されて、図3の各録画リストが作成される。さらに、例えば、「パパ」のフォルダ22の下位の階層に、「趣味」と「仕事」というフォルダが設定されていれば、その「趣味」と「仕事」のフォルダのそれぞれにも、コンテンツ情報ファイルを設定することもできる。その結果、上述した図3の録画リストも、コンテンツ情報ファイルが設定された階層すなわちフォルダに対応したリストとなる。
すなわち、各番組のコンテンツデータとメタファイルは、図2に示すような所定のディレクトリツリー上の指定された各フォルダすなわち各階層に対応して、HDD13内に記憶される。
【0033】
図4のコンテンツ情報ファイル13cには、フォルダが指定されて録画が開始された後に、SI情報から所定のメタ情報を抽出したときに、そのメタ情報から抽出された所定の分類情報が、追加される。例えば、ユーザ「パパ」が自己のフォルダ22を指定して、録画予約をしたとする。その録画予約に応じて、番組の録画が開始されると、ユーザ「パパ」のフォルダ階層におけるコンテンツ情報ファイル13cに、その録画されている番組に関するメタ情報の中から、コンテンツ情報ファイル13cに指定された分類情報である各項目の情報があれば、その録画中の番組のファイル名に対応して、各項目の情報が書き込まれる。日曜日に録画されたスポーツ番組の場合、ファイル名が「aa1」であり、その曜日の項目42には、「日曜日」が記憶され、ジャンルの項目43には、「スポーツ」が記憶される。ファイル名「aa2」については、ジャンルが「ドラマ」であり、「連続ドラマID」が「01」である旨のデータが、コンテンツ情報ファイル13cに記憶される。
【0034】
以上のように、コンテンツ情報ファイル13cは、指定された階層毎に設定され、所定の分類情報が、メタ情報から抽出することによって、記憶される。
【0035】
図5は、受信した番組データから、コンテンツ情報ファイルが作成される過程を説明するための図である。
アンテナ16により受信したデータには、番組そのもののデータであるコンテンツデータと、コンテンツについてSI情報とが含まれる。番組の録画が行われるとき、テレビ受像機11は、各コンテンツデータ51を、HDD13に記憶すると共に、各コンテンツのメタ情報を含むメタファイル52も、各コンテンツデータ51に対応させて、HDD13に記憶する。上述したように、番組のタイトル、ジャンル、チャネル等のメタ情報は、SI情報から抽出される。各コンテンツデータ51は、コンテンツ記憶部13aに記憶され、各メタファイル52は、メタファイル記憶部13bに記憶される。
【0036】
このようなコンテンツデータ51とメタ情報を含むメタファイル52を、ネットワーク15に接続されたHDD13に記憶する処理は、CPU11aによって行われる。すなわち、CPU11aは、コンテンツデータとメタ情報とを、ネットワークに接続された外部記憶装置に記憶するコンテンツ情報記憶部を構成する。
【0037】
そして、上述したように、メタ情報の中から、コンテンツ情報ファイル13cの項目に該当する分類情報を抽出し、抽出された分類情報が、コンテンツ情報ファイル13cに追加されることによって、コンテンツ情報ファイル13cのデータが生成される。
【0038】
このようなメタ情報の中から所定の分類情報を抽出して、HDD13のコンテンツ情報ファイル13cに記憶する処理は、CPU11aによって行われる。すなわち、CPU11aは、各コンテンツについての所定のメタ情報の中から所定の分類情報を抽出して、ネットワークに接続された外部記憶装置のコンテンツ情報ファイル13cに記憶するコンテンツ分類情報記憶部を構成する。
【0039】
生成されたコンテンツ情報ファイル13cを利用して、図3の分類別の録画リストが生成されて表示することによって、ユーザは、視聴したい番組を選択することができる。
例えば、ユーザが、録画した番組の中から視聴したい番組を検索する場合、例えば、図3で説明したような録画リストを、テレビ受像機11の画面上に表示させ、その表示されたリストの中から、視聴する番組を指定すなわち選択することによって、その番組のコンテンツデータがHDD13からネットワーク15を介して読み出されて、テレビ受像機11において視聴することができる。
【0040】
例えば、ユーザは、日曜日に録画した番組を試聴したいとき、曜日別の録画リスト32を画面上に表示させるように、リモコン11cを用いて、テレビ受像機11に指示すなわちコマンドを供給する。あるいは、ユーザが、録画されているドラマの1つを視聴したいとき、ジャンル別の録画リスト33を表示させる。
【0041】
分類別の録画リストを表示させるコマンドを受信すると、テレビ受像機11は、コンテンツ情報ファイル13cから、録画リストを表示するために必要なデータを抽出して、録画リストを画面上に表示する。
【0042】
例えば、ユーザが日曜日に録画した番組を試聴したい場合、曜日別録画リスト表示画面である画面32を表示するコマンドをリモコン11cからテレビ受像機11に供給する。テレビ受像機11は、コンテンツ情報ファイル13cのデータを読み出して、画面32を表示するための表示データを生成して、画面上にタブ表示部32aと、リスト表示部32bを表示する。図3の画面32では、日曜日が選択され、日曜日に録画された番組のリストが、リスト表示部32bに表示されている。
