説明

スクリュピース引抜き治具及び方法

【課題】本発明は、スクリュピースの外周に、二つ割状の第1、第2凹型を係合させて、スクリュピースをスクリュ軸から容易に引抜くことを目的とする。
【解決手段】本発明によるスクリュピース引抜き治具及び方法は、スクリュ軸(20)に設けられたスクリュピース(22)の外面(22b)を転写して形成された二つ割の第1、第2凹型(31,32)の両方に吊り環(34)とワイヤフック掛け部(35)を設け、このワイヤフック掛け部(35)を用いてスクリュピース(22)をスクリュ軸(20)から引抜く構成と方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリュピース引抜き治具及び方法に関し、特に、スクリュピースの外周に、二つ割状の第1、第2凹型を係合させスクリュピースを引くことにより、容易にスクリュピースをスクリュ軸から引抜くための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられいたこの種のスクリュを用いた各種押出機としては、例えば、後述の特許文献1及び2の構成を挙げることができる。
すなわち、特許文献1のスクリュ式押出機及びそのバレル交換方法においては、図7に示されるように、スクリュ式押出機100のバレルハウジング4の下方に配設したレール20上のローラ21を用いて各バレル1及び11を移動可能(分割バレル交換装置22を構成)とし、バレル1及び11の交換を容易に行うことができる構成である。
【0003】
また、特許文献2の押出機のスクリュ引抜き方法及びその昇降装置においては、図8のa,bに示されるように、第1段押出機11に芯高さを同一としてT型配置で継ぎ合わされている第2段押出機12のスクリュ17を第1段押出機11の上方を通過させて引抜くことにより、押出機のスクリュ引抜きのための工場建屋面積を必要とせず、かつ、スクリュ引抜き作業を容易とした構成であるが、何れも前述の図7及び図8の構成は、セグメント式スクリュの各スクリュピースを分解するための引抜き治具に関するものではなく、スクリュ式又はバレル式で引抜く装置に関するものであり、特許文献には、スクリュ軸からスクリュピースを引抜く方法に関する公報は存在していないようである。
【0004】
また、スクリュピース分解を容易にするための装置として、有機分を除去する流動層式洗浄機(文献はなし)が市販されており、真空加熱炉の中で有機物を除去する装置であるが、廃プラスチックの溶融・熱分解が行われる二軸押出機用スクリュは、長尺のため大規模な設備が必要となり、現実的ではない。また、スクリュピースに付着する異物が有機物だけでなく、金属片等も含まれるため、スクリュピースの分解・引抜き前のスクリュの引抜き準備として利用するには不向きであった。
【0005】
前述の従来構成では、いずれも、スクリュ軸からスクリュピースを引抜く方法や構成は開示されておらず、現場において、実際には、図5で示される方法でスクリュ軸からスクリュピースの引抜きが行われていた。
【0006】
すなわち、図5に示されるように、長尺のスクリュ17は一例として、スクリュ軸20にフルフライトのスクリュピース21及びニーディングディスクからなるスクリュピース22を直列に積層させて構成され、このスクリュ17をシリンダ(図示せず)から引抜いた後、火炎バーナー23の炎23aで各スクリュピース21,22全体を加熱し、有機物の溶融・分解温度(200℃〜400℃程度)にまで均一に熱した後、上流側のスクリュピース21のフライト21aにワイヤ24を係止させてこのスクリュピース21を固定し、引抜こうとする下流側のスクリュピース22のニーディングディスクである輪状突条22aにワイヤ25をかけて引抜き状態とする。
【0007】
前述の状態で、前記ワイヤ25を矢印Aの方向に、ウィンチ等の重機による引き手段で引くと、スクリュピース22がスクリュ軸20から引抜かれ、新しい他のスクリュピース(図示せず)との交換等の作業をすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−218764号公報
【特許文献2】特開平9−207190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来のスクリュピース引抜き方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の図5のように、引抜く対象のスクリュピース22の輪状突条22aにワイヤ25を係合させるウィンチ等の重機を介してスクリュ軸20から引抜く場合、図6で示されるように、シリンダ(図示せず)内で稼動していたスクリュ17は混練工程時に側圧(サイドフォース)が作用してスクリュ軸20が曲げを受けることにより、各スクリュピース21,22間には微小な隙間dが発生し、この隙間d内に樹脂等の有機物が侵入して圧着され、この樹脂等の有機物が接着剤のように作用していた。
【0010】
そのため、単にワイヤのみでスクリュピース22を引くのみでは、この接着剤のようになった有機物のために、スクリュピース22をスクリュ軸20から簡単に引抜くことができず、スクリュピース22の輪状突条22aに垂木30を当ててハンマー31等でこの輪状突条22aの円周上に均等に衝撃を与えて固着した有機物からスクリュピース22を剥がしつつワイヤ25で引くことにより、スクリュピース22はスクリュ軸20から少しづつ引抜くことができるが、この引抜き動作を何度も繰り返さなければならず、多大な工数を必要としていた。
