説明

シガレットパックのための乾燥タレット

シガレットパック(10)のための乾燥タレット(13)の容量を増加させるために、その領域に、ユニットがいくつかのポケット(14、15)を備え、このポケット(14、15)は、交互に、積荷位置と荷降位置に動かされる。それによって、パック(10)の乾燥タレットでの滞在期間が、1ユニット毎のポケット(14、15)の数に応じて、増加する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、好ましくは、移動方向に対して直交に、密に並んで配置されている複数のパックを収納するための複数のポケットを備えた、(直方体形状の)パックの移動のためのコンベヤ、特に、シガレットのパックのための乾燥タレットに関する。この場合、積荷領域で、パックは、軸方向平行の移動によって、ポケットに積荷可能であり、かつ、同時に、向かい側で、パックがこのポケットから積荷可能である。
【0002】
本発明の好ましい適用分野は、シガレットのパック装置のユニットとしての乾燥タレットである。パックは、折り曲げ工程に引き続いて、接着材によって、相互に接続している折り曲げタブを備えている。パックの接着領域は、接着材が十分な堅さ、又は、硬さにするために、滞在時間を必要とする。そして、その滞在時間に、外形が直方体形状に、パックの形を固定する。このために、乾燥タレットが用いられる。
【背景技術】
【0003】
シガレットのパックのために、様々な方法で、乾燥タレットを用いることは公知である。独国特許出願公開第4300149号明細書による乾燥タレットは、連続的に回転可能である。範囲内で配置され、軸の平行に向けられたポケットは、それぞれに3つのパックの収納ために並べられている。端部で、パックはポケットに積荷され、かつ、同時に向かい合っているパックを押し動かしている。
【0004】
より高い出力のパック機の場合、安定した折り曲げタブの接着結合を保証するために、シガレットのパックの滞在時間が、従来の乾燥タレットでは十分でない。このような乾燥タレットの寸法の拡大は、底面部分から起きることは考慮に入っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第4300149号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
それ故、本発明は、寸法の増大することなく、かつ、通常の製造プロセスを維持して、シガレットのパックのための特に乾燥タレットの生産能力を著しく向上することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
課題の解決のために、本発明によるコンベヤ、又は、乾燥タレットは、コンベヤで、特に、乾燥タレットの領域で、移動可能な、特に、回転可能な少なくとも2つのポケットを持ったユニットが配置されており、この少なくとも2つのポケットは、そのユニットの移動、又は、回転のどちらかによって、外に向いている積荷位置、又は、荷降位置に達する。
【0008】
特に乾燥タレットから構成されるコンベヤは、2以上のポケットから構成されるユニットを備えている。この2以上のポケットは、ポケット支持部で、このユニットの回転によって、相対的に、連続的に回転する乾燥タレットに向かって、次々に、このユニットのポケットが外に向けられる、又は、積荷、及び/又は、荷下ろしのための位置に向けられる。乾燥タレットの寸法を増大することなしに、生産能力が、そのユニット毎のポケットの数に対応して増大する。パックが、乾燥タレットの複数の回転の間に、備えられたポケットに構成される。この際、パックのポケットへの供給及び取り出しは、従来の方法で行われる。
【0009】
約180°(1ユニットにつき2つのポケットの場合)、又は、120°(1ユニットにつき3つのポケットの場合)のそのユニットの回転は、固定された調節装置によって、特に、カム機構によって、いずれの乾燥タレットの回転の場合も、所定の回転領域で実行される。
【0010】
本発明の更なる詳細は、特に、乾燥タレット及び伝動機構の形状に関する。本発明の実施例は、図面に基づいて、この後でより詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】シガレットのパック装置の一部分を、図解による側面図で示している。
【図2】図1のパック装置の詳細として、乾燥タレットの一部領域を拡大図で示している。
【図3】図2の断面III―IIIによるポケット、又は、ポケットユニットの領域の縦断面を再度拡大図で示している。
【図4】図3の断面IV―IVに対応するポケット、または、ポケットユニットの調節装置による横断面を示している。
【図5】図3の断面V―Vに沿って調節装置領域で、図4に対して軸方向に進ませた横断面を示している。
【図6】図3の断面VI―VIに対応するポケットユニットによる横断面、又は、軸断面を示している。
【図7】ポケットユニットの別の実施例のための図6に対応する図を示している。
【図8】作動装置、つまり、ローラースターの詳細を図面で示している。
