説明

コーナ外壁製造方法

【課題】 一般的な塗装機で塗装ができるとともに、コーナ外壁の加工中に接着材が塗装面からはみ出してしまうことのないコーナ外壁製造方法を提供する。
【解決手段】 一端の端面が斜めにカットされた一対の板材1,1をその一端同士を突き合わせて塗装用当て板5上に配置してコーナ外壁を製造するコーナ外壁製造方法であって、一対の板材1,1をカット面1a,1aが塗装用当て板5に向くように平面的に配置して塗装用当て板5に固定し、この一対の板材1,1の突き合わせ端を覆うように粘着テープ2で貼着して一対の板材1,1を連結し、この一対の板材1,1を塗装して下塗り層7および上塗り層8を形成し、この後、一対の板材1,1から塗装用当て板5を外し、そのカット面1a,1aに接着剤を塗布して、この一対の板材1,1をカット面1a,1a同士が接合する方向へ折り曲げ、そのカット面1a,1a同士を接着剤で接合させて固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、2枚の板材からコーナ外壁を製造するコーナ外壁製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ロボット塗装機を使用してコーナ外壁を塗装するものや(特許文献1参照)、板材の状態で塗装したものを加工してコーナ外壁とするものが知られている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平10−180178号公報
【特許文献2】特開平8−197349号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、近年、住宅外装材の塗装は複雑なものが多く、その板材にはロール塗装やスパッタ塗装など様々な加飾塗装が施されるようになってきている。このような場合、ロボット塗装機で塗装したコーナ外壁の外観と、一般的な塗装機で塗装した平面部の板材の外観を合わすことは、塗装機や塗装形状の違いによりその塗装条件が大きく異なるために非常に困難であった。
【0004】
また、一般的な塗装機で加飾塗装した板材をコーナ外壁に加工する場合、その加工中にコーナ外壁の頂点部分から糊が塗装面にはみ出すなどの問題がある。この場合には、糊がはみ出すコーナ外壁の頂点部分を削り、その削った部分を平面部の板材の塗装と同系色で補修塗装する。
【0005】
しかしながら、近年増加している複雑な意匠において同系色で補修塗装した部分が平面部の板材の表面と異なってしまうことが多くあった。
【0006】
この発明の目的は、一般的な塗装機で塗装ができるとともに、コーナ外壁の加工中に接着材が塗装面からはみ出してしまうことのないコーナ外壁製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、2枚の板材からコーナ外壁を製造するコーナ外壁製造方法であって、
前記2枚の板材を膜状物で連結し、この2枚の板材を平面的に配置した状態で塗装し、この後前記膜状物の所から2枚の板材を折り曲げて固定することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記各板材の一端が斜めにカットされ、この2枚の板材をその一端同士を突き合わせて前記膜状物で連結し、
前記塗装の後、前記一端のカット面に接着剤を塗布して、2枚の板材を前記カット面同士が接合する方向へ前記膜状物から折り曲げ、そのカット面同士を接着剤で接合させることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記膜状物で連結した2枚の板材を塗装用当て板上に且つ前記カット面がその塗装用当て板に向くように配置して塗装を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、前記2枚の板材を塗装する前に、前記膜状物を弾性塗料で塗装して、板材と膜状物との間の段差をなくすことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、前記2枚の板材の突き合わせ端を互いに所定の間隔を開けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、2枚の板材を膜状物で連結して平面的に配置して塗装を行うものであるから、コーナ外壁用の板材と平面部用の板材とが同一塗装機で塗装することができ、このためコーナ外壁と平面部の板材との間に意匠的な違和感は発生しない。
