説明

ステアリング装置

【課題】車体取付けブラケットに対するダストカバーの仮止め作業及び仮止め解除作業を、短時間で行うことが可能なステアリング装置を提供する。
【解決手段】ダストカバー5を手で持って上方に持ち上げ、ブーツ51を収縮させながら、係合孔522にフック16を係合させる。ダストカバー5の自重によって、フック16にフランジ部52が押し付けられるため、係合孔522はフック16から外れにくくなる。ダストカバー5は、車体取付けブラケット1に対して上方側に持ち上げられた状態で、車体への取付け位置からずれないように、車体取付けブラケット1に対して仮止め状態に保持される。車体6a、6bへボルト61a、61bをねじ込んだ後、フック16から係合孔522を離脱させる。すると、ダストカバー5は車体取付けブラケット1に対して下降して、フランジ部52の車体への取付面53が車体6cの取付面62cに当接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はステアリング装置、特に、車外から車内に塵埃が浸入するのを防ぐために、ステアリングシャフトの周囲を包囲するダストカバーを有するステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ダストカバーを有する従来のステアリング装置を図9から図10に示す。図9は、従来のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。図10は、従来のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。
【0003】
図9から図10に示すように、ダストカバーを有する従来のステアリング装置は、車体取付けブラケット1、コラム2、上部ステアリングシャフト3、下部ステアリングシャフト4、ダストカバー5で構成されている。
【0004】
コラム2は、車体取付けブラケット1にチルト位置及びテレスコピック位置が調整可能に支持され、所定のチルト位置及びテレスコピック位置にコラム2を調整した後、クランプレバー11を揺動操作して、コラム2を車体取付けブラケット1にクランプすることができる。
【0005】
コラム2には、上部ステアリングシャフト3が回転可能に軸支され、上部ステアリングシャフト3の上端(車体後方側)には、ステアリングホイール31が取付けられている。上部ステアリングシャフト3の下端(車体前方側)には、上部自在継手41を介して下部ステアリングシャフト4が連結され、下部ステアリングシャフト4の下端(車体前方側)には、下部自在継手42が連結されている。
【0006】
下部ステアリングシャフト4は、スプライン係合する雄シャフト43と雌シャフト44で構成され、雄シャフト43と雌シャフト44は、互いに軸方向に伸縮可能で、かつ、回転トルクを伝達可能に連結されている。
【0007】
ダストカバー5は、合成樹脂製で中空筒状に形成されて、下部ステアリングシャフト4の周囲を包囲している。ダストカバー5の上端(車体後方側)は、伸縮可能で折り曲げ可能なゴム製の蛇腹状のブーツ51を介してコラム2に取り付けられている。ダストカバー5は、上端から下端に向かってラッパ状に広がった形状を有し、ダストカバー5の下端(車体前方側)には、ダストカバー5の下端を車体に取り付けるためのフランジ部52が形成されている。
【0008】
上記のように構成された従来のステアリング装置を車体に取り付けるために、コラム2の上部を手で持つと、図9に示すように、ダストカバー5の自重によって、ブーツ51が折れ曲がるため、ダストカバー5の下端が反時計方向に旋回して、車体への取付け位置から大きくずれてしまう。同様に、下部ステアリングシャフト4も下部ステアリングシャフト4の自重によって、上部自在継手41が折れ曲がるため、下部ステアリングシャフト4の下端が反時計方向に旋回して、車体への取付け位置から大きくずれてしまう。
【0009】
従って、上記のように構成された従来のステアリング装置を、図10に示すように車体に取り付けるためには、ダストカバー5及び下部ステアリングシャフト4を、車体への取付け位置までずらして手でささえながら、車体6a、6b、6cへボルト61a、61b、61cをねじ込む必要があるため、組み付け作業がやりにくく、組み付けに時間がかかる不具合がある。
【0010】
そのため、従来のステアリング装置では、図11に示すように、ワイヤー7でダストカバー5を車体取付けブラケット1に縛り付け、ダストカバー5が車体への取付け位置からずれないように仮止めしている。しかし、ワイヤー7でダストカバー5を車体取付けブラケット1に縛り付ける方法では、ワイヤー7によるダストカバー5の縛り付け作業、車体へステアリング装置を取付けた後のワイヤー7の切断作業、切断したワイヤー7の片づけ作業等、ダストカバー5の仮止めに伴う付帯作業に時間がかかっていた。
【0011】
特許文献1に示すステアリング装置は、車体取付けブラケットの下部に上向きのフックを形成し、ダストカバーを持ち上げて、ダストカバーの下部に形成した孔をフックに係合させることで、ダストカバーの持ち上げ状態を保持している。しかしながら、特許文献1のステアリング装置は、ダストカバーの持ち上げ状態を保持することで、下部ステアリングシャフトのスプライン部にグリースを充填する作業を容易にするためのものである。
【0012】
