説明

コンピュータ装置およびコンピュータシステム

【課題】キーボードとコンピュータ装置本体との間で接点を介さずにキーボードの充電を行う。
【解決手段】キーボード200は、充電池部220から供給された電力により、キー入力に応じた信号を送信部230から無線により送信する。キーボード200の装着部290はコンピュータ装置100の装着部190に装着される。コンピュータ装置100の充電回路120はコイル110および210を介してキーボード200の充電池部220に対して無接点により電力を伝送する。開閉センサ180は装着されたキーボード200の回転状態を検知して、充電回路120における充電の可否を制御することができる。また、コイル110および210の配置によってはキーボード200の回転状態によって必然的に充電の可否が制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータシステムに関し、特にキーボードとコンピュータ装置との間の信号のやりとりが無線を介して行われるコンピュータシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータシステムにおいて、キーボードは文字入力のための基本的な入力装置として用いられている。このキーボードは、例えば、PS/2(Personal System/2)ポートやUSB(Universal Serial Bus)等の有線インターフェースによってコンピュータ装置(本体)に接続されることが多い。
【0003】
これに対して、近年では、有線インターフェースを使用せずに、赤外線などの無線インターフェースによってキーボードからコンピュータ装置に対して入力信号の伝達を行うコンピュータシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平8−286791号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キーボードとコンピュータ装置との間の接続を無線インターフェースにより実現するためには、コンピュータ装置のみならずキーボード側にも電源が必要になる。上述の従来技術では、キーボードに充電池を設け、キーボード側の端子と本体側の端子とを接触させることにより充電を行っている。
【0005】
しかしながら、端子同士を接触させることによる接点式の電力伝送を採用した場合、接点部分の接触状態を良好に保つことが容易ではなく、接触不良が生じ易いという問題がある。特に、キーボードを本体に装着した状態でキー入力操作が行われる場合には接点部分に負荷がかかり、接触状態に変動をきたし易い。また、キーボードが本体側に折り畳まれるように可動する場合には、接点部分に磨耗などを生じ易い。
【0006】
そこで、本発明は、キーボードとコンピュータ装置本体との間で接点を介さずにキーボードの充電を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、キーボードのキー入力に応じて無線により送信された信号を受信する受信手段と、上記キーボードを装着し得る装着手段と、少なくとも上記装着手段に上記キーボードが装着されている間は上記キーボードに内蔵される充電池に対して無接点で電力を伝送する電力伝送手段とを具備することを特徴とするコンピュータ装置である。これにより、コンピュータ装置に装着されたキーボードの充電池を無接点により充電させるという作用をもたらす。
【0008】
また、この第1の側面において、上記電力伝送手段は、上記キーボードの装着状態に応じて上記充電池に対する電力の伝送を制御してもよい。これにより、コンピュータ装置に装着されたキーボードの装着状態に応じて充電池の充電を制御させるという作用をもたらす。なお、装着状態としては、装着の有無や、折畳み状態にあるか否かなどが考えられる。
【0009】
また、この第1の側面において、上記電力伝送手段は、当該コンピュータ装置において実行されているプログラムの種類に応じて上記充電池に対する電力の伝送を制御してもよい。これにより、コンピュータ装置において実行されているプログラムの種類に応じて充電池の充電を制御させるという作用をもたらす。
【0010】
また、この第1の側面において、上記装着手段は、上記キーボードの所定の1辺を中心として回転可能に支持する部材であってもよい。この場合において、上記キーボードの回転状態を検出する検出手段をさらに具備して、上記電力伝送手段が上記キーボードの回転状態に応じて上記充電池に対する電力の伝送を制御するようにしてもよい。このとき、上記電力伝送手段は、上記キーボードの回転状態が所定の条件を満たしている状態であれば上記充電池に対する電力の伝送を行い、それ以外の状態であれば上記充電池に対する電力の伝送を行わないように制御してもよい。特に、上記電力伝送手段は、上記キーボードが折り畳まれている状態であれば上記充電池に対する電力の伝送を行い、それ以外の状態であれば上記充電池に対する電力の伝送を行わないようにしてもよい。
【0011】
また、この第1の側面において、上記電力伝送手段が上記充電池に対して電力を伝送している間においては充電中である旨を表示する表示手段をさらに具備してもよい。これにより、充電中である旨を使用者に喚起させるという作用をもたらす。
【0012】
