説明

コンテンツ転送システム、コンテンツ記憶システム、コンテンツ記憶装置及びコンテンツ記憶方法

【課題】
コンテンツデータを格段と確実に正しく管理し得るようにする。
【解決手段】
パーソナルコンピュータ4は、携帯再生装置3に対して接続している間に、当該携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して楽曲データを書き込む書込処理や楽曲データを削除する削除処理を実行すると、当該書込処理により書き込んだ楽曲データのデータ番号を示してなる書込処理結果データや当該削除処理により削除した楽曲データのデータ番号を示してなる削除処理結果データを、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込むようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ記憶装置及び方法並びにコンテンツ記憶システムに関し、例えば、パーソナルコンピュータ等の外部機器から転送された楽曲データを内部のハードディスクドライブに記憶しておき、ユーザの操作に応じて当該ハードディスクドライブに記憶されている楽曲データを再生するようになされた携帯再生装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータ等から転送された楽曲データを内部のハードディスクドライブに記憶しておき、ユーザの操作に応じて当該ハードディスクドライブに記憶している楽曲データを再生するようになされた携帯再生装置が普及しつつある。
【0003】
このような携帯再生装置は、内部のハードディスクドライブに記憶されている複数の楽曲データのタイトル等を、例えばジャンルや再生回数ごとに分類して表示部に表示し、当該表示されているものの中からユーザの操作によって選択された楽曲データを再生するようになされている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】米国特許出願公開第2004/0055446A1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、楽曲データのタイトルを再生回数ごとに分類して表示する一手法を説明する。すなわち携帯再生装置は、図12に示すような再生回数データベースを記憶保持している。実際上このような再生回数データベースは、所定のフォーマットに基づいて作成されるものであり、図12ではこれを簡略化して示している。
【0005】
この再生回数データベースには、携帯再生装置のハードディスクドライブに記憶されている各楽曲データに対して割り当てられたデータ番号が、再生回数ごとにグループ分けされて登録される。これにより携帯再生装置は、この再生回数データベースに基づいて、内部のハードディスクドライブに記憶している各楽曲データの再生回数を認識することができ、かくして楽曲データのタイトルを再生回数ごとに分類して表示することができる。
【0006】
ところで実際上、楽曲データをパーソナルコンピュータから携帯再生装置に対して転送するために、携帯再生装置が例えばケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続されると、パーソナルコンピュータは、楽曲データの転送処理を主体的に実行するマスタとして機能する状態になり、これに対して携帯再生装置は、パーソナルコンピュータに対するスレーブとして機能する状態になる。
【0007】
すなわちこのときパーソナルコンピュータは、楽曲データを携帯再生装置へ転送する転送処理として、ケーブルを介してスレーブとして機能している携帯再生装置のハードディスクドライブにアクセスし、このハードディスクドライブに対してかかる楽曲データを書き込む処理を実行するようになされている。
【0008】
またこの際、パーソナルコンピュータから携帯再生装置のハードディスクドライブに対して新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を、再生回数[0回]のグループGP1に属するようにして再生回数データベースに登録しなければならない。しかしながらパーソナルコンピュータ側は、この再生回数データベースが自身の保有するものではなく携帯再生装置側に構築されたものであることから、「新たに書き込んだ楽曲データのデータ番号は再生回数[0回]のグループGP1に属するように再生回数データベースに登録する」という登録ルールを認識していない。かくするにつきこのパーソナルコンピュータ側からは、新たに書き込んだ楽曲データのデータ番号を、再生回数データベースに正しく登録することができず、この結果、携帯再生装置において楽曲データの再生回数を正しく管理できないという問題が生じてしまう。
【0009】
一方、携帯再生装置は、再生回数データベースに対する処理を実行するためのプログラム等が予め格納されているので、「新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号は再生回数[0回]のグループGP1に属するように再生回数データベースに登録する」という登録ルールを認識している。しかしながらパーソナルコンピュータによる楽曲データの転送処理が実行されている間、この携帯再生装置は、ケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続されているので、パーソナルコンピュータに対するスレーブとして機能している。従って転送処理が実行されている期間中、この携帯再生装置は、かかる楽曲データのデータ番号を再生回数データベースに登録するような処理を、主体的に実行することができない。
【0010】
また、携帯再生装置がパーソナルコンピュータから切り離されて、この携帯再生装置が主体的に処理を実行することができるようになったとき、この携帯再生装置に対し、新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を再生回数データベースに登録させるようにすることも考えられる。しかしながらこの携帯再生装置は、楽曲データの転送処理時、パーソナルコンピュータに対するスレーブとして機能しているため、パーソナルコンピュータにより新たに書き込まれた楽曲データを把握しておくことができず、従ってパーソナルコンピュータから切り離されたとき、自身のハードディスクドライブに記憶されている複数の楽曲データの中から、新たに書き込まれた楽曲データを特定することができない。かくするにつきこの携帯再生装置は、再生回数データベースに対して当該新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を登録することができず、この結果、楽曲データの再生回数を正しく管理できないという問題が生じてしまう。
【0011】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コンテンツデータを格段と確実に正しく管理し得るコンテンツ記憶装置及び方法並びにコンテンツ記憶システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
