説明

コンピュータシステム

【課題】HDDの使用領域を増大させること無く、コンピュータにおけるデバイスの追加設定を容易に行うことが出来るコンピュータシステムを提供する。
【解決手段】コンピュータ10にて追加デバイスC21を使用する場合、当該追加デバイスC21と外部記憶装置E22をインターフェース16に接続することにより、外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データが、BIOSまたはOSにより認識され、当該デバイス構成データの認識に基づいて、外部記憶装置E22に記憶されている自動起動プログラムが、CPU11の制御の下、OSにより実行される。これにより、外部記憶装置E22に記憶されているレジストリデータがOSに追記され、また、外部記憶装置E22に記憶されているドライバデータとアプリケーションデータとがメモリ12に書き込まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータにドライバが設定されていないデバイスの追加設定を容易に行うことが出来るコンピュータシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
OS(Operating System)が搭載されたコンピュータには、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、ディスプレイ、キーボード、マウス等の様々なデバイスが備わっている。これらのデバイスをOSによって制御するためのプログラムは、「デバイスドライバ」と呼ばれている。尚、以下においては、デバイスドライバを単に「ドライバ」と記載する。
【0003】
ここで、上述したドライバの内、CPUやディスプレイ等の様に、初めからコンピュータの一部として構成されているデバイスのドライバは、当該コンピュータに予め設定されているが、プリンタやスキャナ等の様に、初めからコンピュータの一部として構成されていない、例えば、ユーザーによって後からコンピュータに接続されるデバイスのドライバは、当該コンピュータに予め設定されていない。
【0004】
このため、コンピュータにドライバが設定されていないデバイスを使用する場合、従来においては、当該デバイスのドライバが記憶されたフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)等の記憶媒体を用いて、当該ドライバをコンピュータに設定する方法が採られていた。
【0005】
しかしながら、フロッピーディスクやCD等の記憶媒体によるドライバの設定方法では、例えば、コンピュータが故障した場合や、コンピュータに対して新たなデバイスを追加する場合、あるいは、デバイスを使用するコンピュータを変更する場合等において、ドライバの設定を都度行わなければならないため、コンピュータの復旧作業や、新規デバイスの追加作業を迅速に行うことが容易ではない。また、ドライバの設定は、ユーザーによって行わなければならないため、デバイスの設定に煩雑さがつきまとう。
【0006】
上述した問題を解決すべく、特許文献1では、コンピュータに接続されるデバイスに、当該デバイス専用のドライバを用いることなくコンピュータにより読み出し可能なデバイス識別用メモリを備え、当該デバイス識別用メモリに、デバイスの識別情報と、コンピュータが当該デバイスを制御するためのドライバとを保持することで、コンピュータに予め設定されているドライバのみを用いて、当該デバイス専用のドライバを当該コンピュータに設定している。
【0007】
特許文献2では、コンピュータに接続されるUSB(Universal Serial Bus)接続機器に、当該USB接続機器の機能を格納したUSB主機能部と、コンピュータとUSB主機能部とのデータの送受信を行う入出力部と、USB主機能部と入出力部を繋ぐ通信機能を持つUSB制御部と、USB接続機器のドライバを格納するドライバ格納メモリと、ドライバ格納メモリからドライバを読み出してコンピュータに当該ドライバを設定するための制御プログラムを格納したメモリ制御部とを備え、コンピュータとUSB接続機器が接続された場合は、メモリ制御部により制御プログラムに従って、ドライバ格納メモリからドライバを読み出して、当該コンピュータに当該ドライバを設定している。
【0008】
特許文献3では、コンピュータに接続されるデバイス内のメモリに、当該デバイスを動作させるためのドライバを格納している。そして、コンピュータとデバイスとの間の接続がOSにより検出された場合、当該コンピュータは、デバイス内のメモリからドライバを読み込んだ後、当該ドライバを設定する。
【0009】
【特許文献1】特開2002−366501号公報
【特許文献2】特開2003−114859号公報
【特許文献3】特開2005−353073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上述した特許文献1〜3の機器やシステム等においては、通常、ドライバは、HDDに記憶されるため、コンピュータに接続するデバイスが増加するにつれて、当該ドライバによりHDDの使用領域が増大していく。
【0011】
また、デバイスの増加に伴い、当該デバイスに係るミドルウェアやアプリケーションソフト等の種々のソフトウェアもHDDに記憶されるため、HDDの使用領域が更に増大していく。
【0012】
さらに、コンピュータにてデバイスを使用する必要がなくなった場合、コンピュータに設定したデバイスのドライバや種々のソフトウェア等のデータは、ユーザー自身が削除しなければ、HDDから消去されないため、コンピュータのシステムを容易に復帰させることが出来ない。