また、本発明の第2の側面は、キー入力に応じた信号をコンピュータ装置に対して無線により送信する送信手段と、上記送信手段に電力を供給する充電池と、上記コンピュータ装置に装着するための装着手段と、少なくとも上記装着手段によって上記コンピュータ装置に装着されている間は上記充電池に対して上記コンピュータ装置から無接点で電力の伝送を受ける電力伝送手段とを具備することを特徴とするキーボードである。これにより、キーボードの充電池をコンピュータ装置(本体)から無接点により充電させるという作用をもたらす。
【0013】
また、本発明の第3の側面は、充電池を内蔵してキー入力に応じた信号を無線により送信するキーボードと、上記キーボードから送信された上記信号を受信する受信手段と、上記キーボードを装着し得る装着手段と、少なくとも上記装着手段に上記キーボードが装着されている間は上記キーボードの上記充電池に対して無接点で電力を伝送する電力伝送手段とを具備することを特徴とするコンピュータシステムである。これにより、コンピュータ装置に装着されたキーボードの充電池を無接点により充電させるという作用をもたらす。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、キーボードとコンピュータ装置本体との間で接点を介さずにキーボードの充電を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成例を示す図である。このコンピュータシステムは、コンピュータ装置(本体)100およびキーボード200を備えている。コンピュータ装置100は、コイル110と、充電回路120と、受信部130と、表示部150と、板金170と、開閉センサ180と、装着部190とを備えている。また、キーボード200は、コイル210と、充電池部220と、送信部230と、磁石270および280と、装着部290とを備えている。
【0017】
キーボード200は(図示しない)キーを備えており、キー入力に応じた信号を生成する。送信部230は、キー入力に応じた信号を無線により送信するものである。この送信方式としては、例えば、赤外線や電波などを利用することができる。
【0018】
充電池部220は、キーボード200内の送信部230などの動作に必要な電源を供給するものである。この充電池部220は、コンピュータ装置100から伝送された電力を、コイル210を介して受け取り、充電動作を行う。
【0019】
装着部290は、コンピュータ装置100に装着される部材であり、例えばプランジャー等を用いることができる。磁石270は、装着部290によってコンピュータ装置100に装着された際、コンピュータ装置100の板金170との間で働く磁力によって、キーボード200が折り畳まれた状態を維持するものである。また、磁石280は、コンピュータ装置100の開閉センサ180に対して磁力を与えるものである。これにより、開閉センサ180は、キーボード200の回転状態を検知することができる。
【0020】
コンピュータ装置100において、充電回路120は、キーボード200の充電池部220を充電させるための回路である。この充電回路120にはコイル110が接続されており、このコンピュータ装置100のコイル110とキーボード200のコイル210との間で無接点により電力が伝送される。
【0021】
受信部130は、キーボード200の送信部230から送信された信号を受信するものである。表示部150は、コンピュータ装置100における処理に応じた表示を行うものである。
【0022】
装着部190は、キーボード200の装着部290が装着される部材である。装着部290としてプランジャーが用いられる場合、キーボード200は、装着部190を中心として回転可能になる。板金170は、キーボード200が折り畳まれた状態になった際に、キーボード200の磁石270との間で磁力により吸引して、その状態を維持するものである。なお、ここではコンピュータ装置100側に板金170を設ける例について説明したが、板金170の代わりに磁石を設けてもよい。
【0023】
開閉センサ180は、装着部190に装着されたキーボード200の回転状態を検出するものである。この開閉センサ180は、例えば、磁石280からの磁力を検出することによりキーボード200が折り畳まれた状態か否かを検出する。なお、ここでは磁力を利用した例について説明したが、これ以外にも機械的応力を利用して開閉を検出するものが考えられる。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの充電に関する構成例を示す図である。上述のように、コンピュータ装置100はキーボード200に対して、コイル110および210を介して無接点により電力を伝送する。
【0025】
コンピュータ装置100は、コイル110に加えて、充電回路120として、電源121と、コンデンサ122と、充電制御部125とを備えている。コンデンサ122は共振用のコンデンサであり、電源121からの電力をコイル110に供給するものである。
【0026】
充電制御部125は、充電回路120の動作を制御するものである。この充電制御部125は、開閉センサ180によって検知されたキーボード200の回転状態によって充電の可否を制御することができる。例えば、装着部190にキーボードが装着されたキーボード200が折り畳まれていない状態ではキー入力による信号の送信が送信部230によって行われる可能性があるため、キーボード200が折り畳まれた状態にある間のみ充電を行うようにしてもよい。一方、定常状態ではキー入力が行われないような特定のアプリケーションプログラム(例えば、DVD再生ソフト等)がコンピュータ装置100において実行されている場合には、キーボード200が折り畳まれていない状態であっても充電を行うようにしてもよい。これらの設定は、メニュー画面などを介してユーザが任意に選択できることが望ましい。
