説明

コンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法

【課題】 コンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法の提供。
【解決手段】 コンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法は、電源キー合併してACPIインタフェースの電源ボタンとソフトウエアオペレーションシステムレスト開閉電源ボタンとして定義し、接合されたマイクロプロセッサによりコンピュータシステムの現在の電源モード状態と電源キー押圧時間を判断し、該判断結果に基づきハードウエア信号をコンピュータシステムに送り、ACPIインタフェースの電源ボタン機能をシミュレートし、オンとオフ及び節電モード覚醒制御を実行するか或いはソフトウエア命令信号をコンピュータシステムのソフトウエアオペレーションシステムに送りレストモード制御に進入するか離れ、コンピュータシステムのハードウエアとソフトウエアオペレーションシステムの二組の電源管理制御ボタンが独立配置操作される問題と電源管理構造と操作が複雑である問題を改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法に係り、特に、単一キーを具えその押圧時間によりコンピュータシステムのハードウエアのACPI電源管理インタフェース電源管理規則(S0〜S5)とソフトウエアオペレーションシステムスリーム開閉制御を整合させて、単一キーでソフト、ハードウエア電源管理制御を簡易化し、コンピュータシステムに運用されるコンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ構造の進歩に伴い適当な電源により運転効率と節電の効果が達成されるようになり、電気エネルギーの浪費を防止し、電源のオン、オフと節電制御も日増しに複雑で重要となっている。
【0003】
現在既知のコンピュータシステムが電源管理と制御を実行するのに応用される二種類の方式は、コンピュータシステム中に、ACPI電源管理インタフェースにコンピュータシステムのBIOSを組み合わせて実行される電源管理制御、及びソフトウエアオペレーションシステムが提供するレストモードにより実行される電源管理モードの二種類の管理モードと操作制御方式がある。
【0004】
上述のACPI電源管理インタフェースは、その電源管理規格において5種類のレストモード状態と一つの正常状態が定義され、その具体的定義は以下を包含する。
S0=正常モード、即ち起動状態である。
S1=Stanby CPUで電力供給を有し、命令運転が停止され、多くの周辺設備が運転停止する。
S2=規格に基づき、未使用。
S3=Suspend to RAM即ちWindows(登録商標)のメモリ中に存在する全てのデータが保存され不動とされ、その後、仮切断(又はソフトウエア起動)に進入する。この時メモリはデータの保持に電源を必要とするが、その他の設備、装置への電力供給は停止される。
S4=Suspend to Disk即ちWindows(登録商標)のメモリ中に存在する全てのデータが完全にハードディスク中に存在する。起動時に直接これらのデータが保存された場所より直接完全にメモリに読み取られ、アプリケーションプログラムは不要である。
S5=Soft Off。即刻切断する。
【0005】
上述の定義に基づくコンピュータシステムの起動、切断と節電モードへの進入或いは退出に、コンピュータシステムに配置された電源ボタンが組み合わされ、使用者は電源ボタンにより電源管理制御を行い、コンピュータを即刻切断するか或いは節電モード状態にあって即刻もとの作業状態に回復させ、長い起動過程を待つ必要がない。
【0006】
ソフトウエアオペレーションシステムが提供するレスト状態において実行される電源管理モードは電源ボタンに組み合わされ、コンピュータシステムが起動状態にあって、電源ボタンを押圧して起動でき、システムをレスト状態に進入させ並びに再度電源ボタンを押圧すると、オペレーションシステムの実行により快速にコンピュータシステムを起動し、並びに即刻もとのオペレーションシステム起動状態に回復でき、起動プロセスを経る必要がない。
【0007】
上述の既知のコンピュータシステムが電源管理と制御を実行するのに応用される二種類のモードはコンピュータシステム中に共に配置され、且つ個別に独立して存在する電源管理モードであり、且つそれぞれ異なる電源ボタンにより制御操作を実行するため、電源のオン、オフと節電制御の管理と操作制御が比較的複雑である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の主要な目的は、上述の伝統的な欠点を解決し、欠点の存在を防止することにある。本発明は単一キーを具え押圧時間により、コンピュータシステムをハードウエアにACPI電源管理インタフェースを組み合わせた電源管理規則(S0〜S5)とソフトウエアオペレーションシステムのレスト開閉制御を整合させ、単一キーでソフトウエア、ハードウエア電源管理制御を行なえ、コンピュータシステムに運用されるコンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、コンピュータ電源管理整合キー制御装置において、
電源キーと、
マイクロプロセッサ(MCU)と、
コンピュータシステムを具え、