かかる課題を解決するため本発明においては、コンテンツ記憶システムにおいて、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行するコンテンツ処理装置とを有し、コンテンツ処理装置は、コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行した場合、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報を示した処理結果データをコンテンツ記憶装置に対して書き込むようにした。
【0013】
また本発明においては、コンテンツ記憶装置において、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶する処理結果データ記憶手段とを設けるようにした。
【0014】
さらに本発明においては、コンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法において、コンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶するステップと、コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶するステップとを設けるようにした。
【0015】
この結果このコンテンツ記憶装置は、コンテンツ処理装置により書き込まれた処理結果データに基づいて、コンテンツ処理装置により処理されたコンテンツデータの識別情報を認識することができる。
【0016】
また本発明においては、コンテンツ記憶システムにおいて、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、コンテンツ記憶装置にコンテンツデータを書き込むコンテンツ書込装置とを有し、コンテンツ記憶装置は、コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データと、コンテンツ登録データに対してコンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータとを記憶し、コンテンツ書込装置は、コンテンツ記憶装置に記憶されている登録ルールデータを参照することにより認識した登録ルールに基づいて、コンテンツ記憶装置に書き込むコンテンツデータの識別情報を、コンテンツ記憶装置に記憶されているコンテンツ登録データに対して登録するようにした。
【0017】
さらに本発明においては、コンテンツ記憶装置において、コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するコンテンツ登録データ記憶手段と、コンテンツ登録データに対してコンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶する登録ルールデータ記憶手段とを設けるようにした。
【0018】
さらに本発明においては、コンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法において、コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するステップと、コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するステップと、コンテンツ登録データに対してコンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶するステップとを設けるようにした。
【0019】
この結果このコンテンツ書込装置は、コンテンツ記憶装置に記憶されている登録ルールデータを参照することにより、コンテンツ記憶装置に記憶されているコンテンツ登録データに対してコンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを認識することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、コンテンツ記憶装置は、コンテンツ処理装置により書き込まれた処理結果データに基づいて、コンテンツ処理装置により処理されたコンテンツデータの識別情報を認識することができる。この結果、コンテンツデータを格段と確実に正しく管理することができる。
【0021】
また本発明によれば、コンテンツ書込装置は、コンテンツ記憶装置に記憶されている登録ルールデータを参照することにより、コンテンツ記憶装置に記憶されているコンテンツ登録データに対してコンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを認識することができる。この結果、コンテンツデータを格段と確実に正しく管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0023】
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として楽曲データ転送システムを示し、例えば、インターネットNTを介してダウンロードした楽曲データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3へ転送するパーソナルコンピュータ4と、当該パーソナルコンピュータ4からケーブル2を介して転送される楽曲データを、内部のハードディスクドライブに記憶する携帯再生装置3とを有している。
【0024】
次に図2を用いて、このパーソナルコンピュータ4の構成の一例を説明する。このパーソナルコンピュータ4を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)10に対してはバス11を介して、ROM(Read Only Memory)12やRAM(Random Access Memory)13やハードディスクドライブ14が接続されると共に入出力インターフェース部15が接続されている。この入出力インターフェース部15に対しては、携帯再生装置3とケーブル2(例えばUSBケーブル等)を介して接続するための接続部16、各種情報を表示するための表示部17、キーボード等からなる操作部18、インターネットNTを介して外部のサーバとデータ通信するための通信部19、CD(Compact Disc)等に記録されているデータを読み出すためのドライブ部20等が接続される。
【0025】
このパーソナルコンピュータ4のCPU10は、ROM12やハードディスクドライブ14に格納されている各種プログラムを適宜読み出してRAM13に展開し、これに基づいて楽曲データのダウンロード処理や転送処理等を実行するようになされている。
【0026】
すなわちパーソナルコンピュータ4のCPU10は、例えばユーザにより操作部18を介してダウンロード操作が行われると、通信部19を制御することによりインターネットNTを介して外部のサーバにアクセスし、当該サーバからユーザのダウンロード操作に応じた楽曲データを取得する。そしてパーソナルコンピュータ4のCPU10は、当該取得した楽曲データをハードディスクドライブ14に記憶する。
【0027】
この後、例えばユーザにより操作部18を介して、楽曲データを携帯再生装置3に対して転送する転送操作が行われると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10は、ハードディスクドライブ14からユーザの転送操作に応じた楽曲データを読み出し、当該読み出した楽曲データを、ケーブル2を介してスレーブとして機能している携帯再生装置3のハードディスクドライブに書き込むようになされている。