【0043】
同様に、例えば、ユーザが録画したスポーツ番組を試聴したい場合、ジャンル別録画リスト表示画面である画面33を表示するコマンドをリモコン11cからテレビ受像機11に供給する。テレビ受像機11は、コンテンツ情報ファイル53のデータを読み出して、画面33を表示するための表示データを生成して、画面上にタブ表示部33aと、リスト表示部33bを表示する。図3の画面33では、スポーツが選択され、スポーツのジャンルの番組のリストが、リスト表示部33bに表示されている。
なお、説明は省略するが、連続ドラマを視聴したい場合も、同様である。
【0044】
以上のような指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、その指定された分類情報に基づいてコンテンツ情報ファイル13cから指定された分類情報に合致するコンテンツを抽出する処理は、CPU11aにより行われる。すなわち、CPU11aは、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、指定された分類情報に基づいてコンテンツ情報ファイル13cから指定された分類情報に合致するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部を構成する。
【0045】
さらに、抽出されたコンテンツに基づいて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示を行う処理も、CPU11aにより行われる。すなわち、CPU11aは、抽出されたコンテンツに基づいて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示を行うためにリスト表示の情報を出力するリスト表示情報出力部を構成する。
【0046】
図6は、コンテンツ情報ファイル13cから指定されたコンテンツデータとメタファイルを抽出する処理を説明するための図である。
図6に示すように、コンテンツ情報ファイル13cに基づいて、指定された分類のコンテンツデータ51aとメタファイル52aだけを選択することができる。
【0047】
上述したように、ユーザからの分類別の録画リストを表示する指示に応じて、分類別の録画リストを表示するときは、CPU11aは、指示された分類で、ユーザの指定するあるいはデフォルトで設定されている、「日曜日」、「スポーツ」等の項目内容で、コンテンツ情報ファイル13cを検索して、該当するコンテンツデータ51aとメタファイル52aを抽出する。CPU11aは、抽出したコンテンツデータ51aとメタファイル52aに基づいて、リスト表示部32b、33b,34bに録画リストを表示する。
【0048】
そして、表示された録画リストの中から視聴すなわち再生したいコンテンツの選択すなわち指定が、ユーザにより行われると、CPU11aは、選択されたコンテンツデータ51aをHDD13のコンテンツ記憶部13aから読み出して、再生処理を行う。
以上のように、分類別の録画リストを表示するときは、コンテンツ情報ファイル13cのデータに基づいて、各分類別の録画リストの表示が行われる。
【0049】
なお、通常表示の録画リスト画面31を表示するときには、コンテンツ情報ファイル13cを用いずに、コンテンツ記憶部13aの全てのコンテンツデータ51とメタファイル記憶部13bの全てのメタファイル52の情報を基づいて、表示データを生成する。通常表示は、全ての番組の録画リストを表示可能とする表示である。よって、通常表示の録画リストを表示するコマンドを受信すると、テレビ受像機11は、HDD13内の全てのコンテンツ51と全てのメタファイル52の情報に基づいて、リスト表示部31bに番組の録画リストを表示する録画リスト画面31を表示する。
【0050】
この通常表示の処理も、CPU11aによって行われる。よって、CPU11aは、全てのコンテンツのリスト表示をするときに、外部記憶装置に記憶された全てのコンテンツデータと全ての所定のメタ情報とから全てのコンテンツを抽出する全コンテンツ抽出部を構成する。
【0051】
なお、コンテンツ情報ファイル13cには、新たなデータが追加されたり、削除されたりすることがある。図7は、コンテンツ情報ファイル13cのデータの追加及び削除を説明するための図である。
【0052】
まず、上述したように、録画予約等により、番組の録画が開始され、属性情報を含むSI情報を取得した時に、新たなファイル名と、各項目の情報が、コンテンツ情報ファイル13cに追加される。さらに、テレビ受像機11あるいはPC12の画面上で、図2のディレクトリツリー表示の画面を表示させてファイルを操作してファイルをフォルダ間で移動(MOVE)させて、そのコンテンツ情報ファイル13cの階層がそのコンテンツの移動先になった時に、新たなファイル名と、各項目の情報が、コンテンツ情報ファイル13cに追加される。
【0053】