該コンピュータシステムが、上述のマイクロプロセッサ(MCU)に接続されてハードウエア信号を受け取るハードウエアスイッチインタフェースと、上述のマイクロプロセッサ(MCU)に接続されてソフトウエア命令信号を受け取るソフトウエアオペレーションシステムとを具えたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キーがコンピュータシステムのマザーボード上に配置された電源ボタンとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項3の発明は、請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キーに、ACPI電源管理インタフェースがマザーボードにおいて定義するコントロールチップが制御する電源ボタン機能と、ソフトウエアオペレーションシステムのレスト機能が定義する進入或いは退出の電源ボタン機能が整合され、並びに電源キーが受ける押圧時間パラメータ、及び、コンピュータシステムの現在電源モード状態により、ハードウエア信号或いはソフトウエア命令信号のいずれかを発生することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キー押圧状態の時間パラメータにより、押圧信号発生の時間パラメータが1〜2秒間であるとショート押圧信号、押圧信号発生の時間パラメータが4秒を超えるとロング押圧信号と定義されたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項5の発明は、請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、マイクロプロセッサ(MCU)がUSBマイクロプロセッサとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項6の発明は、請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、ハードウエアスイッチインタフェースがコンピュータシステムのIOコントロールチップとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置としている。
請求項7の発明は、コンピュータ電源管理整合キー制御方法において、
コンピュータシステム電源モード状態がS0起動状態にあり、電源キーもまた押圧操作待機の開始状態にあるステップ、
電源キーが押圧されたかを判断するステップ、
電源キー押圧時間パラメータを判断してロング押圧信号或いはショート押圧信号となすステップ、
ロング押圧信号と判断した時、ハードウエア回路を通してハードウエア信号をコンピュータシステムに送出しコンピュータの切断を実行するステップ、
ショート押圧信号と判断した時、コンピュータシステムの電源モード状態が起動状態(ACPIのS0モード)であるかを続けて判断するステップ、
電源モード状態が起動状態(ACPIのS0モード)であると判断した時、ソフトウエアオペレーションシステムのレストモードの運転オンオフを実行するステップ、
電源モード状態が切断状態、節電モード(ACPIのS1〜S5モード)であると判断した時、ACPI電源管理インタフェースの覚醒機能のシミュレートを実行するステップ、
を包含したことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法としている。
請求項8の発明は、請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、マイクロプロセッサ(MCU)が電源キー押圧時間パラメータに基づき、並びに現在のコンピュータシステムの電源モード状態を判断してハードウエア信号、ソフトウエア命令信号(HID)のいずれかを発生し並びにコンピュータシステムに送り、ハードウエアスイッチインタフェースに対してACPI電源管理インタフェースの電源管理をシミュレートするか、ソフトウエアオペレーションシステムにレストモードへの進入或いは退出を行なわせることを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法としている。
請求項9の発明は、請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、ロング押圧信号との判断に基づきハードウエア信号をコンピュータシステムに送りコンピュータシステムの切断を実行し、且つ電源キー押圧が解除された後に切断運転を実行することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法としている。
請求項10の発明は、請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、ソフトウエアオペレーションシステムのレストモードのオンオフ運転はマイクロプロセッサ(MCU)が上述の判断の結果に基づき、USBインタフェースのチャネルを通して、ソフトウエア命令信号をコンピュータシステムのソフトウエアオペレーションシステムに送ることにより、システムのレストモードへの進入或いは退出が実行されることを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法としている。
