説明

ストマチン欠失変異体

【課題】ストマチン分子の知覚センサーやイオンチャネル等重要機能分子への制御機能を解明するため、ストマチンの結晶を作成し、これを用いてストマチンの三次元構造を明らかにする。
【解決手段】ストマチンの可溶性中核ドメインからなる欠失変異体を該ストマチンのホモ三量体構造を保持しながら取得し、該変異体の結晶を作成してX線回折を行い、原子座標からストマチンの三次元構造を求める。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイロコッカス・ホリコシ由来のストマチンの欠失変異体であって、該ストマチンの56番目から、213乃至240番目までのアミノ酸配列からなるか、あるいはパイロコッカス・ホリコシ以外の生物由来のストマチンの欠失変異体であって、該アミノ酸配列とのアライメントをとるとき対応部分以外の領域を含まず、かつ、該アミノ酸配列と35%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなることを特徴とする、ストマチンの欠失変異体。
【請求項2】
請求項1に記載の欠失変異体の結晶。
【請求項3】
結晶の空間群がC2であり格子定数がa=142.6Å、b=137.2Å、c=58.5Å、β=107.6°である請求項2記載の欠失変異体の結晶。
【請求項4】
結晶の大きさが0.30×0.20×0.05mmまでのものであることを特徴とする請求項2または3に記載のStoCDの結晶。
【請求項5】
請求項1に記載の欠失置換体を精製した後、トリス塩酸緩衝液(pH7.5)に溶解し、沈殿剤として2-メチル-2,4-ペンタンジオール(MPD)、硫酸アンモニウム、1,5ジアミノペンタン-塩酸の混液を用い、ハンギングドロップ法により結晶化することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の結晶の製造方法。
【請求項6】
2-メチル-2,4-ペンタンジオール(MPD)の濃度が14%〜20%である沈殿剤溶液を用いる請求項5記載の製造方法。
【請求項7】
欠失変異体濃度が3.7〜5.0 mg/mlであることを特徴とする請求項5または6に記載の製造方法。

【図2】
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【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−143857(P2009−143857A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−323401(P2007−323401)
【出願日】平成19年12月14日(2007.12.14)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成18年度、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託研究「生体高分子立体構造情報解析/蛋白質の構造・機能解析技術の開発」産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【Fターム(参考)】