説明

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、サーバ、ユーザ側端末

【課題】本発明は、簡便な手法でコンテンツ毎に動作制御が可能な、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、それらに備えられるサーバ及びユーザ側端末の提供を目的とする。
【解決手段】本発明にかかるコンテンツ配信システムは、コンテンツを配信するサーバ150と、サーバ150から配信されるコンテンツを出力する第1端末機能としての映像端末110と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能としての携帯端末130とを含むユーザ側端末とを備え、サーバ150は、コンテンツを映像端末110を介して出力する際の設定に関する設定情報を記憶しており、ユーザ側端末にコンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する設定情報をユーザ側端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの配信を行うコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、当該コンテンツ配信システムに備えられるサーバ及びユーザ側端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い、ネットワーク経由でのコンテンツの購入、及びチケットの予約等、様々なサービスを受けることができるようになっている。
【0003】
これらのサービスは、パソコンだけではなく情報家電機器においても享受することができるようになってきている。例えば、携帯電話等の携帯機器で、音楽及び動画等のコンテンツを購入すること、デジタルテレビやブルーレイディスクレコーダー等のデジタルAV機器で、映像配信サービスを受けること等が行われている。
【0004】
また、これらのデジタルAV機器は、機能が増えるとともに、サービスを受けるための各設定項目が増大、若しくは複雑化する。
【0005】
この設定を行う手間を軽減するものとして、例えば特許文献1に示す遠隔制御システムがある。特許文献1に示す遠隔制御システムは、携帯電話と被制御機器とから構成されており、携帯電話からその携帯電話固有の識別情報を送信し、被制御機器は、その携帯電話固有の識別情報に基づいて、自身に記憶された制御情報を読み出し、読み出した制御情報に基づいて動作制御を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−308164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の遠隔制御システムでは、被制御機器の制御を、携帯電話から送信される携帯電話固有の識別情報と、被制御機器に記憶されている制御情報とに基づいて行う。
【0008】
そのため、例えば、同一の携帯電話から動作制御を行う場合には、再生等を行うコンテンツが異なっている場合でも同一の制御内容となってしまい、ユーザがコンテンツ毎に動作を変更したい場合にはユーザが個別に設定を行う必要がある。よって、手間が掛かってしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、簡便な手法でコンテンツ毎に動作制御が可能な、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、それらに備えられるサーバ及びユーザ側端末の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明にかかるコンテンツ配信システムは、コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末とを備え、前記サーバは、前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を記憶しており、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することを特徴とする。
【0011】
本発明は、コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末との間のコンテンツ配信方法であって、(a)前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を、前記サーバに記憶させる工程と、(b)前記サーバが、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信する工程とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明にかかるサーバは、コンテンツをユーザ側端末において出力する際の設定に関する設定情報を記憶する記憶手段を備え、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することを特徴とする。
【0013】