【図9】図8の横断面での詳細を示している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面は、直方体形状のパック10、すなわち、シガレットパックの操作及び処理の理解に役に立つ。具体的には、柔らかい容器として実施される場合にパック10が問題となる。パック10は、折り曲げタレット11の領域で作成され、かつ、それから、中間コンベヤ、すなわち、移送タレット12で引き継がれ、この移送タレットは、パック10が更なるタレット、すなわち、乾燥タレット13に、パック10の接着結合を硬くするために引き渡す。これは、特別な方法で構成される。
【0013】
乾燥タレット13は、特に、より多数のパック10を、より長い滞在期間の間受け入れ、かつ、パック10の直方体形状の形を安定させ、接着結合の期間に、固め、又は、乾燥させるという課題がある。乾燥タレット13は、この目的のために、乾燥タレットの周りに、多数のポケット14、15、16を備えている。ポケット14−16は、乾燥タレットの回転方向横に、かつ、軸と平行に構成されている。ポケット14−16は、パック10の大きさに対応し、すなわち、底壁17、又は、上端壁18に対応して、長方形の横断面を備えたスリーブ形状に構成されている。ポケット14−16の中に、パック10の密な列が形成され、又は、保持されており、この場合、パック10は、直接に互いに接し合っており、すなわち、底壁17と上端壁18を備えている。パック10は、個々に、積荷開口部19を介して、ポケット14−16に積荷される。この動作によって、ポケット14−16のパック列が全体で押し動かされ、その結果、同時に、向かい側にある排出開口部20で、パック10は、該当するポケット14−16から、特に、外部のフィルムパックを得るためにパック装置に、排出され、かつ、移動可能である。
【0014】
乾燥タレット13は、連続的な回転動作の間、いくつかの装置を通る。引渡し装置21の領域で、パック10は、移送タレット12から、隣のポケット14−16の積荷開口部19に置かれる。加えて、積荷開口部19に合わせられた支持装置、すなわち、支持板22が設けられている。タレット12の引渡しは、後続のタレット13で行われ、これは、独国特許出願公開4300149号公報に記載されている方法である。
【0015】
支持板22上に置かれたパック10は、乾燥タレット13の連続した回転動作の際、押し具23によって、ポケット14−16に積荷される。乾燥タレット13の外側領域に位置決めされたいずれのポケット14−16も、押し具23を備え、この押し具23は、乾燥タレット13と共に回転し、かつ、動作棒24によって動作可能、すなわち、ポケット14−16方向に、かつ、出口位置に戻って動作可能である。支持板22は、中心に支持板22又は積荷開口部19のために配置された押し具23の、又は、動作棒24と結合したブリッジの、通過のために、中心に分割されるか、又は、スリットが設けられている。
【0016】
向かい側、すなわち、排出開口部20の領域で、ポケット14−16から排出するパックがステージ25上に置かれる。ここで、接着結合に関して完全なパック10が取り出され、かつ、移動路26に運ばれる(特に、欠陥パック)、又は、取り外しコンベヤ27に引き渡す。
【0017】
ポケット14、15、16にパック10の積荷の際、上端壁18の領域で、(税金の、又は、押印された)帯封が取り付けられる。これは、積荷開口部の前で、帯封28が、ポケット14、15、16に積荷の際に、上端壁18の周りにU形状に置かれていることで、準備されている。
【0018】
パック10は、ポケット14−16の軸方向の寸法に応じて、乾燥タレット11の数回転の間、ポケット14−16にとどまっている。ポケット14−16でのパック10の滞在期間を長くするために、詳しく説明すると、寸法の変更なしに、ポケット14−16は、特別な方法で、乾燥タレットに配置されている。いくつかのポケット14−16は、ユニットで構成され、このユニットは、交互に、1つの、別の、又は、第3のポケット14、15、16が積荷位置に至り、つまり、折り曲げタレット11の外側領域に位置するように構成されている。1ユニットに属するポケット14、15、16は、共通の支持体に配置されている。これは、動作可能、すなわち、乾燥タレット13の外側領域に回転可能に配置されている。これは、軸方向に支持部材30、31を構成し、かつ、支持体29の回転可能な軸受のために回転軸受が、互いに向かい側端部に備えられている。排出開口部20に配置されている支持部材31は、モールド体より構成され支持体29に、ジャーナル32を備え、回転可能に軸受されている。向かい側で、支持体29で、動作棒、又は、動作シャフト33を備えている。この動作シャフト33は、回転可能に、支持部材30で軸受され、かつ、動作機構によって、回転して動作可能である。この場合、支持体29とポケット14、15、16からなるユニットは、乾燥タレット13に対応して、同様に回転している。
【0019】