【0013】
本発明は、上述した問題点に鑑み、HDDの使用領域を増大させること無く、コンピュータにおけるデバイスの追加設定を容易に行うことが出来るコンピュータシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係るコンピュータシステムは、コンピュータと、ドライバが当該コンピュータに設定されていない追加デバイスと、ドライバを記憶した外部記憶装置とから構成される。コンピュータは、当該コンピュータの各部における制御処理および各種データに基づく演算処理を行うCPUと、CPUによる処理に必要なデータを一時的に記憶するメモリと、OSが記憶されているHDDと、コンピュータの周辺機器であるデバイスを接続するためのインターフェースと、コンピュータの各部に電力を供給する電源装置とを備えている。そして、コンピュータにて追加デバイスを使用する場合に、当該追加デバイスと外部記憶装置をインターフェースに接続し、当該接続により、ドライバが、外部記憶装置からHDDに記憶されることなく、外部記憶装置からメモリに記憶される。
【0015】
このようにすることで、コンピュータにドライバが設定されていない追加デバイスを使用する場合に、当該追加デバイスのドライバは、メモリに記憶されるため、HDDの使用領域が増大することを抑制することができ、以って、コンピュータのシンクライアント化を図ることが出来る。また、追加デバイスと外部記憶装置が、インターフェースに接続されることにより、ドライバがメモリに記憶されるため、コンピュータの復旧作業や、新規デバイスの追加作業を迅速に行うことが可能となる。さらに、ユーザー自身が、追加デバイスのドライバをコンピュータに設定する必要が無くなるため、デバイス設定の簡易化を図ることが出来る。
【0016】
本発明のコンピュータシステムにおいて、外部記憶装置に、ドライバに加えて、追加デバイスに所定の動作を行わせるためのソフトウェアを記憶し、当該ソフトウェアをドライバと共にメモリに記憶してもよい。
【0017】
このようにすることで、追加デバイス用のソフトウェアは、メモリに記憶されるため、当該ソフトウェアの設定においても、HDDの使用領域が増大することを抑制することができ、以って、コンピュータのシンクライアント化を図ることが出来る。また、追加デバイスと外部記憶装置が、インターフェースに接続されることにより、ソフトウェアがメモリに記憶されるため、当該ソフトウェアの設定においても、コンピュータの復旧作業や、新規デバイスの追加作業を迅速に行うことが可能となる。さらに、ユーザー自身が、ソフトウェアをコンピュータに設定する必要が無くなるため、当該ソフトウェアの設定においても、デバイス設定の簡易化を図ることが出来る。
【0018】
本発明のコンピュータシステムにおいて、外部記憶装置がコンピュータから取り外された場合に、メモリに記憶されているデータを消去するデータ消去手段を設けてもよい。
【0019】
このようにすることで、ユーザー自身が、メモリに記憶されているデータ、例えば、ドライバやソフトウェアをコンピュータから削除する必要が無いため、コンピュータのシステムを容易に初期状態に復帰させることが出来る。
【0020】
本発明のコンピュータシステムにおいて、データ消去手段を、ソフトウェアに含まれるアンインストーラとし、CPUが、コンピュータから外部記憶装置が取り外されたことを検出した場合に、当該検出結果に基づいて当該アンインストーラを実行してもよい。
【0021】
このようにすることで、コンピュータから外部記憶装置が取り外された場合にのみ、アンインストーラを実行するため、ユーザーは、外部記憶装置を取り外すか否かを選択するのみで、メモリに記憶されているデータを容易に消去することが出来る。
【0022】
本発明のコンピュータシステムにおいて、データ消去手段を、揮発性の記憶媒体から構成されるメモリと電源装置とし、電源装置からメモリへの電力供給を停止することによりに、メモリのデータを消去してもよい。
【0023】
このようにすることで、コンピュータから外部記憶装置が取り外した場合における、メモリに記憶されているデータの未消去を防止することが出来る。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、コンピュータにドライバが設定されていない追加デバイスを使用する場合に、当該追加デバイスと、当該追加デバイスのドライバを記憶した外部記憶装置を、インターフェースに接続した後、当該ドライバを、外部記憶装置からHDDに記憶することなく、外部記憶装置からメモリに記憶するため、HDDの使用領域を増大させること無く、コンピュータにおけるデバイスの追加設定を容易に行うことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
尚、図1〜図2において、同一部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
【0026】
図1は、本発明の実施形態であるコンピュータシステム100の概略構成図である。コンピュータシステム100は、コンピュータ10と、追加デバイスC21と、外部記憶装置E22と、追加デバイスD23と、外部記憶装置F24とから構成される。
【0027】
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、標準デバイスA14と、標準デバイスB15と、インターフェース16と、電源装置17とを備えている。
【0028】
