説明

コンバイン

【課題】コンデンサルームを機体左右方向に広く確保しつつ、他の機構等の配設スペースも充分に確保できるコンバインを提供する。
【解決手段】運転部の下側後方に設けたエンジンルーム21と、エンジンルーム21の上方に設けたコンデンサルーム31と、エンジンルーム21とコンデンサルーム31とを上下に仕切る仕切部33と、機体左右方向に沿ってコンデンサルーム31に配設されたコンデンサ92と、エンジンルーム21及びコンデンサルー31に対向するように、機体前後方向に沿って機体外側面に配設され、かつ、機体左右方向に厚みを有すると共にコンデンサルーム31の側に開口部41aを有する中空形状の防塵カバー41と、を備え、コンデンサ92のうち防塵カバー41の側の端部を、開口部41aから防塵カバー41内に入り込ませて、コンデンサ92をコンデンサルーム31に配設した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンルームとは別に、コンデンサを収容するコンデンサルームを備えたコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、このような技術として、特許文献1に示されるように、運転部の下側後方の空間を、仕切部(文献では、「天板」)によって、下側のエンジンルーム(文献では、「エンジンボンネット」)と、上側のコンデンサルーム(文献では、「防塵ケース」)とに分割し、エンジンルームにエンジンを収容し、コンデンサルームにコンデンサ(キャビンの空調用)を収容するものがあった。
【0003】
特許文献1に記載の技術によれば、エンジンルームと仕切部で仕切られたコンデンサルームにコンデンサを配設しているので、コンデンサはエンジンの排熱の影響を受けていない空気と熱交換を行うことができ、冷媒冷却効率が向上する。また、コンデンサルームがエンジンルームの上側に位置しているので、ワラ屑等の塵埃がコンデンサルームに到達し難く、塵埃がコンデンサに付着することが少ない。この結果、コンデンサの冷媒冷却性能の低下が発生しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−89637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、運転部の下側後方のうち、コンデンサルームの機体左右方向に隣接するスペースには、例えば、横送りコンベアの操作系のような各種機構や配線等を配備することが多く、特許文献1の技術であると、コンデンサルームの機体左右方向の大きさには限界があり、また逆に、コンデンサルームを広く確保するが故に、各種機構を配設するスペースが充分に確保できないことがあり得る。
【0006】
本発明は上記実情に鑑み、コンデンサルームを機体左右方向に広く確保しつつ、他の機構等の配設スペースも充分に確保できるコンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るコンバインの第一特徴構成は、運転部を覆うキャビンと、前記運転部の下側後方に設けたエンジンルームと、前記エンジンルームの上方に設けたコンデンサルームと、前記エンジンルームと前記コンデンサルームとを上下に仕切る仕切部と、機体左右方向に沿って前記コンデンサルームに配設されたコンデンサと、前記エンジンルーム及び前記コンデンサルームに対向するように、機体前後方向に沿って機体外側面に配設されて、前記エンジンルーム及び前記コンデンサルームに対して外気の通気を可能にし、かつ、機体左右方向に厚みを有すると共に前記コンデンサルームの側に開口部を有する中空形状の防塵カバーと、を備え、前記コンデンサのうち前記防塵カバーの側の端部を、前記開口部から前記防塵カバー内に入り込ませて、前記コンデンサを前記コンデンサルームに配設してある点にある。
【0008】
本特徴構成であれば、コンデンサの一部を防塵カバーの中空空間に入り込ませるので、防塵カバーの内部空間をコンデンサルームとして利用できる。つまり、他の機構等の配設スペースも充分に確保しつつも、防塵カバーの厚み分だけ、コンデンサルームを機体左右方向に広く確保することが可能である。
【0009】
本発明に係るコンバインの第二特徴構成は、前記防塵カバー内において、前記コンデンサルームに対向する縦壁を、前記防塵カバーの防塵網と離間させた状態で、前記コンデンサの前記端部よりも機体左右方向外側に配設してある点にある。
【0010】
例えば、エンジン冷却のために必要な通気量の方が、コンデンサが必要とする通気量よりも多い場合がある。本特徴構成であれば、防塵網のうちコンデンサルームに対向する部分から流入した外気は、縦壁が障害となってコンデンサルームには直接流入せず、縦壁の周囲に拡散される。そして、特に縦壁の下部付近に拡散された外気は、コンデンサルームの下側のエンジンルームに近付く。即ち、防塵網のうちコンデンサルームに対向する部分から流入した外気の多くは、縦壁に案内されてエンジンルームに流入可能となる。このように、本構成のように縦壁を設けるという簡易な構成で、防塵カバーからの外気を、コンデンサルームとエンジンルームとに好適な比率で分配することが可能である。
