説明

スタッカ装置

【課題】タグ等の単葉状印字用紙を積載するスタッカ装置において、単葉状印字用紙の搬送中に起こる搬送部と単葉状印字用紙間の摩擦力を低減させること、単葉状印字用紙のジャムや印字汚れを防止することが可能なスタッカ装置を提供する。
【解決手段】プリンタから搬送された単葉状印字用紙17を順次積載するスタッカ装置3において、スタッカ装置3は、搬送部が底面部30の積載面30aから突出する突出量を変化させることができるように、底面部30を揺動して移動可能に設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタから印字発行された単葉状印字用紙を積載するスタッカ装置について、特にプリンタから印字発行された単葉状印字用紙の積載中に、搬送ベルトから最下位の単葉状印字用紙にかかる摩擦力を低減させるスタッカ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スタッカ装置において積載する単葉状印字用紙は例えば衣類を販売する際その商品の販売価格や素材等の情報(以下、「商品情報」という。)を印字し、商品に付される厚紙のタグが挙げられる。
【0003】
プリンタから印字発行されたタグはプリンタから排出された後、スタッカ装置の搬送ベルトにしたがって所定の積載位置に配置される。順次搬送されたタグは既に積載位置に配置されているタグの最下位へと潜るように搬送されるが、その際、搬送ベルトと既に積載されている最下位のタグとの間で摩擦力が生じる。
【0004】
タグと搬送ベルトとの間に発生する摩擦力は、積載されるタグの総重量に比例して変動する。また、幅及び長さが比較的長いタグを搬送する場合は、総重量が増すことから、発生する摩擦力も同様に増す。すなわち、幅及び長さが比較的長いタグを積載可能枚数まで積載する場合に最下位にあるタグと搬送ベルトとの間にかかる摩擦力が最も大きくなる。
【0005】
したがって、従来のスタッカ装置では幅及び長さが比較的長いタグが一定量積載されると総重量が積載開始時よりも増すため搬送ベルトと積載されたタグの最下位のタグとの間の摩擦力が増し、ジャム現象や搬送されたタグの印字面と接する他のタグの表面が汚れる虞があった。
【0006】
また、積載されているタグの最下位のタグは、常に稼動中の搬送ベルトに当接しているため搬送ベルトが稼動中はその摩擦力を受け続けている。したがって、最下位のタグにしたがい積載中のタグが徐々に搬送ベルトの搬送方向へ押され、ユーザーの予期しないタイミングで積載されたタグが倒れる虞があった。
【0007】
さらに、ユーザーによっては(例えば衣料業界等)使用するタグの表面に、消費者に対して視覚若しくは触覚によって高級感及びその他特殊効果を感じさせるための装飾加工(例えば光沢加工やホログラム加工等)を施す場合もある。したがって、最下位にあるタグと搬送ベルトとの摩擦力は、タグの幅や長さによる変化に限られず、タグの加工方法によっても増す可能性がある。そうすると、タグ表面の装飾加工に用いた着色材や樹脂等が搬送ベルトに徐々に付着し、それによってさらに搬送ベルトがタグに与える摩擦力が均一でなくなり、タグが所定の積載位置からずれ結果として積載されたタグが倒れる虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平10−157908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、タグ等の単葉状印字用紙を積載するスタッカ装置において、単葉状印字用紙の搬送中に起こる搬送部と単葉状印字用紙間の摩擦力を低減させること、単葉状印字用紙のジャムや印字汚れを防止することが可能なスタッカ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
【0011】
請求項1の発明は、印字装置から搬送された単葉状印字用紙を順次積載するスタッカ装置において、前記単葉状印字用紙が順次積載される底面部と、前記底面部から突出可能に設けられ前記単葉状印字用紙を所定の積載位置へと搬送する搬送部と、を備え、前記搬送部が前記底面部の積載面から突出する突出量を変化させることができるように、前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方は、移動可能に設けられていること、を特徴とするスタッカ装置である。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のスタッカ装置において、前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方は、前記単葉状印字用紙の搬送される方向に行くにしたがい前記搬送部の突出量が少なくなるように移動可能であること、を特徴とするスタッカ装置である。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスタッカ装置において、前記底面部に積載されている前記単葉状印字用紙の枚数と、高さと、重さとの少なくとも1つを検出する検出部と、前記検出部の検出結果に応じて前記搬送部の突出量を調節するように前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方の移動を制御する制御部と、を備えること、を特徴とするスタッカ装置である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、搬送部が底面部の積載面から突出する突出量を変化させることができるように、底面部と搬送部との少なくとも一方は、移動可能に設けられているので、搬送ベルトから単葉状印字用紙にかかる摩擦力を低減させることができ、積載される単葉状印字用紙の印字汚れを防止することが可能となる。また、積載される単葉状印字用紙の上方から下方にかかる負荷が増すことによって起こる印字用紙のジャム現象を防止することができる。さらに、使用する単葉状印字用紙に応じて搬送部が底面部の積載面から突出する突出量を調整することが可能であるため、多種多様な単葉状印字用紙を積載することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態のスタッカ装置3をプリンタ2へ接続した際の概略側面図である。
