サービス提供方法及びサービスプラットホーム
【課題】ハードウェア通信交換機が、加入者により要求された高度な通信サービスを提供できるように構成されていない情況であっても、このような既存の通信交換機を介して高度な通信サービスを提供する高度なインテリジェント通信システムを提供する。
【解決手段】固定網及び移動網で使用するための個人識別番号(PIN)アクセス・カードを世界中のどこに配置されたどのような通信装置からでも使用できるようにサポートし、標準的な通信機器及びオペレーティング・システムを使用して、機能強化されたコンピュータ電話通信機能を伝送する柔軟な呼処理及び交換サービスを提供する。
【解決手段】固定網及び移動網で使用するための個人識別番号(PIN)アクセス・カードを世界中のどこに配置されたどのような通信装置からでも使用できるようにサポートし、標準的な通信機器及びオペレーティング・システムを使用して、機能強化されたコンピュータ電話通信機能を伝送する柔軟な呼処理及び交換サービスを提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全世界の個人加入者及び法人加入者にサービスを提供する通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
具体的には、ハードウェア通信交換機が、加入者により要求されたサービスを提供できるように構成されていない情況であっても、このような既存の通信交換機を介してサービスを提供する高度なインテリジェント通信システムに関する。このインテリジェント通信システムは、固定網及び移動網において世界中のどこに配置されたどのような通信装置からでも、個人識別番号(PIN)アクセス・カードを使用することをサポートする。さらに、標準的な通信機器及びオペレーティング・システムを使用して機能強化されたコンピュータ電話通信機能を供給する柔軟な呼処理及び交換サービスを提供する。
【0003】
(関連技術の説明)
電話サービスの個人加入者及び法人加入者は、転送電話、電話会議、及びボイス・メールのような高度な通信サービスを使用できるようになってきている。しかしながら、そのようなサービスは電話通信業者の機器に依存するため、すべての電話交換機が、現在使用可能な高度な通信サービスのすべてをサポートできるわけではない。そのため、多数の加入者は、未だに、自宅又は仕事場でこれらのサービスを利用することができない。さらに、加入者は自分が通信を行う通常の場所であれば、そのようなサービスを使用できるかもしれないが、加入者たるユーザが他人の通信装置、他人のパーソナル・コンピュータ、他人の携帯電話又は公衆電話を介してそのサービスにアクセスを試みる場合には、そのサービスを使用できない可能性がある。言い換えると、そのようなサービスへのアクセスは、使用される機器、電話通信業者が提供する機器及び特定加入者の事前署名による登録などによって、極端に制限されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、短縮ダイヤル呼出し、パスワード・サービス、自動アラーム、複数回線捜線、転送電話(話中、無応答、無条件、及び選択的)、着呼受付(選択的)、コール・バック、ディスティンクティブ・リンギング(distinctive ringing)、ネットワーク・ボイス・メール、及びインターセプション(interception)・サービスなどの、電話システムでの様々な高度なサービスを提供するには、特化された機器及び専売のソフトウェアが使用されていた。多くの遠隔地域など、アナログ電話交換機が通信網で使用されるときは、これらの高度なサービスのほとんどを顧客が使用できない。同様に、基本的なディジタル交換機が使用される場合には、ディジタル交換機のソフトウェアに応じて、上述したサービスの一部を使用できない場合があった。
【0005】
現在、アナログ交換網内の顧客が高度な電話通信サービスを使用したいと希望するときは、専売のディジタル交換機を、専売のコンピュータ・オペレーティング・システム及び専売のソフトウェアと共に購入しなければならない。網でディジタル交換機が使用され、その網に高度なサービスを追加することが所望される場合には、置換用のディジタル交換機及びそれをサポートするソフトウェアを入手しなければならない。どちらの情況でも、時代遅れの「レガシ」交換機が、「新世代」交換機によって置換される。この代替案としては、既存のディジタル交換機及びそのソフトウェアをアップグレードすることによって、いくつかの機能を既存のディジタル交換機に追加することができる。どちらのアップグレード処置を講ずる場合でも、必要なハードウェア及びソフトウェアの入手、インストール、テスト及び保守は、高価なプロセスであるとともに時間がかかるプロセスでもある。従って、アナログ交換機を、Lucent Technologies社又はNortel社から入手できるものなどの専売のディジタル交換機プラットホームにアップグレードする場合だけでなく、既存のディジタル交換機をアップグレードして追加サービスを提供する場合も、かなりのコストと労力が伴う。
【0006】
従って、既存のレガシ交換機及びサポートするソフトウェアの交換又はアップグレードを必要とすることなく、機能強化された通信サービスを顧客に提供する方法があれば、時間、労力及び出費を節約できよう。本発明のプラットホーム及び方法(以下では集合的に「システム」と呼称する)は、アナログやディジタルの古い「レガシ」交換機とインターフェースし、電話会社の機能的要件及び技術的要件を満足する業界標準のコンピュータ・プラットホーム上で動作することによって、このような要求を満たす。
【0007】
高度な通信サービスへのアクセスは、ハードウェア及びソフトウェアの制限に加えて、顧客が使用する支払プラットホームによってもさらに制限される。テレホン・カードなどのプリペイド・カードを使用して通信サービスにアクセスしたり支払うことは電子通信の分野では周知である。そのようなプリペイド・テレホン・カードは、百貨店、食品雑貨店、コンビニエンス・ストア、及び他の営業所で販売される。プリペイド・テレホン・カードは、10ドル、25ドル、100ドルなどの特定の金額又は額面をカード上に印刷して製作されうる。カード上には、アクセス電話番号及び追加の指示又は宣伝情報も印刷される。さらに、通常はカード上に印刷されるものではないが、ユーザを認証するための個人識別番号(PIN)がある。上記のアクセス電話番号は、所望の通信サービスにアクセスするためのホストコンピュータとインターフェースするために最初にダイヤルされる番号である。接続を開始するためにカード保有者は、第1に、しばしばフリーダイヤルであるアクセス番号をダイヤルし、第2に、関連するPINを手入力し、第3に、呼び出される側の電話番号をダイヤルする。
【0008】
入力された情報、プリペイド・カード残高の検証及び認証の際に、ユーザは網に接続する。アクセス番号により、カード保有者はコンピュータ・ホストにリンクされる。磁気ストライプ・リーダ又はバー・コード・リーダを使用して、口座コードを含むカードに記憶された情報を復号することもできるが、電話の発呼又は別の取引を完了するためには、ユーザによるPINの手入力という追加のステップが必要である。PINは、様々なサービス及び機能へのアクセスを保護することを目的とするものである。正しいPINを知っている許可ユーザにのみサービス及び機能を制限するのである。また、PINはカード保有者が有効なユーザであることを認証するために検証される。テレホン・カードを使用して発呼が行われた後に、その呼の料金が、カード保有者の口座に請求されるか、カードから減算される。
【0009】
プリペイド・テレホン・カードは、使用される電話機にかかわらず、世界中の顧客に電話呼サービスを使用可能にする便利な方法になっている。しかしながら、そのようなテレホン・カードでは、ボイス・メール、転送電話又は電話会議などの高度な通信サービスにアクセスすることができない。この制限の理由は、現在の網が、カードによって表される口座に借方記入するか又は請求することができるような単純な呼にだけ、テレホン・カードによるアクセスを制限しているからである。ボイス・メール・メッセージ用のメールボックス、電話会議のパス又は転送電話用の電話番号のリンクなどの高度なサービスを提供するデータベースに、テレホン・カード口座をリンクする統合システムが存在しない。言い換えると、カード保有者は、テレホン・カードを使用して、世界中のあらゆる通信装置から契約している高度な通信サービスへとアクセスすることを禁止されているのである。
【0010】
テレホン・カードを使用して高度な通信サービスを購入可能とすることに関連するもう1つの問題は、そのような取引の管理、追跡及び清算である。この問題が生じるのは、テレホン・カードの使用を許可するほとんどの通信システムが主にそのようなサービスの配送を許可するための支払に関心を持っていること、プリペイド・テレホン・カードはしばしば日用品として購入されること及びカードの使用と識別可能な口座、人物又は法人との間のリンクを維持できないことにある。手短に言うと、ユーザは、Lucent社、Nortel社などの先導的な巨大通信企業の占有アプリケーション・ソフトウェアを購入せずには、PINアクセス・カード・システムの管理、カード管理、口座管理、セキュリティ、カスタマ・ケア及び配布管理を、公衆交換電話網(PSTN)又は他の通信網上の単一のソフトウェア・パッケージに組み込んだ包括的なカスタマ・ケア・システムへとアクセスすることができなかった。
【0011】
本発明の好ましい実施形態は、PINアクセス・カードの使用の有無を問わずに高度な通信サービスを顧客に提供する際の、既存の機構に関連する諸問題を解決するものである。すなわち、ボイス・メールなどの付加価値サービスを個人又は法人に提供する際の諸問題を解決するものである。本発明の好ましい実施形態によれば、接続される交換機のアップグレードは必要がないため、地方電話会社、サービス・プロバイダ又は加入する消費者に対するコストは最小限となる。これらは、簡単に実施できてコスト効率のよい「オープン・スタンダード」な電話通信ソリューションを提供することにより達成される。
【0012】
本発明の目的は、ユーザが世界中のどこにいるか及び通信サービスが送られる機器にかかわらずに、機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0013】
本発明のもう1つの目的は、PINアクセス・カードを介して機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0014】
本発明のさらなる目的は、対話式音声応答システムを介して機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0015】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから、前記個人識別番号の認証時に、機能強化された通信サービスの要求を受け入れるステップと、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受けることを許可され、且つ前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームによって、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップと、前記機能強化された通信サービスの提供として前記口座に請求するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【課題を解決するための手段】
【0016】
機能強化された通信サービスは、地上通信回線ネットワーク、無線通信ネットワーク、広域ネットワーク、グローバル・コンピュータ・ネットワーク、ケーブル・ネットワーク、衛星ネットワークのうちの1つ又は複数を含むネットワークを介して提供されることが好ましい。また、機能強化された通信サービスの提供するためには、プラットホームをネットワークに接続するハードウェアから独立して、機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースが使用されることが好ましい。機能強化された通信サービスの提供に対する請求には、ユーザのプリペイド口座からの料金の減算又は掛け売り勘定への料金の加算が含まれる。機能強化されたサービスプラットホームによって提供される機能強化された通信サービスには、アウトコーリング、ボイス・メール機能及び電話会議機能が含まれる。さらに、管理機能、カード管理機能、アカウント管理機能、サービス・プロバイダ及び料金プラン機能、販売管理機能、及びシステム・セキュリティ機能が提供され、そのような機能強化された通信サービスのすべてが、個人識別番号アクセス・カードを用いてアクセスされる。機能強化されたサービスプラットホームには、対話式音声応答システムが含まれ、機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機又はディジタル交換機を介してユーザによってアクセスされる。
【0017】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから機能強化された通信サービスの要求を受信するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有することを検証するステップと、前記機能強化されたサービスプラットホームにより、前記機能強化されたサービスプラットホームなしで前記機能強化された通信サービスを提供するように構成されていない交換機を介して前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【0018】
機能強化されたサービスプラットホームにより提供される機能強化された通信サービスには、転送電話機能、通話中着信機能、自動アラーム機能、短縮ダイヤル呼出し機能、ボイス・メール機能、電話会議機能、着呼受付/拒否機能、コール・バック機能、パスワード機能及びインターセプション機能が含まれる。
【0019】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記入力装置により入力された前記個人識別番号を認証し、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0020】
プロセッサは、ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストをユーザの口座データに含むべくプログラムされる。
【0021】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、機能強化された通信サービスの選択をユーザから受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を前記記憶された口座データが備えていることを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0022】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから機能強化された通信サービスに関する要求を受け入れるステップと、前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【0023】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記個人識別番号にリンクされた口座値を記憶する記憶装置と、前記入力装置によって入力された前記個人識別番号を認証し、前記記憶された口座値が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証する検証モジュールと、前記機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0024】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0025】
好ましい環境では、本発明の実施形態によって、地球のすべての電話網、特に、電話機及び高度な網機器が簡単にアクセス可能でない遠隔地域で、アクセス・カード・システムをインストールできるようになる。このシステムは、すべての使用可能な公衆交換電話網又はすべての移動電話網で、使用料金を計算するための組込みレーティング・エンジンと共に、アウトダイヤリング、ボイス・メール、電話会議サービスなどの高度な電話通信サービスを顧客に提供する。システムの使用の料金は、アクセス・カード・システムによって処理されることが好ましく、このアクセス・カード・システムには、アクセス・カード製品の作成から印刷、流通、販売、使用可能化及び使用までのすべてのクリティカルなビジネス機能をサポートする包括的なオペレーション・サポート・システム内のコール・センタ・サービスと、ワールド・ワイド・ウェブなどの使いやすいインターフェースを実施するコンピュータ・ネットワークを介するカスタマ・ケア機能へのアクセスを有する包括的なカスタマ・ケア・システムとが含まれる。このシステムは、個人(ホーム)使用又は法人の使用のために使用可能である。
【0026】
このシステムは、通信網内で使用される交換機の技術レベルに無関係に、同一のプラットホーム内でプリペイド機能とポストペイド機能の両方をサポートするアーキテクチャを有することが好ましい。この支払の多面性ゆえに、このシステムは、ビジネス顧客に提供される管理サービスをホーム・ユーザに提供されるものと異なるものにすることができる、広範囲の口座管理機能を可能にする。
【0027】
一実施形態では、システムが既存の公衆交換電話網(PSTN)交換機に接続し、ボイス・メール、電話会議、転送電話、通話中着信、着呼受付、着呼拒否、コール・ホールド(call hold)、コール・パーク(call park)、自動アラームなどの高度な通信サービスを、PSTN交換機をアップグレードすることなしにPSTN交換機に接続された加入者に透過的に提供する。このシステムは統合された対話式音声応答システム及びパスワード機能を介する管理サービスに対する完全な制御も加入者に提供する。これによって、PSTNプロバイダが、網内の交換機をアップグレードせず、従って投資を最小にして、高度な通信サービスを提供できるようになる。これらと同一の高度な通信サービスを、このシステムによって、従来のPSTN交換機をオンライン・ネットワークに組み込む必要なしに、インターネット・ネットワーク又はあらゆるオンライン・ネットワーク上で、電話通信ユーザに使用可能にすることができる。
【0028】
本発明の好ましい実施形態は、複数ベンダのコンピュータ電話通信インテグレーション(CTI)ボードもサポートすることが好ましい。これは、アプリケーション・ソフトウェアをボード固有アプリケーション・プログラミング・インターフェースから分離する高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェース(HAPI)の設計を介して達成される。従って、アプリケーション・ソフトウェアは、主要なCTIボード・ベンダのハードウェアのほとんどで稼動する。HAPIの設計に起因し、新しいCTIボード・ベンダを非常にすばやくサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本明細書でCallManager(登録商標)及びNetManager(登録商標)と称するソフトウェアを実行するアドバンスド・インテリジェント・ネットワーク(AIN)プラットホームを含む、本発明の実施形態のブロック図である。
【図2】CallManager(登録商標)及びNetManager(登録商標)のコンピュータ電話通信機能、交換機能、網接続、及び顧客接続を統合する中央オペレーション局サーバのブロック図である。
【図3】CallManager(登録商標)サブシステム内に含まれる主要なサブシステムのブロック図である。
【図4】CallManager(登録商標)サブシステム内で使用されるカードに割り当てられるPINを生成するシステムの流れ図である。
【図5】カード・タイプ定義用のデータ構造のブロック図である。
【図6A】アクセス・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図6B】アクセス・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図7A】トップアップ・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図7B】トップアップ・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図8】カード口座情報及び取引を管理する法人管理サブシステムの動作のブロック図である。
【図9】ホーム口座及びホーム・カードの作成及び維持のブロック図である。
【図10】仮想電話通信システムのデータ構造図である。
【図11】短縮ダイヤル呼出しサービスの登録の流れ図である。
【図12】短縮ダイヤル呼出しサービスの動作の流れ図である。
【図13】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図14】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図15】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図16】受取勘定、口座残高、及び貸方の支払管理の流れ図である。
【図17】受取勘定、口座残高、及び貸方の支払管理の流れ図である。
【図18】ディーラ管理サブシステムのデータ構造図である。
【図19】ディーラ管理サブシステムへの販売代理店のチェックインの流れ図である。
【図20】ディーラ管理サブシステムへの新規ディーラ追加の流れ図である。
【図21】ディーラ管理サブシステムへの新規販売代理店追加の流れ図である。
【図22】セキュリティ管理サブシステム内でのユーザの役割の作成及びマッピングの流れ図である。
【図23】モバイル・カードの認証の流れ図である。
【図24】印刷注文状況レポートの生成の流れ図である。
【図25A】PIN情報レポートの生成の流れ図である。
【図25B】ボイス・メール・システム・プロファイル・レポートの生成の流れ図である。
【図26A】印刷ベンダ・レポートの生成の流れ図である。
【図26B】移動済みカード・レポートの生成の流れ図である。
【図27】インターネット・アプリケーションにアクセスするCallManager(登録商標)の動作の流れ図である。
【図28】インターネット・アプリケーションにアクセスするNetManager(登録商標)の動作の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の上記及び他の目的及び長所は、添付図面と以下の好ましい実施形態の説明からより明白になり、より簡単に諒解される。
【0031】
(好ましい実施形態の説明)
プリペイド・テレホン・カードは、通常、口座コードをエンボス加工され、アクセス・コードを印刷されたプラスティック・カードである。通信サービスを購入するためにそのようなプリペイド・テレホン・カードを利用する多数の技法が存在する。カードは、プラスティック、金属、紙もしくはプロセッサ付き又はプロセッサなしのメモリ・チップとすることができる。通信サービスの要求を開始する前に購入されるプリペイド・カードのほかに、クレジット・カード及びデビット・カードも、テレホン・カードとして使用できることは周知である。本発明の好ましい実施形態では、すべての種類のテレホン・カードを、用語「アクセス・カード」と呼称する。アクセス・カードは、装置であり、通信サービスへのアクセスの許可と支払のための顧客口座へのリンク及びアクセス・コードを含んでいる。そのようなカードには、前に述べたカードの特徴のすべての組合せが含まれる。