ポケットユニットは、様々に構成可能である。第1の実施例は、2つのポケット14、15からなり、それらは、互いに反対の向かい側にある、共通の支持体29と結合している。支持体29、又は、(想像する)回転軸は、ポケット14と15の間の中心に同一に配置されている。ユニットの回転、又は、支持体の回転は、図6により軸方向内部にあるポケット15が正確に、ポケット14の位置に、つまり、乾燥タレットの外側領域に動いている。ポケット14、15を備えた支持体29は、その際、180°の差で回転している。特に、折り曲げタレット11のいずれの回転の後で、ポケット14、15の位置交換が実行され、その結果、これらが交互に積荷され、かつ、パック10が荷降ろしされる。
【0020】
ポケットユニットは、より多くの第2のポケットを備えている。図7による実施例の場合、同一の角度間隔を持った3つのポケット14、15、16が、互いに、共通の支持体29に備えられている。個々に約120°の支持体の回転によって、ポケット14、15、16は、次々に、軸方向外側の積荷位置に至る。図6の実施例の場合、乾燥タレットの容量は倍増し、かつ、図7の場合、従来の1つのポケットを持った実施形態の3倍になる。
【0021】
ポケットユニット、又は、支持体29は、乾燥タレットの回転の間に、伝動機構によって、約120°又は約180°で、1回、回転させられる。伝動機構は、直立した平面で回転している乾燥タレット13の上領域に固定されて配置されている(図4)。いずれのポケットユニット、又は、支持体29にも、回転する動作期間が配置され、その動作期間は、動作シャフト33に作用している。本実施例の場合、動作伝動機構は、カム機構より構成される。動作機構は、回転体、又は、ローラースター34であり、かつ、このローラースター34は、広範囲に閉じられ、スリーブ形状の筐体35が、乾燥タレット13の回転に応じて、回転している。その際、乾燥タレット13の全体の回転の間、半回転、又は、一部の回転が、ポケットユニットに伝達される。
【0022】
ローラースター34に、動作手段、つまり、ローラ36、37、38、39、56、57が備えられている。この場合、2つのローラペアが重要である。このローラペアは、ローラースター34の異なる平面に配置され、かつ、カム軌道が設けられている。ローラのためのロータスター34、又は、支持体は、ポケットユニットの中心に配置され、つまり、動作軸33の端部でローラと結合している。
【0023】
ローラースター34、又は、この支持体は、2つの互いに間隔をもって配置されている支持ディスク58、59からなる。この支持ディスク58、59は、互いに、軸方向に向いており、かつ、中間スペース60を形成し、中心のシャフト部61を介して、固定され、相互に結合している。中間ローラ36、37が、中間スペース60の領域に配置され、かつ、ここで、2つとも支持ディスク、つまり、ポケットから離れて配置されている支持ディスク58と結合している。更なるローラ、つまり、一方は38、39、かつ、他方は56、57は、支持ディスク58、59の互いに背を向けた側に、回転可能に軸受され、しかも、ローラ36、37に対して約90°ずれている。
【0024】
ローラ36−30、及び、56、57は、カム軌道上を進み、しかも、それぞれペアで進む。カム軌道は、対応して構成され、かつ、周回して進む筐体35の部分である。外側にあるローラ38、39は、第1のカム軌道、つまり、外側カム41に配置されている。向かい合っているローラ56、57は、第2のカム軌道、つまり、内側軌道42上を進む。主に、円状のカム軌道41、42は、同一の直径で構成され、共通の円状平面上に存在する。ローラ36、37を配置する第3のカム軌道、つまり、中間カム43は、カム軌道41、42の間の空間に配置され、かつ、円状のより小さい直径を備えている。
【0025】
ローラは、回転装置の領域、又は、ポケットユニットの回転領域で、効果的になるために(図4)、特別な相対位置で、ローラースター34に配置されている。ローラ36、37は、互いに反対に向かい側に、ローラースターに配置され、しかも、共通の中心の横側に配置されている。一方でローラ38、39、かつ、他方で56、57は、同様に、それぞれ反対に向かい側に配置されているが、ずれた側に配置されている。図8から明白なように、ローラペア38、39の回転方向に前方のローラ38は、構成されている外側カム41に接していて、一方、向かい側のローラ39は外側カム41から持ち上げられている。反対の相対位置で、運動方向前方にあるローラ56は、配置された内側軌道42から持ち上げられている一方、後方のロール57は、この内側軌道42に接している。
【0026】
支持体29の回転運動の実行のために、カム機構は、回転装置領域に、特徴的な形状を備えている。外側カム41、及び、内側カム42は共に、くぼみ44、つまり、半径方向内部へくぼんで、かつ、丸くなった”へこみ”が備えられている。同じ場所に、カム軌道43は、高台45、つまり、軸方向外側に向いた膨らみを設けている。この高台45は、外側に平坦部62が設けられ、この平坦部62によって、ローラースター34のシャフト部61が、同じ面にある高台45上に座礁するのを妨げる。回転運動前方にあるローラ38の場合、最初に、くぼみ44に入る。同時に、ローラ37は、高台45上に乗りあがる。それによって、ユニットの回転が左回り(図4)に生じる。カム機構の機能は、ローラ38がくぼみ44の最も深い場所に到達した場合に、半回転が起きるようになっている。連続した回転運動の場合、ロール38が、この装置のため、外側カム41に到達し、そして、乾燥タレット13の回転方向で前方にある。さらに、ローラ36は、高台45の克服後、カム軌道43との接触を保ち、かつ、同時に、カム軌道43からローラ37は持ち上げられる。さらに、ローラペア38、39及び56、57に関し、変化が生じる。一方のローラ39、56は、配置されたカム軌道41、42と接している。このペアに配置されたローラによって、ポケットユニットの極めて安定した位置が、回転の間に生じ、かつ、同様に正確な回転運動が、回転部分の領域で生じる。
