説明

スロットマシン

【課題】 スロットマシンに関し、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができるようにしたものである。
【解決手段】 上パネル(40)の前面には、透明であり、当該上パネル(40)に重なり合うテーブル(200)、回転軸(201)、当該テーブル(200)を水平位置に支持するためのアーム(210)、水平位置のテーブル(200)を、当該水平位置を保持した状態で操作パネル(50)の下側にスライドさせるためのスライド機構(220)を備える。テーブル(200)には、スライド機構(220)により操作パネル(50)の下側にスライドする際に、メダル投入口(130)、スタートスイッチ(150)、複数個のストップスイッチ(160〜162)の通過を許容するための開口部(202)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スロットマシンに関し、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、下パネルの前面に、折り畳み式のテーブルとして利用可能な化粧パネルを設けたスロットマシンが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0042」〜「0043」、図3〜4参照)。
【特許文献1】特開2005-278915号公報(段落番号「0042」〜「0043」、図3〜4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記した従来のスロットマシンでは、化粧パネルが下パネルに設けられているので、スロットマシンの最下方のメダル受皿の直ぐ上に開くので、飲食用、例えば食事に利用するには、化粧パネルの位置が低過ぎるという問題点があった。
これに対し、飲食に最適な位置に、化粧パネルを開かせようとすると、メダル投入口、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等と干渉し、操作に支障を来すおそれがある。また、飲食に最適な位置に化粧パネルを開かせようとすると、化粧パネルを折り畳んで収納する位置を確保することが困難になるおそれがある。
【0004】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができるようにしたものである。
【0005】
すなわち、請求項1に記載の発明は、テーブルを開いた後、下降させることで、メダル投入口、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等との干渉を防止できるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、次の点を目的とする。
【0006】
すなわち、請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的と同様に、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができるようにしたものである。
すなわち、請求項2に記載の発明は、テーブルの開いた状態で、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等を上方に回転させることで、当該スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等をテーブルの開口部を通して上方に露出させることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項3に記載の発明は、テーブルを開いた使用状態において、他の遊技者にわかり易いように、休憩中であることを表示させることができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0009】
第1に、スロットマシン(10)には、例えば図1〜2及び図6に示すように、次の構成を備える。
(1)上パネル(40)
(2)操作パネル(50)
操作パネル(50)は、上パネル(40)の下側に位置するものである。
【0010】
(3)表示窓(100)
表示窓(100)は、上パネル(40)に設けられた透明なものである。
(4)リール(111〜113)
リール(111〜113)は、複数個、例えば3個有り、表示窓(100)に臨むものである。
なお、リール(111〜113)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
【0011】
(5)リールモータ(114〜116)
リールモータ(114〜116)は、複数個有り、各リール(111〜113)を個別に回転可能なものである。
なお、リールモータ(114〜116)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
【0012】
第2に、操作パネル(50)には、例えば図1〜2及び図6に示すように、次の構成を配置している。
(6)メダル投入口(130)
メダル投入口(130)は、メダルを投入するためのものである。
(7)スタートスイッチ(150)
スタートスイッチ(150)は、メダル投入口(130)からのメダルの投入にもとづいて、リールモータ(114〜116)の駆動を開始し、複数個(例えば3個)のリール(111〜113)を回転するためのものである。
【0013】
(8)ストップスイッチ(160〜162)
ストップスイッチ(160〜162)は、複数個、例えば3個有り、各リールモータ(114〜116)の駆動を停止させることで、対応するリール(111〜113)の回転を個別に停止可能なものである。
なお、ストップスイッチ(160〜162)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
【0014】
第3に、上パネル(40)の前面には、例えば図1〜4に示すように、次の構成を配置している。
(9)テーブル(200)
テーブル(200)は、透明であり、当該上パネル(40)に重なり合うものである。
(10)回転軸(201)
回転軸(201)は、テーブル(200)が上パネル(40)に平行な直立位置(例えば図3参照)と、直立位置から回転した水平位置(例えば図4参照)とに、当該テーブル(200)を上パネル(40)に対して回転可能に支持するものである。
