説明

シリンダヘッドの冷却構造

【課題】空冷式のエンジンにおいて、シリンダヘッドの冷却効率を向上させる。
【解決手段】クランク軸の一端に冷却ファンを設け、該冷却ファンからの冷却風をシリンダヘッド4に導き冷却する構成において、冷却ファンの上方に吸気マニホールド8を配置し、該吸気マニホールド8の左右中央にエアクリーナから空気を吸入するためのダクト51を設け、該ダクト51の両側から、シリンダヘッド4に配置する吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射ノズルに冷却風を送る構成であって、前記ダクト51の左右一側に遮蔽板55を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空冷式のエンジンに関し、特にエンジンのシリンダヘッドの冷却構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、空冷式のエンジンにおいては、冷却ファンから送風される冷却風をエアクリーナ側からシリンダヘッド内に導入し、シリンダヘッド内に形成した冷却風通路を通過させて反対側から排出することでシリンダヘッドを冷却する構造は公知となっている。
【0003】
このようなシリンダヘッドの冷却構造では、シリンダヘッドの冷却ファン側の側面において、吸気マニホールドのダクトと連通する吸気ポートの両側にそれぞれ第一導入口と第二導入口が設けられ、これらの導入口からシリンダヘッド内に冷却ファンからの冷却風が導入されるように構成されている。そして、前記吸気マニホールドのダクトの両側にガイドが設けられ、該ガイドにより冷却ファンからの冷却風が前記導入口に案内されて、第一連通孔から導入した冷却風が、シリンダヘッドの反対側の側面に設けられた排出口に向かって略直線状に形成された第一冷却風通路を流れて、該排出口から外部に排出され、第二連通孔から導入された冷却風が、第二冷却風通路からシリンダヘッド中央に配置された吸気バルブと排気バルブとの間に形成された第三冷却風通路を流れた後、前記第一冷却風通路を流れる冷却風に合流し、前記排出口から外部に排出されるように構成されている。(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特公平1−48387号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエンジンにおいては、冷却ファンからの冷却風をシリンダヘッド内にガイドするガイド部材を第一導入口との間に間隙が生じるようにシリンダヘッドに取り付け、該間隙から冷却ファンからの冷却風の一部を外部に逃して、第一導入口から第一冷却風通路に導入される冷却風の風量を第二導入口から第二冷却風通路に導入される冷却風の風量に比べて減少させることで、第二冷却風通路から第三冷却風通路に冷却風を流れやすくし、第三冷却風通路を流れる冷却風を増大させて、冷却効果の向上を図っているが、これではガイド部材の間隙より冷却ファンからの冷却風の一部が排出されることになるため、シリンダヘッド内を通過する冷却風の全体的な風量が減少し、十分な冷却効果を得ることができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、クランク軸の一端に冷却ファンを設け、該冷却ファンからの冷却風をシリンダヘッドに導き冷却する構成において、冷却ファンの上方に吸気マニホールドを配置し、該吸気マニホールドの左右中央にエアクリーナから空気を吸入するためのダクトを設け、該ダクトの両側から、シリンダヘッドに配置する吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射ノズルに冷却風を送る構成であって、前記ダクトの左右一側に遮蔽板を設けたものである。
【0007】
請求項2においては、前記遮蔽板を吸気マニホールドと一体的に構成したものである。
【0008】
請求項3においては、前記遮蔽板を吸気マニホールドとエアクリーナ本体と一体的に構成したものである。
【0009】
請求項4においては、前記遮蔽板先端とシリンダヘットの間に隙間を設けたものである。
【0010】
請求項5においては、前記冷却ファンの回転軌跡の接線に対して略直角方向に前記遮蔽板を配置したものである。
【0011】
請求項6においては、前記シリンダヘッド側方に配置されるマフラーと反対側に遮蔽板を配置したものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0013】
請求項1においては、クランク軸の一端に冷却ファンを設け、該冷却ファンからの冷却風をシリンダヘッドに導き冷却する構成において、冷却ファンの上方に吸気マニホールドを配置し、該吸気マニホールドの左右中央にエアクリーナから空気を吸入するためのダクトを設け、該ダクトの両側から、シリンダヘッドに配置する吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射ノズルに冷却風を送る構成であって、前記ダクトの左右一側に遮蔽板を設けたことから、シリンダヘッド内に形成した左右の冷却風通路のうち、左右一側の冷却風通路を遮蔽板により遮ることができる。これにより、他側の冷却風通路を流れる冷却風の風量を増加させることが可能となるため、吸気バルブ、排気バルブ、噴射ノズルに一方向から多量の冷却風を送ることができ、シリンダヘッドの冷却効率が向上する。また、左右一側の冷却風通路を流れる冷却風の風量の増加を、遮蔽板を設けるだけの簡単な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。
