説明

シート状部材の端部処理装置および端部処理方法

【課題】 短時間でシート状部材の端部処理を行えるシート状部材の端部処理装置および端部処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 端部処理装置2の先端にはカッター部21が設けられ、その上端部には潰し部22が連結されている。潰し部22には、カッター部21から半径方向外方に突出した顎部22aが形成されており、カッター部21の根元の周囲には、曲面によって形成されたコーナー部21aが設けられている。端部処理装置2は、ロボットアーム1に取り付けられ、上下方向に超音波振動しながら、フロアマット3の表面を押圧して相対移動することにより、カッター部21によってフロアマット3を切断するとともに、顎部22aによってパイル32を潰すことができる。また、コーナー部21aによって、潰し部22が溶融させた樹脂材料が切断面の肩部に流れ込んで固化することにより、端部処理後にパイル32がほつれることを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロアマット等のシート状部材を切断するためのシート状部材の端部処理装置および端部処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂材料にて形成された内装材の裏面を、超音波ホーンによって加振しながら、表面からトリム刃によって内装材を切断する、内装材のトリミング加工に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。熱可塑性樹脂材料にて形成されたシート状の材料に、超音波振動を加えながら切断する方法は、これまで広く行われてきたことであるが、切断する素材の種類によっては、この技術を適用した後に、切断面の端部処理を行う必要があった。
【0003】
例えば、車両の内装材であるフロアマットは、車両の内装に合わせてカッターによってトリミングをした後、他の内装材と連結させるために、切断した端部にあるパイルを、超音波プレスあるいは熱プレス等を使用して潰し、固化させなければならなかった。また、切断後の端部に縫製(オーバーロック)を施さない場合は、パイルのほつれを防止するために、熱コテ等により固め処理を行う必要もあった。
【0004】
互いに異なったツールを使用するこれらの複数の工程は、今まで、別々に行わざるを得ず、それぞれの工程に要する時間に、工程間の段取り時間が加えられ、内装材の端部処理工程に多大な時間を要していた。また、各工程毎に材料を各作業場に移し変えた後、改めて設置し直しており、各工程における内装材の位置決めに起因して、各処理において位置精度が低下することがあった。
【特許文献1】特開平10−310973号公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、短時間でシート状部材の端部処理を行えるシート状部材の端部処理装置および端部処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、シート状部材に対して相対移動しながら、前記シート状部材を切断するためのシート状部材の端部処理装置において、前記シート状部材を切断するカッター部と、前記カッター部に一体的に形成され前記シート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材と、前記ホーン部材に超音波振動を付与する加振手段とを備えたことを特徴とするシート状部材の端部処理装置とした。
【0007】
請求項2の発明は、前記潰し部は前記カッター部の長さ方向端部に連結されるとともに、前記カッター部から半径方向外方へ突出しており、前記カッター部の根元周囲において、前記潰し部によって溶融された前記シート状部材が、その切断面に流れ込むように誘導部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のシート状部材の端部処理装置とした。
【0008】
請求項3の発明は、前記カッター部に対して、その進行方向の前方および後方に、一体となって移動する空気吹出口を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート状部材の端部処理装置とした。
【0009】
請求項4の発明は、前記カッター部は、前記潰し部の中心から半径方向にずれた位置に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載のシート状部材の端部処理装置とした。
【0010】
請求項5の発明は、シート状部材を切断するシート状部材の端部処理方法において、前記シート状部材を切断するカッター部と前記カッター部に一体的に形成され前記シート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材に、超音波振動を付与する工程と、前記シート状部材に超音波振動が付与された前記ホーン部材を押圧し、相対移動させる工程とを備えたことを特徴とするシート状部材の端部処理方法とした。
【発明の効果】
【0011】
<請求項1の発明>
シート状部材を切断するカッター部と、カッター部に一体的に形成されシート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材と、ホーン部材に超音波振動を付与する加振手段とを備えたことにより、シート状部材の切断工程と、その端部の潰し工程とを同時に行うことができ、シート状部材の端部処理に要する時間を短縮することができる。また、両工程を同時に行うため、互いの処理間の位置精度が低下することがない。