【0015】
(11)アーム(210)
アーム(210)は、テーブル(200)と上パネル(40)との間に位置し、当該テーブル(200)を水平位置(例えば図4参照)に支持するためのものである。
(12)スライド機構(220)
スライド機構(220)は、回転軸(201)及びアーム(210)を上下方向にスライド可能に支持し、水平位置(例えば図4参照)のテーブル(200)を、当該水平位置を保持した状態で操作パネル(50)の下側にスライドさせるためのものである(例えば図1参照)。
【0016】
第4に、テーブル(200)には、例えば図1及び図5に示すように、次の構成を備えている。
(13)開口部(202)
開口部(202)は、当該テーブル(200)が水平位置(例えば図4参照)を保持した状態で、スライド機構(220)により操作パネル(50)の下側にスライドする際(例えば図1参照)に、メダル投入口(130)、スタートスイッチ(150)、複数個(例えば3個)のストップスイッチ(160〜162)の通過を許容するためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0017】
第1に、スロットマシン(10)には、例えば図7〜9に示すように、次の構成を備える。
(1)上パネル(40)
(2)操作パネル(50)
操作パネル(50)は、上パネル(40)の下側に位置する。
(3)表示窓(100)
表示窓(100)は、上パネル(40)に設けられた透明なものである。
【0018】
(4)リール(111〜113)
リール(111〜113)は、複数個、例えば3個有り、表示窓(100)に臨むものである。
なお、リール(111〜113)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
(5)リールモータ(114〜116)
リールモータ(114〜116)は、複数個、例えば3個有り、各リール(111〜113)を個別に回転可能なものである。
【0019】
なお、リールモータ(114〜116)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
第2に、操作パネル(50)には、例えば図7〜9に示すように、次の構成を配置している。
(6)メダル投入口(130)
メダル投入口(130)は、メダルを投入するためのものである。
【0020】
(7)スタートスイッチ(150)
スタートスイッチ(150)は、メダル投入口(130)からのメダルの投入にもとづいて、リールモータ(114〜116)の駆動を開始し、複数個のリール(111〜113)を回転するためのものである。
(8)ストップスイッチ(160〜162)
ストップスイッチ(160〜162)は、複数個、例えば3個有り、各リールモータ(114〜116)の駆動を停止させることで、対応するリール(111〜113)の回転を個別に停止可能なものである。
【0021】
なお、ストップスイッチ(160〜162)の個数として、3個を例示したが、これに限定されず、2個或いは4個以上でも良い。
第3に、上パネル(40)の前面には、例えば図7〜9に示すように、次の構成を備える。
(9)テーブル(200)
テーブル(200)は、当該上パネル(40)に重なり合う透明のものである。
【0022】
(10)回転軸(201)
回転軸(201)は、テーブル(200)が上パネル(40)に平行な直立位置(例えば図7参照)と、直立位置から回転した水平位置(例えば図8参照)とに、当該テーブル(200)を上パネル(40)に対して回転可能に支持するものである。
第4に、操作パネル(50)には、例えば図7〜9に示すように、次の構成を備える。
【0023】
(11)起立部材(600)
起立部材(600)は、操作パネル(50)の前面から凹んだ収納凹部(52)内にはまり込んだ収納位置(例えば図7参照)において、操作パネル(50)の前面と平行な取付面(601)を有し、収納位置から軸(例えば支持軸602)を中心に下方から上方に回転し、収納凹部(52)から前方に突出した起立位置(例えば図8及び図9参照)において、取付面(601)が水平となるものである。
【0024】
(12)ロック手段(図示せず)
ロック手段(図示せず)は、起立部材(600)を収納位置(例えば図7参照)及び起立位置(例えば図8参照)にそれぞれロックするためのものである。
第5に、起立部材(600)の取付面(601)には、例えば図9に示すように、スタートスイッチ(150)及び複数個のストップスイッチ(160〜162)を取り付ける。
【0025】
第6に、テーブル(200)には、例えば図8及び図9に示すように、次の構成を備える。
(13)開口部(202)
開口部(202)は、当該テーブル(200)が水平位置(例えば図8参照)を保持した状態において、起立部材(600)を収納位置(例えば図7参照)から起立位置(例えば図8及び図9参照)に回転した際に、スタートスイッチ(150)、複数個(例えば3個)のストップスイッチ(160〜162)が臨むものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0026】
第1に、テーブル(200)には、例えば図10及び図11に示すように、一部に非透明部(204)を備える。
第2に、テーブル(200)の非透明部(204)に重なり合う上パネル(40)の前面には、例えば図11に示すように、遊技者が休憩中であることを表示するための表示部(700)を設けている。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができる。
【0028】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、テーブルを開いた後、下降させることで、メダル投入口、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等との干渉を防止できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果と同様に、上パネルに飲食用のテーブルを折り畳み可能に設け、当該テーブルを開いた使用状態においても、操作に支障なく遊技を継続することができる。
