説明

スイッチ装置

【課題】ケースが反った場合、スイッチが離間して対向配置された操作用の押しボタン押圧部と接近し、スイッチが常時操作状態になることを防止したスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ操作手段が上部に設けられたボード4に第1の切欠き部16を設け、その内側を屈曲自在なスイッチ押圧片17とし、その背面先端部に押しボタン押圧部17bを設ける。スイッチ押圧片17の背面には離間してスイッチを配置する。第1の切欠き部16の外側に第2の切欠き部18を設け、その間を屈曲自在な枠状部材19とする。枠状部材19の背面にはスイッチ押圧片17とスイッチとが一定間隔以下にならないよう間隔保持用のリブ19aを設ける。ケースの反りによりスイッチがスイッチ押圧片17に接近するような場合、リブ19aにより枠状部材19が上動し、追従してスイッチ押圧片17も上動し、押しボタン押圧部17bによりスイッチが操作されるのを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、浴室用引きスイッチに用いると好適なスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
樹脂製のケースの一部を所定形状(例えば、コ字状など)に切り欠き、かつ切り欠きにより形成された板状片の一部を薄肉にして可撓性を持たせ、スイッチオンオフ用の操作ボタンとしたスイッチ装置がある。このようなスイッチ装置では、操作ボタンの裏面側にマイクロスイッチを配置し、このケースの表面側から操作ボタンを押すことによりマイクロスイッチをオンオフにするようにしている。
【0003】
このようなスイッチ装置は、例えば各種制御機器の操作部、各種家電製品、身近ではトイレ洗浄装置「商品名ウォシュレット(登録商標第4079967号)」の操作部、ナースコールシステムのトイレ・浴室内用押ボタン等に使用されている。
【0004】
従来、この種のスイッチ装置には、特許文献1に示すように、マイクロスイッチをオンオフするための操作ボタンが設けられたケースの内面に、マイクロスイッチを実装した基板を配置し、この基板と上記ケースとをネジなどで組み付ける構成としたものがある。ここで、基板とケースとは、操作部の裏面とマイクロスイッチの表面(操作面)とが対向するように組み付けられている。
【特許文献1】特開2006−139931号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような構成のスイッチ装置を組み立てる場合に、ケース歪やネジの締め方などによりケ−スが反ってしまうと、マイクロスイッチとケースに設けられた操作ボタンとの距離が接近し、最悪のときには、マイクロスイッチが押され、常時オンの状態になってしまうおそれがあった。
【0006】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、組み立て時にケース歪やネジの締め方などによりケースが反ってしまった場合でも、マイクロスイッチが押され常時オンの状態になることのないスイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明は、押しボタンを有するスイッチを備えた下側ケースと、前記押しボタンを操作するために前記押しボタンとの間で離間して配置されるスイッチ操作手段と、前記スイッチ操作手段の周囲に設けられた第1の切欠き部と、前記第1の切欠き部により形成され前記スイッチ操作手段の操作により屈曲する第1の基端部を有するスイッチ押圧片と、前記スイッチ押圧片の背面に設けられた押しボタン押圧部と、前記第1の切欠き部の周囲に設けられた第2の切欠き部と、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とにより形成され前記スイッチ押圧片の屈曲に追従して屈曲する第2の基端部を有する枠状部材と、前記枠状部材の背面に形成され前記スイッチに当接して前記押しボタンと前記押しボタン押圧部とを所定の間隔に保持するリブとを備えたボードとを具備する構成とした。
また、スイッチ操作手段は回動自在なカムからなり、カムの回動により前記スイッチ押圧片が押圧され前記押しボタン押圧部が前記スイッチの押しボタンを操作しオン・オフさせるようにした。
【発明の効果】
【0008】