【0028】
次に、図3を用いて携帯再生装置3の構成の一例を説明する。この携帯再生装置3を統括的に制御するCPU30に対してはバス31を介して、ROM32やRAM33、パーソナルコンピュータ4とケーブル2を介して接続するための接続部34、楽曲データや後述する種々のデータベースが記憶されるハードディスクドライブ35、操作キーや操作ボタン等からなる操作部36、液晶ディスプレイ等からなる表示部37、イヤホンやスピーカ等に相当する放音部38が接続されて構成される。
【0029】
携帯再生装置3のCPU30は、ROM32やハードディスクドライブ35に格納されている各種プログラムを適宜読み出してRAM33に展開し、これに基づいて楽曲データの再生処理等を実行するようになされている。
【0030】
例えば携帯再生装置3のCPU30は、ユーザにより操作部36を介して再生操作が行われると、ハードディスクドライブ35から楽曲データを読み出し、当該読み出した楽曲データに対して所定の再生処理を実行することにより、放音部38から音楽を出力する。
【0031】
またこの場合、この携帯再生装置3のハードディスクドライブ35には、楽曲管理データベースが格納されている。この楽曲管理データベースには、例えば、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に現在記憶されている楽曲データのタイトルと、その楽曲データに割り当てられているデータ番号とが対応付けられて記憶される。
【0032】
さらにこの携帯再生装置3のハードディスクドライブ35には、図4に示すような、再生回数データベースや再生時間帯データベースや新規楽曲データベース等も格納されている。
【0033】
再生回数データベースは、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に記憶されている各楽曲データの再生回数を記憶しておくものである。また再生時間帯データベースは、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に記憶されている各楽曲データが再生された再生時間帯を記憶しておくものである。また新規楽曲データベースは、パーソナルコンピュータ4により携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して新規に書き込まれた楽曲データを把握しておくためのものである。因みにこれらデータベースは、所定のフォーマットに従って生成されている。
【0034】
携帯再生装置3のCPU30は、これらデータベースに基づいて種々の画面を表示する。すなわち携帯再生装置3のCPU30は、再生回数データベースに基づいて、ハードディスクドライブ35に記憶されている各楽曲データの再生回数を認識し、当該認識結果に基づいて、例えば頻繁に再生される楽曲データのタイトルを示した画面SC1を、表示部37に表示する。また携帯再生装置3のCPU30は、再生時間帯データベースに基づいて、ハードディスクドライブ35に記憶されている各楽曲データの再生時間帯を認識し、当該認識結果に基づいて、例えば所定の時間帯(この場合「朝」)に頻繁に再生される楽曲データのタイトルを示した画面SC2を、表示部37に表示する。また携帯再生装置3のCPU30は、新規楽曲データベースに基づいて、例えば最近1日以内にパーソナルコンピュータ4により新規に書き込まれた楽曲データのタイトルを認識し、当該認識結果を示した画面SC3を表示部37に表示するようになされている。
【0035】
次に図5及び図6を用いて、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して新たな楽曲データを書き込む際の書込処理手順RT1を、詳細に説明する。
【0036】
すなわち、例えばユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、楽曲データ「楽曲Z」を携帯再生装置3へ転送するための転送操作が行われると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP1へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースを参照することにより、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に現在記憶されている楽曲データの何れにも割り当てられていない未使用のデータ番号「0026」を認識する。
【0037】
次いでパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP2へ進み、携帯再生装置3へ転送する楽曲データ「楽曲Z」に対して当該認識したデータ番号「0026」を付加した後、当該データ番号「0026」を付加した楽曲データ「楽曲Z」を、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む(図6)。このようにして、この携帯再生装置3内で一意になるデータ番号「0026」が付加された楽曲データ「楽曲Z」が、パーソナルコンピュータ4から携帯再生装置3へ転送される。
【0038】
続いてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP3へ進み、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号「0026」を、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースに対して登録する。
【0039】
そしてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP4へ進み、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号「0026」を示した書込処理結果データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。
【0040】
これにより携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ4から切り離されて主体的に処理を実行できるようになった際、ハードディスクドライブ35に記憶されている書込処理結果データに基づいて、ハードディスクドライブ35に新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号「0026」を認識することができる。この結果この携帯再生装置3は、当該新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号「0026」を、再生回数[0回]のグループGP1に属するようにして再生回数データベースに登録することができる。
【0041】
次に図7及び図6を用いて、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35から楽曲データを削除する際の削除処理手順RT2を、詳細に説明する。
【0042】