【0027】
更なる特徴は、乾燥タレット13での、パック10の引渡しである。独国特許出願公開第4300149号明細書による解決手段と類似方法が、ポケット14−16の開始面で、パック10の収納領域があり、つまり、積荷開口部19に隣接し、かつ、動作可能な支持部が効果的であり、かつ、この支持部は、移送タレット12から引き継がれ、かつ、ポケット14−16に積荷されるまでが説明されている。この支持部は、パック10の2つの面に効果的なグリップアーム46である。この並んで配置されたグリップアームのいくつかは、それぞれ、共通のアームホルダー47に取り付けられており、このアームホルダー47は、旋廻可能に軸受されている。この回転動作は、動作棒48から伝わり、この動作棒48が動作シャフト33に隣接して配置されている。動作棒48の回転動作と、グリップアーム46の旋廻動作は、伝動装置によって引き起こされ、その伝動装置は、カム機構として構成されている。検出ローラ49、50は、カム軌道、つまり、内側軌道51を進み、それらは、筐体35の周囲に連続する円を構成している。図5から明らかなように、それぞれのアームホルダー47のための動作棒48が配置される検出ローラ49、50は、スプリング52によって、カム軌道、又は、内部軌道51に押し付けている。この軌道は、検出ローラ49、50を介して、グリップアーム46の開閉のため、または、パック10をつかみ、かつ、放つための旋廻動作が作用するように形成されている。検出ローラ49、50は、それぞれ、旋廻アーム53を介して、動作棒48と結合している。
【0028】
折り曲げタレット11の構成は、動作可能なポケット14、15、16、又は、ポケットユニットに適合している。支持部材30、31は、わずかの間隔で互いに軸受されているポケットユニットの収容のために、周囲に動くくぼみに、周囲方向に進行する内壁54を備えている。動作シャフト33の十分な支持、及び、運転のために、これは−支持部材30の他に−更なる、間隔を持って配置されている支持壁55で用いられる。この支持壁55と、筐体35は接続している。
【0029】
ポケットユニットの動力は、更なる方法でも実行される。それゆえ、いずれのポケットユニットも自分自身の動力、例えば、サーボモータを備えている。
【符号の説明】
【0030】
10 パック
11 折り曲げタレット
12 移送タレット
13 乾燥タレット
14 ポケット
15 ポケット
16 ポケット
17 底壁
18 上端壁
19 積荷開口部
20 排出開口部
21 引渡し装置
22 支持板
23 押し具
24 動作棒
25 ステージ
26 移動路
27 取り外しコンベヤ
28 帯封
29 支持体
30 支持部材
31 支持部材
32 ジャーナル
33 動作シャフト
34 ローラースター
35 筐体
36 ローラ
37 ローラ
38 ローラ
39 ローラ
40 くぼみ
41 外側カム
42 内側カム
43 中間カム
44 くぼみ
45 高台
46 グリップアーム
47 アームホルダー
48 動作棒
49 検出ローラ
50 検出ローラ
51 内側軌道
52 スプリング
53 旋廻アーム
54 内壁
55 支持壁
56 ローラ
57 ローラ
58 支持ディスク
59 支持ディスク
60 中間スペース
61 シャフト部
62 平坦部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
いくつかの密に並んで配置されているパック(10)の収納のために、複数のポケット(14、15、16)を備え、積荷装置の領域で、パック(10)が、軸と平行な移動によって、ポケット(14、15、16)に積荷可能であり、かつ、同時に、向かい側で、パック(10)が、前記ポケット(14、15、16)から押し出し可能である(直方体形状の)パック(10)の移動のためのコンベヤ、特に、シガレットパックのための乾燥タレット(13)において、
コンベヤで、特に、乾燥タレットの領域で動作可能であり、特に、少なくとも2つのポケット(14、15、16)を備えた回転可能なポケットユニットが配置されており、
この少なくとも2つのポケット(14、15、16)は、ユニットの動作、又は、回転によって、交互に、積荷位置、または、荷降位置に到達することを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、
ユニットのポケット(14、15、16)は、ポケット支持体(29)上に配置され、
このポケット支持体(29)は、ポケット支持体(29)上に配置されるポケットが交互に、軸方向外に向かった位置に到達するように、移動方向に対して直行して回転可能、特に、乾燥タレット(13)の回転方向に対して直行方向の軸を回転可能であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコンベヤにおいて、