【0032】
本発明の好ましい実施形態は、現在入手可能な通信装置及び電子コンポーネントによって、網上で簡単に実施される。本発明の好ましい実施形態は、私設通信網、公共通信網、ケーブル網、衛星網、インターネット及び他の放送網を含む事実上すべての通信システムに応用できるが、本発明はこれらの網に制限されるものではない。
【0033】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態の電話通信プラットホーム100のブロック図が示されており、この電話通信プラットホーム100には、すべての公共システム電話網11によるアクセスのためのCallManager(登録商標)サブシステム102及びNetManager(登録商標)サブシステム104が組み込まれている。CallManager(登録商標)サブシステム102内で、顧客1は、PINアクセス・カード3を使用して、アクセス・カード3の購入時又は登録時に顧客1に提供されたアクセス番号をダイヤルする。これにより、有線電話7又は無線電話9を介してコンピュータ・電話通信網11にアクセスする。アクセス・カード3は、デビット・カード、クレジット・カード、プリペイド・テレホン・カード又は所定の限度までの出費を許可するリミット・カード(limit card)とすることができる。カード自体は、プラスティック・カード又は紙カードとすることができ、情報は、印刷されるか磁気ストリップ又はマイクロチップなどにエンコードされる。アクセス番号は、磁気リーダ又はバー・コード・リーダを用いて電話機7又は9によって読み取ることができ、またユーザがカードに印刷された情報を視覚的に読み取り、その後、その情報からアクセス番号をダイヤルすることができる。さらに、ユーザ・コマンドの際にアクセス番号を自動的にダイヤルするパーソナル・コンピュータを介してアクセスを指示することができる。
【0034】
市内、地域或いは全国規模の電話会社13のPSTN11は、有線電話7のローカルネットワーク介したり又は無線電話9若しくはコンピュータ・ネットワーク若しくはモデムを介してPSTNに結合されたパーソナル・コンピュータ(図示せず)を介したりして、ダイヤルされた電話送信を受信する。PSTN11からの呼は網により交換機15にルーティングされる。交換機15はアクセス番号を分析し、その呼を電話通信プラットホーム100の外部の電話呼受信装置に向けるか、インターネットTCP/IP網21などのコンピュータ・ネットワーク又は電話通信プラットホーム100のコンピュータ電話通信インターフェース・カード(CTI)25に向ける。CTIカード25に向けられた呼の場合、その呼は、使用されるアクセス番号による判定に従って、サーバ23を介して電話通信プラットホーム100のCallManager(登録商標)サブシステム102に又はサーバ17を介した電話通信プラットホーム100のNetManager(登録商標)サブシステム104のいずれかに向けられる。要約すると、下でより完全に説明するように、CallManager(登録商標)サブシステム102及びNetManager(登録商標)サブシステム104は、呼を制御し、交換機15のハードウェアが所望の高度な通信サービスを配布するように構成されていない時であっても、交換機15を介してPSTN網11上で顧客1にそのようなサービスを配布する。
【0035】
サーバ23のCallManager(登録商標)サブシステム102には、クライアント・アプリケーション・サービス29及びSwitch Manager(登録商標)サービス27が含まれる。この両方のサービスのセットは、サーバ23のデータベース33に情報を記憶する能力を有する。Switch Manager(登録商標)サービス27は、電話通信プラットホーム100上で実行されるソフトウェアにより提供されるボイス・メール・サービス、電話会議及びアウトダイヤリングを含む電話通信サービスである。顧客1はPINアクセス・カード3を介してこれらのサービスを直接使用できる。Switch Manager(登録商標)サービス27を提供するソフトウェアには、使用可能なオプションを介して顧客を案内する対話式音声応答システムが含まれる。クライアント・アプリケーション・サービス29も、プラットホーム100上で実行されるソフトウェアにより提供される。クライアント・アプリケーション・サービス29は、顧客1、販売代理店37、独占販売権所有者35及びコール・センタ・エージェント70(図2参照)が使用するための完全なオペレーション・サポート・システムを構成する。クライアント・アプリケーション・サービス29には、管理及びシステム構成、コール・センタ機能、カード管理サブシステム(CardManager(登録商標)を含む)、口座管理サブシステム、外部通信業者及び料金プラン・サブシステム、販売管理サブシステム及びセキュリティ・サブシステムが含まれるが、これらに制限されることはない。クライアント・アプリケーション・サービス29は、顧客口座及び使用量情報へのアクセスのためのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(図示せず)及び出力装置(図示せず)も提供する。
【0036】
CallManager(登録商標)サブシステム102は、独占販売権所有者35を介するPINアクセス・カード3の配布を管理するが、電話会社13も、顧客1にPINアクセス・カード3を配布するオプションを有する。独占販売権所有者35は、顧客1にPINアクセス・カード3を行き渡らせるための販売代理店37を有する。販売代理店37は、個人、コンビニエンス・ストア又は公共区域に配置されたキオスクとすることができる。アクセス・カード3が、プリペイド・テレホン・カードである場合には、顧客1は、独占販売権所有者35の販売代理店37を介してカード3を購入するか、市内、地域及び中央の電話会社13から直接カードを購入するというオプションを有する。カード及び請求情報の印刷及び作成は、すべてが、CallManager(登録商標)102のCardManager(登録商標)コンポーネントと称するオペレーション・サポート・サブシステムを介して実行される。
【0037】
図1には、NetManager(登録商標)サブシステム104と称するアドバンスド・インテリジェント・ネットワーク(AIN)プラットホームも示されている。サーバ17は、NetManager(登録商標)サブシステム104内で中央局サービス・エンハンサになることもできることが好ましい。すなわち、CallManager(登録商標)サブシステムのPINサーバ23に含まれるSwitch Manager(登録商標)27によって提供されるコンピュータ電話通信サービスに類似したものを提供するだけではなく、公共電話会社13、インターネット・プロバイダ21又は無線網がディジタル交換機機能をアップグレードする必要なしに既存の「レガシ」交換機15を介して追加的な電話通信サービス28をも提供できる。言い換えると、NetManager(登録商標)104は、レガシ交換機15の技術的レベルとは独立にそのソフトウェア・モジュール及びデータベース・アクセスを介してAIN交換サービスの完全なセットを提供する能力を有する。さらに、顧客1のNetManager(登録商標)サービス28へのアクセスは、PINアクセス・カードに制限されることはない。
【0038】
追加的な電話通信サービス28は、アクセス・コードベースのサービス、終了サービス、PINベース・サービス、管理サービス及びインテリジェント網(IN)サービスに分類することができる。サーバ17は、そのオープンアーキテクチャ設計に起因して、交換機15レベルではなく、オープンシステムのクライアント−サーバ・レベルでの追加的な電話通信サービス及び管理サービスの展開をスケーリングすることにより、地域電話会社13の交換容量をアップグレードすることもできる。PINベース・サーバ23のデータベース33に類似して、サーバ17は、サーバ17を介してコンピュータ電話通信サービス28に供給される情報のすべてを記憶するために複数のデータベース31を有する。サーバ17のクライアントには、顧客1のほかに、管理、清算、販売及びMISが含まれる。さらに、NetManager(登録商標)104は、CallManager(登録商標)102のクライアント・アプリケーション・サービス29の下で提供されるサービスの一部に類似する、管理クライアント・アプリケーション・サービス及びオペレーショナル・クライアント・アプリケーション・サービス30を提供する。
NetManager(登録商標)104のコンピュータ電話通信サービス28のアクセス・コードベースのサービスでは、発呼回線識別を使用して所定のコードがダイヤルされた時に所望の機能を起動する。これらのサービスには、イコール・アクセス(equal access)、短縮ダイヤル呼出し、自動ウェイク・アップ(automatic wake up)サービス、電話会議機能、請求問合せ、パスワード付きの長距離/ISD、自動電話番号照会、オン・ライン・ヘルプ、インフォメーション・オン・デマンド及びインターネット電話が含まれる。
【0039】
NetManager(登録商標)104の主なサービスは、イコール・アクセスである。これにより、市内交換内のすべての加入者が、その交換局を介して使用可能な様々な長距離通信業者を選択してアクセスできるようになる。イコール・アクセス・サービスにより、加入者を長距離通信業者にアクセスさせ、長距離通信業者の回線を介して呼をもたらし、この長距離通信業者に関する呼について請求することが可能になる。短縮ダイヤル呼出しにより、加入者は完全な電話番号をダイヤルする代わりに短いコードをダイヤルすることで、頻繁にアクセスする電話番号をダイヤルできるようになる。加入者は対話式音声応答システムを介してこれらのコードを設定したり変更したりすることができる。自動ウェイク・アップ・サービスに関して、加入者は自分を起こして欲しいと思う時刻や思い出させて欲しいと思う時刻をプログラムすることができる。加入者は、毎日一定の時間又は1回だけ、プログラムされた時刻に呼び出される。電話会議機能では、加入者が、電話会議を開始し、複数の当事者を会議に加えることができる。加入者は、いつでも当事者の誰でも、会議から退出させることができる。請求の問合せにより、加入者が、口座の残高を含む加入者の請求情報にオンライン又は音声起動でアクセスできるようになる。加入者は、長距離呼を完了するための前提条件として、セキュリティ・コード/パスワードをプログラムすることによって長距離呼へのアクセスを保護することができる。コール・リーチ(call reach)は、このサービスに統合された部分であり、加入者が、指定された地域及び国へアクセスする際に事前にプログラムされた電話番号を使用することにより、呼の範囲を制限する。加入者は、自動電話番号照会サービスを使用して電話番号案内を受けることができる。電話番号案内により見つかった番号をこのサービスから自動ダイヤルすることができる。ユーザは、広範囲のオンライン・ヘルプ機能を、データベース31を介して使用できる。この機能には、様々なサービスの指示及び例示的パラメータ構成が含まれる。インフォメーション・オン・デマンドは、加入者に、加入者情報、サービス情報及びマーケティング情報の単一の情報供給点を与える。この情報は、ファクシミリ及び/又はデータ伝送を介して加入者に使用可能になる。インターネット電話サービスでは、移動呼及びPSTN呼の両方を、低コスト高サービス品質でインターネットIP網にルーティングすることができる。
【0040】
終了サービスは、加入者側で呼が終了する時に開始され、その特定の加入者の事前にプログラムされたサービスが呼び出される。NetManager(登録商標)104のコンピュータ電話通信サービス28のこれらの機能には、転送電話(無条件、話中、無応答、及び選択的)、コール・パーク、コール・ホールド、通話中着信、インポータント・コール・ウェイティング、コール・スクリーニング(着呼拒否及び着呼受付)及び複数回線捜線が含まれる。
【0041】
転送電話サービスは、4つの条件オプションを有する。無条件転送では、加入者が、すべての呼を別の番号に転送できるようになる。転送電話−話中では、主番号が話中の場合に呼を受けるもう1つの電話番号を加入者が指定できるようになる。無応答転送では、ダイヤルされた第1の番号が所定の呼出し回数の後に応答しない場合に、第2の番号に呼が再ルーティングされる。選択的転送では、特定の電話番号から発する呼に限り、上述の3つのシナリオで呼が転送される。加入者は、どの電話機からでも転送オプションのどれでも変更することができる。コール・パークでは、顧客が、パーキング・コードをダイヤルすることにより、呼をとっておく又は保留することができる。保留されている間は、呼は、一時保留にされ、回線から分離される。その結果、顧客が、単一の回線上であっても、自由に発呼又は着呼を行えるようになる。ビジネス・グループ内のどの回線からでも回復コードをダイヤルすることで、保留された呼に接続することができる。オプションのタイムド・リコール(timed recall)サービスにより、保留された呼が永久に無視されるか忘れられることを保護する。コール・ホールドでは、顧客が、スイッチ・フックを押し、ホールド・コードをダイヤルすることにより、どの呼でも保留することができる。このサービスにより、回線が解放されて、別の呼を行えるようになる。一時に局回線ごとに1つの呼だけを、保留することができる。元の接続は、フックを押し、コール・ホールド・アクセス・コードをダイヤルすることによって回復することができる。顧客が、当事者を保留したままで電話を切った場合、その顧客は、自動的に呼び出され、保留された当事者に接続される。通話中着信サービスでは、電話呼に関わっているユーザにトーンがトリガされ、そのユーザに別の呼が接続を試みていることが通知される。スイッチ・フックを押すことにより、呼び出された加入者が、元の当事者を保留状態に保ちながら第三者と話すことができる。フック・スイッチをもう一度押すことにより、加入者は保留されていた元の当事者と話すことができる。インポータント・コール・ウェイティングは通話中着信に似ているが、加入者がシステムに事前にプログラムした特定の電話番号からの着呼に限り、加入者が通知を受ける点が異なる。コール・スクリーニング・サービスの着呼拒否オプションにより、加入者が、指定された番号からのすべての着呼をフィルタ・アウトすることが可能になる。着呼受付サービスでは、指定された番号だけが、加入者を呼び出せるようになる。複数回線捜線では、一般に会社である加入者が、複数の不連続の電話番号のグループ化を要求することができる。1つの番号が話中の時には、着呼がグループ内の次に使用可能な番号に自動的に回される。
【0042】
PINベースのサービスは、顧客に割り当てられた個人識別番号に対してキーイングされ、各顧客の固有の権限に制限される。これらのサービスには、認証、ボイス・メール、システム・ウォッチ(system watch)及びプリペイド請求が含まれる。
【0043】
認証によって加入者が入力した個人識別番号の検証がもたらされる。このサービスでは、PIN番号のアクティブ及び非アクティブも可能になる。アクティブの一部として、この機能は無効なPIN番号の入力の後にアクティブを再試行する。再試行の回数は構成可能なパラメータである。システムはメッセージの記憶のための、すべての機能を備えたボイス・メールを提供する。加入者は、事前にプログラムされたPIN番号を用いて自分のボイス・メール・ボックスにアクセスでき、メッセージの選択的検索及び再検討、メッセージの削除及びメッセージの永久的な保管を選択することができる。システム・ウォッチでは、管理者のコンソール又はオペレータのコンソールで、回線及びチャネルの状況及び占有のオンライン表示が可能になる。プリペイド請求では、加入者が、サービスの固定された金額について事前に支払うことが可能になる。加入者が、発呼を行うかサービスを呼び出すたびに、システムは、残高について要求された呼又はサービスを検証し、残高を使い果たす直前を含めて、加入者に助言する。
【0044】
管理サービスには、パラメータ駆動のすべてのサービス及びサービスのアクティブ又は非アクティブが含まれる。これらのサービスには、簡単な機能構成、システム及びトラフィックのモニタリング、加入者情報アクセス、加入者管理、サービスのパッケージ化、異なる加入者グループ用の可変料金プラン、MISレポート、セキュリティ管理及びオープン・ビリング(open billing)が含まれる。
【0045】
機能構成では、加入者が、各加入者の好みと必要に基づいて、様々な構成可能オプションの事前プログラミング及びオン・デマンドの再プログラミングを行うことができる。モニタリング・サービスでは、加入者が、アラーム通知、アイドル状況、ビジー状況及びシステム統計を含む、システムでのアクティビティ・レベルに視覚的にアクセスすることができる。このシステムは、2レベルのセキュリティを維持し、各加入者が、加入者サービス及びパラメータへの保護されたアクセスを有し、システム監視者が、オプション及び制御の第2層へのアクセスを有する。
【0046】
INサービスは、インテリジェント網機能のことであり、これには、無料サービス、プレミアム・レート・コーリング(1−900番など)、緊急サービス(911番)、ディスティンクティブ・リンギング、発呼者ID表示、CENTREXサービス、完全なSS−7機能、ユニバーサル・パーソナル・ナンバ・サービス、ドゥー・ノット・ディスターブ、自動コール・バック及び世論調査/TeleVotingなどの高度なサービスが含まれる。
【0047】
無料呼出しは、呼を、発呼者に無料の「800」番に対して行わせることにより、電話番号「所有者」に課金するものである。プレミアム・レート・コーリングは、「900」番に対して行われる呼に追加の料金を適用し、その追加料金は、電話番号「所有者」に渡される。緊急サービスは、緊急サービスへの短縮アクセスを発呼者に可能にする。911などの緊急電話番号に対する呼が行われる時に、緊急センタに勤務するオペレータが、氏名、住所、電話番号、呼の地理的位置などの呼に関連するクリティカルなデータを見ることができる。ディスティンクティブ・リンギングは、指定された電話番号から発呼する時に、異なる呼出音パターン又はトーンを提供する。発呼者IDでは、着呼の電話番号及び関連する加入者氏名が表示される。中央交換サービスは、発呼顧客と被呼顧客の両方に使用可能である。ユニバーサル・パーソナル・ナンバ・サービスでは、加入者が、通常の電話帳の番号以外の特定の個人電話番号を有することができる。加入者は、網内で直近の電話のどれでも、自分「自身の」ものとして指定することができる。加入者のユニバーサル・パーソナル・ナンバへの呼によって、指定された電話が呼び出される。同様に、指定された電話で行われる発呼は加入者の請求に反映される。この場合、請求は、使用された電話の番号ではなく、ユニバーサル・パーソナル・ナンバに対して行われる。ドゥー・ノット・ディスターブ・サービスでは、一時的に、すべての呼が、加入者の電話機を呼び出すことを禁止される。その代わり、加入者がセット・アップしたオプションに応じて転送電話又はボイス・メール機能を介して呼は処理される。自動コール・バックは、加入者がフック・スイッチを押し、特殊なコードを電話機に入力した時に話中信号に出会うと加入者によって起動される。話中であった番号が、システムによって周期的にポーリングされ、その番号が使用可能になると、加入者の電話機が呼び出され、加入者がハンドセットを持ち上げた時に接続が完了する。世論調査は、加入者が指定された電話番号を確立し、指示メッセージを録音し、特定の回答を表す様々なキーによる発呼者入力をコーディングすることによって起動される。
【0048】
NetManager(登録商標)104には、プッシュホン電話機を使用せずに加入者がシステムのサービス28のすべてを使用できるようにする対話式音声応答システムが含まれる。NetManager(登録商標)104は、少なくとも次の機能を追加的に提供する:コスト・ルーティング/インターキャリア・取引、加入者管理、高度なサービスの提供、リアル・タイム・コール・レーティング/カットオフ、発呼者認証、呼進行状況分析、AIN/CTI(アドバンスド・インテリジェント・ネットワーク/コンピュータ電話通信インターフェース)信号方式網。
【0049】
NetManager(登録商標)104は、簡単な保守、継続的な機能強化、実施のし易さ及び柔軟性を可能にする完全にモジュラーなソフトウェア・アーキテクチャを使用して実施される。DNAをサポートするWindows NT 4.0 serverが稼動するISA/PCI/CPCIベースのCTIサーバなど、電話会社級の動作仕様を有する業界標準のPCプラットホーム上で、NetManager(登録商標)104は稼動することができる。さらに、NetManager(登録商標)104及びCallManager(登録商標)102はディジタル・インターフェースとアナログ・インターフェースの両方をサポートする。
【0050】
図2を参照すると、NetManager(登録商標)104のサーバ17及びCallManager(登録商標)102のサーバ23のバック・エンドが示されている。各サーバ17及び23は、少なくとも3つの機能カテゴリを有することが望ましい。1つ目は、関連S/Wドライバとデータベース31及び33(図1参照)とを含むハードウェア・コンポーネントである。2つ目は、Unix(登録商標)又はWindowNT(登録商標)であることが好ましいオペレーティング・システム47である。3つ目は、ソフトウェア・アプリケーション46である。ソフトウェア・アプリケーション46は、好ましくは、オペレーション・サポート・システムを有するPIN発呼アプリケーションであるCallManager(登録商標)102又は交換機システム上で動作可能な機能強化されたコンピュータ電話通信アプリケーションであるNetManager(登録商標)104である。図1と同様に、CTIカード25は、電話装置7又は9との間での情報の送受信のために、公衆通信網11に接続されたコンジットとして、交換機15とソフトウェア・サブシステムであるCallManager(登録商標)102又はNetManager(登録商標)104との間をインターフェースする。
【0051】
サーバ17及び23の主要なハードウェア・コンポーネントには、ROM/Bios51、RAM53、ドライバ41、プロセッサ49及びハード・ディスク又は他の記憶媒体55が含まれることが好ましく、これらのすべては中央オペレーション局71に配置される。中央オペレーション局71には、カード管理サブシステム、MISシステム、中央オペレーション・データベースと中央認証データベースを含む複数のデータベース31及び33のためのサーバが含まれる。センタ71は地域局59に接続され、地域局59には対応するサーバ17a及び23aが含まれ、これらのサーバは、地域オペレーション、ローカル認証、販売管理、口座管理、外部通信業者及び料金プラン保守、及びMIS用のクライアント・アプリケーション61をサポートするデータベース68を収容する。さらに、地域データベース68は、ボイス・メール・データを受け入れる。
【0052】