【図2】スタッカ装置3の斜視図である。
【図3】底面部駆動機構40により底面部30が下げられた状態を示す図である。
【図4】底面部駆動機構40により底面部30が下げられた状態を示す図である。
【図5】図3及び図4に示す状態の底面部30付近を拡大した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のスタッカ装置3をプリンタ2へ接続した際の概略側面図である。
図2は、スタッカ装置3の斜視図である。
プリンタ2は主に、ロール状印字用紙4を供給部に保持する印字用紙供給軸5と、センサ6と、サーマルヘッド12及びプラテンローラ13を有する印字部9と、インクリボン供給部7と、インクリボン巻き取り部8と、可動刃10aと固定刃10bとを備えた切断部10から構成される。
スタッカ装置3は主に、底面部30と、背板33と、側面部34と、押圧部材35と、搬送部31を備えている。搬送部31は、搬送ローラ32a、32bと、搬送ローラ32a、32bに巻回する搬送ベルト38a、38b、38cと、引き込みローラ37と、底面部駆動機構40と、検出部50と、制御部60とを有している。
【0017】
印字用紙供給軸5は、円筒状に形成されロール状印字用紙4を回転可能に保持し、ロール状印字用紙4を順次、連続状印字用紙16として供給可能とする。
【0018】
センサ6は印字用紙の台紙に予め付されている黒色のマーク(アイマーク)を反射方式で読み取り、用紙の位置を検出する。
【0019】
印字部9では、サーマルヘッド12とステッピングモータ(図示せず)によって回転駆動されるプラテンローラ13との間にインクリボン供給部7から供給されたインクリボン15と連続状印字用紙16とを挟持してサーマルヘッド12によって商品情報を印字する。印字後のインクリボン15は、インクリボン巻き取り部8に巻き取られる。
【0020】
商品情報が印字された連続状印字用紙16は、プラテンローラ13にしたがって切断部10へ搬送され連続状印字用紙16を所定の長さに切断し単葉状印字用紙17とした後に、繰り出しローラ18a、18bによりプリンタ外部へ搬送される。
【0021】
次にスタッカ装置3の各構成について説明する。
底面部30は、その上面に単葉状印字用紙17を積載する積載面30aを有している。また、底面部30は、一端が後述の搬送ローラ32aと同軸の軸30bで回転移動可能に支持されており、他端が後述の偏芯カム42に支持されている。したがって、底面部30は、偏芯カム42の回転位置に応じて、軸30bまわりで揺動可能である。底面部30が揺動することにより、単葉状印字用紙17の搬送される方向に行くにしたがい後述の搬送ベルト38a、38b、38cの突出量が少なくなるように積載面30aを傾斜させることができる。
【0022】
搬送部31は、引き込みローラ37から背板33方向(以下、「搬送方向」という。)の上流側に位置する搬送ローラ32aと、搬送部31の搬送方向下流側に位置する搬送ローラ32bと、これら搬送ローラ32a、32bに掛け渡された複数の搬送ベルト38a、38b、38cから構成されている。
【0023】
搬送ベルト38a、38b、38cは、単葉状印字用紙17と接する部分が底面部30の積載面30aから突出して露出しており、単葉状印字用紙17と接しない部分がスタッカ装置3の内部に備えられている。
【0024】
また、搬送ローラ32aには、回転駆動モータ(図示せず)が接続され、搬送ローラ32aが回転可能となり、搬送ローラ32aの回転に同期して搬送ベルト38a、38b、38c及び搬送ローラ32bも回転する。
【0025】
引き込みローラ37は、搬送ローラ32aに対向する位置に備えられ、搬送ローラ32aとの間でプリンタ2から排出された単葉状印字用紙17を挟持するとともに、搬送方向へ搬送される単葉状印字用紙17にしたがって回転可能とする。
【0026】
背板33は、底面部30に対して垂直方向かつ積載された単葉状印字用紙17の搬送方向側の一端が当接する位置にある。また、背板33と底面部30は、互いに磁石(図示せず)によって着脱可能となっており、底面部30に積載される単葉状印字用紙17の長さに合わせて底面部30に対応する背板33の位置を調整することができる。
【0027】
側面部34は、積載される単葉状印字用紙17の幅方向の一端が接する位置に備えられ、積載される単葉状印字用紙17の幅方向を案内する。そして、側面部34には、底面部30から垂直方向かつ背板33と平行する位置に長孔19が設けられ、長孔19に沿って背板33から接離して上下方向に移動可能な押圧部材35が設けられている。押圧部材35は、積載される単葉状印字用紙17の最上面に当接し、自重によって単葉状印字用紙17を上方向から下方向へ押圧する。これによって、積載される単葉状印字用紙17がカールしていても、カールが矯正されるため単葉状印字用紙17が積載途中に崩れる現象を防止することができる。
【0028】
次にスタッカ装置3の底面部30に備えられた底面部駆動機構40について説明する。
図3は、底面部駆動機構40により底面部30が下げられた状態を示す図である。
図4は、底面部駆動機構40により底面部30が下げられた状態を示す図である。
図5は、図3及び図4に示す状態の底面部30付近を拡大した図である。図5(a)は、図3に対応し、図5(b)は、図4に対応している。
底面部駆動機構40は、ステッピングモータ41と、不図示の駆動力伝達機構と、偏芯カム42とを有している。
【0029】
ステッピングモータ41は、制御部60により制御されて回転する。ステッピングモータ41の回転力は、不図示の駆動力伝達機構を介して偏芯カム42へ伝わる。