【0011】
本発明に係るコンバインの第三特徴構成は、前記仕切部を前記縦壁まで延ばし、前記仕切部のうち前記縦壁の側の端部を通気可能に構成してある点にある。
【0012】
本特徴構成によると、仕切部は縦壁まで延長されているので、コンデンサルームとエンジンルームとの区画度合いが高まり、コンデンサルームへの塵埃等の侵入を軽減できる。その一方で、仕切部のうち縦壁付近の端部からの通気は可能であるので、縦壁の下部付近に拡散された外気をコンデンサルームに流入させることが可能である。
【0013】
本発明に係るコンバインの第四特徴構成は、前記仕切部のうち前記縦壁の側の端部に、一または複数の開孔を形成してある点にある。
【0014】
本特徴構成であれば、仕切部のうち縦壁の側の端部の通気は、仕切部のうち縦壁の側の端部に形成された一又は複数の開孔から行われるので、大きな開口を設けたような場合と比較して、コンデンサルームへの塵埃等の侵入が少ない。
【0015】
本発明に係るコンバインの第五特徴構成は、前記エンジンルームと前記コンデンサルームとの間から前記運転部の後方に配設されたグレンタンクにまで至る防熱板を、前記エンジンルームの機体左右方向の幅に亘って備えた点にある。
【0016】
コンバインの構造上、エンジンルーム排熱は機体後方側へなされるが、コンデンサルームをエンジンルーム上側に設けると、エンジンルームからの排熱が、グレンタンクとの間を上昇し、コンデンサルームに流入する虞がある。本特徴構成であると、防熱板によって、エンジンルームからの排熱が上側のコンデンサルームに侵入するのを防止できる。また、防熱板によって、圃場から巻き上げられた土埃や塵埃等がコンデンサルームに侵入するのが防止され、コンデンサの目詰まりが軽減される。
【0017】
本発明に係るコンバインの第六特徴構成は、前記コンデンサルームにおいて、前記コンデンサ用のファンを、前記コンデンサの後側に隣接配設すると共に、エアクリーナを、機体左右方向に沿うように、かつ、前記エアクリーナの中心が前記ファンの回転軸芯上に位置するように、前記コンデンサの前側に配設してある点にある。
【0018】
本特徴構成によると、コンデンサルームにおいてエアクリーナがコンデンサの前側に配設されているので、コンデンサルームに流入した外気は、エアクリーナの外周部を伝いながらコンデンサに引き込まれる。この結果、エアクリーナとコンデンサとの間で対流が生じ、外気に含まれる埃のうちの一部が払い落ち、コンデンサの目詰まりが軽減される。
【0019】
ただし、エアクリーナをコンデンサの前側に配設すると、コンデンサへの通気が阻害される虞がある。しかし、本構成では、エアクリーナの中心がファンの回転軸芯上に位置するようにエアクリーナを配設してある。ファンの回転中心部にはファン用のモータが配設されているので、ファンの回転軸芯上ではそもそも空気の流れが比較的少ない。つまり、本構成のように、空気の流れが比較的少ないファンの回転軸芯上に中心を合わせてエアクリーナを配設することにより、コンデンサへの通気量に対する影響を極力低く抑えられ、コンデンサの目詰まりを防止しつつ、コンデンサの機能が低下するのを低減できる。
【0020】
本発明に係るコンバインの第七特徴構成は、前記防塵カバーの下方に機体前後方向向きの揺動軸を備えて、前記仕切部のうち少なくとも前記防塵カバーの側の部分を前記防塵カバーと共に前記揺動軸回りに揺動可能なように構成し、前記コンデンサの下端部を前記仕切部に支持する支持部材を備え、前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分を、前記支持部材のうち前記防塵カバーとは反対側の部分よりも上方に位置させてある点にある。
【0021】
本特徴構成であれば、防塵カバーを外方に揺動させてエンジンルーム及びコンデンサルームを開放すると、仕切部の一部を同時に取り外すことができるので、エンジンルームを上方から点検し易くなると共に、コンデンサルームを下方から点検し易くなる。
【0022】
また、上述したようにコンデンサの一部を防塵カバーに入り込ませると、支持部材も防塵カバーの側に寄せて配置させることになる。そして、揺動軸はキャビンの下方に備えられているので、仕切部のうち防塵カバーの側の部分を揺動軸回りに揺動させた場合、その揺動軌跡は仕切部よりも上方に突出し、揺動する仕切部の一部が、支持部材のうち防塵カバーの側の部分と干渉する虞がある。しかし、本構成では、支持部材のうち防塵カバーの側の部分を、前記支持部材のうち前記防塵カバーとは反対側の部分よりも上方に位置させてあるので、仕切部のうち防塵カバーの側の部分が揺動軸回りに揺動する際に、仕切部の揺動端が支持部材と干渉するのを防止できる。
【0023】