中央オペレーション局71と、データベース31及び33は、CallManager(登録商標)102のサーバ23及びNetManager(登録商標)104のサーバ17と共に動作し、これらのサーバは、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)67を介して電話会社、Lan/Wan57に接続され、電話会社、Lan/Wan57は、1つ又は複数のクライアント・アプリケーション61及び地域局59と対話する。地域局59には、情報の記憶及び検索又は発呼者情報のリダイレクトのための複数のデータベース68が含まれる。これらの地域局59のそれぞれが、複数のアプリケーション及び管理機能を有し、本発明の好ましい実施形態によるPIN電話通信・コンピュータ・システムを効率的に実行する。コール・センタ・エージェント70は、地域データベース68にアクセスでき、顧客口座及び使用量情報を検索し、口座及びサービス使用の追跡、送り状の生成、プロモーション及びアップグレードに関する顧客候補の識別を行うことができる。
【0053】
図3に示されるブロック図は、CallManager(登録商標)サブシステム102の対話サービスを反映したものであり、このCallManager(登録商標)サブシステム102は、ユーザ5、ディーラ35、外部通信業者12、ボイス・メール加入者(VMS)2、販売代理店37、印刷ベンダ19、及び、法人口座及びホーム口座6を含む、システムの様々なユーザにサブシステムを接続するリンクを有する。ユーザ5には、許可された顧客1及びコール・センタ・エージェント70が含まれる。CallManager(登録商標)102の主要な機能は、システムの様々なユーザのすべてからの電子送信を受信し、システムのサーバ23データベース33に記憶されたデータを使用して各ユーザに同種のもので応答することである。送信されるものには、PINアクセス・カードをアクティブにするためのアクティブコード、認証のためのpin番号、アウトダイヤル番号、コール継続要求、ボイス・メール・ボックス番号、ボイス・メールボックス・パスワード・ナビゲーション要求、ポーリングするボイス・メール・メッセージ、コール・センタへの接続の要求及び加入者による照会が含まれ、これらはCallManager(登録商標)によって受信される。そのような情報を受信した後に、CallManager(登録商標)サブシステム102のサブシステムであるSwitch Manager(登録商標)27が、次の例示的情報を発呼者/加入者に送り返すか、次の機能を実行する:グリーティングに伴われるPIN番号の認証及びオプションのメニュー、顧客の口座の残高、顧客の口座残高に基づく残り通話時間、顧客の口座残高が0又は制限に近づいている時の呼カットオフ警告、ヘルプ情報/プロンプト、アウトダイヤルされた番号又はメール・ボックスへの呼接続、録音されたボイス・メール・メッセージ又はコール・センタへの接続。
【0054】
図4に、本発明の好ましい実施形態によるCardManager(登録商標)サブシステムを用いてPINアクセス・カードを作成するための作成処理を示す。この処理は、許可されたユーザが、このシステムによってサポートされる3タイプのPINアクセス・カード、即ちトップアップ(top−up)カード、テレホン・カード、及びボイス・メール・カードのうちの1つ又は複数の特定の枚数を要求する時に開始される。実際のカードのタイプ及び詳細な定義を図5に示す。任意のロット数のカードを作成することができる。各カードのタイプ、額面金額、カード寿命及び隔離期間は、許可されたユーザによって入力されるか所与のリストから選択される。所望の数、タイプ及び額面金額のPINアクセス・カードが作成され、適当な指示及びアクセス番号がカードに印刷される。顧客1が関連するPIN番号を忘れるかなくした場合にシステム・プロバイダが外部参照番号を使用するために、外部参照番号もカードに印刷することができる。上述した情報に加えて、各ボイス・メール・カードは、プロファイルIDを有する。対応する一意のPIN番号が、前にデータベース33に記憶され、発行されたPIN番号に基づいて、各カードに割り当てられ、新しいPIN番号が、すでにデータベース33にあるものに追加される。PIN番号はセキュリティのためにアクセス・カード上に印刷されないので、各PINをアクセス・カードに突き合わせるレポートが生成される。図6A、図6B、図7A、及び図7Bに、システムによって作られるPINアクセス・カードの各タイプに対応して生成することができるレポートの情報及び機能の詳細を示す。さらに、カード製作レポートでは、特定のバッチに含まれるロット数、特定のロットに含まれるカード数、印刷されたカードの総数、及び印刷された各ロット及びバッチの値をリストすることができる。
【0055】
CardManager(登録商標)サブシステムは、PINアクセス・カード3の流通及び使用を制御し、これには、次のサブシステムが含まれる:カード管理、口座管理、外部通信業者及び料金プラン、販売管理、管理情報システム管理、及び大量データ転送用のバッチ処理。カード管理サブシステム(CMS)は、カード3の流通及び使用に対する集中管理のために中央オペレーション局71に配置される。中央オペレーション局71は、構成可能PIN長、ユーザ定義可能カード・タイプ構成、及びボイス・メール・プロファイルなどのサービスに関するカード構成の総合的な制御を提供する。CMSは、PINアクセス・カード3の定義、印刷、物理的な在庫目録や財務価値に関する集中制御及び流通機構を達成することを支援する。また、CMSは、単一のコンピュータ化されたソフトウェア・アプリケーション内でカード3に関する販売成績モニタリング及び在庫管理のための集中MISも提供する。
【0056】
さらに、CMSは、次の特定のサービスを有する:カード・タイプ定義、PIN生成、カード印刷ベンダ保守、カード印刷注文管理、カード生成について支払い可能な口座、及び、カードの下でのホーム及び法人のボイス・メール・アカウントの作成及び保守。口座管理サブシステムは、本発明の好ましい実施形態のシステムにワーク・フローを統合し、在庫管理、紛失カード非アクティブ及び財務清算を含む機密扱いのカード管理機能、配布管理機能及び口座管理機能のすべてについて承認が導入される。口座管理サブシステムには、中央71及び地域59の局のユーザにデータベース制御操作及び意思決定サポート;ホーム口座及び法人口座の作成、アクティブ及び保守のための対話式ワーク・フロー;箇条書き計算書の作成、追跡及びレポート;ユーザ定義;ボイス・メール・アカウント及びボイス・メール・プロファイル保守;受取勘定及び支払ヒストリ;顧客サービス又は他の問合せに関するオン・デマンドの顧客への箇条書き計算書などのシステム・データベース内に保持される情報を提供するモジュールが含まれる。
【0057】
制御された情況下で、法人顧客及びホーム顧客が、図8乃至図10に示されているように、PINアクセス・カードに関する詳細な注文を提出できる。口座管理サブシステムは、図8に示された法人口座管理サブシステム、図9に示されたホーム口座管理サブシステム及び図10に示された法人口座ユーザ及びホーム口座ユーザの仮想電話通信(ボイス・メール)用の管理サブシステムからなる。法人管理サブシステムは、図8に示されているように、内部ユーザに、法人口座を作成する機能、カード状況を変更する機能、PINを要求する機能、カード3を発行する機能、データ入力機能と記憶機能とを提供する。図9を参照すると、ホーム管理サブシステムによって提供される機能には、ホーム口座を作成する機能、カード常用を変更する機能、PINを要求する機能及びカード3を発行する機能が含まれる。最後に、図10に示された仮想電話通信によって提供される機能は、地域情報の定義、ボイス・メール及びボイス・メール・プロファイル・ボックス番号のインポート及び顧客固有の操作された設定を有する新規顧客口座の作成である。テレホン・カードは、個人、ホーム・セクタ、又は法人セクタが所有することができる。好ましい実施形態による本システムのボイス・メール・サービスは、電話が簡単に使用可能にならない場所で特に役立つ。そのような情況では電話番号がユーザに割り振られるが、その電話番号によって呼が受信されると、電話装置への物理的接続が行われない。その代わりに、その電話番号へのすべての呼が、ユーザの名前のメール・ボックスにルーティングされる。従って、「仮想電話通信」という用語が使用される。ユーザは、いつでもどの電話機からでもメール・ボックスを呼び出し、メッセージを検索することができる。その代わりに、ユーザは、すべての電話呼のルーティングのためにユーザに使用可能な電話装置への物理的接続を行うようにシステムに通知することができる。
【0058】
CallManager(登録商標)のアウトダイヤリング・サービス、電話会議サービス及びボイス・メール・サービスを提供する電話通信システムであるSwitch Manager(登録商標)サブシステムは、Windows NTプラットホーム又はUnixプラットホーム上で、任意の数の一般的なCTIカード25(例えばDialogic Corporation社が提供するもの)を有する非占有ハードウェア(Intel社製マイクロプロセッサ・ベースのサーバなど)で動作する。
【0059】
アウトダイヤリング・モジュールは、本発明の好ましい実施形態によるCardManager(登録商標)の関連機能と関連してSwitch Manager(登録商標)の完全なアウトダイヤリング機能を提供する。加入者によって開始されるpinベースの電話呼を受信すると、Switch Manager(登録商標)は、顧客1に挨拶を送信し、PIN番号の入力を要求して応答し、PIN番号の受信時に、カード3の認証を要求するためにCardManager(登録商標)にデータを送る。CardManager(登録商標)サブシステムは、データベース33からの口座マネージャ・データベース情報から、口座がアクティブであることを検証する。CardManager(登録商標)は、口座が有効であるかどうかをSwitch Manager(登録商標)に助言する。検証に失敗した場合、CardManager(登録商標)は、Switch Manager(登録商標)にそれを通信し、Switch Manager(登録商標)は、対応するメッセージを顧客1に送信して検証の失敗について助言し、顧客1にPIN番号又は口座番号もしくはその両方を再送信するように要求する。3回などの複数回の失敗の後に、Switch Manager(登録商標)は、呼を終了させ、適当なメッセージを顧客1に送信する。PIN検証に成功した場合、CardManager(登録商標)は、口座マネージャ・データベースから残りの口座残高を検索し、残高情報をSwitch Manager(登録商標)に送る。Switch Manager(登録商標)は、残高情報を顧客に送信し、PSTN11を介する通信リンクの完了のためにアウトダイヤルされる番号を要求し、受け入れ、CardManager(登録商標)サブシステム内の許可された番号のリストとアウトダイヤリングされる番号とを比較することによってカード3で許可される呼タイプについてアウトダイヤルされる番号を検証し、アウトダイヤリング及び呼進行状況分析を実行する。Switch Manager(登録商標)には、口座認証及びPIN認証の後に複数の呼を行う機能が含まれる。呼の終りで、Switch Manager(登録商標)は、顧客1との接続を再確立し、口座に残っている残高について顧客に助言し、顧客1に、もう1つの呼を行う、電話を切る又は別のSwitch Manager(登録商標)サービス27を開始するというオプションを提示する。顧客1は、十分な残高が口座に残っている限り、付加的なアウトコールを開始することができる。同様に、顧客1は、後述のように、電話会議機能又はボイス・メール機能を開始することができる。顧客が、Switch Manager(登録商標)によって提示されるメニュー・オプションを介して電話を切るか、呼を終了するならば、Switch Manager(登録商標)は、残りの残高をCardManager(登録商標)に通信し、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムが、データベース33内で顧客の口座情報を更新する。
【0060】
Switch Manager(登録商標)は、PIN使用量も監視し、不正行為を減らし、防止するために同時口座/PIN使用を終了させる。Switch Manager(登録商標)は、アナログ接続を介する高度な電話通信サービスの動作を容易にするために複数言語のサポートを提供し、例えば口座残高を使い果たしたことに起因する、呼のカットオフの前にユーザに通知する警告ブザーを送信する。Switch Manager(登録商標)は、中央データベース33又は地域データベース68もしくはその両方に記憶されたカード設定及びユーザ管理設定で定義される事前に決定されるイベントの際に、コール・センタへの自動呼ルーティングも提供する。図11及び図12に示されているように、ダイヤル・アウトに関する発呼加入者は、顧客1によって以前にデータベース33にロードされた情報に基づいて、短縮番号を使用することができる。
【0061】
Switch Manager(登録商標)の電話会議サブシステムは、PINカード加入者1に、マルチパーティ電話会議機能を提供する。このサブシステムは、ユーザに対話式音声応答又はオペレータによって支援される、複数の接続された呼を会話に参加させ、電話会議の開始の料金及び呼中に生じる料金について顧客のPINアクセス・カードの対応する口座残高に借方記入させる方法を提供する。発呼者が開始した会議は、このシステムにより、電話会議への当事者がシステムによって連絡され、呼に呼び込まれる際に呼をオープンかつアクティブに保持することによってサポートされる。アウトダイヤリングと同様に、電話会議サブシステムは、電話会議を確立する前に口座及びPIN番号の事前の認証を必要とする。
【0062】
図13乃至図15に詳細に示されたSwitch Manager(登録商標)のボイス・メール・サブシステムは、PINベースの顧客1にボイス・メール機能を提供する。図13を参照すると、システムのユーザは、Switch Manager(登録商標)の対話式音声応答サブシステムを用いてボイス・メール・ボックスをセット・アップし、アクセスする。ユーザは、主口座内に複数のメール・ボックスをセット・アップするオプションを有し、様々なメール・ボックス内及び、無応答又は話中などの様々な呼における情況下で、様々な挨拶/メッセージを提供することができる。これらのメール・ボックス及びメッセージは、サーバ23のデータベース33に記憶される。図14を参照すると、このシステムを介してルーティングされた呼が、ボイス・メール・サブシステム条件(無応答又は回線使用中など)に遭遇し、呼び出された番号が、ボイス・メール・ボックスをシステム上でセット・アップされている時には、Switch Manager(登録商標)が、適当な挨拶を発呼者に送り、メール・ボックス所有者による後の検索(図15)のためにすべての応答を記憶する。システムは、ボイス・メール・ボックスのパスワードアクセス管理を提供する。記憶されたメッセージは、記憶日付によってナビゲートされ、検索することができる。顧客の口座/カードが、ボイス・メール・ボックスのセットアップ及び使用について課金又は減額される。
【0063】
上述のSwitch Manager(登録商標)サービスの初期化及び支払いに使用されるPINアクセス・カードがトップアップ・カードである場合には、口座残高、不十分な残高又は使い果たされた残高に関するユーザへの通信には、ユーザがカードに価値を追加又は「トップアップ」するオプションが含まれる。そのような情況では、ユーザは、銀行口座又はクレジット・カード口座の番号を供給し、その口座からシステムがリアル・タイムでユーザの電話通信口座に資金を転送する。
【0064】
口座管理サブシステムの顧客管理サブシステムは、ボイス・メール・ボックス口座を開き、メール・ボックス・プロファイルを確立するために、ユーザからの顧客情報を受け入れる。ユーザは、氏名、住所情報及びボイス・メール・ボックス・プロファイルをシステムに入力し、システムは、保証金額、最大ボイス・メッセージ長、最大メッセージ数、保持されるメッセージの最大経過時間、及びボイス・メール・ボックス寿命を定義する。システムは、地域コード及びボイス・メール・ボックス番号も口座に割り当てる。この口座の状況は、アクティブ、中断又は非アクティブに変更することができる。「query(照会)」ボタンをクリックすることにより、ユーザはシステムに存在するプロファイルを検索することができる。
【0065】
CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムはカード3に他の顧客を割り当てる機能を有しており、カード3に他の顧客を割り当てるサービスを実行する。顧客1がカード3の割り当てを要求する際に、各カード3及びその顧客に割り当てられた口座の総信用額及び残りの信用額が、ユーザに表示される。顧客の要求に応じて、特定のカード3を、指定された法人口座又はホーム口座に割り当てることができる。代替案では、ユーザは、カードに割り当てられる金額を入力し、システムは、要求された信用値を満たすためにはどのカード3を割り当てなければならないかを判定する。許可された法人顧客及びホーム顧客は、この割当を直接に行うことができる。従って、中央71又は地域59の局に割当の要求を提出する必要はない。
【0066】
図16及び図17を参照すると、口座管理サブシステムの支払オプションによって、ユーザは、選択された口座からの支払を承諾することができるようになる。手始めに、ユーザは、処理される取引を選択する。即ち、法人口座又はホーム口座から支払額を受け取るか又はディーラ35若しくは販売代理店37から販売受領証を受け取るかを選択する。その後、ユーザは、支払方法(クレジット・カード、銀行の証書、現金など)、支払額、支払日などの現在の取引の詳細を入力する。支払の詳細を入力した後、ユーザは、取引の詳細を承諾するか、それらを取り消し、別の取引を開始するというオプションを有する。承諾する場合には、支払が記帳されるか、受領証がログ記録され、その結果がデータベース33に記憶される。
【0067】
コール・センタ・エージェント70は、リモート端末を介して口座、口座タイプ、氏名、サービス、住所、ボイス・メール・ボックス番号などによって顧客についてデータベース31、33及び68を検索する機能を有する。例えば、コール・センタ・エージェント70は、ドロップ・ダウン・メニュー・リストから口座タイプを選択し、適格なすべての口座について、呼ヒストリ、プロファイル、支払及び他の詳細を見ることができる。口座タイプを選択することによって氏名、住所、保証金、信用限度及び呼ヒストリなどの詳細がユーザに表示される。ユーザは、法人の部署又はホームの名前によって選択して、その部署又はホームに割り当てられたすべての口座及びカードを表示することもできる。支払の詳細が表示され、現在の口座の支払ヒストリを見ることもできる。支払モードの詳細は、列「支払方法」を選択することで見ることができる。「支払受け入れ」ボタンを選択することにより、それを介して支払の詳細にアクセスし、データベース33にポストすることができる画面が表示される。ホーム検索機能では、選択された検索判断基準によるすべてのホーム口座番号及びホーム名が表示されるが、これは、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムのもう1つの提供物である。ソートは、ホーム・リストの列見出しをクリックすることにより行うことができる。ホーム口座を選択した後、その口座をシステムの許可されたユーザが表示し、操作することができる。
【0068】
法人口座及びホーム口座を保守する機能は、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムのもう1つのサービスである。法人保守サブシステム又はホーム保守サブシステムのいずれかを介して、ユーザは、データベース33に記憶された、法人又はホームの階層構造のすべてのレベルの詳細及び連絡担当者を表示、追加、変更することができる。業種、請求サイクル、複数の住所(現住所、以前の住所、請求先住所など)、顧客ID、財政の健全さ、値引き、連絡担当者、契約書及び契約項目及び支払の責任は、法人口座の詳細の一部である。表示されるホーム顧客の詳細には、デフォルトの住所、請求先住所、口座ID、口座の状況、請求サイクル、値引き、顧客識別、財政の健全さ、支払情報、カードのタイプ及び額面の詳細、及び契約が含まれる。
【0069】
各法人顧客は、その法人の複数レベルの構造を反映する、記憶された階層構造を有する。住所情報、支払情報、カード詳細、及び概要を含む、法人顧客の詳細のすべてを表示することができる。「レベル追加」ボタンをクリックし、表示されるツリーの上にカーソルを置くことにより、階層にレベルを追加することができる。すべてのレベルの法人顧客の状況を、「状況変更」ボタンをクリックすることによって変更することができる。カードの要求は、「カード要求」ボタンを押下することによって行うことができる。法人レベルに割り当てられたカードの詳細は、「カード詳細」と名付けられたタブをクリックすることにより見ることができる。現在のレベル(カーソルが置かれているレベル)の詳細も、グリッドに表示される。その法人顧客に割り振られた主法人の名前及び主口座番号もユーザに表示される。
【0070】
法人状況画面では、法人階層のすべてのレベルの状況を変更することができる。法人顧客に適用可能な状況は、アクティブ、中断及び非アクティブである。法人階層の一レベルが非アクティブにされるか中断されている場合には、その親法人の下にあるレベルは、そのレベルが支払の責任を有しないと仮定すると、それに関連する親法人と同一の状況を有する。法人階層の一レベルが、非アクティブ状態又は中断状態からアクティブにされる場合には、その親法人の下にあるレベルの状況が、前の(元の)状況に復元される。主法人口座が、初めてアクティブにされる場合、主口座番号を生成する要求が行われる。システム及びそのユーザが、詳細な複数レベルの法人階層を使用して法人部署口座を決定する。
【0071】
CardManager(登録商標)サブシステムの販売管理サブシステム(SAS)サブシステムは、独占販売権所有者35のディーラ及び販売代理店37を介するPINアクセス・カードの販売及び流通に関連するすべての機能を管理する。このサブシステムには、ディーラ管理サブシステムが含まれ、このサブシステムの要素には、ディーラ保守、販売代理店保守、販売区域保守、手数料モデル保守、インセンティブ・モデル保守、販売代理店37へのPINアクセス・カード3の発行、販売/返却/紛失されたカード3の登録、手数料計算、インセンティブ計算、及び受取勘定管理が含まれる。このサブシステムを介して新規のディーラ及び販売代理店37が、新規の手数料モデル、新規のインセンティブ・モデル、及び更新されたディーラ区域と同様に、システムに登録される。図18を参照すると、各ディーラの名前及び完全な住所が必須であり、ディーラ電話番号、ファクシミリ番号、電子メール・アドレス及び連絡担当者も入力することができる。新しい販売代理店37ごとに入力される情報には、氏名、住所、電話番号及び肩書が含まれる。手数料モデルは、販売口座調整中に支払残高及び勘定残高を判定する際にシステムによって使用される。インセンティブ・モデル情報は、特定の販売代理店37について入力することができ、これには、通常、インセンティブ・プログラムの開始日付、終了日付、インセンティブ・プログラムの下で利益を請求する資格を有する人物、及びプログラムの必要条件が含まれる。インセンティブ・モデルは、チェックイン/チェックアウト勘定残高及びディーラ/販売代理店報酬の計算に使用される。販売されたカード3の登録により、SASサブシステムがカード管理サブシステムと関連して、顧客口座情報をデータベース33にロードする。
【0072】