すなわち、例えばユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に記憶されている楽曲データを削除するための削除操作として、楽曲データのタイトル「楽曲F」が入力されると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP11へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースを参照することにより、当該入力されたタイトル「楽曲F」に対応する楽曲データのデータ番号「0006」を認識する。
【0043】
次いでパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP12へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35にアクセスし、このハードディスクドライブ35に記憶されている複数の楽曲データの中から、ステップSP11で認識したデータ番号「0006」の楽曲データを特定し、当該特定した楽曲データを削除する。
【0044】
続いてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP13へ進み、当該削除した楽曲データのデータ番号「0006」を、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースから登録抹消する。
【0045】
そしてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP14へ進み、当該削除した楽曲データのデータ番号「0006」を示した削除処理結果データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。
【0046】
これにより携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ4から切り離されて主体的に処理を実行できるようになった際、ハードディスクドライブ35に記憶されている削除処理結果データに基づいて、ハードディスクドライブ35から削除された楽曲データのデータ番号「0006」を認識することができる。この結果この携帯再生装置3は、当該削除された楽曲データのデータ番号「0006」を、再生回数データベースから登録抹消することができる。
【0047】
以上の構成において、ユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、楽曲データを携帯再生装置3へ転送するための転送操作が行われると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10は、この携帯再生装置3内で一意になるデータ番号を当該転送する楽曲データに付加した後、当該データ番号を付加した楽曲データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。このときパーソナルコンピュータ4のCPU10は、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号を示した書込処理結果データを生成し、当該生成した書込処理結果データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。
【0048】
これにより携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ4から切り離されて主体的に処理を実行できるようになった際、ハードディスクドライブ35に記憶されている書込処理結果データに基づいて、ハードディスクドライブ35に新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を認識することができる。この結果この携帯再生装置3は、当該新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を、再生回数[0回]のグループに属するようにして再生回数データベースに登録することができる。
【0049】
また、ユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に記憶されている楽曲データを削除するための削除操作が行われると、これに応じてパーソナルコンピュータ4は、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35にアクセスし、このハードディスクドライブ35からかかる削除操作に応じた楽曲データを削除する。このときパーソナルコンピュータ4のCPU10は、当該削除した楽曲データのデータ番号を示した削除処理結果データを生成し、当該生成した削除処理結果データを、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。
【0050】
これにより携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ4から切り離されて主体的に処理を実行できるようになった際、ハードディスクドライブ35に記憶されている削除処理結果データに基づいて、ハードディスクドライブ35から削除された楽曲データのデータ番号を認識することができる。この結果この携帯再生装置3は、当該削除された楽曲データのデータ番号を、再生回数データベースから登録抹消することができる。
【0051】
以上の構成によれば、パーソナルコンピュータ4は、携帯再生装置3に対して接続している間に、当該携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して楽曲データを書き込む書込処理や楽曲データを削除する削除処理を実行すると、当該書込処理により書き込んだ楽曲データのデータ番号を示してなる書込処理結果データや当該削除処理により削除した楽曲データのデータ番号を示してなる削除処理結果データを、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む。これにより携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ4から切り離されて主体的に処理を実行できるようになったとき、ハードディスクドライブ35に記憶されている書込処理結果データや削除処理結果データに基づいて、パーソナルコンピュータ4により書き込まれた楽曲データのデータ番号やパーソナルコンピュータ4により削除された楽曲データのデータ番号を認識することができる。
【0052】
この結果この携帯再生装置3は、例えば新たに書き込まれた楽曲データのデータ番号を再生回数[0回]のグループに属するようにして再生回数データベースに登録することができ、かくして楽曲データを正しく管理することができる携帯再生装置3を実現することができる。
【0053】
なおこの第1の実施の形態においては、再生回数データベースに対して楽曲データのデータ番号を登録/登録抹消する例により、楽曲データの書込処理手順RT1及び削除処理手順RT2を説明したが、再生時間帯データベースや新規楽曲データベース等に対して楽曲データのデータ番号を登録/登録抹消する場合も、同様の処理手順RT1、RT2を適用することができる。
