説明

サッシュモール取付構造

【課題】 自動車のフラッシュ化と軽量化に貢献し、かつ、製造コストが廉価で、成形および取付け作業が容易なサッシュモールの取付構造を提供する。
【解決手段】 ドアサッシュ1を、車外側端部である取付部2の中間高さ部分に、ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成した際の始点と終点との間に間隙部を設けて構成する。サッシュモール10を、押出し成形された樹脂製で、取付部2に取付けられるモール本体11を備え、モール本体11の上端部に、取付部2の上端部に係合する鈎状の係合部を設ける。また、室内側面の中間高さ部分に、間隙部に挿入されて係合する突起片13を突設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のドアサッシュのルーフサイドにサッシュモールを取付けた取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図1および図2を参照して説明する。近年、多くの自動車には、そのドアサッシュ30のルーフサイドRにサッシュモール31が取付けられている(例えば、特許文献1参照)。このサッシュモール31は、高級感を現出させることができるといった意匠上の利点の他に、コーナー部におけるドアサッシュ30の溶接部分を覆い隠して仕上げ加工を省くことができるといった製造上の利点がある。
【0003】
こうしたサッシュモール31は、その上下両端部を車内側に折り曲げてフック部32を形成し、そのフック部32をドアサッシュ30の車外側端部である取付部33の上下両端部に係合させることによって取付けている。
【0004】
なお、ドアサッシュ30は、ロールフォーミングによって形成されるが、その際の始点Sはドアサッシュ30の車外側端部に位置すると共に、終点Tはそのほぼ中間点に位置し、相互に離隔した箇所に存在している(図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第04438279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、こうした従来のサッシュモール31は、その上下両端部にフック部32を設け、そのフック部32をドアサッシュ30の取付部33の上下両端部に係合させるので、そのフック部32の厚みによって、サッシュモール31の車外側面とドアガラス23の外面との間に大きな段差Yaが生じてしまうことになる。このことは、両者間の段差を小さくしてフラッシュ化を目指す自動車にとっては大きな欠点となる。
【0007】
また、この従来のサッシュモール31は、そのフック部32によってドアサッシュ30(取付部33)に係合させるので高い剛性を必要とし、また、下方のフック部32aが肉厚であるとグラスランと干渉してしまうので肉薄に形成する必要がある。
【0008】
従って、従来のサッシュモール31は、これらの条件を満たすことのできる材料である金属で形成している。しかし、金属製のサッシュモールは自動車の軽量化傾向に反し、また、樹脂と比較して製造コストも嵩んでしまい易いといった問題がある。そして、上下にフック部32があるためサッシュモール31の側面の上下幅Ybが広くなってしまう。
【0009】
さらに、前記特許文献1に記載のサッシュモールは、金属で平板状に形成したその両端部をドアサッシュの車外側端部に合わせて折曲げてフック部を形成しながら取付けている。従って、その成形および取付け作業けが厄介であるといった問題もある。
【0010】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、自動車のフラッシュ化と軽量化に貢献し、かつ、製造コストが廉価で、成形および取付け作業が容易なサッシュモールの取付構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
図1および図3乃至図8を参照して説明する。請求項1に記載のサッシュモール取付構造は、自動車用ドアサッシュ1のルーフサイドRの車外側端部にサッシュモール10を取付けて構成したものである。この取付構造における前記ドアサッシュ1は、前記車外側端部である取付部2に、当該ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成した際の始点Sと終点Tとの間に形成した間隙部3を備える。
【0012】
また、前記サッシュモール10は、前記取付部2に取付けられるモール本体11を備え、当該モール本体11の上端部に、前記取付部2の上端部に係合する鈎状の係合部12を設けている。また、室内側面に、前記間隙部3に挿入されて係合する突起片13を突設している。
【0013】
請求項2に記載のサッシュモール取付構造は、自動車用ドアサッシュ1のルーフサイドRの車外側端部にサッシュモール10を取付けて構成したものである。この取付構造における前記ドアサッシュ1は、前記車外側端部である取付部2の中間高さ部分に、当該ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成した際の始点Sと終点Tとの間に形成した間隙部3を備える。
【0014】