【0014】
請求項2においては、前記遮蔽板を吸気マニホールドと一体的に構成したことから、吸気マニホールドに遮蔽板を安価に構成することができる。また、組み立て工数の増加を抑えることができる。
【0015】
請求項3においては、前記遮蔽板を吸気マニホールドとエアクリーナ本体と一体的に構成したことから、遮蔽板と吸気マニホールドとエアクリーナ本体を一度に組み立て、且つ安価に製造することができる。
【0016】
請求項4においては、前記遮蔽板先端とシリンダヘットの間に隙間を設けたことから、冷却風の一部が遮蔽板で遮られた側の冷却風通路に入り、両側の冷却風通路からシリンダヘッドを冷却することができる。
【0017】
請求項5においては、前記冷却ファンの回転軌跡の接線に対して略直角方向に前記遮蔽板を配置したことから、遮蔽板の遮蔽効果を高くすることができる。
【0018】
請求項6においては、前記シリンダヘッド側方に配置されるマフラーと反対側に遮蔽板を配置したことから、シリンダヘッド内に形成した左右の冷却風通路のうち、マフラー側の冷却風通路により多く冷却風を送風することができ、シリンダヘッドを効率良く冷却することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るエンジンの側面図、図2は同じく背面図、図3は吸気マニホールドの取付部分の拡大図、図4はシリンダヘッドの平面断面図、図5は吸気マニホールドの正面図、図6は同じく底面図図、図7は吸気マニホールドの別実施例を示す正面図である。
【0020】
図1、図2に示すように、エンジン1においては、クランクケース2とシリンダブロック3とが備えられ、該シリンダブロック3上にシリンダヘッド4が配設されている。そして、該シリンダヘッド4上にボンネット5が取り付けられている。なお、本実施例においては、便宜的に図1における矢印Aの方向をエンジン1の前方向とする。また、図1から図4に示す矢印は冷却風の流れを示すものである。
【0021】
前記シリンダヘッド4の前側側面には排気マニホールド6がフランジを介して取り付けられ、該排気マニホールド6の先端がシリンダヘッド4の右側方に配置されたマフラー7に接続されている。一方、シリンダヘッド4の後側側面には吸気マニホールド8が取り付けられ、該吸気マニホールド8の先端にシリンダヘッド4の後側方に配置されたエアクリーナ9が接続されている。また、シリンダヘッド4の左側方には燃料タンク10が配置されている。
【0022】
前記エアクリーナ9の下方には冷却ファン12が配置されている。冷却ファン12はクランクケース2から延出されるクランク軸13の端部に固定されたフライホイール14と、該フライホイール14の外側外周部に固設された複数のフィン15とからなり、クランクケース2及びシリンダブロック3に取り付けられたファンケース16により覆われて、ファンケース16内に吸い込んだ空気を冷却風としてシリンダブロック3やシリンダヘッド4などに送り、これらの部材を冷却風で冷却するように構成されている。
【0023】
図3、図4に示すように、前記シリンダヘッド4においては、その中央部に排気バルブ挿入用孔21と吸気バルブ挿入用孔22とが前後に並設され、該排気バルブ挿入用孔21に排気ポート23が連通され、吸気バルブ挿入用孔22に吸気ポート24が連通されている。該排気ポート23と吸気ポート24はシリンダヘッド4の左右略中央に位置するように形成されており、排気ポート23の出口25がシリンダヘッド4の前側側面に開口され、吸気ポート24の入口26がシリンダヘッド4の後側側面に開口されている。
【0024】
前記シリンダヘッド4の後側側面に開口された吸気ポート24の入口26の左右両側には第一導入口31と第二導入口32とが設けられ、該第一導入口31と第二導入口32より冷却ファン12からの冷却風がシリンダヘッド4内に導入されるように構成されている。
【0025】
また、前記シリンダヘッド4の前側側面に開口された排気ポート23の出口25の左右両側には第一排出口33と第二排出口34とが設けられ、該第一排出口33と第二排出口34から前記第一導入口31と第二導入口32よりシリンダヘッド4内に導入した冷却風が排出されるように構成されている。なお、第一排出口33は第二排出口34と比べて開口面積が大きくなるように形成され、シリンダヘッド4内の冷却風が主に第一排出口33から排出されるようになっている。
【0026】
そして、前記シリンダヘッド4内において、排気ポート23及び吸気ポート24の左側に、シリンダヘッド4の後側側面の第一導入口31から導入された冷却風を前側側面の第一排出口33に向かって略直線状に流す第一冷却風通路36が形成されている。また、排気ポート23及び吸気ポート24の右側に、シリンダヘッド4の後側側面の第二導入口32から導入された冷却風を前側側面の第二排出口34に向かって流す第二冷却風通路37が形成されている。