また、ハンマー31による衝撃力が適切でない場合(特に、過大に大きい場合)には、スクリュピースの破損と云う事故が発生する可能性もあった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によるスクリュピース引抜き治具は、スクリュ軸に設けられ輪状突条を外周に有する円筒状のスクリュピースの外面を転写して形成された二つ割の第1凹型及び第2凹型と、前記第1凹型及び第2凹型の両方に設けられた吊り環及びワイヤフック掛け部と、前記第1凹型及び第2凹型を締結するための締結手段と、からなる構成であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記第1長手状鍔部及び第2長手状鍔部を固定するための締結ボルトと、からなる構成であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部の一方と前記各第2長手状鍔部の一方とを接続するための蝶番と、前記各第1長手状鍔部の他方と前記各第2長手状鍔部の他方とを接続するための締結ボルトと、からなる構成であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部と前記各第2長手状鍔部とを係合するための段部と、前記各第1長手状鍔部と前記第2長手状鍔部とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材と、からなる構成であり、また、本発明によるスクリュピース引抜き方法は、
スクリュ軸に設けられ輪状突条を外周に有する円筒状のスクリュピースの外面を転写して形成された二つ割の第1凹型及び第2凹型と、前記第1凹型及び第2凹型の両方に設けられた吊り環及びワイヤフック掛け部と、前記第1凹型及び第2凹型を締結するための締結手段と、からなるスクリュピース引抜き治具を前記スクリュピースの外周に係合させ、固定配置の前記スクリュ軸に対して前記スクリュピース引抜き治具を引くことにより、前記スクリュピースが前記スクリュ軸から引抜かれる方法であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記第1長手状鍔部及び第2長手状鍔部を固定するための締結ボルトと、からなる方法であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部の一方と前記各第2長手状鍔部の一方とを接続するための蝶番と、前記各第1長手状鍔部の他方と前記各第2長手状鍔部の他方とを接続するための締結ボルトと、からなる方法であり、また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部と前記各第2長手状鍔部とを係合するための段部と、前記各第1長手状鍔部と前記各第2長手状鍔部とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材と、からなる方法である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるスクリュピース引抜き治具及び方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、スクリュ軸に設けられ輪状突条を外周に有する円筒状のスクリュピースの外面を転写して形成された二つ割の第1凹型及び第2凹型と、前記第1凹型及び第2凹型の両方に設けられた吊り環及びワイヤフック掛け部と、前記第1凹型及び第2凹型を締結するための締結手段と、からなるスクリュピース引抜き治具を前記スクリュピースの外周に係合させ、固定配置の前記スクリュ軸に対して前記スクリュピース引抜き治具を引くことにより、前記スクリュピースが前記スクリュ軸から引抜かれることにより、従来のように、ハンマーを用いてスクリュピースをたたく必要もなく、極めて安全にかつ容易にスクリュピースをスクリュ軸から引抜くことができる。
また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記第1長手状鍔部及び第2長手状鍔部を固定するための締結ボルトと、からなることにより、各凹型の固定を簡単に行うことができる。
また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部の一方と前記各第2長手状鍔部の一方とを接続するための蝶番と、前記各第1長手状鍔部の他方と前記各第2長手状鍔部の他方とを接続するための締結ボルトと、からなることにより、蝶番を介してより一層簡単な着脱を行うことができる。
また、前記締結手段は、前記第1凹型の両側に形成された一対の第1長手状鍔部と、前記第2凹型の両側に形成された一対の第2長手状鍔部と、前記各第1長手状鍔部と前記各第2長手状鍔部とを係合するための段部と、前記各第1長手状鍔部と前記各第2長手状鍔部とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材と、からなることにより、前述の蝶番を用いた各凹型の着脱と同様に、簡単な引抜き作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明によるスクリュピース引抜き治具を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明における引抜き対象のスクリュピースの一例を示す側面図である。