本発明にかかるユーザ側端末は、サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末であって、前記第2端末機能を介して、コンテンツの出力要求をサーバに行う場合、当該コンテンツを第1端末機能において出力するための設定に関する設定情報の送信を前記サーバに要求することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明にかかるコンテンツ配信システムによれば、コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末とを備え、前記サーバは、前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を記憶しており、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することにより、再生等するコンテンツ毎にコンテンツを出力する第1端末機能の設定を簡単に行うことができる。
【0015】
本発明によれば、コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末との間のコンテンツ配信方法であって、(a)前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を、前記サーバに記憶させる工程と、(b)前記サーバが、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信する工程とを備えることにより、再生等するコンテンツ毎にコンテンツを出力する第1端末機能の設定を簡単に行うことができる。
【0016】
本発明にかかるサーバによれば、コンテンツをユーザ側端末において出力する際の設定に関する設定情報を記憶する記憶手段を備え、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することにより、再生等するコンテンツ毎にコンテンツを出力するユーザ側端末の設定を簡単に行うことができる。
【0017】
本発明にかかるユーザ側端末によれば、サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末であって、前記第2端末機能を介して、コンテンツの出力要求をサーバに行う場合、当該コンテンツを第1端末機能において出力するための設定に関する設定情報の送信を前記サーバに要求することにより、再生等するコンテンツ毎にコンテンツを出力する第1端末機能の設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムの構成を示す概略図である。
【図2】実施の形態1にかかる映像端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】実施の形態1にかかる携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムでの処理を示すシーケンス図である。
【図5】実施の形態1にかかる映像端末の別の構成の例を概略的に示す機能ブロック図である。
【図6】実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムでの別の処理の例を示すシーケンス図である。
【図7】実施の形態1にかかる携帯端末の別構成を示す機能ブロック図である。
【図8】実施の形態1にかかる制御情報の、データフォーマットの一例を示す図である。
【図9】実施の形態1にかかる再生権情報の、データフォーマットの一例を示す図である。
【図10】実施の形態1にかかる設定情報の、データフォーマットの一例を示す図である。
【図11】実施の形態1にかかる設定情報の、データフォーマットの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1にかかるコンテンツ配信システム100の構成を示す概略図である。コンテンツ配信システム100は、ネットワーク170を介してそれぞれ接続される映像端末110と、携帯端末130と、コンテンツを配信するサーバ150とを備えている。ネットワーク170は、例えば、インターネット等の広域通信網である。
【0020】
映像端末110と携帯端末130とは、図示するように別個の端末として存在してもよいし、それらの機能を有する1つのユーザ側端末を構成して備えられていてもよい。配信されるコンテンツを出力する第1端末機能(映像端末110に相当)と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能(携帯端末130に相当)とが、コンテンツ配信システム内に概念的に備えられていれば足りる。
【0021】
なお本実施の形態においては、映像端末110と、携帯端末130と、サーバ150とは、同じネットワーク170に接続されているが、映像端末110とサーバ150とが接続されているネットワークと、携帯端末130とサーバ150とが接続されているネットワークとは、異なるネットワークであってもよい。
【0022】