図19を参照すると、販売代理店37チェックインに関連するデータ・フローの詳細が示されている。図19に示された処理は、販売代理店37が販売の電話又は外出から戻った時に行われる。販売代理店37は、自分に登録されたすべてのカードの処置を報告しなければならず、販売されたカード、返却されたカード、もしくは破損又は破壊されたカードについて報告しなければならない。カード在庫目録が、それに対応して更新され、返却されたカードは後続の販売に使用可能にされる。販売代理店の適当な手数料モデルが選択され、販売されたロット数が入力され、販売代理店37が現金又は信用の形で報酬を受け取る。販売代理店の取引に関連するすべてのデータがサーバ23のデータベース33に記憶される。図20及び図21に、それぞれ新規のディーラ及び新規の販売代理店37のシステムへの追加に関連するデータ・フローの詳細を示す。
【0073】
CardManager(登録商標)のセキュリティ・サブシステムは、ユーザに組織での役割を割り当てる能力と、異なる役割のセキュリティ特権を構成する能力と、ユーザ管理及び運営管理を使用することによって指定され承認された役割を介してワーク・フローを調整する能力とを提供する。このサブシステムの詳細を、図22に示す。ユーザは、ユーザの作成及び変更と、システムの特定のサブシステムにアクセスする役割の作成及び変更と、役割への運営のマッピングと、ユーザへの役割のマッピングと、各サブシステム上で許可される権利の様々な役割への割当とを行うことができる。
【0074】
CardManager(登録商標)サブシステムの機能の一部は、オンライン・サービスではなくバッチ処理として提供される。それらの中で最も特筆すべきものが、アクセス・カード3及びそれに対応するPIN番号の発行及び管理に関連するステップである。そのような処理の例をモバイル・カード3の認証に関して図23に示す。アクセス・カード3の詐欺的な使用を防止する方法として、印刷されたアクセス・カード3は、システムがそのカード3の使用を受け入れる前に、まず認証されるか登録されなければならない。そのような処理は、付加的なモバイル又は「自動車」カード3の要求と共に中央局71で開始される。カード3に関連する必要なすべての情報が、システム・データベース33から抽出された後に、カード3が、データベース33内のそのカードの状況を更新することによって認証される。この時点で、カード3は、本発明のシステムを介して提供されるサービスにアクセスするために顧客によって使用可能である。
【0075】
図24乃至図26Bに、様々なレポートの生成に関連するデータ・フローの詳細を示す。システムは、複数のパラメータ駆動レポートの生成を提供し、パラメータはユーザによって供給されるか、様々なデータベース31、33、及び68に記憶されたシステム・データによって供給されるか、その両方によって供給される。レポートは、中央局71、地域局59、独占販売権所有者35又は販売代理店37のオフィスで、或いはオンライン端末を介してリモートに生成することができる。
【0076】
CardManager(登録商標)の外部通信業者及び料金プラン・サブシステム(ECRS)サブシステムは、顧客がその下でシステムを介して使用可能なリソース及びサービスにアクセスすることができる、使用可能な様々な網及び外部通信業者の料金プランを保守する責任を負う。システム・ユーザは、ECRSサブシステムを使用して外部通信業者、料金プラン、網、ノード、ゾーン、タイム・パッケージ、タリフ・タイム、休業日、連絡担当者及びサービス保守定義を識別し、詳細を示す情報を含むシステム内の通信業者関連情報及び料金関連情報を保守するための情報を入力する。グラフィカル・ユーザ・インターフェース及びリモート端末を含む様々な周知の入力装置及び照会装置の使用を介して、ユーザは、システムのセキュリティ・サブシステムを介して提供される適当な許可権限を用いて外部通信業者及び様々な料金プランに関連するすべての情報を見て、入力し、変更し、削除することができる。各料金プランは、ゾーン、時間、日付、及びユーザによって制限することができる。さらに、ECRSは、電話会議、ボイス・メール、ファクシミリなど、顧客が使用する特定のサービスについて追加の料金を料金構造に追加するのに使用可能なリソースを提供する。ECRSサブシステムは、要求されたサービスを購入するのに十分な残高又は残りの制限を顧客が有することを保証するために、通信サービスの配布中に様々な使用料金を動的に計算するための組込みレーティング・エンジンを備える。
【0077】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェース(HAPI)は、提供されるCTIカードのタイプ又はメーカーとは無関係に、本発明の好ましい実施形態によるシステムとCTIカードとの間をインターフェースするアプリケーション・プログラミング・インターフェースを表す技術用語である。従って、単純にHAPIモジュールを更新して新しいCTIカードに対応することにより、システムは、使用するために選択するCTIカードからは独立したものとなる。言い換えると、HAPIは複数のベンダのCTIカードに対してアプリケーションを変更しないで済む方法を提供するのである。
【0078】
HAPIのフレームワークは、HAPIによってサポートされるすべてのカードに渡って共通の関数呼出し、構造体、イベント、エラー及び定数の組を提供する。アプリケーションは、使用されるカードとは無関係にこれらの値を使用することができる。従って、アプリケーション開発者は、アプリケーションがその上で実行されるターゲット・カード・タイプについて心配する必要がない。プログラマは、プログラムを実行するすべてのタイプのカードについて、その関数呼出し又はプログラミングの複雑な事情を知る必要がない。HAPIは、アプリケーションからこれらを遮蔽し、アプリケーション開発者に共通のフレームワークを提供する。HAPIは、アナログ回線並びにディジタル(E1/T1/ISDN)回線と共に使用することができる。
【0079】
上述の議論は、本発明の好ましい実施形態による、ユーザ及び加入者への電話通信サービスの提供を対象とするが、CallManager(登録商標)102サブシステム及びNetManager(登録商標)サブシステムは、ユーザにインターネット・サービス又は他のオンライン・サービスを提供するのに使用することもできる。具体的に言うと、CallManager(登録商標)102又はNetManager(登録商標)104或いはその両方のサービスを使用して、図27及び図28に示されているように、コンピュータ及びモデムの使用を介して現在使用可能なすべてのオンライン・サービスにアクセスすることができる。本発明のそのような実施形態では、ユーザの問合せが、CallManager(登録商標)102のサーバ23又はNetManager(登録商標)104のサーバ17ではなく、リモート・アクセス・サーバ202を介してルーティングされる。リモート・アクセス・サーバ202は、インターネット・ネットワーク200又は他のオンライン・アクセス・サービスに接続するために、ルータ204を介して問合せを送る。接続された後に、ユーザは、例えば、e−コマース、情報問合せ、財務、通信又は娯楽などのすべての事前に許可されたオンライン・取引を行うことを許可される。選択されたサービスを受けるためのユーザ料金を計算するレーティング・エンジンは、様々なインターネット又はオンラインのサービス及び機能にアクセスするコストを反映するように変更されるはずである。レーティング・エンジンは、サービス、時刻、持続時間及び量に基づく課金プランに対処する。限定ではなく一例として、加入者はインターネット上のe−コマース取引へのアクセスを許可するPINアクセス・カード3について署名により登録することができ、そのような取引は、投資取引、オークション入札、旅行関係の購入に制限され、そのようなカテゴリごとに特定の取引限度が設けられる。ユーザはリモート・アクセス・サーバ202にダイヤルし、リモート・アクセス・サーバ202は、その呼を認証のためにラジアス認証サーバ206にルーティングする。ラジアス認証サーバ206は、認証時にCallManager(登録商標)102に情報を送る。CallManager(登録商標)102は、ユーザの口座にアクセスし、口座に十分な残高があるかどうかと、要求されたサービスがこのユーザの口座について有効であるかどうかをラジアス認証サーバ206に応答する。ユーザがインターネット又はオンライン・サービスに接続されると、CallManager(登録商標)102は経過時間を追跡する。オンライン購入など、接続中にユーザによって蓄積された料金は、ユーザの口座残高から徴収される。顧客1が、口座残高を使い果たす前に切断した場合には、ラジアス認証サーバ206は、呼の終了についてCallManager(登録商標)102に通知し、CallManager(登録商標)102は、ユーザの口座残高を更新する。残高が、通話中に使い果たされた場合には、CallManager(登録商標)102が、リモート・アクセス・サーバ202に終了メッセージを送信し、リモート・アクセス・サーバ202は、その旨をユーザに通知し、接続を終了する。
【0080】
プロバイダは、現在、従来の交換電話網を使用する他にインターネット200及び他のオンライン・ネットワークを実施してボイス・トラフィック及びマルチメディア・トラフィックを搬送している。NetManager(登録商標)104は、PSTNユーザの呼処理エンジンとして、図28に示されているように、インターネット200及び他のオンライン・ネットワーク上の機能強化されたボイス・サービス及びマルチメディア・サービスを提供するためのゲートウェイとして使用することもできる。この実施形態では、NetManager(登録商標)104が、ディジット分析のためにすべての電話通信呼を受け入れる。NetManager(登録商標)104が、その呼がインターネット200内又は他のオンライン・ネットワーク内のものであると判定する場合に、NetManager(登録商標)104は、宛先ディジットを対応するインターネット・アドレスに変換し、その呼をインターネット200又は他のオンライン・ネットワークに送り返す。呼がPSTNに関するものである場合には、NetManager(登録商標)104は、ゲートウェイ機能を実行し、呼を、MFC−R2、ISDN−PRI又はSS7などのシグナリング・リンクを介してPSTNにルーティングする。その後、NetManager(登録商標)104は、要求され許可された電話通信・サービスのすべてを、インターネット顧客とPSTN顧客の両方に提供する。
【0081】
本発明の好ましい実施形態を図示し、説明してきたが、本発明の原理及び趣旨から逸脱せずに、これらの実施形態において変更を行うことができることが、当業者に諒解されるであろう。本発明の範囲は、添付の請求項及びその同等物において定義される。
【0082】
(関連出願の相互参照)
この特許出願は、共に1998年9月15日に出願された米国仮特許出願第60/100440号及び米国仮特許出願第60/100470号の明細書に基づき、その優先権を主張するものであり、これらの仮特許出願のそれぞれの内容が、参照によって本明細書に組み込まれている。
【技術分野】
【0001】
本発明は、全世界の個人加入者及び法人加入者にサービスを提供する通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
具体的には、ハードウェア通信交換機が、加入者により要求されたサービスを提供できるように構成されていない情況であっても、このような既存の通信交換機を介してサービスを提供する高度なインテリジェント通信システムに関する。このインテリジェント通信システムは、固定網及び移動網において世界中のどこに配置されたどのような通信装置からでも、個人識別番号(PIN)アクセス・カードを使用することをサポートする。さらに、標準的な通信機器及びオペレーティング・システムを使用して機能強化されたコンピュータ電話通信機能を供給する柔軟な呼処理及び交換サービスを提供する。
【0003】
(関連技術の説明)
電話サービスの個人加入者及び法人加入者は、転送電話、電話会議、及びボイス・メールのような高度な通信サービスを使用できるようになってきている。しかしながら、そのようなサービスは電話通信業者の機器に依存するため、すべての電話交換機が、現在使用可能な高度な通信サービスのすべてをサポートできるわけではない。そのため、多数の加入者は、未だに、自宅又は仕事場でこれらのサービスを利用することができない。さらに、加入者は自分が通信を行う通常の場所であれば、そのようなサービスを使用できるかもしれないが、加入者たるユーザが他人の通信装置、他人のパーソナル・コンピュータ、他人の携帯電話又は公衆電話を介してそのサービスにアクセスを試みる場合には、そのサービスを使用できない可能性がある。言い換えると、そのようなサービスへのアクセスは、使用される機器、電話通信業者が提供する機器及び特定加入者の事前署名による登録などによって、極端に制限されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、短縮ダイヤル呼出し、パスワード・サービス、自動アラーム、複数回線捜線、転送電話(話中、無応答、無条件、及び選択的)、着呼受付(選択的)、コール・バック、ディスティンクティブ・リンギング(distinctive ringing)、ネットワーク・ボイス・メール、及びインターセプション(interception)・サービスなどの、電話システムでの様々な高度なサービスを提供するには、特化された機器及び専売のソフトウェアが使用されていた。多くの遠隔地域など、アナログ電話交換機が通信網で使用されるときは、これらの高度なサービスのほとんどを顧客が使用できない。同様に、基本的なディジタル交換機が使用される場合には、ディジタル交換機のソフトウェアに応じて、上述したサービスの一部を使用できない場合があった。
【0005】
現在、アナログ交換網内の顧客が高度な電話通信サービスを使用したいと希望するときは、専売のディジタル交換機を、専売のコンピュータ・オペレーティング・システム及び専売のソフトウェアと共に購入しなければならない。網でディジタル交換機が使用され、その網に高度なサービスを追加することが所望される場合には、置換用のディジタル交換機及びそれをサポートするソフトウェアを入手しなければならない。どちらの情況でも、時代遅れの「レガシ」交換機が、「新世代」交換機によって置換される。この代替案としては、既存のディジタル交換機及びそのソフトウェアをアップグレードすることによって、いくつかの機能を既存のディジタル交換機に追加することができる。どちらのアップグレード処置を講ずる場合でも、必要なハードウェア及びソフトウェアの入手、インストール、テスト及び保守は、高価なプロセスであるとともに時間がかかるプロセスでもある。従って、アナログ交換機を、Lucent Technologies社又はNortel社から入手できるものなどの専売のディジタル交換機プラットホームにアップグレードする場合だけでなく、既存のディジタル交換機をアップグレードして追加サービスを提供する場合も、かなりのコストと労力が伴う。
【0006】
従って、既存のレガシ交換機及びサポートするソフトウェアの交換又はアップグレードを必要とすることなく、機能強化された通信サービスを顧客に提供する方法があれば、時間、労力及び出費を節約できよう。本発明のプラットホーム及び方法(以下では集合的に「システム」と呼称する)は、アナログやディジタルの古い「レガシ」交換機とインターフェースし、電話会社の機能的要件及び技術的要件を満足する業界標準のコンピュータ・プラットホーム上で動作することによって、このような要求を満たす。
【0007】
高度な通信サービスへのアクセスは、ハードウェア及びソフトウェアの制限に加えて、顧客が使用する支払プラットホームによってもさらに制限される。テレホン・カードなどのプリペイド・カードを使用して通信サービスにアクセスしたり支払うことは電子通信の分野では周知である。そのようなプリペイド・テレホン・カードは、百貨店、食品雑貨店、コンビニエンス・ストア、及び他の営業所で販売される。プリペイド・テレホン・カードは、10ドル、25ドル、100ドルなどの特定の金額又は額面をカード上に印刷して製作されうる。カード上には、アクセス電話番号及び追加の指示又は宣伝情報も印刷される。さらに、通常はカード上に印刷されるものではないが、ユーザを認証するための個人識別番号(PIN)がある。上記のアクセス電話番号は、所望の通信サービスにアクセスするためのホストコンピュータとインターフェースするために最初にダイヤルされる番号である。接続を開始するためにカード保有者は、第1に、しばしばフリーダイヤルであるアクセス番号をダイヤルし、第2に、関連するPINを手入力し、第3に、呼び出される側の電話番号をダイヤルする。
【0008】
入力された情報、プリペイド・カード残高の検証及び認証の際に、ユーザは網に接続する。アクセス番号により、カード保有者はコンピュータ・ホストにリンクされる。磁気ストライプ・リーダ又はバー・コード・リーダを使用して、口座コードを含むカードに記憶された情報を復号することもできるが、電話の発呼又は別の取引を完了するためには、ユーザによるPINの手入力という追加のステップが必要である。PINは、様々なサービス及び機能へのアクセスを保護することを目的とするものである。正しいPINを知っている許可ユーザにのみサービス及び機能を制限するのである。また、PINはカード保有者が有効なユーザであることを認証するために検証される。テレホン・カードを使用して発呼が行われた後に、その呼の料金が、カード保有者の口座に請求されるか、カードから減算される。
【0009】
プリペイド・テレホン・カードは、使用される電話機にかかわらず、世界中の顧客に電話呼サービスを使用可能にする便利な方法になっている。しかしながら、そのようなテレホン・カードでは、ボイス・メール、転送電話又は電話会議などの高度な通信サービスにアクセスすることができない。この制限の理由は、現在の網が、カードによって表される口座に借方記入するか又は請求することができるような単純な呼にだけ、テレホン・カードによるアクセスを制限しているからである。ボイス・メール・メッセージ用のメールボックス、電話会議のパス又は転送電話用の電話番号のリンクなどの高度なサービスを提供するデータベースに、テレホン・カード口座をリンクする統合システムが存在しない。言い換えると、カード保有者は、テレホン・カードを使用して、世界中のあらゆる通信装置から契約している高度な通信サービスへとアクセスすることを禁止されているのである。
【0010】
テレホン・カードを使用して高度な通信サービスを購入可能とすることに関連するもう1つの問題は、そのような取引の管理、追跡及び清算である。この問題が生じるのは、テレホン・カードの使用を許可するほとんどの通信システムが主にそのようなサービスの配送を許可するための支払に関心を持っていること、プリペイド・テレホン・カードはしばしば日用品として購入されること及びカードの使用と識別可能な口座、人物又は法人との間のリンクを維持できないことにある。手短に言うと、ユーザは、Lucent社、Nortel社などの先導的な巨大通信企業の占有アプリケーション・ソフトウェアを購入せずには、PINアクセス・カード・システムの管理、カード管理、口座管理、セキュリティ、カスタマ・ケア及び配布管理を、公衆交換電話網(PSTN)又は他の通信網上の単一のソフトウェア・パッケージに組み込んだ包括的なカスタマ・ケア・システムへとアクセスすることができなかった。
【0011】
本発明の好ましい実施形態は、PINアクセス・カードの使用の有無を問わずに高度な通信サービスを顧客に提供する際の、既存の機構に関連する諸問題を解決するものである。すなわち、ボイス・メールなどの付加価値サービスを個人又は法人に提供する際の諸問題を解決するものである。本発明の好ましい実施形態によれば、接続される交換機のアップグレードは必要がないため、地方電話会社、サービス・プロバイダ又は加入する消費者に対するコストは最小限となる。これらは、簡単に実施できてコスト効率のよい「オープン・スタンダード」な電話通信ソリューションを提供することにより達成される。
【0012】
本発明の目的は、ユーザが世界中のどこにいるか及び通信サービスが送られる機器にかかわらずに、機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0013】
本発明のもう1つの目的は、PINアクセス・カードを介して機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0014】
本発明のさらなる目的は、対話式音声応答システムを介して機能強化された通信サービスをユーザに提供することである。
【0015】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから、前記個人識別番号の認証時に、機能強化された通信サービスの要求を受け入れるステップと、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受けることを許可され、且つ前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームによって、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップと、前記機能強化された通信サービスの提供として前記口座に請求するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【課題を解決するための手段】
【0016】
機能強化された通信サービスは、地上通信回線ネットワーク、無線通信ネットワーク、広域ネットワーク、グローバル・コンピュータ・ネットワーク、ケーブル・ネットワーク、衛星ネットワークのうちの1つ又は複数を含むネットワークを介して提供されることが好ましい。また、機能強化された通信サービスの提供するためには、プラットホームをネットワークに接続するハードウェアから独立して、機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースが使用されることが好ましい。機能強化された通信サービスの提供に対する請求には、ユーザのプリペイド口座からの料金の減算又は掛け売り勘定への料金の加算が含まれる。機能強化されたサービスプラットホームによって提供される機能強化された通信サービスには、アウトコーリング、ボイス・メール機能及び電話会議機能が含まれる。さらに、管理機能、カード管理機能、アカウント管理機能、サービス・プロバイダ及び料金プラン機能、販売管理機能、及びシステム・セキュリティ機能が提供され、そのような機能強化された通信サービスのすべてが、個人識別番号アクセス・カードを用いてアクセスされる。機能強化されたサービスプラットホームには、対話式音声応答システムが含まれ、機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機又はディジタル交換機を介してユーザによってアクセスされる。
【0017】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから機能強化された通信サービスの要求を受信するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有することを検証するステップと、前記機能強化されたサービスプラットホームにより、前記機能強化されたサービスプラットホームなしで前記機能強化された通信サービスを提供するように構成されていない交換機を介して前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【0018】
機能強化されたサービスプラットホームにより提供される機能強化された通信サービスには、転送電話機能、通話中着信機能、自動アラーム機能、短縮ダイヤル呼出し機能、ボイス・メール機能、電話会議機能、着呼受付/拒否機能、コール・バック機能、パスワード機能及びインターセプション機能が含まれる。