【図4】図3のスクリュピースに本発明のスクリュピース引抜き治具を装着した状態を示す断面図である。
【図5】従来のスクリュピース引抜き方法を示す説明図である。
【図6】従来のスクリュ軸上の各スクリュピースのスクリュ軸が曲がっている状態を示す説明図である。
【図7】従来のバレル交換方法を示す構成図である。
【図8】a,bは従来のスクリュ交換方法を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、スクリュピースの外周に、二つ割状の第1、第2凹型を係合させてスクリュピースを引くことにより、容易にスクリュピースをスクリュ軸から引抜くようにしたスクリュピース引抜き治具及び方法を提供することを目的とする。
【実施例】
【0015】
以下、図面と共に本発明によるスクリュピース引抜き治具及び方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号30で示されるものは、スクリュピース引抜き治具であり、このスクリュピース引抜き治具30は、全体形状が半円筒状の凹状をなし長手形状の一対の第1、第2凹型31,32によって構成されている。
【0016】
前記各凹型31,32は、円筒状の前記スクリュピース22の外面22bを転写(周知の方法)して形成された二つ割の構成で形成され、実際には、図3で示されるスクリュピース22の外面22bの形状を転写して仮型(図示せず)をつくり、この仮型に基づいて本型(図示せず)を作ることにより、前記各凹型31,32を形成している。
【0017】
前記各凹型31,32は、図4に示されるように、前記スクリュピース22の外面22bに形成された複数のスクリュフライトからなる輪状突条22aの外周と位置が一致する複数の半円周状の凹溝33を有しており、各凹型31,32をスクリュピース22の外面22bに装着すると、各凹溝33内に各輪状突条22aが係合する。
【0018】
前記各凹型31,32の直径方向の中央位置の外周には、図1、図2に示されるように、輪状をなす吊り環34が設けられ、スクリュピース引抜き治具30としては、180°対向位置に一対の前記吊り環34が配設されている。
また、各凹型31,32の外周には、前記各吊り環34に対応する状態で、突出形状の段部からなるワイヤフック掛け部35が一対形成されている。
【0019】
前記各凹型31,32の両側に形成されると共に、長手方向に沿って延設された一対の第1長手状鍔部36及び一対の第2長手状鍔部37が形成され、各凹型31,32を図1及び図2のようにスクリュピース22の外周に装着した場合、前記各長手状鍔部36,37は互いに接触し、締結ボルト38からなる締結手段38によって一体状に締結することができる。
【0020】
前述のように、各凹型31,32を引抜き対象のスクリュピース22の外面22bに一対の吊り環34を介し、装着して締結手段38で締結した後、各ワイヤフック掛け部35に図示しないワイヤを掛けて重機等で引っ張りを与えることにより、被引抜きスクリュピース22の各輪状突条22aにはほぼ均等に引張り力が作用する。
【0021】
前記引張り力により、被引抜きスクリュピース22はその上流で隣り合うスクリュピース21の合わせ面及びスクリュ軸20から侵入した有機固形物を剥離して引張り方向に移動し、引抜きが行われる。
【0022】
また、前記締結手段40は、各凹型31,32の両側を締結ボルト38で締結する構造だけではなく、他の形態として、例えば、前記各凹型31,32の各第1長手状鍔部36,36の一方と前記各第2長手状鍔部37,37の一方とを接続するための蝶番(図示せず)と、前記各第1長手状鍔部36,36の他方と前記各第2長手状鍔部の他方とを接続するための締結ボルト38と、の組み合わせとし、前記蝶番を用いて各凹型31,32を開閉自在としてスクリュピース22の外周に装着することができる構成とすることもできる。
【0023】
また、前記締結手段40の他の形態として、一対の前記第1長手状鍔部36,36と、一対の前記第2長手状鍔部37,37と、前記各第1長手状鍔部36,36と各第2長手状鍔部37,37とを係合させるための段部(図示せず)と、前記各第1長手状鍔部36,36と各第2長手状鍔部37,37とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材(図示せず)と、からなる構成とすることもできる。
尚、前述の場合、スクリュピース引抜き治具30をニーディングディスクからなる輪状突条22aを有するスクリュピース22に装着して引抜いた場合について述べたが、通常のフルフライトのフライト21aを有するスクリュピース21の場合についても第1、第2凹型31,32が適用できることは述べるまでもないことである。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明によるスクリュピース引抜き治具及び方法は、スクリュピースの引抜きのみならず、地中等に打込まれた建築用等の各種棒状部材の引抜き等に利用可能である。
