説明

サーマルプリンタ

【課題】 記録媒体の種類を自動的に認識し、記録媒体の種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度ごとに印字ヘッドの印字分割数、印字濃度および印字速度を自動的に設定するサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】 長尺状の記録媒体2を装着する媒体装着部3と、記録媒体の種類を入力する記録媒体種入力手段14と、複数本のドット発熱素子を有するとともに、記録媒体に対し所望の印加エネルギーを印加する印字ヘッド8およびプラテンローラ9を備えた印字部5と、印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手段と、記録媒体の種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度別に、印字分割数、濃度値および速度値の各設定値が設定・記憶された設定値記憶手段と、記録媒体種入力手段にて入力された記録媒体の種類、およびヘッド温度検出手段にて検出された印字ヘッドの温度に基づき、設定値記憶手段より該当する設定値を抽出して設定する制御手段6と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、記録媒体の種類により自動的に、該当する記録媒体に見合う印字ヘッドの印字分割数や濃度値、速度値などを設定する携帯型のサーマルプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、百貨店やスーパーマーケット、小売店などにおいて、商品に表示するラベルなどを印字するようなサーマルプリンタが知られている。
前記サーマルプリンタでは、サーマルヘッドを用いてラベルなどの「記録媒体」に印字を施しており、携帯性を重視した小型のサーマルプリンタにあっては、供給電圧の小さいバッテリを介してプリンタ装置本体を駆動しており、サーマルヘッドに流すことができる電流に限界があるためサーマルヘッドを分割してピーク電流を減らすようなことが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のサーマルプリンタによれば、発熱体の平均抵抗値に基づいてサーマルヘッドの最適な分割数を決定し、発熱体に流す電流を制御することにより、通電量の最適化を図るようにしている。
ところで、百貨店などにおいては、前記のサーマルプリンタを多様な形態で使用している。すなわち、バックヤードと称する裏方で肉や魚介類、野菜、果物などの生鮮食品を加工し、この加工した食料品に対し前記のようなサーマルプリンタにて製造日や加工時間などを印字したラベルを発行したり、あるいは、衣料品売場に携帯してタグと称する厚紙に印字し、糸などの係止具を取り付けて服やシャツなどの商品に下げたり、または、店頭に持ち運んでタイムサービス用の対象商品に貼り付ける「○円引き」という値引きシールや「お買得」などのプロモーションラベルを印字・発行するようなことが行われており、売場により使用する「記録媒体」が異なることによって種類が多種にわたっており、さらに、印字の対象がタグかラベルか、または、ラベルであっても食品表示用か、あるいは、プロモーション用かなどの「記録媒体」の特性の違いによりサーマルヘッドに与える発色エネルギー(印加エネルギー)が異なるため、「記録媒体」の架け替えの都度、濃度の設定を介して発色エネルギーを変える必要があった。
しかしながら、特許文献1に示すように、サーマルヘッドへ流す電流値などの制限に対応すべく、サーマルヘッドを分割し、かつ、最適な電流値に制御することは行われているものの、「プリンタ固有の制限」解消のための対応であり、個々の「記録媒体」に対する印字濃度等の調整はユーザに委ねられていた。すなわち、異なる「記録媒体」に架け替えるたび印字速度、印字濃度などを入力・設定し、テスト印字をしながら目視にて最適な印字濃度に微調整するものであり、ユーザに掛かる負担が大きいばかりか、熟練者が不在の際は「記録媒体」の印字・発行ができなくなる虞があるという問題があり、ユーザが使用する「記録媒体」の種類を意識しなくとも適正な印字濃度が得られ、以て最適な印字状態で出力が行われるようなサーマルプリンタの開発が望まれた。
【0003】
【特許文献1】特開2002−347267号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、記録媒体の種類を自動的に認識するとともに、記録媒体の種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度ごとに印字ヘッドの印字分割数、印字濃度および印字速度を自動的に設定するサーマルプリンタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るサーマルプリンタは、長尺状の記録媒体を装着する媒体装着部と、前記媒体装着部に装着されている前記記録媒体の種類を入力する記録媒体種入力手段と、前記記録媒体の幅方向に複数本のドット発熱素子を有するとともに、記録媒体に対し所望の印