詳しくは、CPU11は、コンピュータ10の各部における制御処理や、各種データに基づく演算処理を行う。メモリ12は、例えば、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)から成り、CPU11による制御処理や演算処理に必要なデータを記憶する。HDD13には、OS(Operating System)やミドルウェア、アプリケーションソフト等の様々なソフトウェアが記憶されている。
【0029】
標準デバイスA14は、コンピュータ10における処理状況や処理結果等を出力するために、当該コンピュータに10に初めから備えられている出力装置であり、当該出力装置には、例えば、ディスプレイやスピーカ等が該当する。標準デバイスB15は、コンピュータ10に様々な指令やデータ等を入力するために、当該コンピュータに10に初めから備えられている入力装置であり、当該入力装置には、例えば、キーボードやマウス等が該当する。
【0030】
インターフェース16は、標準デバイスA14や標準デバイスB15、追加デバイスC21や追加デバイスD23、外部記憶装置E22や外部記憶装置F24等をコンピュータ10に接続するための接続装置(図示省略)を複数有しており、各接続装置は、例えば、USB(Universal Serial Bus)2.0や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394等の規格でそれぞれ構成されている。電源装置17は、CPU11の制御の下、コンピュータ10の各部に電力を供給する。
【0031】
ここで、メモリ12と電源装置17は、本発明におけるデータ消去手段の一実施形態である。
【0032】
次に、追加デバイスC21は、コンピュータに10に初めから備えられていない出力装置、つまり、当該コンピュータ10に追加で接続された出力装置であり、当該出力装置には、例えば、プリンタ等が該当する。追加デバイスD23は、コンピュータに10に初めから備えられていない入力装置、つまり、当該コンピュータ10に追加で接続された入力装置であり、当該入力装置には、例えば、スキャナ等が該当する。
【0033】
ここで、追加デバイスC21や追加デバイスD23は、上述した標準デバイスA14や標準デバイスB15とは異なり、コンピュータ10に追加で接続されたデバイスであるため、当該追加デバイスC21や追加デバイスD23を動作させるためのプログラム、つまり、ドライバは、当該コンピュータ10に予め設定されていない。このため、本実施形態のコンピュータシステム100においては、外部記憶装置E22に、追加デバイスC21用のドライバ等が記憶されており、外部記憶装置F24に、追加デバイスD23用のドライバ等が記憶されている。
【0034】
詳しくは、外部記憶装置E22は、図2に示す自動起動プログラムC51、デバイス構成データC52、レジストリデータC53、ドライバデータC54、アプリケーションデータC55が記憶された記憶装置であり、例えば、USBメモリやメモリカード等から成る。また、外部記憶装置F24は、図3に示す自動起動プログラムD61、デバイス構成データD62、レジストリデータD63、ドライバデータD64、アプリケーションデータD65が記憶された記憶装置であり、例えば、USBメモリやメモリカード等から成る。
【0035】
ここで、自動起動プログラムC51は、レジストリデータC53、ドライバデータC54、アプリケーションデータC55をコンピュータ10に設定するためのプログラムであり、当該自動起動プログラムC51は、インターフェース16における外部記憶装置E22の接続が、CPU11により検出された場合にのみ、当該CPU11の制御の下、HDD13に記憶されているOSによって実行される。
【0036】
同様に、自動起動プログラムD61は、レジストリデータD63、ドライバデータD64、アプリケーションデータD65をコンピュータ10に設定するためのプログラムであり、当該自動起動プログラムD61は、インターフェース16における外部記憶装置F24の接続が、CPU11により検出された場合にのみ、当該CPU11の制御の下、OSによって実行される。
【0037】
デバイス構成データC52は、追加デバイスC21の種別や型番等、当該追加デバイスC21に関する様々な情報により構成されたデータである。同様に、デバイス構成データD62は、追加デバイスD23の種別や型番等、当該追加デバイスD23に関する様々な情報により構成されたデータである。
【0038】
レジストリデータC53は、追加デバイスC21に関する環境変数等から構成されたデータであり、例えば、当該追加デバイスC21が、後述するアプリケーションデータC55に基づいて動作する際の基本的な設定が保存された変数等が含まれる。同様に、レジストリデータD63は、追加デバイスD23に関する環境変数等から構成されたデータであり、例えば、当該追加デバイスD23が、後述するアプリケーションデータD65に基づいて動作する際の基本的な設定が保存された変数等が含まれる。
【0039】
ドライバデータC54は、追加デバイスC21をCPU11により制御するためのプログラムであり、ドライバデータD64は、追加デバイスD23をCPU11により制御するためのプログラムである。
【0040】
アプリケーションデータC55は、追加デバイスC21において、ユーザーの目的に応じた作業を実行するためのソフトウェアであり、当該追加デバイスC21が、例えば、プリンタである場合は、当該プリンタにおける印刷設定等を行うためのソフトウェアである。同様に、アプリケーションデータD65は、追加デバイスD23において、ユーザーの目的に応じた作業を実行するためのソフトウェアであり、当該追加デバイスD23が、例えば、スキャナである場合は、当該スキャナにおける読込設定等を行うためのソフトウェアである。
【0041】
