説明

シールドジャッキの圧力制御装置

【課題】同時掘進中に油圧ラインを切り換える必要がなく、マシンの挙動を乱すことなく方向制御し得るシールドジャッキの圧力制御装置を提供する。
【解決手段】圧油供給ライン15と、圧油供給ライン15をシールドジャッキ11に接続する第一制御圧力側ライン24と、第一制御圧力側ライン24に設けられ、第一制御圧力側ライン24内の油圧を可変に減圧する第一減圧弁26と、第一減圧弁26より下流の第一制御圧力側ライン24に設けられた第一開閉弁27と、圧油供給ライン15をシールドジャッキ11に接続する第二制御圧力側ライン25と、第二制御圧力側ライン25に設けられ、第二制御圧力側ライン25内の油圧を可変に減圧する第二減圧弁29と、第二減圧弁29より下流の第二制御圧力側ライン25に設けられた第二開閉弁30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド掘進機のシールド本体内周に沿って複数設けられたシールドジャッキのジャッキ圧力を可変にするためのシールドジャッキの圧力制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シールド掘進機は、シールド本体の前部に設けられた回転カッタで地山を掘削しながら土砂を取り込んで後方に搬出し、そのシールド本体の後方で順次セグメントを組み立ててトンネルを構築して行くものである。シールド掘進機の掘進は、シールド本体の内周に沿って複数設けられたシールドジャッキで行われ、シールドジャッキのロッドを既設セグメントに当接させた状態でロッドを伸長させてシールド掘進機に推進力を与えるようにしている。
【0003】
近年、掘進速度の高速化の目的から、地山の掘削を行いつつその後方でセグメントの組立を行う、所謂、同時掘進工法が行われるようになってきている。その場合、周方向に複数設けられたシールドジャッキの内、組立中のセグメントに対応するシールドジャッキ(盛替シールドジャッキ)のロッドを縮退(不作動)してそこにセグメントを組み立てると共に、盛替シールドジャッキ以外のジャッキ(推進シールドジャッキ)のロッドを伸長させてシールド掘進機の推進を行う。盛替シールドジャッキは、順次周方向に移し替えられて、掘進と同時にセグメントの組立が行われる。
【0004】
ところで、このような同時掘進工法を行う場合、一部のシールドジャッキ(盛替シールドジャッキ)の不作動によって、周方向における推進力のバランスが崩れるため、シールド掘進機に強制的なモーメントが発生する可能性がある。そこで、同時掘進時におけるシールド掘進機の方向制御を行うために各種装置及び方法が提案されている。
【0005】
例えば、同時掘進工法としては、盛替シールドジャッキ以外の推進シールドジャッキを三つのジャッキ群に分割し、各ジャッキ群に付与する圧油の圧力(ジャッキ圧力)を三種類(負荷圧力P1、制御圧力P2、P3)に分けて調整して、シールド掘進機の方向制御を行うものが提案されている(特許文献1等参照)。
【0006】
【特許文献1】特許第3104955号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば、図3に示す、本出願人が開発中のシールドジャッキの圧力制御装置40は、油圧ポンプ(第一油圧ポンプ)41に接続された圧油供給ライン(第一圧油供給ライン)42と、別の油圧ポンプ(第二油圧ポンプ)43に接続された別の圧油供給ライン(第二圧油供給ライン)44とを備えており、第一圧油供給ライン42から分岐するリリーフライン45に設けたリリーフ弁46によって第一圧油供給ライン42内の油圧が所定圧力以下とされ、第二圧油供給ライン44から分岐するリリーフライン47に設けたリリーフ弁(電磁リリーフ弁)48によって第二圧油供給ライン44内の油圧が設定圧力以下とされる。
【0008】
第一圧油供給ライン42を負荷圧力側ライン49を介してシールドジャッキ39に接続し、その負荷圧力側ライン49に開閉弁(切換弁)50を設けている。第二圧油供給ライン44から第一制御圧力側ライン51及び第二制御圧力側ライン52の二系統に油圧ラインを分岐させ、それら第一制御圧力側ライン51及び第二制御圧力側ライン52をそれぞれシールドジャッキ39に接続し、第一制御圧力側ライン51に開閉弁(切換弁)53を設けると共に、第二制御圧力側ライン52に減圧弁(電磁減圧弁)54及び開閉弁(切換弁)55を設けている。
【0009】
かかる圧力制御装置40では、制御圧力P2はリリーフ弁48で調整され、制御圧力P3は減圧弁54で調整されるようになっている。よって、図3に示す圧力制御装置40では、回路の構成上、必ず制御圧力はP2≧P3となる。
【0010】