【0027】
キーボード200は、コイル210に加えて、充電池部220として、コンデンサ222と、ダイオード223と、コンデンサ224と、充電池229とを備えている。コンデンサ222は、共振用のコンデンサである。ダイオード223は、コイル210に発生した誘起電圧を整流するダイオードである。また、コンデンサ224は、コイル210に発生した誘起電圧を平滑するコンデンサである。充電池229は、これらの回路を介して充電される充電池であり、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などが用いられる。
【0028】
図3は、本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の一例を示す斜視図である。この例では、コンピュータ装置100の装着部190にキーボード200の装着部290が装着されている。また、キーボード200は装着部190を中心として回転可能であるが、ここではキーボード200が折り畳まれていない状態を示している。
【0029】
図4は、本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の一例を示す側面図である。この例では、キーボード200が装着部190を中心として回転して、折り畳まれた状態を示している。
【0030】
コンピュータ装置100のコイル110とキーボード200のコイル210は近接しており、無接点で電力の伝送が可能な状態になっている。
【0031】
図5は、本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の他の例を示す側面図である。この例では、キーボード200が折り畳まれていない状態を示している。
【0032】
この例によるコイル配置では、キーボード200が折り畳まれていない状態ではコンピュータ装置100のコイル110とキーボード200のコイル210が近接しなくなるため、開閉センサ180を設けることなくキーボード200の折畳み状態によって必然的に充電の可否が制御される。すなわち、キーボード200が折り畳まれている状態では充電が行われ、キーボード200が折り畳まれていない状態では充電は行われない。
【0033】
これに対し、コイルの配置を変えて、キーボード200の折畳み状態にかかわらず常に電力の伝送が可能な状態にしておくことにより、上述のように充電制御部125によって任意の設定が可能になる。電力の伝送が可能な状態になる距離はコイルの容量などに左右されるため、使用条件に合わせてコイルの配置を決定するとよい。
【0034】
図6は、本発明の実施の形態におけるキーボード200の一例の裏面図である。キーボード200が折り畳まれている状態では、この面がユーザの視界に触れることになる。そのため、キーボード200の裏面の何れかにその製品のロゴマークが付される場合がある。このロゴマークは、充電中においてはその色や輝度を変化させて、充電中である旨を示すようにしてもよい。また、これはロゴマークに限定されるものではなく、例えば、充電中を示すランプ228等をキーボード200の裏面に設けてもよい。
【0035】
キーボード200の一端には、既述のように、装着部290が設けられる。ここでは、装着部290としてプランジャーを用いた例について説明する。
【0036】
図7は、本発明の実施の形態における装着部290の一例の拡大図である。装着部290は、プランジャーにより構成されており、図7(a)のようにコンピュータ装置100の装着部190を左右から挟み込むように装着される。
【0037】
プランジャー291は、内部にバネを有しており、突起部292を内部から外側に向けて押し出すように配している。これにより、突起部292は、図7(b)のように先端方向に移動可能になっている。したがって、この突起部292によって装着部190の窪みを左右から挟み込むことにより、装着部290を装着することができる。
【0038】
また、装着部190の窪みおよび突起部292の表面は曲面状になっていることから、装着部190の窪みを中心として回転するヒンジ機構を構成する。これにより、図4および図5のようにキーボード200の一辺を中心として回転動作が可能になっている。但し、このプランジャーの挟持力によるトルクはあまり強くないため、キーボード200の折畳時には図1の板金170および磁石270によって装着を安定させることが望ましい。なお、この装着部190と290との間の接点では電力の伝送は行われない。
【0039】
本発明の実施の形態では、充電中の表示をキーボード200の裏面に設ける例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、コンピュータ装置100の表示部150に充電中表示151を表示するようにしてもよい。
【0040】
図9は、本発明の実施の形態における充電制御の処理手順例を示すフローチャートである。ここでは、キーボード200が折り畳まれている状態(キーボード閉状態)にのみ充電が行われる例について説明する。
【0041】
まず、キーボード200の回転状態が判断され、キーボード200が折り畳まれている状態であれば(ステップS911)、充電池部220の充電容量が確認される(ステップS912)。その結果、充電が必要な状態であれば(ステップS913)、充電池部220の充電が開始される(ステップS914)。この充電が行われている間、キーボード200の裏面や表示部150などに充電中を示す表示が行われる(ステップS915)。