【0013】
請求項2ないし請求項4の発明によれば、2枚の板材を膜状物で連結したものであるから、2枚の板材を膜状物から折り曲げる際に、接着材が塗装面からはみ出してしまうことがなく、このため、従来のようにコーナ外壁の頂点部分を削り、その部分を同系色で補修する必要がない。さらに、その頂点部分の膜状物と他の部分とが同じ塗装が行われていることにより、そのコーナ外壁は平面部の外壁との一体感に優れたものとなる。
【0014】
請求項5の発明によれば、2枚の板材の突き合わせ端を互いに所定の間隔を開けたものであるから、コーナ外壁の頂点部に膜状物による遊びを作ることができ、このため、板材の表面の激しい凹凸により一対の板材の厚みが異なっても膜状物の遊びにより、一方の板材に対して他方の板材をずらすことができ、このずらしにより、その板材の異なる厚みを補正することができ、外観的に違和感のないコーナ外壁にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明に係るコーナ外壁製造方法の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0016】
図1および図2はコーナ外壁製造方法の工程を示したものである。
【0017】
第1工程では、図1の(A)に示すように、塗装用当て板5上に2枚の短冊状の板材1,1を固定し、この板材1,1がほぼ1つの平面となるようにする。
【0018】
板材1の大きさは、例えば900×3000mmを半分にした450mm×3000mmであり、その素材はALC材、スレート、木片セメント板等である。
【0019】
板材1は、一側面(一端)が約45度にカットされたカット面1aを有している。このカット面1aが塗装用当て板5に向けられるとともに、板部材1,1は一端同士が互いに一直線状に突き合わせられている。また、板部材1,1のカット面1a,1aの下側と板部材1,1の両側にウレタン製のストッパー4が取り付けられていて、板部材1,1は塗装用当て板5上に強固に固定されている。
【0020】
第2工程では、図1の(B)に示すように、板材1,1の突き合わせ端を塗装用当て板5の反対側から覆うとともに、その突き合わせ端に沿って板材1,1の上面(図の(B)において)の一端側を粘着テープ(膜状物)2で貼着して2枚の板材1,1を互いに連結する。この粘着テープ2の貼着はテープ貼り付け治具を用いるか、巻かれた粘着テープ2を手で巻き戻しながら貼着していく。この粘着テープ2は、弾性を有するとともに表面に塗膜層を有している。
【0021】
粘着テープ2は、例えばウレタン系の不織布を基材として接合面の接着面に例えばアクリル系粘着剤を塗布したものである。また、粘着テープ2の替わりに粘着面を有しないテープ(膜状物)を使用してもよい。この場合、板材1,1の突き合わせ端に沿ってその板材1,1の上面の一端側を接着剤で塗布し、この後テープを貼着する。
【0022】
第3工程では、図1の(C)に示すように、粘着テープ2と板材1,1との間に形成される段差を埋めるために、アクリル系の弾性塗料を塗布して弾性塗料層3を形成する。この塗布は、例えば直径0.7mmのガンチップを持つエアレスガン(図示せず)で行う。この塗布の後、毛丈14mmの短毛ハケで段差部をならし均一にする。弾性塗料層3は粘着テープ2の剥がれを防止する効果も有している。
【0023】
第4工程では、弾性塗料層3を形成した板材1,1を塗装用当て板5とともに図示しない平物塗装機にセットする。この平物塗装機によって、図2の(A)に示すように、板材1,1および弾性塗料層3の表面を下塗り塗料で塗装して下塗り層7を形成する。
【0024】
第5工程では、図2の(B)に示すように下塗り層7の上を上塗り塗料で塗装して上塗り層8を形成する。この上塗り層8は、平面部の板材を塗装する塗料と同系色の塗料で塗装して形成するものである。
【0025】