【符号の説明】
【0025】
20 スクリュ軸
22 スクリュピース
22a 輪状突条(ニーディングディスク)
30 スクリュピース引抜き治具
31 第1凹型
32 第2凹型
34 吊り環
35 ワイヤフック掛け部
36 第1長手状鍔部
37 第2長手状鍔部
38 締結ボルト
40 締結手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリュ軸(20)に設けられ輪状突条(22a)を外周に有する円筒状のスクリュピース(22)の外面(22b)を転写して形成された二つ割の第1凹型(31)及び第2凹型(32)と、前記第1凹型(31)及び第2凹型(32)の両方に設けられた吊り環(34)及びワイヤフック掛け部(35)と、前記第1凹型(31)及び第2凹型(32)を締結するための締結手段(40)と、からなることを特徴とするスクリュピース引抜き治具。
【請求項2】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37)と、前記第1長手状鍔部及び第2長手状鍔部(37)を固定するための締結ボルト(38)と、からなることを特徴とする請求項1記載のスクリュピース引抜き治具。
【請求項3】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37)と、前記各第1長手状鍔部(36,36)の一方と前記各第2長手状鍔部(37,37)の一方とを接続するための蝶番と、前記各第1長手状鍔部(36,36)の他方と前記各第2長手状鍔部(37,37)の他方とを接続するための締結ボルト(38)と、からなることを特徴とする請求項1記載のスクリュピース引抜き治具。
【請求項4】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36,36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37,37)と、前記各第1長手状鍔部(36,36)と前記各第2長手状鍔部(37,37)とを係合するための段部と、前記各第1長手状鍔部(36,36)と前記各長手状鍔部(37,37)とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材と、からなることを特徴とする請求項1記載のスクリュピース引抜き治具。
【請求項5】
スクリュ軸(20)に設けられ輪状突条(22a)を外周に有する円筒状のスクリュピース(22)の外面(22b)を転写して形成された二つ割の第1凹型(31)及び第2凹型(32)と、前記第1凹型(31)及び第2凹型(32)の両方に設けられた吊り環(34)及びワイヤフック掛け部(35)と、前記第1凹型(31)及び第2凹型(32)を締結するための締結手段(40)と、からなるスクリュピース引抜き治具(30)を前記スクリュピース(22)の外周に係合させ、固定配置の前記スクリュ軸(20)に対して前記スクリュピース引抜き治具(30)を引くことにより、前記スクリュピース(22)が前記スクリュ軸(20)から引抜かれることを特徴とするスクリュピース引抜き方法。
【請求項6】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36,36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37,37)と、前記第1長手状鍔部(36)及び第2長手状鍔部(37)を固定するための締結ボルト(38)と、からなることを特徴とする請求項4記載のスクリュピース引抜き方法。
【請求項7】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37)と、前記各第1長手状鍔部(36,36)の一方と前記各第2長手状鍔部(37,37)の一方とを接続するための蝶番と、前記各第1長手状鍔部(36,36)の他方と前記各第2長手状鍔部(37,37)の他方とを接続するための締結ボルト(38)と、からなることを特徴とする請求項4記載のスクリュピース引抜き方法。
【請求項8】
前記締結手段(40)は、前記第1凹型(31)の両側に形成された一対の第1長手状鍔部(36,36)と、前記第2凹型(32)の両側に形成された一対の第2長手状鍔部(37,37)と、前記各第1長手状鍔部(36,36)と前記各第2長手状鍔部(37,37)とを係合するための段部と、前記各第1長手状鍔部(36,36)と前記各第2長手状鍔部(37,37)とを結合するための一対のバンド部材又はクリップ部材と、からなることを特徴とする請求項4記載のスクリュピース引抜き方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−51314(P2011−51314A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−204841(P2009−204841)
【出願日】平成21年9月4日(2009.9.4)
【出願人】(000004215)株式会社日本製鋼所 (840)
【Fターム(参考)】