説明

センサ信号検知回路

【課題】誤検出の虞を少なくしたセンサ信号検出装置を提供する。
【解決手段】ローパスフィルタ21は、高周波のノイズ成分S2及び直流レベル変動成分S3を遮断し、直流オフセット分S0及び低周波の状態変動成分S1を通過させる。変換回路22は、信号R1=K(S0+S1)(Kは定数)を出力する。選択回路23は、トリガ信号TGに従い、信号R1(=K(S0+S1))、又は変換回路25から得られる信号R2のいずれか一方を基準信号Rとして選択する。比較回路24は、信号Sと基準信号Rとを比較し、S<Rとなったらトリガ信号TGを立ち上げ、S>Rとなったらトリガ信号TGを立ち下げる。変換回路25は、時刻t1でトリガ信号TGの立ち上がりを検知した場合、その時刻t1での基準信号Rのサンプリング値Rt1を比較回路24から取り込み、係数mを乗算した信号R2=m・Rt1を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、センサ信号検知回路に関し、より詳しくは、直流センサ信号から急激な直流レベル変動成分を検知するセンサ信号検知回路に係る。
【背景技術】
【0002】
従来より、被測定物の形状や寸法の測定を行う測定機として、ハイトゲージ、三次元測定機、輪郭測定機等が知られている。これらのうち接触式の測定機では、被測定物との接触を検出するタッチ信号プローブが用いられる。タッチ信号プローブの接触センサ機構には種々のものがあるが、そのひとつに、超音波タッチトリガプローブがある。これは、圧電素子を用いてスタイラスに振動を与え、その振幅や周波数の変化をモニタする方式である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この圧電素子を用いた接触センサ方式では、圧電素子は正帰還制御によって共振状態で励振されて、圧電素子の検出電極から得られる検出出力信号は正弦波状信号となる。この正弦波状信号は、接触子が被測定物に接触することにより振幅や周波数が変化する。従って例えば振幅情報によって接触を検出するには、得られた正弦波状信号から振幅情報のみを検波抽出した直流センサ信号を得て、この直流センサ信号の接触による急激な直流レベル変動点でタッチトリガ信号を生成する振幅変化検知回路が用いられる。具体的には例えば、直流センサ信号Sを一定の基準電位VREFと比較して、タッチトリガ信号を生成している。
【0004】
しかしながら、一定の基準電位VREFを利用した場合、誤検出が問題となる。すなわち、直流センサ信号Sは、多くの場合、直流オフセット分にうねり等によるゆっくりした振幅変化を示す低周波の状態変動成分と高周波のノイズ成分が重畳されている。従って、基準電位VREFの設定によっては、センサ信号Sの急激な直流レベル変化点で生成されるタッチトリガ信号と別に、低周波の状態変動成分と高周波ノイズとが重なり、これらが大きな検出誤差の原因となってしまう。
【0005】
この問題の解決のため、上述の直流センサ信号と低周波の状態変動成分をローパスフィルタを用いて抽出し、この低周波の状態変動成分を含む直流センサ信号を振幅変換した信号を基準信号として用いる技術も、特許文献2により提案されている。
【0006】
しかしながら、特許文献2の技術では、例えばタッチ信号プローブが被測定物に接触されたままの状態が継続された場合などにおいて、プローブが被測定物に接触され続けているにも拘わらず、プローブが被測定物から離れたと誤検出する虞があった。
【特許文献1】特開平6−221806号公報
【特許文献2】特開平10−111143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、この問題に鑑みてなされたものであり、誤検出の虞を少なくしたセンサ信号検出装置を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るセンサ信号検知回路は、検出すべき物理量の変化に基づく直流レベル変動成分に低周波の状態変動成分と高周波のノイズ成分とが重畳された直流センサ信号の変化を検出するセンサ信号検知回路において、基準信号及び前記直流センサ信号をサンプリングしてそれぞれ第1サンプリング信号及び第2サンプリング信号を得て、この第1サンプリング信号及び第2サンプリング信号を比較して比較信号を出力する比較部と、前記直流センサ信号を入力して前記高周波のノイズ成分と前記直流レベル変動成分を遮断して前記低周波の状態変動成分を通過させるローパスフィルタと、このローパスフィルタの出力信号の振幅を一定比率で振幅変換して第1基準信号を生成する第1基準信号生成部と、前記比較信号が出力された場合において、前記第1又は第2サンプリング信号に基づき第2基準信号を生成する第2基準信号生成部と、前記第1基準信号又は前記第2基準信号のいずれか一方を前記基準信号として選択して前記比較部回路に入力させる選択部と備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、誤検出の虞を少なくしたセンサ信号検出装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、この発明を適用された接触センサの構成例を示す。スタイラス1は、先端に球状の接触子3を有している。また、スタイラス1の後端にはスタイラス1の姿勢を維持するためのバランサ4が設けられている。また、スタイラス1はスタイラスホルダ2により軸方向の略中央部を保持されている。