ここで、自動起動プログラムC51、デバイス構成データC52、レジストリデータC53、アプリケーションデータC55は、本発明におけるソフトウェアの一実施形態であり、また、自動起動プログラムD61、デバイス構成データD62、レジストリデータD63、アプリケーションデータD65も、本発明におけるソフトウェアの一実施形態である。尚、アプリケーションデータC55とアプリケーションデータD65には、それぞれ、後述するアンインストーラが含まれており、このアンインストーラは、本発明におけるデータ消去手段の一実施形態である。
【0042】
コンピュータ10にて、追加デバイスC21を使用する場合は、当該追加デバイスC21と外部記憶装置E22をインターフェース16に接続し、追加デバイスD23を使用する場合は、当該追加デバイスD23と外部記憶装置F24をインターフェース16に接続する。
【0043】
また、コンピュータ10の故障や、当該コンピュータ10の入れ替え等により、追加デバイスC21の使用を中止する場合は、当該追加デバイスC21と外部記憶装置E22をインターフェース16から取り外し、追加デバイスD23の使用を中止する場合は、当該追加デバイスD23と外部記憶装置F24をインターフェース16から取り外す。
【0044】
次に、以上の構成からなるコンピュータシステム100の動作について説明する。まず、追加デバイスC21と外部記憶装置E22をコンピュータ10に接続した場合や、追加デバイスD23と外部記憶装置F24をコンピュータ10に接続した場合の動作について、図4のフローチャートにより説明する。
【0045】
図4のステップS1では、コンピュータ10(図1)にて使用する追加デバイスを、当該コンピュータ10のインターフェース16に接続する。
【0046】
詳しくは、コンピュータ10にて使用する追加デバイスが、追加デバイスC21である場合は、インターフェース16に当該追加デバイスC21を接続する。以下同様に、コンピュータ10にて使用する追加デバイスが、追加デバイスD23である場合は、インターフェース16に当該追加デバイスD23を接続し、コンピュータ10にて使用する追加デバイスが、追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方である場合は、インターフェース16に当該追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方を接続する。
【0047】
ステップS2では、ステップS1で接続した追加デバイスのドライバ等が記憶されている外部記憶装置を、インターフェース16に接続する。
【0048】
詳しくは、インターフェース16に接続した追加デバイスが、追加デバイスC21である場合は、当該追加デバイスC21のドライバ等が記憶されている外部記憶装置E22を、当該インターフェース16に接続する。以下同様に、インターフェース16に接続した追加デバイスが、追加デバイスD23である場合は、当該追加デバイスD23のドライバ等が記憶されている外部記憶装置F24を、当該インターフェース16に接続し、インターフェース16に接続した追加デバイスが、追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方である場合は、外部記憶装置E22と外部記憶装置F24の両方を、当該インターフェース16にそれぞれ接続する。
【0049】
ステップS3において、ステップS2の実行時、つまり、外部記憶装置がコンピュータ10に接続された際の電源装置17の状態がOFFであれば(ステップS3:YES)、ステップS4へ進み、電源装置17の状態がOFFでなければ、つまり、ONであれば(ステップS3:NO)、ステップS7へ進む。
【0050】
ステップS4では、電源装置17の状態がOFFからONに切り替えられる。
【0051】
ステップS5では、ステップS4に基づいて、BIOS(Basic Input/Output System)が起動し、当該BIOSにより、外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データが認識される。
【0052】
詳しくは、ステップS2において、インターフェース16に、外部記憶装置E22が接続された場合は、当該外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52が、BIOSにより認識される。以下同様に、インターフェース16に、外部記憶装置F24が接続された場合は、当該外部記憶装置F24に記憶されているデバイス構成データD62が、BIOSにより認識され、インターフェース16に、外部記憶装置E22と外部記憶装置F24の両方が接続された場合は、各外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データC52、D62が、BIOSにより認識される。これにより、コンピュータ10によって、追加デバイスC21や追加デバイスD23の種別や型番等、当該追加デバイスに関する様々な情報が認識される。
【0053】
ステップS6では、CPU11の制御の下、HDD13に記憶されているOSが起動し、当該OSの起動後、ステップS8へ進む。
【0054】
しかしながら、ステップS3において電源装置17の状態がONである場合は、当該ステップS3において、ステップS6が実行された状態、つまり、OSが起動した状態であるため、ステップS5で述べたBIOSは起動しない。このため、ステップS3からステップS7へと進み、当該ステップS7において、起動中のOSにより、外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データが認識される。そして、当該デバイス構成データの認識後、ステップS8へ進む。尚、デバイス構成データの認識に関する詳細については、ステップS5と同様であるため、説明を省略する。