請求項11の発明は、請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、コンピュータシステムのハードウエアがACPI電源管理インタフェースの覚醒機能運転をシミュレートし、それはマイクロプロセッサ(MCU)が上述の判断の結果に基づき、ハードウエア信号を発生し並びにハードウエア回路を通してコンピュータシステム及びハードウエアスイッチインタフェースに送り、ACPI電源管理インタフェースの電源ボタン機能をシミュレートし、コンピュータシステムのもとの作業状態への即刻回復を実行することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法としている。
【発明の効果】
【0010】
上述の目的を達成するため、本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置と方法によると、装置の電源キーをACPIインタフェースを定義する電源ボタンとオペレーションシステムレスト開閉電源ボタンに合併させ、該電源キーは電気信号でマイクロプロセッサに接続され、マイクロプロセッサが電気信号をコンピュータシステム10のコントロールチップとソフトウエアオペレーションシステムに接続し、電源キー押圧操作制御により、並びに接続されたマイクロプロセッサによりコンピュータシステムの現在の電源モード状態を判断し、及び、該電源キー押圧時間パラメータにより、その判断結果に基づきハードウエア信号をコンピュータシステムに送出し、ACPIインタフェースの電源ボタン機能をシミュレートし、起動、切断と節電モードの覚醒制御を実行するか、或いはソフトウエア信号をコンピュータシステムのソフトウエアオペレーションシステムに送出し、レストモードへの進入或いは退出を制御し、これによりコンピュータシステムのハードウエアとソフトウエアオペレーションシステムの二組の電源管理制御ボタンが独立配置され制御される問題、及び電源管理構造と操作制御が複雑である問題を改善する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の装置と方法の技術内容及び詳細な説明は以下のように図面を組み合わせて説明する。
【0012】
図1、2は本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置の装置ハードウエアブロック図と構造表示図である。図示されるように、本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置は、電源キー1を具え、該電源キー1にマイクロプロセッサ(MCU)2が接続されて押圧時間パラメータの電気信号処理を行い、該マイクロプロセッサ(MCU)2はコンピュータシステム3のハードウエアスイッチインタフェース31に接続されてハードウエア信号を伝送し、並びにUSBインタフェースでコンピュータシステム3のソフトウエアオペレーションシステム32に接続されてソフトウエア命令信号を伝送する。
【0013】
上述の電源キー1は本発明の具体的実施例では、コンピュータシステム3のマザーボード上に配置された電源ボタンとされ得て、並びにACPI電源管理インタフェースが定義するマザーボードが受け入れられるIOコントロールチップ31制御の電源ボタン機能と、ソフトウエアオペレーションシステム32のレスト機能に進入或いは退出する電源ボタン機能が連結、整合され、並びに該電源キー1の操作の押圧時間パラメータにより、マイクロプロセッサ(MCU)2によりハードウエア信号或いはソフトウエア命令信号を発生するかを判断し並びに発送する。
【0014】
該電源キー1の押圧時間パラメータは、本実施例では、ショート押圧信号、即ち押圧信号が発生する時間パラメータが1〜2秒間に定義されたものと、ロング押圧信号、即ち押圧信号が発生する時間パラメータが4秒を超過すると定義されたものとを包含する。
【0015】
該マイクロプロセッサ(MCU)2は本発明の具体的実施例ではUSBマイクロプロセッサとされ得て、上述の電源キー1の押圧電気信号と押圧状態の時間パラメータを受け、並びに現在のコンピュータシステム3の電源モード状態を判断し、ハードウエア信号を発生してハードウエアスイッチインタフェース31に送りACPI電源管理インタフェースが定義するS0〜S5モード規格運転管理電源を実行するか、或いはソフトウエア命令信号(HID)をソフトウエアオペレーションシステム32に送りレストモードの進入或いは退出を実行する。
【0016】
該ハードウエアスイッチインタフェース31は本発明の具体的実施例ではコンピュータシステム3のマザーボードに配置されたIOコントロールチップとされ得て、図2に示されるように、マザーボードの電源ボタンと本発明の電源キー1を接続する。
【0017】
図3は本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置の電源キー1押圧時間パラメータに対応する電源管理制御動作モード表示図である。図示されるように、該コンピュータシステム3は起動状態(電源全開、ACPI定義のS0状態)下で、モードブロック400のように、電源キー1のショート押圧信号押圧動作により、ソフトウエアオペレーションシステム32が実行するレストモードに進入或いは退出し(AWAYモード)、これはモードブロック402の如しである。或いは電源キー1のロング押圧信号押圧操作により、ACPI電源管理が定義する切断状態(電源全切断)の実行を制御し、これはモードブロック404の如しである。
【0018】