【0019】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記入力装置により入力された前記個人識別番号を認証し、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0020】
プロセッサは、ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストをユーザの口座データに含むべくプログラムされる。
【0021】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、機能強化された通信サービスの選択をユーザから受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を前記記憶された口座データが備えていることを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0022】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから機能強化された通信サービスに関する要求を受け入れるステップと、前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法などの本発明の実施形態に従って達成される。
【0023】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記個人識別番号にリンクされた口座値を記憶する記憶装置と、前記入力装置によって入力された前記個人識別番号を認証し、前記記憶された口座値が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証する検証モジュールと、前記機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0024】
本発明の目的及び長所は、機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホームなどの本発明の実施形態に従って達成される。
【0025】
好ましい環境では、本発明の実施形態によって、地球のすべての電話網、特に、電話機及び高度な網機器が簡単にアクセス可能でない遠隔地域で、アクセス・カード・システムをインストールできるようになる。このシステムは、すべての使用可能な公衆交換電話網又はすべての移動電話網で、使用料金を計算するための組込みレーティング・エンジンと共に、アウトダイヤリング、ボイス・メール、電話会議サービスなどの高度な電話通信サービスを顧客に提供する。システムの使用の料金は、アクセス・カード・システムによって処理されることが好ましく、このアクセス・カード・システムには、アクセス・カード製品の作成から印刷、流通、販売、使用可能化及び使用までのすべてのクリティカルなビジネス機能をサポートする包括的なオペレーション・サポート・システム内のコール・センタ・サービスと、ワールド・ワイド・ウェブなどの使いやすいインターフェースを実施するコンピュータ・ネットワークを介するカスタマ・ケア機能へのアクセスを有する包括的なカスタマ・ケア・システムとが含まれる。このシステムは、個人(ホーム)使用又は法人の使用のために使用可能である。
【0026】
このシステムは、通信網内で使用される交換機の技術レベルに無関係に、同一のプラットホーム内でプリペイド機能とポストペイド機能の両方をサポートするアーキテクチャを有することが好ましい。この支払の多面性ゆえに、このシステムは、ビジネス顧客に提供される管理サービスをホーム・ユーザに提供されるものと異なるものにすることができる、広範囲の口座管理機能を可能にする。
【0027】
一実施形態では、システムが既存の公衆交換電話網(PSTN)交換機に接続し、ボイス・メール、電話会議、転送電話、通話中着信、着呼受付、着呼拒否、コール・ホールド(call hold)、コール・パーク(call park)、自動アラームなどの高度な通信サービスを、PSTN交換機をアップグレードすることなしにPSTN交換機に接続された加入者に透過的に提供する。このシステムは統合された対話式音声応答システム及びパスワード機能を介する管理サービスに対する完全な制御も加入者に提供する。これによって、PSTNプロバイダが、網内の交換機をアップグレードせず、従って投資を最小にして、高度な通信サービスを提供できるようになる。これらと同一の高度な通信サービスを、このシステムによって、従来のPSTN交換機をオンライン・ネットワークに組み込む必要なしに、インターネット・ネットワーク又はあらゆるオンライン・ネットワーク上で、電話通信ユーザに使用可能にすることができる。
【0028】
本発明の好ましい実施形態は、複数ベンダのコンピュータ電話通信インテグレーション(CTI)ボードもサポートすることが好ましい。これは、アプリケーション・ソフトウェアをボード固有アプリケーション・プログラミング・インターフェースから分離する高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェース(HAPI)の設計を介して達成される。従って、アプリケーション・ソフトウェアは、主要なCTIボード・ベンダのハードウェアのほとんどで稼動する。HAPIの設計に起因し、新しいCTIボード・ベンダを非常にすばやくサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本明細書でCallManager(登録商標)及びNetManager(登録商標)と称するソフトウェアを実行するアドバンスド・インテリジェント・ネットワーク(AIN)プラットホームを含む、本発明の実施形態のブロック図である。
【図2】CallManager(登録商標)及びNetManager(登録商標)のコンピュータ電話通信機能、交換機能、網接続、及び顧客接続を統合する中央オペレーション局サーバのブロック図である。
【図3】CallManager(登録商標)サブシステム内に含まれる主要なサブシステムのブロック図である。
【図4】CallManager(登録商標)サブシステム内で使用されるカードに割り当てられるPINを生成するシステムの流れ図である。
【図5】カード・タイプ定義用のデータ構造のブロック図である。
【図6A】アクセス・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図6B】アクセス・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図7A】トップアップ・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図7B】トップアップ・カード・レポートの作成の流れ図である。
【図8】カード口座情報及び取引を管理する法人管理サブシステムの動作のブロック図である。
【図9】ホーム口座及びホーム・カードの作成及び維持のブロック図である。
【図10】仮想電話通信システムのデータ構造図である。
【図11】短縮ダイヤル呼出しサービスの登録の流れ図である。
【図12】短縮ダイヤル呼出しサービスの動作の流れ図である。
【図13】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図14】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図15】ボイス・メール・システムの動作の流れ図である。
【図16】受取勘定、口座残高、及び貸方の支払管理の流れ図である。
【図17】受取勘定、口座残高、及び貸方の支払管理の流れ図である。
【図18】ディーラ管理サブシステムのデータ構造図である。
【図19】ディーラ管理サブシステムへの販売代理店のチェックインの流れ図である。
【図20】ディーラ管理サブシステムへの新規ディーラ追加の流れ図である。
【図21】ディーラ管理サブシステムへの新規販売代理店追加の流れ図である。
【図22】セキュリティ管理サブシステム内でのユーザの役割の作成及びマッピングの流れ図である。
【図23】モバイル・カードの認証の流れ図である。
【図24】印刷注文状況レポートの生成の流れ図である。
【図25A】PIN情報レポートの生成の流れ図である。
【図25B】ボイス・メール・システム・プロファイル・レポートの生成の流れ図である。
【図26A】印刷ベンダ・レポートの生成の流れ図である。
【図26B】移動済みカード・レポートの生成の流れ図である。
【図27】インターネット・アプリケーションにアクセスするCallManager(登録商標)の動作の流れ図である。
【図28】インターネット・アプリケーションにアクセスするNetManager(登録商標)の動作の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の上記及び他の目的及び長所は、添付図面と以下の好ましい実施形態の説明からより明白になり、より簡単に諒解される。
【0031】
(好ましい実施形態の説明)
プリペイド・テレホン・カードは、通常、口座コードをエンボス加工され、アクセス・コードを印刷されたプラスティック・カードである。通信サービスを購入するためにそのようなプリペイド・テレホン・カードを利用する多数の技法が存在する。カードは、プラスティック、金属、紙もしくはプロセッサ付き又はプロセッサなしのメモリ・チップとすることができる。通信サービスの要求を開始する前に購入されるプリペイド・カードのほかに、クレジット・カード及びデビット・カードも、テレホン・カードとして使用できることは周知である。本発明の好ましい実施形態では、すべての種類のテレホン・カードを、用語「アクセス・カード」と呼称する。アクセス・カードは、装置であり、通信サービスへのアクセスの許可と支払のための顧客口座へのリンク及びアクセス・コードを含んでいる。そのようなカードには、前に述べたカードの特徴のすべての組合せが含まれる。
【0032】
本発明の好ましい実施形態は、現在入手可能な通信装置及び電子コンポーネントによって、網上で簡単に実施される。本発明の好ましい実施形態は、私設通信網、公共通信網、ケーブル網、衛星網、インターネット及び他の放送網を含む事実上すべての通信システムに応用できるが、本発明はこれらの網に制限されるものではない。
【0033】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態の電話通信プラットホーム100のブロック図が示されており、この電話通信プラットホーム100には、すべての公共システム電話網11によるアクセスのためのCallManager(登録商標)サブシステム102及びNetManager(登録商標)サブシステム104が組み込まれている。CallManager(登録商標)サブシステム102内で、顧客1は、PINアクセス・カード3を使用して、アクセス・カード3の購入時又は登録時に顧客1に提供されたアクセス番号をダイヤルする。これにより、有線電話7又は無線電話9を介してコンピュータ・電話通信網11にアクセスする。アクセス・カード3は、デビット・カード、クレジット・カード、プリペイド・テレホン・カード又は所定の限度までの出費を許可するリミット・カード(limit card)とすることができる。カード自体は、プラスティック・カード又は紙カードとすることができ、情報は、印刷されるか磁気ストリップ又はマイクロチップなどにエンコードされる。アクセス番号は、磁気リーダ又はバー・コード・リーダを用いて電話機7又は9によって読み取ることができ、またユーザがカードに印刷された情報を視覚的に読み取り、その後、その情報からアクセス番号をダイヤルすることができる。さらに、ユーザ・コマンドの際にアクセス番号を自動的にダイヤルするパーソナル・コンピュータを介してアクセスを指示することができる。
【0034】
市内、地域或いは全国規模の電話会社13のPSTN11は、有線電話7のローカルネットワーク介したり又は無線電話9若しくはコンピュータ・ネットワーク若しくはモデムを介してPSTNに結合されたパーソナル・コンピュータ(図示せず)を介したりして、ダイヤルされた電話送信を受信する。PSTN11からの呼は網により交換機15にルーティングされる。交換機15はアクセス番号を分析し、その呼を電話通信プラットホーム100の外部の電話呼受信装置に向けるか、インターネットTCP/IP網21などのコンピュータ・ネットワーク又は電話通信プラットホーム100のコンピュータ電話通信インターフェース・カード(CTI)25に向ける。CTIカード25に向けられた呼の場合、その呼は、使用されるアクセス番号による判定に従って、サーバ23を介して電話通信プラットホーム100のCallManager(登録商標)サブシステム102に又はサーバ17を介した電話通信プラットホーム100のNetManager(登録商標)サブシステム104のいずれかに向けられる。要約すると、下でより完全に説明するように、CallManager(登録商標)サブシステム102及びNetManager(登録商標)サブシステム104は、呼を制御し、交換機15のハードウェアが所望の高度な通信サービスを配布するように構成されていない時であっても、交換機15を介してPSTN網11上で顧客1にそのようなサービスを配布する。
【0035】
サーバ23のCallManager(登録商標)サブシステム102には、クライアント・アプリケーション・サービス29及びSwitch Manager(登録商標)サービス27が含まれる。この両方のサービスのセットは、サーバ23のデータベース33に情報を記憶する能力を有する。Switch Manager(登録商標)サービス27は、電話通信プラットホーム100上で実行されるソフトウェアにより提供されるボイス・メール・サービス、電話会議及びアウトダイヤリングを含む電話通信サービスである。顧客1はPINアクセス・カード3を介してこれらのサービスを直接使用できる。Switch Manager(登録商標)サービス27を提供するソフトウェアには、使用可能なオプションを介して顧客を案内する対話式音声応答システムが含まれる。クライアント・アプリケーション・サービス29も、プラットホーム100上で実行されるソフトウェアにより提供される。クライアント・アプリケーション・サービス29は、顧客1、販売代理店37、独占販売権所有者35及びコール・センタ・エージェント70(図2参照)が使用するための完全なオペレーション・サポート・システムを構成する。クライアント・アプリケーション・サービス29には、管理及びシステム構成、コール・センタ機能、カード管理サブシステム(CardManager(登録商標)を含む)、口座管理サブシステム、外部通信業者及び料金プラン・サブシステム、販売管理サブシステム及びセキュリティ・サブシステムが含まれるが、これらに制限されることはない。クライアント・アプリケーション・サービス29は、顧客口座及び使用量情報へのアクセスのためのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(図示せず)及び出力装置(図示せず)も提供する。
【0036】
CallManager(登録商標)サブシステム102は、独占販売権所有者35を介するPINアクセス・カード3の配布を管理するが、電話会社13も、顧客1にPINアクセス・カード3を配布するオプションを有する。独占販売権所有者35は、顧客1にPINアクセス・カード3を行き渡らせるための販売代理店37を有する。販売代理店37は、個人、コンビニエンス・ストア又は公共区域に配置されたキオスクとすることができる。アクセス・カード3が、プリペイド・テレホン・カードである場合には、顧客1は、独占販売権所有者35の販売代理店37を介してカード3を購入するか、市内、地域及び中央の電話会社13から直接カードを購入するというオプションを有する。カード及び請求情報の印刷及び作成は、すべてが、CallManager(登録商標)102のCardManager(登録商標)コンポーネントと称するオペレーション・サポート・サブシステムを介して実行される。
【0037】
図1には、NetManager(登録商標)サブシステム104と称するアドバンスド・インテリジェント・ネットワーク(AIN)プラットホームも示されている。サーバ17は、NetManager(登録商標)サブシステム104内で中央局サービス・エンハンサになることもできることが好ましい。すなわち、CallManager(登録商標)サブシステムのPINサーバ23に含まれるSwitch Manager(登録商標)27によって提供されるコンピュータ電話通信サービスに類似したものを提供するだけではなく、公共電話会社13、インターネット・プロバイダ21又は無線網がディジタル交換機機能をアップグレードする必要なしに既存の「レガシ」交換機15を介して追加的な電話通信サービス28をも提供できる。言い換えると、NetManager(登録商標)104は、レガシ交換機15の技術的レベルとは独立にそのソフトウェア・モジュール及びデータベース・アクセスを介してAIN交換サービスの完全なセットを提供する能力を有する。さらに、顧客1のNetManager(登録商標)サービス28へのアクセスは、PINアクセス・カードに制限されることはない。
【0038】
追加的な電話通信サービス28は、アクセス・コードベースのサービス、終了サービス、PINベース・サービス、管理サービス及びインテリジェント網(IN)サービスに分類することができる。サーバ17は、そのオープンアーキテクチャ設計に起因して、交換機15レベルではなく、オープンシステムのクライアント−サーバ・レベルでの追加的な電話通信サービス及び管理サービスの展開をスケーリングすることにより、地域電話会社13の交換容量をアップグレードすることもできる。PINベース・サーバ23のデータベース33に類似して、サーバ17は、サーバ17を介してコンピュータ電話通信サービス28に供給される情報のすべてを記憶するために複数のデータベース31を有する。サーバ17のクライアントには、顧客1のほかに、管理、清算、販売及びMISが含まれる。さらに、NetManager(登録商標)104は、CallManager(登録商標)102のクライアント・アプリケーション・サービス29の下で提供されるサービスの一部に類似する、管理クライアント・アプリケーション・サービス及びオペレーショナル・クライアント・アプリケーション・サービス30を提供する。
NetManager(登録商標)104のコンピュータ電話通信サービス28のアクセス・コードベースのサービスでは、発呼回線識別を使用して所定のコードがダイヤルされた時に所望の機能を起動する。これらのサービスには、イコール・アクセス(equal access)、短縮ダイヤル呼出し、自動ウェイク・アップ(automatic wake up)サービス、電話会議機能、請求問合せ、パスワード付きの長距離/ISD、自動電話番号照会、オン・ライン・ヘルプ、インフォメーション・オン・デマンド及びインターネット電話が含まれる。
【0039】
NetManager(登録商標)104の主なサービスは、イコール・アクセスである。これにより、市内交換内のすべての加入者が、その交換局を介して使用可能な様々な長距離通信業者を選択してアクセスできるようになる。イコール・アクセス・サービスにより、加入者を長距離通信業者にアクセスさせ、長距離通信業者の回線を介して呼をもたらし、この長距離通信業者に関する呼について請求することが可能になる。短縮ダイヤル呼出しにより、加入者は完全な電話番号をダイヤルする代わりに短いコードをダイヤルすることで、頻繁にアクセスする電話番号をダイヤルできるようになる。加入者は対話式音声応答システムを介してこれらのコードを設定したり変更したりすることができる。自動ウェイク・アップ・サービスに関して、加入者は自分を起こして欲しいと思う時刻や思い出させて欲しいと思う時刻をプログラムすることができる。加入者は、毎日一定の時間又は1回だけ、プログラムされた時刻に呼び出される。電話会議機能では、加入者が、電話会議を開始し、複数の当事者を会議に加えることができる。加入者は、いつでも当事者の誰でも、会議から退出させることができる。請求の問合せにより、加入者が、口座の残高を含む加入者の請求情報にオンライン又は音声起動でアクセスできるようになる。加入者は、長距離呼を完了するための前提条件として、セキュリティ・コード/パスワードをプログラムすることによって長距離呼へのアクセスを保護することができる。コール・リーチ(call reach)は、このサービスに統合された部分であり、加入者が、指定された地域及び国へアクセスする際に事前にプログラムされた電話番号を使用することにより、呼の範囲を制限する。加入者は、自動電話番号照会サービスを使用して電話番号案内を受けることができる。電話番号案内により見つかった番号をこのサービスから自動ダイヤルすることができる。ユーザは、広範囲のオンライン・ヘルプ機能を、データベース31を介して使用できる。この機能には、様々なサービスの指示及び例示的パラメータ構成が含まれる。インフォメーション・オン・デマンドは、加入者に、加入者情報、サービス情報及びマーケティング情報の単一の情報供給点を与える。この情報は、ファクシミリ及び/又はデータ伝送を介して加入者に使用可能になる。インターネット電話サービスでは、移動呼及びPSTN呼の両方を、低コスト高サービス品質でインターネットIP網にルーティングすることができる。
【0040】
終了サービスは、加入者側で呼が終了する時に開始され、その特定の加入者の事前にプログラムされたサービスが呼び出される。NetManager(登録商標)104のコンピュータ電話通信サービス28のこれらの機能には、転送電話(無条件、話中、無応答、及び選択的)、コール・パーク、コール・ホールド、通話中着信、インポータント・コール・ウェイティング、コール・スクリーニング(着呼拒否及び着呼受付)及び複数回線捜線が含まれる。
【0041】
転送電話サービスは、4つの条件オプションを有する。無条件転送では、加入者が、すべての呼を別の番号に転送できるようになる。転送電話−話中では、主番号が話中の場合に呼を受けるもう1つの電話番号を加入者が指定できるようになる。無応答転送では、ダイヤルされた第1の番号が所定の呼出し回数の後に応答しない場合に、第2の番号に呼が再ルーティングされる。選択的転送では、特定の電話番号から発する呼に限り、上述の3つのシナリオで呼が転送される。加入者は、どの電話機からでも転送オプションのどれでも変更することができる。コール・パークでは、顧客が、パーキング・コードをダイヤルすることにより、呼をとっておく又は保留することができる。保留されている間は、呼は、一時保留にされ、回線から分離される。その結果、顧客が、単一の回線上であっても、自由に発呼又は着呼を行えるようになる。ビジネス・グループ内のどの回線からでも回復コードをダイヤルすることで、保留された呼に接続することができる。オプションのタイムド・リコール(timed recall)サービスにより、保留された呼が永久に無視されるか忘れられることを保護する。コール・ホールドでは、顧客が、スイッチ・フックを押し、ホールド・コードをダイヤルすることにより、どの呼でも保留することができる。このサービスにより、回線が解放されて、別の呼を行えるようになる。一時に局回線ごとに1つの呼だけを、保留することができる。元の接続は、フックを押し、コール・ホールド・アクセス・コードをダイヤルすることによって回復することができる。顧客が、当事者を保留したままで電話を切った場合、その顧客は、自動的に呼び出され、保留された当事者に接続される。通話中着信サービスでは、電話呼に関わっているユーザにトーンがトリガされ、そのユーザに別の呼が接続を試みていることが通知される。スイッチ・フックを押すことにより、呼び出された加入者が、元の当事者を保留状態に保ちながら第三者と話すことができる。フック・スイッチをもう一度押すことにより、加入者は保留されていた元の当事者と話すことができる。インポータント・コール・ウェイティングは通話中着信に似ているが、加入者がシステムに事前にプログラムした特定の電話番号からの着呼に限り、加入者が通知を受ける点が異なる。コール・スクリーニング・サービスの着呼拒否オプションにより、加入者が、指定された番号からのすべての着呼をフィルタ・アウトすることが可能になる。着呼受付サービスでは、指定された番号だけが、加入者を呼び出せるようになる。複数回線捜線では、一般に会社である加入者が、複数の不連続の電話番号のグループ化を要求することができる。1つの番号が話中の時には、着呼がグループ内の次に使用可能な番号に自動的に回される。