図2は、そのうちの映像端末110の構成を概略的に示す機能ブロック図である。映像端末110は、ネットワーク170と通信を行うネットワーク手段111と、通信した信号を受信する受信手段112と、受信手段112において受信した信号を用いて制御情報を処理する制御情報処理手段118と、ネットワーク手段111と制御情報処理手段118とに接続され、映像端末110における再生動作を制御情報に従って制御する再生制御手段113と、制御情報処理手段118に接続され、制御情報に従って映像端末110の設定を行う映像端末設定手段115と、再生制御手段113による制御に従い、映像端末設定手段115において設定された映像端末110の設定状態で映像及び音声を出力する映像音声出力手段114と、映像音声出力手段114に信号を入力する入力手段116とを備える。
【0023】
ネットワーク通信手段111は、ネットワーク170を介した通信を行う。受信手段112は、携帯端末130から送信される制御情報を受信する。例えば、受信手段112は、赤外線通信、又は非接触IC等の近距離無線通信等を用いて、制御情報を受信する。制御情報とは、後述する再生権情報及び映像端末110の設定情報を含む情報である。
【0024】
制御情報処理手段118は、受信手段112を介して携帯端末130より送信される制御情報を受信して、再生権情報と設定情報とを抽出し、再生権情報を再生制御手段113に通知し、設定情報を映像端末設定手段115に通知する。
【0025】
再生制御手段113は、制御情報処理手段118から再生権情報が通知されると、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150に再生権情報を送信し、サーバ150が再生権情報を受理してその認証がなされると、再生制御手段113は、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150より対応するコンテンツデータを取得し、当該コンテンツデータのコンテンツを再生する処理を制御する。
【0026】
再生制御手段113は、取得したコンテンツを映像音声出力手段114に与えて、当該コンテンツに対応する画像を映像音声出力手段114に表示させる。ここで再生権情報とは、例えば、携帯端末130を一意に識別する携帯端末識別情報(携帯端末ID)と、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別情報(コンテンツID)と、サーバ150を一意に識別するサーバ識別情報(サーバID)と、コンテンツを利用する際の利用条件を示すコンテンツ利用条件とを含む情報である。
【0027】
コンテンツ利用条件には、例えば、有効期限、再生回数制限(利用回数)等が含まれる。サーバ識別情報としては、URI(Uniform Resource Identifier)等のアドレスを用いることができる。なお、再生権情報には、少なくとも、携帯端末識別情報と、コンテンツ識別情報とが含むものとする。
【0028】
映像音声出力手段114は、再生制御手段113からコンテンツデータを取得し、映像(画像)及び音声の出力を行う。
【0029】
映像端末設定手段115は、制御情報処理手段118から設定情報が通知されると、再生制御手段113及び映像音声出力手段114に対し、設定情報に記述された情報に基づいて、設定処理を行う。
【0030】
設定情報は、サーバ150に記憶された、コンテンツを出力する際の設定に関する情報であり、例えば、携帯端末130の携帯端末IDと、出力する音声に関する、スピーカーの高低音及び左右バランス調整等の音質設定情報と、スピーカーの音量設定情報と、出力映像に関する、映像コントラスト、黒レベル、色の濃さ、色合い調整等の画質の設定情報と、画面サイズの設定情報と、字幕表示の有無の設定情報と、コンテンツの再生制御に関する、コンテンツのチャプター再生順序、コンテンツの再生速度等の設定情報とを含む情報である。
【0031】
なお、ユーザが入力手段116を介して映像端末110の設定情報を入力し、映像端末設定手段115がその設定情報に基づいて映像端末110の設定処理を行ってもよい。この際、映像音声出力手段114において設定情報を入力するためのメニュー等を表示させることができる。
【0032】
入力手段116は、ユーザが映像端末110を操作する際、ユーザよりコマンド等の入力を受け付ける。入力手段116は、例えば、リモコンや、キーボードや、マウス等の入力デバイスにより実現することができる。
【0033】
図3は、携帯端末130の構成を概略的に示す機能ブロック図である。携帯端末130は、ネットワーク170と通信を行うネットワーク通信手段131と、信号を受信する送信手段132と、送信手段132において送信する制御情報を生成する制御情報生成手段137と、制御情報における再生権情報を管理する再生権情報管理手段133と、制御情報における設定情報を管理する設定情報管理手段134と、再生権情報管理手段133及び設定情報管理手段134に信号を入力する入力手段135と、映像(画像)を表示する表示手段136とを備える。
【0034】
ネットワーク通信手段131は、ネットワーク170を介した通信を行う。送信手段132は、映像端末110に制御情報を送信する。送信手段132は、例えば赤外線通信や、非接触IC等の近距離無線通信を用いて、制御情報を送信する。
【0035】
再生権情報管理手段133は、サーバ150から再生権情報を取得する。例えば再生権情報管理手段133は、ネットワーク170を介してサーバ150との間でコンテンツの購入処理を行い、購入したコンテンツの再生権情報をサーバ150より取得する。そして取得した再生権情報を記憶する。