【0054】
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態においては、図8に示すように携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている再生回数データベースに対して登録ルール情報が示されている点が、第1の実施の形態の構成と主に異なる。以下、この点を中心に説明する。
【0055】
この第2の実施の形態の場合、この再生回数データベース中の登録ルール情報INF1として、再生回数[0回]のグループGP1を指し示す情報(「分類1」)が記されている。この場合この登録ルール情報INF1は、「携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して新たに書き込んだ楽曲データのデータ番号は、再生回数[0回]のグループGP1に属するようにして再生回数データベースに登録する」旨を意味している。
【0056】
ここで第2の実施の形態における楽曲データの書込処理手順RT3を、図9及び図10を用いて説明する。
【0057】
すなわち、例えばユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、楽曲データ「楽曲Z」を携帯再生装置3へ転送するための転送操作が行われると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP21へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースを参照することにより、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に現在記憶されている楽曲データの何れにも割り当てられていない未使用のデータ番号「0026」を認識する。
【0058】
次いでパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP22へ進み、携帯再生装置3へ転送する楽曲データ「楽曲Z」に対して当該認識したデータ番号「0026」を付加した後、当該データ番号「0026」を付加した楽曲データ「楽曲Z」を、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込む(図10)。このようにして、この携帯再生装置3内で一意になるデータ番号「0026」が付加された楽曲データ「楽曲Z」が、パーソナルコンピュータ4から携帯再生装置3へ転送される。
【0059】
続いてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP23へ進み、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号「0026」を、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースに対して登録する。
【0060】
そしてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP24へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている再生回数データベースの所定部分に示されている登録ルール情報INF1を参照することにより、「携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に対して新たに書き込んだ楽曲データのデータ番号は、再生回数[0回]のグループGP1に属するようにして再生回数データベースに登録する」旨の登録ルールを認識する。この結果このパーソナルコンピュータ4のCPU10は、当該認識した登録ルールに基づいて、かかる楽曲データのデータ番号「0026」を、再生回数[0回]のグループGP1に属するようにして再生回数データベースに登録することができる。
【0061】
次に第2の実施の形態における楽曲データの削除処理手順RT4を、図11及び図10を用いて説明する。
【0062】
すなわち、例えばユーザによりパーソナルコンピュータ4の操作部18を介して、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に記憶されている楽曲データを削除するための削除操作として、楽曲データのタイトル「楽曲F」が入力されると、これに応じてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP41へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースを参照することにより、当該入力されたタイトル「楽曲F」に対応する楽曲データのデータ番号「0006」を認識する。
【0063】
次いでパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP42へ進み、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35にアクセスし、このハードディスクドライブ35に記憶されている複数の楽曲データの中から、ステップSP41で認識したデータ番号「0006」の楽曲データを特定し、当該特定した楽曲データを削除する。
【0064】
続いてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP43へ進み、当該削除した楽曲データのデータ番号「0006」を、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている楽曲管理データベースから登録抹消する。
【0065】
そしてパーソナルコンピュータ4のCPU10はステップSP44へ進み、当該削除した楽曲データのデータ番号「0006」を、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に格納されている再生回数データベースから登録抹消する。因みにこの場合パーソナルコンピュータ4のCPU10は、再生回数データベースに示されている全てのデータ番号を参照することにより、当該再生回数データベース中のデータ番号「0006」を特定し、当該特定したデータ番号「0006」を消去するようになされている。
【0066】
以上の構成において、携帯再生装置3は、再生回数データベースに対して楽曲データのデータ番号を登録する際の登録ルールを示した登録ルール情報INF1を、再生回数データベースの所定部分に示して記憶する。
【0067】
パーソナルコンピュータ4は、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に楽曲データを書き込んだ際、このハードディスクドライブ35に格納されている再生回数データベースの所定部分に示されている登録ルール情報INF1を参照することにより、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号を再生回数データベースに対して登録する際の登録ルールを認識することができる。かくしてこのパーソナルコンピュータ4は、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号を、携帯再生装置3中の再生回数データベースに対して正しく登録することができる。