【0012】
<請求項2の発明>
潰し部はカッター部の長さ方向端部に連結されるとともに、カッター部から半径方向外方へ突出しており、カッター部の根元周囲において、潰し部によって溶融されたシート状部材が、その切断面に流れ込むように誘導部が形成された構成としたことにより、切断面に流れ込んだシート状部材が固まり、シート状部材の切断工程と端部の潰し工程に加え、端部の固め工程を同時に行うことができ、シート状部材の端部処理に要する時間を、更に短縮することができる。
【0013】
<請求項3の発明>
カッター部に対して、その進行方向の前方および後方に、一体となって移動する空気吹出口を備える構成としたことにより、フロアマット等を処理する場合、進行方向前方の空気吹出口によって、パイルが掻き分けられて、カッター部によるシート状部材の切断が容易となるとともに、双方の空気吹出口によって、溶融されたシート状部材が急速に冷却されることにより、確実にシート状部材の切断、潰しができるとともに、端部の仕上がりが美しくなり、見栄えを向上させることができる。
【0014】
<請求項4の発明>
カッター部は、潰し部の中心から半径方向にずれた位置に取り付けられた構成としたことにより、カッター部の両側から突出した潰し部の幅を互いに異ならせることができ、使用する潰し部の部位を使い分けることにより、異なった2種類の潰し量による潰し工程を行うことができる。
【0015】
<請求項5の発明>
シート状部材を切断するカッター部とカッター部に一体的に形成されシート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材に、超音波振動を付与する工程と、シート状部材に超音波振動が付与されたホーン部材を押圧し、相対移動させる工程とを備えたことにより、シート状部材の切断と、その端部の潰しとを同時に行うことができ、シート状部材の端部処理に要する時間を短縮することができる。また、シート状部材の切断と端部の潰しとを同時に行うため、互いの処理間の位置精度が低下することがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1乃至図3によって説明する。ロボットアーム1の先端に連結された本実施形態による端部処理装置2は、図1に示すように、下端に位置するカッター部21、このカッター部21の上端部に連結された潰し部22、および潰し部22の上端部に連結された超音波ヘッド23を備えている。カッター部21および潰し部22によってホーン部材HNが形成され、これは炭素鋼あるいはチタンから形成され、削り出しによりカッター部21および潰し部22が一体に形成されている。カッター部21は側面が傾斜しているとともに、先端は鋭利な形状を呈している(図2示)。
【0017】
カッター部21の長さ方向端部に連結された潰し部22は、カッター部21から半径方向外方へ突出した顎部22aを有している。図2(c)にあるように、カッター部21は潰し部22の下面のほぼ中央部に取り付けられているため、顎部22aはカッター部21の左右において、ほぼ同じ大きさで平坦に拡がっている。潰し部22と連結されたカッター部21の根元の周囲には、カッター部21の側面と顎部22aとを繋ぐように、曲面状のコーナー部21a(本発明の誘導部に該当する)が、根元の全周に渡って形成されている。
【0018】
また、超音波ヘッド23の下面には、一対のエアノズル24、25(本発明の空気吹出口に該当する)が取り付けられており、これらはともに下方へと延びて、その先端にある吐出口24a、25aが、カッター部21の側方に向けられている(図2(b)示)。エアノズル24、25は、カッター部21に対して、それぞれ進行方向の前方および後方に配置され、カッター部21等とともに、一体となって移動可能である。超音波ヘッド23は本発明の加振手段に該当し、振動子を内蔵するとともに、図示しない発振器と接続されており、所定の振幅、周波数によって上下方向に振動することにより、カッター部21および潰し部22を超音波振動させることができる。
【0019】
ロボットアーム1は、制御プログラムに従って動作し、端部処理装置2を3次元的に移動させることが可能である。従って、端部処理装置2を下降させて、フロアマット3に対して所定の荷重で押圧することができるとともに、端部処理装置2を上昇させて、フロアマット3から退避させることが可能である。また、ロボットアーム1は、フロアマット3の表面を押圧しながら、プログラムされたあらゆる進行方向に端部処理装置2を移動させることができる。
【0020】
次に、端部処理装置2による、シート状部材である内装用フロアマット3の端部処理の方法について説明する。内装用フロアマット3は、熱可塑性樹脂材料からなるフェルト地の上にポリエチレンパウダーを接着し、その後、加熱してパウダーを溶融させて基材31を形成し、その上に、ポリプロピレンあるいはナイロンといった熱可塑性樹脂材料にて形成されたパイル32を設けたものである。工程の最初において、内装用フロアマット3をトリミング用治具4の上に載置する。トリミング治具4は、フロアマット3を支持するとともに、その表面に治具溝41が形成されており、トリミング中のカッター部21の先端を収容可能となっている。
【0021】