加エネルギーを印加する印字ヘッドおよびプラテンローラを備えた印字部と、前記印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手段と、前記記録媒体の種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度別に、印字分割数、濃度値および速度値の各設定値が設定・記憶された設定値記憶手段と、前記記録媒体種入力手段にて入力された記録媒体の種類、および前記ヘッド温度検出手段にて検出された印字ヘッドの温度に基づき、前記設定値記憶手段より該当する設定値を抽出して設定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のサーマルプリンタは、設定値記憶手段に、印字媒体種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度別に、印字分割数、濃度値および速度値の各設定値が設定・記憶されており、かつ、制御手段を介し各設定値に設定されるため、使用者は面倒な設定をする必要がなく、記録媒体の種類を意識しなくとも使用する記録媒体に合致した適正な印字濃度が得られ、以て最適な印字が得られるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の一実施の形態につき、図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は、本発明のサーマルプリンタの一実施の形態の構成例を示す概略説明図である。
主に、同図に示すように、サーマルプリンタ1は、長尺状の記録媒体2を装着する媒体装着部3と、位置検出手段としての反射センサ4と、印字手段としての印字部5と、制御手段としての制御部6と、を備え、バッテリ7にて駆動される小型で携帯型のものである。
記録媒体2は、表面に感熱発色層を備え、裏面に粘着剤層を備えた図示省略のラベルが台紙に複数仮着された「ラベル連続体」、あるいは、粘着剤が露呈した連続の、いわゆる、「台紙なし連続体」、並びに表面に感熱発色層を備えた厚紙の「タグ」などの採用が可能である。また、記録媒体2の裏面側には、記録媒体2の位置決めなどに使用するための図示省略の識別マークが等間隔に予め印刷されている。
反射センサ4は、所定の光を出射する発光部4aと、その光を受光する受光部4bとから構成され、発光部4aおよび受光部4bは、記録媒体2の裏面の前記識別マーク(図示省略)を検出するよう、媒体装着部3と印字部5との間に配置されている。
印字部5は、印字ヘッドとしてのサーマル印字ヘッド(以下、適宜、単に印字ヘッドと称す)8およびプラテンローラ(以下、適宜、単にプラテンと称す)9を備えており、プラテン9は、ステッピングモータ(以下、適宜、単にモータと称す)10との間にベルト11を介して接続されている。また、印字ヘッド8は、図示省略のドット発熱素子が記録媒体2の幅方向に複数配列されている。
制御部6は、前記各部と接続されており、各部の動作が制御できるようになっている。
なお、媒体装着部3に装着した記録媒体2は印字部5側へ引き出し、反射センサ4を経て印字ヘッド8およびプラテン9の間に挟持し、発行口12に引出す。そして、印字ヘッド8により押圧してモータ10を回転させると、ベルト11を介してモータ10の回転がプラテン9に伝わり、挟持された記録媒体2は、発行口12側へ搬送されつつ印字ヘッド8の前記ドット発熱素子(図示省略)の熱により所望の情報が印字されるようになっている。
【0008】
図2は、前記媒体装着部3の一例を示す概略斜視図であり、媒体装着部3は、筐体13から突出するとともに前記記録媒体2を回転自在に装着する供給軸14を備えており、この供給軸14には、バーコードまたはRFIDなどを読取る記録媒体種入力手段としての識別ID読取り器15が設けられている。
一方、前記記録媒体2には芯の内側に、記録媒体2の用紙の種類(用紙種)を示す図示省略の「記録媒体識別ID」がバーコードまたはRFIDで記録された記録媒体識別ラベル16が設けられている。
そして、前記媒体装着部3の供給軸14に前記記録媒体2を装着して印字部5側に繰り出す際、前記識別ID読取り器15にて前記記録媒体識別ラベル16の「記録媒体識別ID」(図示省略)が読取られ、記録媒体2の用紙種が自動的に識別可能なようになっている。なお、用紙種については後述する。
【0009】
図3は、図1の実施の形態の電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、各部を制御するCPU(central processing unit)20と、CPU20の動作を制御する制御プログラムや各種データを記憶するROM(read only memory)21と、一時的にデータなどを記憶するRAM(random access memory)22と、印字処理を実行する前記印字ヘッド8を制御する印字ヘッド制御部23と、印字ヘッド8の温度を測るべく印字ヘッド8に設けた第1の温度検出手段としてのヘッド温度センサ26と、前記反射センサ4の信号を制御するセンサ制御部24と、前記モータ10を制御するモータ制御部25と、装置が設置されている場所の周囲温度を測る第2の温度検出手段としての環境温度検出センサ27と、前記ヘッド温度センサ26および環境温度検出センサ27よりの信号を制御する温度制御部28と、識別ID読取り器15の信号を制御する用紙種設定制御部29と、電源がオフされても保持しておきたい各種データを記憶するEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)36と、外部インタフェース部30と、入力インタフェース部31などを備えている。なお、各部はバス32によって接続され、データやコマンドの送受信を行うことができるようになっている。