【0036】
また、入力手段135を介して、ユーザから再生権情報を表示する指示があった場合には、再生権情報管理手段133は再生権情報を所定の表示形式で示した画像情報を生成し、この画像情報を表示手段136に表示させる処理を行う。ユーザは、表示手段136に表示された画像情報を確認し、入力手段135を介して、ユーザが視聴するコンテンツの再生権情報を送信するよう、再生権情報管理手段133に指示する。
【0037】
設定情報管理手段134は、サーバ150から映像端末110に対する設定情報を取得する。例えば設定情報管理手段134は、ネットワーク通信手段131を介して携帯端末130固有の携帯端末IDと、再生権情報管理手段133が記憶する再生権情報に含まれるコンテンツIDとを含む情報を送信し、サーバ150から設定情報を取得する。そして、設定情報管理手段134は、取得した設定情報を記憶する。
【0038】
設定情報管理手段134がサーバ150から取得する設定情報は、例えば、デフォルト設定としてサーバ150があらかじめ記憶している情報や、ユーザが携帯端末130の入力手段135等を用いて、コンテンツの購入時等に設定し、ネットワーク通信手段131を介してサーバ150に記憶させた情報等である。
【0039】
入力手段135は、ユーザが携帯端末130を操作する際に、ユーザからコマンド等の入力を受け付ける。入力手段135は、例えば、リモコンや、キーボードや、マウス等の入力デバイスにより実現することができる。
【0040】
また、入力手段135は、ユーザから再生権情報管理手段133に対して再生権情報の送信指示があった場合、再生権情報が送信された旨を制御情報生成手段137に対して通知する。
【0041】
表示手段136は、映像(画像)を表示する。例えば、表示手段136は、ディスプレイ等の表示デバイスにより実現することができる。
【0042】
制御情報生成手段137は、ユーザが再生権情報の送信指示を行った場合、再生権情報管理手段133が管理する、ユーザが送信指示を行った再生権情報を取得し、取得した再生権情報に含まれるコンテンツIDに基づいて、設定情報管理手段134が管理する設定情報を取得する。さらに、取得した再生権情報及び設定情報から制御情報を生成し、送信手段132を介して、生成した制御情報を映像端末110に送信する処理を行う。
【0043】
ここで、図5に示すように、映像端末210として、新たに映像端末設定通知手段117を追加した構成を備える場合には、映像端末設定通知手段117は、映像端末設定手段115に設定情報が通知された際に、映像端末210に設定されたその設定情報を取得できる。そして取得し更新した設定情報を、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150に送信し、サーバ150に記憶させるとともに、サーバ150に設定情報を通知することもできる。
【0044】
このように、映像端末設定通知手段117が、映像端末210に設定され更新された設定情報をサーバ150に通知することで、サーバ150が記憶している設定情報を、映像端末210に設定された設定情報に合わせて更新することができ、次にユーザがコンテンツ視聴等の操作を行う際に、当該更新された設定情報を用いて映像端末の設定を行うことができる。
【0045】
図8に、制御情報のデータフォーマットの例を示す。図8の制御情報は、制御情報データ長の情報と、再生権情報データ長の情報と、再生権情報と、設定情報データ長の情報と、設定情報とから構成されている。
【0046】
図9に、再生権情報のデータフォーマットの例を示す。図9の再生権情報は、携帯端末IDと、サーバID長の情報と、サーバIDと、コンテンツIDと、有効期限の情報と、利用回数の情報とから構成されている。
【0047】
図10に、設定情報のデータフォーマットの例を示す。図10の設定情報は、設定コマンド数の情報と、設定コマンド数に記述された数の設定コマンド種別の情報と、設定パラメータ長の情報と、設定パラメータの情報とから構成される。図に示すように、設定コマンド種別の情報と、設定パラメータ長の情報と、設定パラメータの情報とが組み合わされて、繰り返しの単位となっている。
【0048】
図11に、再生するチャプター番号を制御するための設定情報の例を示す。図11は、音量設定を“20”に設定する場合の例を示す。
【0049】
図11の例に示すのは、設定コマンド数として“1”、設定コマンド種別として“音量設定”、設定パラメータ長として“1”、設定パラメータとして“20”を記述したデータである。
【0050】
制御情報生成手段137は、取得した再生権情報及び設定情報から、図8〜図11に示したようなフォーマットのデータを生成し、送信手段132を介して映像端末110に送信する処理を行う。
【0051】
図4は、コンテンツ配信システム100での処理の例を示すシーケンス図である。図4では、映像端末110に対する設定情報は、あらかじめサーバ150に記憶されているものとする。
【0052】
ユーザが、携帯端末130の入力手段135を用いて、例えばコンテンツの購入操作を行う(ステップS10)と、携帯端末130の再生権情報管理手段133は、ネットワーク通信手段131を用いて、コンテンツの購入要求をサーバ150に送信する処理を行う(ステップS11)。