ロボットアーム1は端部処理装置2を下降させ、フロアマット3の表面を押圧しながら、水平方向(図1の矢印方向)に相対移動させる。カッター部21は、超音波ヘッド23によって、上下方向に超音波振動しながら、フロアマット3を押圧することにより、フロアマット3を振動させて、パイル32から基材31にかけて溶融させて切断し、フロアマット3の余剰部3aを切り離していく(図1示)。端部処理装置2がフロアマット3に対して移動する時、その進行方向前方に配置されたエアノズル24が、パイル32を掻き分けることにより、カッター部21によるフロアマット3の切断が容易となる。
【0022】
一方、潰し部22は、カッター部21と同様に、上下方向に超音波振動しながらフロアマット3を押圧し、フロアマット3の表面にあるパイル32を、顎部22aによって溶融させて潰していく(図1および図3(a)示)。端部処理装置2がフロアマット3に対して移動する時、その側方に配置された一対のエアノズル24、25が空気を吹き出すことにより、溶融された樹脂材料を急速に冷却するため、顎部22aによって潰されたパイル32は速やかに固化される(図3(b)においてAに示す)。この時、カッター部21の根元に形成されたコーナー部21aによって、潰し部22によって溶融された樹脂材料が切断面の肩部(図3(b)におけるB)にも流れ込んで固まるため、処理後にパイル32がほつれることを防ぐことができる。
【0023】
本実施形態によれば、超音波振動しながら、フロアマット3を押圧することにより、フロアマット3を溶融させて切断するカッター部21と、このカッター部21の上端部に連結され、カッター部21から半径方向外方へ突出した顎部22aを有し、超音波振動しながら、フロアマット3を押圧することにより、フロアマット3のパイル32を顎部22aによって溶融させて潰す潰し部22を備えたことにより、フロアマット3の切断工程と、その端部の潰し工程とを同時に行うことができ、フロアマット3の端部処理に要する時間を短縮することができる。また、両工程を同時に行うため、互いの処理間の位置精度が低下することがない。
【0024】
また、カッター部21の根元周囲において、潰し部22によって溶融されたフロアマット3の樹脂材料が、その切断面に流れ込んで、その後固化するようにコーナー部21aが形成されたことにより、フロアマット3の切断工程と端部の潰し工程に加え、端部の固め工程を同時に行うことができ、フロアマット3の端部処理に要する時間を、更に短縮することができる。
【0025】
また、カッター部21に対して、その進行方向の前方および後方に、一体となって移動するエアノズル24、25を備えることにより、フロアマット3を処理する場合、進行方向前方のエアノズル24によって、パイル32が掻き分けられて、カッター部21によるフロアマット3の切断が容易となるとともに、双方のエアノズル24、25によって、溶融されたフロアマット3が急速に冷却されることにより、確実にフロアマット3の切断、潰しができるとともに、端部の仕上がりが美しくなり、見栄えを向上させることができる。
【0026】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4乃至図6によって説明する。本実施形態においては、カッター部51が潰し部52の下面において、その中心から半径方向(進行方向に対する横方向)にずれた位置に連結されている(図4示)。従って、潰し部52の一側の顎部52aは、反対側の顎部52bよりも大きく形成され、それぞれによって潰されるパイル32の面積も異ならせることができる。尚、本実施形態においても、カッター部51の根元の周囲には、曲面状のコーナー部51aが、その全周に渡って形成されている。他の構成については、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
【0027】
図5に示すように、超音波振動した潰し部52は移動しながら、狭小の顎部52bによってフロアマット3のパイル32を押圧することにより、カッター部51によって切断された端部に、狭い潰し代NSを形成することができる(図5示)。その後、プログラム制御されたロボットアーム1によって、潰し部52は潰し代NSを形成した時と反対方向へと進行しながら、広い面積を有する顎部52aによってパイル32を押圧することにより、同一の刃具によって、潰し代NSよりも広い潰し代BSを形成することができる(図6示)。
【0028】
本実施形態によれば、カッター部51は、潰し部52の中心から半径方向にずれた位置に取り付けられた構成としたことにより、カッター部51の両側から突出した顎部52a、52bの幅を互いに異ならせることができ、使用する顎部52a、52bを使い分けることにより、異なった2種類の潰し量による潰し工程を行うことができる。
【0029】
<実施形態3>
図7および図8は本発明の実施形態3を示す。本実施形態の潰し部62の下面において、カッター部61の一側には、半径方向外方に顎部62aが突出している。一方、カッター部61の他側においては、潰し部62の下面が顎部62aよりも上方へ配置されており、フロアマット3のパイル32を潰す顎部は形成されていない。また、上述した実施形態と同様に、カッター部61の根元の周囲には、曲面状のコーナー部61aが、その全周に渡って形成されている。他の構成については、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
【0030】