同時掘進時にシールド掘進機の方向修正のためにジャッキ圧力を変更する必要が生じ、計算上制御圧力をP2<P3とする必要がある場合、図3に示す圧力制御装置40では、リリーフ弁48及び減圧弁54の調整だけでは制御圧力をP2<P3とすることはできない。従って、その場合はシールドジャッキ39に接続する油圧ラインを、第一制御圧力側ライン51と第二制御圧力側ライン52とで開閉弁53、55の開閉により切り換える必要があり、切換後、ジャッキ圧力が一定時間安定せずにシールド掘進機の挙動が安定しないという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、同時掘進中に油圧ラインを切り換える必要がなく、マシンの挙動を乱すことなく方向制御し得るシールドジャッキの圧力制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために本発明は、シールド掘進機のシールド本体内周に沿って複数設けられたシールドジャッキのジャッキ圧力を、少なくとも二系統の油圧ラインを切り換えることで可変にするためのシールドジャッキの圧力制御装置において、油圧ポンプで加圧された圧油を上記シールドジャッキに供給するための圧油供給ラインと、一端が上記圧油供給ラインに接続され、他端が上記シールドジャッキに接続された第一制御圧力側ラインと、該第一制御圧力側ラインに設けられ、上記第一制御圧力側ライン内の油圧を可変に減圧する第一減圧弁と、該第一減圧弁より下流の上記第一制御圧力側ラインに設けられた第一開閉弁と、一端が上記圧油供給ラインに接続され、他端が上記シールドジャッキに接続された第二制御圧力側ラインと、該第二制御圧力側ラインに設けられ、上記第二制御圧力側ライン内の油圧を可変に減圧する第二減圧弁と、該第二減圧弁より下流の上記第二制御圧力側ラインに設けられた第二開閉弁とを備えたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、同時掘進中に油圧ラインを切り換える必要がなく、マシンの挙動を乱すことなく方向制御し得るという優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るシールドジャッキの圧力制御装置の概略図である。図2は、油圧回路の回路図である。
【0016】
図示はしないが、シールド掘進機は、シールド本体と、シールド本体の前部に設けられ、地山を掘削する回転カッタと、シールド本体の内部に設けられ、セグメントを組み立てるセグメント組立装置と、シールド本体の内周に沿って複数設けられ、既設セグメントから反力を取ってシールド本体を推進させるシールドジャッキ11(図2参照)とを有している。シールド本体の内周に沿って設けられる複数のシールドジャッキ11は全て等しい能力のものが用いられる。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る圧力制御装置10は、油圧ポンプ(以下第一油圧ポンプともいう)12に接続され、第一油圧ポンプ12で加圧された圧油をシールドジャッキ11に供給するための圧油供給ライン(以下第一圧油供給ライン)13と、別の油圧ポンプ(以下第二油圧ポンプともいう)14に接続され、第二油圧ポンプ14で加圧された圧油をシールドジャッキ11に供給するための別の圧油供給ライン(以下第二圧油供給ラインともいう)15とを備えている。
【0018】
第一圧油供給ライン13には、第一圧油供給ライン13から分岐するリリーフライン(以下第一リリーフラインともいう)16が接続されており、その第一リリーフライン16には、リリーフ弁(以下第一リリーフ弁ともいう)17が設けられている。また、第一圧油供給ライン13には、第一圧油供給ライン13をシールドジャッキ11に接続する負荷圧力側ライン18が設けられており、負荷圧力側ライン18には、上流側から順次、負荷圧力側ライン18を開閉する開閉弁(選択弁)19、逆止弁20が設けられている。つまり、負荷圧力側ライン18は、一端が第一圧油供給ライン13に接続され、他端がシールドジャッキ11に接続されている。
【0019】
第一リリーフ弁17は、第一リリーフライン16内の油圧が所定圧力(本実施形態では、29.4MPa)を超えると開いて第一圧油供給ライン13の圧油をリリーフライン16を通してタンク(油タンク)21へと解放するものである。
【0020】
第二圧油供給ライン15には、第二圧油供給ライン15から分岐するリリーフライン(以下第二リリーフラインともいう)22が接続されており、その第二リリーフライン22には、リリーフ弁(電磁リリーフ弁、以下第二リリーフ弁ともいう)23が設けられている。また、第二圧油供給ライン15には、第二圧油供給ライン15をシールドジャッキ11に繋ぐ二系統の油圧ライン(第一制御圧力側ライン24及び第二制御圧力側ライン25)が設けられている。第一制御圧力側ライン24には、上流側から順次、第一制御圧力側ライン24内の油圧を可変に減圧する減圧弁(電磁減圧弁、以下第一減圧弁ともいう)26、第一制御圧力側ラインを開閉する開閉弁(選択弁、以下第一開閉弁ともいう)27、逆止弁28が設けられている。第二制御圧力側ライン25には、上流側から順次、第二制御圧力側ライン25内の油圧を可変に減圧する減圧弁(電磁減圧弁、以下第二減圧弁ともいう)29、第二制御圧力側ライン25を開閉する開閉弁(選択弁、以下第二開閉弁ともいう)30、逆止弁31が設けられている。