【0030】
偏芯カム42は、偏芯したカム面が底面部30の裏面に当接している。偏芯カム42は、ステッピングモータ41の回転力により回転し、底面部30に当接するカム面の位置が変化する。したがって、偏芯カム42の回転位置に応じて、底面部30の搬送部31に対する相対的な位置が変化する。これにより、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を変化させることができる。すなわち、図3に示した底面部駆動機構40により底面部30が下げられた状態では、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量が最大となる。一方、図4に示した底面部駆動機構40により底面部30が上げられた状態では、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量が最小となる。偏芯カム42は、図3に示した状態と図4に示した状態との間の任意の位置で停止することが可能である。したがって、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量は、最大値と最小値との間の任意の突出量に調節することが可能である。
【0031】
搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量が少ないときには、突出量が大きいときよりも積載面30aで単葉状印字用紙17の重量を支える比率が大きくなる。したがって、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を少なくすることにより、単葉状印字用紙17と搬送ベルト38a、38b、38cとの間の摩擦力を低減することができる。
【0032】
検出部50は、搬送ローラ32aよりもプリンタ2側に配置されている反射型の光センサである。検出部50は、スタッカ装置3に搬送されてくる単葉状印字用紙17を検出し、その検出信号を制御部60へ伝える。
【0033】
制御部60は、検出部50とステッピングモータ41とに接続されている。制御部60は、検出部50から単葉状印字用紙17の検出信号を受け取ると、単葉状印字用紙17が1枚搬送されてきたと認識し、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数を計数する。制御部60は、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の計数結果に応じて、ステッピングモータ41を制御して、偏芯カム42を回転させる。
【0034】
次にプリンタ2とスタッカ装置3の動作について説明する。
【0035】
印字用紙供給軸5に回転可能に保持されたロール状印字用紙4から供給された連続状印字用紙16は、センサ6によってその位置が検出される。
【0036】
連続状印字用紙16は、ロール状印字用紙4から切断部10の方向(以下「下流方向」という。)へプラテンローラ13によって搬送され、プラテンローラ13とサーマルヘッド12の間にインクリボン15とともに挟持され、連続状印字用紙16にはサーマルヘッド12によって所定の情報(商品情報)が印字される。情報の印字後、連続状印字用紙16は、下流方向へ搬送され、使用済みインクリボンは、インクリボン巻き取り部8へ巻き取られる。
【0037】
所定の情報が印字された連続状印字用紙16は、切断部10へ搬送され所定のピッチに切断された後に単葉状印字用紙17となり、単葉状印字用紙17は、排出口(図示せず)からプリンタ2の外部へ排出される。
【0038】
プリンタ2から排出された単葉状印字用紙17は、スタッカ装置3の搬送部31によって搬送方向下流側へ搬送され、既に積載されている単葉状印字用紙17の下へ潜るように積載される。
【0039】
スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数は、検出部50を用いて制御部60が計数を行う。そして、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数に応じて、偏芯カム42の回転位置を調節する。すなわち、制御部60は、最初、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数が少ないときには、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を多くしておく。そして、制御部60は、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数が増えるにつれて、徐々に搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を減少させていく。
【0040】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部60がスタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数に応じて、搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を変化させる。これにより、スタッカ装置3は、積載面30aに積載されている単葉状印字用紙17の枚数が多くなることによって自重が増しても、単葉状印字用紙17と搬送ベルト38a、38b、38cとの間の摩擦力が増大することを防止できる。よって、スタッカ装置3は、単葉状印字用紙17のジャムや印字汚れを防止することが可能である。
【0041】
また、スタッカ装置3は、単葉状印字用紙17の搬送される方向に行くにしたがい後述の搬送ベルト38a、38b、38cの突出量が少なくなるように積載面30aを傾斜させることができる。よって、スタッカ装置3は、単葉状印字用紙17と搬送ベルト38a、38b、38cとの間の摩擦力を低減しても、単葉状印字用紙17をスムーズに積載面30aに積載できる。