【0042】
その後、充電池部220の充電容量が十分な状態に至ると(ステップS918)、充電池部220の充電は停止する(ステップS919)。但し、充電の途中でキーボード200が折り畳まれていない状態(キーボード開状態)になると(ステップS916)、十分な状態まで充電されていなくても充電は停止する。
【0043】
図10は、本発明の実施の形態における充電制御の他の処理手順例を示すフローチャートである。ここでは、特定のアプリケーションプログラムが起動されている間にのみ充電が行われる例について説明する。
【0044】
まず、特定のアプリケーションプログラムが起動されたか否かが判断され、特定のアプリケーションプログラムが起動された場合には(ステップS921)、充電池部220の充電容量が確認される(ステップS922)。その結果、充電が必要な状態であれば(ステップS923)、充電池部220の充電が開始される(ステップS924)。この充電が行われている間、コンピュータ装置100本体やキーボード200などに設けられている充電ランプが点灯する(ステップS925)。なお、特定のアプリケーションプログラムとしてDVD再生ソフト等を想定した場合、表示部150に充電中表示を行うとDVD鑑賞の妨げになるおそれがあるため、図9の例と異なり、表示部150における充電中表示は行わないものとしている。
【0045】
その後、充電池部220の充電容量が十分な状態に至ると(ステップS928)、充電池部220の充電は停止する(ステップS929)。但し、充電の途中で特定のアプリケーションプログラムが終了した場合には(ステップS926)、十分な状態まで充電されていなくても充電は停止する。また、キーボード200においてキー入力が行われた場合にも(ステップS927)、充電は停止する。これは、コイルを介した充電によってキー入力信号の無線通信が妨げられることを防止するためである。
【0046】
なお、図9の例ではキーボード200がコンピュータ装置100に装着されていることを前提としたが、図10の例では特定のアプリケーションプログラムとしてDVD再生ソフト等を想定した場合、キーボード200がコンピュータ装置100に装着されていない状態でも充電される可能性がある。
【0047】
本発明の実施の形態では、図4および図5に示したように装着部190および290の近傍にコイル110および210を配置する例について説明したが、これらの配置はそれに限定されるものではない。例えば、図11および図12に示すように、装着部190および290から離れた位置にコイル110aおよび210aを配置してもよい。この場合、表示部150の脇などの領域を利用することができる。
【0048】
このように、本発明の実施の形態によれば、コンピュータ装置100の装着部190にキーボード200の装着部290を装着した際、コンピュータ装置100のコイル110からキーボード200のコイル210を介して充電池部220に電力を伝送することにより、無接点でキーボード200の充電を行うことができる。装着部190および290はプランジャーの挟持力により回転可能になっており、キーボード200はコンピュータ装置100側に折り畳むことができる。このキーボード200の状態は開閉センサ180により検知することができ、この検知内容に応じてキーボード200の充電を制御することができる。また、コイル110および210の配置によっては、開閉センサ180を設けることなくキーボード200の状態に応じてキーボード200の充電を制御することができる。
【0049】
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
【0050】
すなわち、請求項1において、キーボードは例えばキーボード200に対応する。受信手段は例えば受信部130に対応する。また、装着手段は例えば装着部190に対応する。また、電力伝送手段は例えばコイル110に対応する。また、コンピュータ装置は例えばコンピュータ装置100に対応する。
【0051】
また、請求項5において、検出手段は例えば開閉センサ180に対応する。
【0052】
また、請求項8において、表示手段は例えば表示部150に対応する。
【0053】
また、請求項9において、検出手段は例えば開閉センサ180に対応する。また、表示手段は例えば表示部150に対応する。
【0054】
また、請求項10において、コンピュータ装置は例えばコンピュータ装置100に対応する。また、送信手段は例えば送信部230に対応する。また、充電池は例えば充電池229に対応する。また、装着手段は例えば装着部290に対応する。また、電力伝送手段は例えばコイル210に対応する。また、キーボードは例えばキーボード200に対応する。
【0055】
また、請求項11において、キーボードは例えばキーボード200に対応する。受信手段は例えば受信部130に対応する。また、装着手段は例えば装着部190に対応する。また、電力伝送手段は例えばコイル110に対応する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの充電に関する構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の一例を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるキーボード200がコンピュータ装置100に素着された状態の他の例を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるキーボード200の一例の裏面図である。