【0068】
以上の構成によれば、ケーブル2を介して携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に楽曲データを書き込んだ際、このハードディスクドライブ35に格納されている再生回数データベースの所定部分に示されている登録ルール情報INF1を参照することにより、当該書き込んだ楽曲データのデータ番号を再生回数データベースに対して登録する際の登録ルールを認識することができる。
【0069】
この結果このパーソナルコンピュータ4は、ケーブル2を介して携帯再生装置3に接続しているとき、携帯再生装置3に書き込んだ楽曲データのデータ番号を、当該携帯再生装置3中の再生回数データベースに対して正しく登録することができる。
【0070】
また、この第2の実施の形態は上述した第1の実施の形態と異なり、携帯再生装置3ではなくパーソナルコンピュータ4が、楽曲データのデータ番号を再生回数データベースに対して登録するようにした。これにより、携帯再生装置3側の処理負荷を低減させることができる。特にこのような携帯再生装置3は、ユーザにより携帯されて使用されるので、内蔵のバッテリ等により駆動する。従ってこのように携帯再生装置3側の処理負荷を低減させることにより、この携帯再生装置3の消費電力を低減させることができ、かくして駆動時間を長くし得る等の効果を得ることができる。
【0071】
なお第2の実施の形態においては、再生回数データベースに対して楽曲データのデータ番号を登録/登録抹消する例により、楽曲データの書込処理手順RT3及び削除処理手順RT4を説明したが、再生時間帯データベースや新規楽曲データベース等に対して楽曲データの登録/登録抹消する場合も、同様の処理手順RT3、RT4を適用することができる。この場合、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35に書き込まれた楽曲データのデータ番号を登録する際の登録ルール情報を、これら再生時間帯データベースや新規楽曲データベースの所定部分に対して予め示しておく。これにより、上述した再生回数データベースの例と同様の効果を得ることができる。
【0072】
(3)他の実施の形態
上述の実施の形態においては、携帯再生装置3に楽曲データが記憶される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データやプログラム等のこの他種々のコンテンツデータを適用するようにしても良い。
【0073】
また上述の実施の形態においては、コンテンツデータ(楽曲データ)を記憶するコンテンツ記憶装置として、携帯再生装置3を適用する場合について述べたが、コンテンツデータを記憶するものであれば、PDA(Personal Digital Assistance)や携帯電話機等のこの他種々の情報処理装置を適用するようにしても良い。
【0074】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータを対象とした処理(コンテンツデータの書込処理又は削除処理)を実行するコンテンツ処理装置として、パーソナルコンピュータ4を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯再生装置3と有線又は無線により接続して当該携帯再生装置3に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行することができれば、この他種々の情報処理装置を適用するようにしても良い。
【0075】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータの識別情報(データ番号)が登録されるコンテンツ登録データ(再生回数データベースや再生時間帯データベースや新規楽曲データベース)に対して、コンテンツ処理装置により書き込まれた処理結果データ(書込処理結果データや削除処理結果データ)に示されているコンテンツデータの識別情報を登録する登録手段として、予めインストールされたプログラムに従って処理手順RT1及びRT2を実行する携帯再生装置3のCPU30を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
【0076】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段、処理結果データを記憶する処理結果データ記憶手段、コンテンツ登録データを記憶する登録データ記憶手段として、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、半導体メモリやディスク状記憶媒体等のこの他種々の記憶媒体を適用するようにしても良い。また、コンテンツ記憶手段、処理結果データ記憶手段及び登録データ記憶手段を、それぞれ別個の記憶媒体により実現するようにしても良い。
【0077】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ記憶装置にコンテンツデータを書き込むコンテンツ書込装置として、パーソナルコンピュータ4を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯再生装置3と有線又は無線により接続して当該携帯再生装置3に対してコンテンツデータを書き込むことができれば、この他種々の情報処理装置を適用するようにしても良い。
【0078】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ登録データ(再生回数データベースや再生時間帯データベースや新規楽曲データベース)を記憶するコンテンツ登録データ記憶手段、登録ルールデータ(登録ルール情報INF1)を記憶する登録ルールデータ記憶手段として、携帯再生装置3のハードディスクドライブ35を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、半導体メモリやディスク状記憶媒体等のこの他種々の記憶媒体を適用するようにしても良い。また、コンテンツ登録データ記憶手段及び登録ルールデータ記憶手段を、それぞれ別個の記憶媒体により実現するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から転送された楽曲データを内部のハードディスクドライブに記憶しておき、ユーザの操作に応じて当該ハードディスクドライブに記憶されている楽曲データを再生するようになされた携帯再生装置等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】第1及び第2の実施の形態における楽曲データ転送システムの構成を示す略線図である。
【図2】パーソナルコンピュータの構成を示す略線図である。
【図3】携帯再生装置の構成を示す略線図である。
【図4】データベースの説明に供する略線図である。
【図5】書込処理手順(1)を示すフローチャートである。
【図6】携帯再生装置のハードディスクドライブに記憶されているデータの様子(1)を示す略線図である。
【図7】削除処理手順(1)を示すフローチャートである。
【図8】携帯再生装置のハードディスクドライブに記憶されているデータの様子(2)を示す略線図である。
【図9】書込処理手順(2)を示すフローチャートである。