【0029】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、テーブルの開いた状態で、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等を上方に回転させることで、当該スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ等をテーブルの開口部を通して上方に露出させることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0030】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、テーブルを開いた使用状態において、他の遊技者にわかり易いように、休憩中であることを表示させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
(図面の説明)
図1〜6は、本発明の第1の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、テーブルを開き、且つ下降させた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図、図2はスロットマシンの概略正面図、図3は図1に対応し、テーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図、図4は図1に対応し、テーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図、図5はテーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの一部平面図、図6はスロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図をそれぞれ示すものである。
【0032】
図7〜9は、本発明の第2の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図7は、テーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図、図8は図7に対応し、テーブルを開き、且つ操作パネルの起立部材を起立位置とした状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図、図9は図8に対応し、テーブルを開き、且つ操作パネルの起立部材を起立位置とした状態を説明するためのスロットマシンの一部平面図をそれぞれ示すものである。
【0033】
図10及び図11は、本発明の第3の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図10は、テーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの一部正面図、図11はテーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの一部正面図をそれぞれ示すものである。
(スロットマシン10)
図1及び図2中、10は、スロットマシンを示すものである。
【0034】
スロットマシン10は、図1に示すように、前面が開放された中空な筐体20と、筐体20の前面一側に開閉可能に取り付けられた前面扉30とから構成される。
前面扉30の前面は、図2に示すように、次のパネル40〜60を備える。
なお、前面扉30の前面のパネル40〜60は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)上パネル40
上パネル40は、前面扉30の上半部に位置する。
【0035】
(2)操作パネル50
操作パネル50は、上パネル40の下側に位置する。
(3)下パネル60
下パネル60は、操作パネル50の下側に位置する。
(上パネル40)
上パネル40には、図2に示すように、透明な方形の表示窓100を設けている。
【0036】
表示窓100の内部には、リールユニット110を配置している。
リールユニット110は、表示窓100に臨む複数個、例えば3個のリール111〜113と、各リール111〜113を個々に回転可能な、複数個、例えば3個のリール111〜113と同数の3個のリールモータ114〜116(図6参照)とを備える。
なお、リール111〜113及びリールモータ114〜116の個数は、3個に限定されず、2個、或いは4個以上でも良い。
【0037】
各リール111〜113には、図示しないが、外周に複数種類の図柄が表示されている。また、表示窓100には、複数段、例えば上・中・下段の計3個の図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにしても良い。
表示窓100の上方の中央には、画像表示装置120を設けている。
上記画像表示装置120は、画像を表示可能なものであり、例えば液晶ユニットから構成されている。
【0038】
なお、画像表示装置120は、液晶ユニットに限定されず、ドット・マトリックス等から構成しても良い。
(操作パネル50)
操作パネル50には、図2の向かって右側に、メダル投入口130を設けている。
上記メダル投入口130は、遊技媒体の一例であるメダルを投入するためのものである。
【0039】
なお、遊技媒体として、メダルを例示したが、これに限定されず、弾球遊技機の遊技球でも良い。
メダル投入口130の図2の向かって左側には、複数個、例えばベットスイッチ140を設けている。
ベットスイッチ140は、スロットマシン10の内部にクレジット(貯留)されているクレジット数(貯留数)を限度に、最大投入枚数、例えば3枚のメダルをベットする(賭ける)ためのものである。
【0040】
なお、ベットスイッチ140の個数として、1個を例示したが、これに限定されず、複数個設けても良い。また、ベットスイッチ140による投入枚数として、最大投入枚数である3枚を例示したが、これに限定されず、1〜2枚としても良い。
ベットスイッチ140の下側には、スタートスイッチ150を設けている。
スタートスイッチ150は、リールユニット110の駆動を開始するためのものである。そして、スタートスイッチ150は、レバー状に形成され、レバーを傾けることで操作する。スタートスイッチ150を操作すると、リールユニット110の駆動が開始され、3個のリールモータ114〜116(図6参照)が回転する。