本発明に係るコンバインの第八特徴構成は、前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分の底面が、前記仕切部のうち前記防塵カバーの側の部分の前記揺動軸回りの揺動軌跡よりも上方に位置するように、前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分を、前記仕切部から上方に離間させてある点にある。
【0024】
本特徴構成によると、支持部材のうち防塵カバーの側の部分を仕切部から上方に離間させるという簡単な構成で、仕切部の揺動端が支持部材の底面に干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る普通型コンバインの右側面図である。
【図2】本発明に係る普通型コンバインの上面図である。
【図3】キャビン等の縦断右側面図である。
【図4】コンデンサルーム及びエンジンルームの背面図である。
【図5】コンデンサルームの縦断右側面図である。
【図6】コンデンサルームの横断上面図である。
【図7】下ステー付近の背面図である。
【図8】下ステー及び防熱プレートの取付要領を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、本発明を自脱型のコンバイン適用した実施例を図面に基づいて説明する。
【0027】
〔コンバインの全体構成〕
本発明に係るコンバインは、稲、麦等を収穫するものであって、図1及び図2に示すごとく、機体フレーム1と、機体を支持する左右一対のクローラ式の走行装置2と、機体フレーム1の前部に上下揺動可能に支持された刈取部3と、機体フレーム1の左側に配設された脱穀装置4と、機体フレーム1の右後側かつ脱穀装置4の右横側に配設されたグレンタンク5と、脱穀装置4の後側に配設された排ワラ処理装置10と、機体フレーム1の右前側に配設された運転部7と、運転部7を覆うキャビン8と、を備えている。
【0028】
刈取部3で刈取られた穀稈は、脱穀装置4に搬送されて脱穀処理され、脱穀された穀粒はグレンタンク5に貯留される。脱穀処理後の排ワラは、脱穀装置4の後部に連接された排ワラ処理装置10の上部側に受け渡される。排ワラ処理装置10には、上部側に配設された不図示の開閉シャッタと、下部側に配設されたカッタ部とが内装されている。開閉シャッタは機体前方に向けて上下揺動可能に取り付けある。開閉シャッタを上方に揺動させると、脱穀装置4からカッタ部への経路が開放され、排ワラはカッタ部によって裁断され、排ワラ処理装置10の下部から機体外部に排出される。開閉シャッタを下方に揺動させると、脱穀装置4からカッタ部への経路が閉塞され、排ワラはカッタ部には到達せず、排ワラ処理装置10の後上部から機体外部にそのままの状態で排出される。グレンタンク5に貯留された穀粒は、穀粒搬送装置6を介して機外へ排出される。なお、グレンタンク5は、グレンタンク5の後部に設けた上下方向に沿った軸芯回りに揺動開閉可能である(図2の二点鎖線参照)。
【0029】
〔穀粒搬送装置について〕
図1及び図2に示すごとく、穀粒搬送装置6は、底部コンベア61と、縦送りコンベア62と、横送りコンベア63と、を備えている。底部コンベア61は、グレンタンク5の底部に機体前後方向に沿った姿勢で配設されている。縦送りコンベア62は、機体上下方向に沿った姿勢で、底部コンベア61の終端部(機体後部側)に接続されている。横送りコンベア63は、縦送りコンベア62の終端部(機体上部側)に接続されている。穀粒は、最終的には、横送りコンベア63の終端部(先端部)から機外へ排出される。
【0030】
横送りコンベア63は、油圧シリンダ65の伸長によって、縦送りコンベア62に対して横軸芯L1回りに上下揺動可能である。さらに、縦送りコンベア62は、駆動モータ64の駆動によって、底部コンベア61に対して縦軸芯L2回りに回動可能である。即ち、横送りコンベア63は、油圧シリンダ65と駆動モータ64とを制御することによって、縦軸芯L2回りに旋回操作可能であると共に、横軸芯L1回りに上下揺動操作可能である。この結果、横送りコンベア63は、通常の作業時において、図2に示す「格納状態」に格納し、穀粒排出時において、所望の位置へ旋回及び上下揺動させることができる。
【0031】
〔キャビン及び運転部について〕
キャビン8は、図1及び図3に示すごとく、機体フレーム1等から立設された複数のピラーによってルーフ部81を支持して構成すると共に、各ピラー間に、機体前側のフロントガラス82、機体左側のサイドサッシ83、機体後側のリアサッシ84、機体右側の出入り用のドア85等を配備して構成してある。キャビン8内部には、適当に内装が施されると共に、後述する空調装置9等が備えられ、室内環境が整備されている。
【0032】
運転部7には、図2及び図3に示すごとく、運転座席71と、運転部7の前端部において腰高さまで立設され、操向レバー72aやその他の機器メータ等を配備したフロントパネル72、運転部7の左側端部において腰高さまで立設され、主変速レバー73aや副変速レバー73b等を配備したサイドパネル73等を備えている。運転座席71は、運転部7の床等に支持された座席支持台77に支持してある。サイドパネル73の後方には、上述した開閉シャッタを操作する開閉レバー74や、穀粒搬送装置6に内装されたスクリューの駆動及び停止を制御する排出クラッチレバー76や、脱穀装置4の不図示の唐箕の風量を調節する風量調節レバー75や、横送りコンベア63の旋回操作や上下揺動操作する不図示のオーガ操作系等が配設されている。