【図7】本発明の実施の形態における装着部290の一例の拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態における充電中表示151の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における充電制御の処理手順例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における充電制御の他の処理手順例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態におけるコイル110aおよび210aの他の配置例を示す側面図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるコイル110aおよび210aの他の配置例を示す他の側面図である。
【符号の説明】
【0057】
100 コンピュータ装置(本体)
110、110a コイル
120 充電回路
125 充電制御部
130 受信部
150 表示部
170 板金
180 開閉センサ
190、290 装着部
200 キーボード
210、210a コイル
220 充電池部
229 充電池
230 送信部
270、280 磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーボードのキー入力に応じて無線により送信された信号を受信する受信手段と、
前記キーボードを装着し得る装着手段と、
少なくとも前記装着手段に前記キーボードが装着されている間は前記キーボードに内蔵される充電池に対して無接点で電力を伝送する電力伝送手段と
を具備することを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項2】
前記電力伝送手段は、前記キーボードの装着状態に応じて前記充電池に対する電力の伝送を制御することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ装置。
【請求項3】
前記電力伝送手段は、当該コンピュータ装置において実行されているプログラムの種類に応じて前記充電池に対する電力の伝送を制御することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ装置。
【請求項4】
前記装着手段は、前記キーボードの所定の1辺を中心として回転可能に支持する部材であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ装置。
【請求項5】
前記キーボードの回転状態を検出する検出手段をさらに具備し、
前記電力伝送手段は、前記キーボードの回転状態に応じて前記充電池に対する電力の伝送を制御することを特徴とする請求項4記載のコンピュータ装置。
【請求項6】
前記電力伝送手段は、前記キーボードの回転状態が所定の条件を満たしている状態であれば前記充電池に対する電力の伝送を行い、それ以外の状態であれば前記充電池に対する電力の伝送を行わないことを特徴とする請求項5記載のコンピュータ装置。
【請求項7】
前記電力伝送手段は、前記キーボードが折り畳まれている状態であれば前記充電池に対する電力の伝送を行い、それ以外の状態であれば前記充電池に対する電力の伝送を行わないことを特徴とする請求項6記載のコンピュータ装置。
【請求項8】
前記電力伝送手段が前記充電池に対して電力を伝送している間においては充電中である旨を表示する表示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ装置。
【請求項9】
前記キーボードの回転状態を検出する検出手段と、
前記電力伝送手段が前記充電池に対して電力を伝送している間において前記キーボードの回転角度が所定の条件を満たしている場合には充電中である旨を表示する表示手段と
をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のコンピュータ装置。
【請求項10】
キー入力に応じた信号をコンピュータ装置に対して無線により送信する送信手段と、
前記送信手段に電力を供給する充電池と、
前記コンピュータ装置に装着するための装着手段と、
少なくとも前記装着手段によって前記コンピュータ装置に装着されている間は前記充電池に対して前記コンピュータ装置から無接点で電力の伝送を受ける電力伝送手段と
を具備することを特徴とするキーボード。
【請求項11】
充電池を内蔵してキー入力に応じた信号を無線により送信するキーボードと、
前記キーボードから送信された前記信号を受信する受信手段と、
前記キーボードを装着し得る装着手段と、
少なくとも前記装着手段に前記キーボードが装着されている間は前記キーボードの前記充電池に対して無接点で電力を伝送する電力伝送手段と
を具備することを特徴とするコンピュータシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2008−129965(P2008−129965A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−316415(P2006−316415)
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】