また、図2のディレクトリツリー表示の画面上でファイルを操作してファイルが削除された時に、そのコンテンツ情報ファイル13cから、そのコンテンツのファイル名と、各項目の情報が削除される。さらに、図2のディレクトリツリー表示の画面上でファイルを移動(MOVE)して、そのコンテンツ情報ファイル13cの階層がそのフォルダの移動元になった時に、そのコンテンツのファイル名と、各項目の情報が、コンテンツ情報ファイル13cから削除される。
【0054】
以上のように、コンテンツ情報ファイル13cを利用して各分類別の録画リストを表示する方法を用いた場合、上述した追加あるいは削除が、PC12により行われる場合があり得る。もしも、あるコンテンツがPC12により削除されていた場合、そのコンテンツ情報ファイル13cに基づいて、テレビ受像機11の画面上に分類別の録画リストを表示しても、実際にはそのコンテンツが存在しない場合もあり得る。
【0055】
従って、テレビ受像機11以外の機器から、例えばPC12から、コンテンツデータが追加されたり、あるいは削除されたりした場合、さらにあるいは、録画が正常終了しなかった場合、コンテンツ情報ファイル13cの内容と、実際にHDD13に存在する番組のデータとの不整合が生じ得る。すなわち、コンテンツ情報ファイル13cに記憶されたコンテンツが、実際にHDD13に存在する全てのコンテンツの中に存在しない場合が生じ得る。
【0056】
そこで、本実施の形態に係るテレビ受像機11は、実際にHDD13内に存在するコンテンツの情報とコンテンツ情報ファイル13cの情報との整合が取れていない場合、すなわち、コンテンツ情報ファイル13cに記憶されたコンテンツが、実際にHDD13に存在する全てのコンテンツの中に存在しない場合、コンテンツ情報ファイル13cを、再作成あるいは修正により変更するようになっている。
【0057】
次に、コンテンツ情報ファイル13cのデータの変更も含めて録画リストの表示処理について説明する。
図8により、録画リストの表示処理の流れを説明する。図8は、録画リストの表示処理の流れの例を示すフローチャートである。図8の処理は、テレビ受像機11のCPU11aにより実行される。ユーザが録画リストの表示コマンドをリモコン11cによりテレビ受像機11に対して指示したときに、図8の処理が実行される。表示処理のプログラムは、メモリ11bに記憶され、実行時に読み出されてCPU11aにより実行される。
【0058】
まず、録画リストの表示コマンドが、分類別の録画リストの表示コマンドであるか否かが判断される(ステップS1)。ステップS1でNOの場合、すなわち、画面31の通常表示の録画リストの表示コマンドの場合、その階層すなわちフォルダ内のコンテンツデータ51とメタファイル52の全ての情報から、その階層内に存在する全てのコンテンツを抽出する(ステップS2)。抽出される全てのコンテンツの情報は、例えば、全てのファイル名などである。
【0059】
ステップS1でYESの場合、すなわち、画面32、33,34のいずれかの分類別の録画リストの表示コマンドの場合、CPU11aは、その階層すなわちフォルダのコンテンツ情報ファイル13cの情報から、その指定された分類情報の項目内容に合致する、すなわち該当するコンテンツを抽出する(ステップS3,S4,S5)。ここでは、ステップS3が曜日別の場合であり、ステップS4がジャンル別の場合であり、ステップS5が連続ドラマシリーズ別の場合である。
【0060】
例えば、ステップS3,S4,S5では、デフォルトあるいはユーザ指定の、「日曜日」、「スポーツ」等の項目内容で、コンテンツ情報ファイル13cが検索され、項目内容に該当するコンテンツの情報、例えば、ファイル名が抽出される。ステップS3,S4,S5の各処理が、コンテンツ抽出部の処理に対応する。
【0061】
ステップS3からS5において、該当するコンテンツが抽出されると、並び替え処理が行われる(ステップS6)。この並び替え処理では、所定の順に、例えば、録画日時の新しい順、あるいはその古い順に、抽出したコンテンツが並び替えられる。その結果、例えば、ファイル名が、録画日時の新しい順に並び替えられたリストが得られる。
【0062】
次に、CPU11aは、並び替えられたファイル名に対応するコンテンツデータ51aとメタファイル52aの情報を、コンテンツ記憶部13aとメタファイル記憶部13bから取得する(ステップS7)。
【0063】
そして、CPU11aは、その取得したコンテンツデータ51aとメタファイル52の情報を用いて、画面32,33,34の各画面のデータを生成して、図3の画面32,33,34のような録画リストの画面を表示する(ステップS8)。ステップS7,S8が、リスト表示情報出力部の処理に対応する。
【0064】
また、ステップS2の後、CPU11aは、コンテンツ情報ファイル13cの整合性のチェックを行う(ステップS9)。
【0065】
この整合性のチェックは、その階層のコンテンツ情報ファイル13cに含まれるファイル名が、ステップS2において抽出された全てのコンテンツ中に存在するか否かを確認することである。
【0066】