【0033】
〔空調装置について〕
本発明に係るコンバインには、図3に示すごとく、キャビン8の内部の空調を行う空調装置9が配設されている。空調装置9は、室内ユニット91、不図示のコンプレッサ、コンデンサ92等を備えている。室内ユニット91は、キャビン8の天井懐の前側部分に配設されており、特に図示はしないが、シロッコファン、エバポレータ、ヒータ等をケーシングに内装して構成してある。
【0034】
コンプレッサは、特に図示はしないが、後述するエンジンルーム21に配設すると共に、エンジン22の出力軸に連係させてある。コンプレッサは、エンジン22によって駆動して、冷媒を圧縮処理し、圧縮処理した冷媒をコンデンサ92に供給する。
【0035】
コンデンサ92は、後述するコンデンサルーム31に配設してある。コンプレッサからコンデンサ92に供給された冷媒は、後述する防塵カバー41を介してコンデンサルーム31に引き込まれた外気との熱交換によって冷却され、液化処理される。液化された冷媒は後述するレシーバ95に貯留される。冷媒がレシーバ95に貯留されている間に、冷媒中の気泡が除去される。その後、冷媒はエバポレータに供給される。
【0036】
〔防塵カバーについて〕
図1に示すごとく、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31に通気を可能にすると共に、塵埃の侵入を防止する防塵カバー41を、キャビン8の右側面(機体前後方向)に沿った状態で、ドア85の後部下側に隣接して配設してある。
【0037】
防塵カバー41は、図4に示すごとく、外周形状に沿った外フレーム42に防塵網43を張って構成してある。図4及び図6に示すごとく、外フレーム42は断面U字形状に形成してあって、防塵カバー41は、機体左右方向に厚みを有する中空形状になっている。そして、外フレーム42のエンジンルーム21及びコンデンサルーム31の側の内周端部によって、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31の側に大きく開口した開口部が構成されている。
【0038】
防塵カバー41のうち下部は、図3に示すごとく、エンジンルーム21に対向し、その下部の形状は、エンジンルーム21の側面視形状に沿っている。一方、防塵カバー41のうち上部は、コンデンサルーム31に対向しているが、その上部の形状は、コンデンサルーム31の側面視形状よりも大きい(図3参照)。そこで、開口部のうちコンデンサルーム31の側面視形状よりも大きい部分と同形状の遮蔽板45を、外フレーム42の機体左右方向内側に固定してある。そして、遮蔽板45の後端部は、後述する背部プレート78と当接させてあると共に(図6参照)、遮蔽板45の下端部は、座席支持台77の水平な部分の防塵カバー41の側の端部と当接させてある。この結果、遮蔽板45によって、防塵網43を介してキャビン8内部と外部とが連通するのが防止される。
【0039】
なお、図7に示すごとく、防塵カバー41は、防塵カバー41の下部に備えられた機体前後方向向きの揺動軸47(図1,図3,図4参照)回りに揺動開閉自在である。防塵カバー41を外側に揺動させると、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31が機体右側方に向けて開放され、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31の点検が可能である。
【0040】
〔エンジンルームについて〕
図3及び図4に示すごとく、運転座席71の下部(運転部7の下側後方)にエンジンルーム21を備え、エンジンルーム21にエンジン22を配備してある。上述した座席支持台77は、図3に示すごとく、側面視で逆L字形状の断面を有しており、座席支持台77がエンジンルーム21の上面及び前面を構成している。座席支持台77によって、エンジンルーム21と運転部7とが仕切られ、エンジン22からの排熱はキャビン8内に伝わらない。
【0041】
エンジンルーム21において、エンジン22よりも機体横外側に、機体前後方向に沿った姿勢でエンジン22冷却用のラジエータ23を備えている。エンジン22とラジエータ23との間には、ラジエータファン24を配設してある。ラジエータファン24の駆動により、外気が防塵カバー41を介してエンジンルーム21に引き込まれ、ラジエータ23及びエンジン22が冷却される。エンジンルーム21の後部は、後方のグレンタンク5の側に大きく開放されており、ラジエータ23等の冷却後の熱を持った外気は、エンジンルーム21の後部から外部に排出される。
【0042】
〔コンデンサルームについて〕