【0053】
このコンテンツの購入要求には、携帯端末130の携帯端末識別情報、及び、購入するコンテンツのコンテンツ識別情報が含まれ、さらにユーザの選択等により、購入するコンテンツの利用条件(例えば、有効期限、利用回数等)が含まれる。
【0054】
コンテンツの購入要求を受信したサーバ150は、このコンテンツの購入要求に対応する再生権情報を生成する(ステップS12)。そして、生成した再生権情報を携帯端末130に送信する処理を行う(ステップS13)。
【0055】
このような再生権情報を、ネットワーク通信手段131を介して受信した携帯端末130は、再生権情報管理手段133により受信した再生権情報を記憶させる。
【0056】
ユーザが携帯端末130を用いて購入したコンテンツの再生権情報により、映像端末110において当該コンテンツを視聴する場合には、ユーザは、携帯端末130の入力手段135を用いて、表示手段136に表示された当該コンテンツの再生権情報について送信指示を行い、再生権情報の送信指示が行われたことを制御情報生成手段137に通知する(ステップS15)。
【0057】
携帯端末130は、ステップS15において、再生権情報の送信指示が行われたことが制御情報生成手段137に通知されると、制御情報生成手段137は、携帯端末130の端末固有の携帯端末識別情報、及び、送信指示が行われた再生権情報に含まれるコンテンツ識別情報のいずれかを含む情報、若しくはその両方を含む情報を、ネットワーク150を介してサーバ150に送信し、サーバ150に対して設定情報送信要求を行う(ステップS16)。
【0058】
サーバ150は、設定情報送信要求に対応した設定情報を読み出し、携帯端末130に対して送信する処理を行う(ステップS17)。
【0059】
携帯端末130は、ネットワーク通信手段131を介して設定情報を受信すると、設定情報管理手段134に記憶し、制御情報生成手段137に通知する。
【0060】
制御情報生成手段137は、送信指示が行われた再生権情報について、再生権管理手段133が管理する再生権情報を取得し、取得した再生権情報に含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、設定情報管理手段134が管理する設定情報を取得し、取得した再生権情報及び設定情報から制御情報を生成し(ステップS18)、送信手段132を介して、生成した制御情報を映像端末110に送信する(ステップS19)。
【0061】
映像端末110は、携帯端末130から受信手段112を介して制御情報を受信すると、制御情報処理手段118が受信した制御情報から再生権情報及び設定情報を抽出し、設定情報を映像端末設定手段115に通知し、再生権情報を再生制御手段113に通知する。
【0062】
映像端末設定手段115は、通知された設定情報に基づいて、映像端末設定手段115により映像端末110の設定を行う(ステップS20)。
【0063】
再生制御手段113は、通知された再生権情報を、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150に送信する処理を行い(ステップS21)、サーバ150は送信された再生権情報に基づいて、映像端末110に対し、コンテンツを配信する(ステップS22)。
【0064】
映像端末110は、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150からコンテンツを受信すると、ステップS20で設定された設定に従い、再生制御手段113により受信したコンテンツの再生制御処理を行う。さらに、映像音声出力手段114を介して、ユーザに対しコンテンツの再生画面を表示する(ステップS23)。
【0065】
以上のように、本実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100によれば、ユーザがコンテンツを視聴するために、携帯端末130を用いて映像端末110に対して再生権情報の送信を指示した際に、携帯端末130の携帯端末識別情報、及び再生権情報に含まれるコンテンツ識別情報のいずれか、若しくは両方を含む情報に基づいて、サーバ150から映像端末110の設定情報を受信し、携帯端末130が再生権情報と設定情報とを含む制御情報を生成して携帯端末130から映像端末110に制御情報を送信し、映像端末110は、受信した制御情報から設定情報を抽出して、設定情報に基づいて自身の端末の設定を行い、制御情報から抽出した再生権情報を用いてコンテンツの再生、表示を行うことができる。
【0066】
つまり、ユーザがコンテンツ再生を行う際に、映像端末110の設定をユーザが指示しなくてもサーバ150に記録された携帯端末の携帯端末識別情報、若しくは再生するコンテンツのコンテンツ識別情報に基づいた設定情報に基づいて、映像端末110の設定を行うことができ、コンテンツ毎にその設定を変更するような場合でも、視聴するコンテンツ毎に映像端末を設定しなおす手間を省くことができる。
【0067】
