説明

シートベルトバックルの支持構造

【課題】バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができるシートベルトバックルの支持構造を提供する。
【解決手段】シートクッション2にバックル収容孔Hが形成され、フロア5側の第1固定部11に固定された第1シートベルトバックル10がバックル収容孔Hに収容され、フロア5側の第2固定部21に一端部22Aが固定された連結部材22が、第1シートベルトバックル10とシート前後方向に並ぶようにバックル収容孔Hに挿通され、第2シートベルトバックル20が連結部材22の他端部22Bに連結されてバックル収容孔Hの上外側に位置し、連結部材22にブーツ30が外挿されて固定されるとともにブーツ30がバックル収容孔Hに挿入され、バックル収容孔Hに上方から物品が侵入することをブーツ30と第1シートベルトバックル10とが阻止している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の第1固定部に固定された第1シートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容され、
前記フロア側の第2固定部に一端部が固定された連結部材が、前記第1シートベルトバックルとシート前後方向に並ぶように前記バックル収容孔に挿通され、
前記連結部材の他端部に第2シートベルトバックルが連結されて前記バックル収容孔の上外側に位置しているシートベルトバックルの支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車用のシートが3人掛け用のシートである場合、3人分のシートベルトが必要となる。そのため、左右側壁に配置したシートベルトのタングを嵌合させるシートベルトバックルを左右席座面の車両中心寄りの端部にそれぞれ配置し、天井に固定されたベルト巻取り装置から中央席用のシートベルトを引き出すように構成し、そのシートベルトの一対のタングを各別に嵌合させる一対のシートベルトバックルを中央席の座面の両側に配置している。
【0003】
前記左右席用の一方のシートベルトバックルと中央席用の一方のシートベルトバックルとは近接した位置に配置される。従って、中央席両側のシートクッションの座面に穿設した2個所の孔に各2つずつシートベルトバックルを通せば良いが、シート幅方向に2つのシートベルトバックルを並べるとシートクッションの座面の幅が短くなる。そこで、2つのシートベルトバックルをシート前後方向に並べてシートクッションの座面をシート幅方向に広くしている。
【0004】
しかしながら、2つのシートベルトバックルをシート前後方向に単に並べただけでは、シートベルトのタングをシートベルトバックルに差し込んだ時に、タング同士が干渉してしまう。そのため、前後どちらかのシートベルトバックルを上記のように連結部材を介してフロアに固定することで、前記どちらかのシートベルトバックルをバックル収容孔の外に出してタング同士の干渉を回避している。
このようなシートベルトバックルの支持構造において、バックル収容孔の内周面と連結部材の外周面との間に隙間が形成されていると、コイン等の小物が前記隙間から落下してしまう虞がある。
【0005】
この問題を解消する技術として、従来、シートベルトバックルを収納する袋状のバックル収納部の外周部をシートクッションの表皮材に縫着する技術があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−64639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の構造によれば、シートベルトバックルを収納する袋状のバックル収納部の外周部をシートクッションの表皮材に縫着してあったために、次のような問題があった。
【0008】
すなわち、組み付け工程ではシートクッションより先にフロアにシートベルトバックルを組み付け、シートクッションをフロアに上方から載置するに伴なって、シートベルトバックルをバックル収容孔に下方から挿入させている。
【0009】
その結果、シートベルトバックルの挿入の際にバックル収納部がシートベルトバックルに突き上げられ、バックル収容孔の上方に突出していた。そのために、シートクッションの組み付け後にバックル収納部をバックル収容孔にシートクッションの上方から押し込まなければならず、作業工数が増えて組み付け作業の作業性が低下していた。
【0010】
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができるシートベルトバックルの支持構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の特徴は、
シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の第1固定部に固定された第1シートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容され、
前記フロア側の第2固定部に一端部が固定された連結部材が、前記第1シートベルトバックルとシート前後方向に並ぶように前記バックル収容孔に挿通され、