コンデンサルーム31は、図3及び図4に示すごとく、エンジンルーム21の上方かつ運転座席71の後方に設けてある。コンデンサルーム31とエンジンルーム21とは、本発明に係る「仕切部」としての仕切プレート33によって、上下に区画されている。即ち、仕切プレート33は、コンデンサルーム31の底面を構成すると共に、エンジンルーム21の上面を構成している。
【0043】
仕切プレート33は、機体フレーム1に立設された門型フレーム1a等の上部に、水平な状態で取り付けられている。仕切プレート33は、座席支持台77のうちの水平な部分の後方延長上に位置する。運転部7とコンデンサルーム31とは、運転座席71の後方の背部プレート78及び上部プレート79によって仕切られている。即ち、背部プレート78が、コンデンサルーム31の前面を構成し、上部プレート79が、コンデンサルーム31の上面を構成している。
【0044】
背部プレート78は、座席支持台77の後端部から垂直に立設されている。上部プレート79は、背部プレート78の上端部から後方に延びている。上部プレート79の後端部を上側に折り曲げて支持枠86を一体的に構成し、支持枠86の上部にリアサッシ84を取り付けてある。
【0045】
なお、図4及び図6に示すごとく、上述した開閉レバー74、風量調節レバー75、排出クラッチレバー76、オーガ操作系、それらに関するリンク機構等は、コンデンサルーム31と機体左右方向左側に隣接して配設されていることになる。
【0046】
コンデンサルーム31には、図4及び図5に示すごとく、上述したコンデンサ92と、コンデンサ92の後方に隣接して配設されたコンデンサファン93と、エアクリーナ32と、備えてある。コンデンサ92は、コンデンサファン93と共に、機体左右方向に沿った姿勢で、コンデンサルーム31の後部に配設されている。コンデンサ92の上端部は、上ステー35を介して支持枠86に取り付けられている。コンデンサ92の下端部は、下ステー36を介して仕切プレート33と共に門型フレーム1aの上部に取り付けられている(図8参照)。
【0047】
コンデンサファン93のうちグレンタンク5の側の中心部に、ファンモータ94を連結してある。コンデンサファン93は、ファンモータ94の駆動によって回転軸芯M回りに回転駆動する。コンデンサファン93の回転駆動によって、防塵カバー41や、コンデンサ92とコンデンサルーム31の後端部内周との隙間(上ステー35の両側等(図4及び図5参照))等から、外気がコンデンサルーム31に引き込まれ、その外気によってコンデンサ92の冷媒が冷却される。コンデンサルーム31の後部も、エンジンルーム21の後部と同様に、後方のグレンタンク5の側に大きく開放されており、冷媒を冷却した後の熱を持った外気は、コンデンサルーム31の後部から外部に排出される。
【0048】
このように、コンデンサ92をエンジンルーム21とは別のコンデンサルーム31に配設してあるので、コンデンサ92はエンジン22の排熱の影響を受けない。
【0049】
また、図4及び図6に示すごとく、コンデンサ92は、防塵カバー41の側の端部を、上述した開口部から防塵カバー41の内部に入り込ませてある。このように、防塵カバー41の内部空間をコンデンサルーム31として利用することで、開閉レバー74、風量調節レバー75、排出クラッチレバー76、オーガ操作系、その他配線等を配設するスペースを充分に確保しつつも、防塵カバー41の厚み分だけ、コンデンサルーム31を機体左右方向に広く確保することが可能である。
【0050】
なお、防塵カバー41の内部空間の一部をコンデンサルーム31に取り込んだので、その分、仕切プレート33も防塵カバー41の内部にまで延長してある。
【0051】
エアクリーナ32は、ルーフ部81の右後部に備えたプレクリーナ11(図2,図3参照)とダクト32bを介して連結されており、プレクリーナ11によってフィルタリングされた外気をさらに清浄化する。ダクト32bは、図3,図4に示すごとく、支持ブラケット32cを介して支持枠86に支持してある。
【0052】
図5及び図6に示すごとく、エアクリーナ32は、略円筒形状であって、コンデンサ92の前側に配設されている。エアクリーナ32は、機体左右方向に沿った姿勢で、仕切プレート33の上部に配設された台座32aに載置固定されている。台座32aは、エアクリーナ32の中心Nがコンデンサファン93の回転軸芯M上に位置するように、高さ設定してある。
【0053】
このように、エアクリーナ32がコンデンサ92の前側に配設されているので、防塵カバー41を介してコンデンサルーム31に流入した外気(図6参照)は、図5に矢印で示すごとく、ある程度エアクリーナ32の外周部の形状に沿いながらコンデンサ92に引き込まれる。この結果、エアクリーナ32とコンデンサ92との間で対流が生じ、外気に含まれる埃のうちの一部が払い落ち、コンデンサ92の目詰まりが軽減される。
【0054】