ポケット支持体上に、2つの互いに反対の向かい側にポケット(14、15)は、配置されており、
このポケット(14、15)のうちの1つのポケット(14、15)は、乾燥タレット(13)の軸方向外側にあり、かつ、
もう一方のポケット(15、14)は、乾燥タレット(13)の凹部にあることを特徴とするコンベヤ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のコンベヤにおいて、
2以上のポケット(14、15)は、同一の周囲の間隔で、互いに、共通のポケット支持体上に配置され、特に、3つのポケット(14、15、16)は、ポケット支持体(29)の適切な一部の回転によって、積荷及び荷降のために、連続して外側位置に達することを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
ポケット支持体(29)の回転動作は、特に、連続して回転する乾燥タレット(13)の回転領域の上に生じ、特に、共通の制御装置の上に、回転動作の制御によって生じる
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
ポケット支持体(29)は、個々に、配置された制御装置、又は、共通の固定された制御装置によって、回転可能であり、特に、固定されたカム制御によって、検出装置、又は、検出ローラで、乾燥タレット(13)の相対回転動作の間、適切に構成されたカム軌道に基づいて進行し、ポケット支持体(29)の回転動作が生じることを特徴とするコンベヤ。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
ポケット(14、15、16)のユニットは、特に、ポケット支持体(29)は、動作手段を介して、特に、動作シャフト(33)を介して、ローラ支持部と結合しており、かつ、
カム軌道(41、42、43)上を進行するローラ(36、37、38、39)が配置され、かつ、
ローラ支持体は、ポケット支持体(29)に対して適切な回転動作の伝達のために、カム軌道の輪郭に基づいて、乾燥タレット(13)の一部の回転の間に回転可能であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
ローラースター(34)としてのローラ支持体は、それぞれ互いに、約90°ずれたローラ(36−39、56、57)を構成し、かつ、
少なくとも2つのローラ(38、39;56、57)は、第1のカム軌道(41、42)上を進み、かつ、更なるローラ(36、37)は、更なるカム軌道(43)上を進み、かつ、
これらの軌道は、互いに同調した形状によって、特に、一方では、カム軌道(41、42)のくぼみによって、他方では、更なるカム軌道(43)の高台によって、ローラースター(34)の回転が生じることを特徴とするコンベヤ。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
ローラスター(34)は、3つのローラペアを配置し、かつ、それぞれの3つのカム軌道(41、42、43)が配置され、かつ、
2つのカム軌道(41、42)は、一致した形状及び大きさを備え、かつ、
第3のカム軌道(43)は、これに加えて、半径方向にずれていることを特徴とするコンベヤ。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかに記載のコンベヤにおいて、
乾燥タレット(13)は、パック(10)の受取のために、かつ、ポケット(14、15、16)のそれぞれの領域の準備のために、引き渡しパック(10)の両側に、効果的なグリップアーム(46)が備えられ、かつ、
このグリップアーム(46)は、それぞれ共通のアームホルダー(47)を介して、開口位置と閉じた位置の間を旋廻可能であり、かつ、
アームホルダー(47)は、動作部(48)を介して回転可能であり、かつ、
この動作部(48)は、固定された制御カムの検出ローラ(49、50)を使用して、つまり、共通の筐体(35)の内側軌道(51)を使用して動作可能である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4−5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2010−512287(P2010−512287A)
【公表日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−540610(P2009−540610)
【出願日】平成19年11月3日(2007.11.3)
【国際出願番号】PCT/EP2007/009547
【国際公開番号】WO2008/071265
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(504265684)フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) (31)
【Fターム(参考)】