【0027】
さらに、排気バルブ挿入用孔21上に配置される排気バルブの支持部45と吸気バルブ挿入用孔22上に配置される吸気バルブの支持部46との間に前記第一冷却風通路36と第二冷却風通路37とを連通する第三冷却風通路38が形成されている。第三冷却風通路38は、シリンダヘッド4の後側側面の第二導入口32から導入された冷却風の一部を第二冷却風通路37から第一冷却風通路36に向かって流すものであり、その中途部に燃料噴射ノズルの支持部47を配置して排気バルブと吸気バルブに加えて燃料噴射ノズルにも冷却風を送風して冷却できるようにしている。
【0028】
そして、このように構成されるシリンダヘッド4の後側側面に前記吸気マニホールド8が取り付けられるようになっている。図5、図6に示すように、吸気マニホールド8はエアクリーナ9からの空気を吸入し、シリンダヘッド4の吸気ポート24に導くためのダクト51と、冷却ファン12からの冷却風を導入口31・32からシリンダヘッド4内へ案内するガイド52とからなり、ダクト51の左右両側にガイド52が一体的に形成されている。
【0029】
ガイド52は、ダクト51の上下中途部から左右水平方向に延出する上壁52aと、該上壁52aの後側縁部に連続して下方へ延出する後壁52bと、該後壁52bの両側からシリンダヘッド4側に延出する左右の側壁52cとからなり、後壁52b及び側壁52cの下側縁部で、ファンケース16の上部とシリンダヘッド4の後側側面に接続されて、ファンケース16内とシリンダヘッド4内とを連通するように構成されている。
【0030】
ガイド52内においては、左右一側の側壁52cとダクト51との間に遮蔽板55が設けられ、該遮蔽板55の先端をシリンダヘッド4の後側側面近傍まで延出させることにより一方の導入口31(32)の大部分を遮蔽して、他方の導入口32(31)からファンケース16内から送風される冷却風の大部分が導入されるように構成されている。
【0031】
前記遮蔽板55は、図2に示すように、冷却ファン12の回転軌跡の接線に対して略直角方向に位置するように左右水平に配置され、冷却ファン12からの冷却風に対する遮蔽効果を高めている。
【0032】
そして本実施例では、遮蔽板55はダクト51の左側で、シリンダヘッド4の右側方に配置されたマフラー7の反対側に設けられ、第一導入口31と略等しい左右幅を有して、吸気マニホールド8がシリンダヘッド4の後側側面に取り付けられた際に、第一導入口31を遮蔽するように構成されている。これにより、冷却ファン12からの冷却風はガイド52で遮蔽板55により遮られて、第一導入口31の代わりに第二導入口32からシリンダヘッド4内に導入されることになり、第一冷却風通路36を流れる冷却風の風量と比べて、第二冷却風通路37を流れる冷却風の風量が増加することになる。
【0033】
ここでは、前記遮蔽板55はシリンダヘッド4の底板41に当接して第一導入口31を完全に遮蔽するのではなく、図3に示すように、底板41よりも若干上方に配置され、その先端とシリンダヘッド4の間に隙間42が生じるように構成されている。つまり、遮蔽板55と底板41は平面視で重なることなく、上下略平行に配置して上下に位置をずらせて配置して隙間42を形成している。よって、冷却ファン12からの冷却風の一部が該隙間42を通って第一導入口31からシリンダヘッド4内に導入されて、第一冷却風通路36を流れることになり、第二冷却風通路37側からだけでなく反対の第一冷却風通路36側のからも冷却できるようになる。
【0034】
また、前記遮蔽板55はダクト51とガイド52と一体的に構成され、吸気マニホールド8を安価に構成可能とされるとともに、組み立て工数を抑えることができるようになっている。さらに、図7に示すように、前記同様にダクト61とガイド62とからなる吸気マニホールド63においてダクト61の左右一側に遮蔽板64を設け、該遮蔽板64と吸気マニホールド63をエアクリーナ本体65と一体的に構成することで、遮蔽板64と吸気マニホールド63とエアクリーナ本体65を一度に組み立て、且つ安価に製造することもできる。
【0035】
以上のような構成において、シリンダヘッド4の後側側面に吸気マニホールド8が取り付けられると、ダクト51によりシリンダヘッド4の吸気ポート24がエアクリーナ9と連通され、ガイド52によりシリンダヘッド4内とファンケース16内とがシリンダヘッド4の後側側面に開口された第一導入口31と第二導入口32とを通じて連通される。これにより、冷却ファン12から送風される冷却風は、ファンケース16から上方に流れ出ると、ガイド52により案内されて第一導入口31又は第二導入口32からシリンダヘッド4内に導入される。
【0036】