さらに、ファンの回転中心部にはファンモータ94が配設されていて、コンデンサファン93の回転軸芯M上ではそもそも空気の流れが比較的少ないところ、エアクリーナ32は、その中心Nがコンデンサファン93の回転軸芯M上に位置するように配設されているので、エアクリーナ32をコンデンサ92の前側に配設しても、コンデンサ92への通気は阻害されにくい。なお、コンデンサファン93が本発明に係る「ファン」に相当する。
【0055】
〔外気の通気量の調整について〕
図4及び図6に示すごとく、防塵カバー41の内部のうち、コンデンサ92の防塵カバー41の側の端部よりも機体左右方向外側の位置に、コンデンサルーム31に対向する「縦壁」としての風量調整板46を、機体前後方向に沿った姿勢、かつ、防塵網43と離間した状態で配設してある。
【0056】
上述したように、仕切プレート33は防塵カバー41の内部まで延長してあり、その延長した部分の外端部と風量調整板46の下端部とを連結してある。また、風量調整板46の前端部は、コンデンサルーム31の側に折り返してあり、その部分を上述した遮蔽板45の後端部に連結してある。なお、風量調整板46のその他の箇所は、外フレーム42の内面に適宜固定してある。
【0057】
風量調整板46の形状は、コンデンサルーム31の側面視形状よりもやや小さい程度に設定してある。したがって、防塵網43を介して防塵カバー41の内部に引き込まれた外気は、風量調整板46が障害となってコンデンサルーム31には直接流入せず、一旦、風量調整板46の周囲に拡散されてコンデンサルーム31に流入する。そして、特に風量調整板46の下部付近に拡散された外気は、エンジンルーム21に流入可能となる。つまり、エンジン22冷却のために必要な通気量の方が、コンデンサ92が必要とする通気量よりも多い場合等において、防塵カバー41のうちコンデンサルーム31に対向する部分からの外気を、風量調整板46をガイドとして、エンジンルーム21にも分配することができる。
【0058】
また、仕切プレート33のうち、風量調整板46付近の端部を網状の通気ネット34で構成してある。したがって、風量調整板46の下部付近からコンデンサルーム31への通気は可能であると共に、コンデンサルーム31への塵埃等の侵入が軽減される。したがって、例えば、エンジン22が多量の通気量を必要としない場合や、コンデンサ92も多量の通気量を必要とする場合に、コンデンサルーム31に好適に分配させることが可能である。このように、風量調整板46を設けるだけで、防塵カバー41のうちコンデンサルーム31に対向する部分からの外気を、状況に応じて、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31に好適な比率で分配することが出来る。
【0059】
〔防熱プレートについて〕
図1,図5,図8に示すごとく、エンジンルーム21とコンデンサルーム31との間からグレンタンク5にまで至る「防熱板」としての防熱プレート38を、エンジンルーム21の機体左右方向の幅に亘って備えてある。詳しくは、図8に示すごとく、門型フレーム1aの上部背面にアングル部材37を取付け、そのアングル部材37の上面に、防熱プレート38をボルト固定してある。防熱プレート38により、エンジンルーム21からの排熱が、グレンタンク5との間を上昇し、コンデンサルーム31に流入するのを防止できる。また、外気はコンデンサルーム31の後方からもコンデンサルーム31に流入するところ、防熱プレート38はエンジンルーム21からの排気風が上昇することを防止する役割もなすので、その排気風に乗って圃場から巻き上げられた土埃や塵埃等がコンデンサルーム31に引き込まれ、コンデンサ92に目詰まりすることも防止される。なお、防熱プレート38は、グレンタンク5の開閉揺動動作を阻害しない形状としてある。
【0060】
〔防塵カバーの開閉揺動について〕
防塵カバー41の開閉揺動について詳述する。防塵カバー41は、上述したように、図4及び図7に示すごとく、揺動軸47回りに揺動可能である。また、外フレーム42には、座席支持台77(運転座席71を含む)、背部プレート78の下部である可動部78a、仕切プレート33の防塵カバー41の側の可動部33b(通気ネット34を含む)が連結されており、これらの部材も防塵カバー41と共に揺動させることができる。よって、防塵カバー41を揺動開放すると、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31の右側面が開放されるだけでなく、エンジンルーム21の上面及び前面、コンデンサルーム31の底面の一部及び前面の一部も開放され、エンジンルーム21及びコンデンサルーム31のメンテナンス作業を行い易い。
【0061】
上記構成を採用するに際して、下ステー36の底面36cに仕切プレート33の可動部33bが干渉しないように、下ステー36のうちの防塵カバー41の側の右側部分36bの底面36cが、仕切プレート33の可動部33bの揺動軌跡Tを僅かに上方にかわすように、下ステー36の右側部分36bを仕切プレート33から上方に離間させてある。つまり、下ステー36の右側部分36bは、下ステー36のうち防塵カバー41とは反対側の左側部分36aよりも上方に位置する。具体的には、下ステー36の右側部分36bの底面36cは、右斜め上方に折り上げて構成してある。下ステー36は、下ステー36の左側部分36aのみを、仕切プレート33のうちの揺動しない固定部33aと共に門型フレーム1aの上面にボルトによって固定してある。