また、前記サッシュモール10は、押出し成形された樹脂製で、前記取付部2に取付けられるモール本体11を備え、当該モール本体11の上端部に、前記取付部2の上端部に係合する鈎状の係合部12を設けている。また、室内側面の中間高さ部分に、前記間隙部3に挿入されて係合する突起片13を突設している。
【0015】
請求項3に記載のサッシュモール取付構造は、自動車用ドアサッシュ1のルーフサイドRの車外側端部にサッシュモール10を取付けて構成したものである。この取付構造における前記ドアサッシュ1は、前記車外側端部である取付部2の中間高さ部分に、当該ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成した際の始点Sと終点Tとの間に形成した間隙部3を備える。
【0016】
また、前記サッシュモール10は、押出し成形された樹脂製で、前記取付部2に取付けられるモール本体11を備え、当該モール本体11の上端部に、前記取付部2の上端部に係合する鈎状の係合部12を設けている。また、室内側面の中間高さ部分に、前記間隙部3に挿入されて係合する突起片13を突設している。
【0017】
そして、前記サッシュモール10のモール本体11の上端部に、前記モール本体11より軟質で、先端部が自動車のボディ20に弾接する樹脂製のシールリップ部16を、一体押出し成形によって突設している。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載のサッシュモール取付構造は、ドアサッシュ1の取付部2に間隙部3を形成し、また、サッシュモール10は、そのモール本体11の上端部に係合部12を設けると共に、室内側面に突起片13を突設したので、自動車のフラッシュ化に貢献することができる。
【0019】
すなわち、サッシュモール10(モール本体11)を、その係合部12を取付部2の上端部に係合させると共に、突起片13を間隙部3に挿入して係合させることによって、ドアサッシュ1に取付けるので、図2に示す従来技術のように、サッシュモール10の下端部に取付部2の下端部に係合する部分32aを形成する必要がない。これにより、サッシュモール10の側面の上下幅Ybを図2のものに比べて狭くすることができ、且つサッシュモール10の車外側面とドアガラス23の外面との段差Yaを小さく設定することができるので、フラッシュ化を図ることができる。
【0020】
また、このサッシュモール10は、その突起片13を間隙部3に挿入して係合させるので、ドアサッシュ1に離脱することなく強固に取付けることができる。それ故、従来技術のように上下二つのフック部のみで取付ける場合のような高い剛性が要求されず、従って、樹脂で形成することもできる。これにより、自動車の軽量化と、製造コストの低廉化を図ることができる。
【0021】
請求項2に記載のサッシュモールの取付構造は、請求項1に記載の発明と同様の効果を有する。また、請求項2ではサッシュモール10(モール本体11)が樹脂製で押出成形によって形成されるものであるため、その成形が容易であり、また、その取付けは、係合部12を取付部2の上端部に係合すると共に、突起片13を間隙部3に挿入することによって行うことができる。従って、特許文献1に記載の従来技術のように、その両端部をドアサッシュ1に合わせて折曲げて取付けるといった工程を必要としないので、取付け作業を極めて容易に行うことができる。
【0022】
なお、ドアサッシュ1の間隙部3は、当該ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成する際に、その始点Sと終点Tを取付部2に設定することによって形成するものであり、間隙部3を形成するためのみの工程を必要としない。従って、ドアサッシュ1の成形も極めて容易である。また、間隙部3はドアサッシュ1の取付部2の中間高さ部分に形成され、係合部12はサッシュモール10のモール本体11の室内側面の中間部分に形成されるため、サッシュモールの取付けが容易である。
【0023】
請求項3に記載のサッシュモールの取付構造は、請求項2に記載の発明と同様の効果を有する。また、モール本体11の上端部に、モール本体11より軟質で、先端部が自動車のボディ20に弾接する樹脂製のシールリップ部16を、一体押出し成形によって突設したので、ドアサッシュ1とボディ20との間のシール性を高めることができる。
【0024】
特に、このシールリップ部16は、モール本体11よりも軟質の樹脂で形成しているので、高いシール性を発揮することができる。なお、このシールリップ部16は、モール本体11と一体押出成形することによって形成するので、その成形も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】サッシュモール取付構造を備えた自動車を示す側面図である。
【図2】従来例に係るサッシュモール取付構造を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係るサッシュモール取付構造を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図3の要部拡大分解図である。