【0055】
ステップS8では、外部記憶装置に記憶されている自動起動プログラムが、OSにより実行される。
【0056】
詳しくは、インターフェース16における外部記憶装置E22の接続が、CPU11により検出された場合、つまり、ステップS5またはステップS7において、当該外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52が認識されたことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより自動起動プログラムC51が実行される。
【0057】
同様に、インターフェース16における外部記憶装置F24の接続が、CPU11により検出された場合、つまり、ステップS5またはステップS7において、当該外部記憶装置F24に記憶されているデバイス構成データD62が認識されたことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより自動起動プログラムD61が実行される。
【0058】
インターフェース16における外部記憶装置E22と外部記憶装置F24の両方の接続が、CPU11により検出された場合、つまり、ステップS5またはステップS7において、デバイス構成データC52、D62の両方が認識されたことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより自動起動プログラムC51、D61がそれぞれ実行される。
【0059】
ステップS9では、OSの再起動が不要か否かが検証され、当該検証の結果、OSの再起動が不要な場合(ステップS9:YES)は、OSの再起動を行うことなくステップS11へ進み、OSの再起動が必要な場合(ステップS9:NO)は、OSの再起動を行うべくステップS10へ進んだ後、ステップS11へ進む。
【0060】
詳しくは、ステップS5またはステップS7において認識済みのデバイス構成データが、デバイス構成データC52である場合、当該デバイス構成データC52が有するOSの再起動の要否に関する情報を検証し、当該検証結果に基づいて、OSの再起動を行うか否かを決定する。
【0061】
同様に、ステップS5またはステップS7において認識済みのデバイス構成データが、デバイス構成データD62である場合、当該デバイス構成データD62が有するOSの再起動の要否に関する情報を検証し、当該検証結果に基づいて、OSの再起動を行うか否かを決定する。
【0062】
ステップS5またはステップS7において認識済みのデバイス構成データが、デバイス構成データC52とデバイス構成データD62である場合、当該デバイス構成データC52、D62とがそれぞれ有するOSの再起動の要否に関する情報を検証し、当該各検証結果に基づいて、OSの再起動を行うか否かを決定する。
【0063】
ステップS10では、ステップS9での検証結果に基づいて、OSの再起動が行われる。
【0064】
詳しくは、ステップS9で検証されたデバイス構成データが、デバイス構成データC52である場合、当該デバイス構成データC52は、OSの再起動を要する情報を有しているため、当該情報に基づいてOSの再起動が行われる。
【0065】
同様に、ステップS9で検証されたデバイス構成データが、デバイス構成データD62である場合、当該デバイス構成データD62は、OSの再起動を要する情報を有しているため、当該情報に基づいてOSの再起動が行われる。
【0066】
また、ステップS9で検証されたデバイス構成データが、デバイス構成データC52とデバイス構成データD62である場合、当該デバイス構成データC52および/またはD62は、OSの再起動を要する情報を有しているため、当該情報に基づいてOSの再起動が行われる。
【0067】
ステップS11では、外部記憶装置に記憶されているレジストリデータが、OSに追記される。
【0068】
詳しくは、ステップS8にて実行された自動起動プログラムが、自動起動プログラムC51である場合、当該自動起動プログラムC51に従って、レジストリデータC53がOSに追記され、これにより、OSの更新が行われる。
【0069】
同様に、ステップS8にて実行された自動起動プログラムが、自動起動プログラムD61である場合、当該自動起動プログラムD61に従って、レジストリデータD63がOSに追記され、これにより、OSの更新が行われる。
【0070】
ステップS8にて実行された自動起動プログラムが、自動起動プログラムC51と自動起動プログラムD61である場合、当該自動起動プログラムC51、D61に従って、レジストリデータC53、D63がOSに追記され、これにより、OSの更新が行われる。
【0071】
ステップS12では、ステップS11に引き続き、自動起動プログラムに従って、外部記憶装置に記憶されているドライバデータおよびアプリケーションデータをメモリ12に書き込む。この場合、これらのデータは、不揮発性メモリであるEEPROMに書き込まれる。
【0072】
詳しくは、ステップS11にてOSに追記されたレジストリデータが、レジストリデータC53である場合、自動起動プログラムC51に従って、ドライバデータC54およびアプリケーションデータC55が、メモリ12に書き込まれる。
【0073】
同様に、ステップS11にてOSに追記されたレジストリデータが、レジストリデータD63である場合、自動起動プログラムD61に従って、ドライバデータD64およびアプリケーションデータD65が、メモリ12に書き込まれる。