【0012】
スタイラス1の略中央部にはスタイラス1に振動を与える圧電素子5が取り付けられている。圧電素子5は、スタイラス1に振動を与えるための加振電極6aと、接触子3の接触を検知するための検出電極6bを備えている。この加振電極6aには、駆動回路9から駆動信号が与えられる。
【0013】
検出電極6bにおいて得られる機械−電気変換出力信号は、検知回路7により検知される。検知回路7の出力信号は駆動回路9に正帰還され、この帰還制御により圧電素子5は所定の共振周波数で励振されるようになっている。
【0014】
検知回路7から出力される検出出力信号は、接触子3が被測定物に接触することにより振幅が減少する正弦波状信号である。振幅抽出回路8は、この検知回路7の検出出力信号を検波して直流センサ信号Sを出力する。振幅抽出回路8は具体的には例えば、全波整流回路とローパスフィルタによって構成される。
【0015】
接触検知回路10は、この直流センサ信号Sから、接触子3の接触によって急減に減少する直流レベル変動成分S3の変化を検出して、トリガ信号TG(比較信号)を生成する。
【0016】
次に、この接触検知回路10の構成の詳細を図2を参照して説明する。接触検知回路10は、図2に示すように、直流センサ信号Sを入力するローパスフィルタ21と、このローパスフィルタ21の出力信号に一定係数Kを乗算してレベルを変換する変換回路22(第1基準信号生成部)とを備えている。
【0017】
ローパスフィルタ21に入力される直流センサ信号Sは、直流オフセット分S0と、低周波の状態変動成分S1(温度変化や経時変化による変動分)と、高周波のノイズ成分S2と、接触子3の接触により検出される信号成分である直流レベル変動成分S3を含んでいる(S=S0+S1+S2+S3)。
【0018】
ローパスフィルタ21は、この直流センサ信号Sの各成分のうち、高周波のノイズ成分S2及び直流レベル変動成分S3を遮断し、直流オフセット分S0及び低周波の状態変動成分S1のみ(S0+S1)を通過させる。変換回路22は、この出力信号(S0+S1)に係数K(1より小さい正の値)を乗算した信号R1=K(S0+S1)(第1基準信号)を出力する。この信号R1は、後述する基準信号Rとして選択的に用いられる。
【0019】
なお、このKの値は、高周波のノイズ成分S2の振幅の大きさを考慮して決定される。すなわちΔS=(1−K)(S0+S1)の大きさを、高周波のノイズ成分S2の最大振幅|S2|よりも大きくすることにより、高周波のノイズ成分S2に影響されることなく、高精度の接触検出が可能となる。ただし、係数Kを余り小さく設定すると、タッチトリガ信号TGの発生時刻が、実際の接触子3の接触時刻と異なってきてしまうので、係数Kは、高周波のノイズ成分S2の影響を受けない範囲において可能な限り大きい値とするのが望ましい。
【0020】
また、接触検知回路10は、選択回路23、比較回路24、及び変換回路25を備えている。
【0021】
選択回路23(選択部)は、トリガ信号TGに従い、変換回路22から得られる信号R1(=K(S0+S1))、又は後述する変換回路25から得られる信号R2のいずれか一方を基準信号Rとして選択する。具体的には、トリガ信号TGが立ち上がっている間は、信号R2を基準信号Rとして選択し、トリガ信号TGが立ち下がっている間は信号R1を基準信号Rとして選択する。信号R2は、後述するように固定の値である。
【0022】
比較回路24(比較部)は、直流センサ信号Sと基準信号Rとを所定のタイミングでそれぞれサンプリングして、第1サンプリング信号Ssamp、第2サンプリング信号Rsampを取得した後、このサンプリング信号を比較し、Ssamp<Rsampとなった場合においてトリガ信号TGを立ち上げ、逆にSsamp≧Rsampとなった場合においてトリガ信号TGを立ち下げる機能を有している。
【0023】
変換回路25(第2基準信号生成部)は、ある時刻t1においてトリガ信号TGの立ち上がりを検知した場合、その時刻t1におけるサンプリング信号Ssamp又はRsampのサンプリング値Rt1を比較回路24から取り込んで、これに係数mを乗算した信号R2=m・Rt1(第2基準信号)を出力する。この信号R2は、選択的に基準信号Rとして用いられる。ここで、係数mは1よりも大きい定数であり、高周波のノイズ成分S2の振幅の大きさを考慮して決定される。すなわち、信号R2は固定値(一定値)である。
【0024】
この実施の形態における接触検知回路10の動作を図3を参照しながら説明する。ここでは、初期状態においてスタイラス1の接触子3は被測定物(図示せず)から離れており(非接触状態)、その後接触子3が被測定物に接触し、その接触状態がしばらく維持された後、再び接触子3が被測定物から離れる(非接触状態に移行する)場合を例にとって説明する。