第6工程では、図2の(C)に示すように板材1,1から塗装用当て板5を取り外す。そして、図2の(D)に示すように板材1,1のカット面1a,1aにウレタン接着剤6を塗布する。
【0026】
第7工程では、図2の(E)に示すように板材1,1を断面L字型に折り曲げてカット面1a,1aを互いに接合させる。これにより、最終形態の製品であるコーナ外壁10が完成する。
【0027】
このように、コーナ外壁10は、2枚の板材1,1がほぼ1つの平面となるように塗装用当て板5上に固定したものであるから、コーナ外壁10用の板材1,1の塗装と、平面部用の板材の塗装とを同一の平物塗装機によって塗装することができ、このためコーナ外壁10と平面部の板材との間に意匠的な違和感は発生しないことになる。
【0028】
また、2枚の板材1,1の突き合わせ面に沿って粘着テープ2を貼着し、この粘着テープ2でその突き合わせ面を覆ったものであるから、板材1,1を図2の(E)に示すようにL字型に折り曲げた際に、ウレタン接着剤6が板材1,1の突き合わせ面からはみ出ることが防止される。この防止により、下塗り層7および上塗り層8からウレタン接着剤6がはみ出てしまうことが防止される。このため、ウレタン接着剤6が上塗り層8からはみ出す部分を削り、その削った部分を平面部の板材の塗装と同系色で補修塗装する作業は不要となる。このため、従来のように補修塗装した部分と平面部の板材の表面とが異なってしまうという問題は発生しない。
【0029】
ところで、下塗り塗料および上塗り塗料は水性塗料であり、この水性塗料は、水を溶媒もしくは分散媒とする液状塗料であって、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などのビヒクル樹脂を含む水性又は水分散性の塗料が好適に使用でき、これは目的とする任意の色調に着色されている不透明塗料でもよいし顔料を添加しない透明な塗料でもよい。中でも−10度Cにおける塗膜伸び率が1%以上ある塗料は塗装後、板材1,1をL字型に折れ曲げ易く好適である。
【0030】
また、板材1,1のカット面1a,1aにウレタン接着剤6を塗布しているが、エポキシ系等の接着剤であってもよく、特にその粘度が2000〜30000Pa・sの範囲であれば、2枚の板材1,1をL字型に折れ曲げる際に接着剤が板材1,1のカット面1a,1aに流れて充填し易く好適に使用できる。
[第2実施例]
図3の(A)は、第2実施例のコーナ外壁製造方法を示したものである。図3の(A)において、9は表面に凹凸が形成された短冊状の板材であり、この板材9は一側面が約45度にカットされたカット面9aを有している。また、図3の(B)に示すようにカット面9aの先端部(破線部分)が約2mmほど削られており、板材9の突当面9bと突当面9bとの間に4mmの隙間Sが形成されている。
【0031】
また、板材9の表面(図3の(A)において上面)の突当面9b側の一端には、幅が約5mmの平坦面9cが突当面9bに沿って形成されている。
【0032】
2枚の板材9,9は、第1実施例と同様にして塗装用当て板5上に固定され、板材9,9の平坦面9c,9cには粘着テープ2が貼着されており、この粘着テープ2によって板材9,9間の隙間Sが覆われている。粘着テープ2の上には、第1実施例と同様に弾性塗料層3が形成されている。
【0033】
塗装用当て板5上に固定された板材9,9は、第1実施例と同様にして板材9,9および弾性塗料層3の表面を下塗り塗料で塗装して下塗り層7を形成し(図3の(C)1参照)、この後、下塗り層7の上を上塗り塗料で塗装して上塗り層8を形成する。
【0034】
この後、板材9,9から塗装用当て板5を取り外し、板材9,9のカット面9a,9aにウレタン接着剤6を塗布する。
【0035】
そして、図3の(C)に示すように板材9,9をコーナ架台15に載せて、板材9,9を断面L字型に折り曲げてカット面9a,9aを接合させる。これにより、最終形態の製品であるコーナ外壁20が完成する。
【0036】
コーナ架台15は、脚部15Aと、この脚部15Aに支持された載置部15B,15Bとを有し、載置部15Bと載置部15Bは90度の角度をなしている。載置部15Bは平板状でもよく、所定間隔毎に設けた板材で形成したものであってもよい。
【0037】