ステップS9における整合性チェックの結果、その時点においてその階層に存在するコンテンツと、コンテンツ情報ファイル13cの整合が取れているか否かが判断される(ステップS10)。ステップS10において、その階層に存在するコンテンツと、コンテンツ情報ファイル13cの整合が取れていると判断されると、ステップS10でYESとなり、処理は、上述したステップS6以降の処理を行う。
【0067】
ステップS10でNOの場合は、コンテンツ情報ファイル13cの内容を作り直す、再作成の処理を実行する(ステップS11)。
コンテンツ情報ファイル13cは、ステップS2において抽出された全てのコンテンツの情報から再作成することによって、変更される。
なお、削除等の変更された箇所が判っている場合は、その箇所のデータだけに基づいて、コンテンツ情報ファイル13cを修正することによって、内容の変更をしてもよい。
【0068】
ステップS9,S10の処理は、CPU11aによって行われる。よって、CPU11aによりステップS9,S10の処理が、全てのコンテンツを抽出した後に、コンテンツ情報ファイル13cに記憶されたコンテンツが、抽出された全てのコンテンツの中に存在するか否かを確認する確認部を構成する。
【0069】
また、ステップS11の処理も、CPU11aによって行われる。よって、CPU11aによりステップS11の処理が、コンテンツ情報ファイル13cに記憶されたコンテンツが、抽出された全てのコンテンツの中に存在しない場合には、コンテンツ情報ファイルの内容を再作成あるいは修正して変更するコンテンツ情報ファイル変更部を構成する。
以上のように、不整合のときだけ、コンテンツ情報ファイル13cの再作成が行われるので、コンテンツ情報ファイル13cの管理上、効率はよい。
【0070】
従来の内蔵するハードディスク装置に放送番組等のコンテンツを記憶させたテレビ受像機、ハードディスクレコーダ等の場合、そのテレビ受像機等によってのみ、ハードディスク装置のデータの書き換え等が行われるので、コンテンツデータの削除等があれば、その削除等の結果は、そのテレビ受像機、ハードディスクレコーダ等のフォルダ管理、データベース管理システム等に反映される。これは、コンテンツを管理するためのテーブルが1つあればよいからである。
【0071】
しかし、コンテンツを記憶する記憶装置が、上述したように、ネットワークを介して接続される外部記憶装置であって、外部からもアクセス可能な外部記憶装置である場合、外部記憶装置に記憶されたコンテンツが、ネットワークに接続された他の機器、例えば、PCによって、その外部記憶装置に記憶されたコンテンツが削除されるということもあり得る。
【0072】
そのような場合、ユーザが、テレビ受信機等において外部記憶装置に記憶された複数のコンテンツの中から視聴したいコンテンツを選択するために録画リストを表示したときに、その録画リスト中の候補の中には、既に削除等されているコンテンツもあり得ることになる。表示された録画リストの内容と、実際に外部記憶装置に記憶されているコンテンツの内容が一致しないと、ユーザは、録画リストを利用したコンテンツの検索等を適切に行うことができない。
【0073】
これに対して、上述した本実施の形態に係るテレビ受像機によれば、外部の他の機器からもアクセス可能な外部記憶装置にコンテンツを記憶させるような場合に、録画リストを高速に表示できると共に、コンテンツの削除等の外部記憶装置のデータの変更があったときであっても、コンテンツリストがそのデータの変更に対応して録画リストを正しく表示できる。
【0074】
以上のように、本実施の形態に係るテレビ受像機によれば、ネットワークに接続され外部の他の機器からもアクセス可能な外部記憶装置にコンテンツを記憶させるような場合に、所望の分類の録画リストを高速に表示することができる。
【0075】
なお、上述した実施の形態では、コンテンツ記憶管理装置の例としてテレビ受像機を説明したが、コンテンツ記憶管理装置は、テレビ受像機という形態でなくても、チューナ装置でもよく、さらに、いわゆるセットトップボックス等のチューナを有する機器に上述した機能を持たせることによって実現してもよい。
【0076】
また、上述した例では、外部記憶装置は、ネットワークに接続され、外部からアクセス可能なハードディスク装置として説明したが、記憶装置を搭載したPC、等でもよい。
【0077】
さらに、上述した実施の形態では、アンテナから受信した番組のコンテンツを例に説明したが、入力されるコンテンツは、ネットワークを介して配信されるコンテンツ等であってもよい。
【0078】
なお、以上説明した動作を実行するプログラムのコードは、コンピュータプログラム製品として、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等の可搬媒体や、ハードディスク等の記憶装置等に、その全体あるいは一部が記録され、あるいは記憶されている。そのプログラムのコードがコンピュータにより読み取られて、動作の全部あるいは一部が実行される。あるいは、そのプログラムの全体あるいは一部を通信ネットワークを介して流通または提供することができる。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本発明のコンテンツ記憶管理装置を実現することができる。