第2シートベルトバックルが前記連結部材の他端部に連結されて前記バックル収容孔の上外側に位置しているシートベルトバックルの支持構造であって、
前記連結部材にブーツが外挿されて固定されるとともに前記ブーツが前記バックル収容孔に挿入され、
前記バックル収容孔に上方から物品が侵入することを前記ブーツと前記第1シートベルトバックルとが阻止している点にある。(請求項1)
【0012】
上記の構成により、バックル収容孔に上方から物品が侵入することを前記ブーツと第1シートベルトバックルとで阻止することができる。
また、ブーツは連結部材に外挿されて固定されているから、シートクッションをフロアに組み付ける際に、ブーツが連結部材から分離することがなく、シートクッションの組み付け後にブーツの位置を修正する必要がない。
従って、バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができる。(請求項1)
【0013】
本発明において、
前記連結部材はウェビングであると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
【0014】
連結部材はウェビングであるから、第2シートベルトバックルを第1シートベルトバックルから第1シートベルトバックルと干渉しない位置に離間させやすい。また、ウェビングにブーツが外挿されることで、軟らかいウェビングの位置が安定してウェビングの自立性を増大させることができ、シートクッションのバックル収容孔にウェビングを挿通させる作業が容易になる。(請求項2)
【0015】
本発明において、
前記第1シートベルトバックルは、前記フロア側の第1固定部に固定されて自立し、前記バックル収容孔に内嵌していると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
【0016】
第1シートベルトバックルが自立しているから、フロアに対してシートクッションを下降させて組み付ける際に、第1シートベルトバックルがバックル収容孔に対するガイドとなってフロアにシートクッションを円滑に組み付けることができる。
また、第1シートベルトバックルがバックル収容孔に内嵌しているから、バックル収容孔に上方から物品が侵入することを第1シートベルトバックルでより確実に阻止することができる。
【0017】
本発明において、
前記ブーツの上端部が前記ブーツの外側に断面U字状又は断面V字状に折り返されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
【0018】
前記ブーツの上端部が前記ブーツの外側に断面U字状又は断面V字状に折り返されているから、シートクッションのバックル収容孔にブーツを挿入する時に、断面U字状又は断面V字状のブーツの上端部がバックル収容孔に対してガイドの役割りを果し、バックル収容孔にブーツを容易に挿入することができる。
また、ブーツが下方に移動する場合は、断面U字状又は断面V字状の折り返し部の下端縁がバックル収容孔の内周面に引っ掛かってブーツが下方に抜けにくくなり、シートベルトの下方への脱落を防ぐことができる。(請求項4)
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、
バックル収容孔からの物品の落下を防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができるシートベルトバックルの支持構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】リアシートの斜視図
【図2】シートクッションの斜視図
【図3】リアシートの縦断側面図
【図4】シートベルトバックルの支持構造の斜視図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】図4のB−B断面図
【図7】互いに組み付けられた状態の第1シートベルトバックルと第2シートベルトバックルの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に自動車の3人掛け用のリアシート1を示してある。リアシート1は乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の上半身を支持するシートバック3とから成る。シートバック3の上端部には乗員の頭部を支持するヘッドレスト4が連結されている。前記リアシート1には、左席・右席・中央席のいずれの席にも3点式のシートベルト装置が設けられている。
【0022】
また、天井に固定されたベルト巻取り装置から引き出した中央席用のシートベルトの一対のタングを各別に嵌合させる一対の第1シートベルトバックル10が中央席の座面の両側に配置され、左右側壁に配置したシートベルトのタングを嵌合させる左席又は右席用の第2シートベルトバックル20が左右席座面の車両中心寄りの端部にそれぞれ配置されている。
【0023】