【図10】携帯再生装置のハードディスクドライブに記憶されているデータの様子(3)を示す略線図である。
【図11】削除処理手順(2)を示すフローチャートである。
【図12】携帯再生装置のハードディスクドライブに記憶されているデータの様子(4)を示す略線図である。
【符号の説明】
【0081】
1……楽曲データ転送システム、3……携帯再生装置、4……パーソナルコンピュータ、10、30……CPU、35……ハードディスクドライブ、RT1、RT3……書込処理手順、RT2、RT4……削除処理手順。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、上記コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行するコンテンツ処理装置とを有し、
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行した場合、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報を示した処理結果データを上記コンテンツ記憶装置に対して書き込む
ことを特徴とするコンテンツ記憶システム。
【請求項2】
上記コンテンツ記憶装置は、
上記コンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データに対して、上記コンテンツ処理装置により書き込まれた処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を登録する登録手段
を具えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項3】
上記コンテンツ記憶装置は、
接続している上記コンテンツ処理装置から切り離されると、上記登録手段により上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項4】
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に対して上記コンテンツデータを書き込む処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項5】
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記コンテンツデータを削除する処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項6】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
上記コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、上記コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶する処理結果データ記憶手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置。
【請求項7】
上記コンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶する登録データ記憶手段と、
上記登録データ記憶手段に記憶されている上記コンテンツ登録データに対して、上記処理結果データ記憶手段に書き込まれた上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を登録する登録手段と
を具えることを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ記憶装置。
【請求項8】
上記登録手段は、
接続している上記コンテンツ処理装置から切り離されると、上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ記憶装置。
【請求項9】
コンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶するステップと、
上記コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、上記コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶するステップと
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法。
【請求項10】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、上記コンテンツ記憶装置にコンテンツデータを書き込むコンテンツ書込装置とを有し、
上記コンテンツ記憶装置は、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データと、上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータとを記憶し、
上記コンテンツ書込装置は、
上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記登録ルールデータを参照することにより認識した上記登録ルールに基づいて、上記コンテンツ記憶装置に書き込むコンテンツデータの識別情報を、上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とするコンテンツ記憶システム。
【請求項11】
上記登録ルールは、上記コンテンツ書込装置により上記コンテンツ記憶装置に対して書き込まれる上記コンテンツデータの識別情報の登録先を示す
ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項12】
コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するコンテンツ登録データ記憶手段と、
上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶する登録ルールデータ記憶手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置。
【請求項13】
コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するステップと、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するステップと、
上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶するステップと
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報とデータ番号とを対応付けた管理データベースを有し、コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶装置と、上記コンテンツデータ記憶装置に対してコンテンツデータを転送するコンテンツデータ転送装置とからなるコンテンツ転送システムであり、
上記コンテンツ転送装置は、
コンテンツデータを記憶する記憶手段と、
コンテンツデータを上記コンテンツ記憶装置に転送する転送手段と、