【0042】
PINベースのサービスは、顧客に割り当てられた個人識別番号に対してキーイングされ、各顧客の固有の権限に制限される。これらのサービスには、認証、ボイス・メール、システム・ウォッチ(system watch)及びプリペイド請求が含まれる。
【0043】
認証によって加入者が入力した個人識別番号の検証がもたらされる。このサービスでは、PIN番号のアクティブ及び非アクティブも可能になる。アクティブの一部として、この機能は無効なPIN番号の入力の後にアクティブを再試行する。再試行の回数は構成可能なパラメータである。システムはメッセージの記憶のための、すべての機能を備えたボイス・メールを提供する。加入者は、事前にプログラムされたPIN番号を用いて自分のボイス・メール・ボックスにアクセスでき、メッセージの選択的検索及び再検討、メッセージの削除及びメッセージの永久的な保管を選択することができる。システム・ウォッチでは、管理者のコンソール又はオペレータのコンソールで、回線及びチャネルの状況及び占有のオンライン表示が可能になる。プリペイド請求では、加入者が、サービスの固定された金額について事前に支払うことが可能になる。加入者が、発呼を行うかサービスを呼び出すたびに、システムは、残高について要求された呼又はサービスを検証し、残高を使い果たす直前を含めて、加入者に助言する。
【0044】
管理サービスには、パラメータ駆動のすべてのサービス及びサービスのアクティブ又は非アクティブが含まれる。これらのサービスには、簡単な機能構成、システム及びトラフィックのモニタリング、加入者情報アクセス、加入者管理、サービスのパッケージ化、異なる加入者グループ用の可変料金プラン、MISレポート、セキュリティ管理及びオープン・ビリング(open billing)が含まれる。
【0045】
機能構成では、加入者が、各加入者の好みと必要に基づいて、様々な構成可能オプションの事前プログラミング及びオン・デマンドの再プログラミングを行うことができる。モニタリング・サービスでは、加入者が、アラーム通知、アイドル状況、ビジー状況及びシステム統計を含む、システムでのアクティビティ・レベルに視覚的にアクセスすることができる。このシステムは、2レベルのセキュリティを維持し、各加入者が、加入者サービス及びパラメータへの保護されたアクセスを有し、システム監視者が、オプション及び制御の第2層へのアクセスを有する。
【0046】
INサービスは、インテリジェント網機能のことであり、これには、無料サービス、プレミアム・レート・コーリング(1−900番など)、緊急サービス(911番)、ディスティンクティブ・リンギング、発呼者ID表示、CENTREXサービス、完全なSS−7機能、ユニバーサル・パーソナル・ナンバ・サービス、ドゥー・ノット・ディスターブ、自動コール・バック及び世論調査/TeleVotingなどの高度なサービスが含まれる。
【0047】
無料呼出しは、呼を、発呼者に無料の「800」番に対して行わせることにより、電話番号「所有者」に課金するものである。プレミアム・レート・コーリングは、「900」番に対して行われる呼に追加の料金を適用し、その追加料金は、電話番号「所有者」に渡される。緊急サービスは、緊急サービスへの短縮アクセスを発呼者に可能にする。911などの緊急電話番号に対する呼が行われる時に、緊急センタに勤務するオペレータが、氏名、住所、電話番号、呼の地理的位置などの呼に関連するクリティカルなデータを見ることができる。ディスティンクティブ・リンギングは、指定された電話番号から発呼する時に、異なる呼出音パターン又はトーンを提供する。発呼者IDでは、着呼の電話番号及び関連する加入者氏名が表示される。中央交換サービスは、発呼顧客と被呼顧客の両方に使用可能である。ユニバーサル・パーソナル・ナンバ・サービスでは、加入者が、通常の電話帳の番号以外の特定の個人電話番号を有することができる。加入者は、網内で直近の電話のどれでも、自分「自身の」ものとして指定することができる。加入者のユニバーサル・パーソナル・ナンバへの呼によって、指定された電話が呼び出される。同様に、指定された電話で行われる発呼は加入者の請求に反映される。この場合、請求は、使用された電話の番号ではなく、ユニバーサル・パーソナル・ナンバに対して行われる。ドゥー・ノット・ディスターブ・サービスでは、一時的に、すべての呼が、加入者の電話機を呼び出すことを禁止される。その代わり、加入者がセット・アップしたオプションに応じて転送電話又はボイス・メール機能を介して呼は処理される。自動コール・バックは、加入者がフック・スイッチを押し、特殊なコードを電話機に入力した時に話中信号に出会うと加入者によって起動される。話中であった番号が、システムによって周期的にポーリングされ、その番号が使用可能になると、加入者の電話機が呼び出され、加入者がハンドセットを持ち上げた時に接続が完了する。世論調査は、加入者が指定された電話番号を確立し、指示メッセージを録音し、特定の回答を表す様々なキーによる発呼者入力をコーディングすることによって起動される。
【0048】
NetManager(登録商標)104には、プッシュホン電話機を使用せずに加入者がシステムのサービス28のすべてを使用できるようにする対話式音声応答システムが含まれる。NetManager(登録商標)104は、少なくとも次の機能を追加的に提供する:コスト・ルーティング/インターキャリア・取引、加入者管理、高度なサービスの提供、リアル・タイム・コール・レーティング/カットオフ、発呼者認証、呼進行状況分析、AIN/CTI(アドバンスド・インテリジェント・ネットワーク/コンピュータ電話通信インターフェース)信号方式網。
【0049】
NetManager(登録商標)104は、簡単な保守、継続的な機能強化、実施のし易さ及び柔軟性を可能にする完全にモジュラーなソフトウェア・アーキテクチャを使用して実施される。DNAをサポートするWindows NT 4.0 serverが稼動するISA/PCI/CPCIベースのCTIサーバなど、電話会社級の動作仕様を有する業界標準のPCプラットホーム上で、NetManager(登録商標)104は稼動することができる。さらに、NetManager(登録商標)104及びCallManager(登録商標)102はディジタル・インターフェースとアナログ・インターフェースの両方をサポートする。
【0050】
図2を参照すると、NetManager(登録商標)104のサーバ17及びCallManager(登録商標)102のサーバ23のバック・エンドが示されている。各サーバ17及び23は、少なくとも3つの機能カテゴリを有することが望ましい。1つ目は、関連S/Wドライバとデータベース31及び33(図1参照)とを含むハードウェア・コンポーネントである。2つ目は、Unix(登録商標)又はWindowNT(登録商標)であることが好ましいオペレーティング・システム47である。3つ目は、ソフトウェア・アプリケーション46である。ソフトウェア・アプリケーション46は、好ましくは、オペレーション・サポート・システムを有するPIN発呼アプリケーションであるCallManager(登録商標)102又は交換機システム上で動作可能な機能強化されたコンピュータ電話通信アプリケーションであるNetManager(登録商標)104である。図1と同様に、CTIカード25は、電話装置7又は9との間での情報の送受信のために、公衆通信網11に接続されたコンジットとして、交換機15とソフトウェア・サブシステムであるCallManager(登録商標)102又はNetManager(登録商標)104との間をインターフェースする。
【0051】
サーバ17及び23の主要なハードウェア・コンポーネントには、ROM/Bios51、RAM53、ドライバ41、プロセッサ49及びハード・ディスク又は他の記憶媒体55が含まれることが好ましく、これらのすべては中央オペレーション局71に配置される。中央オペレーション局71には、カード管理サブシステム、MISシステム、中央オペレーション・データベースと中央認証データベースを含む複数のデータベース31及び33のためのサーバが含まれる。センタ71は地域局59に接続され、地域局59には対応するサーバ17a及び23aが含まれ、これらのサーバは、地域オペレーション、ローカル認証、販売管理、口座管理、外部通信業者及び料金プラン保守、及びMIS用のクライアント・アプリケーション61をサポートするデータベース68を収容する。さらに、地域データベース68は、ボイス・メール・データを受け入れる。
【0052】
中央オペレーション局71と、データベース31及び33は、CallManager(登録商標)102のサーバ23及びNetManager(登録商標)104のサーバ17と共に動作し、これらのサーバは、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)67を介して電話会社、Lan/Wan57に接続され、電話会社、Lan/Wan57は、1つ又は複数のクライアント・アプリケーション61及び地域局59と対話する。地域局59には、情報の記憶及び検索又は発呼者情報のリダイレクトのための複数のデータベース68が含まれる。これらの地域局59のそれぞれが、複数のアプリケーション及び管理機能を有し、本発明の好ましい実施形態によるPIN電話通信・コンピュータ・システムを効率的に実行する。コール・センタ・エージェント70は、地域データベース68にアクセスでき、顧客口座及び使用量情報を検索し、口座及びサービス使用の追跡、送り状の生成、プロモーション及びアップグレードに関する顧客候補の識別を行うことができる。
【0053】
図3に示されるブロック図は、CallManager(登録商標)サブシステム102の対話サービスを反映したものであり、このCallManager(登録商標)サブシステム102は、ユーザ5、ディーラ35、外部通信業者12、ボイス・メール加入者(VMS)2、販売代理店37、印刷ベンダ19、及び、法人口座及びホーム口座6を含む、システムの様々なユーザにサブシステムを接続するリンクを有する。ユーザ5には、許可された顧客1及びコール・センタ・エージェント70が含まれる。CallManager(登録商標)102の主要な機能は、システムの様々なユーザのすべてからの電子送信を受信し、システムのサーバ23データベース33に記憶されたデータを使用して各ユーザに同種のもので応答することである。送信されるものには、PINアクセス・カードをアクティブにするためのアクティブコード、認証のためのpin番号、アウトダイヤル番号、コール継続要求、ボイス・メール・ボックス番号、ボイス・メールボックス・パスワード・ナビゲーション要求、ポーリングするボイス・メール・メッセージ、コール・センタへの接続の要求及び加入者による照会が含まれ、これらはCallManager(登録商標)によって受信される。そのような情報を受信した後に、CallManager(登録商標)サブシステム102のサブシステムであるSwitch Manager(登録商標)27が、次の例示的情報を発呼者/加入者に送り返すか、次の機能を実行する:グリーティングに伴われるPIN番号の認証及びオプションのメニュー、顧客の口座の残高、顧客の口座残高に基づく残り通話時間、顧客の口座残高が0又は制限に近づいている時の呼カットオフ警告、ヘルプ情報/プロンプト、アウトダイヤルされた番号又はメール・ボックスへの呼接続、録音されたボイス・メール・メッセージ又はコール・センタへの接続。
【0054】
図4に、本発明の好ましい実施形態によるCardManager(登録商標)サブシステムを用いてPINアクセス・カードを作成するための作成処理を示す。この処理は、許可されたユーザが、このシステムによってサポートされる3タイプのPINアクセス・カード、即ちトップアップ(top−up)カード、テレホン・カード、及びボイス・メール・カードのうちの1つ又は複数の特定の枚数を要求する時に開始される。実際のカードのタイプ及び詳細な定義を図5に示す。任意のロット数のカードを作成することができる。各カードのタイプ、額面金額、カード寿命及び隔離期間は、許可されたユーザによって入力されるか所与のリストから選択される。所望の数、タイプ及び額面金額のPINアクセス・カードが作成され、適当な指示及びアクセス番号がカードに印刷される。顧客1が関連するPIN番号を忘れるかなくした場合にシステム・プロバイダが外部参照番号を使用するために、外部参照番号もカードに印刷することができる。上述した情報に加えて、各ボイス・メール・カードは、プロファイルIDを有する。対応する一意のPIN番号が、前にデータベース33に記憶され、発行されたPIN番号に基づいて、各カードに割り当てられ、新しいPIN番号が、すでにデータベース33にあるものに追加される。PIN番号はセキュリティのためにアクセス・カード上に印刷されないので、各PINをアクセス・カードに突き合わせるレポートが生成される。図6A、図6B、図7A、及び図7Bに、システムによって作られるPINアクセス・カードの各タイプに対応して生成することができるレポートの情報及び機能の詳細を示す。さらに、カード製作レポートでは、特定のバッチに含まれるロット数、特定のロットに含まれるカード数、印刷されたカードの総数、及び印刷された各ロット及びバッチの値をリストすることができる。
【0055】
CardManager(登録商標)サブシステムは、PINアクセス・カード3の流通及び使用を制御し、これには、次のサブシステムが含まれる:カード管理、口座管理、外部通信業者及び料金プラン、販売管理、管理情報システム管理、及び大量データ転送用のバッチ処理。カード管理サブシステム(CMS)は、カード3の流通及び使用に対する集中管理のために中央オペレーション局71に配置される。中央オペレーション局71は、構成可能PIN長、ユーザ定義可能カード・タイプ構成、及びボイス・メール・プロファイルなどのサービスに関するカード構成の総合的な制御を提供する。CMSは、PINアクセス・カード3の定義、印刷、物理的な在庫目録や財務価値に関する集中制御及び流通機構を達成することを支援する。また、CMSは、単一のコンピュータ化されたソフトウェア・アプリケーション内でカード3に関する販売成績モニタリング及び在庫管理のための集中MISも提供する。
【0056】
さらに、CMSは、次の特定のサービスを有する:カード・タイプ定義、PIN生成、カード印刷ベンダ保守、カード印刷注文管理、カード生成について支払い可能な口座、及び、カードの下でのホーム及び法人のボイス・メール・アカウントの作成及び保守。口座管理サブシステムは、本発明の好ましい実施形態のシステムにワーク・フローを統合し、在庫管理、紛失カード非アクティブ及び財務清算を含む機密扱いのカード管理機能、配布管理機能及び口座管理機能のすべてについて承認が導入される。口座管理サブシステムには、中央71及び地域59の局のユーザにデータベース制御操作及び意思決定サポート;ホーム口座及び法人口座の作成、アクティブ及び保守のための対話式ワーク・フロー;箇条書き計算書の作成、追跡及びレポート;ユーザ定義;ボイス・メール・アカウント及びボイス・メール・プロファイル保守;受取勘定及び支払ヒストリ;顧客サービス又は他の問合せに関するオン・デマンドの顧客への箇条書き計算書などのシステム・データベース内に保持される情報を提供するモジュールが含まれる。
【0057】
制御された情況下で、法人顧客及びホーム顧客が、図8乃至図10に示されているように、PINアクセス・カードに関する詳細な注文を提出できる。口座管理サブシステムは、図8に示された法人口座管理サブシステム、図9に示されたホーム口座管理サブシステム及び図10に示された法人口座ユーザ及びホーム口座ユーザの仮想電話通信(ボイス・メール)用の管理サブシステムからなる。法人管理サブシステムは、図8に示されているように、内部ユーザに、法人口座を作成する機能、カード状況を変更する機能、PINを要求する機能、カード3を発行する機能、データ入力機能と記憶機能とを提供する。図9を参照すると、ホーム管理サブシステムによって提供される機能には、ホーム口座を作成する機能、カード常用を変更する機能、PINを要求する機能及びカード3を発行する機能が含まれる。最後に、図10に示された仮想電話通信によって提供される機能は、地域情報の定義、ボイス・メール及びボイス・メール・プロファイル・ボックス番号のインポート及び顧客固有の操作された設定を有する新規顧客口座の作成である。テレホン・カードは、個人、ホーム・セクタ、又は法人セクタが所有することができる。好ましい実施形態による本システムのボイス・メール・サービスは、電話が簡単に使用可能にならない場所で特に役立つ。そのような情況では電話番号がユーザに割り振られるが、その電話番号によって呼が受信されると、電話装置への物理的接続が行われない。その代わりに、その電話番号へのすべての呼が、ユーザの名前のメール・ボックスにルーティングされる。従って、「仮想電話通信」という用語が使用される。ユーザは、いつでもどの電話機からでもメール・ボックスを呼び出し、メッセージを検索することができる。その代わりに、ユーザは、すべての電話呼のルーティングのためにユーザに使用可能な電話装置への物理的接続を行うようにシステムに通知することができる。
【0058】
CallManager(登録商標)のアウトダイヤリング・サービス、電話会議サービス及びボイス・メール・サービスを提供する電話通信システムであるSwitch Manager(登録商標)サブシステムは、Windows NTプラットホーム又はUnixプラットホーム上で、任意の数の一般的なCTIカード25(例えばDialogic Corporation社が提供するもの)を有する非占有ハードウェア(Intel社製マイクロプロセッサ・ベースのサーバなど)で動作する。
【0059】
アウトダイヤリング・モジュールは、本発明の好ましい実施形態によるCardManager(登録商標)の関連機能と関連してSwitch Manager(登録商標)の完全なアウトダイヤリング機能を提供する。加入者によって開始されるpinベースの電話呼を受信すると、Switch Manager(登録商標)は、顧客1に挨拶を送信し、PIN番号の入力を要求して応答し、PIN番号の受信時に、カード3の認証を要求するためにCardManager(登録商標)にデータを送る。CardManager(登録商標)サブシステムは、データベース33からの口座マネージャ・データベース情報から、口座がアクティブであることを検証する。CardManager(登録商標)は、口座が有効であるかどうかをSwitch Manager(登録商標)に助言する。検証に失敗した場合、CardManager(登録商標)は、Switch Manager(登録商標)にそれを通信し、Switch Manager(登録商標)は、対応するメッセージを顧客1に送信して検証の失敗について助言し、顧客1にPIN番号又は口座番号もしくはその両方を再送信するように要求する。3回などの複数回の失敗の後に、Switch Manager(登録商標)は、呼を終了させ、適当なメッセージを顧客1に送信する。PIN検証に成功した場合、CardManager(登録商標)は、口座マネージャ・データベースから残りの口座残高を検索し、残高情報をSwitch Manager(登録商標)に送る。Switch Manager(登録商標)は、残高情報を顧客に送信し、PSTN11を介する通信リンクの完了のためにアウトダイヤルされる番号を要求し、受け入れ、CardManager(登録商標)サブシステム内の許可された番号のリストとアウトダイヤリングされる番号とを比較することによってカード3で許可される呼タイプについてアウトダイヤルされる番号を検証し、アウトダイヤリング及び呼進行状況分析を実行する。Switch Manager(登録商標)には、口座認証及びPIN認証の後に複数の呼を行う機能が含まれる。呼の終りで、Switch Manager(登録商標)は、顧客1との接続を再確立し、口座に残っている残高について顧客に助言し、顧客1に、もう1つの呼を行う、電話を切る又は別のSwitch Manager(登録商標)サービス27を開始するというオプションを提示する。顧客1は、十分な残高が口座に残っている限り、付加的なアウトコールを開始することができる。同様に、顧客1は、後述のように、電話会議機能又はボイス・メール機能を開始することができる。顧客が、Switch Manager(登録商標)によって提示されるメニュー・オプションを介して電話を切るか、呼を終了するならば、Switch Manager(登録商標)は、残りの残高をCardManager(登録商標)に通信し、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムが、データベース33内で顧客の口座情報を更新する。
【0060】
Switch Manager(登録商標)は、PIN使用量も監視し、不正行為を減らし、防止するために同時口座/PIN使用を終了させる。Switch Manager(登録商標)は、アナログ接続を介する高度な電話通信サービスの動作を容易にするために複数言語のサポートを提供し、例えば口座残高を使い果たしたことに起因する、呼のカットオフの前にユーザに通知する警告ブザーを送信する。Switch Manager(登録商標)は、中央データベース33又は地域データベース68もしくはその両方に記憶されたカード設定及びユーザ管理設定で定義される事前に決定されるイベントの際に、コール・センタへの自動呼ルーティングも提供する。図11及び図12に示されているように、ダイヤル・アウトに関する発呼加入者は、顧客1によって以前にデータベース33にロードされた情報に基づいて、短縮番号を使用することができる。
【0061】
Switch Manager(登録商標)の電話会議サブシステムは、PINカード加入者1に、マルチパーティ電話会議機能を提供する。このサブシステムは、ユーザに対話式音声応答又はオペレータによって支援される、複数の接続された呼を会話に参加させ、電話会議の開始の料金及び呼中に生じる料金について顧客のPINアクセス・カードの対応する口座残高に借方記入させる方法を提供する。発呼者が開始した会議は、このシステムにより、電話会議への当事者がシステムによって連絡され、呼に呼び込まれる際に呼をオープンかつアクティブに保持することによってサポートされる。アウトダイヤリングと同様に、電話会議サブシステムは、電話会議を確立する前に口座及びPIN番号の事前の認証を必要とする。
【0062】
図13乃至図15に詳細に示されたSwitch Manager(登録商標)のボイス・メール・サブシステムは、PINベースの顧客1にボイス・メール機能を提供する。図13を参照すると、システムのユーザは、Switch Manager(登録商標)の対話式音声応答サブシステムを用いてボイス・メール・ボックスをセット・アップし、アクセスする。ユーザは、主口座内に複数のメール・ボックスをセット・アップするオプションを有し、様々なメール・ボックス内及び、無応答又は話中などの様々な呼における情況下で、様々な挨拶/メッセージを提供することができる。これらのメール・ボックス及びメッセージは、サーバ23のデータベース33に記憶される。図14を参照すると、このシステムを介してルーティングされた呼が、ボイス・メール・サブシステム条件(無応答又は回線使用中など)に遭遇し、呼び出された番号が、ボイス・メール・ボックスをシステム上でセット・アップされている時には、Switch Manager(登録商標)が、適当な挨拶を発呼者に送り、メール・ボックス所有者による後の検索(図15)のためにすべての応答を記憶する。システムは、ボイス・メール・ボックスのパスワードアクセス管理を提供する。記憶されたメッセージは、記憶日付によってナビゲートされ、検索することができる。顧客の口座/カードが、ボイス・メール・ボックスのセットアップ及び使用について課金又は減額される。