シートクッション2はシートフレームとシートクッションパッドとこれらを覆う表皮材とから成る。そして、図2に示すように、シートクッション2の後端部2Bのうち、シートクッション2の左右席の座面の車両中心寄りの端部に、横断面においてシート前後方向に長い長方形状のバックル収容孔Hが形成されている。シートクッション2の後端部2Bは後端部以外の部分2Aよりも肉厚が薄く設定されている(図5参照)。
【0024】
左側のバックル収容孔Hのバックル収容構造と右側のバックル収容孔Hのバックル収容構造とは左右対称である。以下、左側のバックル収容構造について説明する。図3〜図7に示すように、バックル収容孔Hの前半部(シート前方側Frの部分)には、フロア5側の第1ブラケット11(第1固定部に相当)に固定されて自立した中央席用の第1シートベルトバックル10が収容されている。
【0025】
そして、フロア5側の第2ブラケット21(第2固定部に相当)に一端部22A(図5参照)が固定されたウェビング22(連結部材に相当)が、第1シートベルトバックル10とシート前後方向に並んでシート後方側Rrに位置するように(図3〜図6参照)バックル収容孔Hに挿通され、第2シートベルトバックル20の基端部がウェビング22の他端部22Bに連結されてバックル収容孔Hの上外側に位置している。
【0026】
例えば、第1シートベルトバックル10と第2シートベルトバックル20がシート幅方向に並んだ構造ではシートクッション2の座面の幅が短くなるが、本実施形態では第1シートベルトバックル10と第2シートベルトバックル20がシート前後方向に並んでいるから、シートクッション2の座面をシート幅方向に広く取ることができる。
【0027】
そして、上記のように、第1シートベルトバックル10はバックル収容孔Hに収容され、第2シートベルトバックル20はウェビング22を介してフロア5に固定され、ウェビング22がバックル収容孔Hに挿通されているから、第1シートベルトバックル10に差し込んだシートベルトのタングと、第2シートベルトバックル20に差し込んだシートベルトのタングとの干渉を回避することができる。
【0028】
図6,図7に示すように、第1ブラケット11と第2ブラケット21は板面がシート幅方向を向く細長い縦板状に形成されている。そして、第1ブラケット11と第2ブラケット21の下端部の折曲した取り付け部12,23同士が上下に重ね合わされ、フロア5にボルトBで共締め固定されて、第1ブラケット11と第2ブラケット21がフロア5から立ち上がっている。
【0029】
第1ブラケット11は、前記取り付け部12を構成する断面L字形の取り付け片13と、この取り付け片13の立ち上がり部に下端部がかしめ固定された上下方向に長い第1ブラケット本体部14とから成り、第2ブラケット21よりもシート前方側Frに位置している。第2ブラケット21は単一の金属板から成り、下端部がL字状に折曲されて、L字状の下端部が取り付け部23に構成されている。
【0030】
そして、前記ウェビング22に樹脂製のブーツ30が外挿されてかしめ固定されるとともにブーツ30がバックル収容孔Hに挿入・嵌合され、ブーツ30と第1シートベルトバックル10がバックル収容孔Hを塞いで、バックル収容孔Hに上方から物品(例えばコイン等の小物)が侵入することを阻止している。
図6に示すように、前記バックル収容孔Hの内周部に、バックル収容孔Hへの物品(例えば、コイン等の小物)の侵入落下を阻止する阻止壁80が縫着されており、ブーツ30は前記阻止壁80に内嵌している。前記阻止壁80は、シートクッション2の表皮材と同一材質の阻止壁形成部材を表皮材に縫着して構成されている。
【0031】
図6に示すように、ウェビング22は第2シートベルトバックル20の基端部に形成されたリング部20Rと第2ブラケット21の上端部に形成されたリング部21Rとに挿通されてループ状に折り曲げられ、互いに重なり合ったウェビング22の長手方向両端部同士がかしめ固定されている。
【0032】
[ブーツ30の構造]
前記ブーツ30はウェビング22の断面形状に対応した断面長方形の角筒状に形成され、ブーツ30の上端部30Jが全周にわたってブーツ30の外側に断面U字状(図5参照、断面V字状であってもよい)に折り返されて折り返し部31が形成されている。
【0033】
また、ブーツ30の上端部30Jがシートクッション2の後端部2Bの後ろ下がりの上面2J(図5参照)に沿うように、前記上端部30Jがブーツ30の軸芯に対して傾斜するとともに、折り返し部31の下端縁31Tが前記上端部30Jに対して平行に設定されている。
【0034】
図5に示すように、このブーツ30は前記バックル収容孔Hが形成されたシートクッション2の後端部2Bの肉厚よりも長く形成され、ブーツ30の上端部30Jはシートクッション2の後端部2Bの後ろ下がりの上面2Jとほぼ同一位置に位置し、ブーツ30の下端部30Kはシートクッション2の後端部2Bの後ろ下がりの下面2Kよりも下方に突出している。
【0035】
ブーツ30の中空孔はウェビング22の幅方向に対応する方向に長く、ウェビング22の厚さ方向に対応する方向に短く設定され、ウェビング22の厚さ方向に対応する方向のブーツ30の中空孔の長さ(短径)は、ウェビング22とブーツ30との間の隙間が大きくなりすぎないような長さに設定されている。
【0036】