【0021】
第二リリーフ弁23は、第二リリーフライン22内の油圧が設定圧力を超えると開いて第二圧油供給ライン15の圧油をリリーフライン22を通してタンク21へと解放するものである。第二リリーフ弁23は、上記設定圧力を遠隔操作(電気信号)によって調整可能(本実施形態では、0〜29.4MPa)なものである。
【0022】
第一減圧弁26及び第二減圧弁29は、互いに少なくとも一部重複する範囲で第一制御圧力側ライン24或いは第二制御圧力側ライン25の圧油を可変に減圧するものである。詳しくは、第一減圧弁26は、絞り(減圧度合)を遠隔操作(電気信号)によって調整可能なものであり、第一制御圧力側ライン24の圧油を遠隔操作(電気信号)によって設定された圧力まで可変(本実施形態では、0〜29.4MPa)に減圧するものである。第二減圧弁29は、絞り(減圧度合)を遠隔操作(電気信号)によって調整可能なものであり、第二制御圧力側ライン25の圧油を遠隔操作(電気信号)によって設定された圧力まで可変(本実施形態では、0〜29.4MPa)に減圧するものである。
【0023】
また、図2に示すように、本実施形態では、負荷圧力側ライン18、第一制御圧力側ライン24及び第二制御圧力側ライン25はそれぞれ、シールド本体の内周に沿って設けられる複数のシールドジャッキ11の各シールドジャッキ11に接続されており、開閉弁19、27、30及び逆止弁20、28、31は、負荷圧力側ライン18にシールドジャッキ11毎に設けられると共に、減圧弁26、29よりも下流の第一制御圧力側ライン24及び第二制御圧力側ライン25にシールドジャッキ11毎に設けられている。
【0024】
さて、本実施形態に係るシールド掘進機は、シールドジャッキ11により常時推進され、同時に、セグメント組立装置によりセグメントの組立が行われる。このとき、組立中のセグメントに対応するシールドジャッキ11(盛替シールドジャッキ群)は縮退(不作動)とされ、それ以外のシールドジャッキ11(推進シールドジャッキ群)を伸長させて既設セグメントから反力を取ってシールド掘進機を推進させる。
【0025】
本実施形態では、推進シールドジャッキ群を構成するシールドジャッキ11に付与する圧力を制御して、盛替シールドジャッキ群の不作動により発生し得る強制的なモーメントを打ち消してシールド掘進機をゼロモーメントで推進させるようにしている。
【0026】
また、本実施形態では、推進シールドジャッキ群を構成するシールドジャッキ11を三つのジャッキ群(負荷圧ジャッキ群、第一制御圧ジャッキ群、第二制御圧ジャッキ群)に分割し、各ジャッキ群を構成するシールドジャッキ11に付与する圧油の圧力(ジャッキ圧力)を三種類(負荷圧力P1、第一制御圧力P2、第二制御圧力P3)に分けて、シールド掘進機の方向制御を行うようにしている。
【0027】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0028】
図1に図示したシールドジャッキ11が負荷圧ジャッキ群に選定された場合、負荷圧力側ライン18の開閉弁19が開、第一制御圧力側ライン24の開閉弁27が閉、第二制御圧力側ライン25の開閉弁30が閉とされ、第一圧油供給ライン13の圧油が負荷圧力側ライン18を通ってシールドジャッキ11に供給され、シールドジャッキ11に負荷圧力P1が付与される。
【0029】
他方、図1に図示したシールドジャッキ11が第一制御圧ジャッキ群に選定された場合、負荷圧力側ライン18の開閉弁19が閉、第一制御圧力側ライン24の開閉弁27が開、第二制御圧力側ライン25の開閉弁30が閉とされ、第二圧油供給ライン15の圧油が第一制御圧力側ライン24を通り、第一減圧弁26により第一制御圧力P2まで減圧された後、シールドジャッキ11に供給され、シールドジャッキ11に第一制御圧力P2が付与される。
【0030】
また、図1に図示したシールドジャッキ11が第二制御圧ジャッキ群に選定された場合、負荷圧力側ライン18の開閉弁19が閉、第一制御圧力側ライン24の開閉弁27が閉、第二制御圧力側ライン25の開閉弁30が開とされ、第二圧油供給ライン15の圧油が第二制御圧力側ライン25を通り、第二減圧弁29により第二制御圧力P3まで減圧された後、シールドジャッキ11に供給され、シールドジャッキ11に第二制御圧力P3が付与される。
【0031】