【0063】
上述のSwitch Manager(登録商標)サービスの初期化及び支払いに使用されるPINアクセス・カードがトップアップ・カードである場合には、口座残高、不十分な残高又は使い果たされた残高に関するユーザへの通信には、ユーザがカードに価値を追加又は「トップアップ」するオプションが含まれる。そのような情況では、ユーザは、銀行口座又はクレジット・カード口座の番号を供給し、その口座からシステムがリアル・タイムでユーザの電話通信口座に資金を転送する。
【0064】
口座管理サブシステムの顧客管理サブシステムは、ボイス・メール・ボックス口座を開き、メール・ボックス・プロファイルを確立するために、ユーザからの顧客情報を受け入れる。ユーザは、氏名、住所情報及びボイス・メール・ボックス・プロファイルをシステムに入力し、システムは、保証金額、最大ボイス・メッセージ長、最大メッセージ数、保持されるメッセージの最大経過時間、及びボイス・メール・ボックス寿命を定義する。システムは、地域コード及びボイス・メール・ボックス番号も口座に割り当てる。この口座の状況は、アクティブ、中断又は非アクティブに変更することができる。「query(照会)」ボタンをクリックすることにより、ユーザはシステムに存在するプロファイルを検索することができる。
【0065】
CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムはカード3に他の顧客を割り当てる機能を有しており、カード3に他の顧客を割り当てるサービスを実行する。顧客1がカード3の割り当てを要求する際に、各カード3及びその顧客に割り当てられた口座の総信用額及び残りの信用額が、ユーザに表示される。顧客の要求に応じて、特定のカード3を、指定された法人口座又はホーム口座に割り当てることができる。代替案では、ユーザは、カードに割り当てられる金額を入力し、システムは、要求された信用値を満たすためにはどのカード3を割り当てなければならないかを判定する。許可された法人顧客及びホーム顧客は、この割当を直接に行うことができる。従って、中央71又は地域59の局に割当の要求を提出する必要はない。
【0066】
図16及び図17を参照すると、口座管理サブシステムの支払オプションによって、ユーザは、選択された口座からの支払を承諾することができるようになる。手始めに、ユーザは、処理される取引を選択する。即ち、法人口座又はホーム口座から支払額を受け取るか又はディーラ35若しくは販売代理店37から販売受領証を受け取るかを選択する。その後、ユーザは、支払方法(クレジット・カード、銀行の証書、現金など)、支払額、支払日などの現在の取引の詳細を入力する。支払の詳細を入力した後、ユーザは、取引の詳細を承諾するか、それらを取り消し、別の取引を開始するというオプションを有する。承諾する場合には、支払が記帳されるか、受領証がログ記録され、その結果がデータベース33に記憶される。
【0067】
コール・センタ・エージェント70は、リモート端末を介して口座、口座タイプ、氏名、サービス、住所、ボイス・メール・ボックス番号などによって顧客についてデータベース31、33及び68を検索する機能を有する。例えば、コール・センタ・エージェント70は、ドロップ・ダウン・メニュー・リストから口座タイプを選択し、適格なすべての口座について、呼ヒストリ、プロファイル、支払及び他の詳細を見ることができる。口座タイプを選択することによって氏名、住所、保証金、信用限度及び呼ヒストリなどの詳細がユーザに表示される。ユーザは、法人の部署又はホームの名前によって選択して、その部署又はホームに割り当てられたすべての口座及びカードを表示することもできる。支払の詳細が表示され、現在の口座の支払ヒストリを見ることもできる。支払モードの詳細は、列「支払方法」を選択することで見ることができる。「支払受け入れ」ボタンを選択することにより、それを介して支払の詳細にアクセスし、データベース33にポストすることができる画面が表示される。ホーム検索機能では、選択された検索判断基準によるすべてのホーム口座番号及びホーム名が表示されるが、これは、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムのもう1つの提供物である。ソートは、ホーム・リストの列見出しをクリックすることにより行うことができる。ホーム口座を選択した後、その口座をシステムの許可されたユーザが表示し、操作することができる。
【0068】
法人口座及びホーム口座を保守する機能は、CardManager(登録商標)の口座管理サブシステムのもう1つのサービスである。法人保守サブシステム又はホーム保守サブシステムのいずれかを介して、ユーザは、データベース33に記憶された、法人又はホームの階層構造のすべてのレベルの詳細及び連絡担当者を表示、追加、変更することができる。業種、請求サイクル、複数の住所(現住所、以前の住所、請求先住所など)、顧客ID、財政の健全さ、値引き、連絡担当者、契約書及び契約項目及び支払の責任は、法人口座の詳細の一部である。表示されるホーム顧客の詳細には、デフォルトの住所、請求先住所、口座ID、口座の状況、請求サイクル、値引き、顧客識別、財政の健全さ、支払情報、カードのタイプ及び額面の詳細、及び契約が含まれる。
【0069】
各法人顧客は、その法人の複数レベルの構造を反映する、記憶された階層構造を有する。住所情報、支払情報、カード詳細、及び概要を含む、法人顧客の詳細のすべてを表示することができる。「レベル追加」ボタンをクリックし、表示されるツリーの上にカーソルを置くことにより、階層にレベルを追加することができる。すべてのレベルの法人顧客の状況を、「状況変更」ボタンをクリックすることによって変更することができる。カードの要求は、「カード要求」ボタンを押下することによって行うことができる。法人レベルに割り当てられたカードの詳細は、「カード詳細」と名付けられたタブをクリックすることにより見ることができる。現在のレベル(カーソルが置かれているレベル)の詳細も、グリッドに表示される。その法人顧客に割り振られた主法人の名前及び主口座番号もユーザに表示される。
【0070】
法人状況画面では、法人階層のすべてのレベルの状況を変更することができる。法人顧客に適用可能な状況は、アクティブ、中断及び非アクティブである。法人階層の一レベルが非アクティブにされるか中断されている場合には、その親法人の下にあるレベルは、そのレベルが支払の責任を有しないと仮定すると、それに関連する親法人と同一の状況を有する。法人階層の一レベルが、非アクティブ状態又は中断状態からアクティブにされる場合には、その親法人の下にあるレベルの状況が、前の(元の)状況に復元される。主法人口座が、初めてアクティブにされる場合、主口座番号を生成する要求が行われる。システム及びそのユーザが、詳細な複数レベルの法人階層を使用して法人部署口座を決定する。
【0071】
CardManager(登録商標)サブシステムの販売管理サブシステム(SAS)サブシステムは、独占販売権所有者35のディーラ及び販売代理店37を介するPINアクセス・カードの販売及び流通に関連するすべての機能を管理する。このサブシステムには、ディーラ管理サブシステムが含まれ、このサブシステムの要素には、ディーラ保守、販売代理店保守、販売区域保守、手数料モデル保守、インセンティブ・モデル保守、販売代理店37へのPINアクセス・カード3の発行、販売/返却/紛失されたカード3の登録、手数料計算、インセンティブ計算、及び受取勘定管理が含まれる。このサブシステムを介して新規のディーラ及び販売代理店37が、新規の手数料モデル、新規のインセンティブ・モデル、及び更新されたディーラ区域と同様に、システムに登録される。図18を参照すると、各ディーラの名前及び完全な住所が必須であり、ディーラ電話番号、ファクシミリ番号、電子メール・アドレス及び連絡担当者も入力することができる。新しい販売代理店37ごとに入力される情報には、氏名、住所、電話番号及び肩書が含まれる。手数料モデルは、販売口座調整中に支払残高及び勘定残高を判定する際にシステムによって使用される。インセンティブ・モデル情報は、特定の販売代理店37について入力することができ、これには、通常、インセンティブ・プログラムの開始日付、終了日付、インセンティブ・プログラムの下で利益を請求する資格を有する人物、及びプログラムの必要条件が含まれる。インセンティブ・モデルは、チェックイン/チェックアウト勘定残高及びディーラ/販売代理店報酬の計算に使用される。販売されたカード3の登録により、SASサブシステムがカード管理サブシステムと関連して、顧客口座情報をデータベース33にロードする。
【0072】
図19を参照すると、販売代理店37チェックインに関連するデータ・フローの詳細が示されている。図19に示された処理は、販売代理店37が販売の電話又は外出から戻った時に行われる。販売代理店37は、自分に登録されたすべてのカードの処置を報告しなければならず、販売されたカード、返却されたカード、もしくは破損又は破壊されたカードについて報告しなければならない。カード在庫目録が、それに対応して更新され、返却されたカードは後続の販売に使用可能にされる。販売代理店の適当な手数料モデルが選択され、販売されたロット数が入力され、販売代理店37が現金又は信用の形で報酬を受け取る。販売代理店の取引に関連するすべてのデータがサーバ23のデータベース33に記憶される。図20及び図21に、それぞれ新規のディーラ及び新規の販売代理店37のシステムへの追加に関連するデータ・フローの詳細を示す。
【0073】
CardManager(登録商標)のセキュリティ・サブシステムは、ユーザに組織での役割を割り当てる能力と、異なる役割のセキュリティ特権を構成する能力と、ユーザ管理及び運営管理を使用することによって指定され承認された役割を介してワーク・フローを調整する能力とを提供する。このサブシステムの詳細を、図22に示す。ユーザは、ユーザの作成及び変更と、システムの特定のサブシステムにアクセスする役割の作成及び変更と、役割への運営のマッピングと、ユーザへの役割のマッピングと、各サブシステム上で許可される権利の様々な役割への割当とを行うことができる。
【0074】
CardManager(登録商標)サブシステムの機能の一部は、オンライン・サービスではなくバッチ処理として提供される。それらの中で最も特筆すべきものが、アクセス・カード3及びそれに対応するPIN番号の発行及び管理に関連するステップである。そのような処理の例をモバイル・カード3の認証に関して図23に示す。アクセス・カード3の詐欺的な使用を防止する方法として、印刷されたアクセス・カード3は、システムがそのカード3の使用を受け入れる前に、まず認証されるか登録されなければならない。そのような処理は、付加的なモバイル又は「自動車」カード3の要求と共に中央局71で開始される。カード3に関連する必要なすべての情報が、システム・データベース33から抽出された後に、カード3が、データベース33内のそのカードの状況を更新することによって認証される。この時点で、カード3は、本発明のシステムを介して提供されるサービスにアクセスするために顧客によって使用可能である。
【0075】
図24乃至図26Bに、様々なレポートの生成に関連するデータ・フローの詳細を示す。システムは、複数のパラメータ駆動レポートの生成を提供し、パラメータはユーザによって供給されるか、様々なデータベース31、33、及び68に記憶されたシステム・データによって供給されるか、その両方によって供給される。レポートは、中央局71、地域局59、独占販売権所有者35又は販売代理店37のオフィスで、或いはオンライン端末を介してリモートに生成することができる。
【0076】
CardManager(登録商標)の外部通信業者及び料金プラン・サブシステム(ECRS)サブシステムは、顧客がその下でシステムを介して使用可能なリソース及びサービスにアクセスすることができる、使用可能な様々な網及び外部通信業者の料金プランを保守する責任を負う。システム・ユーザは、ECRSサブシステムを使用して外部通信業者、料金プラン、網、ノード、ゾーン、タイム・パッケージ、タリフ・タイム、休業日、連絡担当者及びサービス保守定義を識別し、詳細を示す情報を含むシステム内の通信業者関連情報及び料金関連情報を保守するための情報を入力する。グラフィカル・ユーザ・インターフェース及びリモート端末を含む様々な周知の入力装置及び照会装置の使用を介して、ユーザは、システムのセキュリティ・サブシステムを介して提供される適当な許可権限を用いて外部通信業者及び様々な料金プランに関連するすべての情報を見て、入力し、変更し、削除することができる。各料金プランは、ゾーン、時間、日付、及びユーザによって制限することができる。さらに、ECRSは、電話会議、ボイス・メール、ファクシミリなど、顧客が使用する特定のサービスについて追加の料金を料金構造に追加するのに使用可能なリソースを提供する。ECRSサブシステムは、要求されたサービスを購入するのに十分な残高又は残りの制限を顧客が有することを保証するために、通信サービスの配布中に様々な使用料金を動的に計算するための組込みレーティング・エンジンを備える。
【0077】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェース(HAPI)は、提供されるCTIカードのタイプ又はメーカーとは無関係に、本発明の好ましい実施形態によるシステムとCTIカードとの間をインターフェースするアプリケーション・プログラミング・インターフェースを表す技術用語である。従って、単純にHAPIモジュールを更新して新しいCTIカードに対応することにより、システムは、使用するために選択するCTIカードからは独立したものとなる。言い換えると、HAPIは複数のベンダのCTIカードに対してアプリケーションを変更しないで済む方法を提供するのである。
【0078】
HAPIのフレームワークは、HAPIによってサポートされるすべてのカードに渡って共通の関数呼出し、構造体、イベント、エラー及び定数の組を提供する。アプリケーションは、使用されるカードとは無関係にこれらの値を使用することができる。従って、アプリケーション開発者は、アプリケーションがその上で実行されるターゲット・カード・タイプについて心配する必要がない。プログラマは、プログラムを実行するすべてのタイプのカードについて、その関数呼出し又はプログラミングの複雑な事情を知る必要がない。HAPIは、アプリケーションからこれらを遮蔽し、アプリケーション開発者に共通のフレームワークを提供する。HAPIは、アナログ回線並びにディジタル(E1/T1/ISDN)回線と共に使用することができる。
【0079】
上述の議論は、本発明の好ましい実施形態による、ユーザ及び加入者への電話通信サービスの提供を対象とするが、CallManager(登録商標)102サブシステム及びNetManager(登録商標)サブシステムは、ユーザにインターネット・サービス又は他のオンライン・サービスを提供するのに使用することもできる。具体的に言うと、CallManager(登録商標)102又はNetManager(登録商標)104或いはその両方のサービスを使用して、図27及び図28に示されているように、コンピュータ及びモデムの使用を介して現在使用可能なすべてのオンライン・サービスにアクセスすることができる。本発明のそのような実施形態では、ユーザの問合せが、CallManager(登録商標)102のサーバ23又はNetManager(登録商標)104のサーバ17ではなく、リモート・アクセス・サーバ202を介してルーティングされる。リモート・アクセス・サーバ202は、インターネット・ネットワーク200又は他のオンライン・アクセス・サービスに接続するために、ルータ204を介して問合せを送る。接続された後に、ユーザは、例えば、e−コマース、情報問合せ、財務、通信又は娯楽などのすべての事前に許可されたオンライン・取引を行うことを許可される。選択されたサービスを受けるためのユーザ料金を計算するレーティング・エンジンは、様々なインターネット又はオンラインのサービス及び機能にアクセスするコストを反映するように変更されるはずである。レーティング・エンジンは、サービス、時刻、持続時間及び量に基づく課金プランに対処する。限定ではなく一例として、加入者はインターネット上のe−コマース取引へのアクセスを許可するPINアクセス・カード3について署名により登録することができ、そのような取引は、投資取引、オークション入札、旅行関係の購入に制限され、そのようなカテゴリごとに特定の取引限度が設けられる。ユーザはリモート・アクセス・サーバ202にダイヤルし、リモート・アクセス・サーバ202は、その呼を認証のためにラジアス認証サーバ206にルーティングする。ラジアス認証サーバ206は、認証時にCallManager(登録商標)102に情報を送る。CallManager(登録商標)102は、ユーザの口座にアクセスし、口座に十分な残高があるかどうかと、要求されたサービスがこのユーザの口座について有効であるかどうかをラジアス認証サーバ206に応答する。ユーザがインターネット又はオンライン・サービスに接続されると、CallManager(登録商標)102は経過時間を追跡する。オンライン購入など、接続中にユーザによって蓄積された料金は、ユーザの口座残高から徴収される。顧客1が、口座残高を使い果たす前に切断した場合には、ラジアス認証サーバ206は、呼の終了についてCallManager(登録商標)102に通知し、CallManager(登録商標)102は、ユーザの口座残高を更新する。残高が、通話中に使い果たされた場合には、CallManager(登録商標)102が、リモート・アクセス・サーバ202に終了メッセージを送信し、リモート・アクセス・サーバ202は、その旨をユーザに通知し、接続を終了する。
【0080】
プロバイダは、現在、従来の交換電話網を使用する他にインターネット200及び他のオンライン・ネットワークを実施してボイス・トラフィック及びマルチメディア・トラフィックを搬送している。NetManager(登録商標)104は、PSTNユーザの呼処理エンジンとして、図28に示されているように、インターネット200及び他のオンライン・ネットワーク上の機能強化されたボイス・サービス及びマルチメディア・サービスを提供するためのゲートウェイとして使用することもできる。この実施形態では、NetManager(登録商標)104が、ディジット分析のためにすべての電話通信呼を受け入れる。NetManager(登録商標)104が、その呼がインターネット200内又は他のオンライン・ネットワーク内のものであると判定する場合に、NetManager(登録商標)104は、宛先ディジットを対応するインターネット・アドレスに変換し、その呼をインターネット200又は他のオンライン・ネットワークに送り返す。呼がPSTNに関するものである場合には、NetManager(登録商標)104は、ゲートウェイ機能を実行し、呼を、MFC−R2、ISDN−PRI又はSS7などのシグナリング・リンクを介してPSTNにルーティングする。その後、NetManager(登録商標)104は、要求され許可された電話通信・サービスのすべてを、インターネット顧客とPSTN顧客の両方に提供する。
【0081】
本発明の好ましい実施形態を図示し、説明してきたが、本発明の原理及び趣旨から逸脱せずに、これらの実施形態において変更を行うことができることが、当業者に諒解されるであろう。本発明の範囲は、添付の請求項及びその同等物において定義される。
【0082】
(関連出願の相互参照)
この特許出願は、共に1998年9月15日に出願された米国仮特許出願第60/100440号及び米国仮特許出願第60/100470号の明細書に基づき、その優先権を主張するものであり、これらの仮特許出願のそれぞれの内容が、参照によって本明細書に組み込まれている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、
前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから、前記個人識別番号の認証時に、機能強化された通信サービスの要求を受け入れるステップと、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有し、且つ前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームによって、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップと、前記機能強化された通信サービスの提供として前記口座に請求するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記機能強化された通信サービスを提供するステップは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブルネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークを介して達成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記提供するステップは、前記プラットホームを前記ネットワークに接続するハードウェアと独立に、前記機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記請求するステップは、オンライン・プリペイド・ユーザ口座から料金を減算するか、オンライン掛け売り勘定に料金を加算するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記機能強化された通信サービスは、
アウトコーリング機能と、
ボイス・メール機能と、
電話会議機能とを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記機能強化された通信サービスは、
管理機能と、
カード管理機能と、
口座管理機能と、
外部通信業者及び料金プラン機能と、
販売管理機能と、
システム・セキュリティ機能とを更に有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記機能強化された通信サービスは、個人識別番号アクセス・カードと共にアクセスされることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記機能強化されたサービスプラットホームは、対話式音声応答システムであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、
ユーザから機能強化された通信サービスの要求を受信するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有することを検証するステップと、前記機能強化されたサービスプラットホームにより、前記機能強化されたサービスプラットホームなしで前記機能強化された通信サービスを提供するように構成されていない交換機を介して前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項11】