【0042】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
【0043】
本実施形態において、スタッカ装置3は、単葉状印字用紙17の搬送される方向に行くにしたがい後述の搬送ベルト38a、38b、38cの突出量が少なくなるように積載面30aを傾斜させる例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、スタッカ装置3は、搬送ベルトの突出量がどの位置でも同じように増減するように底面部30を移動させてもよい。
【0044】
本実施形態において、スタッカ装置3は、搬送ベルト38a、38b、38cは移動せず、底面部30が移動することにより、搬送ベルト38a、38b、38cの突出量を変化させた例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、スタッカ装置は、底面部側は移動させずに、搬送ベルト側を底面部側に対して移動させることにより、搬送ベルトの突出量を変化させてもよい。
【0045】
本実施形態において、スタッカ装置3は、検出部50と制御部60とを有し、これらにより自動的に搬送ベルト38a、38b、38cの突出量を変化させた例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、スタッカ装置3は、突出量の調節を手動操作により行うようにしてもよい。この場合、ステッピングモータ41を省略することも可能である。
【0046】
本実施形態において、スタッカ装置3は、検出部50が単葉状印字用紙17の通過(有無)を検出することにより、制御部60が単葉状印字用紙17の枚数を計数可能とする例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、スタッカ装置3は、積載面30aに積載された単葉状印字用紙17の重量を検出して、その検出結果に応じて搬送ベルト38a、38b、38cの突出量を変化させてもよい。また、スタッカ装置3は、積載面30aに積載された単葉状印字用紙17の高さを検出して、その検出結果に応じて搬送ベルト38a、38b、38cの突出量を変化させてもよい。
【0047】
本実施形態において、制御部60は、スタッカ装置3に搬送されてきた単葉状印字用紙17の枚数が増えるにつれて、徐々に搬送ベルト38a、38b、38cの積載面30aからの突出量を減少させていく例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、制御部60は、2段階や3段階等、突出量を段階的に変化させたり切り換えたりしてもよい。
【0048】
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
【符号の説明】
【0049】
2 プリンタ
3 スタッカ装置
4 ロール状印字用紙
5 印字用紙供給軸
6 センサ
7 インクリボン供給部
8 インクリボン巻き取り部
9 印字部
10 切断部
10a 可動刃
10b 固定刃
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラ
15 インクリボン
16 連続状印字用紙
17 単葉状印字用紙
18a 繰り出しローラ
18b 繰り出しローラ
19 空間
30 底面部
30a 積載面
31 搬送部
32a 搬送ローラ
32b 搬送ローラ
33 背板
34 側面部
35 押圧部材
37 引き込みローラ
38a 搬送ベルト
38b 搬送ベルト
38c 搬送ベルト
40 底面部駆動機構
41 ステッピングモータ
42 偏芯カム
50 検出部
60 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字装置から搬送された単葉状印字用紙を順次積載するスタッカ装置において、
前記単葉状印字用紙が順次積載される底面部と、
前記底面部から突出可能に設けられ前記単葉状印字用紙を所定の積載位置へと搬送する搬送部と、
を備え、
前記搬送部が前記底面部の積載面から突出する突出量を変化させることができるように、前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方は、移動可能に設けられていること、
を特徴とするスタッカ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスタッカ装置において、
前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方は、前記単葉状印字用紙の搬送される方向に行くにしたがい前記搬送部の突出量が少なくなるように移動可能であること、
を特徴とするスタッカ装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のスタッカ装置において、
前記底面部に積載されている前記単葉状印字用紙の枚数と、高さと、重さとの少なくとも1つを検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に応じて前記搬送部の突出量を調節するように前記底面部と前記搬送部との少なくとも一方の移動を制御する制御部と、
を備えること、
を特徴とするスタッカ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−153501(P2012−153501A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15158(P2011−15158)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)
【Fターム(参考)】