この発明は、スイッチ操作手段の操作により押圧されるスイッチ押圧片と、このスイッチ押圧片の下方に配置されたスイッチとの距離が一定以下にならないようにする間隔保持用のリブをスイッチ押圧片の外側に形成した屈曲自在な枠状部材に設けたために、スイッチが常時操作された状態となることはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。
【実施の形態1】
【0010】
図1は本発明のスイッチ装置が適用された浴室用引きスイッチの分解斜視図、図2は組立状態の縦断面図、図3はマイクロスイッチ駆動用のカム搭載ボードの正面図、図4は図3中a部分の拡大図、図5は、下方部の内部構造がわかるよう図4中A―A線で下半部を切り、A−A線方向の斜視図、図6は図4中B−B線断面図、図7はマイクロスイッチ駆動用のカム搭載部分の斜視図、図8はカム搭載部分のボードに形成された押しボタンスイッチ押圧片を背面から見た斜視図、図9はカム回動時の押しボタンスイッチ押圧片を背面から見た斜視図、図10はカム回動時の図4中B―B線断面図、図11はカム搭載部分の押しボタンスイッチ押圧片背面にマイクロスイッチ間の間隔を保持する部材がない場合におけるマイクロスイッチ組み込み不良時の状態を示す説明図である。
【0011】
本発明のスイッチ装置は、下側ケース2と、ボード4と、パッキン5と、上側ケース6とを備えて構成されている。図1に示すように、下側ケース2の外形は、このスイッチ装置を壁面に取り付けた場合に正面から見るとほぼ長円形をなす。また、下側ケース2は、樹脂により形成されており、マイクロスイッチ1(特許請求の範囲のスイッチに該当する)を収納している。ボード4の外形は、下側ケース2と同様に正面から見た場合にほぼ長円形をなす。また、ボード4も樹脂により形成されており、マイクロスイッチ1を駆動するためのカム3(特許請求の範囲のスイッチ操作手段に該当する)を回動可能に表面に搭載している。上側ケース6も樹脂により形成されており、ボード4を内部に組み込んで下側ケース2に被せられて一体化する。ここで、下側ケース2とボード4とは密着した状態となる。パッキン5は、弾性部材により形成されており、ボード4を内周部に収納しつつ、下側ケース2と上側ケース6との間に介在し、下側ケ−ス2と上側ケース6との間から水が侵入しないように防水構造を実現している。
【0012】
外周部にパッキン5が取り付けられたボード4は下側ケース2の上部に嵌め込まれて下側ケース2と一体化される。このような嵌合手段は周知である。
【0013】
また、下側ケース2の外周の適位置には、上側ケース6と係合する係合爪7が複数突設されている。また、下側ケース2の外周部には、上側ケース6を載置するための段状の取付部2bが形成されている。これにより、上側ケース6を下側ケース2に押し込めば下側ケース2の係合爪7が上側ケース6の係合部(図示せず)に係合しつつ、上側ケース6が取付部2bに載置されるので、簡単に取り付けることができる。このような取付手段も周知である。
【0014】
下側ケース2のほぼ中央部には、図示の状態において下方に向って突出した有底箱状の電子部品収納部8が設けられている。この電子部品収納部8は、中空状の室を有し、基板9上に端子を差し込むことによって実装され、かつ上面にオンオフ用の押しボタン1aを有するマイクロスイッチ1を収納している。また、図2に示すように、電子部品収納部8は、基板9上に端子11aを差し込むことによって実装される発光ダイオード11も収納している。ここで、マイクロスイッチ1は、本発明のスイッチ装置の一構成要素である。また、基板9は、電子部品収納部8の底板8aの内面に突設した取り付け部8bにネジ12を螺着して固定される。
【0015】
内部にマイクロスイッチ1等が収納された電子部品収納部8の図2中左方に形成された矩形状の開口部8cには、透明または半透明であって薄く柔軟な樹脂製のシール部材13が設けられ、電子部品収納部8の内部に水が侵入しないよう防水構造になっている。
【0016】
なお、図1および図2に示すように、下側ケース2の両端部には取り付け用のネジ穴2aがそれぞれ形成されている。ボード4にも対応したネジ穴4aが形成されている。
【0017】
パッキン5の両端部には、ネジ穴2a、4aの部分を覆い防水構造を実現する枠状の防水片5a、舌片状の防水片5bがそれぞれ形成されている。
【0018】