【図6】本発明の第二実施形態に係るサッシュモール取付構造を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】図6の要部拡大分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明に係るサッシュモール取付構造の第一実施形態を、図1、図3乃至図5に示す。このサッシュモール取付構造は、自動車用ドアサッシュ1のルーフサイドRの車外側端部にサッシュモール10を取付けて構成されるものである。
【0027】
このドアサッシュ1のルーフサイドRには、その上面に、ボディ20に弾接して、ドア1とボディ20との間をシールする中空ドアウエザーストリップ21が設けられると共に、その下面に、ドアガラス23に弾接して、ドアガラス23とドアとの間のシール性を確保するグラスラン22が設けられている。また、ボディ20には、ドアサッシュ1と弾接し、両者間をシールするオープニングシール34が取付けられている。
【0028】
このサッシュモール取付構造におけるドアサッシュ1は、その車外側端部である取付部2の中間高さ部分に、このドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成した際の始点Sと終点Tを対向して近接させ、その間に間隙部3を形成し、上下の取付部2,2は同一平面を形成している。
【0029】
また、サッシュモール10は、モール本体11とシールリップ部16とで構成される。帯状のモール本体11は、硬質の樹脂製であり、その上端部に、取付部2の上端部の室内側面に係合する鈎状の係合部12を設けている。また、室内側面の中間高さ部分に、間隙部3に挿入されて係合する突起片13を突設している。
【0030】
突起片13は、間隙部3を貫通する突起本体部14と、この突起本体部14の先端部に断面矢羽根状に突設され、末端が取付部2の室内側面に係止する係止部15とで構成している。この係止部15は、その末端が、取付部2の室内側面の間隙部3直上部分と直下部分の双方に当接するように構成し、取付部2に対する組付き力を高めている。
【0031】
なお、係合部12の下端部には、室内側に向けて突部17を形成し、この突部17によりドアウエザーストリップ21はドアサッシュに係合できるようになっている。また、ドアウエザーストリップ21が突部17に弾接することによって、サッシュモール10とドアウエザーストリップ21との間のシール性を高めている。更に、ドアウエザーストリップ21から受ける反力によって、係合部12を取付部2に強く押し付け、取付部2に対する組付き力を高めている。
【0032】
シールリップ部16は、モール本体11の上端部に、モール本体11より軟質で(JISK6253、タイプAデュロメーター硬さ25〜45度)、先端部が自動車のボディ20に弾接する樹脂製である。このシールリップ部16は、モール本体11と一体押出し成形によって形成される。なお、シールリップ部16の付け根部分に、ドアウエザーストリップ21のリップ片21aを弾接させ、サッシュモール10とドアウエザーストリップ21との間のシール性を高めている。
【0033】
本実施形態に係るサッシュモール取付構造は、上記した構成としているので、自動車のフラッシュ化を図ることができる。すなわち、サッシュモール10(モール本体11)を、その係合部12を取付部2の上端部に係合させると共に、突起片13を間隙部3に挿入して係合させることによって、ドアサッシュ1に取付けているので、サッシュモール10の下端部に取付部2の下端部に係合する部分を形成する必要がない。これにより、サッシュモール10の車外側面とドアガラス23の外面との段差Yaを小さく設定することができ、自動車のフラッシュ化を図ることができる。さらに、サッシュモールの側面の上下幅Ybを狭くでき、ドアガラスを開けた際の開口部分を広くできる。
【0034】
また、このサッシュモール10は、その突起片13を間隙部3に挿入して係合させているので、ドアサッシュ1に離脱することなく強固に取付けることができる。従って、金属のような高い剛性を持たず、より廉価な樹脂で形成することができる。これにより、自動車の軽量化と、製造コストの低廉化を図ることができる。
【0035】
また、サッシュモール10(モール本体11)は押出成形によって形成しているので、容易に成形することができる。また、その取付けは、係合部12を取付部2の上端部に係合すると共に、突起片13を間隙部3に挿入することによって行うので、極めて容易である。
【0036】
なお、ドアサッシュ1の間隙部3は、当該ドアサッシュ1をロールフォーミングによって形成する際に、その始点Sと終点Tを取付部2の中間高さ部分に、両者間に適度な間隔(間隙部3)を設けることによって形成している。従って、間隙部3を形成するための独立した別個の工程を必要とせず、ドアサッシュ1の成形も容易に行うことができる。
【0037】
また、モール本体11の上端部に、モール本体11より軟質な樹脂製で、先端部が自動車のボディ20に弾接する樹脂製のシールリップ部16を、一体押出し成形によって突設しているので、ドアサッシュ1とボディ20との間のシール性を高めることができる。なお、このシールリップ部16は、モール本体11と一体押出成形することによって形成しているので、成形が容易である。
【0038】
本発明に係るサッシュモール取付構造の第二実施形態を、図1、図6乃至図8に示す。この取付構造の特徴は、サッシュモール10の突起片13を、斜め上方に傾斜した姿勢で間隙部3に挿入される突起本体部14と、その突起本体部14の先端から車外側斜め上方に向けて突設された係止部15とで形成したことである。従って、係止部15は、取付部2の室内側面の間隙部3直上部分のみに当接する。