【0025】
この場合において、直流センサ信号Sがローパスフィルタ21に入力されると、高周波のノイズ成分S2及び過渡的な直流レベル変動成分S3が遮断され、直流オフセット分S0と低周波の状態変動成分S1のみの信号(S0+S1)がローパスフィルタ21から出力される。変換回路22は、この出力信号(S0+S1)に係数Kを乗算し、信号R1=K(S0+S1)を出力する。
【0026】
選択回路23は、トリガ信号TGが立ち下がっている間は、この信号R1を基準信号Rとして選択する。この基準信号R(=K(S0+S1))が比較回路24において直流センサ信号S(上述のように、いずれもサンプリング値)と比較される。時刻t1においてS<Rとなったことが検知された場合、比較回路24はトリガ信号TGを立ち上げる。
【0027】
変換回路25は、このトリガ信号TGの立ち上がりを検知した場合に、比較回路24に対し、その時刻t1におけるサンプリング値Rt1を送信するよう要求する。比較回路24は、この要求を受けて、自信が有するラッチ回路(図示せず)からそのサンプリング値Rt1を読み出して変換回路25に向けて出力する。変換回路25は、このサンプリング値Rt1に係数mを乗算して、信号R2=m・Rt1を生成する。
【0028】
選択回路23は、トリガ信号TGが立ち上がった時刻t1において、信号R1の代わりに信号R2を基準信号Rとして選択する。すなわち、基準信号Rが、時刻t1を境にして、直流センサ信号S由来の変動値から、固定値に切り替わる。なお、基準信号Rを信号R1からR2に切り換えるタイミングは、時刻t1ではなく、時刻t1の後所定のタイムラグの後であってもよい。
【0029】
その後暫くの間接触子3が被測定物に接触された状態が継続された後、時刻t2において接触子3が被測定物から離れると、R<Sとなったことが比較回路24により検知され、トリガ信号TGが立ち下がる。選択回路23は、トリガ信号TGが立ち下がった時刻t2において、信号R2の代わりに信号R1を基準信号Rとして再度選択する。すなわち、基準信号Rが、時刻t2を境にして、固定値から、直流センサ信号S由来の変動値に切り替わる。なお、基準信号Rを信号R2からR1に切り換えるタイミングは、時刻t2ではなく、時刻t2の後所定のタイムラグの後であってもよい。 このように、本実施の形態では、トリガ信号TGの立ち上がり期間(接触子3が接触中のとき)は、基準信号Rとして上述の固定値である信号R2を用い、トリガ信号TGの立ち下がり期間(接触子3が非接触のとき)は、基準信号Rとして、直流センサ信号S由来の変動成分R1を用いる。このように基準信号Rを切り替えることにより、固定値に基準信号Rを固定した場合、及び変動成分R1を基準信号Rとして使用し続ける場合に比べ、接触子3の接触・非接触を正確に判定することが可能になる。上記の図3に示した例では、接触子3が被測定物に非接触の状態から接触状態に移行した後、暫くの間接触状態が継続され、その後再び非接触状態に戻る場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、接触子3が接触状態から非接触状態に戻らず、接触状態が長期間維持されるような場合においても、本発明は適用可能である。
【0030】
比較のため、基準信号Rを終始固定値VREFに固定した場合の問題点を説明する。
【0031】
直流センサ信号Sは、上述のように、低周波の状態変動成分S1と、高周波のノイズ成分S2とを含んでいる。このため、図4に示すように、基準信号Rを固定値VREFとし、この値VREFが大きすぎた場合には、低周波の状態変動成分S1と高周波のノイズ成分S2とが重畳された最悪の状態において、信号Sが基準信号Rを下回ることが生じ得る(図4参照)。この場合、接触子3が被測定物に接触していないにも拘わらず接触したと誤検出されてしまう。
【0032】
一方、基準信号Rとして、直流センサ信号S由来の変動成分R1=K(S0+S1)を固定的に用いた場合、少なくとも状態変動成分S1の影響は受けないことになるので、図4のような誤検出は生じない。しかし、この場合には、図5に示すように、接触が検知された時刻t1以降、接触子3が暫くの間被測定物に接触された状態が継続される場合において、変動成分R1が時刻t3において直流センサ信号Sより小さくなることが起こり得る。この場合、接触子3が被測定物に接触され続けているにも拘わらず、トリガ信号TGが立ち下がり誤検出が生じてしまう。
【0033】
この点、本実施の形態では、接触子3が非接触の状態では変動成分R1に基づいて基準信号Rを生成するので図4のような問題はなく、一方接触子3が接触状態にある場合には一定値の基準信号Rを用いるので、図5の問題も生じない。従って、本実施の形態によれば、接触子3が暫くの間被測定物に接触された状態が継続されるような場合であっても、誤検出をすることなく正確な検出を行うことができる。
【0034】
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、上記実施の形態において、各種回路21〜25は、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)によりソフトウエア的に実現してもよい。