【0074】
ステップS11にてOSに追記されたレジストリデータが、レジストリデータC53とレジストリデータD63である場合、自動起動プログラムC51に従って、ドライバデータC54およびアプリケーションデータC55が、メモリ12に書き込まれ、自動起動プログラムD61に従って、ドライバデータD64およびアプリケーションデータD65が、メモリ12に書き込まれる。
【0075】
ステップS13では、ステップS1でコンピュータ10のインターフェース16に接続した追加デバイスが、使用可能となる。
【0076】
詳しくは、ステップS1で接続した追加デバイスが、追加デバイスC21である場合は、メモリ12に記憶されたドライバデータC54やアプリケーションデータC55に基づいて、当該追加デバイスC21が、コンピュータ10にて使用可能となる。
【0077】
同様に、ステップS1で接続した追加デバイスが、追加デバイスD23である場合は、メモリ12に記憶されたドライバデータD64やアプリケーションデータD65に基づいて、当該追加デバイスD23が、コンピュータ10にて使用可能となる。
【0078】
また、ステップS1で接続した追加デバイスが、追加デバイスC21と追加デバイスD23である場合は、メモリ12に記憶されたドライバデータC54やアプリケーションデータC55、および、ドライバデータD64やアプリケーションデータD65に基づいて、当該追加デバイスC21と追加デバイスD23が、コンピュータ10にて使用可能となる。
【0079】
次に、追加デバイスC21と外部記憶装置E22をコンピュータ10から取り外した場合や、追加デバイスD23と外部記憶装置F24をコンピュータ10から取り外した場合のコンピュータシステム100の動作について、図5のフローチャートにより説明する。
【0080】
図5のステップS21では、コンピュータ10にて使用していた追加デバイスを、当該コンピュータ10のインターフェース16から取り外す。
【0081】
詳しくは、コンピュータ10にて使用していた追加デバイスが、追加デバイスC21である場合は、インターフェース16から当該追加デバイスC21を取り外す。以下同様に、コンピュータ10にて使用していた追加デバイスが、追加デバイスD23である場合は、インターフェース16から当該追加デバイスD23を取り外し、コンピュータ10にて使用していた追加デバイスが、追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方である場合は、インターフェース16から当該追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方を取り外す。
【0082】
ステップS22では、ステップS21で取り外した追加デバイスのドライバ等が記憶されている外部記憶装置を、インターフェース16から取り外す。
【0083】
詳しくは、インターフェース16から取り外した追加デバイスが、追加デバイスC21である場合は、当該追加デバイスC21のドライバ等が記憶されている外部記憶装置E22を、当該インターフェース16から取り外す。以下同様に、インターフェース16から取り外した追加デバイスが、追加デバイスD23である場合は、当該追加デバイスD23のドライバ等が記憶されている外部記憶装置F24を、当該インターフェース16から取り外し、インターフェース16から取り外した追加デバイスが、追加デバイスC21と追加デバイスD23の両方である場合は、外部記憶装置E22と外部記憶装置F24の両方を、当該インターフェース16からそれぞれ取り外す。
【0084】
ステップS23において、ステップS22の実行時、つまり、外部記憶装置をコンピュータ10から取り外す際の電源装置17の状態がOFFであれば(ステップS23:YES)、ステップS24へ進み、電源装置17の状態がOFFでなければ、つまり、ONであれば(ステップS23:NO)、ステップS27へ進む。
【0085】
ステップS24では、電源装置17の状態がOFFからONに切り替えられる。
【0086】
ステップS25では、ステップS24に基づいてBIOSが起動するが、当該BIOSは、外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データを認識することが出来ない。
【0087】
詳しくは、ステップS22において、インターフェース16から、外部記憶装置E22を取り外した場合は、当該外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52を、BIOSにより認識することが出来なくなる。以下同様に、インターフェース16から、外部記憶装置F24を取り外した場合は、当該外部記憶装置F24に記憶されているデバイス構成データD62を、BIOSにより認識することが出来なくなり、インターフェース16から、外部記憶装置E22と外部記憶装置F24の両方を取り外した場合は、各外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データC52、D62を、BIOSにより認識することが出来なくなる。これにより、コンピュータ10によって、追加デバイスC21や追加デバイスD23の種別や型番等、当該追加デバイスに関する様々な情報を認識出来なくなる。
【0088】
ステップS26では、CPU11の制御の下、OSが起動し、当該OSの起動後、ステップS28へ進む。
【0089】