板材9,9をコーナ架台15に載せているとき、板部材9,9の突当面9a,9a間の隙間Sによる幅4mmの粘着テープ2の遊びにより、接着剤6が乾くまで一方の板材9に対して他方の板材9がカット面9aに沿って上下(図3の(C)において)に移動させることができ、板材9,9の表面の凹凸による段差を補正することができる。
【0038】
このように、表面の凹凸が大きい板材9,9においても、粘着テープ2を切ることなく一方の板材9を他方の板材9に対して移動させることにより、意匠的に優れた外観を有するコーナ外壁20を形成することができる。
[変形例]
図4の(A)ないし図5の(D)は、第2実施例の変形例を示す。図4の(A)において、30は表面(上面)30aの中央部に凹部31が形成されたボードである。凹部31は、ボード30の長手方向(図4の(A)の紙面に対して垂直方向)に沿って形成されており、凹部31の底面31Aが平面状に形成されこの底面31Aの両側の側面31Bは外側に傾斜している。
【0039】
第1工程では、図4の(A)に示すように、ボード30の裏面30bの両側にはフレーム32,32を貼り合わせ、釘33によりフレーム32を固定し、釘33の頭をパテ処理により隠す。
【0040】
第2工程では、図4の(B)に示すように、ボード30を反転させて凹部31から2つにV字切断する。このV字切断の切断面が傾斜した接合面30c,30cとなり、その接合面30c,30cの先端部を削って突当面30d,30dが形成されている。また、ボード30は切断により一対のボード部(板材)30A,30Aとなり、ボード30の凹部31の底部31Aが接着面31Aa,31Aaとなる。
【0041】
第3工程では、図4の(C)に示すように、一対のボード部30A,30Aを塗装スペーサ35に固定する。この固定は、塗装スペーサ35の突出部35Aをボード部30A,30Aのフレーム32,32間に入れ、厚み調整スペーサ36によりボード部30A,30Aの突当面30d,30d間の隙間を調整する。そして、ゴムバンド37によりフレーム32,32を結び、これによりフレーム32,32を塗装スペーサ35の突出部35Aに挟持させて、ボード部30A,30Aを塗装スペーサ35の突出部35Aに固定させる。
【0042】
第4工程では、図4の(D)に示すように、ボード部30A,30Aの接着面31Aa,31Aaを粘着テープ2で貼り、この粘着テープ2と接着面31Aa,31Aaとの間の段差がなくなるように第1実施例と同様にして弾性塗料層3を形成する。
【0043】
第5工程では、図4の(E)に示すように、ボード部30A,30Aを固定した塗装スペーサ35を塗装ベニア板37に取り付けて、ボード部30A,30Aを塗装ベニア板37とともに平物塗装機(図示せず)にセットする。この平物塗装機によって、ボード部30A,30Aの表面30a,30aおよび弾性塗料層3の表面を下塗り塗料で塗装して下塗り層7を形成する。この後、下塗り層7の上を上塗り塗料で塗装して上塗り層8を形成する。
【0044】
第6工程では、図4の(F)に示すように、平物塗装機からボード部30A,30Aおよび塗装ベニア板37を外し、さらに塗装スペーサ35から塗装ベニア板37を外すとともに、ボード部30A,30Aから塗装スペーサ35を外す。そして、反転させてボード部30A,30Aの接合面30c,30cにウレタン接着剤6を塗布する。
【0045】
第7工程では、図5の(A)に示すように、ボード部30A,30Aのフレーム32,32に成型治具40,41を取り付ける。
【0046】
成型治具40,41は、ボード部30A,30Aの裏面30b,30bおよびフレーム32,32に取り付けられる取付部材40A,41Aと、フレーム32,32に接合するとともに左右方向に延びた接合部材40B,41Bとを有している。接合部材40B,41Bは互いにボード部30A,30Aの長手方向(図5の(A)の紙面に対して垂直方向)に対して位置がずれている。
【0047】
第8工程では、図5の(B)に示すように、成型治具40,41を取り付けたボード部30A,30Aをコーナ架台15に載せ、ボード部30A,30AをL字型に折り曲げる。このとき、成型治具40,41の接合部材40B,41Bの端面40Ba,41Baがボード部30A,30Aの裏面30b,30bに当接し、ボード部30A,30Aが90度以上折り曲がらないようになっている。