【0035】
また、上記の実施の形態では、超音波タッチトリガプローブを用いた接触センサにおいて、直流センサ信号の振幅を抽出して接触検知を行う例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、直流センサ信号の周波数や位相を検出して、この周波数・位相の変化に基づいて接触を検知するものにも本発明を適用することが可能である。要は、センサ信号中に、低周波の状態変動成分が含まれるセンサであれば、本発明を適用することが可能である。
【0036】
また、上記の例では接触センサを例として説明したが、本発明はこれに限らず、例えば圧力センサ、加速度センサ等にも適用することが可能である。
【0037】
また、上記の実施の形態では、接触が検知された場合に、信号成分S3の振幅が減少する場合を説明したが、これとは逆に、接触が検知された場合に信号成分S3の振幅等が増加する場合(図6参照)にも、本発明を適用することができる。ただし、この場合には、上記の実施の形態とは逆に、Kは1より大きい数とする一方、mは1より小さい数とする。
【0038】
また、上記の実施の形態では、変換回路25においてサンプリング値Rt1に係数mを乗算して信号R2=m・Rt1を生成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、加算(R2=Rt1+n)、又は乗算及び加算(R2=m・Rt1+n)によって信号R2を生成してもよい。要するに、図3の場合には、信号R2がサンプリング値Rt1よりも大きい値となればよく、図6の場合には逆に信号R2がサンプリング値Rt1よりも小さい値となるようにすればよく、具体的な式には限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明を適用された実施の形態に係る接触センサの構成例を示す。
【図2】図1に示す接触検知回路10の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の動作を示すグラフである。
【図4】本発明の効果を説明するための比較例の動作を説明するグラフである。
【図5】本発明の効果を説明するための比較例の動作を説明するグラフである。
【図6】本発明の変形例を説明するグラフである。
【符号の説明】
【0040】
1…スタイラス、2…ホルダ、3…接触子、4…バランサ、5…圧電素子、7…検知回路、8…振幅抽出回路、9…駆動回路、10…接触検知回路、21…ローパスフィルタ、22、25…変換回路、23・・・選択回路、24…比較回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検出すべき物理量の変化に基づく直流レベル変動成分に低周波の状態変動成分と高周波のノイズ成分とが重畳された直流センサ信号の変化を検出するセンサ信号検知回路において、
基準信号及び前記直流センサ信号をサンプリングしてそれぞれ第1サンプリング信号及び第2サンプリング信号を得て、この第1サンプリング信号及び第2サンプリング信号を比較して比較信号を出力する比較部と、
前記直流センサ信号を入力して前記高周波のノイズ成分と前記直流レベル変動成分を遮断して前記低周波の状態変動成分を通過させるローパスフィルタと、
このローパスフィルタの出力信号の振幅を一定比率で振幅変換して第1基準信号を生成する第1基準信号生成部と、
前記比較信号が出力された場合において、その比較信号が出力された時点での前記第1又は第2サンプリング信号に基づき一定値を有する第2基準信号を生成する第2基準信号生成部と、
前記第1基準信号又は前記第2基準信号のいずれか一方を前記基準信号として選択して前記比較部に入力させる選択部と
を備えたことを特徴とするセンサ信号検知回路。
【請求項2】
前記選択部は、前記基準信号として前記第1基準信号が選択されている場合において新たな前記第2基準信号が生成された場合において、前記第1基準信号に代えてこの新たな前記第2基準信号を選択し、
この新たな前記第2基準信号と前記直流センサ信号との前記比較部における比較により新たに前記比較信号が出力された場合には、再度前記第1基準信号を前記基準信号として選択する
ことを特徴とする請求項1記載のセンサ信号検知回路。
【請求項3】
前記第2基準信号は、前記比較信号が出力された時点での前記第1サンプリング信号に所定の係数を乗算及び/又は加算して得られる一定値である請求項1に記載のセンサ信号検知回路。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−276238(P2009−276238A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−128623(P2008−128623)
【出願日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(000137694)株式会社ミツトヨ (979)
【Fターム(参考)】