また、前記外部インタフェース部30を介して、外部に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)33等の各種の外部機器との間で各種データやコマンドの送受信を行うことができるようになっている。
さらに、入力部34から入力された各種データやコマンドは、入力インタフェース部31を介してバス32経由でCPU20に供給されるようになっている。また、表示部35は、CPU20からバス32経由で入力インタフェース31部を介して供給された表示データを表示するようになっている。
【0010】
ここで図4に基づき、設定値記憶手段につき説明する。
図4は、EEPROM36に記憶された「設定値記憶手段」としての設定値記憶テーブル36を示す概略説明図であり、この設定値記憶テーブル(EEPROM)36は、記録媒体種類(用紙種)40と、印字ヘッド温度別設定値41と、を備える。
記録媒体種類40は、使用する記録媒体2の種類(用紙種)を示しており、図示の例では、「記録媒体A」、「記録媒体B」、「記録媒体C」、・・・「記録媒体X」の各用紙種が設定・記憶されている。
また、印字ヘッド温度別設定値41は、印字ヘッド8の温度別に設定されており、図示の例では、「〜0℃」、「1℃〜5℃」、・・・「41℃〜45℃」、「45℃〜」と5℃ごとの温度刻みで複数段にわたり設定されている。
そして、前記印字媒体種類40ごとの、印字ヘッド温度別設定値41別に、「印字分割数」、「濃度値」および「速度値」が各々設定・記憶されている。「印字分割数」は、印字ヘッド8のドット発熱素子を所望のグループ数に分割する際のグループ数であり、「濃度値」は、印字ヘッド8に印加する印加エネルギー値であり、また、「速度値」は、モータ10を1秒間に何ステップ動作させるかというモータ回転数である。例えば、記録媒体種類40の用紙種が「記録媒体A」であり、かつ、印字ヘッド8の温度が24℃であると、印字ヘッド温度別設定値41としては、「21℃〜25℃」の温度段階が該当するため、「印字分割数i−1」、「温度値i−1」、「速度値i−1」が「設定値」となる。
【0011】
次に、主に、図5のフローチャートに基づき、サーマルプリンタ1の使用状態につき説明する。
ステップS01にて、記録媒体が自動認識されたか否かを判定する。すなわち、媒体装着部3の供給軸14に装着された記録媒体2の芯の内側に貼り付けられている記録媒体識別ラベル16が、識別ID読取り器15で読取れたか否かを判定し、自動認識された(読取れた)場合は、ステップS02に行き、記録媒体2の自動識別処理、すなわち、記録媒体識別ラベル16に記録されている図示省略の「記録媒体識別ID」である用紙種を読取り、RAM22に一時的に記憶する。
一方、ステップS01にて、記録媒体2の記録媒体識別ラベル16が自動認識されなかったと判定された場合は、ステップS03に行き、記録媒体の手動設定、すなわち、記録媒体識別ラベル16にヒューマン文字により書かれた図示省略の用紙種を目視により読取るなどした上で入力部34より入力するとともに、入力された用紙種(図示省略)をRAM22に一時的に記憶する。
ステップS04にて、印字準備を行う。すなわち、モータ10、およびベルト11を介してプラテン9を回転するとともに、反射センサ4にて記録媒体2の識別マーク(図示省略)を検出して記録媒体2を印字開始位置に位置決めする。
ステップS05にて、環境温度取得および用紙種情報取得を行う。すなわち、サーマルプリンタ1の設置されている環境温度を環境温度検出センサ27により測定するとともに、取得した温度を温度制御部28を介してRAM22に一時的に記憶する。また、先に、RAM22に記憶された用紙種(図示省略)を取得(確認)する。
ステップS06にて印字ヘッド8の温度をヘッド温度センサ26により測定するとともに、取得した温度を温度制御部28を介してRAM22に一時的に記憶する。
ステップS07にて、印字分割数、印字濃度値、および印字速度値の設定を行う。すなわち、前記RAM22に一時的に記憶した図示省略の「用紙種」および「印字ヘッド8の温度」に基づき設定値記憶テーブル(EEPROM)36を参照し、記録媒体種類40、および印字ヘッド温度別設定値41より、該当する印字媒体2の、該当する印字ヘッド8温度の「設定値」を抽出するものであり、前記「設定値」にて設定された「印字分割数」に印字ヘッド8を分割し、かつ、「濃度値」に見合う印加エネルギー値(図示省略)を印字ヘッド8に付与し、さらに、モータ10に対して「速度値」に見合う1秒間当りの回転数を付与することにより、該当する記録媒体種類40ごとの、かつ、印字ヘッド8の印字ヘッド温度別設定値41の該当温度に見合う段階の各「設定値」が設定されるものである。