【0048】
第9工程では、図5の(C)に示すように、ボード部30A,30Aの裏面30b,30bに跨って補助金具39を取り付けてウレタン接着剤6を覆い隠し、さらに成型治具40,41の接合部材40B,41B間に重石45を載せて自然乾燥させる。
【0049】
第10工程では、図5の(D)に示すように、重石45を取り外すとともに成型治具40,41をボード部30A,30Aから取り外し、このボード部30A,30Aをコーナ架台15から下ろせば、最終形態の製品であるコーナ外壁50となる。
【0050】
上記実施例は、いずれも2枚の板材(1,9,30A)、(1,9,30A)を接着剤6で接着させて固定しているが、例えばL字状の金具などで固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】(A)はこの発明に係る第1実施例のコーナ外壁製造方法の第1工程を示した説明図、 (B)は第2工程を示した説明図、 (C)は第3工程を示した説明図である。
【図2】(A)は第4工程を示した説明図、 (B)は第5工程を示した説明図、 (C)は第6工程を示した説明図、 (D)は第6工程のウレタン接着剤6を塗布した状態を示した説明図、 (E)は第7工程を示した説明図である。
【図3】(A)は第2実施例のコーナ外壁製造方法を示した説明図、 (B)は図3の(A)の部分拡大図、 (C)は板材をコーナ架台に載せてL字型に折り曲げた状態を示した説明図で ある。
【図4】(A)は第2実施例の別な例の第1工程を示した説明図、 (B)は第2工程を示した説明図、 (C)は第3工程を示した説明図、 (D)は第4工程を示した説明図、 (E)は第5工程を示した説明図、 (F)は第6工程を示した説明図である。
【図5】(A)は第7工程を示した説明図、 (B)は第8工程を示した説明図、 (C)は第9工程を示した説明図、 (D)は第10工程を示した説明図である。
【符号の説明】
【0052】
1 板材
1a カット面
2 粘着テープ
3 弾性塗料
4 ストッパー
5 塗装用当て板
7 下塗り層
8 上塗り層
10 コーナ外壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚の板材からコーナ外壁を製造するコーナ外壁製造方法であって、
前記2枚の板材を膜状物で連結し、この2枚の板材を平面的に配置した状態で塗装し、この後前記膜状物の所から2枚の板材を折り曲げて固定することを特徴とするコーナ外壁製造方法。
【請求項2】
前記各板材の一端が斜めにカットされ、この2枚の板材をその一端同士を突き合わせて前記膜状物で連結し、
前記塗装の後、前記一端のカット面に接着剤を塗布して、2枚の板材を前記カット面同士が接合する方向へ前記膜状物から折り曲げ、そのカット面同士を接着剤で接合させることを特徴とする請求項1に記載のコーナ外壁製造方法。
【請求項3】
前記膜状物で連結した2枚の板材を塗装用当て板上に且つ前記カット面がその塗装用当て板に向くように配置して塗装を行うことを特徴とする請求項2に記載のコーナ外壁製造方法。
【請求項4】
前記2枚の板材を塗装する前に、前記膜状物を弾性塗料で塗装して、板材と膜状物との間の段差をなくすことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のコーナ外壁製造方法。
【請求項5】
前記2枚の板材の突き合わせ端を互いに所定の間隔を開けることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のコーナ外壁製造方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−328635(P2006−328635A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−149075(P2005−149075)
【出願日】平成17年5月23日(2005.5.23)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】