また、図7に示すように、ブーツ30の下端部30Kは下端部30K以外の部分よりも縦横の長さが短く設定されている。そして、このブーツ30の下端部30Kの側壁は第2ブラケット21の上端部にかしめ固定されている(図6参照)。
【0037】
[第1シートベルトバックル10と第2シートベルトバックル20のシートクッション2への組み付け方法]
第1シートベルトバックル10と第2シートベルトバックル20のシートクッション2への組み付け方法は次の通りである。
(1) 第1シートベルトバックル10を第1ブラケット11を介してフロア5に固定し、第2シートベルトバックル20を第2ブラケット21を介してフロア5に固定した状態でシートクッション2をフロア5の上方に配置する。
(2) 作業者が第2シートベルトバックル20をシートクッション2の下方からバックル収容孔Hに挿入嵌合する。
(3) シートクッション2をフロア5側に下降させる。これにより、自立した第1シートベルトバックル10がバックル収容孔Hに対してガイド機能を発揮しながらバックル収容孔Hに挿入嵌合する。また、第2ブラケット21に固定されて自立した状態にあるブーツ30がバックル収容孔Hに挿入され、第2シートベルトバックル20をバックル収容孔Hからバックル収容孔Hの上方に押し出す。
【0038】
上記の構成により、
バックル収容孔Hに上方から物品が侵入することを前記ブーツ30と第1シートベルトバックル10とで阻止することができる。また、ブーツ30はウェビング22に外挿されて固定されているから、シートクッション2をフロア5に組み付ける際に、ブーツ30がウェビング22から分離することがなく、シートクッション2の組み付け後にブーツ30の位置を修正する必要がない。従って、バックル収容孔Hからの物品の落下防止できる構造を、組み付け作業性を低下させることなく製作することができる。
【0039】
また、第2シートベルトバックル20とフロア5をウェビング22で連結しているから、第2シートベルトバックル20を第1シートベルトバックル10から第1シートベルトバックル10と干渉しない位置に離間させやすい。さらに、ウェビング22にブーツ30が外挿されることで、軟らかいウェビング22の位置が安定してウェビング22の自立性を増大させることができ、シートクッション2のバックル収容孔Hに第2シートベルトバックル20を挿通させる作業が容易になる。
【0040】
そして、第1シートベルトバックル10が自立しているから、フロア5に対してシートクッション2を下降させて組み付ける際に、第1シートベルトバックル10がバックル収容孔Hに対するガイドとなってフロア5にシートクッション2を円滑に組み付けることができる。
【0041】
また、前記ブーツ30の上端部30Jがブーツ30の外側に断面U字状又は断面V字状に折り返されているから、シートクッション2のバックル収容孔Hにブーツ30を挿入する時に、断面U字状又は断面V字状のブーツ30の上端部30Jがバックル収容孔Hに対してガイドの役割りを果し、バックル収容孔Hにブーツ30を容易に挿入することができる。そして、ブーツ30が下方に移動する場合は、断面U字状又は断面V字状の折り返し部31の下端縁31Tがバックル収容孔Hの内周面に引っ掛かってブーツ30が下方に抜けにくくなり、シートベルトの下方への脱落を防ぐことができる。
【符号の説明】
【0042】
2 シートクッション
5 フロア
10 第1シートベルトバックル
11 第1固定部(第1ブラケット)
20 第2シートベルトバックル
21 第2固定部(第2ブラケット)
22 連結部材(ウェビング)
22A 連結部材の一端部
22B 連結部材の他端部
30J ブーツの上端部
H バックル収容孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートクッションにバックル収容孔が形成され、
フロア側の第1固定部に固定された第1シートベルトバックルが前記バックル収容孔に収容され、
前記フロア側の第2固定部に一端部が固定された連結部材が、前記第1シートベルトバックルとシート前後方向に並ぶように前記バックル収容孔に挿通され、
前記連結部材の他端部に第2シートベルトバックルが連結されて前記バックル収容孔の上外側に位置しているシートベルトバックルの支持構造であって、
前記連結部材にブーツが外挿されて固定されるとともに前記ブーツが前記バックル収容孔に挿入され、
前記バックル収容孔に上方から物品が侵入することを前記ブーツと前記第1シートベルトバックルとが阻止しているシートベルトバックルの支持構造。
【請求項2】
前記連結部材はウェビングである請求項1記載のシートベルトバックルの支持構造。
【請求項3】
前記第1シートベルトバックルは前記フロア側の第1固定部に固定されて自立し、前記バックル収容孔に内嵌している請求項2記載のシートベルトバックルの支持構造。
【請求項4】
前記ブーツの上端部が前記ブーツの外側に断面U字状又は断面V字状に折り返されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のシートベルトバックルの支持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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