【0041】
スタートスイッチ150の向かって右隣には、複数個、例えば3個のリール111〜113と同数の3個のストップスイッチ160〜162を設けている。
3個のストップスイッチ160〜162は、リールユニット110の駆動を停止するためのものである。図3の向かって左側のストップスイッチ160を操作すると、左側のリール111の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ161を操作すると、中央のリール112の回転が停止する。右側のストップスイッチ162を操作すると、右側のリール113の回転が停止する。
【0042】
なお、ストップスイッチ160〜162は、3個に限定されず、リール111〜113やリールモータ114〜116の個数と等しければ良い。
(下パネル60)
下パネル60には、図示しないが、その正面に絵や文字等が表示されている。
下パネル60の下側には、図1及び図2に示すように、メダル貯留皿170を設けている。
【0043】
メダル貯留皿170には、後述する図6のホッパーユニット190から払い出されたメダルが貯留される。
メダル貯留皿170の斜め右上には、スピーカ180が配置されている。
スピーカ180は、遊技の進行に応じて音声を発生させるためのものである。
なお、スピーカ180の個数として、1個を例示したが、これに限定されず。2個以上としても良い。
(テーブル200)
上パネル40の前面には、図2〜4に示すように、テーブル200を開閉可能に取り付けている。
【0044】
テーブル200は、図2〜4に示すように、透明であり、上パネル40に重なり合うものである。
テーブル200には、図1及び図5に示すように、次の各部を備えている。
(1)回転軸201
回転軸201は、テーブル200が上パネル40に平行な直立位置(図3参照)と、直立位置から回転、例えば下側に回転した水平位置(図4参照)とに、当該テーブル200を上パネル40に対して回転可能に支持するものである。
【0045】
なお、本実施の形態では、直立位置のテーブル200を、下側に回転して開いたが、これに限定されず、テーブル200を上側に回転して開くような構造とすることも可能である。
(2)開口部202
開口部202は、当該テーブル200が水平位置(図4参照)を保持した状態で、スライド機構220により操作パネル50の下側にスライドする際(図1参照)に、メダル投入口130、スタートスイッチ150、3個のストップスイッチ160〜162の通過を許容するためのものである。
【0046】
具体的には、開口部202は、テーブル200の上下に貫通するとともに、左右に長い方形に形成されている。
(3)コップ置き203
コップ置き203は、図5に示すように、水平位置(図4参照)に開いたテーブル200の表面に設けられ、円形に凹んでいる。コップ置き203には、飲料水の缶やコップ等をはめ込んで載置できる。
【0047】
なお、テーブル200の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
一方、テーブル200と上パネル40との間には、前述した回転軸201を始め、図3及び図4に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(4)〜(5)については、後述する。
(4)アーム210
(5)スライド機構220
なお、テーブル200と上パネル40との間のパーツは、上記した(4)〜(5)に限定されない。
【0048】
さらに、テーブル200と操作パネル50との間には、図2に示すように、切欠部51を設けている。
切欠部51は、図2に示すように、操作パネル50の左右両側に設けられ、当該操作パネル50の表面から凹状に凹んできる。切欠部51は、テーブル200と操作パネル50との干渉を防止し、テーブル200の開閉と、その昇降を可能にするためのものである。
(アーム210)
アーム210は、左右一対有り、テーブル200と上パネル40との間に位置し、当該テーブル200を水平位置(図4参照)に支持するためのものである。
(スライド機構220)
スライド機構220は、回転軸201及びアーム210を上下方向にスライド可能に支持し、水平位置(図4参照)のテーブル200を、当該水平位置を保持した状態で操作パネル50の下側にスライドさせるためのものである(図1参照)。
【0049】
具体的には、前面扉30には、図3及び図4に示すように、テーブル200の昇降範囲に沿って、上下方向に延びるスライド溝221を設けている。
スライド溝221には、図3及び図4に示すように、テーブル200の回転軸201をはめ込んでいる。回転軸201は、図1に示すように、スライド溝221に沿って昇降することで、テーブル200の昇降を可能としている。
【0050】
一方、アーム210の一端部を、図3及び図4に示すように、テーブル200の後側端部に固定軸211を介して回転可能に支持する。また、アーム210の他端部には、長さ方向に沿って長い長穴を設け、当該長穴を通してスライド溝221にスライド軸212をはめ込んでいる。スライド軸212は、図1に示すように、スライド溝221に沿って昇降することで、水平状態を維持した状態でテーブル200の昇降を可能としている。
(遊技制御装置300)
つぎに、図6を用いて、遊技制御装置300について説明する。
【0051】
上記遊技制御装置300は、スロットマシン10の内部に設けられ、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技制御装置300は、図6に示すように、大別すると、次の2つの手段を備える。
なお、次の(1)〜(2)の手段の説明については、後述する。
【0052】
(1)メイン制御手段400
(2)サブ制御手段500
なお、遊技制御装置300の手段は、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メイン制御手段400)
つぎに、図6を用いて、メイン制御手段400について説明する。
【0053】