上記コンテンツ記憶装置において未使用のデータ番号を認識し、当該未使用のデータ番号を付加したコンテンツデータを上記コンテンツ記憶装置に対して転送させる制御手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ転送システム。
【請求項2】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、上記コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行するコンテンツ処理装置とを有し、
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に対してコンテンツデータを対象とした処理を実行した場合、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報を示した処理結果データを上記コンテンツ記憶装置に対して書き込む
ことを特徴とするコンテンツ記憶システム。
【請求項3】
上記コンテンツ記憶装置は、
上記コンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データに対して、上記コンテンツ処理装置により書き込まれた処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を登録する登録手段
を具えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項4】
上記コンテンツ記憶装置は、
接続している上記コンテンツ処理装置から切り離されると、上記登録手段により上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項5】
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に対して上記コンテンツデータを書き込む処理を実行する
ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項6】
上記コンテンツ処理装置は、
上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記コンテンツデータを削除する処理を実行する
ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項7】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
上記コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、上記コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶する処理結果データ記憶手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置。
【請求項8】
上記コンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶する登録データ記憶手段と、
上記登録データ記憶手段に記憶されている上記コンテンツ登録データに対して、上記処理結果データ記憶手段に書き込まれた上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を登録する登録手段と
を具えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶装置。
【請求項9】
上記登録手段は、
接続している上記コンテンツ処理装置から切り離されると、上記処理結果データに示されている上記コンテンツデータの識別情報を上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ記憶装置。
【請求項10】
コンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶するステップと、
上記コンテンツ記憶手段に対してコンテンツ処理装置によりコンテンツデータを対象とした処理が実行された際、上記コンテンツ処理装置により書き込まれる、当該処理対象となったコンテンツデータの識別情報が示された処理結果データを記憶するステップと
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法。
【請求項11】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶装置と、上記コンテンツ記憶装置にコンテンツデータを書き込むコンテンツ書込装置とを有し、
上記コンテンツ記憶装置は、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データと、上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータとを記憶し、
上記コンテンツ書込装置は、
上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記登録ルールデータを参照することにより認識した上記登録ルールに基づいて、上記コンテンツ記憶装置に書き込むコンテンツデータの識別情報を、上記コンテンツ記憶装置に記憶されている上記コンテンツ登録データに対して登録する
ことを特徴とするコンテンツ記憶システム。
【請求項12】
上記登録ルールは、上記コンテンツ書込装置により上記コンテンツ記憶装置に対して書き込まれる上記コンテンツデータの識別情報の登録先を示す
ことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ記憶システム。
【請求項13】
コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するコンテンツ登録データ記憶手段と、
上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶する登録ルールデータ記憶手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置。
【請求項14】
コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータを記憶するステップと、
上記コンテンツ書込装置により書き込まれたコンテンツデータの識別情報が登録されるコンテンツ登録データを記憶するステップと、
上記コンテンツ登録データに対して上記コンテンツデータの識別情報を登録する際の登録ルールを示した登録ルールデータを記憶するステップと
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置のコンテンツ記憶方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−18895(P2006−18895A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−193889(P2004−193889)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】