しかしながら、ステップS23において電源装置17の状態がONである場合は、当該ステップS23において、ステップS26が実行された状態、つまり、OSが起動した状態であるため、ステップS25で述べたBIOSは起動しない。このため、ステップS23からステップS27へと進むが、当該ステップS27において、外部記憶装置に記憶されているデバイス構成データを、起動中のOSにより認識することが出来ない。このため、当該デバイス構成データを認識しないまま、ステップS28へ進む。尚、デバイス構成データの不認識に関する詳細については、ステップS25と同様であるため、説明を省略する。
【0090】
ステップS28では、図4中のステップS12において、メモリ12に書き込まれたアプリケーションデータに含まれるアンインストーラが、OSにより実行される。
【0091】
詳しくは、インターフェース16における外部記憶装置E22の接続が、CPU11により検出されない場合、つまり、ステップS25またはステップS27において、当該外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52が認識されないことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより、メモリ12に記憶されているアプリケーションデータC55に含まれるアンインストーラ(図示省略)が実行される。これにより、図4のステップS11においてOSに追記されたレジストリデータC53と、図4のステップS12においてメモリ12に書き込まれたドライバデータC54およびアプリケーションデータC55が削除される。
【0092】
同様に、インターフェース16における外部記憶装置F24の接続が、CPU11により検出されない場合、つまり、ステップS25またはステップS27において、当該外部記憶装置F24に記憶されているデバイス構成データD62が認識されないことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより、メモリ12に記憶されているアプリケーションデータD65に含まれるアンインストーラ(図示省略)が実行される。これにより、図4のステップS11においてOSに追記されたレジストリデータD63と、図4のステップS12においてメモリ12に書き込まれたドライバデータD64およびアプリケーションデータD65が削除される。
【0093】
インターフェース16における外部記憶装置E22および/またはF24が、CPU11により検出されない場合、つまり、ステップS25またはステップS27において、デバイス構成データC52および/またはD62が認識されないことに基づいて、当該CPU11の制御の下、OSにより、メモリ12に記憶されているアプリケーションデータC55に含まれるアンインストーラおよび/またはアプリケーションデータD65に含まれるアンインストーラが実行される。これにより、図4のステップS11においてOSに追記されたレジストリデータC53と、図4のステップS12においてメモリ12に書き込まれたドライバデータC54およびアプリケーションデータC55、および/または、図4のステップS11においてOSに追記されたレジストリデータD63と、図4のステップS12においてメモリ12に書き込まれたドライバデータD64およびアプリケーションデータD65が削除される。
【0094】
ステップS29では、ステップS22で、コンピュータ10のインターフェース16から取り外した外部記憶装置に対応する追加デバイスが使用不可能となる。
【0095】
詳しくは、ステップS22で取り外した外部記憶装置が、外部記憶装置E22である場合は、使用時に当該外部記憶装置E22を必要とする追加デバイスC21が、コンピュータ10にて使用不可能となる。
【0096】
同様に、ステップS22で取り外した外部記憶装置が、外部記憶装置F24である場合は、使用時に当該外部記憶装置F24を必要とする追加デバイスD23が、コンピュータ10にて使用不可能となる。
【0097】
また、ステップS22で取り外した外部記憶装置が、外部記憶装置E22と外部記憶装置F24である場合は、使用時に当該外部記憶装置E22を必要とする追加デバイスC21と、使用時に当該外部記憶装置F24を必要とする追加デバイスD23が、コンピュータ10にて使用不可能となる。
【0098】
このように、上述したコンピュータシステム100においては、例えば、コンピュータ10にて追加デバイスC21を使用する場合、当該追加デバイスC21と外部記憶装置E22をインターフェース16に接続することにより、外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52が、BIOSまたはOSにより認識され、当該デバイス構成データC52の認識に基づいて、外部記憶装置E22に記憶されている自動起動プログラムC51が、CPU11の制御の下、OSにより実行される。
【0099】
これにより、ドライバデータC54とアプリケーションデータC55は、HDD13ではなく、メモリ12に書き込まれるため、HDD13の使用領域が増大することを抑制することができ、以って、コンピュータ10のシンクライアント化を図ることが出来る。また、レジストリデータC53がOSに追記されると共に、ドライバデータC54とアプリケーションデータC55とがメモリ12に書き込まれるため、コンピュータの復旧作業や、新規デバイスの追加作業を迅速に行うことが可能となる。さらに、ユーザー自身が、ドライバデータC54とアプリケーションデータC55をコンピュータ10に設定する必要が無いため、デバイスの追加設定の簡易化を図ることが出来る。
【0100】