本実施の形態では、携帯端末130は、再生権情報をサーバ150から取得するよう構成するものとして記述したが、これに限るものではなく、携帯端末130とは異なる端末でコンテンツの再生権を購入して、メモリーカード等の情報記憶媒体を用いて、購入したコンテンツに対応する再生権情報を携帯端末130の再生権情報管理手段133に記憶させるようにすることもでき、この場合、情報記憶媒体に記憶された再生権情報を、入力手段135を介して選択し、ステップS14のステップからの再生権情報送信操作から行えばよい。
【0068】
また、本実施の形態では、携帯端末130は、設定情報をサーバ150から取得するよう構成するものとして記述したが、これに限るものではなく、例えば、ユーザが、入力手段135及び表示手段136を用いて映像端末110に対する設定情報を入力し、設定情報管理手段134に記憶させておくようにすることもできる。若しくは、携帯端末130とは異なる端末で設定情報を入力し、メモリーカード等の情報記憶媒体を用いて、設定情報を携帯端末130の設定情報管理手段134に記憶させるようにすることもできる。この場合、ステップS16及びステップS17のステップを行わずに、ステップS18のステップで制御情報を生成する際に、設定情報管理手段134に記憶された設定情報を読み取るようにすればよい。
【0069】
また、本実施の形態では、携帯端末130が再生権情報を取得するサーバと設定情報を取得するサーバを同一のサーバであるとして説明したが、これに限るものではなく、再生権情報を取得するサーバと設定情報を取得するサーバが異なるサーバであってもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、携帯端末130は再生権情報と設定情報をそれぞれ個別のステップでサーバ150に取得する場合を説明したが、これに限るものではなく、例えば、携帯端末130が、サーバ150から制御情報を取得するようにしてもよい。
【0071】
図7は、サーバ150から制御情報を取得するように構成した場合の、携帯端末230の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【0072】
図7に示すように携帯端末230は、ネットワーク通信手段131、送信手段132、入力手段135、表示手段136、制御情報管理手段138とから構成される。説明の簡単化のため、携帯端末130からの変更部分である制御情報管理手段138のみについて、以下説明する。
【0073】
制御情報管理手段138は、サーバ150から制御情報を取得する。例えば、制御情報管理手段138は、ネットワーク通信手段131を介して、サーバ150との間でコンテンツの購入処理を行い、購入したコンテンツの制御情報をサーバ150より入手する。
【0074】
そして、制御情報管理手段138は、取得した制御情報を記憶する。制御情報管理手段138は、制御情報に含まれる再生権情報を表示する指示がユーザからあった場合には、制御情報に含まれる再生権情報を抽出し、再生権情報を所定の表示形式にした画像情報を生成し、この画像情報を表示手段136に表示させる処理を行う。
【0075】
ユーザが表示手段136に表示された画像情報を確認し、視聴するコンテンツの再生権情報を送信するよう入力手段135を介して指示すると、制御情報管理手段138は、管理している、ユーザが送信指示を行った再生権情報を含む制御情報を、送信手段132を介して映像端末110に送信する処理を行う。
【0076】
図6は、携帯端末230がサーバ150から制御情報を取得するようにしたコンテンツ配信システム100の処理の例を示すシーケンス図である。
【0077】
ユーザが携帯端末230の入力手段135を介して、コンテンツの購入操作を行う(ステップS31)と、携帯端末130の制御情報管理手段138は、ネットワーク通信手段131を用いて、コンテンツ購入要求をサーバ150に送信する処理を行う(ステップS32)。
【0078】
このコンテンツ購入要求には、携帯端末130の携帯端末識別情報及び、購入するコンテンツのコンテンツ識別情報が含まれ、さらにユーザの選択等により、購入するコンテンツの利用条件(例えば、有効期限、利用回数等)が含まれる。
【0079】
コンテンツ購入要求を受信したサーバ150では、このコンテンツに対応する制御情報を生成する(ステップS33)。そして、生成した制御情報を読み出し、携帯端末130に対して、送信する処理を行う(ステップS34)。
【0080】
このような制御情報を、ネットワーク通信手段131を介して受信した携帯端末230は、制御情報管理手段138により制御情報を記憶させる。
【0081】
ユーザは、購入したコンテンツを映像端末110で視聴する場合には、携帯端末230の入力手段135を介して、視聴するコンテンツの再生権情報を含む制御情報の送信操作を、表示手段136に表示される画面を介して行う(ステップS35)。このような操作が行われると、携帯端末230の制御情報管理手段138は、対応する制御情報を読み出し、送信手段132を介して映像端末110に送信する処理を行う(ステップS36)。
【0082】
映像端末110は、受信手段112を介して制御情報を受信すると、受信した制御情報に含まれる設定情報に基づいて、映像端末設定手段115により映像端末110の設定を行い(ステップS37)、さらに映像端末110は、ネットワーク通信手段111を介して、制御情報に含まれる再生権情報をサーバ150に送信する処理を行う(ステップS38)。
【0083】