メイン制御手段400は、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、メイン制御手段400は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
【0054】
メイン制御手段400のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図6に示すように、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(6)の手段の説明については、後述する。
(1)遊技結果抽選手段410
(2)リール停止制御手段420
(3)通常遊技制御手段430
(4)特別遊技制御手段440
(5)利益付与手段450
(6)信号送信手段460
なお、メイン制御手段400の手段は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(メイン制御手段400の入力段)
つぎに、図6を用いて、メイン制御手段400の入力段について説明する。
【0055】
メイン制御手段400の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、メイン制御手段400の入力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)メダルセンサー131
メダルセンサー131は、メダル投入口130の内部に設けられ、メダル投入口130に投入されたメダルを検出するためのものである。
【0056】
(2)ベットスイッチ140
(3)スタートスイッチ150
(4)ストップスイッチ160〜162
(メイン制御手段400の出力段)
つぎに、図6を用いて、メイン制御手段400の出力段について説明する。
【0057】
メイン制御手段400の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、メイン制御手段400の出力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)リールモータ114〜116
(2)ホッパーユニット190
ホッパーユニット190は、スロットマシン10の内部に設けられている。
【0058】
ホッパーユニット190は、表示窓100に停止表示されたリール111〜113の図柄が、予め設定された図柄の組み合わせに一致する場合に、遊技者に所定枚数のメダルを払い出すためのものである。
(3)サブ制御手段500
(サブ制御手段500)
サブ制御手段500は、図6に示すように、メイン制御手段400に接続され、メイン制御手段400から一方向に送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
【0059】
具体的には、サブ制御手段500は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
なお、サブ制御手段500のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用いても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
【0060】
上記サブ制御手段500のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図6に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(3)の手段の説明については、後述する。
(1)信号受信手段510
(2)画像制御手段520
(3)効果音発生手段530
なお、サブ制御手段500の手段は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(サブ制御手段500の入力段)
つぎに、図6を用いて、サブ制御手段500の入力段について説明する。
【0061】
サブ制御手段500の入力段には、次のパーツが接続されている。
(1)メイン制御手段400
なお、サブ制御手段500の入力段に接続されるパーツは、上記した(1)に限定されない。
(サブ制御手段500の出力段)
つぎに、図6を用いて、サブ制御手段500の出力段について説明する。
【0062】
サブ制御手段500の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)画像表示装置120
(2)スピーカ180
なお、サブ制御手段500の出力段に接続されるパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(遊技結果抽選手段410)
遊技結果抽選手段410は、役の当否を抽選により決定するものである。
【0063】
まず、役の当否には、次の種類がある。
(1)役の当選
(2)ハズレ
役には、次の種類がある。
なお、次の(3)〜(5)の役の説明については、後述する。
【0064】
また、役は、役のうち1個だけ当選する場合のほか、複数の役が同時に2以上、当選する場合もあり、遊技結果抽選手段410はいわゆるグループ抽選が可能となっている。
(3)小役
(4)再遊技(RP)
(5)特別遊技(ボーナス)
なお、役の種類は、上記した(3)〜(5)に限定されない。
(小役)
小役は、図示しないが、例えば「ベル」や「スイカ」などの予め設定された小役図柄が、メダルをベットすることで有効となったライン(以下、「有効ライン」という。)上に1個や2個出現したり、或いは3個揃うことで入賞となり、所定枚数のメダルを払い出すための役である。
(再遊技(RP))
再遊技は、図示しないが、予め設定された再遊技図柄(「リプレイ図柄」ともいう。)が有効ライン上に3個揃うことを条件に、メダルをベットすること無しに次回の遊技を行えるという役である。
【0065】
なお、「RP」は、リプレイの略語であり、以下、「RP」ともいう。
(ボーナス)
ボーナスは、特別遊技の一例である。
特別遊技は、通常遊技より遊技者に有利な遊技である。
なお、特別遊技として、ボーナスを例示したが、これに限定されない。
(リール停止制御手段420)
リール停止制御手段420は、遊技結果抽選手段410による遊技結果、及びストップスイッチ160〜162の操作にもとづいて、当該ストップスイッチ160〜162に対応するリールモータ114〜116の停止制御を行うためのものである。
(通常遊技制御手段430)