その他、図1において符号14はマイクロスイッチ1や図2で示した発光ダイオード11等のリード線である。図2以降ではリード線14は要旨と関係なく図が複雑になってしまうため、図示を省略している。また、図1中、ボード4部分の符号4bは、ボード4の長手方向に沿って立設された補強用リブである。また、図1中、ボード4部分の符号4cは図2に示した発光ダイオード11の光を外部に導く筒状の導光部である。同上4dはボード4の一端部に設けられた筒状の引き紐挿通部であり、カム3に一端が連結された引き紐14の他端を外部に導出するためのものである、ここでこのカム3もスイッチ装置の構成要素である。紐挿通部4dの外周にはパッキン5の一端部に形成された防水片5aが取り付けられる。上側ケース6の一端部には紐挿通部4dの外端部を外部に露出させるための開口部6aが形成されている。
【0019】
ボード4のカム3が設置される部分には、図3〜図5、図7〜図9等に示すように、ほぼコ字状(スイッチ装置を壁面に取り付けた場合に正面から見るとU字状)をなす第1の切欠き部16が形成され、第1の切欠き部16内にほぼ矩形をなす薄板状のスイッチ押圧片17が形成されている。また、第1の切欠き部16の外側には、第1の切欠き部16から離間して同じくほぼコ字状(スイッチ装置を壁面に取り付けた場合に正面から見るとU字状)をなす第2の切欠き部18が形成されている。第1、第2の切欠き部16、18間には、ほぼコ字状をなす薄板状の枠状部材19が形成されている。
【0020】
スイッチ押圧片17は、ボード4のほぼ中央部においてボード4の長手方向に向って延びるように形成されている。その先端部はボード4の一端部側、すなわち紐挿通部4dが形成された側に位置している。一方、スイッチ押圧片17の反対側の基端部(特許請求の範囲の第1の基端部に該当する)は、ボード4の他端部側、すなわち導光部4cが形成された側に位置し、ボード4と一体となっている。ここで、スイッチ押圧片17の基端部の背面には薄肉部17aが形成されている。このように構成されたスイッチ押圧片17は、後述するカム3の回動に伴い薄肉部17aおよび材質に起因する弾性により基端部を基点に下動したり、上方位置に復元したりするよう屈曲自在になっている。また、枠状部材19も紐挿通部4dが形成された側と反対側の基端部(特許請求の範囲の第2の基端部に該当する)によりボード4と一体となっている。また、枠状部材19も材質に基づく弾性により、上動したり下動したりするよう屈曲自在に構成されている。
【0021】
カム3は、図2〜図7に示すように、軸3bを有するカム本体3aと、カム本体3aの端部に一体形成された引き紐15の一端を取り付ける引き紐取付部3cとを有し、軸3bはカム本体3aの両側面にそれぞれ突設されている。
【0022】
第1の切欠き部16とその外側の第2の切欠き部18との間に形成された枠状部材19の両側部上面のほぼ中央部には、詳しくは図4に示すように、それぞれ軸受け部20が形成され、カム本体3aの両側面からそれぞれ突設された軸3bはこれら軸受け部20にそれぞれ枢支される。
【0023】
カム本体3aの側面と軸受け部20との間には隙間があり、カム3に弾発力を付与するために一方の支持軸20の外周にコイルバネ21が装着されている。コイルバネ21の一端部21aは、一方の軸受け部20の一端部、すなわちボード4の一端部側(紐挿通部4dが形成された側)に係止されている。一方、コイルバネ21の他端部は、引き紐取付部3cに形成された孔3dに一方の側から挿通され、反対側の他方の側において、U字状に折曲され、この折曲部21bに引き紐15の一端部が結び付けられて取り付けられる。引き紐15の他端部はボード4の一端部に形成された紐挿通部4dを介し外部に引き出される。
【0024】
カム3は、常時、すなわち引き紐15を引かない場合、カム3の引き紐取付部3c側がコイルバネ21のバネ力によってボード4の他端部側(紐挿通部4dが形成されていない側)に位置し、カム本体3aの一方の外周部a(図6参照)は、スイッチ押圧片17の上面(図3中正面側)と当接している。
【0025】
図6に示すように、カム3の軸3cからスイッチ押圧片17の上面と当接している外周部aまでの寸法L1と、軸3cから反対側の外周部bまでの寸法L2は、寸法L2の方が寸法L1より長く形成されている。
【0026】
スイッチ押圧片17の背面先端部には、図2、図8および図9等に示すように、押しボタン押圧部17bが突設されている。この押しボタン押圧部17bは、背面側に配設されたマイクロスイッチ1の押しボタン1aと所定の間隔を介して対向配置されている。
【0027】