サーバ150は、送信された再生権情報に基づいて、映像端末110に対してコンテンツを配信する(ステップS39)。映像端末110は、ネットワーク通信手段111を介してサーバ150からコンテンツを受信すると、ステップS20で設定された設定に従い、再生制御手段113により受信したコンテンツの再生制御処理を行い、映像音声出力手段114を介して、ユーザに対しコンテンツの再生画面を出力する(ステップS40)。
【0084】
本実施の形態では、コンテンツを出力等する端末として映像端末を備えているが、映像コンテンツに限らず、所定のサービスを提供するコンテンツを出力する端末であればよい。また、ユーザが使用する端末として携帯端末を備えているが、ユーザが入力等を行うことができる端末であれば十分であり、携帯できる場合に限るものではない。
【0085】
また、本実施の形態では、ユーザがコンテンツを視聴する際には、携帯端末130から映像端末110へ制御情報が送信され、映像端末において設定がなされた後、再生権情報がサーバ150へ送信され、これによって映像端末110は、コンテンツ配信を受けるというように制御されているが、このような制御順序に限るものではない。
【0086】
すなわち、コンテンツ配信が行われる前やコンテンツ配信が開始された後に、サーバ150に対してユーザが設定情報の要求を行い、映像端末110に送信したり、ユーザが、設定情報管理手段134に記憶された設定情報を表示させて選択し、選択した設定情報を、映像端末110に送信したりするように制御してもよい。
【0087】
ユーザから提供が出力要求された1又は複数のコンテンツの配信に当たり、サーバ150から設定情報が提供されればよく、その際の設定情報の提供形態及び提供順序等は、特に限定されるものではない。設定情報が提供される提供先も、ユーザ側端末のいずれかであれば足りる。
【0088】
<A−2.効果>
本発明にかかる実施の形態によれば、コンテンツ配信システムにおいて、コンテンツを配信するサーバ150と、サーバ150から配信されるコンテンツを出力する第1端末機能としての映像端末110と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能としての携帯端末130とを含むユーザ側端末とを備え、サーバ150は、コンテンツを映像端末110を介して出力する際の設定に関する設定情報を記憶しており、ユーザ側端末にコンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する設定情報をユーザ側端末に送信することで、再生等するコンテンツ毎にコンテンツを出力する映像端末110の設定を簡単に行うことができる。よって、ユーザが視聴するコンテンツ毎に映像端末110の設定を行う手間を省くことができる。
【0089】
また、本発明にかかる実施の形態によれば、コンテンツ配信システムにおいて、サーバ150が、少なくとも再生にかかるコンテンツの識別情報、及び、第1端末機能としての映像端末110の識別情報を含む再生権情報を記憶していることで、コンテンツの購入要求があった場合に当該再生権情報を携帯端末に送信し、出力の許可を与えることができる。
【0090】
また、本発明にかかる実施の形態によれば、コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ側端末が、第1端末機能としての映像端末110を介して、サーバ150から配信された、再生権情報に対応するコンテンツを受信することで、受信したコンテンツを、設定情報に基づいて設定した映像端末110において出力することができる。
【0091】
また、本発明にかかる実施の形態によれば、コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ側端末は、第1端末機能としての映像端末110を介して、設定情報に基づいて出力するための設定を行う際当該設定情報を更新し、更新した設定情報をサーバ150に送信し、サーバ150が、受信した設定情報に基づいて、記憶している設定情報を更新することで、次にユーザがコンテンツ視聴の操作を行う際に、更新された設定情報を用いて映像端末110の設定を行うことができる。
【0092】
また、本発明にかかる実施の形態によれば、コンテンツ配信システムにおいて、設定情報は、第1端末機能としての映像端末110を介して出力される音声の音質、音声の音量、映像の画質、映像の解像度、コンテンツのチャプター再生順序、再生速度に関連する情報のうちの少なくとも1つを含む情報であることで、当該設定情報に基づいて、映像端末110における設定を適切に行うことができる。
【符号の説明】
【0093】
100 コンテンツ配信システム、110,210 映像端末、111 ネットワーク通信手段、112 受信手段、113 再生制御手段、114 映像音声出力手段、115 映像端末設定手段、116 入力手段、117 映像端末設定通知手段、118 制御情報処理手段、130,230 携帯端末、131 ネットワーク通信手段、132 送信手段、133 再生権情報管理手段、134 設定情報管理手段、135 入力手段、136 表示手段、137 制御情報生成手段、138 制御情報管理手段、150 サーバ、170 ネットワーク。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを配信するサーバと、