前記機能強化された通信サービスを提供するステップは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、
グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、
衛星ネットワークかを含むネットワークを介して達成されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記提供するステップは、前記プラットホームを前記交換機に接続するハードウェアと独立に、前記機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記機能強化された通信サービスは、
転送電話機能と、
通話中着信機能と、
自動アラーム機能と、
短縮ダイヤル呼出し機能と、ボイス・メール機能と、
電話会議機能と、
着呼受付/拒否機能と、
コール・バック機能と、
パスワード機能と、インターセプション機能とを有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記機能強化された通信サービスは、ユーザにより、個人識別番号アクセス・カードと共にアクセスされることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記機能強化されたサービスプラットホームは、対話式音声応答システムであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記入力装置により入力された前記個人識別番号を認証し、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項18】
前記電話通信プラットホームは、
陸線通信ネットワークか、無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、
グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークに結合されることを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項19】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを更に有し、前記電話通信プラットホームは、前記ネットワークに前記プラットホームを結合するハードウェアと独立であることを特徴とする請求項18に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストを前記ユーザの口座データに含むべくプログラムされることを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項21】
前記機能強化された通信サービスは、
アウトコーリング機能と、
ボイス・メール機能と、
電話会議機能とを有することを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項22】
前記機能強化された通信サービスは、
管理機能と、
口座管理機能と、
外部通信業者及び料金プラン機能と、
管理情報機能とを更に有することを特徴とする請求項21に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項23】
前記機能強化された通信サービスへのユーザ・アクセスを認証する個人識別番号アクセス・カードを更に有することを特徴とする請求項21に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項24】
前記電話通信プラットホームは、機能強化された通信サービスを要求し、提供するために対話式音声応答システムを含むことを特徴とする請求項22に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項25】
前記プロセッサは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介して前記機能強化された通信サービスを提供することを特徴とする請求項23に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項26】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、機能強化された通信サービスの選択をユーザから受信する入力装置と、
前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項27】
前記電話通信プラットホームは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークに結合されることを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項28】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを更に有し、前記電話通信プラットホームは、前記ネットワークに前記プラットホームを結合するハードウェアと独立であることを特徴とする請求項27に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストを前記ユーザの口座データに含むべくプログラムされることを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項30】
前記機能強化された通信サービスは、
転送電話機能と、
通話中着信機能と、
自動アラーム機能と、
短縮ダイヤル呼出し機能と、ボイス・メール機能と、
電話会議機能と、
着呼受付/拒否機能と、
コール・バック機能と、
パスワード機能と、インターセプション機能とを有することを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項31】
前記機能強化された通信サービスへのユーザのアクセスを認証する個人識別番号アクセス・カードを更に有することを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項32】
前記電話通信プラットホームは、機能強化された通信サービスを要求し、提供するために対話式音声応答システムを含むことを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項33】
前記プロセッサは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介して前記機能強化された通信サービスを提供することを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項34】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、
ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、
前記ユーザから機能強化された通信サービスに関する要求を受け入れるステップと、前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項35】
前記提供するステップは、前記機能強化された通信サービスの料金をオンライン・プリペイド・ユーザ口座から減算又は料金をオンライン掛け売り勘定に加算するステップを含むことを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項37】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、
ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、
前記個人識別番号にリンクされた口座値を記憶する記憶装置と、前記入力装置によって入力された前記個人識別番号を認証し、前記記憶された口座値が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証する検証モジュールと、
前記機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項38】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、
前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項1】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、ユーザから個人識別番号を受信するステップと、
前記個人識別番号を認証するステップと、前記ユーザから、前記個人識別番号の認証時に、機能強化された通信サービスの要求を受け入れるステップと、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有し、且つ前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームによって、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップと、前記機能強化された通信サービスの提供として前記口座に請求するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記機能強化された通信サービスを提供するステップは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブルネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークを介して達成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記提供するステップは、前記プラットホームを前記ネットワークに接続するハードウェアと独立に、前記機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記請求するステップは、オンライン・プリペイド・ユーザ口座から料金を減算するか、オンライン掛け売り勘定に料金を加算するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記機能強化された通信サービスは、
アウトコーリング機能と、
ボイス・メール機能と、
電話会議機能とを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記機能強化された通信サービスは、
管理機能と、
カード管理機能と、
口座管理機能と、
外部通信業者及び料金プラン機能と、
販売管理機能と、
システム・セキュリティ機能とを更に有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記機能強化された通信サービスは、個人識別番号アクセス・カードと共にアクセスされることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記機能強化されたサービスプラットホームは、対話式音声応答システムであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、
ユーザから機能強化された通信サービスの要求を受信するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザが前記機能強化された通信サービスを受ける権利を有することを検証するステップと、前記機能強化されたサービスプラットホームにより、前記機能強化されたサービスプラットホームなしで前記機能強化された通信サービスを提供するように構成されていない交換機を介して前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項11】
前記機能強化された通信サービスを提供するステップは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、
グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、
衛星ネットワークかを含むネットワークを介して達成されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記提供するステップは、前記プラットホームを前記交換機に接続するハードウェアと独立に、前記機能強化されたサービスプラットホーム上で実行される高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記機能強化された通信サービスは、
転送電話機能と、
通話中着信機能と、
自動アラーム機能と、
短縮ダイヤル呼出し機能と、ボイス・メール機能と、
電話会議機能と、
着呼受付/拒否機能と、
コール・バック機能と、
パスワード機能と、インターセプション機能とを有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記機能強化された通信サービスは、ユーザにより、個人識別番号アクセス・カードと共にアクセスされることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記機能強化されたサービスプラットホームは、対話式音声応答システムであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記入力装置により入力された前記個人識別番号を認証し、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項18】
前記電話通信プラットホームは、
陸線通信ネットワークか、無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、
グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークに結合されることを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項19】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを更に有し、前記電話通信プラットホームは、前記ネットワークに前記プラットホームを結合するハードウェアと独立であることを特徴とする請求項18に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストを前記ユーザの口座データに含むべくプログラムされることを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項21】
前記機能強化された通信サービスは、
アウトコーリング機能と、
ボイス・メール機能と、
電話会議機能とを有することを特徴とする請求項17に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項22】
前記機能強化された通信サービスは、
管理機能と、
口座管理機能と、
外部通信業者及び料金プラン機能と、
管理情報機能とを更に有することを特徴とする請求項21に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項23】
前記機能強化された通信サービスへのユーザ・アクセスを認証する個人識別番号アクセス・カードを更に有することを特徴とする請求項21に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項24】
前記電話通信プラットホームは、機能強化された通信サービスを要求し、提供するために対話式音声応答システムを含むことを特徴とする請求項22に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項25】
前記プロセッサは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介して前記機能強化された通信サービスを提供することを特徴とする請求項23に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項26】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、機能強化された通信サービスの選択をユーザから受信する入力装置と、
前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記ユーザが選択した通信サービスを受ける権利を有することを検証し、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記検証モジュールが検証処理を成功裡に完了した後、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項27】
前記電話通信プラットホームは、
陸線通信ネットワークか、
無線通信ネットワークか、
広域ネットワークか、グローバル・コンピュータ・ネットワークか、
ケーブル・ネットワークか、衛星ネットワークかを含むネットワークに結合されることを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項28】
高水準アプリケーション・プログラミング・インターフェースを更に有し、前記電話通信プラットホームは、前記ネットワークに前記プラットホームを結合するハードウェアと独立であることを特徴とする請求項27に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するコストを前記ユーザの口座データに含むべくプログラムされることを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項30】
前記機能強化された通信サービスは、
転送電話機能と、
通話中着信機能と、
自動アラーム機能と、
短縮ダイヤル呼出し機能と、ボイス・メール機能と、
電話会議機能と、
着呼受付/拒否機能と、
コール・バック機能と、
パスワード機能と、インターセプション機能とを有することを特徴とする請求項26に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項31】
前記機能強化された通信サービスへのユーザのアクセスを認証する個人識別番号アクセス・カードを更に有することを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項32】
前記電話通信プラットホームは、機能強化された通信サービスを要求し、提供するために対話式音声応答システムを含むことを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項33】
前記プロセッサは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介して前記機能強化された通信サービスを提供することを特徴とする請求項30に記載の電話通信プラットホーム。
【請求項34】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する方法であって、
ユーザから個人識別番号を受信するステップと、前記個人識別番号を認証するステップと、
前記ユーザから機能強化された通信サービスに関する要求を受け入れるステップと、前記個人識別番号にリンクされた口座が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証するステップと、機能強化されたサービスプラットホームにより、前記ユーザに前記機能強化された通信サービスを提供するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項35】
前記提供するステップは、前記機能強化された通信サービスの料金をオンライン・プリペイド・ユーザ口座から減算又は料金をオンライン掛け売り勘定に加算するステップを含むことを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記機能強化された通信サービスは、交換機をアップグレードすることなく、アナログ交換機かディジタル交換機かを介してユーザによってアクセスされることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項37】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、
ユーザから個人識別番号を受信し、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、
前記個人識別番号にリンクされた口座値を記憶する記憶装置と、前記入力装置によって入力された前記個人識別番号を認証し、前記記憶された口座値が前記機能強化された通信サービスへの支払に十分な値を持つことを検証する検証モジュールと、
前記機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【請求項38】
機能強化された通信サービスをユーザに提供する電話通信プラットホームであって、ユーザから機能強化された通信サービスの選択を受信する入力装置と、
前記ユーザに関する口座データを記憶する記憶装置と、前記記憶された口座データが、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスへの支払に十分な口座残高を持つことを検証する検証モジュールと、前記ユーザが選択した機能強化された通信サービスを提供するようにプログラムされたプロセッサとを有することを特徴とする電話通信プラットホーム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2012−147451(P2012−147451A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−39072(P2012−39072)
【出願日】平成24年2月24日(2012.2.24)
【分割の表示】特願2010−44607(P2010−44607)の分割
【原出願日】平成11年9月14日(1999.9.14)
【出願人】(501105152)イン タッチ テクノロジーズ リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】In Touch Technologies Limited
【住所又は居所原語表記】Mill Mall, Suite 6, Wickhams Cay 1, P.O.Box 3085, British Virgin Islands
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−39072(P2012−39072)
【出願日】平成24年2月24日(2012.2.24)
【分割の表示】特願2010−44607(P2010−44607)の分割
【原出願日】平成11年9月14日(1999.9.14)
【出願人】(501105152)イン タッチ テクノロジーズ リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】In Touch Technologies Limited
【住所又は居所原語表記】Mill Mall, Suite 6, Wickhams Cay 1, P.O.Box 3085, British Virgin Islands
【Fターム(参考)】
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