【0079】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【符号の説明】
【0080】
1・・・コンテンツ記憶管理システム、11・・・テレビ受像機、11a・・・CPU、11b・・・メモリ、11c・・・リモコン、11d・・・入力部、11e・・・インターフェース、12・・・PC、13・・・HDD、14・・・ハブ、15・・・ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶するコンテンツ情報記憶部と、
前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶するコンテンツ分類情報記憶部と、
を有することを特徴とするコンテンツ記憶管理装置。
【請求項2】
前記外部記憶装置に記憶された全てのコンテンツデータと全ての所定のメタ情報とから全てのコンテンツが抽出された後に、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツが、抽出された前記全てのコンテンツの中に存在することの整合性を確認する整合性確認部を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項3】
前記整合性確認部は、抽出した前記全てのコンテンツのファイル名と、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツのファイル名とを比較することによって、前記整合性を確認することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項4】
前記整合性確認部において、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツが、抽出された前記全てのコンテンツの中に存在しない場合には、前記コンテンツ情報ファイルの内容を再作成あるいは修正して変更するコンテンツ情報ファイル変更部とを有することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項5】
所定のディレクトリツリーを表示するコンテンツ管理画面を生成するコンテンツ管理画面生成部と、
コンテンツのコンテンツデータと該コンテンツの属性情報を入力するコンテンツ入力部と、
入力された前記コンテンツデータと、入力された前記属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とが、前記コンテンツ管理画面上に表示された前記所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応し、前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、記録された外部記憶装置から、指定されたフォルダについて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、前記指定された分類情報に基づいて、前記指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示を行う表示手段に出力するリスト表示出力部と、
を有することを特徴とするコンテンツ入出力装置。
【請求項6】
前記リスト表示出力部は、前記分類情報に含まれる下位の分類項目を表示する項目表示部を表示し、該項目表示部において選択された前記下位の分類項目に合致するコンテンツのリスト表示を行うための情報を出力することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ入出力装置。
【請求項7】
入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶するコンテンツ情報記憶部と、
前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶するコンテンツ分類情報記憶部と、
指定されたフォルダについて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、前記指定された分類情報に基づいて前記指定されたフォルダに対応する前記コンテンツ情報ファイルから前記指定された分類情報に合致するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部と、
抽出された前記コンテンツに基づいて、前記指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示の情報を、前記指定された分類情報毎に前記リスト表示を行うように表示手段に出力するリスト表示情報出力部と、
を有することを特徴とするコンテンツ記憶管理装置。
【請求項8】