図8(a)に示すように、顎部62aによってフロアマット3の表面を押圧することにより、カッター部61による切断面の端部において、パイル32を潰すことができるが、図8(b)に示すように、顎部が形成されていない側で端部処理した場合、切断された端部にコーナー部61aによって固め処理が行われるのみで、パイル32の潰し処理は行われない。
【0031】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ロボットアームによって端部処理装置の高さを調節して、フロアマットのパイルに対して顎部が当接しないようにすれば、フロアマットを切断するのみで、パイルの潰しを行わないようにすることもできる。
(2)カッター部の根元の周囲に形成した誘導部は、曲面でなくとも、斜面等であってもよく、潰し部によって溶融された樹脂材料が切断面の肩部に導かれる形状であればよい。
(3)フロアマットの表面の起伏に拘わらず、押圧力を一定にするために、スプリングやサスペンションを介して、端部処理装置をロボットアームに取り付けてもよい。
(4)端部処理装置がフロアマット上を曲線状に移動する箇所においては、刃具の移動速度が低下するため、直線移動する部位に比べて刃具の振動する振幅を減少させるとともに、フロアマットに対するその高さを調整して、フロアマットの溶融条件を直線移動する部位と均一にすることが望ましい。
(5)本発明による端部処理装置は、フロアマットのみでなく、車両用シートの表皮など、超音波振動を加えることで加工可能なあらゆるシート状部材の端部処理に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本実施形態による端部処理装置をロボットアームに取り付けて、フロアマットの端部処理をしているところを示した斜視図である。
【図2】実施形態1による端部処理装置の先端部を、進行方向と反対方向から見た図(a)、その側面図(b)、および下面図(c)である。
【図3】図2に示した端部処理装置によってフロアマットを切断しているところを示した断面図(a)、および切断されたフロアマットの端部を示した断面図(b)である。
【図4】実施形態2による端部処理装置の先端部を、進行方向に見た図(a)、その側面図(b)、および下面図(c)である。
【図5】図4に示した端部処理装置の狭小の顎部によってフロアマットの潰し処理をしているところを示した平面図(a)、およびその時の断面図(b)である。
【図6】図4に示した端部処理装置の広い面積を有する顎部によってフロアマットの潰し処理をしているところを示した平面図(a)、およびその時の断面図(b)である。
【図7】実施形態3による端部処理装置の先端部を、進行方向に見た図(a)、その側面図(b)、および下面図(c)である。
【図8】図7に示した端部処理装置の顎部によってフロアマットの潰し処理をしているところを示した断面図(a)、および顎部を有しない側でフロアマットを切断しているところを示した断面図(b)である。
【符号の説明】
【0033】
2…端部処理装置
3…フロアマット
21、51、61…カッター部
21a、51a、61a…コーナー部
22、52、62…潰し部
23…超音波ヘッド
24、25…エアノズル
32…パイル
HN…ホーン部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状部材に対して相対移動しながら、前記シート状部材を切断するためのシート状部材の端部処理装置において、
前記シート状部材を切断するカッター部と、前記カッター部に一体的に形成され前記シート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材と、
前記ホーン部材に超音波振動を付与する加振手段とを備えたことを特徴とするシート状部材の端部処理装置。
【請求項2】
前記潰し部は前記カッター部の長さ方向端部に連結されるとともに、前記カッター部から半径方向外方へ突出しており、前記カッター部の根元周囲において、前記潰し部によって溶融された前記シート状部材が、その切断面に流れ込むように誘導部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のシート状部材の端部処理装置。
【請求項3】
前記カッター部に対して、その進行方向の前方および後方に、一体となって移動する空気吹出口を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート状部材の端部処理装置。
【請求項4】
前記カッター部は、前記潰し部の中心から半径方向にずれた位置に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載のシート状部材の端部処理装置。
【請求項5】
シート状部材を切断するシート状部材の端部処理方法において、
前記シート状部材を切断するカッター部と前記カッター部に一体的に形成され前記シート状部材の表面を潰す潰し部とを有するホーン部材に、超音波振動を付与する工程と、
前記シート状部材に超音波振動が付与された前記ホーン部材を押圧し、相対移動させる工程とを備えたことを特徴とするシート状部材の端部処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−265795(P2006−265795A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−88985(P2005−88985)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】