通常遊技制御手段430は、通常遊技を行わせるためのものである。
(特別遊技制御手段440)
特別遊技制御手段440は、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技、例えば各種のボーナスを行わせるためのものである。
(利益付与手段450)
利益付与手段450は、小役等が入賞した場合に、予め設定された所定の枚数のメダルを払い出すためのものである。
【0066】
メダルの払い出しは、ホッパーユニット190を駆動させることにより、メダルを実際に払い出しても良いし、或いはクレジット数(貯留数)を増加させるようにしても良い。
(信号送信手段460)
信号送信手段460は、コマンドやデータを含む信号である遊技情報を、サブ制御手段500に送信するためのものである。
【0067】
遊技情報には、遊技結果抽選手段410により決定された役の当否、当選役の入賞の有無、遊技状態、各種スイッチ、リールユニット110、ホッパーユニット190等の動作状態等が含まれる。
なお、信号送信手段460は、信号をサブ制御手段500に一方向で送信しているが、これに限定されず、信号をメイン制御手段400とサブ制御手段500との間で相互に通信するようにしても良い。
(信号受信手段510)
信号受信手段510は、メイン制御手段400の信号送信手段460からサブ制御手段500に送信される遊技情報である信号を受信するためのものである。
(画像制御手段520)
画像制御手段520は、遊技の進行に応じて、各種の画像を画像表示装置120に表示させるためのものである。
(効果音発生手段530)
効果音発生手段530は、遊技の進行に応じて、各種の効果音をスピーカ180から出力させるためのものである。
(テーブル200の使用方法)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10に装着されたテーブル200の使用方法について説明する。
【0068】
まず、図3に示すように閉じたテーブル200を開くには、テーブル200を持って手前側に倒すことで、図4に示すように、テーブル200を開くことができる。
すなわち、テーブル200は、図4に示すように、回転軸201を中心に回転する。このとき、テーブル200と一体的にアーム210が引き出されて、テーブル200を水平位置に保持する。
【0069】
この状態で、テーブル200を使用することも可能である。
一方、テーブル200を下降させて使用する場合には、テーブル200を手で押し下げることで、図1に示すように、テーブル200を下降させることができる。
すなわち、テーブル200の回転軸201が、図1に示すように、スライド溝221を下降する。このとき、テーブル200の開口部202を、操作パネル50が通過し、テーブル200は、操作パネル50の下側に下降する。
【0070】
また、アーム210のスライド軸212も、テーブル200と一体的にスライド溝221を下降し、テーブル200の水平位置を維持した状態で下降する。
テーブル200の下降位置では、図1に示すように、操作パネル50がテーブル200の上側に位置することから、操作に支障が無い。
一方、使用後、テーブル200を収納するには、図4に示すように、テーブル200を持って上昇させた後、図3に示すように、テーブル200を下方から上方に向かって回転させることで、図3に示すように、上パネル40と平行に直立した直立位置に、テーブル200を折り畳んだ状態で収納できる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図7〜9を用いて、本発明の第2の実施の形態の一例について説明する。
【0071】
本実施の形態の特徴は、図7〜9に示すように、操作パネル50の一部を、テーブル200の開閉に合わせて、回転することができるようにした点である。
本実施の形態によれば、前述した図1〜6を用いて説明した第1の実施の形態のように、テーブル200を下降させることなく、図8に示すように、操作パネル50の一部を回転させることで、スタートスイッチ150や3個のストップスイッチ160〜162の操作を容易に行うことができる。
【0072】
すなわち、操作パネル50には、図7〜9に示すように、次のパーツを備える。
(1)起立部材600
(2)ロック手段(図示せず)
なお、操作パネル50のパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(起立部材600)
起立部材600は、操作パネル50の前面から凹んだ収納凹部52内にはまり込んだ収納位置(図7参照)において、操作パネル50の前面と平行な取付面601を有し、収納位置から支持軸602を中心に下方から上方に回転し、収納凹部52から前方に突出した起立位置(図8及び図9参照)において、取付面601が水平となるものである。
【0073】
具体的には、起立部材600は、図7及び図8に示すように、断面が三角形の三角柱形を無し、その一つの頂点を、支持軸602を介して操作パネル50に支持している。
また、収納凹部601は、図8に示すように、起立部材600の三角形の断面形状に合わせて、断面三角形形に凹ませている。
起立部材600の取付面601には、図9に示すように、スタートスイッチ150及び3個のストップスイッチ160〜162を取り付ける。
(ロック手段(図示せず))
ロック手段(図示せず)は、起立部材600を収納位置(図7参照)及び起立位置(図8参照)にそれぞれロックするためのものである。
【0074】
具体的には、図示しないが、支持軸602にロック手段を組み込んでいる。すなわち、互いにはまり合う凹凸の一方を、支持軸602の外周に設け、他方を軸受けに設け、収納位置及び起立位置の2つの位置で凹凸が互いにはまり合うことで、起立部材600を2つの位置でロックしている。
(テーブル200)
一方、テーブル200には、図9に示すように、次の各部を備えている。
【0075】
なお、テーブル200の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
テーブル200には、図3及び図4に示すように、次のパーツを備える。
(1)回転軸201
回転軸201は、テーブル200が上パネル40に平行な直立位置(図3参照)と、直立位置から回転した水平位置(図4参照)とに、当該テーブル200を上パネル40に対して回転可能に支持するものである。