全てのコンテンツのリスト表示をするときに、前記外部記憶装置に記憶された全てのコンテンツデータと全ての所定のメタ情報とから全てのコンテンツを抽出する全コンテンツ抽出部と、
該全コンテンツ抽出部が前記全てのコンテンツを抽出した後に、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツが、抽出された前記全てのコンテンツの中に存在することの整合性を確認する整合性確認部と、
を有することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項9】
前記リスト表示情報出力部は、前記分類情報に含まれる下位の分類項目を表示する項目表示部を表示し、該項目表示部において選択された前記下位の分類項目に合致するコンテンツのリスト表示を行うための情報を出力することを特徴とする請求項7又は8に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項10】
前記整合性確認部は、前記全コンテンツ抽出部が抽出した前記全てのコンテンツのファイル名と、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツのファイル名とを比較することによって、前記整合性を確認することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項11】
前記整合性確認部において、前記コンテンツ情報ファイルに記憶されたコンテンツが、抽出された前記全てのコンテンツの中に存在しない場合には、前記コンテンツ情報ファイルの内容を再作成あるいは修正して変更するコンテンツ情報ファイル変更部とを有することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ記憶管理装置。
【請求項12】
入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶し、
前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶する、
ことを特徴とするコンテンツ記憶管理方法。
【請求項13】
所定のディレクトリツリーを表示するコンテンツ管理画面を生成し、
コンテンツのコンテンツデータと該コンテンツの属性情報を入力し、
入力された前記コンテンツデータと、入力された前記属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とが、前記コンテンツ管理画面上に表示された前記所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応し、前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、記録された外部記憶装置から、指定されたフォルダについて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、前記指定された分類情報に基づいて、前記指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示を行う表示手段に出力する、
ことを特徴とするコンテンツ入出力方法。
【請求項14】
入力されたコンテンツデータと、入力された属性情報を解析して得られた各コンテンツについての所定のメタ情報とを、所定のディレクトリツリー内のフォルダが選択されることによって指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダに対応して、外部記憶装置に記憶し、
前記各コンテンツについての前記所定のメタ情報の中から予め設定あるいは指定された所定の分類情報を抽出して、前記コンテンツデータに対応して、前記指定された前記所定のディレクトリツリー上の階層内のフォルダ毎に設定された前記外部記憶装置のコンテンツ情報ファイルに記憶し、
指定されたフォルダについて、指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示をするときに、前記指定された分類情報に基づいて前記指定されたフォルダに対応する前記コンテンツ情報ファイルから前記指定された分類情報に合致するコンテンツを抽出し、
抽出された前記コンテンツに基づいて、前記指定された分類情報に合致するコンテンツのリスト表示の情報を、前記指定された分類情報毎に前記リスト表示を行うように表示手段に出力する、
を有することを特徴とするコンテンツ記憶管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−209954(P2012−209954A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−128599(P2012−128599)
【出願日】平成24年6月6日(2012.6.6)
【分割の表示】特願2007−233076(P2007−233076)の分割
【原出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】