コーム付き眉毛切り鋏

【課題】眉を安全にかつ手軽に整えることが出来るコーム付き眉毛切り鋏を提供する。
【解決手段】鋏刃部２，４とコーム３とが共に湾曲形で、かつ上刃部２と下刃部４の交差部に一定の間隔を設けることで上刃部２と下刃部４が交わった際に両刃部が先端から付け根まで同時に交わることができるようにする。さらに、持ち手部を鋏を固定する握部１と下刃部４を動かす押し手部５とに分ける構成にすることで作業の手軽さと確実性を高めることが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
［発明の属する技術分野］
本発明は、眉毛をコームで整えながらカットすることが出来るコーム付き眉毛切り鋏に関するものである。
【０００２】
［従来の技術］
人、又は部位によって毛の流れは違うもので、コーム付き眉毛切り鋏使用の際鋏や顔を上下左右に動かしながらの作業で苦痛である。
【０００３】
［発明が解決しようとする課題］
しかしながら、鋏、コーム共に直線形で尚且つ鋏の特性において、交差部から狭まることにより、毛には横からの力がかかり逃げやすく処理しにくいという問題点がある。
【０００４】
本発明は、このような従来の問題点を解決しようとするもので、眉を安全にかつ手軽に整えることが出来るコーム付き眉毛切り鋏を提供することができる。
【０００５】
［課題を解決するための手段］
本発明は、鋏刃部とコームとが共に湾曲形で、上下刃部の交差部に一定の間隔を設けることにより上記課題を解決したものである。また更に、持ち手部が鋏を固定する握部と下刃部を動かす押し手部とに分けた構成をしたものである。
【０００６】
［発明の実施の形態］
本発明のコーム付き眉毛切り鋏は、図１に示されるように、握部１に続く上刃部２にはコーム３が取り外し可能で、上刃部２コーム３下刃部４は共に湾曲形になっており、下刃部４から続く押し手部５は、上刃部２の付け根より下位置に主軸６によって交差している。また主軸６と押し手部５の交差部にはバネ７が設置されている。
【０００７】
更に、押し手部５の先端にはフック８が設けられており、握部１の背部にはこれを固定するための金具９が設置されている。
【０００８】
次に動作について説明する。まず握部１を握り、コーム３の付いた上刃部２を眉に固定し、押し手部５を人差し指で下方向に押すことにより、それに連なる下刃部４が上刃部２と交わり眉をカットする。この時、上刃部２と下刃部４の付け根に設けた一定の間隔によって上下刃部２・４は先端から付け根まで、同時に交わることができるため、カットされる毛は上下からの力によりスムーズに切断することができる。また主軸６に設けたバネ７により、下刃部４、押し手部５はもとの位置に戻る為、使用時は人差し指一本を動かすだけで作業ができる。更に、未使用時にはフック８を金具９に固定することによって、上下刃部２・４は交わった状態になり安全対策に役立つ。
【０００９】
［発明の効果］
以上のように、請求項１記載の発明によれば、鋏刃部とコームとが共に湾曲形であるため毛の流れをとらえやすく、請求項２記載の発明によれば、上下刃部の交差部に一定の間隔を設けているため、上下刃部の先端から付け根までが同時に交わり、毛を上下から加わる力によってカットできるので、迅速確実に眉毛を整えることができる。また請求項３記載の発明によれば、持ち手部が握部と押し手部とに分かれた構成となっているため、作業の手軽さと確実性を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るコーム付き眉毛切り鋏の構成を示す外観図である。
【符号の説明】
１・・・握部
２・・・上刃部
３・・・コーム
４・・・下刃部
５・・・押し手部
６・・・主軸
７・・・バネ
８・・・フック
９・・・金具

【特許請求の範囲】
【請求項１】
鋏刃部とコームとが、共に湾曲形であるコーム付き眉毛切り鋏。
【請求項２】
上下刃部の交差部に一定の間隔を設けた請求項１記載のコーム付き眉毛切り鋏。
【請求項３】
持ち手部が、鋏を固定する握部と下刃部を動かす押し手部とに分かれていることを特徴とする請求項１・２記載の眉毛切り鋏。

【図１】