【0076】
(2)開口部202
開口部202は、当該テーブル200が水平位置(図8参照)を保持した状態において、起立部材600を収納位置(図7参照)から起立位置(図8及び図9参照)に回転した際に、スタートスイッチ150、3個のストップスイッチ160〜162が臨むものである。
具体的には、開口部202は、テーブル200の上下に貫通するとともに、左右に長い方形に形成されている。
【0077】
(3)コップ置き203
コップ置き203は、図5に示すように、水平位置(図4参照)に開いたテーブル200の表面に設けられ、円形に凹んでいる。コップ置き203には、飲料水の缶やコップ等をはめ込んで載置できる。
なお、テーブル200の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
【0078】
また、テーブル200には、前述した図1、図3及び図4を用いて説明した第1の実施の形態のアーム210を取り付けても良い。
(テーブル200の使用方法)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10に装着されたテーブル200の使用方法について説明する。
【0079】
まず、図7に示すように閉じたテーブル200を開くには、テーブル200を持って手前側に倒すことで、図8に示すように、テーブル200を開くことができる。
すなわち、テーブル200は、図8に示すように、回転軸201を中心に回転する。
この状態で、テーブル200を使用することも可能である。
一方、レバー状に突出したスタートスイッチ150を持って、上方に回転させると、支持軸602に組み込まれたロック手段のロック状態が解除され、図8に示すように、起立部材600が支持軸602を中心に回転する。
【0080】
起立部材600が支持軸602を中心に回転し、収納位置(図7)から起立位置(図8)に90度、回転すると、支持軸602に組み込まれたロック手段が再度、ロックされ、起立部材600は起立位置に保持される。
このとき、起立部材600の取付面601が、図8及び図9に示すように、水平となり、スタートスイッチ150、3個のストップスイッチ160〜162の取付方向が90度回転し、テーブル200の上面の延長線上で、これらの操作が可能となる。
【0081】
一方、使用後、テーブル200を収納するには、テーブル200を下方から上方に向かって回転させることで、図7に示すように、上パネル40と平行に直立した直立位置に、テーブル200を折り畳んだ状態で収納できる。
その後、レバー状に突出したスタートスイッチ150を持って、下方に回転させると、支持軸602に組み込まれたロック手段のロック状態が解除され、図7に示すように、起立部材600が支持軸602を中心に回転する。
【0082】
起立部材600が支持軸602を中心に回転し、起立位置(図8)から収納位置(図7)に90度、回転すると、支持軸602に組み込まれたロック手段が再度、ロックされ、起立部材600が収納凹部601内に収納される。
このとき、起立部材600の取付面601が、図7に示すように、操作パネル50の前面と平行となり、スタートスイッチ150、3個のストップスイッチ160〜162の取付方向が元の状態に復帰する。
(第3の実施の形態)
つぎに、図10及び図11を用いて、本発明の第3の実施の形態の一例について説明する。
【0083】
本実施の形態の特徴は、図11に示すように、テーブル200を開放した際に、遊技者が休憩中であることを表示するための表示部700が露出して、他の遊技者にわかり易いように、休憩中であることを表示させることができるようにした点である。
すなわち、上パネル40には、図11に示すように、表示部700を設けている。表示部700は、表示窓100の上側に位置し、左右に長い長方形に形成されている。なお、表示部700の表示位置として、表示窓100の上側を例示したが、これに限定されず、表示窓100にかさなりあっていなければ良く、例えば表示窓100の横或いは下側でも良い。また、表示部700の形状として、長方形を例示したが、これに限定されず、例えば円形、三角形、星形、或いは幾何学的な形状でも良い。さらに、表示部700の個数として、1個を例示したが、これに限定されず、表示部700を複数個、設けても良い。
【0084】
表示部700には、遊技者が休憩中であることの表示、例えば「休憩中」の文字を表示している。なお、遊技者が休憩中であることの表示として、「休憩中」の文字を例示したが、これに限定されず、他の文字、或いは休憩中であること暗示させる絵や記号等を表示しても良い。
テーブル200には、図10及び図11に示すように、上パネル40の表示部700に重なり合う位置に、非透明部204を設け、当該非透明部204を除く部分を透明としている。
(テーブル200の使用方法)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10に装着されたテーブル200の使用方法について説明する。
【0085】
まず、図10に示すように閉じたテーブル200を開くと、図11に示すように、上パネル40の表示部700が露出され、「休憩中」の文字が読めるようになる。
これに対し、テーブル200を閉じると、図10に示すように、上パネル40の表示部700に、閉じたテーブル200の非透明部204が重なり合い、「休憩中」の文字が読めなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の第1の実施の形態の一例を示し、同図はテーブルを開き、且つ下降させた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図である。
【図2】スロットマシンの概略正面図である。
【図3】図1に対応し、テーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図である。
【図4】図1に対応し、テーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図である。
【図5】テーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの一部平面図である。