【特許文献1】実公平3−39346号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、車体取付けブラケットに対するダストカバーの仮止め作業及び仮止め解除作業を、短時間で行うことが可能なステアリング装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットに位置調整可能に保持され、車体後方側にステアリングホイールが取付可能なステアリングシャフトを回転可能に軸支するコラム、上記コラムの軸方向に伸縮可能で、かつ、折り曲げ可能な蛇腹状のブーツを介して、上記コラムに車体後方端が連結されると共に、車体前方端が車体に取付可能で、上記ステアリングシャフトの車体前方側の周囲を包囲するダストカバー、上記車体取付けブラケットの車体前方側端部に上記ダストカバー側に突出して形成され、端部がステアリングホイール側に向けられたL字形のフック、上記ダストカバーの車体前方側端部に形成され、上記フックが係合可能な係合孔とから構成されることを特徴とするステアリング装置である。
【0015】
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記ダストカバーの車体前方側端部に形成された車体への取付面が、単一の平面で形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
【0016】
第3番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記ダストカバーの車体前方側端部に形成された車体への取付面が、屈曲した平面で形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
【発明の効果】
【0017】
本発明のステアリング装置では、車体取付けブラケットの車体前方側端部に、ダストカバー側に突出して、端部がステアリングホイール側に向けられたL字形のフックを形成し、ダストカバーの車体前方側端部に、上記フックが係合可能な係合孔を形成している。
【0018】
従って、ダストカバーの係合孔を車体取付けブラケットのフックから離脱させるだけで、ダストカバーを仮止め状態から取付け状態へ移動させることができるため、ステアリング装置の車体への取付作業が容易で、短時間でステアリング装置の取付作業を行うことが可能となり、ダストカバーの仮止めに伴う付帯作業時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例2を説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、本発明の実施例1のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。図2は図1のA−A拡大断面図、図3は図1のP矢視図、図4は図1のQ矢視図、図5は図1のR矢視図である。図6は本発明の実施例1のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。
【0021】
図1から図6に示すように、本発明の実施例1のステアリング装置は、車体取付けブラケット1、コラム2、上部ステアリングシャフト3、下部ステアリングシャフト4、ダストカバー5で構成されている。
【0022】
コラム2は、車体取付けブラケット1にチルト位置及びテレスコピック位置が調整可能に支持され、所定のチルト位置及びテレスコピック位置にコラム2を調整した後、クランプレバー11を揺動操作して、コラム2を車体取付けブラケット1にクランプすることができる。
【0023】
コラム2には、上部ステアリングシャフト3が回転可能に軸支され、上部ステアリングシャフト3の上端(車体後方側)には、ステアリングホイール31が取付けられている。上部ステアリングシャフト3の下端(車体前方側)には、上部自在継手41を介して下部ステアリングシャフト4が連結され、下部ステアリングシャフト4の下端(車体前方側)には、下部自在継手42が連結されている。
【0024】
下部ステアリングシャフト4は、スプライン係合する雄シャフト43と雌シャフト44で構成され、雄シャフト43と雌シャフト44は、互いに軸方向に伸縮可能で、かつ、回転トルクを伝達可能に連結されている。
【0025】
ダストカバー5は、合成樹脂製で断面が小判型の中空筒状に形成されて、下部ステアリングシャフト4の周囲を包囲している。ダストカバー5の上端(車体後方側)は、伸縮可能で折り曲げ可能なゴム製の蛇腹状のブーツ51を介してコラム2に取り付けられている。
【0026】
ダストカバー5は上端から下端に向かってラッパ状に広がった形状を有し、ダストカバー5の下端(車体前方側端部)には、ダストカバー5の下端を車体6cに取り付けるためのフランジ部52が形成されている。車体6cの取付面62cが単一の平面で形成されているため、フランジ部52の車体への取付面53も、単一の平面で形成されている。図3に示すように、フランジ部52には、車体6cにフランジ部52を締め付けるためのボルト孔521が4箇所形成されている。
【0027】
図1及び図2に示すように、車体取付けブラケット1は、背板14と、背板14から直角に折り曲げられた側板151と152によって、断面がコの字状に形成されている。図1及び図4に示すように、車体取付けブラケット1の背板14の上端(車体後方側端部)には、車体取付けブラケット1の上端を車体6aに取り付けるためのフランジ部12が形成され、車体6aにフランジ部12を締め付けるためのボルト孔121が2箇所形成されている。