スイッチ押圧片17の外側には第1の切欠き部16を介し枠状部材19が形成されているが、この枠状部材19の背面先端部には、マイクロスイッチ1の上面一端部側(図5中下方)に向って延び、マイクロスイッチ1の押しボタン1aとスイッチ押圧片17との距離が一定以下にならないようにする間隔保持用のリブ19aが形成されている。このリブ19aの両側には、図5、図8および図9等に示すように、リブ19aの下端部19b’がリブ19aの下面よりもさらに下方に向って延びるように横ブレ防止部材19bが形成されている。この横ブレ防止部材19bは、、マイクロスイッチ1の両側面を挟むようにして位置しており、枠状部材19は、これによって位置決めされ、かつガタ付きが防止されている。なお、この横ブレ防止部材19bの内端部、つまりマイクロスイッチ1側は、図5に示すように、マイクロスイッチ1の側面の一部を覆うようにして設けられたシール部材13の外側面に摺接し、移動自在となっている。なお、この横ブレ防止部材19bの形状はほぼ直角三角形状をなしているが、これに限定されるものではない。
【0028】
スイッチ装置は、カム3、スイッチ押圧片17、スイッチ押圧片17の背面に突設された押しボタン押圧部17b、押しボタン押圧部17bとの間に所定の間隔を介し設けられた押しボタン1aを有するマイクロスイッチ1、マイクロスイッチ1と押しボタン押圧部17bとの間の距離が一定以下にならないようにする枠状部材19に形成されマイクロスイッチ1の一端部と当接する間隔保持用のリブ19a等から構成されている。ここで、マイクロスイッチ1と押しボタン押圧部17bとの距離が一定以下にならないようにとは、組み込み時に押しボタン押圧部17bとマイクロスイッチ1の押しボタン1aとが接触せず、間隔があいていることを意味する。
【0029】
次にスイッチ装置の動作について説明する。引き紐15を引かない場合、カム3の引き紐取り付け部3cはコイルバネ21のバネ力により、図1〜図8に示すように、ボード4の他端部側に向いている。
【0030】
この状態においては、図6に示す様に、押しボタン押圧部17bとマイクロスイッチ1の押しボタン1aとは所定の間隔を介して離間している。
【0031】
次に、マイクロスイッチ1を作動させるべく、図7に示すように、引き紐15をコイルバネ21のバネ力に抗して矢印方向へ引くと、スイッチ押圧片17は、図8に示す状態から、図9に示すようにカム3の外周部bによって押し下げられる。
【0032】
すなわち、図10に示すように、軸3bから外周部bまでの距離L2が軸3bから外周部aまでの距離L1より大であるため、カム3がスイッチ押圧片17の表面を押圧してスイッチ押圧片17を押し下げる。このため、背面に突設された押しボタン押圧部17bは、マイクロスイッチ1の押しボタン1aを押圧し、マイクロスイッチ1がオフ状態の場合にはオン、オンの場合にはオフに切替える。
【0033】
引き紐15をゆるめ、引きを解除すればカム3の姿勢はコイルバネ21のバネ力により図6の初期状態に戻る。
【0034】
本発明のスイッチ装置は、背面にスイッチ押圧部17bを有するスイッチ押圧片17の周囲にスイッチ押圧片17bと一体形成された枠状部材19が設けられ、この枠状部材19の背面先端部に間隔保持用のリブ19aが形成されているため、スイッチ押圧片17の押しボタン押圧部17bとマイクロスイッチ1との間の距離を一定以下にならないようにすることができる。
【0035】
このリブ19aがない場合、例えば図11に示すように、基板9へのマイクロスイッチ1の取り付けが不完全で、マイクロスイッチ1が基板9から浮いていると、下側ケース2に対しカム搭載ボード4を組み込んだ場合に、リブ19aによる位置規制がなされない。そのため、スイッチ押圧片17とマイクロスイッチ1との間の距離が接近し、スイッチ押圧部17の押しボタン押圧部17bが押しボタン1aを押圧して、マイクロスイッチ1の押しボタン1aが常時操作された状態になってしまうおそれがある。
【0036】
また、下側ケース2の両端のネジ穴2aにネジ(図示せず)を挿通し、下側ケース2を、例えば壁面に取り付けた際、下側ケース2が反って中央部のマイクロスイッチ部分が突出した場合も、スイッチ押圧片17の押しボタン押圧部17bが押しボタン1aを押圧して、マイクロスイッチ1の押しボタン1aが常時操作された状態になってしまうおそれがある。しかしながら、本発明では第1、第2の切欠き部16、18間に形成された間隔保持用のリブ19aを有する屈曲自在な枠状部材19が、リブ19aによって上動する。また、それとともに枠状部材19の内側に第1の切欠き部16を介して形成されたスイッチ押圧片17が枠状部材19と一体に形成されているため、スイッチ押圧片17は、枠状部材19に追従して上動し、押しボタン押圧部17bと押ボタン1aとが接触しないように(距離が一定以下にならないように)している。本発明ではこのようにリブ19aを有する枠状部材19によって、マイクロスイッチ1の浮きや下側ケ−ス2の反りを吸収することができる。従って、マイクロスイッチ1の押しボタン1aが常時操作されることを防止することができる。