第一導入口31からシリンダヘッド4内に導入された冷却風は、第一冷却風通路36を前方に向かって直線状に流れ、シリンダヘッド4の前側側面に開口された第一排出口33から排出される。一方、第二導入口32からシリンダヘッド4内に導入された冷却風は、一部が第二冷却風通路37を前方に向かって流れて、シリンダヘッド4の前側側面に開口された第二排出口34から排出され、一部が途中で屈曲して第三冷却風通路38に流れ、該第三冷却風通路38近傍に配置された吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射ノズルを冷却した後第一冷却風通路36を流れる冷却風と合流して第一排出口33から排出される。
【0037】
そして、本実施例においては、吸気マニホールド8のダクト51の左側に遮蔽板55を設けていることから、該遮蔽板55により第一導入口31は隙間42を残して遮蔽されることになる。そのため、ファンケース16内から流れてくる冷却風は、ガイド52内において遮蔽板55により遮られて、その多くが第二導入口32に向かって流れ、該第二導入口32からシリンダヘッド4内に導入されることになる。
【0038】
つまり、第一冷却風通路36を流れる冷却風の風量が減少し、この風量の減少した分だけ第二冷却風通路37を流れる冷却風の風量が増加して、第二冷却風通路37を流れる冷却風の風量が第一冷却風通路36を流れる冷却風の風量に比べて多くなる。これにより、第二冷却風通路37から第三冷却風通路38に冷却風が流れやすくなり、第二冷却風通路37から分岐して第一排出口33と第二排出口34へ流れて、第三冷却風通路38を流れる冷却風の風量が従来の遮蔽板55がない状態よりも増加する。
【0039】
したがって、シリンダヘッド4内において、第三冷却風通路38近傍に配置された吸気バルブ、排気バルブ、噴射ノズルに一方向から多量の冷却風を送ることが可能となり、冷却効率を向上させることができる。また、一側の冷却風通路37を流れる冷却風の風量を他側の冷却風通路36を流れる冷却風の風量に比べて増加させることを遮蔽板55を設けるだけの簡単な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。
【0040】
また、シリンダヘッド4内に形成した冷却風通路36・37のうち、シリンダヘッド4の右側方に配置されるマフラー7側の第二冷却風通路37の風量が多くなることから、シリンダヘッド4を効率よく冷却することができる。なお、前記遮蔽板55は右側の第二導入口32側に前記と同様な構成で設けることもできる。この場合、第三冷却風通路38は第一冷却風通路36から分岐して第二排出口34側へ流れることになり、前記と略同様に吸気バルブ、排気バルブ、噴射ノズルに一方向から多量の冷却風を送って冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジンの側面図。
【図2】同じく背面図。
【図3】吸気マニホールドの取付部分の拡大図。
【図4】シリンダヘッドの平面断面図。
【図5】吸気マニホールドの正面図。
【図6】同じく底面図図。
【図7】吸気マニホールドの別実施例を示す正面図。
【符号の説明】
【0042】
4 シリンダヘッド
7 マフラー
8 吸気マニホールド
9 エアクリーナ
12 冷却ファン
13 クランク軸
51 ダクト
55 遮蔽板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クランク軸の一端に冷却ファンを設け、該冷却ファンからの冷却風をシリンダヘッドに導き冷却する構成において、冷却ファンの上方に吸気マニホールドを配置し、該吸気マニホールドの左右中央にエアクリーナから空気を吸入するためのダクトを設け、該ダクトの両側から、シリンダヘッドに配置する吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射ノズルに冷却風を送る構成であって、前記ダクトの左右一側に遮蔽板を設けたことを特徴とするシリンダヘッドの冷却構造。
【請求項2】
前記遮蔽板を吸気マニホールドと一体的に構成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
【請求項3】
前記遮蔽板を吸気マニホールドとエアクリーナ本体と一体的に構成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
【請求項4】
前記遮蔽板先端とシリンダヘットの間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
【請求項5】
前記冷却ファンの回転軌跡の接線に対して略直角方向に前記遮蔽板を配置したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
【請求項6】
前記シリンダヘッド側方に配置されるマフラーと反対側に遮蔽板を配置したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−29305(P2006−29305A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−213749(P2004−213749)
【出願日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】