【図6】スロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の一例を示し、同図はテーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図である。
【図8】図7に対応し、テーブルを開き、且つ操作パネルの起立部材を起立位置とした状態を説明するためのスロットマシンの概略側面図である。
【図9】図8に対応し、テーブルを開き、且つ操作パネルの起立部材を起立位置とした状態を説明するためのスロットマシンの一部平面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の一例を示し、同図はテーブルを閉じた状態を説明するためのスロットマシンの一部正面図である。
【図11】テーブルを開いた状態を説明するためのスロットマシンの一部正面図である。
【符号の説明】
【0087】
(第1の実施の形態)
10 スロットマシン
20 筐体 30 前面扉
40 上パネル
50 操作パネル 51 切欠部
60 下パネル
100 表示窓
110 リールユニット
111〜113 リール 114〜116 リールモータ
120 画像表示装置
130 メダル投入口 131 メダルセンサー
140 ベットスイッチ
150 スタートスイッチ 160〜162 ストップスイッチ
170 メダル貯留皿 180 スピーカ
190 ホッパーユニット
200 テーブル
201 回転軸 202 開口部
203 コップ置き
210 アーム
211 固定軸 212 スライド軸
220 スライド機構 221 スライド溝
300 遊技制御装置
400 メイン制御手段 410 遊技結果抽選手段
420 リール停止制御手段 430 通常遊技制御手段
440 特別遊技制御手段 450 利益付与手段
460 信号送信手段
500 サブ制御手段
510 信号受信手段 520 画像制御手段
530 効果音発生手段
(第2の実施の形態)
52 収納凹部
600 起立部材
601 取付面 602 支持軸(軸)
(第3の実施の形態)
700 表示部
204 非透明部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
上パネルと、
前記上パネルの下側に位置する操作パネルと、
前記上パネルに設けられた透明な表示窓と、
前記表示窓に臨む複数個のリールと、
前記各リールを個別に回転可能な複数個のリールモータとを備え、
前記操作パネルには、
メダルを投入するためのメダル投入口と、
前記メダル投入口からのメダルの投入にもとづいて、前記リールモータの駆動を開始し、前記複数個のリールを回転するためのスタートスイッチと、
前記各リールモータの駆動を停止させることで、対応する前記リールの回転を個別に停止可能な複数個のストップスイッチとを配置しているスロットマシンにおいて、
前記上パネルの前面には、
当該上パネルに重なり合う透明のテーブルと、
前記テーブルが前記上パネルに平行な直立位置と、前記直立位置から回転した水平位置とに、当該テーブルを前記上パネルに対して回転可能に支持する回転軸と、
前記テーブルと前記上パネルとの間に位置し、当該テーブルを水平位置に支持するためのアームと、
前記回転軸及び前記アームを上下方向にスライド可能に支持し、前記水平位置の前記テーブルを、当該水平位置を保持した状態で前記操作パネルの下側にスライドさせるためのスライド機構とを備え、
前記テーブルには、
当該テーブルが水平位置を保持した状態で、前記スライド機構により前記操作パネルの下側にスライドする際に、前記メダル投入口、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチの通過を許容するための開口部を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】
上パネルと、
前記上パネルの下側に位置する操作パネルと、
前記上パネルに設けられた透明な表示窓と、
前記表示窓に臨む複数個のリールと、
前記各リールを個別に回転可能な複数個のリールモータとを備え、
前記操作パネルには、
メダルを投入するためのメダル投入口と、
前記メダル投入口からのメダルの投入にもとづいて、前記リールモータの駆動を開始し、前記複数個のリールを回転するためのスタートスイッチと、
前記各リールモータの駆動を停止させることで、対応する前記リールの回転を個別に停止可能な複数個のストップスイッチとを配置しているスロットマシンにおいて、
前記上パネルの前面には、
当該上パネルに重なり合う透明のテーブルと、
前記テーブルが前記上パネルに平行な直立位置と、前記直立位置から回転した水平位置とに、当該テーブルを前記上パネルに対して回転可能に支持する回転軸とを備え、
前記操作パネルには、
前記操作パネルの前面から凹んだ収納凹部内にはまり込んだ収納位置において、前記操作パネルの前面と平行な取付面を有し、
前記収納位置から軸を中心に下方から上方に回転し、前記収納凹部から前方に突出した起立位置において、前記取付面が水平となる起立部材と、
前記起立部材を前記収納位置及び前記起立位置にそれぞれロックするためのロック手段とを備え、
前記起立部材の前記取付面には、
前記スタートスイッチ及び前記複数個のストップスイッチを取り付け、
前記テーブルには、
当該テーブルが水平位置を保持した状態において、前記起立部材を前記収納位置から前記起立位置に回転した際に、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチが臨む開口部を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記テーブルには、
一部に非透明部を備え、
前記テーブルの非透明部に重なり合う前記上パネルの前面には、
遊技者が休憩中であることを表示するための表示部を設けていることを特徴とするスロットマシン。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−55982(P2009−55982A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−223883(P2007−223883)
【出願日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】