また、例えば、コンピュータ10における追加デバイスC21の使用を中止する場合、当該追加デバイスC21と外部記憶装置E22をインターフェース16から取り外すことにより、外部記憶装置E22に記憶されているデバイス構成データC52を、BIOSまたはOSにより認識することが出来なくなるため、当該デバイス構成データC52の不認識に基づいて、CPU11の制御の下、OSにより、メモリ12に記憶されているアプリケーションデータC55に含まれるアンインストーラが実行される。これにより、ユーザー自身が、当該ドライバデータC54とアプリケーションデータC55をコンピュータ10から削除する必要が無いため、コンピュータのシステムを容易に初期状態に復帰させることが出来る。
【0101】
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、メモリ12におけるEEPROM、つまり、不揮発性の記憶媒体に外部記憶装置のデータを書き込んだが、これに限られず、RAM等の揮発性の記憶媒体に外部記憶装置のデータを書き込んでもよい。尚、この場合、電力の供給が中断することにより、当該記憶媒体中のデータは消失してしまうため、図5のステップS23にて電源装置17の電源がOFFの場合は、ステップS28におけるアンインストーラの実行は不要となる。
【0102】
また、上記実施形態においては、外部記憶装置E22、F24をUSBメモリやメモリカード等としたが、これに限られず、その他の外部記憶装置を用いてもよい。
【0103】
さらに、上記実施形態においては、追加デバイスC21と外部記憶装置E22とを別々の装置としたが、これに限られず、図6で示されるような、追加デバイスC21と外部記憶装置E22とが一体化した一体型追加デバイス31としてもよい。追加デバイスD23と外部記憶装置F24についても同様に、図7で示されるような、追加デバイスD23と外部記憶装置F24とが一体化した一体型追加デバイス33としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明の実施形態であるコンピュータシステムの概略構成図である。
【図2】外部記憶装置に記憶されている各種データを示した図である。
【図3】外部記憶装置に記憶されている各種データを示した図である。
【図4】追加デバイスと外部記憶装置をコンピュータに接続した場合のコンピュータシステムの動作を示したフローチャートである。
【図5】追加デバイスと外部記憶装置をコンピュータから取り外した場合のコンピュータシステムの動作を示したフローチャートである。
【図6】追加デバイスと外部記憶装置の他の実施形態を示した図である。
【図7】追加デバイスと外部記憶装置の他の実施形態を示した図である。
【符号の説明】
【0105】
10 コンピュータ
11 CPU
12 メモリ
13 HDD
17 電源装置
21,23 追加デバイス
22,24 外部記憶装置
100 コンピュータシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータの各部における制御処理および各種データに基づく演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、
前記CPUによる処理に必要なデータを一時的に記憶するメモリと、
OS(Operating System)が記憶されているHDD(Hard Disk Drive)と、
前記コンピュータの周辺機器であるデバイスを接続するためのインターフェースと、
前記コンピュータの各部に電力を供給する電源装置と、
を備えたコンピュータと、
ドライバが前記コンピュータに設定されていない追加デバイスと、
から構成されるコンピュータシステムにおいて、
前記ドライバを記憶した外部記憶装置を設け、
前記コンピュータにて前記追加デバイスを使用する場合に、当該追加デバイスと前記外部記憶装置を、前記インターフェースに接続し、当該接続により、前記ドライバが、前記外部記憶装置から前記HDDに記憶されることなく、前記外部記憶装置から前記メモリに記憶されることを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記外部記憶装置に、前記ドライバに加えて、前記追加デバイスに所定の動作を行わせるためのソフトウェアを記憶し、
前記ソフトウェアは、前記ドライバと共に、前記メモリに記憶されることを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記外部記憶装置が、前記コンピュータから取り外された場合に、前記メモリに記憶されているデータを消去するデータ消去手段を設けたことを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項4】
請求項3に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記データ消去手段は、前記ソフトウェアに含まれるアンインストーラであり、前記アンインストーラは、前記CPUが、前記コンピュータから前記外部記憶装置が取り外されたことを検出した場合に、当該検出結果に基づいて実行されることを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項5】
請求項3に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記データ消去手段は、揮発性の記憶媒体から構成される前記メモリと、前記電源装置であり、前記電源装置から前記メモリへの電力供給を停止することにより、前記メモリのデータを消去することを特徴とするコンピュータシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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