前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末とを備え、
前記サーバは、
前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を記憶しており、
前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することを特徴とする、
コンテンツ配信システム。
【請求項2】
前記サーバが、少なくとも再生にかかる前記コンテンツの識別情報、及び、前記第1端末機能の識別情報を含む再生権情報を記憶していることを特徴とする、
請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項3】
前記ユーザ側端末が、前記第1端末機能を介して、前記サーバから配信された、前記再生権情報に対応する前記コンテンツを受信することを特徴とする、
請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項4】
前記ユーザ側端末は、前記第1端末機能を介して、前記設定情報に基づいて出力するための設定を行う際当該設定情報を更新し、更新した前記設定情報を前記サーバに送信し、
前記サーバが、受信した前記設定情報に基づいて、記憶している前記設定情報を更新することを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項5】
前記設定情報は、前記第1端末機能を介して出力される音声の音質、音声の音量、映像の画質、映像の解像度、コンテンツのチャプター再生順序、再生速度に関連する情報のうちの少なくとも1つを含む情報であることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項6】
前記ユーザ側端末が、前記第1端末機能を介して、前記設定情報に基づいて出力するための設定、及び、前記サーバへの前記再生権情報の送信を行うことを特徴とする、
請求項2〜5のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項7】
前記ユーザ側端末が、前記第2端末機能を介して、前記再生権情報及び前記設定情報を含む制御情報を生成し、
前記第1端末機能を介して、前記制御情報から前記設定情報を抽出し当該設定情報に基づいて出力するための設定を行い、前記制御情報から前記再生権情報を抽出し当該再生権情報を前記サーバに送信することを特徴とする、
請求項2〜6のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項8】
前記サーバは、前記ユーザにより前記コンテンツの出力要求の通知を受けた場合、出力要求された当該コンテンツに関する前記再生権情報及び当該コンテンツに関する前記設定情報を含む制御情報を前記ユーザ側端末に送信することを特徴とする、
請求項2〜7のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項9】
前記サーバが、前記コンテンツを前記ユーザ側端末に配信した後に、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に配信することを特徴とする、
請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
【請求項10】
コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末との間のコンテンツ配信方法であって、
(a)前記コンテンツを前記第1端末機能を介して出力する際の設定に関する設定情報を、前記サーバに記憶させる工程と、
(b)前記サーバが、前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり、当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信する工程とを備えることを特徴とする、
コンテンツ配信方法。
【請求項11】
コンテンツをユーザ側端末において出力する際の設定に関する設定情報を記憶する記憶手段を備え、
前記ユーザ側端末に前記コンテンツを配信するに当たり当該コンテンツに関する前記設定情報を前記ユーザ側端末に送信することを特徴とする、
サーバ。
【請求項12】
サーバから配信される前記コンテンツを出力する第1端末機能と、ユーザからの入力を受け付ける第2端末機能とを含むユーザ側端末であって、
前記第2端末機能を介して、コンテンツの出力要求をサーバに行う場合、当該コンテンツを第1端末機能において出力するための設定に関する設定情報の送信を前記サーバに要求することを特徴とする、
ユーザ側端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−248977(P2012−248977A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−117624(P2011−117624)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】