【0037】
なお、上記実施例において、屈曲自在な枠状部材19やスイッチ押圧片17はボード4と一体形成されているが、ボード4にほぼ矩形の窓を形成し、枠状部材19やスイッチ押圧片17を別体のゴムのような弾性部材からなる部材とし、それをボード4の窓の部分に接着しても良い。また、スイッチ押圧片の押し下げ手段として回動自在なカム3をスイッチ操作手段としたが、周知構造の通常の押しボタンを用いても良い。さらに、浴室用引きスイッチにスイッチ装置を組み込んだ例について説明したが、浴室用引きスイッチに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のスイッチ装置が適用された浴室用引きスイッチの分解斜視図を示す。
【図2】組立状態の縦断面図である。
【図3】マイクロスイッチ駆動用のカム搭載基板の平面図である。
【図4】図3におけるA部分の拡大図である。
【図5】図4中A−A線で下半部を切り、A−A線方向から見た斜視図である。
【図6】図4中B−B線断面図である。
【図7】マイクロスイッチ駆動用のカム搭載部分の斜視図である。
【図8】カムが搭載されている押しボタン押圧片の背面斜視図である。
【図9】押しボタン押圧片の動作状態を示す背面斜視図である。
【図10】カム駆動時の図4中B―B線に対応した断面図である。
【図11】カム搭載部分の押しボタンスイッチ押圧片背面にマイクロスイッチとの間隔を保持するリブがない場合におけるマイクロスイッチ組み込み不良時の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0039】
1 マイクロスイッチ
1a 押しボタン
2 下側ケース
2a ネジ穴
2b 取付部
3 カム
3a カム本体
3b 軸
3c 引き紐取付部
4 ボード
4a ネジ穴
4b 補強用リブ
4c 導光部
4d 引き紐挿通部
5 パッキン
5a、5b 防水片
6 上側ケース
6a 開口部
7 係合爪
8 電子部品収納部
9 基板
11 発光ダイオード
11a 端子
12 ネジ
13 シール部材
14 リード線
15 引き紐
16 第1の切欠き部
17 スイッチ押圧片
17a 薄肉部
17b 押しボタン押圧部
18 第2の切欠き部
19 枠状部材
19a リブ
19b 横ブレ防止部材
19b’下端部
20 軸受け部
21 コイルバネ
21a コイルバネの一端部
21b コイルバネの他端側の折曲部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押しボタンを有するスイッチを備えた下側ケースと、
前記押しボタンを操作するために前記押しボタンとの間で離間して配置されるスイッチ操作手段と、前記スイッチ操作手段の周囲に設けられた第1の切欠き部と、前記第1の切欠き部により形成され前記スイッチ操作手段の操作により屈曲する第1の基端部を有するスイッチ押圧片と、前記スイッチ押圧片の背面に設けられた押しボタン押圧部と、前記第1の切欠き部の周囲に設けられた第2の切欠き部と、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とにより形成され前記スイッチ押圧片の屈曲に追従して屈曲する第2の基端部を有する枠状部材と、前記枠状部材の背面に形成され前記スイッチに当接して前記押しボタンと前記押しボタン押圧部とを所定の間隔に保持するリブとを備えたボードと、
を具備することを特徴とするスイッチ装置。
【請求項2】
請求項1記載のスイッチ装置において、前記スイッチ操作手段は回動自在なカムからなり、カムの回動により前記スイッチ押圧片が押圧され前記押しボタン押圧部が前記スイッチの押しボタンを操作しオン・オフさせることを特徴とするスイッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−166174(P2008−166174A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−355986(P2006−355986)
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(591253593)株式会社ケアコム (493)
【Fターム(参考)】