モードブロック404のようにコンピュータシステム3が切断状態(電源全切断)に至ると、及び、モードブロック406のようにACPI電源管理が定義するS1〜S3節電モード状態では、電源キー1のショート押圧信号の押圧操作により、節電モード切断状態に制御され即ちもとのモードブロック400のS0起動状態或いは作業状態に回復する。
【0019】
本発明の前述の実施例に基づき、該コンピュータ電源管理整合キー制御装置の構造は、電源キー1の押圧時間パラメータに対応してソフトウエア、ハードウエア信号制御関係を発生する。以下の実施例のコンピュータ電源管理整合キー制御方法のフローを図面を参照して説明する。
【0020】
図4は本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御方法の運転フローを説明するのに用いられる。このコンピュータシステム3の電源モード状態が起動状態(電源全起動、ACPIのS0モード)にあり、電源キー1が押圧操作待機の開始状態にあり、これはフロー500のようである。
【0021】
続いて、電源キー1がフロー502のように押圧されるとマイクロプロセッサ(MCU)2により電源キー1の押圧された時間パラメータによりロング押圧信号かショート押圧信号か判断され、これはフロー504の如しである。4秒以上のロング押圧信号であると判断されると、マイクロプロセッサ(MCU)2がハードウエア信号を発生し並びにハードウエア回路を通してそれをコンピュータシステム3に送り、これはフロー506の如しであり、マイクロプロセッサ(MCU)2が電源キー1の押圧が解除されたと判断するまでハードウエア信号の伝送を保持し、コンピュータシステム3の切断を実行し、同時に電源管理整合キー制御を終了し、これはフロー516の如しである。
【0022】
上述のフロー504で、電源キー1の押圧時間パラメータがショート押圧信号であると判断されると、コンピュータシステム3の電源モード状態が更に実行され、起動状態(電源全起動、ACPIのS0モード)であるかがフロー510のように判断され、この時コンピュータシステム3の電源モード状態が起動状態(電源全起動、ACPIのS0モード)であると判断されると、電源キー1のショート押圧信号がシステムにソフトウエアオペレーションシステム32にレストモード運転に進入させるか或いは退出させ、即ちマイクロプロセッサ(MCU)2がUSBインタフェースのチャネルを通して、ソフトウエア命令信号をコンピュータシステム3のソフトウエアオペレーションシステム32に送出し、一度の押圧でレストモードに進入させ、再度の押圧でレストモードより退出させ続いて運転実行させ、これはフロー512の如しである。
【0023】
また、上述のフロー510でコンピュータシステム3の電源モード状態がACPI電源管理インタフェースが定義するS1〜S5の節電モードであると判断される時、電源キー1のショート押圧信号はコンピュータシステム3覚醒実行の要求を表示し、この時、マイクロプロセッサ(MCU)2はハードウエア信号を発生し並びにハードウエア回路を通してコンピュータシステム3とハードウエアスイッチインタフェース31に送り、ACPI電源管理インタフェースの電源ボタン機能をシミュレートし、これはフロー514の如しであり、コンピュータシステム3がこれによりもとの作業状態に回復し、長い起動過程を待つ必要がない。
【0024】
以上は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づきなしうる修飾或いは変化はいずれも本発明の請求範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置の装置ハードウエアブロック図である。
【図2】本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置の構造表示図である。
【図3】本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御装置の電源キー1押圧時間パラメータに対応する電源管理制御動作モード表示図である。
【図4】本発明のコンピュータ電源管理整合キー制御方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0026】
1 電源キー
2 マイクロプロセッサ(MCU)
3 コンピュータシステム
31 ハードウエアスイッチインタフェース
32 ソフトウエアオペレーションシステム
400〜406 モードブロック
500〜516 フロー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ電源管理整合キー制御装置において、
電源キーと、
マイクロプロセッサ(MCU)と、
コンピュータシステムを具え、
該コンピュータシステムが、上述のマイクロプロセッサ(MCU)に接続されてハードウエア信号を受け取るハードウエアスイッチインタフェースと、上述のマイクロプロセッサ(MCU)に接続されてソフトウエア命令信号を受け取るソフトウエアオペレーションシステムとを具えたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項2】
請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キーがコンピュータシステムのマザーボード上に配置された電源ボタンとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項3】