次に、ステップS08にて、記録媒体2に印字する。すなわち、印字ヘッド制御部23を介して印字ヘッド8に所望の印字情報を付与して記録媒体2に所望の情報を印字する。
次いでステップS09にて、記録媒体2のラベルやタグ(図示省略)などの1枚分の印字が終了したか否かを判定し、1枚分の印字が終了していないと判定されて場合は、ステップS08に戻って記録媒体2への印字を繰り返す。
一方、ステップS09にて、1枚分の印字が終了したと判定された場合は、ステップS06に戻り、印字ヘッド8の温度を測定して取得する。
なお、上述した以下の処理などは、ROM21に記憶された図示省略のプログラムを起動し、CPU20を介して行われるようになっている(制御手段)。
1)記識別ID読取り器15による記録媒体識別ラベル16の読取り、
2)用紙種のRAM22への一時記憶、
3)環境温度、印字ヘッド温度の取得、およびRAM22への一時記憶、
4)モータ10の回転を介しての記録媒体2の印字開始位置への位置決め、
5)該当する用紙種および印字ヘッド8の温度に見合う印字分割数、濃度値、および速度値の各「設定値」の設定値記憶テーブル(EEPROM)36よりの抽出、
6)該当する「印字分割数」、「濃度値」、「速度値」への各部の設定、
7)印字ヘッド8を介した記録媒体2への所望情報の印字、
8)記録媒体2への1枚分の印字が終了したか否かの判定、・・・など。
【0012】
上述したように、設定値記憶テーブル(EEPROM)36には、印字媒体種類40ごと、かつ、印字ヘッド温度別設定値41別に、「印字分割数」、「濃度値」および「速度値」の各「設定値」が設定・記憶されており、かつ、CPU20を介して、前記各「設定値」に印字ヘッド8などの各部が設定され、印字媒体2の種類により使用者が面倒な設定をする必要がないため、使用者は記録媒体2の種類を意識しなくとも適正な印字濃度が得られるものである。
【0013】
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のサーマルプリンタの全体を示す側面の概略説明図である。
【図2】同、媒体装着部の一部を示す概略斜視図である。
【図3】同、図1の電気的な構成例を示すブロック図である。
【図4】同、設定値記憶手段を示す概略説明図である。
【図5】同、サーマルプリンタの使用状態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0015】
1 サーマルプリンタ
2 記録媒体
3 媒体装着部
4 反射センサ
5 印字部(印字手段)
6 制御部(制御手段)
7 バッテリ
8 サーマル印字ヘッド(印字ヘッド)
9 プラテンローラ(プラテン)
10 ステッピングモータ(モータ)
11 ベルト
12 発行口
13 筐体
14 供給軸
15 識別ID読取り器(記録媒体種入力手段)
16 記録媒体識別ラベル
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 印字ヘッド制御部
24 センサ制御部
25 モータ制御部
26 ヘッド温度センサ(第1の温度検出手段)
27 環境温度検出センサ(第2の温度検出手段)
28 温度制御部
29 用紙種設定制御部
30 外部インタフェース部
31 入力インタフェース部
32 バス
33 外部機器(パーソナルコンピュータ;PC)
34 入力部
35 表示部
36 EEPROM(設定値記憶手段、設定値記憶テーブル)
40 記録媒体種類
41 印字ヘッド温度別設定値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の記録媒体を装着する媒体装着部と、
前記媒体装着部に装着されている前記記録媒体の種類を入力する記録媒体種入力手段と、
前記記録媒体の幅方向に複数本のドット発熱素子を有するとともに、記録媒体に対し所望の印加エネルギーを印加する印字ヘッドおよびプラテンローラを備えた印字部と、
前記印字ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手段と、
前記記録媒体の種類ごと、かつ、印字ヘッドの温度別に、印字分割数、濃度値および速度値の各設定値が設定・記憶された設定値記憶手段と、
前記記録媒体種入力手段にて入力された記録媒体の種類、および前記ヘッド温度検出手段にて検出された印字ヘッドの温度に基づき、前記設定値記憶手段より該当する設定値を抽出して設定する制御手段と、
を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−284846(P2008−284846A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−134258(P2007−134258)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【Fターム(参考)】