【0028】
また、図1及び図5に示すように、車体取付けブラケット1の背板14、側板151、152の下端(車体前方側端部)には、車体取付けブラケット1の下端を車体6bに取り付けるためのフランジ部13が形成され、車体6bにフランジ部13を締め付けるためのボルト孔131が2箇所形成されている。
【0029】
図1及び図3に示すように、車体取付けブラケット1の下端(車体前方側端部)には、ダストカバー5が車体への取付け位置からずれないように仮止めするために、側板151からダストカバー5側に突出してL字形のフック16が形成され、フック16の端部がステアリングホイール31側に向けられている。
【0030】
ダストカバー5の下端(車体前方側端部)のフランジ部52には、フック16が係合する小判型形状の係合孔522が形成されている。係合孔522にフック16を円滑に係合させるために、係合孔522の幅はフック16の幅よりも若干幅広く形成されている。
【0031】
図1に示すように、車体に車体取付けブラケット1及びダストカバー5を取り付ける前に、ダストカバー5を手で持って上方に持ち上げ、ブーツ51を収縮させながら、係合孔522にフック16を係合させる。ダストカバー5の自重と、ブーツ51の反力によって、フック16にフランジ部52が押し付けられるため、係合孔522はフック16から外れにくくなる。ダストカバー5及び下部ステアリングシャフト4は、車体取付けブラケット1に対して上方側に持ち上げられた状態で、車体への取付け位置からずれないように、車体取付けブラケット1に対して仮止め状態に保持される。
【0032】
従って、ダストカバー5のフランジ部52の車体への取付面53が車体6cとの間に隙間を保持した状態で、車体取付けブラケット1のフランジ部12及び13を、車体6a、6bに当接させることができる。従って、車体取付けブラケット1のフランジ部12及び13を、車体6a、6bに取り付ける作業が極めて容易となる。
【0033】
図6に示すように、車体6a、6bへボルト61a、61bをねじ込んだ後、ダストカバー5を手で持って上方に持ち上げ、ブーツ51を収縮させながら、フック16から係合孔522を離脱させる。すると、ダストカバー5の自重とブーツ51の反力によって、ダストカバー5は車体取付けブラケット1に対して下降して、フランジ部52の車体への取付面53が車体6cの取付面62cに当接する。
【0034】
従って、ダストカバー5のフランジ部52の車体への取付面53を、車体6cの取付面62cに密着させることが可能となり、フランジ部52を車体6cに密着させた状態で、車体6cへボルト61cをねじ込むことが容易となる。実施例1のステアリング装置では、車体取付けブラケット1のフック16からダストカバー5の係合孔522を離脱させるだけで、仮止め状態を解除することができるので、ダストカバー5の仮止めに伴う付帯作業時間を短縮することができる。
【0035】
上記した実施例1のステアリング装置では、フック16が車体取付けブラケット1の片方の側板151に形成されているが、両方の側板151、152に形成してもよい。
【実施例2】
【0036】
次に本発明の実施例2を説明する。図7は、本発明の実施例2のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。図8の実施例2のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。以下の説明では、実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
【0037】
実施例1では、ダストカバー5の下端のフランジ部52の車体への取付面53が、単一の平面で形成されているが、実施例2は、フランジ部52の車体への取付面53が屈曲した平面で形成されている例である。
【0038】
すなわち、図7及び図8に示すように、実施例2では、車体6cの取付面62cが屈曲した平面621c、622cで形成されているため、フランジ部52の車体への取付面53も、屈曲した平面531、532で形成されている。
【0039】
図7及び図8に示すように、車体取付けブラケット1の下端(車体前方側端部)には、ダストカバー5が車体への取付け位置からずれないように仮止めするために、側板151からダストカバー5側に突出してL字形のフック16が形成され、フック16の端部がステアリングホイール31側に向けられている。
【0040】
ダストカバー5の下端(車体前方側端部)のフランジ部52には、フック16が係合する小判型形状の係合孔522が、平面531側に形成されている。係合孔522にフック16を円滑に係合させるために、係合孔522の幅はフック16の幅よりも若干幅広く形成されている。
【0041】
図7に示すように、車体に車体取付けブラケット1及びダストカバー5を取り付ける前に、ダストカバー5を手で持って上方に持ち上げ、ブーツ51を収縮させながら、係合孔522にフック16を係合させる。ダストカバー5の自重と、ブーツ51の反力によって、フック16にフランジ部52が押し付けられるため、係合孔522はフック16から外れにくくなる。ダストカバー5は、車体取付けブラケット1に対して上方側に持ち上げられた状態で、車体への取付け位置からずれないように、車体取付けブラケット1に対して仮止め状態に保持される。