【0062】
なお、図4に示すごとく、ラジエータ23の機体左右方向外側面の外周部にはパッキン25を取り付けてある。防塵カバー41を閉じた状態においては、外フレーム42の機体左右方向内側面とパッキン25とが密着し、また、外フレーム42の前部と後部とに亘って取り付けられた中間プレート44と、パッキン25とが密着し、防塵網43からの外気をラジエータ23に導くシュラウドが形成される。
【0063】
〔レシーバの配置について〕
レシーバ95は、図3,図5,図6に示すごとく、コンデンサルーム31とグレンタンク5との間のスペースのうち、グレンタンク5の開閉揺動を阻害しない位置に配設してある。レシーバ95は、機体後方に向けて延びる支持ブラケット96を介して、コンデンサ92の背面右側端部に取り付けてある。よって、グレンタンク5を開放するだけで、機体の外側面付近の位置でレシーバ95を露出させることができるので、コンデンサルーム31の内部に配置した場合等と比べて、メンテナンス作業が行い易い。
【0064】
〔コンデンサファンの逆回転について〕
特に図示はしないが、コンデンサファン93は、上述した排出クラッチレバー76がON操作されている間、即ち、穀粒搬送装置6のスクリューが駆動操作され、穀粒が機外に排出されている間、逆回転するように構成してある。コンデンサファン93が逆回転すると、コンデンサ92に対して後方から外気が流れ込み、正回転時にコンデンサ92の前面に目詰まりした塵埃等が吹き飛ばされる。本構成であれば、所定の機器操作によって、定期的にコンデンサ92の清掃を自動的に行うことができ、コンデンサ92の冷媒冷却性能を長期間に亘って維持することができる。なお、穀粒の排出作業時間は、通常の刈取作業時間に対してかなり短く、メンテナンスのタイミングとしては好適である。
【0065】
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態においては、下ステー36の右側部分36bの底面36cが、仕切プレート33の可動部33bの揺動軌跡Tよりも上方に位置するように、下ステー36の右側部分36bを仕切プレート33から上方に離間させた例を示したが、これに限られるものではない。少なくとも、下ステー36の右側部分36bを左側部分36aよりも上方に位置させて、仕切プレート33の揺動端と下ステー36とが干渉しないように構成すれば良い。
【0066】
(2)上述の実施形態においては、仕切プレート33のうち風量調整板46の側の端部に網状の通気ネット34を設けた例を示したが、これに限られるものではない。通気ネット34の代わりに、仕切プレート33に、パンチング加工を施して、一または複数の開孔を直接形成しても良い。また、コンデンサ92の容量によっては、仕切プレート33のうち風量調整板46の側の端部を通気不能に構成してあっても良い。
【0067】
(3)上述の実施形態においては、コンデンサ92の上端部を支持する上ステー35を支持枠86に直接取り付けた例を示したが、これに限られるものではない。特に図示はしないが、例えば、上下の端部を門型フレーム1aと支持枠86とに固定した取付部材(角材やアングル部材37等)を備え、その取付部材に上ステー35を取り付けてあっても良い。
【0068】
(4)上述の実施形態においては、ダクト32bを支持する支持ブラケット32cを支持枠86に取り付けた例を示したが、これに限られるものではない。特に図示はしないが、例えば、コンデンサ92の上端部を支持する上ステー35に、支持ブラケット32cを取り付けても良い。
【0069】
(5)上述の実施形態においては、防熱プレート38を門型フレーム1aに取り付けた例を示したが、これに限られるものではない。特に図示はしないが、例えば、グレンタンク5の前面に防熱プレート38を取り付けても良い。
【0070】
(6)上述の実施形態において、コンデンサファン93用のファンシュラウドを設けてあっても構わない。
【0071】
(7)上述の実施形態においては、コンデンサルーム31の左隣のスペースに、開閉レバー74や横送りコンベア63の操作系等を配設する例を示したが、これに限られるものではない。このスペースを他の用途に使用しても構わない。
【0072】
(8)上述の実施形態においては、座席支持台77、背部プレート78の下部である可動部78a、仕切プレート33の防塵カバー41の側の可動部33bを防塵カバー41と共に揺動するように構成したが、これに限られるものではない。防塵カバー41と共に揺動する部材は、メンテナンスの仕方によって適宜設定すれば良い。
【0073】