本実施形態では、負荷圧力側ライン18には減圧弁26、29を設けずに、第一制御圧力側ライン24及び第二制御圧力側ライン25にそれぞれ、減圧弁26、29を設けている。そのため、負荷圧力側ライン18の圧油によりシールドジャッキ11に付与される負荷圧力P1は、減圧弁26、29による減圧が行われず、実質上高圧(負荷なりのジャッキの圧力)とされ、第一制御圧力側ライン24の圧油によりシールドジャッキ11に付与される第一制御圧力P2及び第二制御圧力側ライン25の圧油によりシールドジャッキ11に付与される第二制御圧力P3はそれぞれ、減圧弁26、29による減圧が行われ、中低圧とされる。
【0032】
本実施形態では、第一制御圧力P2は、第一制御圧力側ライン24に設けた第一減圧弁26により調整され、第二制御圧力P3は、第二制御圧力側ライン25に設けた第二減圧弁29により調整される。このとき、第二圧油供給ライン15内の油圧は、第二リリーフ弁23により、制御圧力P2、P3の内高い方の圧力に所定圧力αを付加した圧力に調整される。
【0033】
さらに、図1に図示したシールドジャッキ11が盛替シールドジャッキ群に選定された場合、負荷圧力側ライン18の開閉弁19、第一制御圧力側ライン24の開閉弁27及び第二制御圧力側ライン25の開閉弁29が全て閉とされ、シールドジャッキ11は、図示はしないが、別の系統から補給される圧油と、タンク21への戻しラインとにより伸縮する。
【0034】
本実施形態によれば、油圧ポンプ(第二油圧ポンプ)14で加圧された圧油をシールドジャッキ11に供給するための圧油供給ライン(第二圧油供給ライン)15と、一端が圧油供給ライン15に接続され、他端がシールドジャッキ11に接続された第一制御圧力側ライン24と、第一制御圧力側ライン24に設けられ、第一制御圧力側ライン24内の油圧を可変に減圧する第一減圧弁26と、第一減圧弁26より下流の第一制御圧力側ライン24に設けられた第一開閉弁27と、一端が圧油供給ライン15に接続され、他端がシールドジャッキ11に接続された第二制御圧力側ライン25と、第二制御圧力側ライン25に設けられ、第二制御圧力側ライン25内の油圧を可変に減圧する第二減圧弁29と、第二減圧弁29より下流の第二制御圧力側ライン25に設けられた第二開閉弁30とを備えるため、第一減圧弁26及び第二減圧弁29で第一制御圧力P2及び第二制御圧力P3の両制御圧力を自由に変更できる油圧回路となり、シールド掘進機の方向修正のために計算上制御圧力P2とP3との高低関係が逆転しても同時掘進中に油圧ライン(第一制御圧力側ライン24、第二制御圧力側ライン25)を切り換える必要がなくなり、マシンの挙動を乱すことなく方向制御が可能となる。
【0035】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るシールドジャッキの圧力制御装置の概略図である。
【図2】図2は、油圧回路の回路図である。
【図3】図3は、開発中のシールドジャッキの圧力制御装置の概略図である。
【符号の説明】
【0037】
10 圧力制御装置
11 シールドジャッキ
14 油圧ポンプ
15 圧油供給ライン
24 第一制御圧力側ライン
25 第二制御圧力側ライン
26 減圧弁(第一減圧弁)
27 開閉弁(第一開閉弁)
29 減圧弁(第二減圧弁)
30 開閉弁(第二開閉弁)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールド掘進機のシールド本体内周に沿って複数設けられたシールドジャッキのジャッキ圧力を、少なくとも二系統の油圧ラインを切り換えることで可変にするためのシールドジャッキの圧力制御装置において、
油圧ポンプで加圧された圧油を上記シールドジャッキに供給するための圧油供給ラインと、一端が上記圧油供給ラインに接続され、他端が上記シールドジャッキに接続された第一制御圧力側ラインと、該第一制御圧力側ラインに設けられ、上記第一制御圧力側ライン内の油圧を可変に減圧する第一減圧弁と、該第一減圧弁より下流の上記第一制御圧力側ラインに設けられた第一開閉弁と、一端が上記圧油供給ラインに接続され、他端が上記シールドジャッキに接続された第二制御圧力側ラインと、該第二制御圧力側ラインに設けられ、上記第二制御圧力側ライン内の油圧を可変に減圧する第二減圧弁と、該第二減圧弁より下流の上記第二制御圧力側ラインに設けられた第二開閉弁とを備えたことを特徴とするシールドジャッキの圧力制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−77651(P2010−77651A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−246396(P2008−246396)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】