【0039】
こうした構成のサッシュモール取付構造は、前記第一実施形態に係る取付構造と同様の作用効果を発揮することができる。また、係止部15を車外側斜め上方側のみに設けているので、突起片13を間隙部3に挿入する際の摩擦抵抗力を抑えることができ、間隙部3への挿入を容易に行うことができるといった利点がある。
【0040】
なお、本実施形態における取付構造においては、モール本体11の室内側面と取付部2の車外側面との間に隙間Gを形成している。この隙間Gは、ドアサッシュ1をコーナー部において溶接によって接続する際に発生する溶接痕(肉盛り部分)を収納するためのものである。この隙間Gによって、サッシュモール10が、コーナー部において溶接痕に当たって盛り上がり、外観性が低下してしまうといった問題を未然に防止することができる。なお、この隙間Gは、第一実施形態における取付構造にも設けることができる。
【0041】
さらに、本実施形態においては、モール本体11の下部を室内側に湾曲させると共に、下方に向かって徐々に肉薄とした湾曲薄肉部18としている。これにより、モール本体11(湾曲薄肉部18)の下端車外側面をグラスラン22の車外側突出端部22aの車外側面と円滑に連続させて、外観性の向上とフラッシュ化の促進を図っている。
【0042】
なお、上記第一および第二実施形態におけるサッシュモール10の車外側面に金属蒸着を施すことによって、いわゆる光モールとすることもでき、これにより、金属製のサッシュモール10と同様の光沢を持たせて外観装飾性を高めることができる。
【0043】
また、上記第一および第二実施形態におけるドアサッシュ1は、取付部2に、ロールフォーミングにおける始点Sと終点Tを配置しているので、ドアウエザーストリップ21とグラスラン22との間に位置する部分を二層構造とすることができる。従って、図2に示す従来技術(三層構造)と比較して、材料を削減して、製造コストの低廉化を図ることができる。
【符号の説明】
【0044】
1 ドアサッシュ
2 取付部
3 間隙部
10 サッシュモール
11 モール本体
12 係合部
13 突起片
14 突起本体部
15 係止部
16 シールリップ部
17 突部
18 湾曲薄肉部
20 ボディ
21 ドアウエザーストリップ
21a リップ片
22 グラスラン
22a 車外側突出端部
23 ドアガラス
30 ドアサッシュ
31 サッシュモール
32 フック部
32a 下方のフック部
33 取付部
34 オープニングシール(ボディ側)
G 隙間
S 始点
T 終点
R ルーフサイド
Ya 段差
Yb サッシュモールの側面の上下幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用ドアサッシュ(1)のルーフサイド(R)の車外側端部にサッシュモール(10)を取付けた取付構造であって、前記ドアサッシュは,前記車外側端部である取付部(2)に,該ドアサッシュをロールフォーミングによって形成した際の始点(S)と終点(T)との間に形成した間隙部(3)を備え、前記サッシュモールは,前記取付部に取付けられるモール本体(11)を備え,該モール本体の上端部に,前記取付部の上端部に係合する鈎状の係合部(12)を設け,室内側面に,前記間隙部に挿入されて係合する突起片(13)が突設されていることを特徴とするサッシュモール取付構造。
【請求項2】
自動車用ドアサッシュ(1)のルーフサイド(R)の車外側端部にサッシュモール(10)を取付けた取付構造であって、前記ドアサッシュは,前記車外側端部である取付部(2)の中間高さ部分に,該ドアサッシュをロールフォーミングによって形成した際の始点(S)と終点(T)との間に形成した間隙部(3)を備え、前記サッシュモールは,押出成形された樹脂製で,前記取付部に取付けられるモール本体(11)を備え,該モール本体の上端部に,前記取付部の上端部に係合する鈎状の係合部(12)を設け,室内側面の中間高さ部分に,前記間隙部に挿入されて係合する突起片(13)が突設されていることを特徴とするサッシュモール取付構造。
【請求項3】
自動車用ドアサッシュ(1)のルーフサイド(R)の車外側端部にサッシュモール(10)を取付けた取付構造であって、前記ドアサッシュは,前記車外側端部である取付部(2)の中間高さ部分に,該ドアサッシュをロールフォーミングによって形成した際の始点(S)と終点(T)との間に形成した間隙部(3)を備え、前記サッシュモールは,押出成形された樹脂製で,前記取付部に取付けられるモール本体(11)を備え,該モール本体の上端部に,前記取付部の上端部に係合する鈎状の係合部(12)を設け,室内側面の中間高さ部分に,前記間隙部に挿入されて係合する突起片(13)が突設され、前記サッシュモール(10)のモール本体(11)の上端部に、前記モール本体より軟質で、先端部が自動車のボディ(20)に弾接する樹脂製のシールリップ部(16)を、一体押出し成形によって突設したことを特徴とするサッシュモール取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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