(9)上述の実施形態においては、排出クラッチレバー76のON操作に基づいてコンデンサファン93が逆回転するように構成したが、他の機器操作に基づいてコンデンサファン93が逆回転するように構成してあっても良い。
【0074】
(10)上述の実施形態におけるフロントパネル72等の構成は一例に過ぎず、キャビン8内の構成は上述の実施形態に限られるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、自脱型のコンバインに限らず、普通型(全稈投入型)のコンバインに適用することも可能である。
【符号の説明】
【0076】
5 グレンタンク
7 運転部
8 キャビン
21 エンジンルーム
31 コンデンサルーム
32 エアクリーナ
33 仕切プレート(仕切部)
33b 可動部(防塵カバーの側の部分)
36 下ステー(支持部材)
36a 左側部分(防塵カバーとは反対側の部分)
36b 右側部分(防塵カバーの側の部分)
36c 底面
38 防熱プレート(防熱板)
41 防塵カバー
41a 開口部
43 防塵網
46 風量調整板(縦壁)
47 揺動軸
92 コンデンサ
93 コンデンサファン(ファン)
M 回転軸芯
N 中心
T 揺動軌跡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転部を覆うキャビンと、
前記運転部の下側後方に設けたエンジンルームと、
前記エンジンルームの上方に設けたコンデンサルームと、
前記エンジンルームと前記コンデンサルームとを上下に仕切る仕切部と、
機体左右方向に沿って前記コンデンサルームに配設されたコンデンサと、
前記エンジンルーム及び前記コンデンサルームに対向するように、機体前後方向に沿って機体外側面に配設されて、前記エンジンルーム及び前記コンデンサルームに対して外気の通気を可能にし、かつ、機体左右方向に厚みを有すると共に前記コンデンサルームの側に開口部を有する中空形状の防塵カバーと、を備え、
前記コンデンサのうち前記防塵カバーの側の端部を、前記開口部から前記防塵カバー内に入り込ませて、前記コンデンサを前記コンデンサルームに配設してあるコンバイン。
【請求項2】
前記防塵カバー内において、前記コンデンサルームに対向する縦壁を、前記防塵カバーの防塵網と離間させた状態で、前記コンデンサの前記端部よりも機体左右方向外側に配設してある請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記仕切部を前記縦壁まで延ばし、前記仕切部のうち前記縦壁の側の端部を通気可能に構成してある請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記仕切部のうち前記縦壁の側の端部に、一または複数の開孔を形成してある請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記エンジンルームと前記コンデンサルームとの間から前記運転部の後方に配設されたグレンタンクにまで至る防熱板を、前記エンジンルームの機体左右方向の幅に亘って備えた請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記コンデンサルームにおいて、前記コンデンサ用のファンを、前記コンデンサの後側に隣接配設すると共に、エアクリーナを、機体左右方向に沿うように、かつ、前記エアクリーナの中心が前記ファンの回転軸芯上に位置するように、前記コンデンサの前側に配設してある請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。
【請求項7】
前記防塵カバーの下方に機体前後方向向きの揺動軸を備えて、前記仕切部のうち少なくとも前記防塵カバーの側の部分を前記防塵カバーと共に前記揺動軸回りに揺動可能なように構成し、
前記コンデンサの下端部を前記仕切部に支持する支持部材を備え、
前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分を、前記支持部材のうち前記防塵カバーとは反対側の部分よりも上方に位置させてある請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
【請求項8】
前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分の底面が、前記仕切部のうち前記防塵カバーの側の部分の前記揺動軸回りの揺動軌跡よりも上方に位置するように、前記支持部材のうち前記防塵カバーの側の部分を、前記仕切部から上方に離間させてある請求項7に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−13332(P2013−13332A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−146237(P2011−146237)
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】