【0042】
従って、ダストカバー5のフランジ部52の車体への取付面53の平面531、532が、車体6cの取付面62cの平面621c、622cとの間に隙間を保持した状態で、車体取付けブラケット1のフランジ部12及び13を、車体6a、6bに当接させることができる。従って、車体取付けブラケット1のフランジ部12及び13を、車体6a、6bに取り付ける作業が極めて容易となる。
【0043】
図8に示すように、車体6a、6bへボルト61a、61bをねじ込んだ後、ダストカバー5を手で持って上方に持ち上げ、ブーツ51を収縮させながら、フック16から係合孔522を離脱させる。すると、ダストカバー5の自重とブーツ51の反力によって、ダストカバー5は車体取付けブラケット1に対して下降して、フランジ部52の車体への取付面53の平面531、532が、車体6cの取付面62cの平面621c、622cに当接する。
【0044】
従って、ダストカバー5のフランジ部52の車体への取付面53の平面531、532を、車体6cの取付面62cの平面621c、622cに密着させることが可能となり、フランジ部52を車体6cに密着させた状態で、車体6cへボルト61cをねじ込むことが容易となる。
【0045】
上記した実施例においては、チルト位置調整とテレスコピック位置調整の両方が可能なステアリング装置に適用した例について説明したが、チルト位置調整またはテレスコピック位置調整のいずれか一方が可能なステアリング装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施例1のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図1のP矢視図である。
【図4】図1のQ矢視図である。
【図5】図1のR矢視図である。
【図6】本発明の実施例1のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。
【図7】本発明の実施例2のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。
【図8】本発明の実施例2のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。
【図9】従来のステアリング装置において、車体に車体取付けブラケット及びダストカバーを取り付ける前の状態を示す全体正面図である。
【図10】従来のステアリング装置において、車体取付けブラケット及びダストカバーを車体に取り付けた状態を示す全体正面図である。
【図11】従来のステアリング装置において、車体取付けブラケットにダストカバーを仮止めした状態を示す全体正面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 車体取付けブラケット
11 クランプレバー
12、13 フランジ部
121、131 ボルト孔
14 背板
151、152 側板
16 フック
2 コラム
3 上部ステアリングシャフト
31 ステアリングホイール
4 下部ステアリングシャフト
41 上部自在継手
42 下部自在継手
43 雄シャフト
44 雌シャフト
5 ダストカバー
51 ブーツ
52 フランジ部
521 ボルト孔
522 係合孔
53 車体への取付面
531、532 平面
6a、6b、6c 車体
61a、61b、61c ボルト
62c 取付面
621c、622c 平面
7 ワイヤー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体に取付け可能な車体取付けブラケット、
上記車体取付けブラケットに位置調整可能に保持され、車体後方側にステアリングホイールが取付可能なステアリングシャフトを回転可能に軸支するコラム、
上記コラムの軸方向に伸縮可能で、かつ、折り曲げ可能な蛇腹状のブーツを介して、上記コラムに車体後方端が連結されると共に、車体前方端が車体に取付可能で、上記ステアリングシャフトの車体前方側の周囲を包囲するダストカバー、
上記車体取付けブラケットの車体前方側端部に上記ダストカバー側に突出して形成され、端部がステアリングホイール側に向けられたL字形のフック、
上記ダストカバーの車体前方側端部に形成され、上記フックが係合可能な係合孔とから構成されること
を特徴とするステアリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記ダストカバーの車体前方側端部に形成された車体への取付面が、単一の平面で形成されていること
を特徴とするステアリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記ダストカバーの車体前方側端部に形成された車体への取付面が、屈曲した平面で形成されていること
を特徴とするステアリング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−120152(P2008−120152A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−303707(P2006−303707)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】