請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キーに、ACPI電源管理インタフェースがマザーボードにおいて定義するコントロールチップが制御する電源ボタン機能と、ソフトウエアオペレーションシステムのレスト機能が定義する進入或いは退出の電源ボタン機能が整合され、並びに電源キーが受ける押圧時間パラメータ、及び、コンピュータシステムの現在電源モード状態により、ハードウエア信号或いはソフトウエア命令信号のいずれかを発生することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項4】
請求項3記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、電源キー押圧状態の時間パラメータにより、押圧信号発生の時間パラメータが1〜2秒間であるとショート押圧信号、押圧信号発生の時間パラメータが4秒を超えるとロング押圧信号と定義されたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項5】
請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、マイクロプロセッサ(MCU)がUSBマイクロプロセッサとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項6】
請求項1記載のコンピュータ電源管理整合キー制御装置において、ハードウエアスイッチインタフェースがコンピュータシステムのIOコントロールチップとされたことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御装置。
【請求項7】
コンピュータ電源管理整合キー制御方法において、
コンピュータシステム電源モード状態がS0起動状態にあり、電源キーもまた押圧操作待機の開始状態にあるステップ、
電源キーが押圧されたかを判断するステップ、
電源キー押圧時間パラメータを判断してロング押圧信号或いはショート押圧信号となすステップ、
ロング押圧信号と判断した時、ハードウエア回路を通してハードウエア信号をコンピュータシステムに送出しコンピュータの切断を実行するステップ、
ショート押圧信号と判断した時、コンピュータシステムの電源モード状態が起動状態(ACPIのS0モード)であるかを続けて判断するステップ、
電源モード状態が起動状態(ACPIのS0モード)であると判断した時、ソフトウエアオペレーションシステムのレストモードの運転オンオフを実行するステップ、
電源モード状態が切断状態、節電モード(ACPIのS1〜S5モード)であると判断した時、ACPI電源管理インタフェースの覚醒機能のシミュレートを実行するステップ、
を包含したことを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法。
【請求項8】
請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、マイクロプロセッサ(MCU)が電源キー押圧時間パラメータに基づき、並びに現在のコンピュータシステムの電源モード状態を判断してハードウエア信号、ソフトウエア命令信号(HID)のいずれかを発生し並びにコンピュータシステムに送り、ハードウエアスイッチインタフェースに対してACPI電源管理インタフェースの電源管理をシミュレートするか、ソフトウエアオペレーションシステムにレストモードへの進入或いは退出を行なわせることを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法。
【請求項9】
請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、ロング押圧信号との判断に基づきハードウエア信号をコンピュータシステムに送りコンピュータシステムの切断を実行し、且つ電源キー押圧が解除された後に切断運転を実行することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法。
【請求項10】
請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、ソフトウエアオペレーションシステムのレストモードのオンオフ運転はマイクロプロセッサ(MCU)が上述の判断の結果に基づき、USBインタフェースのチャネルを通して、ソフトウエア命令信号をコンピュータシステムのソフトウエアオペレーションシステムに送ることにより、システムのレストモードへの進入或いは退出が実行されることを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法。
【請求項11】
請求項7記載のコンピュータ電源管理整合キー制御方法において、コンピュータシステムのハードウエアがACPI電源管理インタフェースの覚醒機能運転をシミュレートし、それはマイクロプロセッサ(MCU)が上述の判断の結果に基づき、ハードウエア信号を発生し並びにハードウエア回路を通してコンピュータシステム及びハードウエアスイッチインタフェースに送り、ACPI電源管理インタフェースの電源ボタン機能をシミュレートし、コンピュータシステムのもとの作業状態への即刻回復を実行することを特徴とする、コンピュータ電源管理整合キー制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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